JPH0118850Y2 - - Google Patents

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JPH0118850Y2
JPH0118850Y2 JP1983125101U JP12510183U JPH0118850Y2 JP H0118850 Y2 JPH0118850 Y2 JP H0118850Y2 JP 1983125101 U JP1983125101 U JP 1983125101U JP 12510183 U JP12510183 U JP 12510183U JP H0118850 Y2 JPH0118850 Y2 JP H0118850Y2
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signal
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ignition timing
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  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は機関点火装置、特に低速リタード付
の機関点火装置に関するものである。
〔従来技術〕
一般に内燃機関の点火時期は、機関の回転数に
より要求値が変り、通常は高速域における機関の
出力を有効に得るための進んだ点火時期と、低速
域におけるアイドリングの安定性およびノツキン
グを避けるための遅れた点火時期と、その両者の
間をノツキングゾーンを避けながら機関の出力を
有効に得るための進角過程とを有するが、さらに
始動時のケツチンを避けるため極低速域では前述
の遅れた点火時期よりさらに遅れた位置で点火さ
せる必要性がしばしば生ずるという問題があつ
た。
〔考案の概要〕
したがつてこの考案は、前述した問題に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、
比較的簡単な構成により、極低速域における点火
を確実に可能にした機関点火装置を提供すること
にある。
以下、図面を用いてこの考案の実施例を詳細に
説明する。
〔考案の実施例〕
第1図ないし第3図はこの考案による機関点火
装置の一例を示す平面図、その一部断面側面図お
よび電気回路図である。まず第1図および第2図
において、1は磁石発電機のロータ、2はロータ
1の外周に設けられた信号用突起、3,4はそれ
ぞれ信号コイル5,6を備えた信号発電装置であ
り、この信号発電装置3,4は自己の磁石7,8
により前記信号用突起2と対向して信号コイル
5,6に信号電圧を誘起する。9a,9b,9
c,9dはロータ1の内側に設けられた発電用磁
石、10は前記発電用磁石9a〜9dに対向して
設けられた点火電源コイルである。次に第3図に
おいて、信号コイル5,6および点火電源コイル
10は第1図,第2図の記述と同一である。11
はダイオード、12は点火用コンデンサ、13は
1次コイル14および2次コイル15からなる点
火コイル、16はサイリスタ、17は点火プラグ
である。
このような構成において、前記点火電源コイル
10の出力は、ダイオード11により整流されて
コンデンサ12に充電され、サイリスタ16のゲ
ートに信号が入力されることによりサイリスタ1
6は導通状態となり、コンデンサ12の電荷はサ
イリスタ16を通して点火コイル13の1次コイ
ル14に放出され、2次コイル15に高電圧を誘
起して点火プラグ17を飛火するように構成され
ている。
また、第3図において、5は進み角側の信号コ
イル、6は遅れ角側の信号コイルとして構成さ
れ、これらの各信号コイル5,6に誘起された各
信号電圧は、ダイオード18,19,20,21
およびダイオード22,23,24,25により
それぞれ整流されて出力が取り出される。ここで
進み側信号コイル5の一方の出力は、トランジス
タ25,27で構成されるスイツチ素子を経て前
記サイリスタ16のゲートに接続され、他方の出
力は、進角演算回路28および進角演算回路28
の出力を微分するコンデンサ29を経て前記サイ
リスタ16のゲートに接続される。なお、30は
コンデンサ29の放電回路を形成するダイオード
である。また、遅れ側信号コイル6の一方の出力
は前記サイリスタ16のゲートに接続され、他方
の出力は定電圧ダイオード31、抵抗32,3
3、サイリスタ34およびダイオード36、コン
デンサ37からなる定電圧回路35に接続され、
さらにコンデンサ37は抵抗38とともに時定数
回路39を構成する。そして、この時定数回路3
9の出力は抵抗40を経て前記スイツチ素子とし
て設けられたトランジスタ27のベースに入力さ
れるように構成されている。
このように構成された機関点火装置を第4図を
用いて動作を説明する。まず、第4図において、
同図aは前記進み側信号コイル5の出力波形、同
図bは前記遅れ側信号コイル6の出力波形、同図
cは前記時定数回路39の出力波形を示し、機関
の高速回転時の点火時期をa1、低速時アイドリン
グ回転時の点火時期をa2、始動時の点火時期をb2
点でそれぞれ示す。したがつて、機関点火進角度
はθ、極低速時、すなわち始動時のリタード量は
で示される。まず、サイリスタ16のゲートに
は、前述の通り遅れ側信号コイル6の一方の出力
および進み側信号コイル5の両方の出力が加えら
れ、これらの3信号のうち、最も進んだ信号でサ
イリスタ16は動作する。ここで高速時の点火時
期a1点の出力信号は進角演算回路28で処理さ
れ、機関の回転数に応じてサイリスタ16のゲー
トへ印加される時間が決められるが、機関の回転
速度が一定値以下のときは低速時アイドリング回
転時および始動時の点火時期a2およびb2点の位置
よりも遅れた位置に設定される。一方、b1点の出
力は定電圧回路35により電圧が同図cに示す電
圧V1にクリツプされた状態で時定数回路39に
給電され、電圧V1の値に充電された後、一定時
間で放電し、コンデンサ37の両端電圧は同図c
に電圧Vcで示すように変化し、この電圧Vcはト
ランジスタ27のベースに加えられるため、この
電圧Vcが一定値以上の値のもとではスイツチン
グ素子としての一方のトランジスタ26は導通状
態となるが、機関の回転が極めて低い間において
は前記電圧Vcは同図に点線で示すように変化し、
低速時アイドリング回転時の点火時期a2点の信号
が発生する時点ではトランジスタ26は非導通状
態となり、回転が一定値を超えると、電圧Vcは
