JPH0456833B2 - - Google Patents

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JPH0456833B2
JPH0456833B2 JP59113172A JP11317284A JPH0456833B2 JP H0456833 B2 JPH0456833 B2 JP H0456833B2 JP 59113172 A JP59113172 A JP 59113172A JP 11317284 A JP11317284 A JP 11317284A JP H0456833 B2 JPH0456833 B2 JP H0456833B2
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Nobuyuki Nagato
Hideki Mori
Kenichiro Maki
Ryoji Ishioka
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Showa Denko KK
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D301/00Preparation of oxiranes
    • C07D301/02Synthesis of the oxirane ring
    • C07D301/24Synthesis of the oxirane ring by splitting off HAL—Y from compounds containing the radical HAL—C—C—OY
    • C07D301/26Y being hydrogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/62Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by introduction of halogen; by substitution of halogen atoms by other halogen atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D303/00Compounds containing three-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D303/02Compounds containing oxirane rings
    • C07D303/08Compounds containing oxirane rings with hydrocarbon radicals, substituted by halogen atoms, nitro radicals or nitroso radicals

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  • Epoxy Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、溶剤、エポキシ樹脂原料、合成ゴム
原料、塩素化ゴム安定剤等として有用なエピクロ
ルヒドリンの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
エピクロルヒドリンは従来下記の反応式(1)〜(3)
で示すようにプロピレンの塩素化によるアリルク
ロライドの合成工程(1)、アリルクロライドのクロ
ルヒドリン化反応によるジクロルプロパノールの
合成工程、及びジクロルプロパノールのケン化反
応によるエピクロルヒドリンの合成工程(3)により
製造されている。
CH2=CH−CH3+Cl2 ―→CH2=CH−CH2Cl+HCl ……(1) この製造方法では、(1)式の工程は通常触媒を用
いずに気相中で行われるが、(i)反応温度が高く副
生成物が多種類生成し、目的物の収率が低いこ
と、(ii)プロピレンと塩素が接触する際に副生重合
物が、さらに炭化することにより反応器が詰まる
こと、及び反応ガス生成物を溶媒により急冷する
