JPH0455275Y2 - - Google Patents

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JPH0455275Y2
JPH0455275Y2 JP1988164397U JP16439788U JPH0455275Y2 JP H0455275 Y2 JPH0455275 Y2 JP H0455275Y2 JP 1988164397 U JP1988164397 U JP 1988164397U JP 16439788 U JP16439788 U JP 16439788U JP H0455275 Y2 JPH0455275 Y2 JP H0455275Y2
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impeller
boss
shaft
washer
elastic
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、弾性体羽根車をポンプ主軸に、主軸
端ねじに螺合するナツトの締付けにより取付ける
ようにした取付装置(構造)に関し、耐摩耗羽根
車をゴム弾性体で構成して主軸に取付ける場合等
に用いて好適のものである。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする課題〕
従来、スラリーを扱うポンプの羽根車は高クロ
ム鋳鉄等硬い材料で作られていた。ところが、高
クロム鋳鉄は羽根車自身の製作コストを高くし、
又、取付方法もキーによる取付けに限られ、該キ
ー加工コストも高いという問題点があつた。
他方、耐摩耗材としてゴム弾性体があるが、ケ
ーシング等の内側をゴム張りにする程度の技術で
あつた。ところが、上記ゴム弾性体で羽根車を製
作する場合、主軸への取付けにはキー等の鋭利な
部品は使用できず、取付け時に変形が伴い、従つ
て現実的な耐摩耗機とはいえないとされていた。
本考案は、弾性体羽根車を主軸にキー等の部品
を使用することなく、容易に取付け、取外しがで
き、且つ回転時にもたらされる遠心力及び起動、
停止時の衝撃力に耐える羽根車の取付け装置を提
供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案は、モー
タ軸に形成した異径段部に羽根車ボスの裏側端面
を当接させるようにして挿入し、該ボスの軸端側
端面を主軸端ねじによつて締付けるようにした羽
根車の取付け装置において、羽根車を弾性体によ
つて構成し、該弾性体羽根車のボス長さを、羽根
車挿入軸部の長さより長く構成し、上記羽根車ボ
スの軸方向に突出した両端面に、羽根車ボス外周
部を囲む鍔を有する座金を当接させ、軸端側座金
の内径を、羽根車挿入軸部の外径より小さく構成
し、羽根車挿入軸部より外方へ延長したねじ部に
ナツトを螺合し、該ナツトを締付けることによ
り、弾性体羽根車をモータ軸に適正な緊迫力をも
たせて取付けるようにしたことを特徴としてい
る。
上記弾性体羽根車のボス部の裏側端面を軸方向
に突出させることなく羽根車主板の端面とほぼ同
一面に形成して裏側ボスのない形とし、該裏側ボ
ス相当部に平板状座金を、端面を羽根車主板の端
面と揃えるように埋め込んで取付けたことを特徴
としている。
〔作用〕
本考案は上記のように構成されているので、当
該弾性体羽根車を主軸に取付けるに際し、該弾性
体羽根車は、取付け前の自由な状態における羽根
車の軸挿入部の長さが、主軸の挿入部の長さより
大きく形成されているので、羽根車ボス部の裏側
端面を、座金を介して主軸の異径段部に当接さ
せ、ボス部の軸端側端面を、該端面に当接された
座金を介して、羽根車挿入軸部より延長したねじ
部に螺合されたナツトによつて締付けることによ
り、該弾性羽根車のボス部は軸方向に圧縮され、
それに伴い、該ボス部は半径方向外方へ膨出(拡
張)しようとする。ところが、該羽根車ボス部の
軸方向に筒状に突出した突出部の外周部が、上記
座金の鍔によつて囲まれているので、半径方向外
方への膨出が抑えられ、それに伴い、主軸に向か
つて半径方向内方へ伸びることになつて、主軸の
挿入部と羽根車の主軸挿入部とが強固に抱きつ
き、緊密に取付けられる。
上記ナツトによる締付け時、羽根車ボス部の裏
側は前記のように主軸の異径段部に座金を介して
当接しており、また、該羽根車ボス部の軸端側座
金は、その内径が羽根車挿入軸径より小さく構成
されているので、羽根車挿入軸部と軸端ねじとの
段部に当接するまで、ナツトによつて締付けられ
る。これにより一定の締め代が確保され、適正な
緊迫力をもつて緊密に取付けられる。
また、前記したように裏ボスのない形の羽根車
の場合には、裏側ボス相当部に羽根車主板の端面
と揃えるように埋設された平板状座金が、主軸の
