JPH0459137B2 - - Google Patents

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JPH0459137B2
JPH0459137B2 JP62209448A JP20944887A JPH0459137B2 JP H0459137 B2 JPH0459137 B2 JP H0459137B2 JP 62209448 A JP62209448 A JP 62209448A JP 20944887 A JP20944887 A JP 20944887A JP H0459137 B2 JPH0459137 B2 JP H0459137B2
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JP
Japan
Prior art keywords
laminate
ptfe
printed wiring
multilayer printed
inner layer
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62209448A
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English (en)
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JPS6451937A (en
Inventor
Hideto Misawa
Shoji Fujikawa
Katsutoshi Hirakawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP20944887A priority Critical patent/JPS6451937A/ja
Publication of JPS6451937A publication Critical patent/JPS6451937A/ja
Publication of JPH0459137B2 publication Critical patent/JPH0459137B2/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(技術分野) この発明は、多層プリント配線板用積層板に関
するものである。さらに詳しくは、この発明は、
低誘電率材料として弗素樹脂を用い、多層プリン
ト配線板製造の二次成形における寸法安定性に優
れた多層プリント配線板用積層板に関するもので
ある。 (背景技術) 従来、多層プリント配線板としては、エポキシ
樹脂やポリイミド樹脂等を用いて構成していた
が、高密度多層プリント配線板を用いてさらに高
速演算性を実現するために、従来の樹脂に代わる
低誘電率材料によつてプリント配線板を形成する
ことが望まれていた。 一方、このような低誘電率材料として弗素樹脂
を用いた積層板が知られているが、従来は、その
用途が両面プリント配線板に限られており、従来
のこの積層板を多層プリント配線板用に用いよう
とすると、二次成形時の寸法変化が大きく、実用
には適さないという問題があつた。 たとえば、第4図に示したように、従来の弗素
樹脂積層板としては、PTFE(ポリテトラフルオ
ロエチレン)樹脂フイルム(ア)と、PTFEのエマル
ジヨンをガラスクロスに含浸させて乾燥したレジ
ンクロス(イ)とを交互に配設し、また最外面等の適
宜な部位に、積層板の成形性を良くするために融
点の低いPFA(テトラフルオロエチレンパーフル
オロビニルエーテル共重合体)、FEP(テトラフ
ルオロエチレンヘキサフルオロプロピレン共重合
体)、さらにはETFE(テェトラフルオロエチレン
エチレン共重合体)、CTFE(トリフルオロクロロ
エチレン)等の低融点弗素樹脂のフイルム(ウ)を金
属箔(エ)とともに配設して一体成形したものが知ら
れている。 たとえば、弗素樹脂としてPTFE樹脂を含浸さ
せた基材層の相互の間にPTFE樹脂層を配置した
積層板が、本出願人の出願としてすでに提案され
てもいる(特開昭60−199647号公報)。そして、
この積層板の場合にも、金属箔を積層するために
は従来公知の接着剤を用いている。 しかしながら、このような積層板を多層プリン
ト配線板の内層材等として用いる場合には、多層
成形の二次成形において、低融点弗素樹脂層が融
解して二次成形後の寸法は大きく変化する。この
ため、多層プリント配線板用の積層板としては従
来の弗素樹脂積層板は寸法安定性に欠け、実用に
供することはできなかつた。 また、従来の技術は、いずれもその用途が両面
プリント配線板に限られ、弗素樹脂としてPTFE
樹脂のみを用い、高性能の多層プリント配線板用