際にも重合物が熱交換器に付着することにより詰
まりが発生すること、(iii)塩化水素を高温で取扱う
ために装置の腐触が激しいこと等工業的な製造法
として重大な欠陥を有する。
(2)式の工程では、(i)アリルクロリドの水に対す
る溶解度が低く、その濃度を高めようとすると油
層が生成し、この状態で反応を行うと塩素が油層
に溶解し、水との反応より塩素の付加反応が優先
しトリクロルプロパンを生成する副反応が増大す
る。この副反応を抑制するためにはアリルクロリ
ドを低濃度にして反応させる必要があり、その場
合には目的物のジクロルプロパノールも低濃度溶
液として得られることになる。このため(3)式の工
程で(iii)ケン化反応を行いながら生成したエピクロ
ルヒドリンをスチームでストリツピングするに際
し、低濃度溶液の温度を上げるための顕熱分のエ
ネルギーがロスし、低濃度であるためにストリツ
ピングに多量のスチームを要することになる。ま
た(iii)(2)式の反応で生成するジクロルプロパノール
は1,3−ジクロル体と2,3−ジクロル体の2
種類の異性体混合物であり、各々のケン化反応速
度が非常に異なるために、ケン化反応の条件を両
異性体それぞれについて同時に最適に設定するこ
とができず、エピクロルヒドリンの収率向上に限
界がある。更に、(iv)(2)式の反応で等モル量生成す
る塩化水素を中和するために多量の石灰を必要と
する。
これらの欠点を改善する方法も提案されてい
る。その1つは下記の反応式(4)〜(7)で示される方
法である〔Khim,Prom,No.6 328〜335
(1982)〕。
CH2=CH−CH2+AcOH+1/2O2 Pd゜ ―→ CH2=CH−CH2OAc+H2O ……(4) 上記の反応においても、(5)式の塩素化工程は反
応後に触媒のCoCl2を分離する必要があり、また
収率が47.5〜84.2%とあまり高くなく、未反応の
アリルアセテートを分離回収する必要があり、副
反応として塩素による置換反応によつて、例えば
アセチル基中のメチル基が塩素化され、酢酸がロ
スしたりアリルクロリドが副生する。また塩素化
生成物は2,3−ジクロル体と1,3−ジクロル
体との混合物であるため、前述の如くケン化工程
での収率に限界がある。更に、反応に用いた有機
溶媒を回収する際の蒸留時にロスを伴う。
(6)式の反応は平衡反応であるから、転化率を上
げようとするとH2Oの比率を上げる必要がある
が、この平衡系では原料のジクロルプロピルアセ
テートが最も沸点が高いので、未反応のジクロル
プロピルアセテートを回収してリサイクルするた
めには、水及び反応生成物の酢酸、ジクロルプロ
パノールを全て蒸発させる必要があり、多量のエ
ネルギーを消費する。また(5)式の塩素化工程でア
セチル基が塩素化された副生成物は(6)式の加水分
解でモノクロル酢酸となるが、モノクロル酢酸の
沸点は187℃であり、2,3−ジクロル−1−プ
ロパノールの沸点に近いために分離が困難であ
る。
(7)式のケン化反応は、原料が前記のように2,
3−ジクロル体と1,3−ジクロル体との混合物
であることに基づく反応速度の違いにより最適条
件での反応が困難であるという問題がある。但
し、濃度が高い状態で反応できる点で従来法より
はすぐれている。
従来法を改善する他の提案は次式(8)〜(10)で示さ
れる反応である〔Compend.−Dtsch.Ges.
Mineraloelwiss.Kohlchem,P318〜26(1975)〕。
CH2=CH−CH3+AcOH+1/2O2
Pd゜ ―→ CH2=CH−CH2OAc+H2O ……(8) CH2=CH−CH2OAc+HCl CuCl又は FeCl2 ―→ 有機溶媒 CH2=CH−CH2Cl+AcOH ……(9) 上記の反応では(8)式が選択率約90%、(9)式が選
択率約96%であり、従つてプロピレンからのアリ
ルクロリドの選択率は86.4%に達し、従来法より
も選択率は約10%以上高いがなお以下のような欠
点を有する。
(i) (9)式の反応で加水分解反応を防ぐため、塩化
銅又は塩化鉄触媒の存在下非水系で反応を行う
必要があるが、反応の原料であるアリルアセテ
ートを明水にする必要があり、このためには水
