JPH04113912A - 車両のサスペンション装置 - Google Patents

車両のサスペンション装置

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JPH04113912A
JPH04113912A JP23503690A JP23503690A JPH04113912A JP H04113912 A JPH04113912 A JP H04113912A JP 23503690 A JP23503690 A JP 23503690A JP 23503690 A JP23503690 A JP 23503690A JP H04113912 A JPH04113912 A JP H04113912A
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JP
Japan
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pressure
valve
fail
control valve
pipings
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Application number
JP23503690A
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English (en)
Inventor
Shin Takehara
伸 竹原
Toshiki Morita
俊樹 森田
Akira Nakayama
晃 中山
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両のサスペンション装置、特に詳細には、車
体と車輪との間に架設したシリンダに対して作動流体を
給排することにより、サスペンション特性を変えるよう
にしたサスペンション装置に関するものである。
(従来の技術) 例えば特開昭83−130418号公報に示されるよう
に、車体と車輪との間に液圧シリンダを架設し、このシ
リンダに対する作動流体の供給、排出を制御することに
よりサスペンション特性を自在に変更可能とした車両の
サスペンション装置が公知となっている。
この種のいわゆるアクティブコントロールサスペンショ
ン装置においては、多くの場合、液圧シリンダの液圧室
に各々連通する高圧ラインと、作動流体を貯えるリザー
バタンクとを結ぶリリーフ通路を設け、該通路にフェイ
ルセーフ弁を設けるようにしている。すなわち、作動流
体の供給、排出系に故障か生した際に、このフェイルセ
ーフ弁を開かせれば、高圧ラインの圧力か解放され得る
そこで、それに加えて、各液圧シリンダに対する作動流
体の給排を行なう流量制御弁を全開させることにより、
各液圧シリンダ内の作動流体を排出して、全車高を最低
位置にまで低下させることができる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述のようなフェイルセーフ弁は、作動流体
供給、排出系の故障時にはできるだけ迅速に開いて、ア
クティブコントロールサスペンションの安全性を確保す
る必要がある。
しかしながら、そのような特性のフェイルセーフ弁を用
いると、エンジンを停止させた時に高圧ラインの圧力を
解放する際にも、作動流体が極めて高速てリザーバタン
ク側に流れるようになる。
そうなると、この作動流体か配管を叩いて大きな音を発
生させてしまう。このようないわゆるウォータハンマー
現象が生じると、運転者が違和感や不安感を覚えるので
、車両の商品価値を損なうことにもなる。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであり
、作動流体供給、排出系の故障時には高圧ラインの圧力
を速やかに解放でき、その一方、エンジンを停止させた
際のウォーターハンマー現象を防止可能な車両のサスペ
ンション装置を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段および作用)本発明による
車両のサスペンション装置は、先に述べたように車体と
車輪との間に架設された液圧シリンダに対して作動流体
を供給、排出することによりサスペンション特性を変え
得るように構成され、 液圧シリンダの液圧室に連通される高圧ラインの圧力を
解放するフェイルセーフ弁が設けられた車両のサスペン
ション装置において、 上記フェイルセーフ弁として圧力制御弁が用いられると
ともに、 この圧力制御弁の目標圧力を、作動流体の供給、排出系
の故障を示す信号を受けた際には比較的大きな時間当り
