JPH0422063Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0422063Y2
JPH0422063Y2 JP1985026669U JP2666985U JPH0422063Y2 JP H0422063 Y2 JPH0422063 Y2 JP H0422063Y2 JP 1985026669 U JP1985026669 U JP 1985026669U JP 2666985 U JP2666985 U JP 2666985U JP H0422063 Y2 JPH0422063 Y2 JP H0422063Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ignition
capacitor
signal
circuit
thyristor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985026669U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61144273U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985026669U priority Critical patent/JPH0422063Y2/ja
Publication of JPS61144273U publication Critical patent/JPS61144273U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0422063Y2 publication Critical patent/JPH0422063Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、点火コイルの1次電流をサイリスタ
により制御して点火用の高電圧を誘起させる内燃
機関用点火装置に関するものである。
[従来の技術] この種の点火装置として、積分回路や比較器等
からなる電子回路を用いて進角特性を得る電子制
御式の点火装置が知られている。従来のこの種の
点火装置では、機関の最大進角位置及び最小進角
位置でそれぞれ第1及び第2の信号を出力する信
号コイルの出力を入力として最大進角位置から最
小進角位置までの区間に相応する点火動作許容区
間を検出する点火動作許容区間検出信号と最小進
角位置から次の最大進角位置までの区間に相応す
る点火動作禁止区間を検出する点火動作禁止区間
検出信号とを発生させ、これらの区間検出信号に
より積分回路を制御することにより、最小進角位
置から最大進角位置までの点火動作禁止区間の間
直線的に上昇し、最大進角位置から最小進角位置
までの点火動作許容区間の間直線的に下降して最
小進角位置で零に戻る波形の成分電圧を発生させ
る。そしてこの積分電圧を比較回路により基準電
圧と比較し、点火動作許容区間において積分電圧
が基準電圧以下になつた時に点火信号を得るよう
にしている。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来の電子制御式の点火装置では、進角
幅、進角開始回転数及び進角終了回転数を正確に
定めることができるが、積分回路の外に比較回路
等多数の素子からなる回路を必要とするため、装
置が複雑で大形化し、コストが高くなる欠点があ
つた。
また内燃機関用点火装置においては、機関の始
動性を高めるために、点火動作が可能な回転数の
最低値(点火動作開始回転数)をできるだけ低く
することが要求されている。従つてこの種の点火
装置を設計するに当つては、回路構成をできるだ
け簡単にするとともに、点火動作開始回転数をで
きるだけ低くするように配慮する必要がある。
そこで特開昭57−65865号公報及び特開昭58−
170855号公報に示されたように、比較回路を1個
のPNPトランジスタにより構成した点火装置が
提案された。
これらの点火装置では、最大進角位置で一定の
値まで瞬時に立上つた後最小進角位置まで更に一
定の傾きで上昇する第1の成分電圧と、各最小進
角位置から次の最小進角位置まで一定の傾きで上
昇する第2の積分電圧とを発生させて、第1の積
分電圧をPNPトランジスタのエミツタに、また
第2の積分電圧をトランジスタのベースに印加し
て、第1の積分電圧が第2の積分電圧を超えたと
きにトランジスタを導通させる。そしてこのトラ
ンジスタの出力をトランジスタ増幅器を介して1
次電流制御用サイリスタのゲートに供給し、該サ
イリスタを導通させることにより点火コイルの1
次電流を制御して、該点火コイルの2次コイルに
点火用の高電圧を発生させる。第2の積分電圧を
得る積分回路のコンデンサは最小進角位置で発生
する信号によりトリガされるスイツチを通して放
電させられる。第1の積分電圧を得る積分回路の
コンデンサは、比較回路を構成するトランジスタ
と、該トランジスタの出力するトランジスタ増幅
回路のベース回路とを通して所定の時定数で放電
していく。
この点火装置では、比較回路が1個のトランジ
スタにより構成されるため、比較回路の構成は簡
単になる。
しかしながら、トランジスタは自己保持機能を
有しておらず、比較回路を構成するトランジスタ
は、第1の積分電圧が第2の積分電圧を超えてい
る期間しか導通しないため、積分回路のコンデン
サを十分に放電させることができなくなることが
あつた。そのため、動作を確実にするためには、
各積分回路のコンデンサを放電させるための回路