を生成し、かつ通常の水の存在下で反応を行う
前工程(8)式の反応後に脱水工程が必要となる。
(ii) (9)式の反応でHClも、コストの高い無水物を
必要とする。
(iii) 触媒を反応生成液から分離回収するために、
未反応のアリルアセテート、生成酢酸、溶媒等
を蒸留により除去する必要がある。
(iv) また(10)式以下の反応は、従来法と同じであ
り、従つて前記した欠点がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従つて本発明は従来法の欠点を解消し、エピク
ロルヒドリンを工業的に一層有利に製造する方法
を提供することを目的とする。
〔問題点を解消するための手段及び作用〕
本発明は、 (a) 塩化水素を45〜70重量%含有する水溶液中
で、−30℃〜20℃の温度及び0〜10気圧(ゲー
ジ圧)の圧力条件下にてアリルアルコールと塩
素とを反応させることにより2,3−ジクロル
−1−プロパノールを合成する工程、 (b) 前記a)で得られた反応液を加熱して少なく
とも一部の塩化水素をガスとして分離回収する
工程、 (c) 前記b)で回収された塩化水素を前記a)に
循環する工程、 (d) 前記b)で、少なくとも一部の塩化水素を回
収した残液を30℃以下の温度に冷却して水層と
油層とに分離する工程、 (e) 前記d)で分離された水層の少なくとも一部
を前記a)に循環する工程、及び (f) 前記d)で分離された油層をそのまま、又は
分離操作により2,3−ジクロル−1−プロパ
ノールの純度を高めた後、アルカリ水溶液又は
アルカリ懸濁液と混合して、40℃〜110℃の温
度にて反応させてエピクロルヒドリンを合成す
る工程からなるエピクロルヒドリンの製造方法
である。
本発明によるエピクロルヒドリンの製造方法を
原料のアリルアセテート製造工程をも含めて反応
式で示せば以下のとおりである。
CH2=CH−CH3+AcOH+1/2O2 ―→ CH2=CH−CH2OAc+H2O ……(4) CH2=CH−CH2OAc+H2O CH2=CH−CH2OH+AcOH ……(11) (1) 原料アリルアルコールの調製〔反応式(4)及び
(11)〕 プロピレン、酸素又は酸素含有ガスおよび酢酸
を、触媒としてアルカリアセテートおよびパラジ
ウム及び所望により銅化合物を担体に担持した触
媒の存在下で気相(100〜300℃、0〜30気圧(ゲ
ージ圧)で反応させてアリルアセテートを得る
(例えば特願昭58−137768号参照)。次に生成した
アリルアセテートを冷却捕集し、酢酸水溶液を加
えて均一とし、強酸性イオン交換樹脂を充填し、
熱媒により加温した管状反応器を通し、得られた
反応液を蒸留し、アリルアルコールを高濃度水溶
液として得得る。
(2) 塩素化工程〔反応式(12)〕 従来、塩素単体によりアリルアルコールを塩素
化して2,3−ジクロル−1−プロパノールを製
造する方法は種々提案されている。例えば、初期
の方法として溶媒を用いずに無水のアリルアルコ
ールを乾燥塩素により塩素化する方法(Tornoe,
Ber.,24,2670(1891年))、二硫化炭素溶媒を用
いて塩素化する方法(J.Chem.Soc.,105,1238
(1914年))があるが2,3−ジクロル−1−プロ
パノールの収率は、20〜40%程度である。
特開昭46−1361号には低沸点エーテルの塩化水
素飽和溶液を溶媒に用いて高収率(97〜99%)
で、ジクロルプロパノールを得る方法が開示され
ている。
この方法では、2,3−ジクロル−1−プロパ
ノール中に1,3−ジクロル−プロパノールを10
%程度含有する混合物が生成し、溶媒との分離、
蒸留精製時における生成物及び溶媒の損失の問題
がある。1,3−ジクロルプロパノールが副生し
ない方法としては、塩化水素を飽和させた低級脂
肪族アルコールを溶媒に用いて高収率(−40℃で
96.9%,0℃で93.8%)で2,3−ジクロル−1
−プロパノールを得る方法が特公昭48−18207号
に開示されている。この場合にも有機溶媒を使用
しているために、生成物と溶媒との分離、溶媒の
損失等の問題がある。
有機溶媒を使用せずに塩化水素を飽和した水性
溶媒中で塩素化を行う方法が提案されている(特