の内層材を構成することはもちろんのこと、さら
に二次成形によつて多層化するに際してのPTFE
樹脂の使用については何ら実用化のための手段を
教えるものではなかつた。 (発明の目的) この発明は、以上の通りの事情を鑑みてなされ
たものであり、従来の弗素樹脂積層板の欠点を改
善し、誘電率が小さくて高周波特性が良好で、高
周波演算回路、通信機回路等の実装が高密度で可
能な、寸法安定性に優れ、歩留りの良好な多層プ
リント配線板用の積層板を提供することを目的と
している。 (発明の開示) この発明は、上記の目的を実現するものとし
て、内層材と最外層の金属箔および接着層とを有
する多層プリント配線板用積層板であつて、内層
材はPTFE樹脂と基材、そして最外層の金属箔よ
り形成した回路とを有し、接着層はPTFE樹脂を
有し、この接着層は、内層材と最外層金属箔との
間、および複数の内層材配設の場合にはその相互
の間に配置し、積層板を構成する全ての樹脂を
PTFE樹脂としてなることを特徴とする多層プリ
ント配線板用積層板を提供する。 すなわちこの発明は、これまで全く知られてい
ない多層プリント配線板用積層板を提供するもの
であつて、内層材はもちろんのこと、二次成形の
ためにも、全ての樹脂成分としてPTFE樹脂を用
いることを特徴としている。 添付した図面に沿つてこの発明の多層プリント
配線板用積層板について説明する。 第1図は、この発明の多層プリント配線板用を
構成する内層材用の積層板を例示したものであ
り、たとえばこの第1図に示したように、連続し
た弗素樹脂層としてのPTFE樹脂1を介在させて
所要枚数のPTFE樹脂含浸基材2を積層する。両
外面のPTFE樹脂含浸基材2a,2bの外側にも
弗素樹脂層としてPTFE樹脂1を配設する。次い
でこのPTFE樹脂1層の上に金属箔3を配して一
体成形している。 PTFE樹脂1および基材に含浸するPTFE樹脂
としては、その組成のほぼ100%がPTFEからな
るものを用いるのが好ましい。弗素樹脂層として
のPTFE樹脂1は、その厚さは一般的には数10μ
m〜数100μmの適宜な範囲のものとすることが
できる。 PTFE樹脂を含浸する基材2としては、ガラス
クロス、ガラスマツト、ガラスペーパー等のガラ
ス基材が好ましいものである。PTFEをエマルジ
ヨンにして含浸させ、約400℃程度に加熱して
PTFEを溶融して基材と一体化したものが好まし
く用いられる。この基材2の厚さは、たとえば
0.05〜0.5mm程度とすることができる。 金属箔3は、銅、アルミニウム、ステンレス等
の金属、合金の適宜なものが、一般的には0.018
〜0.07mm程度とすることができる。 このような積層板の成形は、PTFE樹脂の融点
320〜335℃以上の、たとえば350〜390℃程度の温
度において、圧力20〜70Kg/cm2程度の条件におい
て加圧成形することにより行うことができる。 この積層板は、次いで金属箔から回路を形成し
た後、多層プリント配線板の内層材として用いる
ことができる。多層プリント配線板に、この積層
板を用いた例を示したものが第2図である。 金属箔3を加工して回路3′とした第1図の積
層板からなる内層材4を接着層5を介して積層
し、両外面に金属箔6を配設して一体化してい
る。第2図は6層板の例を示したものである。 接着層5としては、弗素樹脂を用い、その厚さ
は数10μm〜数100μmの範囲の適宜なものとする
ことができる。弗素樹脂接着層5としては、
PTFE樹脂のフイルム、シート、あるいはPTFE
樹脂をガラス基材等に含浸させたプリプレグを用
いることができる。 積層成形の温度は、これら接着層5の溶融温度
以上において、20〜70Kg/cm2程度の圧力により加
圧成形する。 接着層5としてPTFEを用いる場合にも加熱温
度が高くなり、内層材4中のPTFEも軟化する
が、PFA等の低融点弗素樹脂を内層材に用いる
場合に比べて、寸法変化ははるかに小さな範囲に
抑えられる。 また、この第2図に示いた例に限られることな
く、さらに多層化することもできる。あるいはま
た、第3図に示したように、接着層5を介在させ
て、内層材4中にも用いているPTFEを含浸させ
たレジンクロスプリプレグ7と接着層として扱
い、これを配設することもできる。 次に実施例を示してさらに詳しくこの発明につ
いて説明する。もちろん、この発明の多層プリン
ト配線板用積層板は以下の例によつて限定される
ものではない。 実施例 1 (a) 積層板の製造 ガラスクロス(#108タイプ:日東紡製)に
PTFE(ダイキン製)のエマルジヨンを含浸さ
せて400℃の温度に加熱し、レジンクロスを作
成した。このレジンクロス3枚と、30μmの厚