を設けることが必要になり、全体の回路構成はや
はり複雑になるという問題があつた。
また比較回路を1個のトランジスタにより構成
した従来の点火装置では、電源部からトランジス
タ増幅回路を通して1次電流制御用サイリスタに
点弧信号を供給していたため、電源部の容量を一
次電流制御用サイリスタに信号を与えることがで
きる程度に大きくする必要があり、そのため電源
部が大型化し且つ価格が高くなるのを避けられな
かつた。
本考案の目的は、簡単な構成でしかも進各幅、
進角開始回転数及び進角終了回転数を正確に定め
ることができるようにした電子制御式の内燃機関
用点火装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、点火コイルと、導通した際に前記点
火コイルの1次電流を急変させるように制御して
該点火コイルの2次コイルに点火用の高電圧を誘
起させる1次電流制御用サイリスタと、内燃機関
の点火時期に前記1次電流制御用サイリスタの制
御極に点弧信号を供給する点火時期制御回路とを
備えた内燃機関用点火装置において、簡単な構成
で進角特性を得ることができるようにすると共
に、点火動作開始回転数を低くすることができる
ようにしたものである。
本考案においては、その一実施例を示す第1図
に見られるように、点火時期制御回路20が、内
燃機関の回転に同期して該機関の点火時期の最大
進角位置及び最小進角位置でそれぞれスレシヨー
ルドレベル以上になる第1及び第2の信号Vs1
びVs2を出力する信号コイル21と、第1の信号
VS1により制御されて最大進角位置で第1の積
分コンデンサ22aを一定の電圧まで瞬時に充電
すると共に該最大進角位置から第1の積分コンデ
ンサ22aを一定の時定数で追加充電する積分動
作を行なう第1の積分回路22と、第2の信号
Vs2により制御されて各最小進各位置の直後から
次の最小進角位置まで第2の積分コンデンサ23
aを一定の時定数で充電し該最小進各位置で該第
2の積分コンデンサ23aを瞬時に放電させる積
分動作を行なう第2の積分回路23と、アノード
とゲートとカソードとを有してカソードが1次電
流制御用サイリスタ5の制御極に接続されたスイ
ツチ素子24と、信号コイル21が出力する第2
の信号Vs2でサイリスタ5の制御極に点弧信号を
供給する低速時用信号供給回路26とを備えてい
る。
スイツチ素子24はそのアノードカソード間電
圧がゲートカソード間電圧を超えた時に導通して
アノード電流が保持電流より小さくなるまでの間
導通状態を保持する素子であり、スイツチ素子2
4のアノードと1次電流制御用サイリスタ5の陰
極端子との間に第1の積分コンデンサ22aの端
子電圧が印加され、スイツチ素子24のゲートと
1次電流制御用サイリスタ5の陰極端子との間に
第2の積分コンデンサ23aの端子電圧が印加さ
れている。
上記スイツチ素子としては例えば、Nゲートサ
イリスタまたはプログラマブルユニジヤンクシヨ
ントランジスタを用いることができる。
尚点火コイルの1次電流を制御する回路はサイ
リスタの導通により点火コイルの1次電流を急変
させるように制御する回路であればよく、コンデ
ンサ放電式の回路または電流遮断式の回路のいず
れを用いてもよい。
本出願人は、先に、本出願の考案に類似する考
案を出願した(実願昭59−107100号)が、本考案
が、この先願の考案と相違する点は、本考案にお
いて低速時用信号供給回路26を設けた点であ
る。
[考案の作用] 上記の構成において、機関の回転数が進角開始
回転数未満の場合には、最小進角位置まで第2の
積分コンデンサ23aの端子電圧が第1の積分コ
ンデンサ22aの端子電圧を超えている状態にあ
るので、最小進角位置までの間にスイツチ素子2
4が導通することは無い。最小進角位置で第2の
積分コンデンサ23aの端子電圧が零になつた瞬
間にスイツチ素子24がトリガされ、該最小進角
位置で第1の積分コンデンサがスイツチ素子及び
1次電流制御用サイリスタの制御極を通して放電
する。これによりサイリスタが導通し、点火動作
が行なわれる。従つて機関の回転数が進角開始回
転数未満の領域では、点火時期は常に最小進角位
置となり、点火時期は一定になる。
第1及び第2の積分コンデンサ22a及び23
aを充電する時間は機関の回転数の上昇に伴つて
短くなつていくため、両コンデンサの端子電圧は
回転数の上昇に伴つて低くなつていくが、第1の
積分コンデンサ22aはその充電開始時に一定の
電圧だけ瞬時充電されるので、機関の回転数の上
昇に伴つて両コンデンサの充電時間が短くなつて
いくと、やがて第1の積分コンデンサ22aの端
子電圧が第2の積分コンデンサ23aの端子電圧
を超えるようになる。機関の回転数が進角開始回
転数に達すると、第1の積分コンデンサ22aの
端子電圧が最小進角位置で第2の積分コンデンサ
23aの端子電圧に等しくなる状態になり、機関
の回転数が進角開始回転数を僅かでも超えると最
小進角位置より位相が進んだ位置で第1の積分コ
ンデンサ22aの端子電圧が第2の積分コンデン
サ23aの端子電圧を超えるようになり、該第1
の積分コンデンサの端子電圧が第2の積分コンデ
ンサの端子電圧を超えた位置でスイツチ素子24
が導通してサイリスタ5に点弧信号を供給する。
第1の積分コンデンサの端子電圧が第2の積分コ
ンデンサの端子電圧を超える位置は回転数の上昇
に伴つて進んでいくため、機関の点火時期は機関
の回転数の上昇に伴つて進角していく。
機関の点火時期が最大進角位置まで進角した後
は、第1の積分コンデンサが最大進角位置で一定