異径段部に当接し、軸端側ナツトの締付けにより
上記裏側ボス相当部を軸方向に押圧するが、該座
金の外周部には羽根車主板が全周に亙つて取り囲
んでいるので、上記ナツトの締付けによる外周へ
のボス部の伸びは自ずと抑制される。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面と共に説明する。
第1図の下半部は、本考案の一実施例を示す主
軸に取付けられた弾性体羽根車の縦断面図であ
る。
図において、上記下半部に示された羽根車1
は、ゴム等の弾性体で構成されており、該弾性体
羽根車1のボス部11は、両側突出部11a,1
1bが軸方向に筒状に突出されており、該ボス部
11を介してモータ軸(主軸)2の小径の羽根車
挿入部21に嵌め込まれているが、締付け前の自
由な状態において第2図の部分拡大図に示すよう
に、該ボス部11の軸方向長さBは、主軸2の小
径の羽根車挿入部21の軸長Aより長く形成され
ている。
上記ボス部11の裏側(図で左側)は、ボスの
筒形突出部11aの外周を囲む鍔部31aを有す
る座金31を介して、主軸2の異径段部2aに当
接されており、また、ボス部11の軸端側(図で
右側)には、同じくボス突出部11bの外周を囲
む鍔部32aを有し且つ内径φEを、主軸2の羽
根車挿入部21の外径φFより小さく構成した座
金32を当接している。
一方、主軸2の軸端は、段部23を経て、座金
32の内径φEより更に小径の突出部22を有し、
該突出部22にねじ22aが形成され、該ねじ2
2にナツト4が螺合されている。なお、図中、1
3は羽根車主板、14は羽根、Cは座金31の厚
さ、Dは、羽根車ボス長さBと座金31の厚さC
との和である。
上記のように構成されているので、当該弾性体
羽根車1を主軸2に取付けるに際し、該弾性体羽
根車1は、取付け前の状態において、羽根車ボス
部11の軸挿入部の長さDが主軸挿入部21の長
さAより大きく形成されている。(A/D)ので、
第3図にに示すように、羽根車ボス部11の裏側
端面を座金31を介して主軸2の異径段部2aに
当接させ、ボス部11の軸端側端面を、座金32
を介して、主軸2の延長部22のねじ部22aに
螺合されたナツト4によつて、図の太い黒矢印に
示す締付力Fによつて締付けることにより、その
反作用として、裏側の座金31に異径段部2aよ
り太い白矢印に示す押圧力Fが作用し、該ボス部
11は軸方向に圧縮され、それに伴い、該ボス部
11は半径方向外方へ膨出(拡張)しようとす
る。ところが、筒形の軸方向に突出した羽根車ボ
ス部11a,11bの外周部が上記座金の鍔31
a,32aによつて包囲されているので、半径方
向外方への膨出が抑制され、それに伴い主軸2に
向かつて半径方向内方へ伸びることになるので、
主軸2の挿入部と羽根車1の主軸挿入部との間
で、図の細い矢印fで示す応力が作用、反作用と
して作用し合つて強固に抱きつき、両者が緊密に
取付けられる。
上記ナツト4による締付け時、羽根車ボス部1
1の裏側は座金31を介して主軸2の異径段部2
aに当接しており、また該羽根車ボス部11の軸
端側座金32は、その内径φEが羽根車挿入軸径
φFより小さく(φE<φF)構成されているので、
羽根車1の挿入軸部21と軸端ねじ22aとの段
部23に当接するまで、ナツト4によつて締付け
られる。これにより、一定の締め代が確保され、
適正な緊迫力をもつて緊密に取付けられる。
この実施例によれば、弾性体羽根車1を主軸2
に挿入する際には、締め付前の自由な状態で挿入
するため、挿入軸部21と羽根車ボス11の内径
(挿入部)との嵌合を甘くでき、これに伴い分解
の際には、羽根車1が弾性体で構成されているた
め元の形状に戻るので、該羽根車1の抜き取りも
容易に行なうことができる。
次に、第1図の上半部は、本考案の他の実施例
を示す裏ボスを有しない弾性体羽根車1Aの軸に
取付けられた状態を示す縦断面図であつて、図
中、第1図下半部に記載した羽根車1の符号と同
一の符号は同一ないし同類部分を示すものとす
る。
この実施例では、羽根車ボス11Aの軸端側に
は筒形突出部11Abを有し、鍔32aを有する
座金32を介してナツト4で締付けるようにした
点は、前記した同図下半部に記載された実施例と
変りはない。
しかしこの実施例では、羽根車ボス11Aの裏
側に突出したボス部を有せず、羽根車主板12A
の端面とほぼ同一面上にあり、軸端側座金32に
対向する位置に、平板状座金31Aが羽根車主板
12Aの端面に揃えるように埋め込んで取付けら
れている。
この実施例によれば、上記裏側の座金31Aを
主軸2の異径段部2aに当接し、軸端側を座金3
2を介してナツト4によつて締め付けることによ
り、弾性体羽根車ボス部11Aが軸方向に押圧さ
れるが、該座金31Aの外周部には羽根車主板1