さのPTFEフイルム(日東電工製)を交互に配
設し、両外面のPTFEフイルムの上に35μm厚
の銅箔を配設して加熱加圧成形した。 成形温度380℃、成形圧力40Kg/cm2の条件下
で、120分間加圧成形した。 弗素樹脂としてPTFEのみを有する積層板を
得た。 (b) 二次成形 上記(a)により製造した積層板を内層材として
用い、第2図に示した構成からなる6層板を製
造した。接着層としては50μm厚のPTFE(日東
電工製)を用い、かつ金属箔は、18μm厚の銅
箔とした。 二次成形は、温度340℃、圧力30Kg/cm2の条
件下で90分間行つた。 6層板からなる多層プリント配線板を得た。
表−1に示したように、寸法変化率は、わずか
0.07%であつた。 実施例 2 実施例1と同様にして6層板からなる多層プリ
ント配線板を製造した。 接着層としては、50μm厚のPTFE(日東電工
製)を用い、320℃の温度、30Kg/cm2の圧力で、
90分間二次成形した。寸法変化率は、表−1に示
したように、0.06%と極めてわずかであつた。 実施例 3 実施例1と同様にして6層板からなる多層プリ
ント配線板を製造した。 200μm厚のPTFEフイルム(日東電工製)を用
い、380℃の温度、30Kg/cm2の圧力で、90分間二
次成形した。寸法変化率は、0.5%であつた。 実施例 4 実施例1(a)で製造した積層板を内層材として、
第3図に示した構成の多層プリント配線板を製造
した。 30μm厚のPTFEフイルム(日東電工製)と、
実施例1(a)で用いているレジンクロスからなるプ
リプレグを使用した。金属箔は18μm厚の銅箔を
用いた。 380℃の温度、30Kg/cm2の圧力で、90分間加熱
加圧して、二次成形した。 この場合の寸法変化率も0.1%と極めて小さな
ものであつた。 比較例 1 銅箔をその上に配設する両外面にPFAフイル
ム(東レ製)を設けた以外は、実施例1と同様に
して積層板を製造した。 この積層板を内層材として実施例1(b)と同様に
して二次成形を行つた。 この場合の寸法変化率は、表−1に示したよう
に0.8%と、実施例1〜4のものに比べてはるか
に大きかつた。 比較例 2 比較例1の積層板を内層材として用い、実施例
4と同様の多層プリント配線板を製造した。 二次成形における寸法変化率は1.0%と極めて
大きなものであつた。
【表】 (発明の効果) この発明により、以上詳しく説明した通り、高
密度実装が可能な低誘電率特性を持つ弗素樹脂多
層プリント配線板用の積層板が実用に供せられ
る。 この積層板は、弗素樹脂層としてPTFE樹脂の
みを配設一体化していることにより、二次成形に
おける寸法安定性に優れ、多層プリント配線板の
歩留りを優れたものとする。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の積層板を例示した断面図
である。第2図および第3図は、各々、この発明
の積層板を多層プリント配線板に用いた使用例を
示した断面図である。第4図は、従来の積層板を
示した断面図である。 1……PTFE樹脂、2……PTFE含浸基材、3
……金属箔、3′……回路、4……内層材、5…
…接着層、6……金属箔、7……レジンクロスプ
リプレグ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 内層材と最外層の金属箔および接着層とを有
    する多層プリント配線板用積層板であつて、内層
    材はPTFE樹脂と基材、そして最外層の金属箔よ
    り形成した回路とを有し、接着層はPTFE樹脂を
    有し、この接着層は、内層材と最外層金属箔との
    間、および複数の内層材配設の場合にはその相互
    の間に配置し、積層板を構成する全ての樹脂を
    PTFE樹脂としてなることを特徴とする多層プリ
    ント配線板用積層板。
JP20944887A 1987-08-24 1987-08-24 Laminated sheet for multi-layer printed wiring board Granted JPS6451937A (en)

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JPS6451937A JPS6451937A (en) 1989-02-28
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JPS60199647A (ja) * 1984-03-23 1985-10-09 松下電工株式会社 電気用積層板

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