の電圧まで瞬時充電されると同時にスイツチ素子
が導通し、該最大進角位置で点火動作が行なわれ
る。従つて機関の低速時には点火時期を最小進角
位置に固定し、進角開始回転数以上の領域で点火
時期を進角させ、高速時に点火時期を最大進角位
置に固定する特性を得ることができる。そして本
考案においては、積分回路の電圧を比較して点火
時期を定める信号を得るので、従来の電子制御式
の点火装置の場合と同様に進角開始回転数及び進
角終了回転数を正確に定めることができる。
また本考案においては、Nゲートサイリスタや
プログラマブルユニジヤンクシヨントランジスタ
(以下PUTとも言う。)のような自己保持機能を
有するスイツチ素子を用いて第1及び第2の積分
コンデンサの端子電圧を比較すると共に、第1の
積分コンデンサをサイリスタの制御極に放電させ
てサイリスタに点弧信号を供給するので、比較回
路及び第1の積分コンデンサのリセツト回路が不
要になり、回路構成を簡単にすることができる。
上記スイツチ素子は自己保持機能を有するの
で、第1の積分コンデンサのリセツトを確実に行
わせることができる。
上記の構成を実現する回路において、第1の積
分コンデンサ22a及び第2の積分コンデンサ2
3aを充電する回路の構成によつては、機関の回
転数が非常に低い領域でコンデンサ22aまたは
23aの充電電圧が不足することがある。コンデ
ンサ22aまたは23aの充電電圧が不足する
と、サイリスタ5に充分な点弧信号が供給されな
いため、点火動作を行わせることができない。
本考案においては、信号コイル21から得られ
る第2の信号で1次電流制御用サイリスタに点弧
信号を供給する低速時用信号供給回路26を設け
たので、機関の始動回転数に近い低回転領域でコ
ンデンサ22aの充電が不足することがあつて
も、この低速時用信号供給回路26からサイリス
タ5に点弧信号を供給することができる。従つて
積分コンデンサの充電が不足する低回転領域にお
いても点火動作を行わせることができ、点火動作
開始回転数を低くすることができる。
[実施例] 以下添附図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
第1図は本考案の一実施例を示したもので、同
図において1は一端が接地された1次コイル1a
及び2次コイル1bを有する点火コイル、2は図
示しない機関の気筒に取りつけられて点火コイル
1の2次コイル1bに接続された点火プラグであ
り、1次コイル1aの両端にはカソードを接地側
に向けたダイオード3が接続されている。点火コ
イルの1次コイル1aの非接地側の端子には点火
エネルギー蓄積用コンデンサ4の一端が接続さ
れ、該コンデンサの他端にはカソードを接地した
1次電流制御用サイリスタ5のアノードが接続さ
れている。サイリスタ5のゲートカソード間には
抵抗6及びコンデンサ7が並列に接続されてい
る。コンデンサ4とサイリスタ5のアノードとの
接続点にはダイオード8のカソードが接続され、
ダイオード8のアノードは一端が接地されたエキ
サイタコイル9の非接地側端子に接続されてい
る。エキサイタコイル9は機関に取付けられた磁
石発電機内に配置されて機関の回転に同期して交
流電圧を発生する。エキサイタコイル9の両端に
はアノードを接地側に向けたダイオード10が並
列に接続され、ダイオード3,8,10、コンデ
ンサ4及びサイリスタ5により点火コイル1の1
次電流を制御する1次電流制御回路が構成されて
いる。
エキサイタコイル9の非接地側端子には、ダイ
オード11のアノードが接続され、該ダイオード
11のカソードは抵抗12を通して電源コンデン
サ13の一端に接続されている。電源コンデンサ
13の他端は接地され、該コンデンサ13の両端
にアノードを接地側に向けたツエナーダイオード
14が並列接続されている。ダイオード11、抵
抗12、コンデンサ13及びツエナーダイオード
14により電源回路15が構成され、エキサイタ
コイル9に誘起する図示の矢印方向の電圧により
ダイオード11及び抵抗12を通してコンデンサ
13が図示の極性にツエナーダイオード14のツ
エナー電圧まで充電されるようになつている。ツ
エナーダイオード14のカソードからは電源出力
端子t1が導出され、該電源出力端子に後記する積
分回路の電源端子が接続されるようになつてい
る。
上記の1次電流制御回路においては、エキサイ
タコイル9に図示の矢印方向の半サイクルの出力
電圧が発生した時にエキサイタコイル9からダイ
オード8及び1次コイル1aを通してコンデンサ
4が図示の極性に充電される。次いでサイリスタ
5の制御極に点弧信号が供給されると該サイリス
タ5が導通し、コンデンサ4の電荷を1次コイル
1aに放電させる。従つて点火コイルの鉄心中で
大きな磁束変化が生じ、2次コイル1bに点火用
の高電圧が誘起する。これにより点火プラグ2に
火花が生じ、機関が点火される。すなわち、この
点火装置では、サイリスタ5に点弧信号が供給さ
れる時期が点火時期となる。
上記点火装置の点火時期を機関の回転数
(rpm)に応じて制御するため、点火時期制御回
路20が設けられている。この制御回路は、一端
が接地された信号コイル21を備え、該信号コイ
ル21の出力は第1及び第2の積分回路22及び
23に入力されている。第1の積分回路22は、
一端が接地された第1の積分コンデンサ22aを
備え、該第1の積分コンデンサ22aの非接地側
端子にはNPNトランジスタ22bのエミツタが
接続されている。トランジスタ22bのコレクタ
はスイツチ回路22cを通して前記電源回路の出
