JPS6395916A - 多層プリント配線板の製造方法 - Google Patents

多層プリント配線板の製造方法

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JPS6395916A
JPS6395916A JP24142886A JP24142886A JPS6395916A JP S6395916 A JPS6395916 A JP S6395916A JP 24142886 A JP24142886 A JP 24142886A JP 24142886 A JP24142886 A JP 24142886A JP S6395916 A JPS6395916 A JP S6395916A
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wiring board
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Katsunori Ariji
有路 克則
Kazuo Okubo
和夫 大久保
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Toshiba Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、小径のドリル穴加工に際して、ドリルの軸ブ
レがなく、ドリルスミアや内壁粗さの良好な多層プリン
ト配線板の製造方法に関する。
(従来の技術) 産業用電子機器の分野において、配線の高密度化が急速
に進んでおり、最近特にLSIの集積度の向上によりそ
のパッケージも従来のデュアル・イン・ライン型パッケ
ージから、多端子のフラットパック型パッケージへと変
化し、配線密度も非常に高くなってきた。 このフラッ
トバック型パッケージ搭載用のプリント配線基板では従
来のデュアル・イン・ライン型パッケージ搭載用のプリ
ント配線基板と異なり、スルーホール穴に部品のリード
を挿入する必要がないので、小径スルーホールとするこ
とによって配線密度を高めることが行われている。
小径のスルーホールとするのに必要な前工程の小径ドリ
ル加工には、ドリルスミアや内壁粗さの良好な穴あけが
必要とされているが、従来の7628タイプのような厚
いガラスクロスを銅箔のすぐ下に配置した多層プリント
配線板では、銅箔表面が粗くてドリルの軸ブレが起こり
、その結果ドリルスミアや内壁粗さが問題となっていた
この問題点を解決するために、厚さが0.1mm以下の
薄いガラスクロスを1枚以上銅箔と接触させて配置する
ことにより、銅箔表面を平滑化させ、ドリル加工性を改
善する方法がある。 しかし、この方法で使用する厚さ
0.1mm以下の薄いガラスクロスは、厚い7628タ
イプのガラスクロスに化べて高価で、かつ銅箔表面を十
分平滑化するとはいえず、逆にガラスクロスの目の凹凸
が発現し、ドリルの軸ブレ等の原因となる欠点があった
この外観を改良するため接着剤付銅箔を使用する方法も
あるが接着剤の樹脂量が多くなることによりドリルスミ
アが発生する頻度が高くなり、銅箔のコストアップにつ
ながる欠点があった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上記の欠点を解消するためになされたもので
、高価な薄いガラスクロスを用いることなく、また接着
剤付銅箔を用いることなく、銅箔表面が平滑で、小径の
ドリル加工に際し、ドリルの軸ブレやドリルスミアが少
なく、内壁粗さの良好な多層プリント配線板を提供しよ
うとするものである。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段と作用)本発明者らは、
上記の目的を達成しようと鋭意研究を重ねた結果、厚さ
50〜150μmの熱可塑性フィルムとセルロース繊維
からなるクッション材を熱盤とステンレス板間に介在さ
せることによって、銅箔表面が平滑化され、小径のドリ
ル加工に際し、ドリルの軸ブレやドリルスミアが少なく
、内壁粗さの良好な多層プリント配線板が得られること
を見いだし本発明を完成させたものである。
すなわち、本発明は、 内層板の両面にプリプレグおよび銅箔を重ね合わせてス
テンレス板に挾み、クッション材を介して熱盤間に挿入
し、加熱加圧一体に成形する多層プリント配線板の製造
