JPH045825B2 - - Google Patents
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- JPH045825B2 JPH045825B2 JP59112845A JP11284584A JPH045825B2 JP H045825 B2 JPH045825 B2 JP H045825B2 JP 59112845 A JP59112845 A JP 59112845A JP 11284584 A JP11284584 A JP 11284584A JP H045825 B2 JPH045825 B2 JP H045825B2
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- signal
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- voltage
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P5/00—Advancing or retarding ignition; Control therefor
- F02P5/04—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
- F02P5/145—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
- F02P5/155—Analogue data processing
- F02P5/1553—Analogue data processing by determination of elapsed angle with reference to a particular point on the motor axle, dependent on specific conditions
- F02P5/1556—Analogue data processing by determination of elapsed angle with reference to a particular point on the motor axle, dependent on specific conditions using a stepped control, dependent on speed
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、内燃機関の回転と同期して交流電圧
を誘起するエキサイタコイルを電源とし、該機関
の回転に同期して信号を誘起する信号コイルを信
号源として、点火コイルの1次電流を制御するこ
とにより機関の点火時期に機関点火用の点火プラ
グに印加する高電圧を発生させる内燃機関用点火
装置に関するものである。
を誘起するエキサイタコイルを電源とし、該機関
の回転に同期して信号を誘起する信号コイルを信
号源として、点火コイルの1次電流を制御するこ
とにより機関の点火時期に機関点火用の点火プラ
グに印加する高電圧を発生させる内燃機関用点火
装置に関するものである。
[従来の技術]
内燃機関用の点火装置では、機関の回転数
(rpm)に応じて機関の点火時期を制御すること
が必要であり、機関側の要求に合致した点火特性
を有する点火装置を用意する必要がある。一般に
は機関の回転数の上昇に伴つて点火時期を進角さ
せるのが普通であるが、2サイクル機関では、機
関の機関の高速時の特性を改善するために機関の
回転数が設定値に達した時に逆に点火時期を遅角
させることが必要になることがある。また機関の
用途によつては、機関の回転数が設定値以上にな
らないようにすることが必要とされる場合があ
り、このように機関を制御する場合には、機関の
回転数が設定値に達した時に点火時期を遅角させ
る点火特性が必要になる。
(rpm)に応じて機関の点火時期を制御すること
が必要であり、機関側の要求に合致した点火特性
を有する点火装置を用意する必要がある。一般に
は機関の回転数の上昇に伴つて点火時期を進角さ
せるのが普通であるが、2サイクル機関では、機
関の機関の高速時の特性を改善するために機関の
回転数が設定値に達した時に逆に点火時期を遅角
させることが必要になることがある。また機関の
用途によつては、機関の回転数が設定値以上にな
らないようにすることが必要とされる場合があ
り、このように機関を制御する場合には、機関の
回転数が設定値に達した時に点火時期を遅角させ
る点火特性が必要になる。
この様な点火特性を得る従来の点火装置では、
機関の回転数を検出して該回転数が設定値に達し
た時に点火時期を定める点火信号の発生時期を遅
角させるようにしている。
機関の回転数を検出して該回転数が設定値に達し
た時に点火時期を定める点火信号の発生時期を遅
角させるようにしている。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら従来の装置では、点火エネルギー
を供給するエキサイタコイルの出力または点火信
号を得る信号コイルの出力により回転数を検出し
ていた為、エキサイタコイルまたは信号コイルが
設けられた発電機の回転子と固定子との間のギヤ
ツプの変動等による波形のバラツキにより回転数
の検出値に誤差が生じるのを避けられず、これを
避けようとすると回路が複雑化して装置が高価に
なる欠点があつた。
を供給するエキサイタコイルの出力または点火信
号を得る信号コイルの出力により回転数を検出し
ていた為、エキサイタコイルまたは信号コイルが
設けられた発電機の回転子と固定子との間のギヤ
ツプの変動等による波形のバラツキにより回転数
の検出値に誤差が生じるのを避けられず、これを
避けようとすると回路が複雑化して装置が高価に
なる欠点があつた。
尚設定回転数以上の領域で点火時期を遅角させ
るようにした点火装置として、特開昭58−44272
号に示された点火装置や、特開昭57−183567号に
示された点火装置が知られており、これらの点火
装置では、積分電圧を比較することにより点火時
期を定めるようにしている。しかしながら、後述
するように、これら従来の点火装置では、電源電
圧の変動による点火時期の変動幅が大きいという
問題があり、また回転数の変化に対する点火時期
の変化割合が大きいため、点火特性の微細な調整
を行うことが困難であるという問題があつた。
るようにした点火装置として、特開昭58−44272
号に示された点火装置や、特開昭57−183567号に
示された点火装置が知られており、これらの点火
装置では、積分電圧を比較することにより点火時
期を定めるようにしている。しかしながら、後述
するように、これら従来の点火装置では、電源電
圧の変動による点火時期の変動幅が大きいという
問題があり、また回転数の変化に対する点火時期
の変化割合が大きいため、点火特性の微細な調整
を行うことが困難であるという問題があつた。
本発明の目的は、簡単な構成で発電機の波形の
影響を受けることなく正確な遅角動作を行わせる
ことができる上に、電源電圧の変動に対する点火
時期の変動幅を少なくすることができ、かつ回転
速度の変化に対する点火時期の変化幅を小さくし
て点火特性の微細な調整を可能にした内燃機関用
点火装置を提供することにある。
影響を受けることなく正確な遅角動作を行わせる
ことができる上に、電源電圧の変動に対する点火
時期の変動幅を少なくすることができ、かつ回転
速度の変化に対する点火時期の変化幅を小さくし
て点火特性の微細な調整を可能にした内燃機関用
点火装置を提供することにある。
[問題を解決する為の手段]
本発明が対象とする内燃機関用点火装置は、内
燃機関の回転に同期して交流電圧を誘起するエキ
サイタコイルを点火電源とし制御信号入力端子に
点火信号が与えられた時に動作する半導体スイツ
チにより点火コイルの1次電流を制御して点火動
作を行なわせる点火回路と、前記内燃機関の回転
に同期して第1の極性の信号と第2の極性の信号
とを順次所定の角度間隔で誘起する信号コイルの
出力を入力として前記1次電流制御用半導体スイ
ツチに前記点火信号を供給して点火時期を決定す
る点火時期決定回路とを備えたものである。
燃機関の回転に同期して交流電圧を誘起するエキ
サイタコイルを点火電源とし制御信号入力端子に
点火信号が与えられた時に動作する半導体スイツ
チにより点火コイルの1次電流を制御して点火動
作を行なわせる点火回路と、前記内燃機関の回転
に同期して第1の極性の信号と第2の極性の信号
とを順次所定の角度間隔で誘起する信号コイルの
出力を入力として前記1次電流制御用半導体スイ
ツチに前記点火信号を供給して点火時期を決定す
る点火時期決定回路とを備えたものである。
従来の技術が有する問題を解決するため、本発
明では、前記点火時期決定回路が、 (イ) 第1の積分コンデンサと前記エキサイタコイ
ルを電源として前記第2の極性の信号が発生し
た時に前記第1の積分コンデンサを瞬時に一定
の電圧まで充電する第1の積分コンデンサ充電
回路と前記第1の積分コンデンサを所定の時定
数で放電させる第1の積分コンデンサ放電回路
とを備えた第1の積分回路と、 (ロ) 第2の積分コンデンサと前記第1の極性の信
号が発生した時に前記エキサイタコイルの出力
により前記第2の積分コンデンサを一定の電圧
まで瞬時に充電する第2の積分コンデンサ初期
充電回路と前記第1の極性の信号が発生した時
に前記一定の電圧に充電された第2の積分コン
デンサを更に一定の時定数で追加充電する第2
の積分コンデンサ追加充電回路とを備えた第2
