JPH0455582A - 開閉装置 - Google Patents

開閉装置

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JPH0455582A
JPH0455582A JP16025290A JP16025290A JPH0455582A JP H0455582 A JPH0455582 A JP H0455582A JP 16025290 A JP16025290 A JP 16025290A JP 16025290 A JP16025290 A JP 16025290A JP H0455582 A JPH0455582 A JP H0455582A
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hole
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torsion bar
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Juji Kojima
小島 銃二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は回転部材が固定部材に対して軸を介して回転す
る機構を具備した開閉装置に関する。
[従来の技術] この種の開閉装置としては、化粧用コンパクトケース、
洋式便器、あるいは自動車のダツシュボード等があり、
これら装置には回転部材として開閉蓋が具備されている
。これらの開閉蓋はねじりばねで開方向へ付勢された構
造となっているものがあり、このような構造を具備した
開閉装置として同一出願人により既に出願された開閉装
置(特願昭63−331955号)が提案されている。
この開閉装置は、第7図及び第8図に示すように、回転
部材1が固定部材2に対して回動することにより開閉を
行うようになっている。この回動は第8図に示すように
軸体3を中心にして行われるようになっている。このと
きの軸体3は固定軸41回転軸5およびこれらに掛は渡
されたトーションバー6によって構成されている。また
固定軸4は非円形断面に形成された係合部4aと、円形
断面に形成された支承部4bとが一体的に連設されて形
成されており、係合部4aが回転拘束状態で固定部材2
に挿入されると共に、支承部4bが回転部材1に回転自
在に挿入されている。
一方、回転軸5は複数の突条5aが外面に形成された連
結部5bと、この連結部5bの右側で同心円状をなすよ
うに形成された筒部5Cとを備えると共に、これら連結
部5b及び筒部5Cとの間にはフランジ部5dが形成さ
れている。このように形成された回転軸5は突条5aが
回転部材1に形成されたセレーション溝に嵌合すること
によって連結部5bが回転部材1内に挿入されると共に
回転部材1と一体回転可能に連結されている。このとき
回転軸5の筒部5Cは固定部材2に回転拘束状態で取付
けられた調整軸7の筒部7aに回転可能に嵌合されてい
る。この調整軸7は外周面に形成された突条7bを固定
部材2に形成されたセレーション溝に係合させることに
よって回転拘束状態に取付けられる。
そしてさらに前記筒部5Cと筒部7aとの間には粘性グ
リス8が封入されている。
このような構造を有する開閉装置においては、回転部材
1はトーションバー6によって開方向へ付勢されると共
に、開方向への回動に際しては前記トーションバー6の
付勢にも拘らず粘性グリス8の剪断抵抗を受けて緩スピ
ードで回動することができる。
また、調整軸7はトーションバー6の初期トルク調整機
能を備えている。即ち、固定軸4を固定部材2に浅く挿
入して調整軸7を外方へ引出して突条7bと固定部材2
及び回転軸5の連結部5bと回転部材1のそれぞれのセ
レーション係合を解き、調整軸7を回転させることによ
って、調整軸7の係合片7Cで回転軸5の係合片5eを
押圧して、回転軸5の回転を行い、その後調整軸7を押
し込んで回転拘束状態に固定部材2に取付けることによ
ってトーションバー6に初期トルクを付与することがで
きる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら前記した従来の開閉装置は、トーションバ
ー6の両端に固定軸4及び回転軸5を固着して軸体3を
形成する工程が必要となること、及び回転軸5を回転部
材1に、及び調整軸7を固定部材2にそれぞれ回転拘束
