JP3356951B2

JP3356951B2 - 藺草収穫機

Info

Publication number: JP3356951B2
Application number: JP00423197A
Authority: JP
Inventors: 隆行大野; 淳藤本; 雪員山岸; 竜也木村
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1997-01-14
Filing date: 1997-01-14
Publication date: 2002-12-16
Anticipated expiration: 2017-01-14
Also published as: JPH10191757A

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、藺草収穫機に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の藺草収穫機にあっては、
例えば特開平６‐２９６４１７号公報に開示されている
もののように、搬送藺草群の株端側に突出されたくず藺
を一対のすぐりローラですぐり出した後長稈のまま圃場
に排出していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従って、従来において
は、圃場に放出されたくず藺は長稈のままであるため、
後に圃場に鋤込む際のロータリ作業において、鋤込みに
くいとともに、ロータリ軸に長稈のくず藺が絡みついた
りする等の不具合の発生する虞れがあった。

【０００４】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、圃場に放出するくず藺を後処理し易くすると
ともに、そのようにするためのくず藺細断装置における
メンテナンス作業を行い易くできる藺草収穫機の提供を
目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

（構成）本発明の請求項１にかかる藺草収穫機は、搬
送藺草群の株端側に突出されたくず藺を、回転駆動され
る一対のすぐりローラで挾持して引き抜き搬出するよう
に構成し、前記すぐりローラのくず藺搬出側に、搬出さ
れたくず藺を搬送終端から順次切断していくくず藺細断
装置を配備し、前記くず藺細断装置を、前記搬出された
くず藺を切断位置で受け止める固定刃体と、前記すぐり
ローラの回転軸芯とほぼ平行な軸芯周りで回転駆動され
て、前記固定刃体との協働で切断する回転刃体とで構成
し、前記一対のすぐりローラのうち一方を他方に対して
遠近方向で揺動変位自在に支持する揺動支持具を前記回
転刃体の回転軸芯と平行な揺動軸芯周りで揺動自在に設
けるとともに、該揺動支持具に前記固定刃体を固定し、
かつ、前記一方のすぐりローラが他方のすぐりローラか
ら離間移動するにつれて前記固定刃体の刃先が前記回転
刃体の回転軸芯から遠ざかるよう前記揺動支持具の揺動
軸芯を設定してあることを特徴構成とする。

【０００６】（作用）本発明の請求項１にかかる構成
によれば、一対のすぐりローラによってくず藺を引き抜
き搬出するとともに、この搬出されたくず藺をその搬送
終端から順次切断していくように固定刃体と可動刃体と
を設けている。そして、切断くず藺は圃場に放出され
る。また、一対のすぐりローラのうち一方を他方に対し
て遠近方向で揺動変位自在に支持する揺動支持具を回転
刃体の回転軸芯と平行な揺動軸芯周りで揺動自在に設け
るとともに、該揺動支持具に固定刃体を固定し、かつ、
一方のすぐりローラが他方のすぐりローラから離間移動
するにつれて固定刃体の刃先が回転刃体の回転軸芯から
遠ざかるよう揺動支持具の揺動軸芯を設定してあるか
ら、メンテナンス作業する場合に、一方のすぐりローラ
を他方から離間させるために揺動支持具を揺動軸芯周り
で揺動させると、固定刃体は一緒に回動してその固定刃
体の刃先は回転刃体の回転軸芯、すなわち回転刃体の回
転軌跡より離間するため、固定刃体の刃先と回転刃体と
が干渉しないようにできる。

【０００７】（効果）従って、本発明の請求項１にか
かる構成によれば、固定刃体と回転刃体との協働により
くず藺を細断して、その細断された切断くず藺は圃場に
放出されることになるので、長茎状態のままくず藺を圃
場に放出することによる不具合を解消できるとともに、
メンテナンス等を行うために一方側のすぐりローラを他
方側のすぐりローラより離間させると、それに連れて、
固定刃体もその刃先が回転刃体の回転軌跡より離間する
ように移動することになり、メンテナンス時に固定刃体
と回転刃体とが干渉する虞れもなく、切断作用箇所の開
放も図れ、固定刃体等の干渉による破損を回避できると
ともにメンテナンスも固定刃体が邪魔することを回避す
る状態で行い易くなる。

【０００８】（構成）本発明の請求項２にかかる藺草
収穫機は、請求項１記載のものにおいて、前記揺動支持
具の揺動軸芯を、前記一方のすぐりローラの回転軸芯位
置と固定刃体の切断作用位置との間の中間に位置設定し
てあることを特徴構成とする。