の積分回路と、 (ハ) 前記第2の極性の信号が発生した時に前記第
1及第2の積分コンデンサを瞬時放電させるリ
セツト回路と、 (ニ) 前記第1の積分コンデンサの両端に得られる
第1の積分電圧と前記第2の積分コンデンサの
両端に得られる第2の積分電圧とを比較する比
較回路と、 (ホ) 前記比較回路の出力により制御されて前記第
2の積分電圧が前記第1の積分電圧を超えた時
に前記1次電流制御用半導体スイツチに前記点
火信号を供給するトリガ回路とを備え、 (ヘ) 前記内燃機関の回転数が設定値未満の場合に
は前記第1の極性の信号の発生時に前記第2の
積分電圧が前記第1の積分電圧を超え、前記内
燃機関の回転数が設定値以上になつた時に前記
第1の極性の信号の発生位置より遅れた位置で
前記第2の積分電圧が前記第1の積分電圧を超
えるように前記第1の積分コンデンサの放電時
定数が設定されている。
明では、前記点火時期決定回路が、 (イ) 第1の積分コンデンサと前記エキサイタコイ
ルを電源として前記第2の極性の信号が発生し
た時に前記第1の積分コンデンサを瞬時に一定
の電圧まで充電する第1の積分コンデンサ充電
回路と前記第1の積分コンデンサを所定の時定
数で放電させる第1の積分コンデンサ放電回路
とを備えた第1の積分回路と、 (ロ) 第2の積分コンデンサと前記第1の極性の信
号が発生した時に前記エキサイタコイルの出力
により前記第2の積分コンデンサを一定の電圧
まで瞬時に充電する第2の積分コンデンサ初期
充電回路と前記第1の極性の信号が発生した時
に前記一定の電圧に充電された第2の積分コン
デンサを更に一定の時定数で追加充電する第2
の積分コンデンサ追加充電回路とを備えた第2
の積分回路と、 (ハ) 前記第2の極性の信号が発生した時に前記第
1及第2の積分コンデンサを瞬時放電させるリ
セツト回路と、 (ニ) 前記第1の積分コンデンサの両端に得られる
第1の積分電圧と前記第2の積分コンデンサの
両端に得られる第2の積分電圧とを比較する比
較回路と、 (ホ) 前記比較回路の出力により制御されて前記第
2の積分電圧が前記第1の積分電圧を超えた時
に前記1次電流制御用半導体スイツチに前記点
火信号を供給するトリガ回路とを備え、 (ヘ) 前記内燃機関の回転数が設定値未満の場合に
は前記第1の極性の信号の発生時に前記第2の
積分電圧が前記第1の積分電圧を超え、前記内
燃機関の回転数が設定値以上になつた時に前記
第1の極性の信号の発生位置より遅れた位置で
前記第2の積分電圧が前記第1の積分電圧を超
えるように前記第1の積分コンデンサの放電時
定数が設定されている。
[発明の作用]
上記の各構成において、点火装置の基本的な動
作は従来の装置と同様であり、機関の点火時期に
点火時期決定回路から点火回路の1次電流制御用
半導体スイツチに点火信号が供給されると、1次
電流制御用半導体スイツチが動作して点火コイル
の1次電流を制御し、該点火コイルの2次コイル
に点火用の高電圧を誘起させる。これにより機関
の気筒に取付けられている点火プラグに火花が生
じ、機関が点火される。
作は従来の装置と同様であり、機関の点火時期に
点火時期決定回路から点火回路の1次電流制御用
半導体スイツチに点火信号が供給されると、1次
電流制御用半導体スイツチが動作して点火コイル
の1次電流を制御し、該点火コイルの2次コイル
に点火用の高電圧を誘起させる。これにより機関
の気筒に取付けられている点火プラグに火花が生
じ、機関が点火される。
本発明の点火装置において、信号コイルは例え
ば第2図Aに示すように、機関の回転角度θi1で
第1の極性の信号Vs1を発生し、次いで角度θi
2で第2の極性の信号Vs2を発生する。
ば第2図Aに示すように、機関の回転角度θi1で
第1の極性の信号Vs1を発生し、次いで角度θi
2で第2の極性の信号Vs2を発生する。
機関の回転に同期してエキサイタコイルに電圧
が発生すると、該電圧の一方の半サイクルにおい
て第1の積分回路の第1の積分コンデンサが一方
の極性に瞬時に充電され、該積分コンデンサの端
子電圧は一定のレベルに立上がる。この第1の積
分コンデンサの電荷は、第1の積分コンデンサ放
電回路を通して一定の時定数で放電し、信号コイ
ルから第2の極性の信号が発生した時にリセツト
回路により放電させられるため、第1の積分コン
デンサの両端に得られる第1の積分電圧Vc1は、
第2図Bに示したように各第2の極性の信号Vs
2が発生してから次の第2の極性の信号Vs2が
発生するまでの間一定の勾配で下降する三角波電
圧となる。
が発生すると、該電圧の一方の半サイクルにおい
て第1の積分回路の第1の積分コンデンサが一方
の極性に瞬時に充電され、該積分コンデンサの端
子電圧は一定のレベルに立上がる。この第1の積
分コンデンサの電荷は、第1の積分コンデンサ放
電回路を通して一定の時定数で放電し、信号コイ
ルから第2の極性の信号が発生した時にリセツト
回路により放電させられるため、第1の積分コン
デンサの両端に得られる第1の積分電圧Vc1は、
第2図Bに示したように各第2の極性の信号Vs
2が発生してから次の第2の極性の信号Vs2が
発生するまでの間一定の勾配で下降する三角波電
圧となる。
一方第2の積分回路では、上記信号コイルが第
1の極性の信号Vs1を発生した時に第2の積分
コンデンサが瞬時に一定の電圧まで初期充電さ
れ、続いて該コンデンサが第2の積分コンデンサ
追加充電回路を通して一定の時定数で更に充電さ
れるため、該第2の積分コンデンサの両端に得ら
れる第2の積分電圧Vc2は、第2図Eに示した
ように、第1の極性の信号のVs1の発生位置で
一定のレベルまで立上がりその後一定の勾配で上
昇する、矩形波と三角波とを重畳した波形にな
る。
1の極性の信号Vs1を発生した時に第2の積分
コンデンサが瞬時に一定の電圧まで初期充電さ
れ、続いて該コンデンサが第2の積分コンデンサ
追加充電回路を通して一定の時定数で更に充電さ
れるため、該第2の積分コンデンサの両端に得ら
れる第2の積分電圧Vc2は、第2図Eに示した
ように、第1の極性の信号のVs1の発生位置で
一定のレベルまで立上がりその後一定の勾配で上
昇する、矩形波と三角波とを重畳した波形にな
る。
上記第2の積分電圧と第1の積分電圧とは比較
回路に供給される。機関の回転数が低い領域で
は、第3図のNoのよに上記第1の積分コンデン
サの放電が第1の極性の信号が発生する以前に完
了しているため、第1の極性の信号が発生し、第
2の積分コンデンサの端子電圧(第2の積分電
圧)Vc2が一定のレベルに立上がつた瞬間には
該第2の積分電圧が必ず第1の積分電圧(既に零
になつている。)を超えている。従つてこの場合
は該第2の積分電圧の立上がり位置(第1の極性
の信号の発生位置)θi1で該トリガ回路が1次電
流制御用半導体スイツチに点火信号を供給する。
機関の回転数が上昇していくと、第3図のN1の
ように第2の積分電圧が立上がる位置θi1で第1
の積分コンデンサの電荷が残つている状態なる
が、機関の回転数が設定値未満の場合には、第2
の積分電圧の立上がり時に第1の積分電圧が第2
の積分電圧を超えることは無いように設定されて
いるため、第2の積分電圧が立上がつた位置で点
火信号が与えられることに変りはない。従つて機
関の回転数が設定値未満の回転領域では、第2の
積分電圧の立上がり位置で(第1の極性の信号の
発生時に)点火動作が行なわれる。
回路に供給される。機関の回転数が低い領域で
は、第3図のNoのよに上記第1の積分コンデン
サの放電が第1の極性の信号が発生する以前に完
了しているため、第1の極性の信号が発生し、第
2の積分コンデンサの端子電圧(第2の積分電
圧)Vc2が一定のレベルに立上がつた瞬間には
該第2の積分電圧が必ず第1の積分電圧(既に零
になつている。)を超えている。従つてこの場合
は該第2の積分電圧の立上がり位置(第1の極性
の信号の発生位置)θi1で該トリガ回路が1次電
流制御用半導体スイツチに点火信号を供給する。
機関の回転数が上昇していくと、第3図のN1の
ように第2の積分電圧が立上がる位置θi1で第1
の積分コンデンサの電荷が残つている状態なる
が、機関の回転数が設定値未満の場合には、第2
の積分電圧の立上がり時に第1の積分電圧が第2
の積分電圧を超えることは無いように設定されて
いるため、第2の積分電圧が立上がつた位置で点
火信号が与えられることに変りはない。従つて機
関の回転数が設定値未満の回転領域では、第2の
積分電圧の立上がり位置で(第1の極性の信号の
発生時に)点火動作が行なわれる。
機関の回転数が設定値に達すると第3図のN2
のように第2の積分電圧Vc2が立上がつた時に
第1の積分電圧Vc1が該第2の積分電圧Vc2に
等しくなつている状態になる。このとき第2の積
分コンデンサが僅かに追加充電されて第2の積分
電圧Vc2が第1の積分電圧Vc1を僅かに超えた
瞬間にトリガ回路が点火信号を与える。従つて点
火時期は第1の極性の信号が発生する角度θi1よ
り僅かに遅れた位置になる。
のように第2の積分電圧Vc2が立上がつた時に
第1の積分電圧Vc1が該第2の積分電圧Vc2に
等しくなつている状態になる。このとき第2の積
分コンデンサが僅かに追加充電されて第2の積分
電圧Vc2が第1の積分電圧Vc1を僅かに超えた
瞬間にトリガ回路が点火信号を与える。従つて点
火時期は第1の極性の信号が発生する角度θi1よ
り僅かに遅れた位置になる。
機関の回転数が更に上昇すると、第3図のN3
のように第2の積分電圧Vc2の立上がり時に第
1の積分電圧Vc1が第2の積分電圧Vc2を超え
ている状態になり、次いで第2の積分コンデンサ
の追加充電により第2の積分電圧が上昇していく