公昭37−17206号)。この場合1,3−ジクロル−
2−プロパノールは副生しないとされているが、
収率は50〜70%であり、グリセリンモノクロリド
が副生すると共に、オリゴマー等を副生するとい
う欠点がある。
本発明の塩素化工程は、この塩酸水溶液を用い
る系での塩素化について、塩化水素濃度が45〜70
重量%の水溶液中で反応を行うと、1,3−ジク
ロル−2−プロパノールが実質的に殆ど副生する
ことなく2,3−ジクロル−1−プロパノールが
90%以上の収率で得られるという発見に基づくも
のである。
すなわち、本発明の工程は、アリルアルコール
と塩素との反応により、2,3−ジクロル−1−
プロパノールを製造するにあたり、溶媒として塩
化水素を45〜70重量%以上含有する塩酸水溶液を
用いることを特徴とするものである。
周知のように常温、常圧下では塩酸水溶液中の
塩化水素濃度は最大で約36%であるが、本発明に
おいては、塩化水素濃度を45重量%以上に保持す
るために温度を下げるか、加圧するかする。但
し、塩化水素と水のみの系と較べた場合、本発明
の方法に於いては反応出発物質としてアリルアル
コールが共存するため塩化水素を高濃度に保持す
ることは、それ程困難なことではない。
水溶液中の塩化水素濃度を45重量%以上に保つ
ために、必要に応じて温度−30〜20℃、圧力0〜
10気圧(ゲージ圧)の下で塩素化を実施する。こ
の様に塩化水素濃度を高めた水溶液中でアリルア
ルコールを塩素化した場合、副生物であるグリセ
リンモノクロリド,オリゴマー等の副生量を極端
に減少させる事が出来るが、あまり圧力を大きく
して塩化水素濃度を高めすぎると別の副生物、特
に1,2,3−トリクロルプロパン、アリルクロ
リドなどの副生物が増大し、又、温度が高い程こ
の傾向が著るしくなるが、温度を20℃以下、圧力
は10気圧(ゲージ圧)以下の条件で反応させるこ
とによつて副生物の量を実質的になくすことがで
きる。
反応温度は低い方が収率は良いが、あまり低温
で反応を行うと冷却のエネルギーが増大するとと
もに組成によつては反応液が凝固する。従つて−
20℃以上で反応を行うのが好ましい。反応の際に
はアリルアルコールと生成物である2,3−ジク
ロル−1−プロパノールの合計量が水1重量部に
対して0.1〜5重量部となる濃度でアリルアルコ
ールを使用するのが適当である。反応時の圧力は
その時の反応温度における溶解HClの蒸気圧に相
当する圧力であり、反応液の組成、温度等により
異なる。
本発明による塩素化工程では反応に消費される
塩素の量はアリルアルコールに対して1.05モル以
下でよく、殆ど定量的にアルコールから2,3−
ジクロル−1−プロパノールを得ることができ、
収率は従来法(72%)より20%以上向上する。
本発明の塩素化工程では、反応終了後反応液を
加熱して塩化水素をガスとして回収できる部分の
み回収して、これを塩素化工程に循環して使用す
る。すなわち塩化水素と水とは塩化水素濃度約20
重量%で共沸するので共沸組成より多い部分の塩
化水素は加熱によりガスとして容易に回収でき
る。塩化水素を回収した残液は40℃以下に冷却す
ると、塩酸水溶液の大部分(約80%、他に若干
2,3−ジクロルプロパノールを含む。)を含む
水層(上層)と2,3−ジクロルプロパノールの
大部分(約80%、他に水、塩化水素を若干含む。)
を含有する油層(下層)の二層に分液する。水層
は塩素化工程の溶媒の一部として循環する。一方
油層はそのまま、又は蒸留して2,3−ジクロル
−1−プロパノールを分離した後、次のケン化工
程の原料とする。この場合、水、塩化水素の大部
分は水層として分離してあるので蒸留効率がよ
く、蒸留によるエネルギーロスは少ない。
〔発明の効果:(1)〕 本発明の塩素化工程によれば、2,3−ジクロ
ル−1−プロパノールが高選択率で得られ、従来
の有機溶媒を利用する方法の欠点である、有機溶
媒との分離、生成物中への溶媒の混入、蒸留中に
おける溶媒および生成物の損失等の問題は全く生
じない。
(3) ケン化工程〔反応式(13)〕 ケン化工程の反応式自体は従来どおりであつ
て、ジクロルプロパノールとアルカリとの反応に
よつてエピクロルヒドリンを合成するものであ