【０００９】（作用）本発明の請求項２にかかる構成
によれば、揺動支持具の揺動軸芯を、一方のすぐりロー
ラの回転軸芯位置と固定刃体の切断作用位置との間の中
間に位置設定してあるから、その揺動支持具の固定刃体
取付箇所と一方のすぐりローラの支持箇所との間隔を短
いものにしながらも、固定刃体と回転刃体との干渉を回
避できるものとなっている。

【００１０】（効果）従って、本発明の請求項２にか
かる構成によれば、揺動支持具の小型化が図れるととも
に、ひいては、くず藺細断装置全体としてのコンパクト
化も図れる利点がある。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の藺草収穫機の実施
の形態を図面に基づいて説明する。図１乃至図３に示す
ように、藺草収穫機は、植立する藺草を駆動式の分草体
１によって振動与えて絡みをほぐしながら刈取対象藺草
と非刈取対象藺草とに分草したり、刈取対象藺草を２列
の引起し経路の一方と他方とに分草し、分草体１からの
刈取対象藺草を引起し装置２で引起し、引起し装置２か
らの刈取対象藺草の茎先側を無端回動ベルト３によって
挾持しながら株元側をバリカン型の刈取装置４によって
刈り取るように構成した刈取部Ａ、刈取藺草を収穫対象
藺草と屑藺草（以下くず藺と称する）とに選別する選別
装置５、この選別装置５からのくず藺に作用するくず藺
細断装置６、前記選別装置５からの収穫対象藺草を設定
量づつ結束する結束装置Ｂ、前記無端回動ベルト３等に
よって刈取部Ａから刈取藺草を選別装置５に供給すると
ともに選別装置５からの収穫対象藺草を結束装置Ｂに供
給する搬送部７を備えた作業装置を、クローラ走行装置
８，８、運転部用の日除け９、エンジンＥ等を有した自
走機体の前部に、リフトシリンダＣ１によって機体横方
向の軸芯Ｐ周りで揺動昇降操作するように連結するとと
もに、前記エンジンＥの回転出力を作業装置に伝達する
ように構成している。前記自走機体の運転部の横側に、
結束装置Ｂからの藺草束を貯留する荷台をダンプシリン
ダＣ２によってダンプ操作できるように設け、もって、
乗用型の藺草収穫機を構成している。

【００１２】前記搬送部７は、引起し装置２の後側に位
置する前記無端回動ベルト３、この無端回動ベルト３の
下方で引起し装置２の後側に位置する上下一対の横送り
無端回動ベルト１１，１１、これら横送り無端回動ベル
ト１１，１１の間に位置するブロワ１２、このブロワ１
２の横側方に位置する藺草受け台１３に機体横方向に並
べて備えてある後送り無端回動ベルト１４，１５のそれ
ぞれによって構成してある。無端回動ベルト３は刈取装
置４からの刈取藺草の茎先側を挾持して機体後方に搬送
する。無端回動ベルト３が茎先がわを挾持している刈取
藺草の株元側を一対の横送り無端回動ベルト１１，１１
がこれらの係止搬送爪によって藺草受け台１３の方に横
送りする。この株元側がブロワ１２の送風口１２ａの横
側に至ると、この送風口１２ａからの風が株元側を吹き
上げて、藺草受け台１３に位置する前記後送り無端回動
ベルト１４，１５のうちのブロワ１２に近い側に位置す
る後送り無端回動ベルト１４の係止搬送爪に係止させ
る。すると、この後送り無端回動ベルト１４が刈取藺草
の株元側を藺草受け台１３の上面に持ち上げて載せると
ともに、藺草受け台１３の前端側の上方に位置する選別
装置５のすぐり無端回動ベルト１６と、藺草受け台１３
の上面との間に送り込む。この時、刈取藺草の無端回動
ベルト３と後送り無端回動ベルト１４との間に位置する
茎部分に搬送ガイド１７が受け止め作用し、刈取藺草の
搬送ガイド１７よりも茎先側が機体上下向きの姿勢にな
り、搬送ガイド１７よりも株元側が藺草受け台１３に載
った横倒れ姿勢になるため、刈取藺草は全体としては搬
送ガイド１７に当接する箇所で湾曲した屈曲姿勢にな
る。この屈曲姿勢で茎先側を無端回動ベルト３がさらに
後方に挾持搬送し、株元側を後送り無端回動ベルト１４
が藺草受け台１３の上面に沿わせてさらに後方に係止搬
送する。前後一対のすぐり無端回動ベルト１６，１６を
通過した後は、株元側が前記後送り無端回動ベルト１５
の搬送始端部に入り、無端回動ベルト３，１４，１５が
刈取藺草を屈曲姿勢でさらに機体後方に搬送する。この
後、茎先側が無端回動ベルト３から外れ、刈取藺草は全
長にわたって機体横方向に沿う横倒れ姿勢になり、この
横倒れ姿勢となった刈取藺草の株元側を後送り無端回動
ベルト１５がさらに機体後方に搬送して結束装置Ｂに送
り込む。これにより、搬送部７は刈取装置４からの刈取
藺草の全てを選別装置５に供給するとともに、選別装置
５によって選別対象藺草を結束装置Ｂに供給する。

