JPH0455112A - 車両のサスペンシヨン装置 - Google Patents
車両のサスペンシヨン装置Info
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- JPH0455112A JPH0455112A JP16224990A JP16224990A JPH0455112A JP H0455112 A JPH0455112 A JP H0455112A JP 16224990 A JP16224990 A JP 16224990A JP 16224990 A JP16224990 A JP 16224990A JP H0455112 A JPH0455112 A JP H0455112A
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- failure
- control
- discharge
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Links
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Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、車両のサスペンション装置に関し、特に各車
輪に設けられたシリンダに対する流体を独立に給排制御
することによりサスペンション特性を変更するアクティ
ブコントロールサスペンション(AC8)を有する車両
のサスペンション装置に関するものである。
輪に設けられたシリンダに対する流体を独立に給排制御
することによりサスペンション特性を変更するアクティ
ブコントロールサスペンション(AC8)を有する車両
のサスペンション装置に関するものである。
(従来の技術)
従来、AC3装置を装備した一般車両では、シリンダに
対して流体を給排制御する制御系の流量弁や各種センサ
等が故障したときの誤動作を防止するために、フエルセ
イフ対策を種々講じている。
対して流体を給排制御する制御系の流量弁や各種センサ
等が故障したときの誤動作を防止するために、フエルセ
イフ対策を種々講じている。
このフエルセイフ対策としては、例えば、制御弁に対す
る制御を中止するよう、各制御弁に対して同時に通電を
遮断する開閉手段を設け、故障発生時に、この開閉手段
を作動させて制御を中止させることが考えられる。
る制御を中止するよう、各制御弁に対して同時に通電を
遮断する開閉手段を設け、故障発生時に、この開閉手段
を作動させて制御を中止させることが考えられる。
(本゛発明が解決しようとする課題)
しかし上記従来例では、故障発生時、制御弁に対する制
御は中止できるものの、流体給排制御弁への油圧供給機
構が機能し続けるので、故障時に油圧ポンプに負荷がか
かるという欠点がある。
御は中止できるものの、流体給排制御弁への油圧供給機
構が機能し続けるので、故障時に油圧ポンプに負荷がか
かるという欠点がある。
また、開閉弁がオープン固着等している場合、油圧が生
じているとシリンダ内に油圧が供給され、サスペンショ
ン特性に悪影響を及ぼす恐れがある。
じているとシリンダ内に油圧が供給され、サスペンショ
ン特性に悪影響を及ぼす恐れがある。
(課題を解決するための手段)
本発明は、上述の課題を解決することを目的として成さ
れたもので、上述の課題を解決する一手段として以下の
構成を備える。
れたもので、上述の課題を解決する一手段として以下の
構成を備える。
即ち、各車輪ごとに設けたシリンダに対して流体を独立
的に給排制御することでサスペンション特性の変更が可
能なアクティブコントロールサスペンションを有する車
両のサスペンション装置であって、常閉状態をとる複数
の流体給排制御弁への通電を開閉する開閉手段と、前記
開閉手段にて通電の制御を受ける、常開状態をとるアン
ロード弁と、流体給排制御系の各機器の故障を検出する
故障検出手段と、前記故障検出手段からの信号で、前記
開閉手段を開放し通電を遮断させる制御手段とを備える
。
的に給排制御することでサスペンション特性の変更が可
能なアクティブコントロールサスペンションを有する車
両のサスペンション装置であって、常閉状態をとる複数
の流体給排制御弁への通電を開閉する開閉手段と、前記
開閉手段にて通電の制御を受ける、常開状態をとるアン
ロード弁と、流体給排制御系の各機器の故障を検出する
故障検出手段と、前記故障検出手段からの信号で、前記
開閉手段を開放し通電を遮断させる制御手段とを備える
。
(作用)
以上の構成において、流体給排制御系の機器が故障した
場合、流体給排制御弁への通電を開閉する開閉手段にて
、常開状態をとるアンロード弁への通電を遮断し7て流
体給排制御弁への油圧供給を止めるよう働(。
場合、流体給排制御弁への通電を開閉する開閉手段にて
、常開状態をとるアンロード弁への通電を遮断し7て流
体給排制御弁への油圧供給を止めるよう働(。
(実施例)
以下、添付図面を参照して本発明に係る好適な実施例を
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例である車両のサスペンショ
ン装置全体のブロック図である。
ン装置全体のブロック図である。
第1図において、車体1と前輪2Fまたは後輪2Rとの
間に、各々流体シリンダ3が配置されており、それぞれ
の流体シリンダ3には、シリンダ本体3a内に嵌挿した
ピストン3bにより液圧室3cが画成されている。この
ピストン3bに連結したロッド3dの上端部は車体1に
連結され、シリンダ本体3aは各々車輪2F、2Rに連
結されている。
間に、各々流体シリンダ3が配置されており、それぞれ
の流体シリンダ3には、シリンダ本体3a内に嵌挿した
ピストン3bにより液圧室3cが画成されている。この
ピストン3bに連結したロッド3dの上端部は車体1に
連結され、シリンダ本体3aは各々車輪2F、2Rに連
結されている。
各流体シリンダ3の液圧室3cには、各々、連通路4を
介してガスばね5が連通接続されており、各ガスばね5