と或位置θi3で該第2の積分電圧が第1の積分電
圧を超え、該第2の積分電圧が第1の積分電圧を
超えた位置でトリガ回路が点火信号を与える。こ
の第2の積分電圧が第1の積分電圧を超える位置
は、機関の回転数の上昇に伴つて次第に遅れてい
くため、第4図に示したように、機関の点火時期
θiは設定回転数N2以上の領域で次第に遅れてい
くことになる。
のように第2の積分電圧Vc2の立上がり時に第
1の積分電圧Vc1が第2の積分電圧Vc2を超え
ている状態になり、次いで第2の積分コンデンサ
の追加充電により第2の積分電圧が上昇していく
と或位置θi3で該第2の積分電圧が第1の積分電
圧を超え、該第2の積分電圧が第1の積分電圧を
超えた位置でトリガ回路が点火信号を与える。こ
の第2の積分電圧が第1の積分電圧を超える位置
は、機関の回転数の上昇に伴つて次第に遅れてい
くため、第4図に示したように、機関の点火時期
θiは設定回転数N2以上の領域で次第に遅れてい
くことになる。
[実施例]
以下添附図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
第1図は本発明の一実施例を示したもので、同
図において、1は1次コイル1a及び2次コイル
1bを有する点火コイル、2は図示しない機関の
気筒に取付けられて点火コイル1の2次コイルに
接続された点火プラグである。1次コイル1a及
び2次コイル1bの一端は接地され、1次コイル
1aの非接地側の端子に点火エネルギー蓄積用コ
ンデンサ3の一端が接続されている。コンデンサ
3の他端と接地間には放電制御用サイリスタ4が
カソードを接地側に向けて接続され、サイリスタ
4のアノードとコンデンサ3との接続点にダイオ
ード5のカソードが接続され、ダイオード5のア
ノードにエキサイタコイル6の一端が接続されて
いる。エキサイタコイル6の他端はサイリスタ4
のカソードに接続され、ダイオード5のカソード
と接地間にアノードを接地側に向けたダイオード
7が接続されている。サイリスタ4のゲートカソ
ード間には抵抗8とコンデンサ9とが並列に接続
されている。エキサイタコイル6は機関と同期回
転する磁石発電機内に設けられ、機関の回転に同
期して第2図Dに示すように交流電圧Veを発生
する。以上の各部により点火回路10が構成され
ている。なお第2図の横軸は機関の回転角度θを
示している。
図において、1は1次コイル1a及び2次コイル
1bを有する点火コイル、2は図示しない機関の
気筒に取付けられて点火コイル1の2次コイルに
接続された点火プラグである。1次コイル1a及
び2次コイル1bの一端は接地され、1次コイル
1aの非接地側の端子に点火エネルギー蓄積用コ
ンデンサ3の一端が接続されている。コンデンサ
3の他端と接地間には放電制御用サイリスタ4が
カソードを接地側に向けて接続され、サイリスタ
4のアノードとコンデンサ3との接続点にダイオ
ード5のカソードが接続され、ダイオード5のア
ノードにエキサイタコイル6の一端が接続されて
いる。エキサイタコイル6の他端はサイリスタ4
のカソードに接続され、ダイオード5のカソード
と接地間にアノードを接地側に向けたダイオード
7が接続されている。サイリスタ4のゲートカソ
ード間には抵抗8とコンデンサ9とが並列に接続
されている。エキサイタコイル6は機関と同期回
転する磁石発電機内に設けられ、機関の回転に同
期して第2図Dに示すように交流電圧Veを発生
する。以上の各部により点火回路10が構成され
ている。なお第2図の横軸は機関の回転角度θを
示している。
上記点火回路10においては、エキサイタコイ
ル6とダイオード5とコンデンサ3とが点火コイ
ル1に1次電流を流す電源回路を構成し、放電制
御用サイリスタ4が点火時期に点火コイルの1次
電流を急変させるように制御する1次電流制御用
半導体スイツチを構成している。この点火回路は
コンデンサ放電式の点火回路として周知のもの
で、この点火回路においては、エキサイタコイル
6の図示の矢印方向の半サイクルの出力によりコ
ンデンサ3が図示の極性に充電される。次いで後
記する点火時期決定回路からサイリスタ4のゲー
トに点火信号(点火時期を決定する信号)が供給
されると、該サイリスタ4が導通し、コンデンサ
3の電荷がサイリスタ4と点火コイル1の1次コ
イル1aとを通して放電する。この放電は瞬時に
行なわれるため、点火コイル1の鉄心中で大きな
磁束変化が生じ、2次コイル1bに点火用の高電
圧が誘起する。この高電圧は点火プラグ2に印加
されるため、該点火プラグに火花が生じ、機関が
点火される。
ル6とダイオード5とコンデンサ3とが点火コイ
ル1に1次電流を流す電源回路を構成し、放電制
御用サイリスタ4が点火時期に点火コイルの1次
電流を急変させるように制御する1次電流制御用
半導体スイツチを構成している。この点火回路は
コンデンサ放電式の点火回路として周知のもの
で、この点火回路においては、エキサイタコイル
6の図示の矢印方向の半サイクルの出力によりコ
ンデンサ3が図示の極性に充電される。次いで後
記する点火時期決定回路からサイリスタ4のゲー
トに点火信号(点火時期を決定する信号)が供給
されると、該サイリスタ4が導通し、コンデンサ
3の電荷がサイリスタ4と点火コイル1の1次コ
イル1aとを通して放電する。この放電は瞬時に
行なわれるため、点火コイル1の鉄心中で大きな
磁束変化が生じ、2次コイル1bに点火用の高電
圧が誘起する。この高電圧は点火プラグ2に印加
されるため、該点火プラグに火花が生じ、機関が
点火される。
上記点火回路10のサイリスタ4のゲートにダ
イオード11のカソードが接続され、ダイオード
11のアノードは信号コイル12の一端に接続さ
れている。信号コイル12の他端はサイリスタ4
のカソード(接地)に接続されている。信号コイ
ル12は、機関の回転に同期して回転する信号発
電機内に設けられていて、第2図Aに示したよう
に第1の極性の信号(この例では負極性の信号)
Vs1と第2の極性の信号(この例では正極性の
信号)Vs2とを順次発生する。ここで信号発電
機は、第1の極性の信号Vs1を機関の設定回転
数未満の回転領域での点火時期θi1で発生し、第
2の極性の信号Vs2を機関の設定回転数以上の
回転領域での点火時期θi2(θi1より機関の上死
点寄りに遅れた角度)で発生するように構成され
ている。この信号発電機はエキサイタィコイルが
設けられている磁石発電機と別個に設けてもよ
く、該磁石発電機の回転子磁極の一部を利用して
構成してもよい。この例では、信号コイル12と
ダイオード11とにより信号コイル12から得ら
れる第2の極性の信号によりサイリスタ4に点火
信号を供給する第1の信号供給回路が構成されて
いる。
イオード11のカソードが接続され、ダイオード
11のアノードは信号コイル12の一端に接続さ
れている。信号コイル12の他端はサイリスタ4
のカソード(接地)に接続されている。信号コイ
ル12は、機関の回転に同期して回転する信号発
電機内に設けられていて、第2図Aに示したよう
に第1の極性の信号(この例では負極性の信号)
Vs1と第2の極性の信号(この例では正極性の
信号)Vs2とを順次発生する。ここで信号発電
機は、第1の極性の信号Vs1を機関の設定回転
数未満の回転領域での点火時期θi1で発生し、第
2の極性の信号Vs2を機関の設定回転数以上の
回転領域での点火時期θi2(θi1より機関の上死
点寄りに遅れた角度)で発生するように構成され
ている。この信号発電機はエキサイタィコイルが
設けられている磁石発電機と別個に設けてもよ
く、該磁石発電機の回転子磁極の一部を利用して
構成してもよい。この例では、信号コイル12と
ダイオード11とにより信号コイル12から得ら
れる第2の極性の信号によりサイリスタ4に点火
信号を供給する第1の信号供給回路が構成されて
いる。
エキサイタコイル6の非接地側端子には、ダイ
オード20のアノードが接続され、該ダイオード
20のカソードは抵抗21を介して第1の電源コ
ンデンサ22の一端に接続されている。コンデン
サ22の他端は接地され、該コンデンサ22の両
端にはアノードを接地側に向けたツエナーダイオ
ード23が並列接続されている。ツエナーダイオ
ード23のカソードにはトランジスタ24のコレ
クタが接続され、該トランジスタのエミツタと接
地間に第1の積分コンデンサ25が接続されてい
る。トランジスタ24のベースにはダイオード2
6のカソードが接続され、該ダイオード26のア
ノードは信号コイル12の非接地側端子に接続さ
れている。また第1の積分コンデンサ25の非接
地側端子にトランジスタ27のコレクタが接続さ
れ、トランジスタ27のエミツタと接地間に抵抗
28が接続されている。トランジスタ27のコレ
クタベース間及びベース接地間にはそれぞれ抵抗
29及び30が接続され、ダイオード20乃至抵
抗30の部品により第1の積分回路31が構成さ
れている。この積分回路においては、ダイオード
20、抵抗21、第1の電源コンデンサ22、ツ
エナーダイオード23、トランジスタ24及びダ
イオード26により、第2の極性の信号Vs2が
発生した時にエキサイタコイル6を電源として第
1の積分コンデンサ25を瞬時に一定の電圧まで
充電する第1の積分コンデンサ充電回路が構成さ
れ、トランジスタ27と抵抗28〜30とにより
第1の積分コンデンサ25の電荷を一定の時定数
で放電させる第1積分コンデンサ放電回路が構成
されている。第1の電源コンデンサ22の端子電
圧V22の波形は第2図Fに示した通りであり、第
1の積分コンデンサ25の両端の電圧Vc1の波
形は第2図Bに示すように変化する。すなわち、