【００１３】選別装置５は、藺草受け台１３の前端部の
上方に機体前後方向に並べて設けた前記一対のすぐり無
端回動ベルト１６，１６、これらすぐり無端回動ベルト
１６，１６の一端側の機体後方側に設けた上下一対のす
ぐりローラ１８，１９によって構成している。一対の無
端回動ベルト１６，１６の一端側を巻回している輪体２
０が前記結束装置Ｂからの伝動によって機体前後方向の
軸芯周りで駆動されることにより、一対のすぐり無端回
動ベルト１６，１６のいずれもが輪体２０によって駆動
され、いずれものすぐり無端回動ベルト１６，１６が有
するすぐり爪１６ａが藺草受け台１３に対して図３に示
す矢印Ｆ方向に移動し、前記搬送部７からの刈取藺草群
の株元側に対して摩擦によって機体横外側に引き出し作
用する。すぐり無端回動ベルト１６と藺草受け台１３と
の間に供給された刈取藺草のうちの茎先側が無端回動ベ
ルト３によって挾持されている藺草は、すぐり爪１６ａ
が引出し作用しても引き出されることはないが、茎先側
が無端回動ベルト３，３によって挾持されていない藺草
は、すぐり爪１６ａが引出し作用すると搬送藺草群から
株元側に抜け出てしまう。搬送藺草群から抜け出た刈取
藺草は他の刈取藺草とともにすぐり無端回動ベルト１６
の後方側に移動するに伴ってその株元側が前記一対のす
ぐりローラ１８，１９のうちの上側のすぐりローラ１
８，１９の間に入り込む。一対のすぐりローラ１８，１
９のうちの上側のすぐりローラ１８は前記すぐりベルト
駆動用の輪体２０の後方側に同芯状に一体回転可能に連
結していて輪体２０と共に回転駆動されるように構成し
ている。そして、下方側のすぐりローラ１９は上方側の
すぐりローラに接触してこの上方側のすぐりローラ１８
からの摩擦伝動によって回動駆動されるように構成して
あることにより、一対のすぐりローラ１８，１９はすぐ
り無端回動ベルト１６から株元側を送り込まれた刈取藺
草を前記搬送藺草群からさらに株元側に抜き出してすぐ
りローラ１８，１９の横外側に放出する。これにより、
選別装置７は、刈取装置４からの刈取藺草を茎先側が無
端回動ベルト３によって挾持されているものと、挾持さ
れていないものとに選別し、無端回動ベルト３によって
挾持されている刈取藺草を茎長さがすぐり無端回動ベル
ト１６から無端回動ベルト３までの距離等によって決ま
る設定長さより長い収穫対象藺草として前記後送り無端
回動ベルト１５に送り込んでいき、無端回動ベルト３に
よって挾持されていない刈取藺草を茎長さが設定長さ以
下の短いくず藺として刈取装置４によって刈り取られた
長茎状態のままですぐりローラ１８，１９の機体横外側
に位置する放出経路Ｒに放出するようにしている。

【００１４】次に、くず藺細断装置６について説明す
る。図４乃至図１０に示すように、くず藺細断装置６
は、前記輪体２０及びすぐりローラ１８のための支軸２
１に取付アーム２２等を介して取り付けた板金製のカッ
ターフレーム２３と、このカッターフレーム２３の内側
に配置するとともに結束装置Ｂの伝動ケースに一体に連
結した筒体２４に遊転自在に外嵌した支持アーム２５の
遊端側に回動自在に前記カッターフレーム２３の後側壁
２３ａと共に支持した回転支軸２６を介して前後向きの
回転軸芯Ｘ１周りで回転自在に取り付けた細断用の回転
刃体２７と、前記カッターフレーム２３によって覆われ
るようにカッターフレーム２３の内側に配置するととも
に前記回転刃体２７の外周囲の近く及び前記下側のすぐ
りローラ１９の外周面の近くで、このすぐりローラ１９
を支持する揺動支持アーム２８に固定した固定刃台２９
を介して設けた細断用の受刃としての固定刃体３０とに
よって構成している。