は、ダイヤフラム5eによりガス室5fと液圧室5gと
に区画され、液圧室5gが流体シリンダ3の液圧室3c
に連通している。
介してガスばね5が連通接続されており、各ガスばね5
は、ダイヤフラム5eによりガス室5fと液圧室5gと
に区画され、液圧室5gが流体シリンダ3の液圧室3c
に連通している。
油圧ポンプ8と各シリンダ3とを連通ずる高圧ラインと
しての液圧通路10には流量制御弁9が介設されており
、この流量制御弁9は、各流体シリンダ3への流体(こ
こでは油)の供給・排出を行なって内圧(液圧室3Cの
圧力)を調節する機能を有する。
しての液圧通路10には流量制御弁9が介設されており
、この流量制御弁9は、各流体シリンダ3への流体(こ
こでは油)の供給・排出を行なって内圧(液圧室3Cの
圧力)を調節する機能を有する。
メイン圧センサ12は、油圧ポンプ8の油吐出圧(後述
するアキュムレータ22 a、 22 bでの蓄油の圧
力)を検出し、また、シリンダ圧センサ13は、各流体
シリンダ3の液圧室3cの液圧を検出する。そして、車
高センサ14により、対応する車輪2F、2Hの車高(
シリンダストローク量)を検出し、上下加速度センサ1
5で車両の上下加速度(車輪2F、2Hのばね上船速度
)を検出する。更に、車両の横加速度を検出する横加速
度センサ16、操舵輪たる前輪2Fの操舵角を検出する
舵角センサ17、車速を検出する車速センサを有し、こ
れらのセンサでの検出信号はコントローラ19に入力さ
れる。
するアキュムレータ22 a、 22 bでの蓄油の圧
力)を検出し、また、シリンダ圧センサ13は、各流体
シリンダ3の液圧室3cの液圧を検出する。そして、車
高センサ14により、対応する車輪2F、2Hの車高(
シリンダストローク量)を検出し、上下加速度センサ1
5で車両の上下加速度(車輪2F、2Hのばね上船速度
)を検出する。更に、車両の横加速度を検出する横加速
度センサ16、操舵輪たる前輪2Fの操舵角を検出する
舵角センサ17、車速を検出する車速センサを有し、こ
れらのセンサでの検出信号はコントローラ19に入力さ
れる。
第2図は本実施例の車両のサスペンション装置における
、流体シリンダ3への流体の給排制御用油圧回路である
。同図において、油圧ポンプ8は、駆動源20により駆
動されるパワーステアリング装置用の油圧ポンプ21と
二連に接続されている。油圧ポンプ8に接続された液圧
通路10には、3個のアキュムレータ22aが同一箇所
で連通接続されていると共に、その接続箇所で液圧通路
10は前輪側通路10Fと後輪側通路10Rとに分岐さ
れている。更に、前輪側通路10Fは、左前輪側通路1
0FLと右前輪側通路10FRとに分岐され、各通路1
0FL、l0FRには、対応する車輪の流体シリンダ3
FL、3FRの液圧室3cが連通されている 一方、後輪側通路10Rには1個のアキュムレータ22
bが連通接続されていると共に、その下流側で左後輪側
通路10RLと右後輪側通路10RRとに分岐され、各
通路10RL、l0RRには対応する車輪の流体シリン
ダ3RL、3RRの液圧室3cが連通されている。
、流体シリンダ3への流体の給排制御用油圧回路である
。同図において、油圧ポンプ8は、駆動源20により駆
動されるパワーステアリング装置用の油圧ポンプ21と
二連に接続されている。油圧ポンプ8に接続された液圧
通路10には、3個のアキュムレータ22aが同一箇所
で連通接続されていると共に、その接続箇所で液圧通路
10は前輪側通路10Fと後輪側通路10Rとに分岐さ
れている。更に、前輪側通路10Fは、左前輪側通路1
0FLと右前輪側通路10FRとに分岐され、各通路1
0FL、l0FRには、対応する車輪の流体シリンダ3
FL、3FRの液圧室3cが連通されている 一方、後輪側通路10Rには1個のアキュムレータ22
bが連通接続されていると共に、その下流側で左後輪側
通路10RLと右後輪側通路10RRとに分岐され、各
通路10RL、l0RRには対応する車輪の流体シリン
ダ3RL、3RRの液圧室3cが連通されている。
上述の各流体シリンダ3FL、3FR,3RL、3RR
に接続するガスばね5FL、5FR。
に接続するガスばね5FL、5FR。
5RL、5RRは、各々複数個備えられ(図では、5a
、5b、5c、5dの4個)、コれらの複数個のガスば
ねは、対応する流体シリンダ3の液圧室3cに連通路4
を介して互いに並列に接続されている。また、これらの
ガスばね5a〜5dは、各々、連通路4の分岐部に介設
したオリフィス25を備えており、各オリフィス25で
の減衰作用とガス室5fに封入されたガスの緩衝作用と
の双方を発揮するようになっている。尚、ガスばね5a
とガスばね5bとの間の連通路4には、その連通路面積
を調整する減衰力切換バルブ26が介設されており、こ
れが連通路4を開いたり(開位置)、通路面積を顕著に
絞ったり(絞位置)する。
、5b、5c、5dの4個)、コれらの複数個のガスば
ねは、対応する流体シリンダ3の液圧室3cに連通路4
を介して互いに並列に接続されている。また、これらの
ガスばね5a〜5dは、各々、連通路4の分岐部に介設
したオリフィス25を備えており、各オリフィス25で
の減衰作用とガス室5fに封入されたガスの緩衝作用と
の双方を発揮するようになっている。尚、ガスばね5a
とガスばね5bとの間の連通路4には、その連通路面積
を調整する減衰力切換バルブ26が介設されており、こ
れが連通路4を開いたり(開位置)、通路面積を顕著に
絞ったり(絞位置)する。
液圧通路10には、アキュムレータ22aの上流側に常
開状態(ノーマルオーブン)をとるアンロード弁28が
接続されており、油圧ポンプ8の油吐出圧を所定の範囲
内(120〜160 Kgf/cm” )に保持制御す
る機能を有している。しかして、アンロード弁28によ
り、各流体シリンダ3への油の供給はアキュムレータ2
2 a、 22 bの蓄圧(メイン圧)にて行なわれる
。尚、アンロード弁28のソレノイド28aへの通電は
、後述するメインリレーを介して行なわれる。
開状態(ノーマルオーブン)をとるアンロード弁28が