変化率で低下させる一方、イグニッションOFFとされ
た際には比較的小さな時間当り変化率で低下させる制御
手段が設けられたことを特徴とするものである。
フェイルセーフ弁を構成する圧力制御弁の目標圧力を、
比較的大きな時間当り変化率で低下させれば、高圧ライ
ンの圧力は速やかに解放されるので、作動流体供給、排
出系の故障に素早く対応可能となる。
他方、上記の目標圧力を比較的小さな時間当り変化率で
低下させれば、高圧ラインの作動流体は比較的低速でリ
ザーバタンク側に流れるので、ウォーターハンマー現象
を防止可能となる。
なおこの種の車両のサスペンション装置においては、作
動流体供給、排出系が故障した際に、車高を最低位置ま
で下げる、あるいはアクティブ制御を完全停止する、等
のように故障の程度に応じて対応モードを変えることが
多い。そうする場合上記制御手段は、前記故障を示す信
号の種類に応じて、圧力制御弁の目標圧力変化率を変え
るように構成するのが好ましい。そのようにすれば、圧
力解放の緊急度が低い場合はど上記目標圧力を小さな変
化率で低下させるようにして、この際もできるだけウォ
ーターハンマー現象を抑えることが可能となる。
また上記制御手段は、エンストを検出可能に形成された
上で、エンストを検出した際には上記圧力制御弁の目標
圧力を、前記イグニッションOFF時の変化率よりもさ
らに小さな時間当り変化率で低下させるように構成され
るのが好ましい。
エンストで車両が停止した際にも、高圧ラインの圧力は
解放するのが好ましいが、通常は、エンストしてから短
時間のうちにエンジンが再始動されて車両が走行する。
そこでこのエンスト時には、上述のようにして極めて緩
慢に高圧ラインの圧力を解放すれば、次に車両が発進し
た際に、作動流体が所定圧力まで迅速に蓄圧されるよう
になる。
(実 施 例) 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。
第1図は本発明の一実施例による車両のサスペンション
装置を示すものであり、また第2図はこのサスペンショ
ン装置に用いられた油圧回路を示している。なお図中、
右前輪、左前輪、右後輪および左後輪に対応した主な要
素についてはそれぞれ付番にrFRJ  rFLJ  
rRRJおよびrRLJの符号を付加して示すが、以下
の説明においては特に必要の有る場合だけそれらの符号
を付けることにする。
第1図に示されるように、車体11には各輪毎に液圧シ
リンダ12か固定され、該液圧シリンダ12内に摺動自
在に嵌挿されたピストン13により液圧室14が画成さ
れている。このピストン13と一体化されたピストンロ
ッドI5には、車輪10が保持されている。上記液圧室
14には、液圧通路を介してガスばね21が連通されて
いる。このガスばね21は、可動隔壁としてのダイヤフ
ラム23により画成されたガス室25と液室27とを有
し、この液室27が上記液圧室14に通されている。
なお第2図に詳しく示すように、本実施例てガスばね2
1は各輪周に2個ずつ設けられ、それらは互いに並列の
関係で液圧シリンダ12に連通されている。そしてこれ
らのガスばね21のそれぞれに連通する液圧通路18に
は、各々オリフィス29が設けられている。このような
液圧シリンダ12、ガスばね21およびオリフィス29
の組合わせからなるユニットは、ガスばね21の緩衝作
用と、オリフィス29の減衰作用とで、サスペンション
装置としての基本的な機能を備えることとなる。
上述の液圧シリンダ12には高圧配管31Fあるいは3
1Rが接続され、これらの配管を通して液圧シリンダ1
2に対する作動油液の供給、排出がなされる。なお上記
高圧配管:(IF、31Rにはそれぞれ流量制御弁9F
、9Rが介設され、これらの流量制御弁9は各シリンダ
12に対する作動油液の供給、排出を制御して、シリン
ダ内圧を調整する。
以下、この作動油液を供給、排出する油圧回路について
第2図を参照して説明する。エンジン80により駆動さ
れるベーンポンプ32は、リザーバタンク33から作動
油液44を汲み上げ、共通高圧配管34を通して該作動
油液44を前輪用、後輪用の各高圧配管31F、31R
に圧送する。この共通高圧配管34には上流側から順に
チエツク弁35、フィルター36、蓄圧作用を果たすメ
インアキュムレータ37、および油圧計38が設けられ
ている。またポンプ32内には、吐出側圧力が異常上昇
したとき、吐出した作動油液44を吸込側に還流させる
ポンプ内リリーフ弁30が設けられている。
前輪用の高圧配管31Fは右前輪用高圧配管31FR5
左前輪用高圧配管31FLに分岐され、これらの各配管
31FR,31FLはそれぞれ、流量制御弁9FR19