第1の積分コンデンサの端子電圧Vc1は、第2
の極性の信号Vs2が発生した時に立上がり、そ
の後一定の勾配で下降する三角波形となる。
オード20のアノードが接続され、該ダイオード
20のカソードは抵抗21を介して第1の電源コ
ンデンサ22の一端に接続されている。コンデン
サ22の他端は接地され、該コンデンサ22の両
端にはアノードを接地側に向けたツエナーダイオ
ード23が並列接続されている。ツエナーダイオ
ード23のカソードにはトランジスタ24のコレ
クタが接続され、該トランジスタのエミツタと接
地間に第1の積分コンデンサ25が接続されてい
る。トランジスタ24のベースにはダイオード2
6のカソードが接続され、該ダイオード26のア
ノードは信号コイル12の非接地側端子に接続さ
れている。また第1の積分コンデンサ25の非接
地側端子にトランジスタ27のコレクタが接続さ
れ、トランジスタ27のエミツタと接地間に抵抗
28が接続されている。トランジスタ27のコレ
クタベース間及びベース接地間にはそれぞれ抵抗
29及び30が接続され、ダイオード20乃至抵
抗30の部品により第1の積分回路31が構成さ
れている。この積分回路においては、ダイオード
20、抵抗21、第1の電源コンデンサ22、ツ
エナーダイオード23、トランジスタ24及びダ
イオード26により、第2の極性の信号Vs2が
発生した時にエキサイタコイル6を電源として第
1の積分コンデンサ25を瞬時に一定の電圧まで
充電する第1の積分コンデンサ充電回路が構成さ
れ、トランジスタ27と抵抗28〜30とにより
第1の積分コンデンサ25の電荷を一定の時定数
で放電させる第1積分コンデンサ放電回路が構成
されている。第1の電源コンデンサ22の端子電
圧V22の波形は第2図Fに示した通りであり、第
1の積分コンデンサ25の両端の電圧Vc1の波
形は第2図Bに示すように変化する。すなわち、
第1の積分コンデンサの端子電圧Vc1は、第2
の極性の信号Vs2が発生した時に立上がり、そ
の後一定の勾配で下降する三角波形となる。
上記ダイオード20のカソードに抵抗32の一
端が接続され、該抵抗32の他端は第2の電源コ
ンデンサ33の一端に接続されている。コンデン
サ33の他端は接地され、該コンデンサ33の両
端にはツエナーダイオード34がアノードを接地
側に向けて並列に接続されている。従つてコンデ
ンサ33は、エキサイタコイル6の出力によりツ
エナーダイオード34のツエナー電圧まで充電さ
れる。このコンデンサ33の端子電圧V33の波形
を第2図Gに示してある。このツエナーダイオー
ド34のツエナー電圧は前記ツエナーダイオード
23のツエナー電圧より小さく設定されている。
コンデンサ32の非接地側端子にはトランジスタ
35のコレクタが接続され、該トランジスタ35
のベースはアノードを接地したダイオード36の
カソードに接続されている。トランジスタ35の
ベースにはまたコンデンサ37の一端が接続さ
れ、該コンデンサ37の他端は抵抗38とダイオ
ード39とを介して信号コイル12の一端に接続
されている。トランジスタ35のエミツタはダイ
オード40のアノードに接続され、ダイオード4
0のカソードと接地間に第2の積分コンデンサ4
1が接続されている。コンデンサ33、ツエナー
ダイオード34、トランジスタ35、ダイオード
36、コンデンサ37、抵抗38、ダイオード3
9及びダイオード40により、第1の極性の信号
Vs1が発生した時に第2の積分コンデンサ41
を一定の電圧まで瞬時に充電する第2の積分コン
デンサ初期充電回路が構成されている。この初期
充電回路により充電された第2の積分コンデンサ
41を更に追加充電する回路を構成するため、信
号コイル12の接地側端子に抵抗42の一端が接
続され、該抵抗42の他端はダイオード43を介
してコンデンサ37と抵抗38との接続点に接続
されている。また信号コイル12の接地側端子に
ダイオード44のアノードが接続され、該ダイオ
ード44のカソードと抵抗38及びコンデンサ3
7の接続点との間にコンデンサ45が接続されて
いる。コンデンサ45の両端には、カソードをダ
イオード44側に向けたツエナーダイオード46
が並列接続され、該ツエナーダイオード46のカ
ソードに抵抗47を介してトランジスタ48のエ
ミツタが接続されている。ツエナーダイオード4
6のカソードとトランジスタ48のベースとの間
には抵抗49が接続され、該トランジスタのベー
スと接地間に抵抗50が接続されている。トラン
ジスタ48のコレクタは第2の積分コンデンサ4
1の非接地側端子に接続され、ダイオード43,
44、コンデンサ45、ツエナーダイオード4
6、トランジスタ48及び抵抗42,47,4
9,50により第2の積分コンデンサを追加充電
する第2の積分コンデンサ追加充電回路が構成さ
れている。そして上記第2の積分コンデンサ初期
充電回路及び第2の積分コンデンサ追加充電回路
により第2の積分回路51が構成されている。
端が接続され、該抵抗32の他端は第2の電源コ
ンデンサ33の一端に接続されている。コンデン
サ33の他端は接地され、該コンデンサ33の両
端にはツエナーダイオード34がアノードを接地
側に向けて並列に接続されている。従つてコンデ
ンサ33は、エキサイタコイル6の出力によりツ
エナーダイオード34のツエナー電圧まで充電さ
れる。このコンデンサ33の端子電圧V33の波形
を第2図Gに示してある。このツエナーダイオー
ド34のツエナー電圧は前記ツエナーダイオード
23のツエナー電圧より小さく設定されている。
コンデンサ32の非接地側端子にはトランジスタ
35のコレクタが接続され、該トランジスタ35
のベースはアノードを接地したダイオード36の
カソードに接続されている。トランジスタ35の
ベースにはまたコンデンサ37の一端が接続さ
れ、該コンデンサ37の他端は抵抗38とダイオ
ード39とを介して信号コイル12の一端に接続
されている。トランジスタ35のエミツタはダイ
オード40のアノードに接続され、ダイオード4
0のカソードと接地間に第2の積分コンデンサ4
1が接続されている。コンデンサ33、ツエナー
ダイオード34、トランジスタ35、ダイオード
36、コンデンサ37、抵抗38、ダイオード3
9及びダイオード40により、第1の極性の信号
Vs1が発生した時に第2の積分コンデンサ41
を一定の電圧まで瞬時に充電する第2の積分コン
デンサ初期充電回路が構成されている。この初期
充電回路により充電された第2の積分コンデンサ
41を更に追加充電する回路を構成するため、信
号コイル12の接地側端子に抵抗42の一端が接
続され、該抵抗42の他端はダイオード43を介
してコンデンサ37と抵抗38との接続点に接続
されている。また信号コイル12の接地側端子に
ダイオード44のアノードが接続され、該ダイオ
ード44のカソードと抵抗38及びコンデンサ3
7の接続点との間にコンデンサ45が接続されて
いる。コンデンサ45の両端には、カソードをダ
イオード44側に向けたツエナーダイオード46
が並列接続され、該ツエナーダイオード46のカ
ソードに抵抗47を介してトランジスタ48のエ
ミツタが接続されている。ツエナーダイオード4
6のカソードとトランジスタ48のベースとの間
には抵抗49が接続され、該トランジスタのベー
スと接地間に抵抗50が接続されている。トラン
ジスタ48のコレクタは第2の積分コンデンサ4
1の非接地側端子に接続され、ダイオード43,
44、コンデンサ45、ツエナーダイオード4
6、トランジスタ48及び抵抗42,47,4
9,50により第2の積分コンデンサを追加充電
する第2の積分コンデンサ追加充電回路が構成さ
れている。そして上記第2の積分コンデンサ初期
充電回路及び第2の積分コンデンサ追加充電回路
により第2の積分回路51が構成されている。
信号コイル12に第1の極性の信号Vs1が発
生すると、信号コイル12からダイオード36、
コンデンサ37、抵抗38及びダイオード39を
通して電流が流れ、コンデンサ37が充電され
る。このコンデンサ37の充電電圧が所定値に達
するとトランジスタ35が導通し、コンデンサ3
3の電荷をコンデンサ41に移す。これによりコ
ンデンサ41が瞬時にコンデンサ33の充電電圧
(回転数の如何に拘らず一定)まで充電される。
また信号コイル12が第1の極性の信号Vs1を
発生すると、ダイオード44を通してコンデンサ
45が図示の極性に充電される。このコンデンサ
45の電荷は抵抗47とトランジスタ48とコン
デンサ41と抵抗42とダイオード43とを通し
て定電流で放電し、これにより第2の積分コンデ
ンサ41が一定の時定数で充電される。従つて第
2の積分コンデンサ41の端子電圧Vc2は、第
2図Eに示すように、第1の極性の信号Vs1が
発生した時に立上がつてその後一定の勾配で上昇
する、矩形波と三角波とを重畳した波形となる。
生すると、信号コイル12からダイオード36、
コンデンサ37、抵抗38及びダイオード39を
通して電流が流れ、コンデンサ37が充電され
る。このコンデンサ37の充電電圧が所定値に達
するとトランジスタ35が導通し、コンデンサ3
3の電荷をコンデンサ41に移す。これによりコ
ンデンサ41が瞬時にコンデンサ33の充電電圧
(回転数の如何に拘らず一定)まで充電される。
また信号コイル12が第1の極性の信号Vs1を
発生すると、ダイオード44を通してコンデンサ
45が図示の極性に充電される。このコンデンサ
45の電荷は抵抗47とトランジスタ48とコン
デンサ41と抵抗42とダイオード43とを通し
て定電流で放電し、これにより第2の積分コンデ
ンサ41が一定の時定数で充電される。従つて第
