JPH0458943B2 - - Google Patents

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JPH0458943B2
JPH0458943B2 JP2097690A JP9769090A JPH0458943B2 JP H0458943 B2 JPH0458943 B2 JP H0458943B2 JP 2097690 A JP2097690 A JP 2097690A JP 9769090 A JP9769090 A JP 9769090A JP H0458943 B2 JPH0458943 B2 JP H0458943B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
cream
brandy
crackers
producing
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2097690A
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English (en)
Other versions
JPH03297350A (ja
Inventor
Takashi Suzuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TANPEI KK
Original Assignee
TANPEI KK
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Publication date
Application filed by TANPEI KK filed Critical TANPEI KK
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  • Confectionery (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ブランデー入りのクリーム層を2枚
のせんべいの間に配置してなる新規な多層型せん
べい菓子に関するものである。
従来の技術 せんべいは和風菓子として従来より広く好まれ
ている。草加せんべいやのり巻きせんべいは古く
から愛好されており、また、現在ではえびせんべ
いや落花生入りのせんべいも大衆に好まれてい
る。
一方、洋菓子のうちには、2枚のビスケツトの
間にクリーム層を入れた多層ビスケツト菓子も多
数販売されている。
また、酒類を加えた菓子も多く、たとえばウイ
スキーボンボン、果実酒入りのキヤンデー等が知
られている。ブランデーケーキが周知であるが、
これは生菓子である。
発明が解決しようとする問題点 前記のごとく種々のせんべいが現在販売されて
いるが、大衆の好みは多種多様であり、また、嗜
好は時代と共に変化し、したがつて新型菓子の開
発研究が盛んに行われており、独特な風味を狙つ
た洋風の和菓子や和風の洋菓子の開発も盛んに試
みられ、成功した例もある。
しかしながらせんべいについては、洋風のもの
もあるが洋酒たとえばブランデーを入れたものは
全く知られていない。本発明者はこの点について
種々研究し、意外にもブランデー入りのせんべい
は非常に美味であり、現代人の嗜好によく合うこ
とを見出した。
せんべいは焼菓子であり、ブランデーを単に添
加して焼いたときにはアルコール分の大部分が揮
発してしまう。本発明者はこの問題を、ブランデ
ー入りのクリーム層を2枚のせんべいの間に配置
することによつて解決した。
発明の構成 本発明は (1) ブランデーを配合した比較的かためのクリー
ムの層を、2枚のせんべいの間に配置し一体化
してなる多層型せんべい菓子の製造方法におい
て、せんべいを常法に従つて製造し、ココアバ
ターを混合した耶子油シヨートニングを主成分
とするクリーム用ベース材料に適量のフレツシ
ユバターを添加して、比較的低い温度に加熱す
ることによつて融解させ、ブランデーを適当な
時期に添加して攪拌し、これによつて得られた
ゲル状クリームを放冷し、該クリームの凝固前
にこれを2枚のせんべいの間にはさみこんで常
温で放置して該クリームをせんべいの間で凝
固、密着させることを特徴とする多層型せんべ
い菓子の製造方法。
(2) 使用されるブランデーが粉末ブランデーであ
る請求項1に記載の多層型せんべい菓子の製造
方法。
(3) せんべいの表面にでんぷんを被覆することを
包含する請求項1または2に記載の多層型せん
べい菓子の製造方法に関する。
本発明の多層型せんべい菓子の一例を第1図乃
至第4図に示す。図面に記載のせんべい菓子1
は、ブランデー入りのクリーム層5を2枚の薄焼
きせんべい3,7の間に配置してなるものであ
る。このせんべい菓子の寸法は好みに応じて適宜
選定でき、たとえば、せんべい3,7の各々の寸
法は市販の薄焼きせんべいの寸法と同様であつて
よく、クリーム層5の厚みは、市販の多層型ビス
ケツトのクリーム層の厚みと同様であつてよい。
本発明に係る多層型せんべい菓子の製造方法に
ついて説明する。
乾燥菓子の1種であるせんべいは、従来の洋菓
子用クリームを付けると湿気が移り日持ちしな
い。そこで、できる限りドライなクリームを開発
する必要がある。
一方で、クリーム層は、せんべいをはりつける
だけの粘着力、そしてクリーム内に残存するアル
コール分(ブランデーの成分、風味)を揮発させ
ないための粘稠性を必要とする。また、アルコー
ル分を揮発させないという条件があるから、チヨ
コレートの製造の場合のような再加熱、湯煎によ
る融解状態の維持操作は行い得ない。
以上の事情を考慮し、本発明によれば、ベース
となるシヨートニングにフレツシユバターを適量
加え、比較的低い温度に加熱する。たとえば、や
し油シヨートニング400gおよびココアバター
400gにフレツシユバター1/6ポンド(75g)を加
え、湯煎液化させる。バターによつて融点が下が
り、25℃以下で凝固が始まる。直前にグラニュー
糖、デランデー(好ましくは粉末ブランデー)を
加え攪拌する。
アルコール分とバターの作用により、凝固に至
らず粘稠性をもつたゲル状(半固体状)物質とな
る。この状態は少なくとも約30分間続き、以後は
少量のアルコールの揮発(温度低下)により凝固