方法において、厚さ50〜150μmの熱可塑性フィル
ムとセルロース繊維からなるクッション材を用いること
を特徴とする多層プリント配線板の製造方法である。 
また、熱可塑性フィルムの溶融温度がプリプレグの溶融
温度上30℃(エポキシ樹脂プリプレグの場合など多く
は100〜150℃)である多層プリント配線板の製造
方法である。
本発明に用いる内層板としては、通常使用される2層以
上のものであればよく、使用される材料(回路材料、樹
脂、基材)や製造方法等について特に制限されるもので
はなく、いかなる内層板でも使用することができる。
本発明に用いるプリプレグとしては、ガラスクロスに熱
硬化性樹脂を含浸、塗布、乾燥してつくられるものであ
ればよい。 ここで用いるガラスクロスとしては、厚さ
が100μm以下の薄いものでも本発明の効果はあるが
、厚さが100μmを超えた厚いガラスクロス、例えば
7628タイプ(厚さ180μm)の場合にその効果は
顕著である。
また使用する熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、ポ
リイミド樹脂等、およびこれらの変性樹脂が挙げられ、
これらは単独もしくは2種以上混合して使用する。
本発明に用いる銅箔としては、特に制限はなくいかなる
ものでもよいが、コストや外観上からあまり厚くなく、
また接着剤等が付いていないものが望ましい。
本発明に用いる熱可塑性フィルムとしては、以下の条件
を満たすものであればよい。 第一の条件は、厚さが5
0〜150μmの範囲内のものであることである。 厚
さが50μm未満ではそのクッション性に効果がなく外
観が平滑に仕上がらず好ましくない。 また150μm
を超えるとクッション性が良好で外観が平滑に仕上がる
ものの、コスト高となり好ましくない。 好ましくはそ
のクッション性、コストの点から80〜120μmのも
のがよい。 この熱可塑性フィルムはセルロース繊維と
交互に組み合わせてクッション材として使用するが、熱
可塑性フィルムの枚数は1〜6枚が望ましく、好ましく
は1〜3枚である。 熱可塑性フィルムのセルロース系
繊維との交互の組合せは、フィルム/lRH/フィルム
、フィルム/繊維/フィルム/繊維/フィルムというよ
うに、セルロース系繊維をクッション材として外側に配
置するとよ6一 い。
第二の条件としては、その溶融温度が、使用するプリプ
レグの溶融温度±30℃であることが望ましく、好まし
くは±10℃である。 この差が±30℃を超えると所
定の効果が得られず、また成形物がスリップを起こしや
すく成形が危険なことから好ましくない。 この2点の
条件を満足させるものであればいかなる熱可塑性フィル
ムでもよい。
具体的なものとして二軸延伸OPPフィルム(ポリプロ
ピレンフィルム)、ポリエチレンフィルム、ポリエステ
ルフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリ塩化ビニリデ
ンフィルム等が挙げられ、これらは好ましく使用できる
厚さが50〜150μmであるとともに溶融温度が使用
するプリプレグの溶融温度の±30℃の範囲にある熱可
塑性フィルムを用いることによって、有効なりッション
効果のもとで加圧され銅箔表面が平滑化されるものであ
る。 この多層プリント配線板の製造方法は、通常の製
造方法において単に熱器とステンレス板の間に熱可塑性
フィルムを加えて配置するのみであるから、極めて容易
に実施することができる。
(実施例) 次に本発明を実施例によって具体的に説明する。
実施例 1 厚さ0.4tの基材に厚さ70μmの銅箔で回路形成し
、表面を黒化処理した内層板の上下に、FR−4用に使
用される難燃性エポキシ樹脂を7628タイプのガラス
クロスに含浸、塗布、乾燥し、樹脂付着量が40〜45
重量%のプリプレグAを各3枚ずつ重ね、その上下に厚
さ18μmの接着剤の付いていない銅箔を重ね、これを
ステンレス板に挾む。 更に厚さ80μmの二軸延伸ポ
リプロピレンフィルム(OPPフィルム)の上下にリン
ター紙61枚を配置したクッション材(繊維/フィルム
/mM )をステンレス板の上下に重ねて熱盤間に挿入
し、加熱加圧積層一体に成形して多層プリント配線板を
製造した。
実施例 2 実施例1において、厚さ80μmのOPPフィルムの上
下にリンター紙61枚を配置したクッション材の代わり
