JPH0455220Y2 - - Google Patents

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JPH0455220Y2
JPH0455220Y2 JP16226486U JP16226486U JPH0455220Y2 JP H0455220 Y2 JPH0455220 Y2 JP H0455220Y2 JP 16226486 U JP16226486 U JP 16226486U JP 16226486 U JP16226486 U JP 16226486U JP H0455220 Y2 JPH0455220 Y2 JP H0455220Y2
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exhaust
bank
catalyst
exhaust gas
container
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、横置きV型内燃機関を搭載する車両
の排気ガス浄化装置における触媒容器の配設構造
に関する。
〔従来の技術〕
従来、内燃機関の軸線を中心にして左右両側に
V字状に気筒を互い違いに配設し機関長を短くす
るようにしたV型内燃機関は知られている(たと
えば特開昭59−196918号公報)。V型内燃機関の
左右各バンクの排気マニホルドに接続する排気管
に、触媒容器を設ける場合、従来、代表的には、
第2図に示す配置構造と、第3図に示す配置構造
がある。
第2図に示す構造は、左右各バンク21,22
に対して触媒容器23,24を設け、触媒容器2
3,24より下流側の合流部25で左右の排気管
26,27を合流させる構造である。この種の配
置構造は、特開昭60−88814号公報の第3図に示
されている。
第3図に示す構造は、左右各バンク31,32
に接続する排気マニホルド、排気管33,34を
触媒容器35より上流側の合流部36で合流さ
せ、合流部36より下流に設けた1つの触媒容器
35へと接続させる構造である。この種の配置構
造は、特開昭60−17220号公報の第2図に示され
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記システムを、V型内燃機関をその軸線を車
両前後方向と直交させて車両に搭載した横置きV
型機関に応用する場合、次のような問題が生じ
る。
第2図の構造を横置きV型機関に応用した場合
には、後側バンクに配置した触媒容器周辺には走
行風または冷却フアンの風が当りにくいために、
排気ガス浄化に伴なう触媒反応により発生した熱
による触媒の過熱およびその周辺部品への熱害が
問題になる場合がある。
また、第3図の構造を横置きV型機関に応用し
た場合には、触媒容器を1個前バンク側排気マニ
ホルドの近傍に配置して冷却面を考慮し、後バン
ク側排気マニホルドをこの触媒容器前に合流させ
ると、前後排気管長の不等長度合が非常に大とな
り、排気管内に存在する排気脈動が、排気集合部
において位相ずれを生じ、特異な脈動波形を形成
する。このため、排気抵抗が悪化し、各気筒内で
の燃焼状態が不均一になり、出力、燃費に悪影響
を及ぼす。さらに、不等長度合が大きいと排気騒
音も特異な音圧脈動波形が生じ、爆発基本次数以
外の成分からなる不快音が生じる。
本考案は、横置きV型内燃機関における触媒容
器の配置において、(イ)触媒容器に流入する排気ガ
スは高温が維持され触媒温度を比較的高温に保つ
て少ない触媒貴金属量あるいは小さい触媒容積で
排気ガスを効率よく浄化できるようにし、(ロ)触媒
容器は冷却フアン風のあたる位置に設置して周辺
機器への熱害を防止し、(ハ)各気筒の排気脈動干渉
を抑えて、気筒内での燃焼状態、出力、燃費を良
好にするとともに不快音の発生も抑制する、こと
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案に係る排気ガ
ス浄化装置は、横置きV型内燃機関の前後各バン
ク毎に触媒容器を設けた排気ガス浄化装置におい
て、前後各バンク用の2つの触媒容器を前側バン
クの排気マニホルド近傍でかつラジエータ後方に
配置し、後側バンクの排気マニホルドから車両前
方に排気管を取廻して後側バンク用の触媒容器に
接続するとともに前側バンクの排気マニホルドを
前側バンク用の触媒容器に接続し、前側バンク用
の排気管と後側バンク用の排気管を2つの触媒容
器より下流側で合流させた排気ガス浄化装置から
成る。
〔作用〕
上記本考案の排気ガス浄化装置においては、前
側バンクの排気マニホルド近傍に前側バンクの触
媒容器が配設されているから、前側バンク用の排
気マニホルドと前側バンク用の触媒容器との排気
ガス経路長は極めて短い。また、後側バンクの排
気マニホルドからは前側バンク近傍に設けた後側
バンク用触媒容器に排気管を取り廻してその長さ
を短くできるから、その排気ガス経路長も相当短
く、後側バンク用の触媒容器に流入する排気ガス
温は高温に保つことができる。このため、触媒容
器に流入する排気ガス温度を比較的高温に保つて
触媒を活性化することができ、少ない触媒量ある
いは小さい触媒容積で排気ガスを効率よく浄化で
きる。これは、触媒容器の小型化を意味し、搭載
スペースの抑制される車両用配設構造として適す
る。
また、前後各バンクの2つの触媒容器は、ラジ
エータ後方の冷却フアンの風があたる位置に並設
されるので、触媒容器の外壁面温度が上昇してき
ても効率よく風によつて持ち去られ、周辺機器に
熱害を与えることが抑制される。
さらに、前後各バンク用の排気管は、前後各バ
ンク用触媒容器より下流側で合流させてあるか
ら、合流部迄の排気管長を長くとることができ、
排気マニホルドから触媒容器までの経路長の前後
各バンクでの不等長が緩和され、各バンク側排気
マニホルドから排気管の合流部に至る距離が極力