2の積分コンデンサ41の端子電圧Vc2は、第
2図Eに示すように、第1の極性の信号Vs1が
発生した時に立上がつてその後一定の勾配で上昇
する、矩形波と三角波とを重畳した波形となる。
上記第1の積分コンデンサ25の非接地側の一
端はダイオード60のアノードに接続され、該ダ
イオード60のカソードはエミツタを接地したト
ランジスタ61のコレクタに接続されている。ト
ランジスタ61のコレクタにはまたダイオード6
2のカソードが接続され、該ダイオード62のア
ノードが第2の積分コンデンサ41の非接地側の
一端に接続されている。トランジスタ61のベー
スは、信号コイル12の両端に並列に接続された
抵抗63及び64の直列回路からなる分圧回路の
分圧点に接続され、ダイオード60、トランジス
タ61,62及び抵抗63,64により、リセツ
ト回路65が構成されている。このリセツト回路
においては、信号コイル12に第2の極性の信号
Vs2が発生したときにトランジスタ61が導通
し、第1の積分コンデンサ25に電荷が残つてい
る場合にトランジスタ61が該第1の積分コンデ
ンサ25の電荷を瞬時に放電させる。
端はダイオード60のアノードに接続され、該ダ
イオード60のカソードはエミツタを接地したト
ランジスタ61のコレクタに接続されている。ト
ランジスタ61のコレクタにはまたダイオード6
2のカソードが接続され、該ダイオード62のア
ノードが第2の積分コンデンサ41の非接地側の
一端に接続されている。トランジスタ61のベー
スは、信号コイル12の両端に並列に接続された
抵抗63及び64の直列回路からなる分圧回路の
分圧点に接続され、ダイオード60、トランジス
タ61,62及び抵抗63,64により、リセツ
ト回路65が構成されている。このリセツト回路
においては、信号コイル12に第2の極性の信号
Vs2が発生したときにトランジスタ61が導通
し、第1の積分コンデンサ25に電荷が残つてい
る場合にトランジスタ61が該第1の積分コンデ
ンサ25の電荷を瞬時に放電させる。
機関の回転数が上昇していくと、第1の積分コ
ンデンサの放電が間に合わなくなつていき、つい
には第2の極性の信号Vs2が発生した時に未だ
第1の積分コンデンサ25に電荷が残つている状
態になるが、この第2の極性の信号の発生時に第
1の積分コンデンサに残つている電荷は上記のよ
うにリセツト回路55により放電させられるた
め、機関の回転数がある程度以上上昇した時の第
1の積分コンデンサ25の端子電圧Vc1の波形
は、第3図の波形N3〜N5のように、第1と極
性の信号の発生時に立上がつて一定の勾配で下降
し、第2の極性の信号の発生時に立ち下がる波形
になる。
ンデンサの放電が間に合わなくなつていき、つい
には第2の極性の信号Vs2が発生した時に未だ
第1の積分コンデンサ25に電荷が残つている状
態になるが、この第2の極性の信号の発生時に第
1の積分コンデンサに残つている電荷は上記のよ
うにリセツト回路55により放電させられるた
め、機関の回転数がある程度以上上昇した時の第
1の積分コンデンサ25の端子電圧Vc1の波形
は、第3図の波形N3〜N5のように、第1と極
性の信号の発生時に立上がつて一定の勾配で下降
し、第2の極性の信号の発生時に立ち下がる波形
になる。
上記コンデンサ25及び41の端子電圧Vc1
及びVc2は比較回路70に入力されて比較され
る。本実施例の比較回路70は、トランジスタ7
1と、該トランジスタ71のコレクタと接地間に
並列に接続されたコンデンサ72及び抵抗73と
からなり、トランジスタ71のコレクタは第2の
積分コンデンサ41の非接地側端子に、またベー
スは第1の積分コンデンサ25の非接地側端子に
それぞれ接続されている。この比較回路70にお
いては、コンデンサ41の両端に得られる第2の
積分電圧Vc2がコンデンサ25の両端に得られ
る第1の積分電圧Vc1を超えた瞬間にトランジ
スタ61が導通し、第2の得分コンデンサ41の
電荷を放電させる。これにより抵抗63の両端に
第2図Cに示すようにパルス状の信号電圧Vgが
発生する。機関の回転数が設定値以上になると、
第2の積分電圧Vc1が立上がつた時点では第1
の積分電圧Vc1が第2の積分電圧Vc2を超えて
いる状態になるため、比較回路60のトランジス
タ61は導通しない。その後第2の積分電圧Vc
2が追加充電により第1の積分電圧Vc1を超え
るとトランジスタ61が導通し、パルス信号電圧
Vgを発生させる。
及びVc2は比較回路70に入力されて比較され
る。本実施例の比較回路70は、トランジスタ7
1と、該トランジスタ71のコレクタと接地間に
並列に接続されたコンデンサ72及び抵抗73と
からなり、トランジスタ71のコレクタは第2の
積分コンデンサ41の非接地側端子に、またベー
スは第1の積分コンデンサ25の非接地側端子に
それぞれ接続されている。この比較回路70にお
いては、コンデンサ41の両端に得られる第2の
積分電圧Vc2がコンデンサ25の両端に得られ
る第1の積分電圧Vc1を超えた瞬間にトランジ
スタ61が導通し、第2の得分コンデンサ41の
電荷を放電させる。これにより抵抗63の両端に
第2図Cに示すようにパルス状の信号電圧Vgが
発生する。機関の回転数が設定値以上になると、
第2の積分電圧Vc1が立上がつた時点では第1
の積分電圧Vc1が第2の積分電圧Vc2を超えて
いる状態になるため、比較回路60のトランジス
タ61は導通しない。その後第2の積分電圧Vc
2が追加充電により第1の積分電圧Vc1を超え
るとトランジスタ61が導通し、パルス信号電圧
Vgを発生させる。
上記比較回路70の抵抗73の非接地側端子
(比較回路の出力端子)はトランジスタ80のベ
ースに接続され、該トランジスタのコレクタは前
記ツエナーダイオード23のカソードに接続され
ている。またトランジスタ80のエミツタはダイ
オード81のアノードに接続され、該ダイオード
81のカソードがサイリスタ4のゲートに接続さ
れている。トランジスタ80及びダイオード81
によりトリガ回路82が構成されている。このト
リガ回路においては、比較回路70からパルス信
号Vgが与えられた時にトランジスタ80が導通
して第1の電源コンデンサ22側からサイリスタ
4に点火信号を与え、該サイリスタを導通させて
点火動作を行わせる。
(比較回路の出力端子)はトランジスタ80のベ
ースに接続され、該トランジスタのコレクタは前
記ツエナーダイオード23のカソードに接続され
ている。またトランジスタ80のエミツタはダイ
オード81のアノードに接続され、該ダイオード
81のカソードがサイリスタ4のゲートに接続さ
れている。トランジスタ80及びダイオード81
によりトリガ回路82が構成されている。このト
リガ回路においては、比較回路70からパルス信
号Vgが与えられた時にトランジスタ80が導通
して第1の電源コンデンサ22側からサイリスタ
4に点火信号を与え、該サイリスタを導通させて
点火動作を行わせる。
本実施例においては、上記積分回路31と、第
2の積分回路51と、リセツト回路65と、比較
回路70と、トリガ回路82とにより第2の信号
供給回路が構成され、該第2の信号供給回路と、
前記信号コイル12及びダイオード11からなる
前記第1の信号供給回路とにより点火時期決定回
路が構成されている。
2の積分回路51と、リセツト回路65と、比較
回路70と、トリガ回路82とにより第2の信号
供給回路が構成され、該第2の信号供給回路と、
前記信号コイル12及びダイオード11からなる
前記第1の信号供給回路とにより点火時期決定回
路が構成されている。
上記の実施例において、機関の回転数Nが設定
回転数未満の場合、例えばN=N0の場合には、
第1の極性の信号Vs1が発生してコンデンサ4
1の両端に第2の積分電圧Vc2(第2図E参照)
が発生した時にコンデンサ25の両端に得られる
第1の積分電圧Vc1が既に零になつている(第
2図B参照)ため(第2の積分電圧Vc2が第1
の積分電圧Vc1を超えているため)、比較回路7
0のトランジスタ71が導通し、抵抗73の両端
にパルス信号電圧Vgが発生する。このバルス信
号はトリガ回路82のトランジスタ80のベース
に供給されるため、該トランジスタ80が導通
し、第1の電源コンデンサ22側からトランジス
タ80を通してサイリスタ4に点火信号が供給さ
れる。従つて機関の回転数が設定値未満の回転領
域では、第1の極性の信号Vs1の発生位置θi1
で第2図Hに示したように点火コイル1の2次コ
イル1bに高電圧Vhが発生し、これにより点火
プラグ2に火花が生じて、機関が点火される。
回転数未満の場合、例えばN=N0の場合には、
第1の極性の信号Vs1が発生してコンデンサ4
1の両端に第2の積分電圧Vc2(第2図E参照)
が発生した時にコンデンサ25の両端に得られる
第1の積分電圧Vc1が既に零になつている(第
2図B参照)ため(第2の積分電圧Vc2が第1
の積分電圧Vc1を超えているため)、比較回路7
0のトランジスタ71が導通し、抵抗73の両端
にパルス信号電圧Vgが発生する。このバルス信
号はトリガ回路82のトランジスタ80のベース
に供給されるため、該トランジスタ80が導通
し、第1の電源コンデンサ22側からトランジス
タ80を通してサイリスタ4に点火信号が供給さ
れる。従つて機関の回転数が設定値未満の回転領
域では、第1の極性の信号Vs1の発生位置θi1
で第2図Hに示したように点火コイル1の2次コ
イル1bに高電圧Vhが発生し、これにより点火
プラグ2に火花が生じて、機関が点火される。
機関の回転数NがN1→N2→N3→N4→N5と上
昇していくと、第3図に示したように第1の積分