接続されており、油圧ポンプ8の油吐出圧を所定の範囲
内(120〜160 Kgf/cm” )に保持制御す
る機能を有している。しかして、アンロード弁28によ
り、各流体シリンダ3への油の供給はアキュムレータ2
2 a、 22 bの蓄圧(メイン圧)にて行なわれる
。尚、アンロード弁28のソレノイド28aへの通電は
、後述するメインリレーを介して行なわれる。
液圧通路10のアキュムレータ22a下流側には、車両
の4輪に対応して4個の流量制御弁9が設けられており
、左前輪側を例にとれば、液圧通路10の左前輪側通路
10FLに介設された第1の切換弁(以下、流入弁とい
う)35と、左前輪側通路10FLから油をリザーブタ
ンク29に排出する低圧ライン36に介設された第2の
切換弁(以下、排出弁という)37から成る。これらの
流入弁35.排出弁37は、各々閉位置と開位置の二位
置を有し、かつ、開位置での液圧を所定値に保持する差
圧弁を内蔵する。尚、上記流量制御弁9は常閉状態(ノ
ーマルクローズ)をとり、排出弁37を除く流量制御弁
9、つまり流入弁35のソレノイド35aへの通電は、
後述するメインリレーを介して行なわれる。
の4輪に対応して4個の流量制御弁9が設けられており
、左前輪側を例にとれば、液圧通路10の左前輪側通路
10FLに介設された第1の切換弁(以下、流入弁とい
う)35と、左前輪側通路10FLから油をリザーブタ
ンク29に排出する低圧ライン36に介設された第2の
切換弁(以下、排出弁という)37から成る。これらの
流入弁35.排出弁37は、各々閉位置と開位置の二位
置を有し、かつ、開位置での液圧を所定値に保持する差
圧弁を内蔵する。尚、上記流量制御弁9は常閉状態(ノ
ーマルクローズ)をとり、排出弁37を除く流量制御弁
9、つまり流入弁35のソレノイド35aへの通電は、
後述するメインリレーを介して行なわれる。
また、上記流入弁35と流体シリンダ3FLとの間の左
前輪側通路10FLには、パイロット圧応動形のチエツ
ク弁38が介設されている。パイロットライン39によ
って流入弁35の上流側の液圧通路10における油圧、
即ちメイン圧がパイロット圧として導入され、パイロッ
ト圧が40Kgf/am2以下のときにチエツク弁38
が閉じるように設けられている。つまり、メイン圧が4
0 Kgf/cm2以上のときにのみ、流体シリンダ3
への圧油の供給と共に流体シリンダ3内の油の排出が可
能となる。
前輪側通路10FLには、パイロット圧応動形のチエツ
ク弁38が介設されている。パイロットライン39によ
って流入弁35の上流側の液圧通路10における油圧、
即ちメイン圧がパイロット圧として導入され、パイロッ
ト圧が40Kgf/am2以下のときにチエツク弁38
が閉じるように設けられている。つまり、メイン圧が4
0 Kgf/cm2以上のときにのみ、流体シリンダ3
への圧油の供給と共に流体シリンダ3内の油の排出が可
能となる。
液圧通路10のアキュムレータ22a下流側と低圧ライ
ン36とを連通ずる連通路42にはフェイルセイフ弁4
1が介設され、故障時に開位置に切換えられてアキュム
レータ22a、22bの蓄油をリザーブタンク29に戻
し、高圧状態を解除する機能を有する。このフェイルセ
イフ弁41は常開状態(ノーマルオーブン)をとり、そ
のソレノイド41aへの通電は後述するメインリレーを
介して行なわれる。
ン36とを連通ずる連通路42にはフェイルセイフ弁4
1が介設され、故障時に開位置に切換えられてアキュム
レータ22a、22bの蓄油をリザーブタンク29に戻
し、高圧状態を解除する機能を有する。このフェイルセ
イフ弁41は常開状態(ノーマルオーブン)をとり、そ
のソレノイド41aへの通電は後述するメインリレーを
介して行なわれる。
パイロットライン39には絞り43が設けられており、
上述のフェイルセイフ弁41の開作動時にチエツク弁3
8が閉じるのを遅延させる機能を有する。また、リリー
フ弁44は、前輪側の各流体シリンダ3FL、3FRの
液圧室3Cの油圧が異常に上昇したときに開作動して、
その油を低圧ライン36に戻す。低圧ライン36にはリ
ターンアキュムレータ45が接続され、流体シリンダ3
からの油の排出時に蓄圧作用を行なう。
上述のフェイルセイフ弁41の開作動時にチエツク弁3
8が閉じるのを遅延させる機能を有する。また、リリー
フ弁44は、前輪側の各流体シリンダ3FL、3FRの
液圧室3Cの油圧が異常に上昇したときに開作動して、
その油を低圧ライン36に戻す。低圧ライン36にはリ
ターンアキュムレータ45が接続され、流体シリンダ3
からの油の排出時に蓄圧作用を行なう。
コントローラ19は各流体シリンダ3に対する流体の給
排制御を行ない、その制御は基本的に以下の如(分類す
ることができる。即ち、■各車輪の車高センサ14の検
出信号に基づいて車高を目標車高にする制御 ■上下加速度センサ15の検出信号に基づいて車両の上
下振動の低減を図る制御 ■各車軸のシリンダ圧センサ13の検出信号に基づいて
前輪及び後輪側で、各々左右の車輪間の支持荷重の均一
化を図る制御 ■車両の旋回時に横加速度センサ16、舵角センサ17
及び車速センサ18の各検出信号に基づいて各流体シリ
ンダ3の応答性を高める制御である。
排制御を行ない、その制御は基本的に以下の如(分類す
ることができる。即ち、■各車輪の車高センサ14の検
出信号に基づいて車高を目標車高にする制御 ■上下加速度センサ15の検出信号に基づいて車両の上
下振動の低減を図る制御 ■各車軸のシリンダ圧センサ13の検出信号に基づいて
前輪及び後輪側で、各々左右の車輪間の支持荷重の均一
化を図る制御 ■車両の旋回時に横加速度センサ16、舵角センサ17
及び車速センサ18の各検出信号に基づいて各流体シリ
ンダ3の応答性を高める制御である。
第3図(a)はコントローラ19の構成、及びコントロ
ーラ19の制御を受ける周辺部のブロック図である。
ーラ19の制御を受ける周辺部のブロック図である。
第3図(a)において、コントローラj9は、信号線2
00を介して上述の各種センサからの信号を受け、駆動
部104を介して流入弁35、フェイルセイフ弁41、