同図に実線で示すように点火時期a2でトランジス
タ26を導通状態にする。したがつて、機関の回
転が極めて低い時は、高速回転時の点火時期a1
の信号は始動時の点火時期b2点より遅れ、低速時
アイドリング回転時の点火時期a2点の信号はトラ
ンジスタ26が非導通のため、最も遅れた始動時
の点火時期b2点の信号でサイリスタ16が動作し
て機関の点火を行なうことになる。また、機関の
回転がある一定値を超えると、トランジスタ26
は導通状態となり、サイリスタ16のゲートには
a1,b2点双方の信号が印加され、早い方すなわち
進み側のa2点の信号によりサイリスタ16は動作
して機関の点火を行なう。さらに機関の回転が上
昇すれば、進角演算回路28の信号が早められ、
機関の回転が所定値を超えると、a2点より進み位
置で進角演算回路28の信号がサイリスタ16の
ゲートに印加され、機関の点火を行なう。
第5図は機関の回転と点火時期との関係を示し
たものであり、同図において、回転がO〜n1の間
ではb2点の信号により、またn1〜n2の間ではa2
の信号により、さらにn2以上では進角演算回路2
8の出力によりそれぞれ機関の点火が行なわれ、
点火時期の判断が行なわれる。
第6図はこの考案による機関点火装置の他の実
施例を示す電気回路図であり、第3図と異なる点
は定電圧回路35の電源を点火用発電コイル10
から得るように構成したものである。このような
構成においても第3図の場合と全く同一の動作に
より前述と同様の効果が得られる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、定電圧回
路と時定数回路との組合せにより、調整が容易で
かつ高精度の時間設定を行なつて信号コイルの出
力を制御するので、動作回転数の精度の高い低速
遅角制御ができ、また信号コイル等の取付時の寸
法誤差による信号発電機のエアーギヤツプ変化に
伴なう出力バラツキ等機構上の誤差による特性変
化のない、したがつて生産時の調整値がそのまま
機関に組込んだ後にも得られるという低速リター
ド付の機関点火装置が得られるという極めて優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はこの考案による機関点火装置
の一例を示す要部平面図、その一部断面側面図、
第3図はこの考案による機関点火装置の一実施例
を示す電気回路図、第4図、第5図はこの考案に
よる機関点火装置の動作および特性を示す説明
図、第6図はこの考案による機関点火装置の他の
実施例を示す電気回路図である。 1……磁石発電機のロータ、2……信号用突
起、3,4……信号発電装置、5,6……信号コ
イル、7,8……磁石、9a,9b,9c,9d
……発電用磁石、10……点火電源コイル、11
……ダイオード、12……点火用コンデンサ、1
3……点火コイル、14……1次コイル、15…
…2次コイル、16……サイリスタ、17……点
火プラグ、18,19,20,21,22,2
3,24,25……ダイオード、26,27……
トランジスタ、28……進角演算回路、29……
コンデンサ、30……ダイオード、31……低電
圧ダイオード、32,33……抵抗、34……サ
イリスタ、35……定電圧回路、36……ダイオ
ード、37……コンデンサ、38……抵抗、39
……時定数回路、40……抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関のイニシアル点火時期において信号を発生
    する第1の信号発電装置と、前記イニシアル点火
    時期より遅れた位置で信号を発生する第2の信号
    発電装置と、前記第1、第2の信号発電装置の出
    力信号から点火時期を演算し点火信号を発生する
    点火時期演算回路と、前記点火信号のうち最も進
    み側の信号を受けて動作する第1のスイツチング
    素子と、前記第1のスイツチング素子の導通時に
    点火出力を発生する点火コイルと、前記イニシヤ
    ル点火時期信号より少なくとも進んだ位置で発生
    する出力信号により一定時間電圧を発生する定電
    圧回路と、前記定電圧回路の出力を充放電する時
    定数回路と、前記時定数回路の出力により前記第
    1の信号発電装置の出力を断続する第2のスイツ
    チング素子とを設け、機関の回転の極低速時のみ
    前記第2の信号発電装置の出力信号により前記第
    1のスイツチング素子を動作させることを特徴と
    した機関点火装置。
JP12510183U 1983-08-10 1983-08-10 機関点火装置 Granted JPS6032567U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12510183U JPS6032567U (ja) 1983-08-10 1983-08-10 機関点火装置

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JP12510183U JPS6032567U (ja) 1983-08-10 1983-08-10 機関点火装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6032567U JPS6032567U (ja) 1985-03-05
JPH0118850Y2 true JPH0118850Y2 (ja) 1989-06-01

Family

ID=30284953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12510183U Granted JPS6032567U (ja) 1983-08-10 1983-08-10 機関点火装置

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JP (1) JPS6032567U (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5457220U (ja) * 1977-09-30 1979-04-20
JPS55146869U (ja) * 1979-04-09 1980-10-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6032567U (ja) 1985-03-05

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