力端子t1に接続されている。トランジスタ22b
のコレクタと接地間には抵抗22d及び22eの
直列回路からなる分圧回路が接続され、抵抗22
d及び22eの接続点にトランジスタ22bのベ
ースが接続されている。またコンデンサ22aの
非接地側端子は充電回路22fを通して電源の出
力端子t1に接続されている。スイツチ回路22c
はそのトリガ信号入力端子22c1に所定レベルの
負のトリガ信号が供給された時に導通するスイツ
チ回路で、該トリガ信号入力端子に信号コイル2
1の出力が入力されている。
第2の積分回路23は、一端が接地された第2
の積分コンデンサ23aを備え、該第2の積分コ
ンデンサ23aの非接地側端子は充電回路23b
を通して電源の出力端子t1に接続されている。コ
ンデンサ23aの両端にはスイツチ回路23cが
並列に接続されている。スイツチ回路23cはそ
のトリガ信号入力端子23c1に所定レベルの正の
トリガ信号が入力された時に導通するスイツチ回
路で、該スイツチ回路23cのトリガ信号入力端
子23c1に信号コイル21の出力が入力されてい
る。
第1の積分コンデンサ22aの非接地側端子は
サイリスタ5に点弧信号を供給するスイツチ素子
としてのPUT24のアノードに接続され、第2
の積分コンデンサ23aの非接地側端子は抵抗2
3dを介してPUT24のゲートに接続されてい
る。PUT24のカソードは抵抗25を介してサ
イリスタ5の制御極に接続されている。即ち、第
1の積分コンデンサ22aの端子電圧(第1の積
分電圧)Vc1はPUT24のアノードとサイリスタ
5の陰極端子との間に印加され、第2の積分コン
デンサ23aの端子電圧(第2の積分電圧)Vc2
はPUT24のゲートとサイリスタ5の陰極端子
との間に印加されている。
サイリスタ5に点弧信号を供給するスイツチ素
子は、アノードとゲートとカソードとを有してそ
のアノードカソード間電圧がゲートカソード間電
圧を超えた時に導通状態になる素子であればよ
く、この様な素子としては、上記の素子の外、N
ゲートサイリスタを用いることができる。
本考案においては、信号コイル21が出力する
第2の信号Vs2により1次電流制御用サイリスタ
5に点弧信号を供給する低速時用信号供給回路2
6が設けられている。第1図に示した構成では、
信号コイル21の非接地側からPUT24のカソ
ードに信号が供給され、信号コイル21の非接地
側端子とPUT24のカソードとを接続する回路
と抵抗25とにより低速時用信号供給回路26が
構成されている。尚信号コイル21の非接地側端
子とPUT24のカソードとは直接接続してもよ
く、適当な波形整形回路等を介して接続するよう
にしてもよい。
上記の実施例において、信号コイル21は機関
に取付けられた信号発電機内に設けられて第2図
Aに示したように機関の点火時期の最大進角位置
θ1及び最小進角位置θ2でそれぞれスレシヨールド
レベルVt以上になる、異なる極性の第1及び第
2の信号Vs1及びVs2を出力する。本実施例では、
第1の信号Vs1が負極性の信号からなり、第2の
信号Vs2が正極性の信号からなつている。尚第2
図において横軸の各位置の角度θ1,θ2等は機関の
上死点TDCを起点として該上死点から進角側に
図つている。
上記実施例において、コンデンサ4が充電され
た後、信号コイル21が第1の信号Vs1を出力す
ると、第1の積分回路22のスイツチ回路22c
が導通し、第2図Bに示したように電源回路15
の出力電圧V1が抵抗22d及び22eの直列回
路の両端に印加される。これによりトランジスタ
22bが導通し、第1の積分コンデンサ22aが
抵抗22d及び22eにより定まる一定の電圧
V2まで瞬時に充電される。次いでコンデンサ2
2aは充電回路22fにより一定の時定数で追加
充電され、該コンデンサ22aの端子電圧(第1
の積分電圧)Vc1は第2図Cに示したように上昇
する。後記する動作によりPUT24が導通する
と該第1の積分コンデンサ22aの電荷がサイリ
スタ5の制御極及び陰極を通して放電し、第1の
積分電圧Vc1が零に戻る。
一方第2の積分回路23のスイツチ回路23c
は第2の信号Vs2が入力された時に導通してコン
デンサ23aの電荷を放電させる。第2の信号
Vs2が消滅するとスイツチ回路23cが遮断状態
になり、充電回路23bを通して第2の積分コン
デンサ23aが一定の時定数で充電される。従つ
て第2の積分コンデンサ23aの端子電圧(第2
の積分電圧)Vc2は第2図Dに示すような波形に
なる。
PUT24はそのアノードカソード間電圧(第
1の積分電圧)がゲートカソード間の電圧(第2
の積分電圧)を超えた時にアノードからゲートに
トリガ電流が流れて導通し、第1の積分コンデン
サ22aをサイリスタ5の制御極と陰極とを通し
て放電される。これによりサイリスタ5に点弧信
号が供給され、点火動作が行なわれる。機関の回
転数が進角開始回転数未満の場合には、最小進角
位置θ2で第2の積分電圧Vc2が第1の積分電圧Vc1
を超えている状態にある。この時最小進角位置θ1
で第2の積分電圧Vc2が零になつた瞬間にPUT2
4が導通し、該PUT24を通してコンデンサ2
2aがサイリスタ5の制御極に放電してサイリス
タ5に点弧信号が供給される。従つて進角開始回
転数未満の回転領域では、常に最小進角位置θ2
点火動作が行なわれる。
機関の回転数が進角開始回転数n1に達すると、
第2図Eに実線で示したように最小進角位置θ2
第2の積分電圧Vc2が第1の積分電圧Vc1に等し
くなる状態になり、機関の回転数が該設定回転数