アンロード弁28(以下、これらを流体給排制御弁12
0と呼び、そのソレノイドを一括して120aと記す)
、及び排出弁37を制御するメイン制御部100、そし
てメイン制御部100と情報交換しつつメイン制御部]
OOの異常を監視するスレーブ制御部101、更にメイ
ン制御部100やスレーブ制御部101の判断結果等を
もとにフェイルセイフモードを選択するF/Sモード選
択部102を有する。
00を介して上述の各種センサからの信号を受け、駆動
部104を介して流入弁35、フェイルセイフ弁41、
アンロード弁28(以下、これらを流体給排制御弁12
0と呼び、そのソレノイドを一括して120aと記す)
、及び排出弁37を制御するメイン制御部100、そし
てメイン制御部100と情報交換しつつメイン制御部]
OOの異常を監視するスレーブ制御部101、更にメイ
ン制御部100やスレーブ制御部101の判断結果等を
もとにフェイルセイフモードを選択するF/Sモード選
択部102を有する。
コントローラ19は、更にメイン制御部100とスレー
ブ制御部101からの制御信号を受けてトランジスタ1
07を駆動するリレー駆動部106を有する。
ブ制御部101からの制御信号を受けてトランジスタ1
07を駆動するリレー駆動部106を有する。
F/Sモード選択部102は、メイン制御部100及び
スレーブ制御部101と同様、信号線200を介して各
種センサからの信号を入力し、各センサの検出信号とあ
らかじめ決めた所定値との比較を行なう。また、駆動部
105は、F/Sモード選択部102の制御を受けて排
出弁37を駆動する。
スレーブ制御部101と同様、信号線200を介して各
種センサからの信号を入力し、各センサの検出信号とあ
らかじめ決めた所定値との比較を行なう。また、駆動部
105は、F/Sモード選択部102の制御を受けて排
出弁37を駆動する。
メインリレー110は接点110b、110cの2回路
分の接点を有し、その巻線部110aがトランジスタ1
07の制御にて通電状態にあるときに前記両接点が閉状
態となるので、主電源103(ここでは、車載のバッテ
リ)から流体給排制御弁120のソレノイド120aに
対して電源が供給される。
分の接点を有し、その巻線部110aがトランジスタ1
07の制御にて通電状態にあるときに前記両接点が閉状
態となるので、主電源103(ここでは、車載のバッテ
リ)から流体給排制御弁120のソレノイド120aに
対して電源が供給される。
流体給排制御弁120のソレノイド120aは、駆動部
104を介してメイン制御部100の制御を受け、その
制御に従った動作をする。同時に、排出弁37のソレノ
イド37aも駆動部104、及び接点1]Ocを介して
メイン制御部100の制御を受ける。また、トランジス
タ107が巻線部110aを非通電状態に制御したとき
には、接点110b、110cが開状態となるので、ソ
レノイド120a及び37aは駆動部104からの制御
を離れる。しかして、メインリレー110の両接点が開
状態にあるときには、ソレノイド28a、41a、35
aへの通電は遮断され、ソレノイド37aへの電源供給
が継続され、排出弁37が駆動部105の制御に従い動
作する。
104を介してメイン制御部100の制御を受け、その
制御に従った動作をする。同時に、排出弁37のソレノ
イド37aも駆動部104、及び接点1]Ocを介して
メイン制御部100の制御を受ける。また、トランジス
タ107が巻線部110aを非通電状態に制御したとき
には、接点110b、110cが開状態となるので、ソ
レノイド120a及び37aは駆動部104からの制御
を離れる。しかして、メインリレー110の両接点が開
状態にあるときには、ソレノイド28a、41a、35
aへの通電は遮断され、ソレノイド37aへの電源供給
が継続され、排出弁37が駆動部105の制御に従い動
作する。
尚、メイン制御部100、スレーブ制御部101は、各
々ウォッチドッグ(W/D)回路100a、1otaを
有しており、それぞれの制御部の暴走を検出した時点で
、その制御を中止するよう働く。
々ウォッチドッグ(W/D)回路100a、1otaを
有しており、それぞれの制御部の暴走を検出した時点で
、その制御を中止するよう働く。
第3図(b)はメイン制御部100の構成を示すブロッ
ク図である。同図に示すようにメイン制御部100は、
上述の各センサからの検出信号を受けて給排制御系の故
障を検出する故障検出部51、故障検出部51の信号を
もとに故障モードの判別を行なう故障モード判別部52
、故障モードの判別結果に従い、流体給排制御弁120
の駆動部104を制御する故障モード実行部53を有す
る。また、シリンダ圧センサ13からの信号を人力して
、各車輪に対応する流体シリンダ3の内圧に差圧がある
かを検出する差圧検出部54、差圧検出部54からの信
号を受け、流体シリンダ3の内圧に差圧があるときに故
障モード実行部53に対して所定の故障モードの実行を
強制する補正部55を有する。
ク図である。同図に示すようにメイン制御部100は、
上述の各センサからの検出信号を受けて給排制御系の故
障を検出する故障検出部51、故障検出部51の信号を
もとに故障モードの判別を行なう故障モード判別部52
、故障モードの判別結果に従い、流体給排制御弁120
の駆動部104を制御する故障モード実行部53を有す
る。また、シリンダ圧センサ13からの信号を人力して
、各車輪に対応する流体シリンダ3の内圧に差圧がある
かを検出する差圧検出部54、差圧検出部54からの信
号を受け、流体シリンダ3の内圧に差圧があるときに故
障モード実行部53に対して所定の故障モードの実行を
強制する補正部55を有する。
第4図はコントローラ19、及びその周辺部の電源系統
の概略を示すブロック図である。同図において、D/D
コンバータ112は主電源103からの電源を所定の直
流電源に変換し、それをメイン制御部lOOとスレーブ
制御部101に供給している。
の概略を示すブロック図である。同図において、D/D
コンバータ112は主電源103からの電源を所定の直