電圧Vc1が零になる位置が遅れていき、回転数
Nが設定値N2に達すると角度θi1で第1の極性
の信号Vs1が発生して第2の積分電圧Vc2が立
上がつた時に該第2の積分電圧Vc2が第1の積
分電圧Vc1を超えることができなくなる。この
とき比較回路70のトランジスタ71は遮断状態
を維持し、トリガ回路82はサイリスタ4に点火
信号を与えない。次いで第2の積分電圧Vc2が
追加充電により第1の積分電圧Vc1を超えると
比較回路のトランジスタ71が導通し、トリガ回
路82が点火信号を与える。第2の積分電圧Vc
2が第1の積分電圧Vc1を超える位置は、機関
の回転数が上昇するに従つて遅れていく行き、あ
る回転数N5まで上昇すると、第2の極性の信号
Vs2が発生する位置θi2に達しても第2の積分
電圧Vc2が第1の積分電圧Vc1を超えることが
できなくなる。このとき信号コイル12から得ら
れる第2の極性の信号Vs2によりダイオード1
1を通してサイリスタ4に点火信号が供給され、
該第2の極性の信号の発生位置θi2で点火が行わ
れる。従つて機関の点火時期θiは第4図に示した
ように、設定回転数N2で角度θi1からθi2へと
直線的に遅角し、回転数N5以上で一定になる特
性となる。尚、第4図において、TDCは機関の
上死点を示している。
昇していくと、第3図に示したように第1の積分
電圧Vc1が零になる位置が遅れていき、回転数
Nが設定値N2に達すると角度θi1で第1の極性
の信号Vs1が発生して第2の積分電圧Vc2が立
上がつた時に該第2の積分電圧Vc2が第1の積
分電圧Vc1を超えることができなくなる。この
とき比較回路70のトランジスタ71は遮断状態
を維持し、トリガ回路82はサイリスタ4に点火
信号を与えない。次いで第2の積分電圧Vc2が
追加充電により第1の積分電圧Vc1を超えると
比較回路のトランジスタ71が導通し、トリガ回
路82が点火信号を与える。第2の積分電圧Vc
2が第1の積分電圧Vc1を超える位置は、機関
の回転数が上昇するに従つて遅れていく行き、あ
る回転数N5まで上昇すると、第2の極性の信号
Vs2が発生する位置θi2に達しても第2の積分
電圧Vc2が第1の積分電圧Vc1を超えることが
できなくなる。このとき信号コイル12から得ら
れる第2の極性の信号Vs2によりダイオード1
1を通してサイリスタ4に点火信号が供給され、
該第2の極性の信号の発生位置θi2で点火が行わ
れる。従つて機関の点火時期θiは第4図に示した
ように、設定回転数N2で角度θi1からθi2へと
直線的に遅角し、回転数N5以上で一定になる特
性となる。尚、第4図において、TDCは機関の
上死点を示している。
上記実施例において回転数の設定値N2は第1
の積分コンデンサの放電時定数を調整することに
より、第4図のN3a,N3bのように適宜に設
定することがてきる。また第2の積分コンデンサ
41の充電時定数を調整することにより、第4図
に鎖線で示したように遅角特性の傾斜を変えるこ
とができる。
の積分コンデンサの放電時定数を調整することに
より、第4図のN3a,N3bのように適宜に設
定することがてきる。また第2の積分コンデンサ
41の充電時定数を調整することにより、第4図
に鎖線で示したように遅角特性の傾斜を変えるこ
とができる。
上記の実施例のように、第2の極性の信号が発
生した位置θi2から所定の傾きで下降する第1の
積分電圧Vc1と、第1の極性の信号が発生した
位置θi1で一定の値まで上昇した後更に第2の極
性の信号の発生位置θi2まで所定の傾きで上昇す
る第2の積分電圧Vc2とを得て、第2の積分電
圧Vc2が第1の積分電圧Vc1を超えた時に点火
信号を発生させるようにすると、回転数の変化に
対する点火時期の変化割合を小さくすることがで
きる。
生した位置θi2から所定の傾きで下降する第1の
積分電圧Vc1と、第1の極性の信号が発生した
位置θi1で一定の値まで上昇した後更に第2の極
性の信号の発生位置θi2まで所定の傾きで上昇す
る第2の積分電圧Vc2とを得て、第2の積分電
圧Vc2が第1の積分電圧Vc1を超えた時に点火
信号を発生させるようにすると、回転数の変化に
対する点火時期の変化割合を小さくすることがで
きる。
高速領域で遅角特性を得る従来の点火装置(特
開昭58−44272号)では、第9図に示すように、
本発明の第1の積分コンデンサに相当する積分コ
ンデンサの放電を第1の極性の信号が発生する位
置θi1で停止させて、該積分コンデンサの端子電
圧を、第9図にVc1′で示したように第2の極性
の信号の発生位置θi2まで一定に保持するように
し、この積分電圧Vc1′を本発明の第2の積分電
圧Vc2と同様な電圧と比較して積分電圧Vc2が
Vc1′を超えた時に点火信号を発生させている。
開昭58−44272号)では、第9図に示すように、
本発明の第1の積分コンデンサに相当する積分コ
ンデンサの放電を第1の極性の信号が発生する位
置θi1で停止させて、該積分コンデンサの端子電
圧を、第9図にVc1′で示したように第2の極性
の信号の発生位置θi2まで一定に保持するように
し、この積分電圧Vc1′を本発明の第2の積分電
圧Vc2と同様な電圧と比較して積分電圧Vc2が
Vc1′を超えた時に点火信号を発生させている。
第9図から明らかなように、従来の装置におい
て、回転数がN1のときの点火時期はθi1、回転
数がN2(>N1)の時の点火時期はθa′であり、回
転数がN1からN2まで変化したときの点火時期の
変化幅はθ2である。これに対し本発明において
は、回転数がN1の時の点火時期はθi1、回転数
がN2の時の点火時期はθaであり、回転数がN1か
らN2まで変化したときの点火時期の変化幅はθ
1(<θ2)である。即ち、各回転数における積分
電圧Vc1及びVc1′の傾きを同一とした場合、
回転数の変化に対する点火時期の変化幅は、従来
の装置による場合よりも本発明による場合の方が
小さくなる。更に本発明によれば、電源電圧の変
動による点火時期の変化も従来より少なくするこ
とができる。
て、回転数がN1のときの点火時期はθi1、回転
数がN2(>N1)の時の点火時期はθa′であり、回
転数がN1からN2まで変化したときの点火時期の
変化幅はθ2である。これに対し本発明において
は、回転数がN1の時の点火時期はθi1、回転数
がN2の時の点火時期はθaであり、回転数がN1か
らN2まで変化したときの点火時期の変化幅はθ
1(<θ2)である。即ち、各回転数における積分
電圧Vc1及びVc1′の傾きを同一とした場合、
回転数の変化に対する点火時期の変化幅は、従来
の装置による場合よりも本発明による場合の方が
小さくなる。更に本発明によれば、電源電圧の変
動による点火時期の変化も従来より少なくするこ
とができる。
また高速領域で遅角特性を得る従来の点火装置
として、本発明の第1の積分電圧Vc1に代えて、
第10図に示すように第2の極性の信号の発生位
置θi2から第1の極性の信号の発生位置θi1まで
一定の傾きで上昇し、第1の極性の信号の発生位
置θi1から第2の極性の信号の発生位置θi2まで
一定の値を保持する積分電圧Vc1′を用いる点火
装置(特開昭57−183567号)が知られている。こ
こで説明を簡単にするため、積分電圧Vc1及び
Vc1′が一定であるとすると、従来の点火装置に
よる場合、回転数がN1の時の点火時期はθa′、回
転数がN2の時の点火時期はθb′であり、回転数が
N1からN2まで変化したときの点火時期の変化幅
はθ2である。これに対し、本発明の装置による場
合、回転数がN1の時の点火時期はθa、回転数が
N2の時の点火時期はθbであり、回転数がN1から
N2まで変化したときの点火時期の変化幅はθ1(<
θ2)である。
として、本発明の第1の積分電圧Vc1に代えて、
第10図に示すように第2の極性の信号の発生位
置θi2から第1の極性の信号の発生位置θi1まで
一定の傾きで上昇し、第1の極性の信号の発生位
置θi1から第2の極性の信号の発生位置θi2まで
一定の値を保持する積分電圧Vc1′を用いる点火
装置(特開昭57−183567号)が知られている。こ
こで説明を簡単にするため、積分電圧Vc1及び
Vc1′が一定であるとすると、従来の点火装置に
よる場合、回転数がN1の時の点火時期はθa′、回
転数がN2の時の点火時期はθb′であり、回転数が
N1からN2まで変化したときの点火時期の変化幅
はθ2である。これに対し、本発明の装置による場
合、回転数がN1の時の点火時期はθa、回転数が
N2の時の点火時期はθbであり、回転数がN1から
N2まで変化したときの点火時期の変化幅はθ1(<
θ2)である。
この場合も、回転数の変化に対する点火時期の
変化幅は、従来の装置による場合よりも本発明に
よる場合の方が小さくなり、また本発明によれ
ば、電源電圧の変動による点火時期の変化を従来
よりも少なくすることができる。
変化幅は、従来の装置による場合よりも本発明に
よる場合の方が小さくなり、また本発明によれ
ば、電源電圧の変動による点火時期の変化を従来
よりも少なくすることができる。
上記の実施例では、点火回路としてコンデンサ
放電式の回路が用いられているが、本発明で用い
る点火回路は信号コイルの出力により点火信号が
与えられて動作時期が定められる1次電流制御用
半導体スイツチにより点火コイルの1次電流を制
御して点火用の高電圧を得る回路であれば良く、
機関の点火時期に1次電流制御用半導体スイツチ
の動作により点火コイルの1次側回路に流してお
いた電流を遮断することにより点火コイルの1次
電流を急変させて点火動作を行なわせる周知の電
流遮断形の点火回路が用いられる場合にも本発明