を超えてn2に達すると、第2図Eに鎖線で示した
ように最小進角位置θ2より位相が進んだ位置θ3
第1の積分電圧Vc1が第2の積分電圧Vc2を超え、
該位置θ3でPUT24が導通して第1の積分コン
デンサ22aの電荷でサイリスタ5に点弧信号が
供給される。第1の積分電圧Vc1が第2の積分電
圧Vc2を超える位置は機関の回転数の上昇に伴つ
て進んで行くため、機関の点火時期は機関の回転
数の上昇に伴つて進角して行く。
機関の回転数が進角終了回転数まで上昇する
と、第2図Eに破線で示したように最大進角位置
θ2で第2の積分電圧Vc2が第1の積分コンデンサ
22aの初期の充電電圧V2に達することができ
なくなるため、該最大進角位置で第1の積分コン
デンサ22aが一定の電圧まで充電されると同時
にPUT24が導通し、該最大進角位置θ1でサイ
リスタ5に点弧信号が供給される。以後機関の回
転数が更に上昇しても、PUT24の導通位置は、
第1の積分コンデンサ22aが初期充電される位
置になるため、点火時期は常に最大進角位置θ1
なり、点火時期は最大進角位置θ1に固定される。
尚第2図Fは点火コイル1の2次側に得られる点
火用の高電圧を示している。
機関の低速時においてコンデンサ22aまたは
23aの充電が不足すると、1次電流制御用サイ
リスタ5に充分な点弧信号が与えられなくなるた
め、該サイリスタ5が導通することができなくな
つて、点火動作が行われなくなる。しかるに、本
考案においては、第2図Gに示したように信号コ
イル21が第2の信号Vs2を出力した時に低速時
用信号供給回路26からサイリスタ5に点弧信号
Vgが供給されるため、コンデンサ22aまたは
23aの充電が不足する場合でも、第2の信号
Vs2が発生した位置(最小進角位置)で点火動作
が行われる。
上記の実施例では、点火コイルの1次電流を制
御する回路として、コンデンサ放電式の1次電流
制御回路が用いられたが、例えば、第3図に示し
たような電流遮断式の回路が用いられる場合にも
本考案を適用することができる。
第3図の回路においては、エキサイタコイル9
の非接地側の端子にダイオード26のアノードが
接続され、ダイオード26のカソードはエミツタ
を接地したNPNトランジスタ27のコレクタに
接続されている。ダイオード26のアノードには
また点火コイル1の1次コイル1aの非接地側端
子が接続され、点火コイル1aの接地側端子は陰
極端子を接地した1次電流制御用サイリスタ5の
陽極端子に接続されている。1次コイル1aとサ
イリスタ5の陽極端子との接続点は抵抗28を通
してトランジスタ27のベースに接続されてい
る。
この点火装置においては、エキサイタコイル9
に図示の矢印方向の電圧が誘起した時にトランジ
スタ27にベース電流が流れて該トランジスタ2
7が導通し、エキサイタコイル9からダイオード
26及びトランジスタ27を通して短絡電流が流
れる。次いで前記点火時期制御回路からサイリス
タ5に点弧信号が供給されると、トランジスタ2
7が遮断状態になり、エキサイタコイル9を流れ
ていた短絡電流が遮断される。従つてエキサイタ
コイル9に高電圧が発生し、該高電圧が1次コイ
ル1aに印加される。これにより1次コイル1a
に急激に電流が流れ込み、点火コイルの鉄心中で
大きな磁束変化が生じて2次コイル1bに点火用
の高電圧が発生する。
次に第4図乃至第6図を参照して本考案で用い
る点火時期制御回路20の他の構成例を説明す
る。
第4に示した点火時期制御回路20では、信号
コイル21の非接地側端子にダイオード30のカ
ソードが接続され、ダイオード30のアノードに
NPNトランジスタ31のエミツタが接続されて
いる。トランジスタ31のベースエミツタ間には
抵抗32が接続され、トランジスタ31のベース
と接地間にコンデンサ33と抵抗34とが並列に
接続されている。トランジスタ31のコレクタは
抵抗35を通してPNPトランジスタ36のベー
スに接続され、トランジスタ36のエミツタベー
ス間には抵抗37が接続されている。トランジス
タ36のエミツタは図示しない電源回路の出力端
子に接続され、コレクタはコンデンサ37の非接
地側端子に接続されている。コンデンサ37の両
端に抵抗22d及び22eの直列回路が並列に接
続され、抵抗22dの両端にコンデンサ38が並
列に接続されている。トランジスタ36のコレク
タにトランジスタ22bのコレクタが接続され、
トランジスタ22bのベースは抵抗22d及び2
2eの接続点に接続されている。トランジスタ2
2bのエミツタと接地間に第1の積分コンデンサ
22aが接続され、トランジスタ22bのコレク
タエミツタ間に抵抗39が接続されている。
信号コイル21の非接地側端子にはまた、ダイ
オード40のアノードが接続され、ダイオード4
0のカソードに抵抗41の一端及びコンデンサ4
2の一端が接続されている。抵抗41及びコンデ
ンサ42の他端はエミツタを接地したNPNトラ
ンジスタ43のベースに接続され、トランジスタ
43のベースエミツタ間に抵抗44が並列接続さ
れている。トランジスタ43のコレクタにはダイ
オード45及び46のカソードが接続され、ダイ
オード45のアノードは前記コンデンサ37の非
接地側端子に接続されている。またダイオード4
6のアノードと接地間に第2の積分コンデンサ2
3aが接続され、該コンデンサ23aの非接地側
端子は抵抗47を通して電源回路の出力端子に接
続されている。
抵抗41及びコンデンサ42の他端がPUT2
4のカソードに直接接続され、信号コイル21
と、ダイオード40と、抵抗41及びコンデンサ
42と、抵抗41及びコンデンサ42の他端を