流電源に変換し、それをメイン制御部lOOとスレーブ
制御部101に供給している。
一方、第3図(a)にも示したように、メインリレー1
10、及び排出弁37のソレノイド37aは、主電源1
03から直接電源の供給を受ける。同様に、F/Sモー
ド選択部102と駆動部105も、主電源103から直
接電源の供給を受ける。電源監視部130はD/Dコン
バータ112の出力電圧を常に監視し、それが所定値以
下になったとき、F/Sモード選択部102に対して電
圧異常を通知する信号を送る。
10、及び排出弁37のソレノイド37aは、主電源1
03から直接電源の供給を受ける。同様に、F/Sモー
ド選択部102と駆動部105も、主電源103から直
接電源の供給を受ける。電源監視部130はD/Dコン
バータ112の出力電圧を常に監視し、それが所定値以
下になったとき、F/Sモード選択部102に対して電
圧異常を通知する信号を送る。
〈フェイルセイフ制御の説明〉
次に、本実施例におけるフェイルセイフ制御について詳
細に説明する。
細に説明する。
本実施例におけるフェイルセイフ制御は、以下の如(分
類できる。即ち、 ■メイン制御部が正常に機能し、各センサからの故障信
号に基づいて行なうフェイルセイフ制御■メイン制御部
が異常動作した場合のフェイルセイフ制御 ■電源に異常が発生した場合のフェイルセイフ制御 である。
類できる。即ち、 ■メイン制御部が正常に機能し、各センサからの故障信
号に基づいて行なうフェイルセイフ制御■メイン制御部
が異常動作した場合のフェイルセイフ制御 ■電源に異常が発生した場合のフェイルセイフ制御 である。
また、故障モードの種類については、
■A故障モード:現在の車高を維持して制御の中止を要
する故障 A故障モードは、更に、 (1,1)A−0故障モード:故障処置が成されるまで
故障モードとする (1.2)A−1故障モード:イグニションオフ(IG
・0FF)で故障モードをリセットするに分類できる。
する故障 A故障モードは、更に、 (1,1)A−0故障モード:故障処置が成されるまで
故障モードとする (1.2)A−1故障モード:イグニションオフ(IG
・0FF)で故障モードをリセットするに分類できる。
■B故障モード:流体シリンダ内の流体(油)を排出し
て車高の低下を要する故障 ■C故障モード:警報ランプの点灯等のワーニングのみ
して制御を続行する故障 の如く分類される。
て車高の低下を要する故障 ■C故障モード:警報ランプの点灯等のワーニングのみ
して制御を続行する故障 の如く分類される。
以下、個々のフェイルセイフ制御について説明する。
(1)メイン制御部が正常に機能し、各センサからの故
障信号に基づいて行なうフェイルセイフ制御 第5図に示したフローチャートを参照して、メイン制御
部100が正常に機能しているときの、各センサからの
故障信号をもとにしたコントローラ19におけるフェイ
ルセイフ制御について説明する。
障信号に基づいて行なうフェイルセイフ制御 第5図に示したフローチャートを参照して、メイン制御
部100が正常に機能しているときの、各センサからの
故障信号をもとにしたコントローラ19におけるフェイ
ルセイフ制御について説明する。
第5図のフローチャートにおいて、ステップS1で、メ
イン制御部100は故障フラグFが1であるか否かを判
定し、その結果がNoのときは、ステップS2で、メイ
ン制御部100の故障検出部51は、各センサからの検
出信号を故障検出のための信号として入力する。そして
、ステップS3で、これらの故障信号に基づいて故障か
否かを判定する。このステップS3で故障ではないと判
定された場合は、そのまま処理を終えるが、故障と判定
されたときには、ステップS4に進んで故障モード判別
部52にて故障モードの識別を行なう。
イン制御部100は故障フラグFが1であるか否かを判
定し、その結果がNoのときは、ステップS2で、メイ
ン制御部100の故障検出部51は、各センサからの検
出信号を故障検出のための信号として入力する。そして
、ステップS3で、これらの故障信号に基づいて故障か
否かを判定する。このステップS3で故障ではないと判
定された場合は、そのまま処理を終えるが、故障と判定
されたときには、ステップS4に進んで故障モード判別
部52にて故障モードの識別を行なう。
ステップS5では、故障モードがB故障モードであるか
否かを判定し、その結果がYESであれば以降のステッ
プでB故障モードを実行する。即ち、メイン制御部10
0は、ステップS6で故障モードを記憶し、続くステッ
プS7でメイン制御部100の故障モード実行部53は
、制御線123を介してリレー駆動部106に制御信号
を出力する。一方、スレーブ制御部101は、信号線2
00を介してメイン制御部100と常時情報交換を行な
い、メイン制御部100の動作異常を監視している。そ
して、メイン制御部100が正常に機能していると判断
したときに、制御線124を介してメイン制御部100
と同様の制御信号、即ち、トランジスタ107がメイン
リレー110の接点110b、110cを開状態とする
よう制御する信号をリレー駆動部106に出力する。
否かを判定し、その結果がYESであれば以降のステッ
プでB故障モードを実行する。即ち、メイン制御部10
0は、ステップS6で故障モードを記憶し、続くステッ
プS7でメイン制御部100の故障モード実行部53は
、制御線123を介してリレー駆動部106に制御信号
を出力する。一方、スレーブ制御部101は、信号線2
00を介してメイン制御部100と常時情報交換を行な
い、メイン制御部100の動作異常を監視している。そ
して、メイン制御部100が正常に機能していると判断
したときに、制御線124を介してメイン制御部100
と同様の制御信号、即ち、トランジスタ107がメイン
リレー110の接点110b、110cを開状態とする
よう制御する信号をリレー駆動部106に出力する。
リレー駆動部106は、メイン制御部100とスレーブ
制御部101からの制御信号を判定し、その判定結果に
従いトランジスタ107を制御する。つまり、ここでは