状態で取付けるためのセレーション溝が回転部材1及び
固定部材2の2箇所に設ける必要があることの点から加
工工数が多くなるという問題点を有していた。
また、トーションバー6に初期トルクを付与した後、回
転軸5及び調整軸7をそれぞれ別箇に形成されたセレー
ション溝に係合されるものであるが、トーションバー6
のテンションが付加された状態での前記係合は回転軸5
及び調整軸7に設けられた突条間に微小の位相差を生じ
て組付けが難しいという問題点をも有していた。
本発明は前記した事情に鑑みてなされたものであり、加
工及び組付けが容易な開閉装置を提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段] 本発明の開閉装置は前記した目的を達成するため、固定
部材に対して回転する回転部材の枢支構造において、前
記回転部材の枢支部位に形成された貫通孔内に透通され
一端部が貫通孔内に回転拘束されると共に他端部がフリ
ー端となっているトーションバーと、固定部材に回転自
在に軸支されると共に前記貫通孔の一端側に回転拘束さ
れて取付けられた回転軸と、一端部に本体へ係脱する突
起が形成されており、他端部が前記貫通孔の他端側に回
転自在に挿入されると共に前記トーションバーのフリー
端と回転拘束状態で連結されており、任意の角度に回転
可能でかつ前記突起の係合で固定部材に回転拘束状態で
取付けられる固定軸とを具備していることを特徴として
いる。
この開閉装置において、前記回転軸と固定部材との間に
粘性グリスを封入しても良い。
[作 用] 回転部材は回転軸及び固定軸を回転中心とじて固定部材
に対して回動する。
トーションバーは回転部材を開方向へ付勢し、このトー
ションバーの初期トルクは固定軸の回転により付与され
る。
また、回転軸と固定部材との間に封入された粘性グリス
は回転部材の回動スピードを緩和する。
[実施例] 以下、本発明を図示した実施例に基づいて具体的に説明
する。
第1図は本発明に係る開閉装置を示し、この開閉装置は
回転部材lO,トーションバー20.固定部材301回
転軸40.及び固定軸50とから大略構成されている。
回転部材10は第2図に示すように板状体からなる回転
本体11と、この回転本体11の一側端縁に沿った略中
央部上面に突出形成された枢支部12と、この枢支部1
2に貫通形成された貫通孔13とを備えている。この回
転部材10においては枢支部12の両端側には後述する
固定部材の軸受部が位置するL字状の隅部14,14が
形成される。
貫通孔13は第2図に示すように枢支部12内を丸孔に
貫通形成されており、その一端側端部(第2図(b)の
左側端部)には丸孔の上下対向位置に係止溝15,15
が貫通方向に形成されており、かつ係止溝15とは90
’位相をずらした対向壁には突条16,16が貫通方向
に形成されている。貫通孔13の他端側端部(第2図(
b)の右側端部)は丸孔の開放端部となっている。尚、
第2図(C)中、符号80は回転部材10のストッパ面
であり、回転部材10はこのストッパ面80を固定部材
30の一側面に当接させて全開状態となる(第1図(e
)参照)。
トーションバー20は回転部材10の枢支部12よりも
短く、かつ両端に大径フック部21゜と小径フック部2
2が形成されている(第1図(b) e照)、大径フッ
ク部21は貫通孔13の孔径よりも大きくかつ係止溝1
5に係止可能な大きさに巻回形成されており、他方の小
径フック部22は貫通孔13内に遊挿可能な大きさに巻
回形成されている。このトーションバー20は小径フッ
ク部22を先頭にして貫通孔13の一端(第2図(b)
の左側)から貫通孔13内に挿入される。この挿入状態
では大径フック部21が係止溝15に係止されて回転拘
束されると共に、小径フック部22がフリー端となって
いる。
固定部材30は第3図に示すように板状体からなる固定
本体31と、この固定本体31の一側壁の両端部に突出
形成された軸受部32.33と、この軸受部32と33
との間に回転部材10の枢支部が嵌り込む凹部34とを
備えている。軸受部32.33には前記した貫通孔13
と同径の軸支孔35,36が貫通形成されており、一方
の軸支孔36には一端側(第3図(b)の右側)に開口
するスプライン溝37が刻設されている。
尚、第3図(b)において符号38は軸支孔35.36
にそれぞれ形成された環状溝であり、この環状溝38に
