JP2001173597A - 遠心形羽根車の軸締結部 - Google Patents
遠心形羽根車の軸締結部Info
- Publication number
- JP2001173597A JP2001173597A JP35549199A JP35549199A JP2001173597A JP 2001173597 A JP2001173597 A JP 2001173597A JP 35549199 A JP35549199 A JP 35549199A JP 35549199 A JP35549199 A JP 35549199A JP 2001173597 A JP2001173597 A JP 2001173597A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- shaft
- centrifugal
- center hole
- shaft fastening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】羽根車は高速になると、遠心応力の増加ととも
に中心穴が大きくなるため、締め代が低下し同心度,直
角度が低下し振動の発生などの不都合が生じる。 【解決手段】羽根車の内周面に締め代を付与するととも
に、胴付け面が常に接触を保持するようにすることによ
り、テーパ部の中心穴は胴付け面が接触した時に羽根車
が回転中の遠心応力に相当する円周方向応力が発生する
ようにした。
に中心穴が大きくなるため、締め代が低下し同心度,直
角度が低下し振動の発生などの不都合が生じる。 【解決手段】羽根車の内周面に締め代を付与するととも
に、胴付け面が常に接触を保持するようにすることによ
り、テーパ部の中心穴は胴付け面が接触した時に羽根車
が回転中の遠心応力に相当する円周方向応力が発生する
ようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遠心形圧縮機の羽根
車を対象として、考案されたものであるが、遠心型ポン
プ,遠心型送風機など遠心型羽根車全般にも応用でき
る。
車を対象として、考案されたものであるが、遠心型ポン
プ,遠心型送風機など遠心型羽根車全般にも応用でき
る。
【0002】
【従来の技術】従来技術では、羽根車を両端面の摩擦力
により締結する方法では、図2に示すように、インペラ
の端面と軸の端面とが直接接合されるような構造になっ
ていた。ここで、図2は1はボルト軸接合ネジ部、2は
ボルトインペラ接合円筒部、3はボルトインペラ接合ネ
ジ部、4はボルトインペラ接合ナット、5はインペラ、
6は軸である。
により締結する方法では、図2に示すように、インペラ
の端面と軸の端面とが直接接合されるような構造になっ
ていた。ここで、図2は1はボルト軸接合ネジ部、2は
ボルトインペラ接合円筒部、3はボルトインペラ接合ネ
ジ部、4はボルトインペラ接合ナット、5はインペラ、
6は軸である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、羽根
車が高速回転する時、中心穴の径が大きくなるため、イ
ンロー部の締め代が無くなり同芯度が確保できなくな
る。また、遠心応力により羽根車のボス板厚が減少し締
め付けボルトの軸力が低下しトルク伝達能力が低下す
る。さらに軸力の低下に伴い羽根車の直角度の維持も困
難となるなどの不都合があった。
車が高速回転する時、中心穴の径が大きくなるため、イ
ンロー部の締め代が無くなり同芯度が確保できなくな
る。また、遠心応力により羽根車のボス板厚が減少し締
め付けボルトの軸力が低下しトルク伝達能力が低下す
る。さらに軸力の低下に伴い羽根車の直角度の維持も困
難となるなどの不都合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】インロウ部を遠心応力の
比較的低い吸い込み側に設けることにより同芯度の確保
を計った。
比較的低い吸い込み側に設けることにより同芯度の確保
を計った。
【0005】中心穴をテーパとすることにより、ボルト
を締め付けた時にインペラに円周方向の応力と面圧が発
生し、高速回転中にも軸に対する同心度を確保できるこ
と。
を締め付けた時にインペラに円周方向の応力と面圧が発
生し、高速回転中にも軸に対する同心度を確保できるこ
と。
【0006】さらに、テーパにより板厚方向の変形も低
減できるはめ胴付け面の面圧の低下が緩和で知る。
減できるはめ胴付け面の面圧の低下が緩和で知る。
【0007】これらの相乗効果により、羽根車の同芯度
と直角度の向上が可能となる。
と直角度の向上が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に本発明の実施例を示す。図
1の遠心型の羽根車1と軸2は締結ボルト3およびナッ
ト4によって締結されている。吸い込み側に設けられた
インロウ部は軽い締まりハメの交差になっている。
1の遠心型の羽根車1と軸2は締結ボルト3およびナッ
ト4によって締結されている。吸い込み側に設けられた
インロウ部は軽い締まりハメの交差になっている。