する。この状態(凝固)でもクリーム内には多量
のアルコール分が残存し、クリームがアルコール
を包むような形で存在し、長期にわたりアルコー
ル分は確実に保たれる。
前記の製法を行うと、約30分間ゲル状が維持さ
れる(すべての前記操作の狙いは、アルコールを
揮発させないでこの30分間をかせぐことにある)。
その間に適量をとり、2枚のせんべいの間にはさ
みあわせ、常温で放置し凝固させる。約12時間で
完全に凝固する。本発明に係る上記製法によれ
ば、せんべい本来の固さを保持しながら、ブラン
デーを含むクリーム層をはさんだ多層型せんべい
菓子、いわゆるせんべいサンドウイツチが製造で
きる。
本発明に使用されるせんべいは常法によつて製
造できるが、その好ましい製法について述べる
と、最初に米粉(シンコ)をふかしてもち状にす
る。このもちをついて粘稠性を与え、所望の大き
さ、形状、厚みに型ぬきする。この成形物をガス
等の火力により乾燥させ、次いでさらに、弱い火
力で約12時間程度温め、これにより生地の中の水
分を蒸発させて「焼き」に適した量の水分のみを
残す。その次にこれを焼く(たとえばガスバーナ
で200℃前後の温度に焼く)。しようゆ等の調味料
も使用できるが、かならずしも必要ではない。
もし所望ならば、せんべいのつや出しおよび表
面の緻密化のために、さらにまたせんべい/クリ
ーム層の接着性の増強のために、でんぷん(たと
えば市販の可溶性でんぷんやかたくり粉)の水中
分散液が、必要に応じてせんべいの表面に被覆で
きる。
実施例 () せんべいの製造 せんべいは常法に従つて製造した。最初に米粉
(シンコ)をふかしてもち状にし、このもちを所
望の大きさ、形状、厚みに、たとえば第1図乃至
第4図に記載の形状に型ぬきした。寸法はたとえ
ば約75×45×2mmである。この成形物をガス等の
火力により乾燥させ、次いでさらに、弱い火力で
約12時間程度温め、これにより生地の中の水分を
蒸発させ、「焼き」に適した若干の水分を残した。
次に、でんぷん(たとえば、市販の可溶性でんぷ
ん)の水中分散液を被覆し、その後に、ガスバー
ナで約200℃に焼いた。でんぷんの被覆は表面の
艶出しのために役立ち、かつ表面の緻密化のため
に、さらにまた、せんべい/クリーム層の接着性
の向上のためにも役立つ。これによつて薄焼きせ
んべいが得られた。
() クリームの製造 ベースとなるやし油シヨートニング400gおよ
びココアバター400gにフレツシユバター1/6ポン
ドを加え、湯煎により液化させた。バターによつ
て融点が下がり、25℃以下で凝固が始まつた。そ
の直前に、グラニユール糖および粉末ブランデー
を適量加え、攪拌した。アルコール分とバターの
作用により、凝固に至らず粘稠性をもつたゲル状
物質となつた。この状態は約30分間続き、以後は
アルコールの多少の揮発(温度低下)により徐々
に凝固した。この状態(凝固)でもクリーム内に
は多量のアルコール分が残存し、すなわち、クリ
ームがアルコールを包むような形で存在し、長期
にわたりアルコール分は保存される。
() 多層型せんべい菓子の製造 前記のクリームの製法を行うと、クリームは約
30分間ゲル状が維持され、その期間内に適量をと
り、2枚の前記せんべいの間にはさみあわせ常温
で放置、凝固させた。約12時間で完全に凝固し、
せんべいおよびクリームの風味とブランデー特有
の風味を有する非常に美味な多層型せんべい菓子
の完成品が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る多層型せんべい菓子の
一例の略式斜視図、第2図は平面図、第3図は第
2図中の線A−Aに沿つた部分の断面図、第4図
は線B−Bに沿つた部分の断面図である。 1……多層型せんべい菓子、3および7……薄
焼きせんべい層、5……ブランデー入りクリーム
層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ブランデーを配合した比較的かためのクリー
    ムの層を、2枚のせんべいの間に配置し一体化し
    てなる多層型せんべい菓子の製造方法において、
    せんべいを常法に従つて製造し、ココアバターを
    混合した耶子油シヨートニングを主成分とするク
    リーム用ベース材料に適量のフレツシユバターを
    添加して、比較的低い温度に加熱することによつ
    て融解させ、ブランデーを適当な時期に添加して
    攪拌し、これによつて得られたゲル状クリームを
    放冷し、該クリームの凝固前にこれを2枚のせん
    べいの間にはさみこんで常温で放置して該クリー
    ムをせんべいの間で凝固、密着させることを特徴
    とする多層型せんべい菓子の製造方法。 2 使用されるブランデーが粉末ブランデーであ
    る請求項1に記載の多層型せんべい菓子の製造方
    法。 3 せんべいの表面にでんぷんを被覆することを
    包含する請求項1または2に記載の多層型せんべ
    い菓子の製造方法。
JP2097690A 1990-04-16 1990-04-16 多層型せんべい菓子の製造方法 Granted JPH03297350A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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USD909007S1 (en) 2014-03-30 2021-02-02 Intercontinental Great Brands Llc Thin biscuit sandwich
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5264457A (en) * 1975-11-26 1977-05-27 Bousou Youhouen Kk Method of producing beannjam pancake having fresh cream within
JPS533565A (en) * 1976-06-25 1978-01-13 Datsudo Gooman Kk Production of cream

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