PUT24のカソードに接続する線路とにより、
低速時用信号供給回路26が構成されている。
第4図の回路においては、鎖線で囲まれた2つ
の部分がそれぞれ第1及び第2の積分回路22及
び23を構成しており、第1の積分回路22にお
いては、トランジスタ31,36、抵抗32,3
4,35,37、コンデンサ33及びダイオード
30がスイツチ回路22cを構成し、抵抗39が
コンデンサ22aの充電回路22fを構成してい
る。また第2の積分回路においては、トランジス
タ43、抵抗41,44、コンデンサ42及びダ
イオード40,45,46がスイツチ回路23c
を構成しており、抵抗47がコンデンサ23aの
充電回路23bを構成している。
上記の点火時期制御回路において、信号コイル
21から負極性の第1の信号Vs1が発生するとト
ランジスタ31にベース電流が流れて該トランジ
スタ31が導通し、これによりトランジスタ36
にベース電流が流れてトランジスタ36が導通す
る。トランジスタ36が導通するとコンデンサ3
7が図示の極性に電源電圧V1まで瞬時に充電さ
れる。コンデンサ37の端子電圧は抵抗22d及
び22eの直列回路の両端に印加されるため、抵
抗22bにベース電流が流れて該トランジスタ2
2bが導通し、第1の積分コンデンサ22aが抵
抗22dと22eとにより定まる一定の電圧まで
瞬時に充電される。その後コンデンサ22aはコ
ンデンサ37の電荷で抵抗39を通して一定の時
定数で追加充電される。従つてコンデンサ22a
の両端には第2図Cに示したような積分波形の電
圧Vc1が得られる。
また信号コイル21から正極性の第2の信号
Vs2が出力されると、トランジスタ43にベース
電流が流れて該トランジスタが導通し、コンデン
サ23aの電荷を瞬時に放電させる。信号Vs2
消滅するとトランジスタ43が遮断状態になるた
め、コンデンサ23aは電源回路から抵抗47を
通して充電される。従つてコンデンサ23aの両
端には第2図Dに示したような積分波形の電圧
Vc2が得られる。
第4図の回路においては、コンデンサ37の電
荷によりトランジスタ22bを通して第1の積分
コンデンサ22aが充電される。ところが、コン
デンサ37の両端には抵抗22d及び22eの直
列回路が接続されていて、コンデンサ37の電荷
が該抵抗22d及び22eを通して放電する為、
機関の回転数が低下してコンデンサ37が充電さ
れる間隔が長くなると、コンデンサ37の放電量
が多くなり、コンデンサ22aの充電が不足する
ようになる。従つて機関の回転数がある程度低下
するとPUT24を通してサイリスタ5に点弧信
号を供給することが難しくなり、点火動作開始回
転数が高くなる。しかるに、本考案においては、
機関の低速時に、信号コイル21が第2の信号
Vs2を出力した時にダイオード40と抵抗41及
びコンデンサ42と抵抗25とを通して1次電流
制御用サイリスタ5に点弧信号が供給される。従
つて機関の回転数が低下してコンデンサ22aの
充電が不足するようになつてもサイリスタ5に充
分な点弧信号を供給することができ、点火動作開
始回転数を低くして機関の始動性を向上させるこ
とができる。
第5図は上記実施例で用いる電源回路(第1図
参照)15の他の構成例を示したもので、この電
源回路15においては、エキサイタコイル9の非
接地側端子にダイオード51のカソードが接続さ
れ、該ダイオード51のアノードにコンデンサ5
2の一端が接続されている。コンデンサ52の他
端はアノードを接地したダイオード53のカソー
ドに接続され、コンデンサ52とダイオード53
との直列回路の両端に抵抗54が並列接続されて
いる。ダイオード53のカソードにはダイオード
55のアノードが接続され、該ダイオード55の
カソードと接地間にコンデンサ56が並列接続さ
れている。コンデンサ56の両端には、アノード
を接地側に向けたツエナーダイオード57が並列
接続されている。
第5図に示した電源回路15においては、エキ
サイタコイル9の負の(接地側が正極性になる)
半サイクルにおいて、エキサイタコイル9→ダイ
オード53→コンデンサ52→ダイオード51→
ダイオード51の経路でコンデンサ52が図示の
極性に充電される。エキサイタコイル9の負の半
サイクルの出力電圧がピークを過ぎるとコンデン
サ52の電荷がダイオード55を通してコンデン
サ56に放電し、コンデンサ56が図示の極性に
充電される。このコンデンサ56の充電電圧はツ
エナーダイオード57のツエナー電圧により一定
に制限される。このように、エキサイタコイル9
の正負の半サイクルの出力の内、点火エネルギー
の供給に寄与しない(コンデンサ4を充電しな
い)負の半サイクルの出力を利用して点火時期制
御回路20に電力を供給するようにすると、点火
動作に影響を与えることなく点火時期制御回路2
0に充分な電力を供給することができる。
第6図は本考案の実施例で用いる電源回路15
の更に他の構成例を示したもので、この電源回路
においては、エキサイタコイル9のダイオード8
側の一端にアノードを接地したダイオード61の
カソードが接続され、エキサイタコイル9の他端
にアノードを接地したダイオード62のカソード
が接続されている。エキサイタコイル9の他端に
はまたカソードを接地したサイリスタ63のアノ
ードが接続され、該サイリスタ63のアノードゲ
ート間にアノードをゲート側に向けたツエナーダ
イオード64が接続されている。サイリスタ63
のゲート接地間には抵抗65が並列接続され、サ
イリスタ63のアノードと接地間にダイオード6