RLを構成する流入弁52F R,52F Lを介して
、右前輪用液圧シリンダ12F R,左前輪用液圧シリ
ンダ12F Lの各液圧室14に連通されている。fi
ffi制御弁9は上記の流入弁52と、作動油液44を
リザーバタンク33に戻す還流配管40Fに介設された
排出弁53とからなる。流入弁52および排出弁53は
、ともに開位置と閉位置とをとり得るものであり、そし
て開位置での液圧を所定値に保持する差圧弁を内蔵する
また上記高圧配管31Fからはパイロット通路39Fが
分岐され、このパイロット通路39Fはノ<イロット圧
応動型チエツク弁50F R,50F Lに接続されて
いる。各チエツク弁50は、パイロット通路39Fによ
り、流入弁52の上流側の高圧配管31における作動油
圧(メインアキュムレータ37による蓄油圧:メイン圧
)を受け、このパイロット圧が例えば40k g f 
/cj未満のときに閉じるようになっている。つまり、
メイン圧が40kgf/c−以上のときにのみ、液圧シ
リンダ12F R,12F Lに対する作動油液の供給
、排出が可能となる。
また右前輪用高圧配管31FRには、リリーフ弁54F
R,油圧計55FRが介設されている。一方、左前輪用
高圧配管31FLにも、リリーフ弁54FL。
油圧計55FLが介設されている。リリーフ弁54FR
,54FLは、液圧シリンダ12F R,12F Lの
内圧が異常上昇したときに開いて、作動油液44を還流
配管40Fに戻す。この還流通路40Fには、液圧シリ
ンダ12F R,12F Lから作動油液44が排出さ
れるときに蓄圧作用を果たすリターンアキュムレータ5
9Fが取り付けられている。
後輪用高圧配管31R側にも、以上述べた前輪用各要素
と全く同じ要素が設けられている。このように互いに同
等の前輪用要素と後輪用要素とは、第2図において、そ
れぞれの付番に続けて付加された記号rFJとrRJと
て区別されている。
前輪側の還流配管40Fと、後輪側の還流配管40Rは
、冷却回路4Bを経て前記リザーバタンク83に至る共
通還流配管41に接続されている。そしてこの共通還流
配管41と共通高圧配管34とはリリーフ配管42によ
って連通され、該リリーフ配管42にはアンロード弁4
3が介設されている。このアンロード弁43は、油圧計
38の出力を受けるコントロールユニット45(第1図
参照)によって作動制御され、前記メイン圧が所定の上
限値(−例として160kgf/cd)を超えたときに
開いてベーンポンプ32をアンロード状態とし、この状
態をメイン圧か所定の下限値(−例として120 k 
g f /d)以下になるまで維持する。そしてメイン
圧か下限値以下になると、コントロールユニット45か
アンロード弁43を閉じてベーンポンプ32をロード状
態とする。
それによりメイン圧が上記上限値まで上昇する。
こうしてメイン圧は、所定範囲(120〜160kgf
/cd)に保持される。
さらに、上記共通還流配管41と共通高圧配管34とは
リリーフ配管47によって連通され、該リリーフ配管4
7にはフェイルセーフ弁48が介設されている。このフ
ェイルセーフ弁48は圧力制御弁からなり、他の弁等の
故障時にその目標圧力が低下されて、メインアキュムレ
ータ37の蓄油をリザーバタンク33に戻し、高圧状態
を解除する機能を有する。
なお前記パイロット通路39Fには、上記フェイルセー
フ弁48の開作動時にチエツク弁50FR,50FLの
閉作動を遅延させる絞り51Fが設けられている。
次に上記構成のサスペンション装置の作動について説明
する。アンロード弁43、フェイルセーフ弁48、流入
弁52、流出弁53の作動は、例えばマイクロコンピュ
ータからなるコントロールユニット45によって制御さ
れる。このコントロールユニット45には、前記油圧計
38、各液圧シリンダ12毎に設けられた油圧計55、
各車輪10FR,IOF L、 10RRSIORL毎
にばね上加速度を検出する上下加速度センサ57、同じ
く各車輪10FR,l0FLS10RR1IORL毎に
車高(つまりシリンダストローク)を検出する車高セン
サ58、車体11に加わる横方向加速度を検出する横方
向加速度センサ61、車速センサ62の出力、イグニッ
ション回路63、およびオルタネータ64からの信号が
入力される(なお第1図では、油圧計55、上下加速度
センサ57、および車高センサ58については左後輪1
0RLに対応するもののみを示しである)。
そしてコントロールユニット45は、各輪毎の油圧計5
5、各輪毎の上下加速度センサ57、車高センサ58、
および横方向加速度センサ61かそれぞれ示すシリンダ
内圧、ばね上加速度、車高、および横方向加速度に基づ