【００１５】前記カッターフレーム２３の後側壁２３ａ
と、この後側壁２３ａに付設したクラッチカバー３１
（図４乃至図９では省略している）との間に、前記回転
支軸２６の端部に一体回動可能に取り付けた回転刃体駆
動用プーリ３２を設けている。この回転刃体駆動プーリ
３２と前記すぐりローラ１８の端部に形成したベルトプ
ーリ部１８ａとにわたって伝動ベルト３３を取り付けて
いる。そして、図４及び図５に示すように、カッターフ
レーム２３の後側壁２３ａに溶接により一体連結した角
パイプ部材製の固定用アーム部材３４を後方に延出して
いるとともに、その固定用アーム部材３４を平面視で自
走機体の機体固定部３５寄りに９０度屈曲する状態に加
工しており、この固定用アーム部材３４の先端部に、バ
ックル部材３６を設けている。機体固定部３５には、固
定用アーム部材３４の先端部が外嵌される突起Ｔを設け
ているとともに、この突起Ｔに固定用アーム部材３４の
先端部を外嵌した状態で、機体固定部３５に設けてある
係合用フック３７に、前記バックル部材３６のリング３
６ａを係合して、返し金具３６ｂを引き返し姿勢にする
ことで、リング３６ａが前記係合フック３７を引っ張る
状態での係止がなされて、固定用アーム部材３４ひいて
はカッターフレーム２３を固定保持することになる。

【００１６】前記固定刃台２９は、図７に示すように正
面視Ｌ字状をなす板金部材であって、前側に設けられる
前側揺動支持板２８に片持ち支持する状態で連結してお
り、搬送藺草群の搬送方向下手側となる固定刃台２９の
後方側の先端は他の部材に連結されることなく設けられ
ている。そして、この固定刃台２９における水平面部分
に平面視長方形を成す固定刃体３０を連結固定してい
る。そして、図６に示すように、この固定刃体３０の搬
送藺草群の搬送方向下手側となる後端は、回転刃体２７
の搬送藺草群の搬送方向下手側となる後端よりも所定長
さＬ分前方に位置するように設定している。

【００１７】下側のすぐりローラ１９は、前記前側揺動
支持板２８と、搬送藺草群の搬送方向下手側、つまり後
側に配設される後側揺動支持板３８とによって、前後軸
芯Ｘ２周りで回動自在に支持している。つまり、図４、
図６、図９及び図１０に示すように、前側揺動支持板２
８と後側揺動支持板３８とにわたって架設した支軸３９
にベアリング４０，４０を介して回動自在に支持してい
るのである。ここで、前側揺動支持板２８及び後側揺動
支持板３８は揺動支持具を構成するものである。前側揺
動支持板２８は、機体固定部３５に連設された支持ステ
ー４１に揺動軸芯としての前後軸芯Ｘ３周りで揺動自在
に支持している。一方、後側揺動支持板３８は、この後
側揺動支持板３８より後方に突出状態で設けた支軸４２
を機体固定部３５に前後軸芯Ｘ３周りで揺動自在に支持
している。また、前方に突出するピン４３を設けた板金
製の操作レバー４４を前後軸芯Ｘ４周りで揺動自在に機
体固定部３５に枢支している。そして、この操作レバー
４４に突設したピン４３と、後側揺動支持板３８に後方
に突出するピン４５とにわたって引っ張りバネ４６を張
設している。そして、図１０（イ）に示すように、前記
前後軸芯Ｘ２、前後軸芯Ｘ３及び固定刃体３０の刃部３
０Ａとは前後方向視で一直線上に並ぶ状態で配設される
とともに、すぐりローラ１９をすぐりローラ１８に接当
させる使用姿勢にしたときに、前記前後軸芯Ｘ２、前後
軸芯Ｘ３及び固定刃体３０の刃部３０Ａとは前後方向視
で並ぶ直線上に前記回転刃体２７の回転軸芯が位置する
ように設定している。従って、ピン４５を下方に引き操
作するように操作レバー４４をロック位置に保持してお
くと、前後軸芯Ｘ３周りで後側揺動支持板３８及び前側
揺動支持板２８が回転することですぐりローラ１９がす
ぐりローラ１８に密接する状態になるとともに、固定刃
体３０が回転刃体２７との協働でのくず藺の切断が行え
る切断位置に設定されるのである。そして、メンテナン
スを行うために、操作レバー４４をロック位置から揺動
させてロック解除がわに揺動操作すると、引っ張りバネ
４６のテンションが緩むとともに、すぐりローラ１９が
自重により前後軸芯Ｘ２周りでの前側揺動支持板２８及
び後側揺動支持板３８の回転がなされて、すぐりローラ
１８から離間するように揺動する。一方、固定刃体３０
もその刃部３０Ａが前後軸芯Ｘ３周りで揺動変位してい
く。このとき、その刃部３０Ａは、図１０（ロ）に示す
ように、回転刃体２７の回転軸芯Ｘ１より離間するよう
に上方がわに変位するのであり、ひいては回転刃体２７
に刃部２７Ａの回転軌跡より離間するように上方がわに
変位するのである。