は第1図に示すようにキャップ100が係脱可能に嵌着
される。
このように形成された固定部材30に前述した回転部材
10が組み付けられる。この組付けはトーションバー2
0を予め貫通孔13内に挿入した回転部材10が固定部
材30にセットされる。
このセットは回転部材10の枢支部12を固定部材30
の凹部34に位置させ、かつ固定部材30の軸受部32
.33を回転部材1oの隅部14゜14に位置させるこ
とによって行われる(第1図参照)、このセット状態に
おいては貫通孔13の係止溝15の形成側開口端部が軸
受部32の軸支孔35に対向しており、貫通孔13の他
側開口端部が軸受部33の軸支孔36に対向している。
この状態で軸受部32側から回転軸40を挿入し、軸受
部33側から固定軸50を挿入することによって、回転
部材10は固定部材30に回転可能に組み付けられる。
回転軸40は第4図に示すように外形が軸支孔35及び
貫通孔13と略同径に形成された中実円柱体からなり、
中央部にOリングの嵌着する環状溝41が形成されてお
り、かつ貫通孔13への挿入部分42に貫通孔13に設
けた突条16が係合するキー溝43が軸方向に設けられ
ている。そして、この回転軸40は環状溝41にOリン
グ7oを嵌着しかつ軸支孔35への挿入部分44の外周
面に粘性グリスを塗布した後、軸受部32の外方から挿
入され挿入部分42及び44をそれぞれ貫通孔13及び
軸支孔35に挿入することによって、一端側の回転部材
10と固定部材3oとが連係される(第1図(b)参照
)。この連係状態では回転軸40の軸支孔35への挿入
部分42はキー溝43が突条16に貫入して回り止めが
図られて回転部材10と一体回転可能となっている。尚
、符号45は回転軸40の端面(第4図(a)の左側端
面)に形成された押し込み治具の係止孔である。
一方、固定軸50は第5図に示すように、外径が軸支孔
36及び貫通孔13と略同径に形成された中実円柱体か
らなり、一端部(第5図(a)の右側端部)に径方向に
外方へ突出する突起51が形成されており、かつ他端側
に他端面に開放するスリット状の孔52が略中央部分に
達するように形成されている。そしてこの固定軸50は
軸受部33の外方から挿入され、孔52の形成部分を貫
通孔13内に挿入し、かつ突起51の形成側の略半分部
分な軸支孔36内に挿入することによって他端側の回転
部材10と固定部材30とが連係される(第1図(b)
参照)。この連係状態では固定軸50の貫通孔13内へ
の挿入部分は固定部材10を回転自在に支持すると共に
孔52内にトーションバー20の小径フック部22が回
転拘束状態で嵌入されており、かつ軸支孔36内への挿
入部分は突起51が軸受部32のスプライン溝37に嵌
入して回り止めが図られている。尚、符号53は固定軸
50の端面(第5図(a)の右側端面)に形成されたド
ライバー等の回転用治具の差込み溝である。
この固定軸50はトーションバー20の初期トルク調整
機能をも有している。この初期トルクを調整するには次
の様にする。
まず固定軸50を外方へ引き出して突起51とスプライ
ン溝37との係合を解く。この引き出した状態ではトー
ションバー20の小径フック部22が孔52に浅く嵌入
しており、この状態で回転用治具の先端を溝53に係合
して固定軸50を回転させる。この回転でトーションバ
ー20は捩られ、その後前記捩り状態を維持して固定軸
50を引出し方向と反対方向へ押し込み、突起51をス
プライン溝37に嵌入させて固定する。これによりトー
ションバー20に初期トルクが付与されると共に、この
ときの初期トルクの大きさは前屈した固定軸50の回転
度合いで決定きれる。
以上のような構造を有する本実施例の開閉装置は全閉状
態においては回転部材1oが固定部材30に適宜のロッ
ク手段(図示せず)でロックされており、このロック解
除により回転部材10はトーションバー20のばね力に
より開方向へ開作動する。このときの開作動は回転軸4
0と軸受部32との間に封入された粘性グリス70によ
り緩スピードで行われる。しかして回転部材10はその
ストッパ面80を固定部材30の凹部34の底面34a
(第3図(b))に当接させて全開状態となる(第1図
(e)参照)。
第6図は固定軸50の変形例である固定軸90を示す。
この固定軸90は固定軸5oのスリット状の孔52の開
放端面の構造のみが相違し、他の構造は固定軸50と同
様な構造を有している。
即ち、固定軸90は固定軸50と同様にスリット状の孔