る。すなわち、ジクロルプロパノール濃度を10重
量%〜50重量%にして、ジクロルプロパノール1
モルについて、アルカリを1.0当量以上1.5当量以
下、好ましくは1.03〜1.3当量使用して、40〜110
℃、好ましくは60〜100℃の温度で減圧下あるい
は加圧下で反応させる。
ケン化に使用するアルカリ性化合物は通常用い
られているアルカリ金属又はアルカリ土類金属の
水酸化物又は弱酸との塩であり、例えばCa
(OH)2、NaOH、KOH、Na2CO3、K2CO3等を
水溶液又はスラリー溶液として使用する。
この場合、一般に低い温度で反応させる場合に
は減圧下で反応させることが好ましい。なお、前
記のアルカリの使用量はジクロルプロパノールを
100%反応させる場合の量であり、反応を100%以
下に抑えるときには反応させる量に対して上記の
範囲でよい。
反応の様式については種々の方法が可能であ
る。例えば (1) 棚段の蒸留塔上部から原料のジクロルプロパ
ノール及び石灰乳のスラリー等のアルカリを供
給し、下部から水蒸気を吹き込んで反応により
生成したエピクロルヒドリンを水と共沸(沸点
88℃)させながらストリツピングする方法。こ
の方法ではスチーム以外に窒素などの不活性ガ
スを同伴させてストリツピングの効果を高める
ことができる。
(2) 液相中で2,3−ジクロルプロパノール又は
その水溶液とアルカリを混合し、撹拌しながら
反応させる方法。
(3) 水に本質的に不溶性の不活性溶媒を共存させ
て生成したエピクロルヒドリンを溶媒中に抽出
させながら反応させる方法。
2),3)の方法については反応はバツチ式で
行つても連続式で行つてもよい。更に連続式の場
合には混合槽型反応、塔型反応器による流通式反
応等が可能であり、後者の場合には原料の2,3
−ジクロル−1−プロパノール又はその溶液とア
ルカリとを並流で流してもよいし、向流で接触さ
せながら反応させてもよい。なお、2),3)の
反応はいずれか一方の方法によりある程度反応さ
せた後、他の方法で更に反応を進める等の組合せ
も可能である。
〔発明の効果:(2)〕 (1) 2,3−ジクロル−1−プロパノール単一成
分のケン化反応であるため、最適の反応条件を
選択して反応させることができる。
すなわち、従来法のように1,3−ジクロル
−2−プロパノールを含む場合には、アルカリ
によるケン化反応速度定数が2,3−ジクロル
体の約30倍大きい1,3−ジクロル体に条件を
合わせると、2,3−ジクロル体が反応しきれ
ずに廃液に行つてしまい、その損失と共に廃液
処理が問題となること、逆に2,3−ジクロル
体に反応条件を合わせると、1,3−ジクロル
体に対しては反応時間が長すぎたり、温度が高
すぎたり条件が苛酷となり、エピクロルヒドリ
ンの加水分解等の副反応も増大し、収率的に限
界があるが、本発明によるケン化工程ではその
ような問題は全くなく、高収率でエピクロルヒ
ドリンを得ることができる。
(2) 前工程でエネルギーロスを最小限に抑えて高
濃度の2,3−ジクロル体を取得し、それを原
料とするので、 (a) ストリツピング法でケン化する場合には、
反応液の温度を上げるためのエネルギーが少
なくてよく、またストリツピングの効率がよ
いためストリツピングに要するエネルギーが
少なくてすむ。抽出法の場合についても温度
上昇に要するエネルギーが節約され、また抽
出効率も高い。またいずれの場合にも従来法
よりも反応の収率が増大する。
(b) 反応液全体の量が少なくなるので、反応装
置が小さく、コンパクトとなる。
(3) 前工程では、従来法によればクロルヒドリン
化反応の際に副生成物としてHCl1モル分が原
料として含まれることになるが、本発明の方法
ではHClを副生しないので中和のためにアルカ
リを消費することがない。
等の特長を有する。
以下実施例を挙げて本発明を説明する。
〔実施例〕
(1) 原料アリルアルコールの調製 パラジウム、銅、酢酸カリウムをシリカ担体に
担持した粒径2−3mmの触媒500mlを内径28mmの
ステンレス製反応管に充填し、N250.8%、プロ
ピレン25%、酸素4.9%、酢酸5.3%および水14%
の混合ガスを1.2NM3/hrの速度で供給し、反応