いて、作動油液44の給排を制御する。こうして液圧シ
リンダ12に対して作動油液44を給排することにより
、オリフィス29の絞り抵抗およびガスばね21の弾性
率を変化させたのと同じ作用が得られ、サスペンション
装置はいわゆるアクティブサスペンション装置として機
能する。
また、液圧シリンダ12内の作動油液量を制御して、車
高を各輪毎に制御することも可能である。
次に、前述したフェイルセーフ弁48の作動を制御する
ための処理について説明する。第3図は、コントロール
ユニット45によるこの処理の流れを示しており、また
第4図はこの処理によるフェイルセーフ弁48の目標圧
力Ptrの変化の様子を示している。
第3図図示のように、コントロールユニット45はステ
ップP1において、イグニッション回路63からの信号
に基づいてイグニッションONであるか否か判別する。
そうである場合、コントロールユニット45は次にステ
ップP2において、オルタネータ64の出力がLowで
あるか否か判別する。そうである場合はエンストと考え
られるので、コントロールユニット45は次にステップ
P3において、フェイルセーフ弁48の目標圧力Ptr
を、第4図に示す特性dで低下させる。
こうしてフェイルセーフ弁48の目標圧力Ptrを低下
させれば、120〜160 k g f /cdに維持
されているメイン圧が解放され、作動油液44はこのフ
ェイルセーフ弁48を通ってリザーバタンク33に戻さ
れる。また第4図図示の通り、特性dか設定された際は
、フェイルセーフ弁48の目標圧力Ptrは極めて小さ
な時間当り変化率で低下するから、次にエンジン80か
再始動された際に、作動油液44は速やかに所定値まで
蓄圧され得る。
一方ステップP2において、オルタネータ出力がLow
ではないと判別された際、つまりエンジン80が駆動し
ている際、コントロールユニット45は次にステップP
4において、作動油液44の供給、排出系の各部の故障
を示す信号が入力されているか否か判別する。故障信号
の入力かない場合、コントロールユニット45はステッ
プP5において、フェイルセーフ弁48の目標圧力Pt
rを160kgf/Cシに設定する。
上記の故障信号が入力されている場合、コントロールユ
ニット45はステップP6において、その故障の形態を
認識する。そしてコントロールユニット45は次にステ
ップP7において、認識した故障形態に応じて設定され
るDEAD (制御規制)−状態がBであるか否か判別
する。本例では、作動油液給排系の故障程度に応じてD
EAD−A。
DEAD−Hの2つの状態が設定されるようになってお
り、それらは各々、アクティブ制御中止、作動油液全量
排出による全車高最低位置設定である。
ステップP7において、設定されるべき制御規制状態が
DEAD−Bではない、つまりDEAD−八であると判
別されたとき、コントロールユニット45はステップP
8において、フェイルセーフ弁48の目標圧力Ptrを
第4図に示す特性すで低下させる。それにより、120
〜160 k g f /cjに維持されているメイン
圧が解放され、その状態下でアクティブ制御が中止され
る。
一方ステップP7において、DEAD−Bが設定される
べきと判別されたとき、コントロールユニット45はス
テップP9において、フェイルセーフ弁4Bの目標圧力
Ptrを第4図に示す特性aで低下させる。それにより
メイン圧が解放され、全車高が最低位置に設定される。
以上のようにして、作動油液44の供給、排出系が故障
したとき、フェイルセーフ弁48の目標圧力Ptrを比
較的大きな時間当り変化率で低下させれば、メイン圧は
速やかに解放されるので、作動流体供給、排出系の故障
に素早く対応可能となる。
そして、全車高最低位置設定の場合よりもメイン圧解放
の緊急度が比較的低いDEAD−A設定時には、特性す
の下に目標圧力変化率を少しでも低くすれば、ウォータ
ーハンマー現象をできるだけ抑制可能となる。
他方、前記のステップP1においてイグニッションOF
Fと判別された場合、コントロールユニット45はステ
ップPIOにおいて、イグニッションOFF後所定時間
(本例では3分間)が経過したか否か判別する。そうで
ある場合は、エンジン80が停止されたとみなせるので
、コントロールユニット45は次にステップpHにおい
て、フェイルセーフ弁48の目標圧力Ptrを、第4図
に示す特性Cで低下させる。
こうしてフェイルセーフ弁48の目標圧力Ptrを低下
させれば、120〜160 k g f /c−に維持
されているメイン圧が解放され、作動油液44はこのフ
ェイルセーフ弁4Bを通ってリザーバタンク33に戻さ
れる。
一方、ステップPIOにおいて、イグニッションOFF