2Aが全周に亙つて存在するので、ナツト4の締
付けによる外周へのボス部11Aの伸び(膨出)
が自ずと抑制され、従つて軸端側座金32の鍔部
32aとほぼ同様の作用が行われ、主軸2の挿入
部21と羽根車ボス部11Aの主軸挿入部とが強
固に抱きついて緊密に取付けられる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、羽根車を
弾性体によつて構成し、該弾性体羽根車のボス長
さを、羽根車挿入軸部の長さより長く構成し、上
記羽根車ボスの両端面に、羽根車ボス外周部を囲
む鍔を有する座金を当接させ、軸端側座金の内径
を、羽根車挿入軸部の外径より小さく構成し、羽
根車挿入軸部より外方へ延長したねじ部に螺合し
たナツトで該羽根車を締め付けるようにしたこと
により、従来羽根車を弾性体で作つた際に困難で
あつた主軸への取付けを、座金とナツトによる簡
単な構造によつて容易に行なうことができる。
また、当該弾性体羽根車を主軸に挿入する際
に、挿入軸部と羽根車ボスの挿入部との嵌合を甘
くでき、また、分解の際には、弾性体羽根車が元
の形状に戻るので該羽根車の抜き取りも容易に行
なうことができる。
また、キー等を使用しないので、回転時にもた
らされる遠心力や起動、停止時の衝撃力に耐える
ことができる。
また、羽根車をゴム弾性体の成形品で製作する
ことができるので、鋳鉄等の硬い材料を加工して
製作するしかなかつた従来品に比べて安価に製作
でき、且つ耐摩耗性を向上させることができる。
また、裏側ボスをなくした羽根車に平板状座金
を羽根車主板の端面と揃えるように埋め込んで取
付けることにより、該座金の外周部には羽根車主
板が全周に亙つて存在するので、ナツトの締付け
により主軸の挿入部と羽根車ボスの主軸挿入部と
が緊密に取付けられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は異つた形の羽根車の取付け構造を、上
半部と下半部でそれぞれ示した二つの実施例を含
む縦断面図、第2図は第1図の下半部に示す実施
例の要部断面図、第3図は第2図の作用説明図で
ある。 1,1A……弾性体羽根車、11,11A……
羽根車ボス部、11a,11b……両側突出部、
12,12A……羽根車主板、2……主軸、2a
……異径段部、21……羽根車挿入部、22……
軸端突出部、22a……ねじ部、23……段部、
31,31A,32……座金、31a,32a…
…鍔部、4……ナツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 モータ軸に形成した異径段部に羽根車ボスの
    裏側端面を当接させるようにして挿入し、該ボ
    スの軸端側端面を主軸端ねじによつて締付ける
    ようにした羽根車の取付け装置において、羽根
    車を弾性体によつて構成し、該弾性体羽根車の
    ボス長さを、羽根車挿入軸部の長さより長く構
    成し、上記羽根車ボスの軸方向に突出した両端
    面に、羽根車ボス外周部を囲む鍔を有する座金
    を当接させ、軸端側座金の内径を、羽根車挿入
    軸部の外径より小さく構成し、羽根車挿入軸部
    より外方へ延長したねじ部にナツトを螺合し、
    該ナツトを締付けることにより、弾性体羽根車
    をモータ軸に適正な緊迫力をもたせて取付ける
    ようにしたことを特徴とする弾性体羽根車の取
    付け装置。 2 モータ軸に形成した異径段部に羽根車ボスの
    裏側端面を当接させるようにして挿入し、該ボ
    スの軸端側端面を主軸端ねじによつて締付ける
    ようにした羽根車の取付け装置において、羽根
    車を弾性体によつて構成し、該弾性体羽根車の
    ボス長さを、羽根車挿入軸部の長さより長く構
    成し、上記羽根車ボスの軸方向に突出した軸端
    側端面に、羽根車ボス外周部を囲む鍔を有する
    座金を当接させ、該羽根車のボス部の裏側端面
    を、軸方向に突出させることなく羽根車主板の
    端面とほぼ同一面に形成し、該裏側ボス相当部
    に平板状座金を、端面を羽根車主板の端面と揃
    えるように埋め込んで取付け、上記軸端側座金
    の内径を、羽根車挿入部の外径より小さく構成
    し、羽根車挿入軸部より外方へ延長したねじ部
    にナツトを螺合し、該ナツトを締付けることに
    より、弾性体羽根車をモータ軸に適正な緊迫力
    をもたせて取付けるようにしたことを特徴とす
    る弾性体羽根車の取付け装置。
JP1988164397U 1988-12-21 1988-12-21 Expired JPH0455275Y2 (ja)

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