圧力を4.5気圧(ゲージ圧)として反応させた。
反応温度は定常状態では反応管内部の最高温度が
176℃となる様に油浴の温度で調節した。反応生
成ガス中のアリルアセテート量は205g/hrであ
つた。これは反応したプロピレンに対し、選択率
95.7%に相当する。
この様にして得られたアリルアセテートを冷却
捕集し、酢酸水溶液を加えて均一な溶液を得た。
溶液中の各成分濃度はアリルアセテート27.6重量
%、酢酸35.0重量%、水37.0重量%であつた。
この溶液を、強酸性イオン交換樹脂(H+型)
500mlを充填した内径25mmのガラス製管状反応器
に一時間当り1000gの割合で定量ポンプにて供給
し、液面のレルを一定に保ちながら反応を行つ
た。反応温度は反応管外側のジヤケツトに熱媒を
循環し、80℃に保つた。
出口液の組成を分析したところ、アリルアセテ
ート14.1重量%、酢酸43.2重量%、水34.5重量%、
アリルアルコール7.9重量%であつた。
この加水分解反応液を蒸留し、81重量%のアリ
ルアルコール水溶液を取得した。
(2) アリルアルコールの塩素化 1)で調製した81重量%アリルアルコール水溶
液を原料とし、以下の様な方法で、塩素化反応と
塩化水素の分離回収、2,3−ジクロロ−1−プ
ロパノールに富んだ油層の分離を連続的に行なつ
た。
装置としては、アリルアルコールと35%塩酸と
の混液に塩化水素を飽和迄溶解させる塩化水素溶
解槽、一段目反応器、二段目反応器、反応液から
塩化水素ガスを分離する蒸留塔、蒸留塔を出た液
を水層と油層とに分離するデカンターとから成る
ものを使用した。
HCl溶解槽は、溶解熱を除去するための冷却器
を備えている。アリルアルコールと35%塩酸に蒸
留塔から飽和溶解させて原料液が調製される。一
段目反応器は、容積300mlのガラス製で、撹拌器、
温度計、塩化水素を溶解させた原料液フイードノ
ズル、塩素ガス吹き込ノズル、反応液抜き出し口
を備えている。又外部ジヤケツト、内部冷却管に
よつて温度制御を行なう。塩素ガスはスパージヤ
ーによつて液中に吹込まれる。又反応液はオーバ
ーフローにより、液面を一定にする様に抜き出
し、二段目反応器へ送られる。
二段目反応器は、一段目とほぼ同じであるが、
容積は500mlである。二段目反応器を出た液は、
蒸留塔へ送られる。蒸留塔は、塔底容積100ml、
内径32mm、高さ50cmで、オイルバスにより塔底を
加熱する。塔底からポンプにより塔底液を一定量
抜き出し、デカンターへ送る。塔頂は塩化水素溶
解槽へ接続されており、塩化水素を循環使用す
る。
デカンターは外部ジヤケツトにより冷却され
る。上層側は定量ポンプにより塩化水素溶解槽へ
循環される。下層側は定量ポンプにより抜き出さ
れ、ケン化工程へと送られる。
次にこの装置を使つた実験結果を説明する。
実験のスタート時は、塩化水素を飽和溶解させ
る為に、ボンベから塩化水素ガスを供給したが、
塩化水素の循還が始まつた後は、35%塩酸で補給
をした。塩化水素の循還、デカンター水層の循還
をし、系が安定した後の結果は次の様であつた。
81重量%アリルアルコール50.2g/hr、35%塩
酸13.8g/hr、デカンターからの循還液114.2
g/hrをそれぞれ定量ポンプによつて塩化水素溶
解槽へ供給した。蒸留塔からの循還塩化水素を溶
解させながら、温度を0℃に保つた。塩化水素溶
解槽を出た原料液組成は、塩化水素35.9重量%、
H2O34.9重量%、アリルアルコール16.6重量%、
2,3−ジクロル−1−プロパノール11.1重量%
であり、反応器へ供給した。
一段目反応器へは塩素ガスを39.8g/hr
(12.6Nl/hr)で吹き込んだ。反応温度は0℃に
保つた。反応器のホールド量は140mlに保つた。
滞留時間は約40分であつた。
二段目反応器へは塩素ガスを15.2g/hrで吹き
込んだ。反応温度は0℃に保ち、液のホールド量
は300mlに保つた。滞留時間は約80分であつた。
二段目反応器出口ではアリルアルコールは全て
反応しており、出口組成は、2,3−ジクロル−
1−プロパノール38.0重量%、3−クロロ−1,
2−プロパンジオールと2−クロロ−1,3−プ
ロパンジオールが合わせて2.0重量%、その他1.0