6を介してコンデンサ67が接続されている。
第6図に示した電源回路15においては、エキ
サイタコイル9の負の半サイクル(点火エネルギ
ーの供給に寄与しない半サイクル)の出力によ
り、エキサイタコイル→ダイオード66→コンデ
ンサ67→ダイオード61→エキサイタコイル9
の経路でコンデンサ67が図示の極性に充電され
る。コンデンサ67の端子電圧が設定値以上にな
るとツエナーダイオード64が導通してサイリス
タ63に点弧信号を供給するため、サイリスタ6
3が導通し、コンデンサ67の充電が停止され、
該コンデンサ67の端子電圧が一定に保たれる。
この第6図の電源回路によつても第5図の回路に
よる場合と同様に点火時期制御回路20に充分な
電力を供給することができる。
[考案の効果] 本考案によれば、以下に示すような効果を得る
ことができる。
(a) アノードカソード間電圧がゲートカソード間
電圧を超えた時に導通状態になつてアノード電
流が保持電流より小さくなるまで導通状態を保
持するスイツチ素子を用い、該スイツチ素子の
アノードと1次電流制御用サイリスタの陰極端
子との間い第1の積分コンデンサの端子電圧を
印加し、スイツチ素子のゲートと1次電流制御
用サイリスタの陰極端子との間に第2の積分コ
ンデンサの端子電圧を印加して、第1の積分コ
ンデンサの端子電圧が第2の積分コンデンサの
端子電圧を超えたときにスイツチ素子を導通さ
せて1次電流制御用サイリスタに点弧信号を与
えるようにしたので、1つのスイツチ素子を用
いて簡単に比較回路を構成することができる。
(b) 第1の積分コンデンサに蓄積された電荷をス
イツチ素子を通して1次電流制御用サイリスタ
のゲート回路に放電させることにより該サイリ
スタをトリガするので、第1の積分コンデンサ
に蓄積された電荷を有効に利用して電源部に負
担をかけることなく、サイリスタに信号を供給
することができる。そのため電源部の容量を必
要以上に大きくしておく必要がなく、電源部に
設ける電源コンデンサとして小形のものを用い
ることができる。
(c) 自己保持機能を有するスイツチ素子を通して
第1の積分コンデンサの電荷を放電させるの
で、第1の積分コンデンサを放電させるための
回路を設けなくても第1の積分コンデンサの放
電を完全に行わせることができる。
(d) したがつて、比較回路の構成が簡単になるこ
とと、電源コンデンサの大形化を防ぐことがで
きることと、第1の積分コンデンサの放電回路
を省略できることとが相俟つて、装置の構成を
簡単にすることができる。
(e) 信号コイルが最小進角位置で信号を発生した
時に該信号コイルの出力で1次電流制御用サイ
リスタに点弧信号を供給する低速時用信号供給
回路を設けたので、機関の低速時に積分コンデ
ンサの充電が不足する状態が生じる場合でも1
次電流制御用サイリスタに充分な点弧信号を供
給することができ、点火動作開始回転数を低く
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した回路図、第
2図は第1図の各部の信号を示した波形図、第3
図は本考案で用いる1次電流制御用半導体スイツ
チの他の構成例を示した回路図、第4図は本考案
で用いる点火時期制御回路の他の構成例を示した
回路図、第5図及び第6図はそれぞれ電源回路の
異なる構成例を示した回路図である。 1……点火コイル、2……点火プラグ、5……
1次電流制御用サイリスタ、9……エキサイタコ
イル、15……電源回路、20……点火時期制御
回路、21……信号コイル、22……第1の積分
回路、22a……第1の積分コンデンサ、22b
……トランジスタ、22c……スイツチ回路、2
2f……充電回路、23……第2の積分回路、2
3a……第2の積分コンデンサ、23b……充電
回路、23c……スイツチ回路、24……PUT、
26……低速時用信号供給回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 点火コイルと、導通した際に前記点火コイル
    の1次電流を急変させるように制御して該点火
    コイルの2次コイルに点火用の高電圧を誘起さ
    せる1次電流制御用サイリスタと、内燃機関の
    点火時期に前記1次電流制御用サイリスタの制
    御極に点弧信号を供給する点火時期制御回路と
    を備えた内燃機関用点火装置において、 前記点火時期制御回路は、 内燃機関の回転に同期して該機関の点火時期
    の最大進角位置及び最小進角位置でそれぞれス
    レシヨールドレベル以上になる第1及び第2の
    信号を出力する信号コイルと、 前記第1の信号により制御されて前記最大進
    角位置で第1の積分コンデンサを一定の電圧ま
    で瞬時に充電すると共に該最大進角位置から該
    第1の積分コンデンサを一定の時定数で追加充
    電する積分動作を行なう第1の積分回路と、 前記第2の信号により制御されて各最小進角
    位置の直後から次の最小進角位置まで第2の積
    分コンデンサを一定の時定数で充電し該最小進
    角位置で該第2の積分コンデンサを瞬時に放電
    させる積分動作を行なう第2の積分回路と、 アノードとゲートとカソードとを有し、該カ
    ソードが前記1次電流制御用サイリスタの制御
    極に結合されて導通した際に前記サイリスタに
    点弧信号を供給するスイツチ素子と、 前記信号コイルが出力する第2の信号で前記
    サイリスタの制御極に点弧信号を供給する低速
    時用信号供給回路とを具備し、 前記スイツチ素子はそのアノードカソード間