同一に近づき、気筒内の燃焼に悪影響を与えるよ
うな特異な排気脈動干渉を抑えることが可能とな
る。
〔実施例〕
以下に、本考案に係る内燃機関の排気ガス浄化
装置の望ましい実施例を、第1図を参照して説明
する。
第1図において、V型内燃機関本体1は、車両
搭載において機関軸芯が車両前後方向と直交する
ようにエンジンルーム2内に横置きされている。
この横置きV型内燃機関本体1は、車両前後方向
に前後する、前側バンク3、後側バンク4を有
し、前後バンク3,4は、車両前後方向と直角方
向に見た場合V型を形成する。前側バンク3には
機関本体1の前部側で前側バンク排気マニホルド
5が接続し、後側バンク4には機関本体1の後部
側で後側バンク排気マニホルド6が接続する。図
示例では排気マニホルド5,6は各々3本の分岐
ポートを有し、6気筒用の場合を示してあるが、
気筒数は変化してもよい。
触媒容器7,8は、前後バンク3,4にそれぞ
れ独立して1個づつ設けられ、前側バンク排気マ
ニホルド5近傍でかつラジエータ9の後方のラジ
エータ冷却フアン風のあたり易い位置に、並設さ
せて設けられている。前側バンク用触媒容器7は
前側バンク排気マニホルド5に接続されている。
後側バンク4の後側バンク排気マニホルド6から
は、排気管11Aができるだけ短い管長をもつて
車両前方に取廻され、後側排気マニホルド6は、
排気管11Aを介して後側バンク用触媒容器8に
接続されている。
前側バンク用触媒容器7には、下流側に前側バ
ンク用排気管10が接続され、後側バンク用触媒
容器8には、下流側に後側バンク用排気管11が
接続されている。前側バンク用排気管10と後側
バンク用排気管11とは、各触媒容器7,8の下
流側の排気管合流部12で合流しており、各触媒
容器7,8から排気管合流部12までの経路長
は、できるだけ長くされている。排気管合流部1
2からは、合流排気管13、および該合流排気管
13上に設けたマフラ14を通つて外気に連通し
ている。
つぎに上記実施例の作用について説明する。
まず、上記の配置構造をとることによつて、排
気マニホルド5,6から触媒容器7,8までの排
気ガス経路長は極めて短くなつており、熱害を避
けるために車両床下等に触媒容器を配置する場合
に比べて経路長は短い。このため、排気ガスが触
媒容器7,8に至るまでに冷却されることが最少
限に抑えられ、高温の排気ガスが触媒に触れ、触
媒が活性温度に容易に保たれ、排気ガス浄化効率
が向上する。したがつて、少ない触媒成分(貴金
属量)あるいは小さい触媒容積で排気ガスを効率
よく浄化できる。また、触媒容器7,8を小型化
して搭載および配設が容易化できる。
2つの触媒容器7,8はラジエータ9の後方
に、冷却フアン風および走行風の当りやすい位置
に設置されているので、触媒容器7,8外壁面温
度が上昇しても、その温度が触媒容器7,8周辺
にこもることはなく、熱は風によつて持ち去られ
るので、周辺機器への熱害は抑制される。また、
たとえ導風装置が必要になつても簡単なもので対
策が可能となる。
また、触媒容器7,8を各々のバンク3,4で
持ちかつ排気管合流部12までの排気管長が長く
とれるので、排気マニホルド5,6の出口部から
排気マニホルド5,6の出口部から排気管合流部
12までの排気管10,11の不等長度合および
それによる特異な排気脈動干渉を軽減でき、前後
バンク3,4の気筒間での不均一燃焼は抑制され
る。これは、出力、燃費、排気騒音防止に対して
も好影響を与える。
〔考案の効果〕
本考案に係る排気ガス浄化装置によるときは、
前後各バンク用の2つの触媒容器の前側バンク排
気マニホルド近傍設置と後側バンク排気マニホル
ドから車両前方に取廻した排気管とによつて排気
ガス浄化効果の向上をはかることができ、2つの
触媒容器のラジエータ後方設置によつて触媒容器
の過熱及び周辺部品への熱害防止をはかることが
でき、前後各バンク用排気管の触媒容器より下流
側合流による不等長軽減によつて排気騒音上の悪
影響防止、エンジン出力、燃費上の悪影響防止を
はかることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る排気ガス浄化装置の概略
平面図、第2図は従来の排気ガス浄化装置の一例
の系統図、第3図は従来の排気ガス浄化装置のも
う一つの例の系統図、である。 1……V型内燃機関本体、3……前側バンク、
4……後側バンク、5……前側バンク排気マニホ
ルド、6……後側バンク排気マニホルド、7……
前側バンク用触媒容器、8……後側バンク用触媒
容器、9……ラジエータ、10……前側バンク用
排気管、11……後側バンク用排気管、11A…
…排気管、12……排気管合流部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 横置きV型内燃機関の前後各バンク毎に触媒容
    器を設けた排気ガス浄化装置において、前後各バ
    ンク用の2つの触媒容器を前側バンクの排気マニ
    ホルド近傍でかつラジエータ後方に配置し、後側
    バンクの排気マニホルドから車両前方に排気管を
    取廻して後側バンク用の触媒容器に接続するとと
    もに前側バンクの排気マニホルドを前側バンク用
    の触媒容器に接続し、前側バンク用の排気管と後
    側バンク用の排気管を前記2つの触媒容器より下
    流側で合流させたことを特徴とする排気ガス浄化
    装置。
JP16226486U 1986-10-24 1986-10-24 Expired JPH0455220Y2 (ja)

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JPS6369714U JPS6369714U (ja) 1988-05-11
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