【００１８】〔別の実施の形態〕上記実施の形態では揺動支持具の揺動軸芯を、一方
の固定すぐりローラの回転軸芯位置と固定刃体の切断作
用位置との間の中間に位置設定してあるものについて示
したが、図１１（イ），（ロ）に示すように、揺動軸芯
Ｘ３を、回転刃体２７の回転軸芯Ｘ１に対して、すぐり
ローラ１９の回転軸芯としての前後軸芯Ｘ２より離間す
る位置に設定しても良い。この構成にすると、固定刃体
３０もすぐりローラ１９と同様に下方に変位することに
なるから、すぐりローラ１８，１９の間の空間からも固
定刃体３０が離間することになって、すぐりローラ１
８，１９等に対するメンテナンスで固定刃体３０が邪魔
になりにくいとともに、切断作用箇所を大きく開放し易
くなっている。

【図面の簡単な説明】

【図１】藺草収穫機を示す全体側面図

【図２】藺草収穫機を示す全体平面図

【図３】選別装置及びくず藺細断装置を示す縦断正面図

【図４】くず藺細断を右後方上方からみた斜視図

【図５】上側のすぐりローラ箇所で横断したくず藺細断
装置の一部破断平面図

【図６】下側のすぐりローラ箇所で横断したくず藺細断
装置の一部破断平面図

【図７】駆動状態のくず藺細断装置を示す後面図

【図８】駆動解除状態のくず藺細断装置を示す後面図

【図９】カッターフレームを開放した状態のくず藺細断
装置を示す縦断後面図

【図１０】すぐり作用状態（イ）とすぐり作用解除状態
（ロ）とを示す縦断後面図

【図１１】別の実施の形態におけるすぐり作用状態
（イ）とすぐり作用解除状態（ロ）とを示す縦断後面図

【符号の説明】

６くず藺細断装置１８，１９すぐりローラ２７回転刃体２８，３８揺動支持具３０固定刃体Ｘ３揺動軸芯

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者木村竜也大阪府堺市石津北町64番地株式会社クボタ堺製造所内 (56)参考文献特開平８−322363（ＪＰ，Ａ) 特開平９−121650（ＪＰ，Ａ) 実開平３−129022（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) A01D 45/00 A01F 12/40 302

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】搬送藺草群の株端側に突出されたくず藺
を、回転駆動される一対のすぐりローラで挾持して引き
抜き搬出するように構成し、前記すぐりローラのくず藺
搬出側に、搬出されたくず藺を搬送終端から順次切断し
ていくくず藺細断装置を配備し、前記くず藺細断装置
を、前記搬出されたくず藺を切断位置で受け止める固定
刃体と、前記すぐりローラの回転軸芯とほぼ平行な軸芯
周りで回転駆動されて、前記固定刃体との協働で切断す
る回転刃体とで構成し、前記一対のすぐりローラのうち
一方を他方に対して遠近方向で揺動変位自在に支持する
揺動支持具を前記回転刃体の回転軸芯と平行な揺動軸芯
周りで揺動自在に設けるとともに、該揺動支持具に前記
固定刃体を固定し、かつ、前記一方のすぐりローラが他
方のすぐりローラから離間移動するにつれて前記固定刃
体の刃先が前記回転刃体の回転軸芯から遠ざかるよう前
記揺動支持具の揺動軸芯を設定してある藺草収穫機。
【請求項２】前記揺動支持具の揺動軸芯を、前記一方
のすぐりローラの回転軸芯位置と固定刃体の切断作用位
置との間の中間に位置設定してある請求項１記載の藺草
収穫機。