91が穿設されており、この孔91の開放端面ばすり鉢
状面92になっている。そして孔91は前記すり鉢の底
部に開口するように設けられている。
このような構造の固定軸90は回転部材10と固定部材
30との連係の際に軸受部33の外方から差し込まれる
が、このときすり鉢状面92がトーションバー20の小
径フック部22が孔91内へ嵌入するときのガイド面と
なって小径フック部22の孔91内への嵌入係合が容易
となるメリットがある。
また、回転軸40と軸受部32との間に封入された粘性
グリス60は使用しなくても良い、この場合固定軸50
 (90)を回転させて、トーションバー20の初期ト
ルクを回転部材10の回転モーメントに合致するように
調整することにより、全作動範囲内において回転部材1
0を任意の位置で停止させることができるフリーストッ
プ機能を奏することもできる。
[発明の効果〕 以上述べたように本発明によれば、トーションバーは両
端に回転軸及び固定軸を連結させて軸体を構成する必要
がなくそのままの状態で回転部材の枢支部内に単に挿入
されるものであるから、軸体の成形工程が不要であり、
かつ−個の固定軸を固定部材に回転拘束状態で取り付け
るものであるから固定軸用の係合手段(スプライン溝等
)を固定部材側へ一箇所膜ければよく、加工工数の低減
が図れる。
また、固定軸を固定部材に固定するための突起が固定軸
の外端側端部(一端部)に形成されているため前記突起
を目視下で固定部材側の係合手段に係合することができ
るので組付が容易である。
さらに、回転軸と固定部材との間に粘性グリスを封入し
たものにおいては、このグリスを封入するための別部材
が不要となり、部品点数の削減が図れると共に、回転部
材の回転速度がコントロールされて良好な操作感が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る開閉装置の一実施例を示し、同図
(a)は平面図、同図(b)は(a)のb−b線断面図
、同図(C)は要部左側面図、同図(d)は要部右側面
図、同図(e)は回転部材が全開状態になったときの要
部右側面図、第2図は同上装置の回転部材を示し、同図
(atは平面図、同図(b)は(a)のb−b線断面図
、同図(C)は要部左側面図、同図(d)は要部右側面
図、第3図は同上装置の固定部材を示し、同図(a)は
平面図、同図(b)はb−b線断面図、同図(c)は要
部左側面図、同図(d)は要部右側面図、第4図は同上
装置の回転軸を示し、同図(a)は正面図、同図(b)
は左側面図、同図(c)は右側面図、第5図は同上装置
の固定軸を示し、同図(a)は縦断面図、同図(b)は
左側面図、同図(c)は右側面図、第6図は固定軸の変
形例を示し、同図(a)は要部縦断面図、同図(b)は
(a)のb−b線断面図、第7図は従来の開閉装置の要
部を示す分解斜視図、第8図は同上装置の回転部材の枢
支部位の縦断面図である。 lO・・・回転部材、11・・・回転体本体、12・・
・枢支部、13・・・貫通孔、20・・・トーションバ
ー、30・・・固定部材、31・・・固定本体、32.
33・・・軸受部、35.36−・・軸支孔、37・・
・スプライン溝、40・・・回転軸、43・・・キー溝
、5o・・・固定軸、51・・・突起、 60・・・粘性グリス。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固定部材に対して回転する回転部材の枢支構造に
    おいて、 前記回転部材の枢支部位に形成された貫通孔内に透通さ
    れ一端部が貫通孔内に回転拘束されると共に他端部がフ
    リー端となっているトーシヨンバーと、 固定部材に回転自在に軸支されると共に前記貫通孔の一
    端側に回転拘束されて取付けられた回転軸と、一端部に
    本体へ係脱する突起が形成されており、他端部が前記貫
    通孔の他端側に回転自在に挿入されると共に前記トーシ
    ョンバーのフリー端と回転拘束状態で連結されており、
    任意の角度に回転可能でかつ前記突起の係合で固定部材
    に回転拘束状態で取付けられる固定軸とを具備している
    ことを特徴とする開閉装置。
  2. (2)前記回転軸と固定部材との間に粘性グリスを封入
    したことを特徴とする請求項(1)記載の開閉装置。
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