上記制御信号を受けたリレー駆動部106は、トランジ
スタ107を制御してメインリレー1 ]、 Oの巻線
部110aに対する通電を止める。その結果、メインリ
レー110の接点1]、Ob、110cは開状態となる
ので、流体給排制御弁120のソレノイド120aへの
通電も断たれ、流体給排制御弁120は閉位置、アンロ
ード弁28、及びフェイルセイフ弁41は開位置となる
。このリレー駆動部106からの制御信号は、同時にF
/Sモード選択部102に送られる。そして、メイン制
御部100は、続くステップS8で警報ランプの点灯等
のワーニングを行なう。
制御部101からの制御信号を判定し、その判定結果に
従いトランジスタ107を制御する。つまり、ここでは
上記制御信号を受けたリレー駆動部106は、トランジ
スタ107を制御してメインリレー1 ]、 Oの巻線
部110aに対する通電を止める。その結果、メインリ
レー110の接点1]、Ob、110cは開状態となる
ので、流体給排制御弁120のソレノイド120aへの
通電も断たれ、流体給排制御弁120は閉位置、アンロ
ード弁28、及びフェイルセイフ弁41は開位置となる
。このリレー駆動部106からの制御信号は、同時にF
/Sモード選択部102に送られる。そして、メイン制
御部100は、続くステップS8で警報ランプの点灯等
のワーニングを行なう。
ステップS9で、F/Sモード選択部102は、各セン
サの検出信号と所定値との比較結果とリレー駆動部10
6からの信号との比較をしてB故障モードであることを
知る。そして、駆動部105に対して、排出弁37のソ
レノイド37aに駆動信号を送り、各車輪の流体シリン
ダの液圧室3cから油を最大流量で排出するよう制御す
るので車高が低下する。この排出弁37による流体シリ
ンダの液圧室3cからの油の排出は、フェイルセイフ弁
41が開位置となり、チエツク弁38が絞り43にて所
定時間遅延して閉じるまでの間に行なわれる。また、上
述のように、フェイルセイフ制御時にはアンロード弁2
8が開位置にあるので、油圧ポンプ8からの油吐出圧は
一定値以上、上昇することはない。
サの検出信号と所定値との比較結果とリレー駆動部10
6からの信号との比較をしてB故障モードであることを
知る。そして、駆動部105に対して、排出弁37のソ
レノイド37aに駆動信号を送り、各車輪の流体シリン
ダの液圧室3cから油を最大流量で排出するよう制御す
るので車高が低下する。この排出弁37による流体シリ
ンダの液圧室3cからの油の排出は、フェイルセイフ弁
41が開位置となり、チエツク弁38が絞り43にて所
定時間遅延して閉じるまでの間に行なわれる。また、上
述のように、フェイルセイフ制御時にはアンロード弁2
8が開位置にあるので、油圧ポンプ8からの油吐出圧は
一定値以上、上昇することはない。
メイン制御部100は、B故障モード実行後、次のステ
ップSIOでフラグFを1に設定して処理を終える。
ップSIOでフラグFを1に設定して処理を終える。
一方、ステップS5で、B故障モードではないと判定さ
れた場合にはステップSllに進み、故障モードがA−
0故障モードであるかの判定を行なう。この判定の結果
がYESであれば、ステップS12で故障モードの記憶
を行ない、続くステップS13で、上述のB故障モード
実行時と同様、メインリレー110の接点110b、1
10Cを開状態とし、流体給排制御弁120のソレノイ
ド120aへの通電を断つことにより流体給排制御弁1
20が閉位置、アンロード弁28、及びフェイルセイフ
弁41が開位置になる。
れた場合にはステップSllに進み、故障モードがA−
0故障モードであるかの判定を行なう。この判定の結果
がYESであれば、ステップS12で故障モードの記憶
を行ない、続くステップS13で、上述のB故障モード
実行時と同様、メインリレー110の接点110b、1
10Cを開状態とし、流体給排制御弁120のソレノイ
ド120aへの通電を断つことにより流体給排制御弁1
20が閉位置、アンロード弁28、及びフェイルセイフ
弁41が開位置になる。
次に、ステップS14で、差圧検出部54はシリンダ圧
センサ13からの検出信号に基づいて、左右の前輪2F
側の流体シリンダ3FL、3FRの内圧(液圧室3cの
液圧)の差圧IPFL−PFRIと、左右の後輪2R側
の流体シリンダ3RL、3RRの内圧の差圧IPRL−
PRRIを演算し、かつこれらの差圧が、それぞれ所定
値PFO1またはPRO以下であるか否かを判定する。
センサ13からの検出信号に基づいて、左右の前輪2F
側の流体シリンダ3FL、3FRの内圧(液圧室3cの
液圧)の差圧IPFL−PFRIと、左右の後輪2R側
の流体シリンダ3RL、3RRの内圧の差圧IPRL−
PRRIを演算し、かつこれらの差圧が、それぞれ所定
値PFO1またはPRO以下であるか否かを判定する。
この判定がNoであれば補正部55はA故障モードの実
行を禁止し、処理をステップS8に移行して強制的にB
故障モードを実行する。
行を禁止し、処理をステップS8に移行して強制的にB
故障モードを実行する。
しかし、ステップS14での判定がYESであれば、A
故障モードを実行する。つまり、ステップS15でワー
ニングをし、次のステップS16でF/Sモード選択部
102は、各センサの検出信号と所定値との比較結果と
リレー駆動部106からの信号との比較をして、排出弁
37が現在の状態、つまり閉位置を保つように駆動部1
05を制御する。その結果、車高は維持される。
故障モードを実行する。つまり、ステップS15でワー
ニングをし、次のステップS16でF/Sモード選択部
102は、各センサの検出信号と所定値との比較結果と
リレー駆動部106からの信号との比較をして、排出弁
37が現在の状態、つまり閉位置を保つように駆動部1
05を制御する。その結果、車高は維持される。
以上のA故障モード実行後、次のステップS17でフラ
グFを1に設定して処理を終える。
グFを1に設定して処理を終える。
ステップS11での判定がNOであれば、ステップS2
1に進んでA−1故障モードかどうかの判定をする。こ