【0009】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、テーパ
部7の中心穴は胴付け面が接触した時に羽根車1が回転
中の遠心応力に相当する円周方向応力が発生するように
されている。
部7の中心穴は胴付け面が接触した時に羽根車1が回転
中の遠心応力に相当する円周方向応力が発生するように
されている。
【0010】締め付けボルト3を胴付け面まで締め上げ
ることにより、同心度と直角度の双方を改善することが
できる。
ることにより、同心度と直角度の双方を改善することが
できる。
【0011】なお、羽根車1を軸2と分離させる時に
は、テーパ部7の面圧が高い場合、カンゴウ面に高圧の
油を注入するいわゆる油圧抜きの方法を適用すれば、作
業が容易になる。
は、テーパ部7の面圧が高い場合、カンゴウ面に高圧の
油を注入するいわゆる油圧抜きの方法を適用すれば、作
業が容易になる。
【図1】本発明の実施例を示す遠心型羽根車の全体断面
図である。
図である。
【図2】従来の遠心型羽車の全体断面図である。
1…羽根車、2…軸、3…締結ボルト、4…ナット、5
…インロウ部、6…ガク部、7…テーパ部。
…インロウ部、6…ガク部、7…テーパ部。
Claims (2)
- 【請求項1】羽根車の中心穴の吸い込み側に近い部分に
軸締結用ボルトとの同心とり用のインロウ部を設け、反
吸い込み側の端面に軸の端面との平行度をとる平面部を
設け、インロウ部以外の中心穴の部分を吸い込み側から
吸い込み側に向かって広がるようなテーパを設けたこと
を特徴とする遠心形羽根車の軸締結部。 - 【請求項2】前項の中心穴の部分のテーパの角度を締結
用ボルトを締め付けて、胴付け面(軸の端面)に羽根車
が接触する時の応力が回転中の遠心応力とほぼ等しくな
るように設定したことを特徴とした請求項1に記載の遠
心形羽根車の軸締結部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35549199A JP2001173597A (ja) | 1999-12-15 | 1999-12-15 | 遠心形羽根車の軸締結部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35549199A JP2001173597A (ja) | 1999-12-15 | 1999-12-15 | 遠心形羽根車の軸締結部 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001173597A true JP2001173597A (ja) | 2001-06-26 |
Family
ID=18444259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35549199A Pending JP2001173597A (ja) | 1999-12-15 | 1999-12-15 | 遠心形羽根車の軸締結部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001173597A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11525394B2 (en) * | 2018-08-07 | 2022-12-13 | Mitsubishi Heavy Industries Engine & Turbocharger, Ltd. | Turbine shaft, turbocharger, and manufacturing method of turbocharger |
JP7437700B2 (ja) | 2020-09-01 | 2024-02-26 | アンデス電気株式会社 | 軸受部材および空気清浄装置 |
-
1999
- 1999-12-15 JP JP35549199A patent/JP2001173597A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11525394B2 (en) * | 2018-08-07 | 2022-12-13 | Mitsubishi Heavy Industries Engine & Turbocharger, Ltd. | Turbine shaft, turbocharger, and manufacturing method of turbocharger |
JP7437700B2 (ja) | 2020-09-01 | 2024-02-26 | アンデス電気株式会社 | 軸受部材および空気清浄装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040709 |
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20060510 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060510 |