    電圧がゲートカソード間電圧を超えた時に導通
    してアノード電流が保持電流より小さくなるま
    で導通状態を保持する素子からなり、 前記スイツチ素子のアノードと前記1次電流
    制御用サイリスタの陰極端子との間に前記第1
    の積分コンデンサの端子電圧が印加され、 前記スイツチ素子のゲートと前記1次電流制
    御用サイリスタの陰極端子との間に前記第2の
    積分コンデンサの端子電圧が印加されているこ
    とを特徴とする内燃機関用点火装置。 (2) 前記スイツチ素子はNゲートサイリスタであ
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の内燃
    機関用点火装置。 (3) 前記スイツチ素子はプログラマブルユニジヤ
    ンクシヨントランジスタからなる実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載の内燃機関用点火装
    置。
JP1985026669U 1985-02-26 1985-02-26 Expired JPH0422063Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985026669U JPH0422063Y2 (ja) 1985-02-26 1985-02-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985026669U JPH0422063Y2 (ja) 1985-02-26 1985-02-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61144273U JPS61144273U (ja) 1986-09-05
JPH0422063Y2 true JPH0422063Y2 (ja) 1992-05-20

Family

ID=30522896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985026669U Expired JPH0422063Y2 (ja) 1985-02-26 1985-02-26

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0422063Y2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5765865A (en) * 1980-10-06 1982-04-21 Shindengen Electric Mfg Co Ltd Condenser charging and discharging type ignition devece
JPS58170855A (ja) * 1982-03-31 1983-10-07 Honda Motor Co Ltd エンジンの点火時期制御装置
JPS58202372A (ja) * 1982-05-20 1983-11-25 Yamaha Motor Co Ltd 内燃機関の点火進角装置
JPS59218363A (ja) * 1983-05-25 1984-12-08 Kokusan Denki Co Ltd 内燃機関用点火装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5765865A (en) * 1980-10-06 1982-04-21 Shindengen Electric Mfg Co Ltd Condenser charging and discharging type ignition devece
JPS58170855A (ja) * 1982-03-31 1983-10-07 Honda Motor Co Ltd エンジンの点火時期制御装置
JPS58202372A (ja) * 1982-05-20 1983-11-25 Yamaha Motor Co Ltd 内燃機関の点火進角装置
JPS59218363A (ja) * 1983-05-25 1984-12-08 Kokusan Denki Co Ltd 内燃機関用点火装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61144273U (ja) 1986-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0422063Y2 (ja)
JPH0413421Y2 (ja)
JPS6141984Y2 (ja)
JPS6124697Y2 (ja)
JPH0639097Y2 (ja) 内燃機関用点火装置
JPS6131184Y2 (ja)
JPH045736Y2 (ja)
JPH0444854Y2 (ja)
JPH041341Y2 (ja)
JPS631008Y2 (ja)
JPH0247262Y2 (ja)
JPH0313579Y2 (ja)
JPH0545824Y2 (ja)
JPH0219589Y2 (ja)
JPH0355817Y2 (ja)
JPH0422064Y2 (ja)
JPH0355816Y2 (ja)
JPH0343422Y2 (ja)
JPH0346227Y2 (ja)
JPH0238069Y2 (ja)
JPS6253714B2 (ja)
JPH0413420Y2 (ja)
JPS6226619Y2 (ja)
JPH045735Y2 (ja)
JPH0343423Y2 (ja)