のステップS21での判定結果がYESであればステッ
プ313に移行して、上述のA−0故障モードを実行す
る。しかし、ステップS21での判定がNoであればス
テップS22に進み、故障モードがC故障モードである
か否かを判定する。
1に進んでA−1故障モードかどうかの判定をする。こ
のステップS21での判定結果がYESであればステッ
プ313に移行して、上述のA−0故障モードを実行す
る。しかし、ステップS21での判定がNoであればス
テップS22に進み、故障モードがC故障モードである
か否かを判定する。
ステップS22での判定の結果がYESであれば、C故
障モードの実行として、次のステップ823でワーニン
グのみ行なって制御を続行し、続くステップS24でフ
ラグFを1にして処理を終了する。しかし、ステップS
22での判定がN。
障モードの実行として、次のステップ823でワーニン
グのみ行なって制御を続行し、続くステップS24でフ
ラグFを1にして処理を終了する。しかし、ステップS
22での判定がN。
であれば、即ち、故障モードがA故障モード、B故障モ
ード、C故障モードのいずれにも該当しないときには、
ステップS25で制御を一時休止して処理を終える。
ード、C故障モードのいずれにも該当しないときには、
ステップS25で制御を一時休止して処理を終える。
本フェイルセイフ制御処理の最初のステップであるステ
ップS1での判定がYESであれば、処理をステップ3
18に進めて故障モードがB故障モードか、あるいはA
−0故障モードかの判定をする。ここでの判定がYES
であれば、そのままリターンとするが、Noのときには
ステップS19で、エンジンを停止すべくイグニション
オフの操作がされたか否かを判定する。このステップS
19での判定がYESであれば、イグニションオフとい
うことでステップS20でフラグFをOに設定し、処理
を終了する。しかし、ステップS19での判定がNOで
イグニションオンであれば、つまりエンジンが稼動中の
ときにはそのまま処理を終える。
ップS1での判定がYESであれば、処理をステップ3
18に進めて故障モードがB故障モードか、あるいはA
−0故障モードかの判定をする。ここでの判定がYES
であれば、そのままリターンとするが、Noのときには
ステップS19で、エンジンを停止すべくイグニション
オフの操作がされたか否かを判定する。このステップS
19での判定がYESであれば、イグニションオフとい
うことでステップS20でフラグFをOに設定し、処理
を終了する。しかし、ステップS19での判定がNOで
イグニションオンであれば、つまりエンジンが稼動中の
ときにはそのまま処理を終える。
(2)メイン制御部が異常動作した場合のフェイルセイ
フ制御 本フェイルセイフ制御は、メイン制御部100が暴走等
により異常動作した場合の制御である。
フ制御 本フェイルセイフ制御は、メイン制御部100が暴走等
により異常動作した場合の制御である。
メイン制御部100の動作は、付属のウォッチドッグ回
路100a、及びスレーブ制御部101にて常に監視さ
れており、またスレーブ制御部101自身の動作も付属
のウォッチドッグ回路101aにて監視されている。
路100a、及びスレーブ制御部101にて常に監視さ
れており、またスレーブ制御部101自身の動作も付属
のウォッチドッグ回路101aにて監視されている。
メイン制御部100が暴走等に起因して、その動作に異
常を起こしたとき、スレーブ制御部101は、メイン制
御部100との情報交換を通じてメイン制御部100の
動作異常を検知し、制御線124を介してリレー駆動部
106にその異常を通知する信号を送る。
常を起こしたとき、スレーブ制御部101は、メイン制
御部100との情報交換を通じてメイン制御部100の
動作異常を検知し、制御線124を介してリレー駆動部
106にその異常を通知する信号を送る。
リレー駆動部106は、異常通知信号からメイン制御部
100の動作異常を判断し、前述の(1)の故障モード
実行時と同様、メインリレー110を遮断するよう制御
する。同時に、F/Sモード選択部102はリレー駆動
部106からの信号を受け、その信号と各センサの検出
信号と所定値との比較結果をもとに、駆動部105に対
して排出弁37を制御する信号を送出する。即ち、シリ
ンダ圧センサ13からの信号を所定値と比較して各流体
シリンダの内圧に差圧があれば、排出弁37を制御して
各流体シリンダの液圧室3cから油を排出して車高を低
下させる。差圧がなければ現在の車高を保つべ(排出弁
37を閉位置のままとするよう制御する。
100の動作異常を判断し、前述の(1)の故障モード
実行時と同様、メインリレー110を遮断するよう制御
する。同時に、F/Sモード選択部102はリレー駆動
部106からの信号を受け、その信号と各センサの検出
信号と所定値との比較結果をもとに、駆動部105に対
して排出弁37を制御する信号を送出する。即ち、シリ
ンダ圧センサ13からの信号を所定値と比較して各流体
シリンダの内圧に差圧があれば、排出弁37を制御して
各流体シリンダの液圧室3cから油を排出して車高を低
下させる。差圧がなければ現在の車高を保つべ(排出弁
37を閉位置のままとするよう制御する。
(3)電源に異常が発生した場合のフェイルセイフ制御
第4図に示したD/Dコンバータ112に障害が発生し
て、メイン制御部100やスレーブ制御部101への電
源の供給が断たれたり、所定の電圧を確保することがで
きない場合、これらの制御部は制御不能に陥る。従って
、駆動部104やリレー駆動部106の動作は保証され
ず、トランジスタ107はベース電圧不足にて遮断状態
になるので、メインリレー11Oの巻線部110aに対
する通電が止まり、接点110b、110cが開状態と
なる。
て、メイン制御部100やスレーブ制御部101への電
源の供給が断たれたり、所定の電圧を確保することがで
きない場合、これらの制御部は制御不能に陥る。従って
、駆動部104やリレー駆動部106の動作は保証され
ず、トランジスタ107はベース電圧不足にて遮断状態