を適用することができるのは勿論である。
放電式の回路が用いられているが、本発明で用い
る点火回路は信号コイルの出力により点火信号が
与えられて動作時期が定められる1次電流制御用
半導体スイツチにより点火コイルの1次電流を制
御して点火用の高電圧を得る回路であれば良く、
機関の点火時期に1次電流制御用半導体スイツチ
の動作により点火コイルの1次側回路に流してお
いた電流を遮断することにより点火コイルの1次
電流を急変させて点火動作を行なわせる周知の電
流遮断形の点火回路が用いられる場合にも本発明
を適用することができるのは勿論である。
上記の実施例では、第1の積分回路31にトラ
ンジスタ27と抵抗28,29,30とからなる
定電流回路を設けてコンデンサ25を定電流放電
させるようにしたが、第5図Aに示したように、
単にコンデンサ25の電圧を抵抗28を通して放
電させるようにしても良い。この場合、第1の積
分コンデンサ25の端子電圧Vc1は第5図Bの
ような波形になる。
ンジスタ27と抵抗28,29,30とからなる
定電流回路を設けてコンデンサ25を定電流放電
させるようにしたが、第5図Aに示したように、
単にコンデンサ25の電圧を抵抗28を通して放
電させるようにしても良い。この場合、第1の積
分コンデンサ25の端子電圧Vc1は第5図Bの
ような波形になる。
第1図に示した実施例では、第2の積分コンデ
ンサ41をトランジスタ48と抵抗47,49,
50とからなる定電流回路を通して追加充電する
ようにしたが、第6図A示したように、コンデン
サ45の電荷で抵抗47とダイオード52とを通
して第2の積分コンデンサ41を追加充電するよ
うにしてもよい。このように構成した場合には、
第2の積分電圧Vc2の波形が第6図Bに示すよ
うになる。
ンサ41をトランジスタ48と抵抗47,49,
50とからなる定電流回路を通して追加充電する
ようにしたが、第6図A示したように、コンデン
サ45の電荷で抵抗47とダイオード52とを通
して第2の積分コンデンサ41を追加充電するよ
うにしてもよい。このように構成した場合には、
第2の積分電圧Vc2の波形が第6図Bに示すよ
うになる。
第7図は比較回路及びトリガ回路の変形例を示
したもので、この例では、フオトダイオード74
とフオトトランジスタ83とからなるフオトカプ
ラが用いられ、フオトダイオード74とフオトト
ランジスタ83とからなるフオトカプラが用いら
れ、フオトダイオード74のアノードと接地間及
びカソードと接地間にそれぞれコンデンサ41及
びコンデンサ25が接続されている。フオトトラ
ンジスタ83の出力はダイオード81を通してサ
イリスタ4のゲートに供給されている。この例で
は、フオトダイオード74により比較回路が構成
され、フオトトランジスタ83とダイオード81
とによりトリガ回路が構成されている。コンデン
サ41の端子電圧がコンデンサ25の端子電圧を
超えたときにフオトダイオード74が発光してフ
オトトランジスタ83が導通する。これにより電
源(例えばコンデンサ33)からフオトトランジ
スタ83を通して電流が流れ、ダイオード81を
通してサイリスタ4に点火信号が供給される。
したもので、この例では、フオトダイオード74
とフオトトランジスタ83とからなるフオトカプ
ラが用いられ、フオトダイオード74とフオトト
ランジスタ83とからなるフオトカプラが用いら
れ、フオトダイオード74のアノードと接地間及
びカソードと接地間にそれぞれコンデンサ41及
びコンデンサ25が接続されている。フオトトラ
ンジスタ83の出力はダイオード81を通してサ
イリスタ4のゲートに供給されている。この例で
は、フオトダイオード74により比較回路が構成
され、フオトトランジスタ83とダイオード81
とによりトリガ回路が構成されている。コンデン
サ41の端子電圧がコンデンサ25の端子電圧を
超えたときにフオトダイオード74が発光してフ
オトトランジスタ83が導通する。これにより電
源(例えばコンデンサ33)からフオトトランジ
スタ83を通して電流が流れ、ダイオード81を
通してサイリスタ4に点火信号が供給される。
第8図は本発明で用いる比較回路及びトリガ回
路の更に他の変形例を示したもので、この例で
は、比較回路を構成するトランジスタ71のコレ
クタがダイオード81を通してサイリスタ4のゲ
ートに接続されている。この例では、トランジス
タ71が比較回路の構成部品とトリガ回路の構成
部品とを兼ねており、コンデンサ41の電圧がコ
ンデンサ25の電圧を超えたときにトランジスタ
71が導通してサイリスタ4に点火信号が供給さ
れる。
路の更に他の変形例を示したもので、この例で
は、比較回路を構成するトランジスタ71のコレ
クタがダイオード81を通してサイリスタ4のゲ
ートに接続されている。この例では、トランジス
タ71が比較回路の構成部品とトリガ回路の構成
部品とを兼ねており、コンデンサ41の電圧がコ
ンデンサ25の電圧を超えたときにトランジスタ
71が導通してサイリスタ4に点火信号が供給さ
れる。
第1図の実施例において、第2の極性の信号
Vs2が発生した際にトリガ回路55のトランジ
スタ51が導通して第1の積分コンデンサ25の
放電が行なわれてから第1の積分回路のトランジ
スタ24がトリガされるように、すなわち、トラ
ンジスタ51がトランジスタ24より先にトリガ
されるように回路定数を設定しておくのは当然で
ある。このような設定は、例えば比較回路のトラ
ンジスタ61及び第1の積分回路のトランジスタ
24のhfeを適当に選択することによつて可能で
あり、また第1図に破線で示したように、トラン
ジスタ24の例えばベースエミツタ間に抵抗53
を接続して、該抵抗53の抵抗値と、リセツト回
路65のトランジスタ61のバイアス抵抗63及
び64の抵抗値とを調整することによつても可能
である。
Vs2が発生した際にトリガ回路55のトランジ
スタ51が導通して第1の積分コンデンサ25の
放電が行なわれてから第1の積分回路のトランジ
スタ24がトリガされるように、すなわち、トラ
ンジスタ51がトランジスタ24より先にトリガ
されるように回路定数を設定しておくのは当然で
ある。このような設定は、例えば比較回路のトラ
ンジスタ61及び第1の積分回路のトランジスタ
24のhfeを適当に選択することによつて可能で
あり、また第1図に破線で示したように、トラン
ジスタ24の例えばベースエミツタ間に抵抗53
を接続して、該抵抗53の抵抗値と、リセツト回
路65のトランジスタ61のバイアス抵抗63及
び64の抵抗値とを調整することによつても可能
である。
第1図の実施例では、第2の極性の信号Vs2
により点火信号を供給する第1の信号供給回路が
設けられている為、設定回転数N5以上で点火時
期が一定になつたが、第1図の回路において、ダ
イオード11を外すと(第1の信号供給回路を取
除くと)、設定回転数N5以上の回転数で点火信号
が供給されなくなるので、設定回転数N5以上で
失火する特性が得られる。
により点火信号を供給する第1の信号供給回路が
設けられている為、設定回転数N5以上で点火時
期が一定になつたが、第1図の回路において、ダ
イオード11を外すと(第1の信号供給回路を取
除くと)、設定回転数N5以上の回転数で点火信号
が供給されなくなるので、設定回転数N5以上で
失火する特性が得られる。
[発明の効果]
以上のように、本発明によれば、信号コイルか
ら発生する第1及び第2の極性の信号の内、後か
ら発生する各第2の極性の信号の発生位置で瞬時
に一定の電圧まで充電されてその後一定の時定数
で放電させられる第1の積分コンデンサと第1の
極性の信号の発生位置で瞬時に一定の電圧まで初
期充電された後一定の時定数で追加充電される第
2の積分コンデンサとを設けて、第1の積分コン
デンサの両端に得られる第1の積分電圧と第2の
積分コンデンサの両端に得られる第2の積分電圧
とを比較し、第2の積分電圧が立上がつた際に第
1の積分電圧を超えた時にトリガ回路から第1の
極性の信号の発生位置で点火信号を与えるように
したので、機関の回転数が設定値以上になつたと
きに点火時期を直線的に遅角させる点火特性を得
ることができる。そして本発明では、積分コンデ
ンサの端子電圧の比較により設定回転数の検出を
行うので、発電機の波形の影響を受けること無く
設定回転数を正確に検出して正確な動作を行わせ
ることができる。また遅角動作が行われる設定回
転数を、積分コンデンサの放電時定数を適宜に設
定することにより容易に適値に設定することがで
き、回路の設計を容易にすることができる。更に
本発明によれば、電源電圧の変動に対する点火時
期の変動幅を少なくして安定な動作を行わせるこ
とができ、また回転数の変化に対する点火時期の
変化幅を小さくして点火特性の微細な調整を可能
にすることができる利点がある。
ら発生する第1及び第2の極性の信号の内、後か
ら発生する各第2の極性の信号の発生位置で瞬時
に一定の電圧まで充電されてその後一定の時定数
で放電させられる第1の積分コンデンサと第1の
極性の信号の発生位置で瞬時に一定の電圧まで初
期充電された後一定の時定数で追加充電される第
2の積分コンデンサとを設けて、第1の積分コン
デンサの両端に得られる第1の積分電圧と第2の
積分コンデンサの両端に得られる第2の積分電圧
とを比較し、第2の積分電圧が立上がつた際に第
1の積分電圧を超えた時にトリガ回路から第1の
極性の信号の発生位置で点火信号を与えるように
したので、機関の回転数が設定値以上になつたと
きに点火時期を直線的に遅角させる点火特性を得
ることができる。そして本発明では、積分コンデ