に、厚さ80μmのOPPフィルム2枚と、リンター紙
3枚とを交互に組み合わせたクッション材(繊維/フィ
ルム/繊維/フィルム/繊維)を使用した以外はすべて
実施例1と同一にして多層プリント配線板を製造した。
比較例 1 実施例1において、使用したクッション材の代わりに、
リンター紙6枚からなるクッション材を用いた以外は、
すべて実施例1と同一にして多層プリント配線板を製造
した。
比較例 2 比較例1において、厚さ0.4tの基材に厚さ70μm
の銅箔で回路形成して表面黒化処理した内層板とその上
下に各3枚ずつ重ねたプリプレグAの代わりに、厚さ0
.5tの基材に厚ざ70μmの銅箔で回路形成して表面
黒化処理した内層板とその上下にプリプレグAを各2枚
とFR−4用難燃性樹脂を216タイプのガラスクロス
に含浸、塗布、乾燥し、樹脂付着量40〜45重量%の
プリプレグBをプリプレグAの上下に各1枚ずつ重ね合
わせた以外は、すべて比較例1と同一にして多層プリン
ト配線板を製造した。
比較例 3 比較例1において、厚さ18μmの接着剤の着いていな
い銅箔の代わりに、厚さ18μmの銅箔に接着剤として
プリプレグAに含浸したと同一の樹脂を塗布した接着剤
付銅箔を用いた以外は、すべて比較例1と同一にして多
層プリント配線板を製造した。
実施例1〜2および比較例1〜3で製造した多層プリン
ト配線板についてドリル軸ブレ、内壁粗さおよびドリル
スミアを評価した。 評価方法は、配線板を3枚重ねて
直径0.5mmのドリルを用いて回転数70.0OOr
、D、m 、送り速度3m/分で5000穴を明け、そ
してスルホールメッキ後、1000穴ごとのクロスセク
ションを行いドリル軸ブレ、および内壁粗さを評価した
。 ドリルスミアの評価は、厚さ18μmの銅箔につい
て次式により行った。
ドリルスミアの大きさく%)=スミアの長さ(am  
)x  100/18(μm  >また外観やコストに
ついても検討したが、外観は、エツチング後基板面のガ
ラスクロスの交点が樹脂面から出ている面積を目視で評
価した。 その面積がゼロのときO印、0〜20%未満
のとき目印、20〜40%未満のときΔ印、40〜60
%未満のときX印と表示した。 コストでは最低のレベ
ルをO印、中間のレベルを目印、最高のレベルをΔ印と
表示した。
以上評価の結果を第1表に示したが、いずれも本発明に
よる多層プリント配線板は顕著なずぐれた効果が認めら
れた。
第1表 [発明の効果1 以上の説明および第1表からも明らかなように、本発明
による多層プリント配線板の製造方法によれば、高価な
ガラスクロスや銅箔を使用することなく、銅箔表面が平
滑にでき、小径のドリル加工に際し、ドリルの軸ブレや
ドリルスミアが少なく、内壁粗さも良好なものを得るこ
とができ、工業上有利なものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内層板の両面にプリプレグおよび銅箔を重ね合わせ
    てステンレス板に挾み、クッション材を介して熱盤間に
    挿入し、加熱加圧一体に成形する多層プリント配線板の
    製造方法において、厚さ50〜150μmの熱可塑性フ
    ィルムとセルロース繊維からなるクッション材を用いる
    ことを特徴とする多層プリント配線板の製造方法。 2 熱可塑性フィルムの溶融温度が、使用するプリプレ
    グの溶融温度±30℃である特許請求の範囲第1項記載
    の多層プリント配線板の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0479875U (ja) * 1990-11-26 1992-07-13
CN102837483A (zh) * 2012-09-20 2012-12-26 广东生益科技股份有限公司 热层压用缓冲方法及热层压的叠合结构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0479875U (ja) * 1990-11-26 1992-07-13
CN102837483A (zh) * 2012-09-20 2012-12-26 广东生益科技股份有限公司 热层压用缓冲方法及热层压的叠合结构

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