になるので、メインリレー11Oの巻線部110aに対
する通電が止まり、接点110b、110cが開状態と
なる。
電圧監視部130はD/Dコンバータ112の出力電圧
を常に監視しており、電圧の異常を検知すると直ちに異
常を通知する信号なF/Sモード選択部102に送る。
を常に監視しており、電圧の異常を検知すると直ちに異
常を通知する信号なF/Sモード選択部102に送る。
F/Sモード選択部102は、電圧の異常を通知する信
号と各センサの検出信号と所定値との比較結果をもとに
排出弁37を駆動する信号を駆動部105に送る。即ち
、前述の(2)での制御と同様、シリンダ圧センサ13
からの信号を所定値と比較して、各流体シリンダの内圧
に差圧があれば車高を低下させるよう排出弁37を制御
し、差圧がなければ現在の車高を保つよう制御する。
号と各センサの検出信号と所定値との比較結果をもとに
排出弁37を駆動する信号を駆動部105に送る。即ち
、前述の(2)での制御と同様、シリンダ圧センサ13
からの信号を所定値と比較して、各流体シリンダの内圧
に差圧があれば車高を低下させるよう排出弁37を制御
し、差圧がなければ現在の車高を保つよう制御する。
以上説明したように、本実施例によれば、故障時にアン
ロード弁への通電をメインリレーにて遮断することでア
ンロード弁を確実に開状態にできるので、油圧ポンプか
らの油吐出圧の上昇を止めて、流体給排制御弁の誤動作
を防止することができるという効果がある。
ロード弁への通電をメインリレーにて遮断することでア
ンロード弁を確実に開状態にできるので、油圧ポンプか
らの油吐出圧の上昇を止めて、流体給排制御弁の誤動作
を防止することができるという効果がある。
また、アンロード弁が開状態となることで故障時の油圧
ポンプの負荷を軽減できるという効果がある。
ポンプの負荷を軽減できるという効果がある。
更に、油吐出圧の上昇を止めることで流体給排制御弁に
障害が発生した場合、故障の波及を防止し安全性を確保
できるという効果がある。
障害が発生した場合、故障の波及を防止し安全性を確保
できるという効果がある。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明によれば、故障時の油圧ポ
ンプの負荷を軽減でき、安全で確実なフェイルセイフ処
理を行なうことができるという効果がある。
ンプの負荷を軽減でき、安全で確実なフェイルセイフ処
理を行なうことができるという効果がある。
第1図は本発明の一実施例である車両のサスペンション
装置全体のブロック図、 第2図は実施例の車両のサスペンション装置における流
体の給排制御用油圧回路を示す図、第3図(a)はコン
トローラ19の構成及びその周辺部を示すブロック図、 第3図(b)はメイン制御部100の構成を示すブロッ
ク図、 第4図はコントローラ19及びその周辺部の電源供給系
統を示す図、 第5図は実施例におけるフェイルセイフ制御を説明する
フローチャートである。 メイン制御部、101・・・スレーブ制御部、102・
・・F/Sモード選択部、110・・・メインリレー1
12・・・D/Dコンバータ、130・・・電圧監視部
である。
装置全体のブロック図、 第2図は実施例の車両のサスペンション装置における流
体の給排制御用油圧回路を示す図、第3図(a)はコン
トローラ19の構成及びその周辺部を示すブロック図、 第3図(b)はメイン制御部100の構成を示すブロッ
ク図、 第4図はコントローラ19及びその周辺部の電源供給系
統を示す図、 第5図は実施例におけるフェイルセイフ制御を説明する
フローチャートである。 メイン制御部、101・・・スレーブ制御部、102・
・・F/Sモード選択部、110・・・メインリレー1
12・・・D/Dコンバータ、130・・・電圧監視部
である。
Claims (1)
- (1)各車輪ごとに設けたシリンダに対して流体を独立
的に給排制御することでサスペンション特性の変更が可
能なアクティブコントロールサスペンションを有する車
両のサスペンション装置であって、 常閉状態をとる複数の流体給排制御弁への通電を開閉す
る開閉手段と、 前記開閉手段にて通電の制御を受ける、常開状態をとる
アンロード弁と、 流体給排制御系の各機器の故障を検出する故障検出手段
と、 前記故障検出手段からの信号で、前記開閉手段を開放し
通電を遮断させる制御手段とを備えることを特徴とする
車両のサスペンション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16224990A JPH0455112A (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 車両のサスペンシヨン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16224990A JPH0455112A (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 車両のサスペンシヨン装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0455112A true JPH0455112A (ja) | 1992-02-21 |
Family
ID=15750835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16224990A Pending JPH0455112A (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 車両のサスペンシヨン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0455112A (ja) |
-
1990
- 1990-06-20 JP JP16224990A patent/JPH0455112A/ja active Pending
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