ンサの端子電圧の比較により設定回転数の検出を
行うので、発電機の波形の影響を受けること無く
設定回転数を正確に検出して正確な動作を行わせ
ることができる。また遅角動作が行われる設定回
転数を、積分コンデンサの放電時定数を適宜に設
定することにより容易に適値に設定することがで
き、回路の設計を容易にすることができる。更に
本発明によれば、電源電圧の変動に対する点火時
期の変動幅を少なくして安定な動作を行わせるこ
とができ、また回転数の変化に対する点火時期の
変化幅を小さくして点火特性の微細な調整を可能
にすることができる利点がある。
第1図は本発明の一実施例を示した回路図、第
2図は第1図の各部の動作波形を機関の回転角度
に対して示した波形図、第3図は第1図の動作を
説明するための第1及び第2の積分電圧の波形
図、第4図は同実施例により得られる点火特性を
示した線図、第5図Aは本発明で用いる積分回路
の変形例を示した接続図、第5図Bは同図Aの回
路で得られる第1の積分電圧を示した波形図、第
6図Aは第2の積分回路の変形例を示した接続
図、第6図Bは同図Aの回路で得られる第2の積
分電圧の波形を示した波形図、第7図及び第8図
はそれぞれ本発明で用いる比較回路とトリガ回路
の異なる変形例を示した接続図、第9図及び第1
0図は本発明の装置と従来の装置との差異を説明
するための線図である。 1……点火コイル、2……点火プラグ、3……
コンデンサ、4……サイリスタ(1次電流制御用
半導体スイツチ)、5……ダイオード、6……エ
キサイタコイル、10……点火回路、12……信
号コイル、20……ダイオード、21……抵抗、
22……第1の電源コンデンサ、24……トラン
ジスタ、25……第1の積分コンデンサ、28,
29,30……抵抗、31……第1の積分回路、
32……抵抗、33……第2の電源コンデンサ、
34……ツエナーダイオード、35……トランジ
スタ、37……コンデンサ、38……抵抗、39
……ダイオード、41……第2の積分コンデン
サ、44……ダイオード、45……コンデンサ、
46……ツエナーダイオード、48……トランジ
スタ、47,49,50……抵抗、60,62…
…ダイオード、61……トランジスタ、63,6
4……抵抗、65……リセツト回路、70……比
較回路、71……トランジスタ、72……コンデ
ンサ、73……抵抗、80……トランジスタ、8
1……ダイオード、82……トリガ回路。
2図は第1図の各部の動作波形を機関の回転角度
に対して示した波形図、第3図は第1図の動作を
説明するための第1及び第2の積分電圧の波形
図、第4図は同実施例により得られる点火特性を
示した線図、第5図Aは本発明で用いる積分回路
の変形例を示した接続図、第5図Bは同図Aの回
路で得られる第1の積分電圧を示した波形図、第
6図Aは第2の積分回路の変形例を示した接続
図、第6図Bは同図Aの回路で得られる第2の積
分電圧の波形を示した波形図、第7図及び第8図
はそれぞれ本発明で用いる比較回路とトリガ回路
の異なる変形例を示した接続図、第9図及び第1
0図は本発明の装置と従来の装置との差異を説明
するための線図である。 1……点火コイル、2……点火プラグ、3……
コンデンサ、4……サイリスタ(1次電流制御用
半導体スイツチ)、5……ダイオード、6……エ
キサイタコイル、10……点火回路、12……信
号コイル、20……ダイオード、21……抵抗、
22……第1の電源コンデンサ、24……トラン
ジスタ、25……第1の積分コンデンサ、28,
29,30……抵抗、31……第1の積分回路、
32……抵抗、33……第2の電源コンデンサ、
34……ツエナーダイオード、35……トランジ
スタ、37……コンデンサ、38……抵抗、39
……ダイオード、41……第2の積分コンデン
サ、44……ダイオード、45……コンデンサ、
46……ツエナーダイオード、48……トランジ
スタ、47,49,50……抵抗、60,62…
…ダイオード、61……トランジスタ、63,6
4……抵抗、65……リセツト回路、70……比
較回路、71……トランジスタ、72……コンデ
ンサ、73……抵抗、80……トランジスタ、8
1……ダイオード、82……トリガ回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 内燃機関の回転に同期して交流電圧を誘起す
るエキサイタコイルを点火電源とし制御信号入力
端子に点火信号が与えられた時に動作する1次電
流制御用半導体スイツチにより点火コイルの1次
電流を制御して点火動作を行なわせる点火回路
と、前記内燃機関の回転に同期して第1の極性の
信号と第2の極性の信号とを順次所定の角度間隔
で誘起する信号コイルの出力を入力として前記1
次電流制御用半導体スイツチに前記点火信号を供
給して点火時期を決定する点火時期決定回路とを
備えた内燃機関用点火装置において、 前記点火時期決定回路は、 第1の積分コンデンサと前記エキサイタコイル
を電源として前記第2の極性の信号が発生した時
に前記第1の積分コンデンサを瞬時に一定の電圧
まで充電する第1の積分コンデンサ充電回路と前
記第1の積分コンデンサを所定の時定数で放電さ
せる第1の積分コンデンサ放電回路とを備えた第
1の積分回路と、 第2の積分コンデンサと前記第1の極性の信号
が発生した時に前記エキサイタコイルの出力によ
り前記第2の積分コンデンサを一定の電圧まで瞬
時に充電する第2の積分コンデンサ初期充電回路
と前記第1の極性の信号が発生した時に前記一定
の電圧まで充電された第2の積分コンデンサを更
に一定の時定数で追加充電する第2の積分コンデ
ンサ追加充電回路とを備えた第2の積分回路と、 前記第2の極性の信号が発生した時に前記第1
の積分コンデンサ及び第2の積分コンデンサを瞬
時放電させるリセツト回路と、 前記第1の積分コンデンサの両端に得られる第
1の積分電圧と前記第2の積分コンデンサの両端
に得られる第2の積分電圧とを比較する比較回路
と、 前記比較回路の出力により制御されて前記第2
の積分電圧が前記第1の積分電圧を超えた時に前
記1次電流制御用半導体スイツチに前記点火信号
を供給するトリガ回路とを備え、 前記内燃機関の回転数が設定値未満の場合には
前記第1の極性の信号の発生位置で前記第2の積
分電圧が前記第1の積分電圧を超え、前記内燃機
関の回転数が設定値以上になつた時に前記第1の
極性の信号の発生位置より遅れた位置で前記第2
の積分電圧が前記第1の積分電圧を超えるように
前記第1の積分コンデンサの放電時定数が設定さ
れていることを特徴とする内燃機関用点火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59112845A JPS60256564A (ja) | 1984-06-01 | 1984-06-01 | 内燃機関用点火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59112845A JPS60256564A (ja) | 1984-06-01 | 1984-06-01 | 内燃機関用点火装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60256564A JPS60256564A (ja) | 1985-12-18 |
JPH045825B2 true JPH045825B2 (ja) | 1992-02-03 |
Family
ID=14596968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59112845A Granted JPS60256564A (ja) | 1984-06-01 | 1984-06-01 | 内燃機関用点火装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60256564A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62233478A (ja) * | 1986-04-02 | 1987-10-13 | Kokusan Denki Co Ltd | 内燃機関用点火装置 |
JPS6350670A (ja) * | 1986-08-20 | 1988-03-03 | Honda Motor Co Ltd | 内燃エンジン用点火時期制御装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5765865A (en) * | 1980-10-06 | 1982-04-21 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | Condenser charging and discharging type ignition devece |
JPS57183567A (en) * | 1981-05-06 | 1982-11-11 | Hitachi Ltd | Contactless ignition device |
JPS5844272A (ja) * | 1981-09-09 | 1983-03-15 | Hitachi Ltd | 無接点点火装置 |
-
1984
- 1984-06-01 JP JP59112845A patent/JPS60256564A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60256564A (ja) | 1985-12-18 |
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