後未だ所定時間が経過していないと判別された場合、コ
ントロールユニット45はステップP12において、油
圧計38の出力が示すメイン圧が110kgf/cd以
下まで低下しているか否か判別する。もしそうであれば
、それ以上フェイルセーフ弁48を閉じておく意味がな
いので、コントロールユニット45はステップpHにお
いて、フェイルセーフ弁48の目標圧力Ptrを前記特
性Cで低下させる。一方、上記メイン圧が110 k 
g f /c−以下まで低下していなければ、処理の流
れはステップP1に戻る。
(発明の効果) 以上詳細に説明した通り本発明による車両のサスペンシ
ョン−置においては、フェイルセーフ弁として圧力制御
弁を用いるとともに、この圧力制御弁の目標圧力を、作
動流体の供給、排出系の故障を示す信号を受けた際には
比較的大きな時間当り変化率で低下させる一方、イグニ
ッションOFFとされた際には比較的小さな時間当り変
化率で低下させるように構成したので、上記の故障時に
は、高圧ラインの圧力を速やかに解放してサスペンショ
ン装置の安全性、信頼性を高めることができ、その一方
エンジン停止時にはウォーターハンマー現象の発生を確
実に防止可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例によるサスペンション装置
を示す概略図、 第2図は、上記サスペンション装置に用いられた油圧回
路を示す回路図、 第3図は、上記実施例装置におけるフェイルセーフ弁の
作動制御処理を示すフローチャート、第4図は、上記実
施例装置におけるフェイルセーフ弁の目標圧力制御特性
を示すグラフである。 10・・・車輪       11・・・車体12・・
・液圧シリンダ   13・・・ピストン14・・・液
圧シリンダの液圧室 15・・・ピストンロッド  18・・・液圧通路21
・・・ガスばね     31・・・高圧配管32・・
・ポンプ      37.59・・・アキュムレータ
3B、55・・・油圧計    39・・・パイロット
通路40・・・還流通路     43・・・アンロー
ド弁44・・・作動油液    45・・・コントロー
ルユニット48・・・フェイルセーフ弁 52・・・流
入弁53・・・流出弁      57・・・上下加速
度センサ58・・・車高センサ    61・・・横方
向加速度センサ62・・・車速センサ    63・・
・イグニッション回路64・・・オルタネータ   8
0・・・エンジン第4図 口1 間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車体と車輪との間に架設された液圧シリンダに対
    して作動流体を供給、排出することによりサスペンショ
    ン特性を変え得るように構成され、前記液圧シリンダの
    液圧室に連通される高圧ラインの圧力を解放するフェイ
    ルセーフ弁が設けられた車両のサスペンション装置にお
    いて、 前記フェイルセーフ弁として圧力制御弁が用いられると
    ともに、 この圧力制御弁の目標圧力を、作動流体の供給、排出系
    の故障を示す信号を受けた際には比較的大きな時間当り
    変化率で低下させる一方、イグニッションOFFとされ
    た際には比較的小さな時間当り変化率で低下させる制御
    手段が設けられたことを特徴とする車両のサスペンショ
    ン装置。
  2. (2)前記制御手段が、前記故障を示す信号を受けた際
    その信号の種類に応じて、圧力制御弁の目標圧力変化率
    を変えるように構成されていることを特徴とする請求項
    1記載の車両のサスペンション装置。
  3. (3)前記制御手段が、エンストを検出可能に形成され
    た上で、 エンストを検出した際には前記圧力制御弁の目標圧力を
    、前記イグニッションOFF時の変化率よりもさらに小
    さな時間当り変化率で低下させるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の車両のサスペンション
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007038968A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Honda Motor Co Ltd 車両用サスペンション装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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