重量%、HCl30.0重量%、H2O29.0重量%であつ
た。
蒸留塔へ送られた液は、常圧、110℃の温度で
塔底より抜き出し、デカンターへ送つた。デカン
ター温度は30℃に保ち、液面が一定となる様に二
層に分離した上層と下層とを抜き出した。上層
(水層)は、塩化水素溶解槽へ循還した。下層
(油層)の抜き出し量は、112g/hrであり、2,
3−ジクロル−1−プロパノール76.7重量%、塩
化水素4.3重量%、H2O16.2重量%であつた。
2,3−ジクロロ−1−プロパノールのこの工
程での収率は95.0%であつた。(3) 2,3−ジク
ロロ−1−プロパノールのケン化によるエピク
ロルヒドリンの製造 2)で合成した2,3−ジクロロ−1−プロパ
ノール溶液をそのままケン化反応の原料とした。
ジクロロプロパノールの脱塩酸反応と生成した
エピクロルヒドリンをただちに反応液から分離す
るストリツピングとを同時に行なうケン化塔とし
て次のものを用いた。
ケン化塔本体は、内径55mmφ、、高さ1500mmの
ガラス製で、径1mmφの穴280個を有する多孔板
が100mm間隔に10段あり、おのおのの多孔板は深
さ5mmのダウンカマーを有する。最下段の下側に
はスチーム吹き込みノズルがあり、流量計を通し
て一定量のスチームがフイードできる。最上段の
上側には液フイードノズルがあり、ジクロルプロ
パノールとアルカリの水溶液をフイードする。ジ
クロルプロパノール溶液とアルカリ水溶液とは、
定量ポンプで送給し、液フイードノズルの直前で
混合される。
塔頂からは、冷却器を通して留出液を捕集す
る。塔底には500mlの丸底フラスコがとりつけて
あり、定量ポンプにて、塔底液が40mlとなる様一
定量抜き出す。
上記装置を使用し、2,3−ジクロル−1−プ
ロパノール85.3g/hr、9.5重量%Ca(OH)2スラ
リー水溶液323g/hrを液フイードノズルより供
給しながら、スチーム吹き込みノズルよりスチー
ムを吹き込んだ。供給液中の2,3−ジクロル−
1−プロパノール濃度は20重量%である。塔底か
ら廃液を抜き出しながら、約2時間連続運転し、
反応系を安定化した。この1時間後に塔頂留出液
と塔底液をサンプリングし組成を分析した。塔中
段の温度は100℃であつた。
分析の結果: 2,3−ジクロル−1−プロパノールの転化率
1)88.2%、エピクロルヒドリンの選択率2)97.0%、
グリセリン選択率1.9%、その他1.1%。塔頂から
留出するH2O/エピクロルヒドリン比=1.5。
1) 転化率 =(1−留出液中の2,3−ジクロル−1−プ
ロパノール/供給2,3−ジクロル−1−プロパノール
)×100 2) 選択率 =(生成エピクロルヒドリンモル数)×100/
(供給2,3−ジクロル−1−プロパノールモル数)×
(転化率)×100

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 塩化水素を45〜70重量%含有する水溶液
    中で、−30℃〜20℃の温度及び0〜10気圧(ゲ
    ージ圧)の圧力条件下にてアリルアルコールと
    塩素とを反応させることにより2,3−ジクロ
    ル−1−プロパノールを合成する工程、 (b) 前記a)で得られた反応液を加熱して少なく
    とも一部の塩化水素をガスとして分離回収する
    工程、 (c) 前記b)で回収された塩化水素を前記a)に
    循環する工程、 (d) 前記b)で、少なくとも一部の塩化水素を回
    収した残液を30℃以下の温度に冷却して水層と
    油層とに分離する工程、 (e) 前記d)で分離された水層の少なくとも一部
    を前記a)に循環する工程、及び f 前記d)で分離された油層をそのまま、又は
    分離操作により2,3−ジクロル−1−プロパ
    ノールの純度を高めた後、アルカリ水溶液又は
    アルカリ懸濁液と混合して、40℃〜110℃の温
    度にて反応させてエピクロルヒドリンを合成す
    る工程 からなることを特徴とするエピクロルヒドリンの
    製造方法。
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