JPH0459416A - 車両のサスペンション装置 - Google Patents
車両のサスペンション装置Info
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- JPH0459416A JPH0459416A JP2171885A JP17188590A JPH0459416A JP H0459416 A JPH0459416 A JP H0459416A JP 2171885 A JP2171885 A JP 2171885A JP 17188590 A JP17188590 A JP 17188590A JP H0459416 A JPH0459416 A JP H0459416A
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Links
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Landscapes
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は車両のサスペンション装置、特に詳細には、車
体と車輪との間に架設したシリンダに対して作動流体を
給排することにより、サスペンション特性を変えるよう
にしたサスペンション装置に関するものである。
体と車輪との間に架設したシリンダに対して作動流体を
給排することにより、サスペンション特性を変えるよう
にしたサスペンション装置に関するものである。
(従来の技術)
例えば特開昭83−130418号公報に示されるよう
に、車体と車輪との間に液圧シリンダを架設し、このシ
リンダに対する作動流体の供給、排出を制御することに
よりサスペンション特性を自在に変更可能とした車両の
サスペンション装置が公知となっている。
に、車体と車輪との間に液圧シリンダを架設し、このシ
リンダに対する作動流体の供給、排出を制御することに
よりサスペンション特性を自在に変更可能とした車両の
サスペンション装置が公知となっている。
この種のいわゆるアクティブコントロールサスペンショ
ン装置においては、多くの場合、液圧シリンダの液圧室
に各々連通する高圧ラインに、作動流体を蓄圧するアキ
ュムレータを設け、エンジンによって駆動されるポンプ
により作動流体を上記アキュムレータに圧送し、そして
上記高圧ラインの内圧を所定範囲に維持しておくために
、ポンプの作動状態を、アキュムレータ内圧を上昇させ
るロード状態と、アキュムレータ内圧を上昇させないア
ンロード状態との一方に選択的に切り替える切替手段を
設け、上記内圧に応じてこの切替手段を制御するように
している。
ン装置においては、多くの場合、液圧シリンダの液圧室
に各々連通する高圧ラインに、作動流体を蓄圧するアキ
ュムレータを設け、エンジンによって駆動されるポンプ
により作動流体を上記アキュムレータに圧送し、そして
上記高圧ラインの内圧を所定範囲に維持しておくために
、ポンプの作動状態を、アキュムレータ内圧を上昇させ
るロード状態と、アキュムレータ内圧を上昇させないア
ンロード状態との一方に選択的に切り替える切替手段を
設け、上記内圧に応じてこの切替手段を制御するように
している。
なお上記切替手段としては一般に、高圧ラインとポンプ
上流側とを接続するラインに設けられたアンロード弁が
広く用いられる。すなわち、例えば電磁弁等からなるこ
のアンロード弁を閉じればロード状態となり、開けばア
ンロード状態となる。
上流側とを接続するラインに設けられたアンロード弁が
広く用いられる。すなわち、例えば電磁弁等からなるこ
のアンロード弁を閉じればロード状態となり、開けばア
ンロード状態となる。
またこの切替手段として、ポンプ吐出圧に応じてこのポ
ンプの作動状態を制御して、ロード状態、アンロード状
態を切り替える自動アンロード弁等も利用可能である。
ンプの作動状態を制御して、ロード状態、アンロード状
態を切り替える自動アンロード弁等も利用可能である。
一方従来より、車両の駆動輪のスリップを制御するため
のトラクション制御が知られている。このトラクション
制御は、加速時等に駆動輪が過大駆動トルクによりスリ
ップして加速性が低下するのを防止するため、駆動輪の
スリップ率を検出し、エンジン出力や制動力を制御する
(エンジン出力を低下させあるいは制動力を大きくする
)ことによって、上記駆動輪のスリップ率を所定の目標
スリップ率になるよう制御するものである。
のトラクション制御が知られている。このトラクション
制御は、加速時等に駆動輪が過大駆動トルクによりスリ
ップして加速性が低下するのを防止するため、駆動輪の
スリップ率を検出し、エンジン出力や制動力を制御する
(エンジン出力を低下させあるいは制動力を大きくする
)ことによって、上記駆動輪のスリップ率を所定の目標
スリップ率になるよう制御するものである。
(発明が解決しようとする課題)
このトラクション制御は、前述のアクティブコントロー
ルサスペンションを備えた車両において実行することも
勿論可能である。しかしその場合、スリップ制御をエン
ジン出力低下によって行なうようにすると、今まで考え
られなかった新しい問題が起こり得ることが分かった。
ルサスペンションを備えた車両において実行することも
勿論可能である。しかしその場合、スリップ制御をエン
ジン出力低下によって行なうようにすると、今まで考え
られなかった新しい問題が起こり得ることが分かった。
すなわち、例えばアンロード状態からロード状態への切
替えがなされると、作動流体圧送用ポンプを駆動するエ
ンジンの負荷がそこで増大するが、この切替えがたまた
まトラクション制御の初期においてなされると、該制御
のためのエンジン出力低下と相まって急激にエンジン出
力が低下する。
替えがなされると、作動流体圧送用ポンプを駆動するエ
ンジンの負荷がそこで増大するが、この切替えがたまた
まトラクション制御の初期においてなされると、該制御
のためのエンジン出力低下と相まって急激にエンジン出
力が低下する。
このエンジン出力低下を来たす原因は、いずれも運転者
のスロットル操作によるものではないから、運転者は不
自然でかつ著しい減速感を受けることになる。
のスロットル操作によるものではないから、運転者は不
自然でかつ著しい減速感を受けることになる。
一方、上記とは反対にロード状態からアンロード状態へ
の切替えがたまたまトラクション制御の初期においてな
されると、この切替えによるエンジン出力増大のために
、スリップ制御効果か損なわれてしまう。
の切替えがたまたまトラクション制御の初期においてな
されると、この切替えによるエンジン出力増大のために
、スリップ制御効果か損なわれてしまう。
そこで本発明は、上記ロード状態とアンロード状態の切
替えによって、車両が大きく減速したり、あるいはスリ
ップ制御効果が損なわれてしまうことを防止できる車両
のサスペンション装置を提供することを目的とするもの
である。
替えによって、車両が大きく減速したり、あるいはスリ
ップ制御効果が損なわれてしまうことを防止できる車両
のサスペンション装置を提供することを目的とするもの
である。
(課題を解決するための手段)
本発明による車両のサスペンション装置は、先に述べた
ように、駆動輪のスリップを検出したとき、エンジンの
出力を低下させるトラクション制御を行なうように構成
された車両において、前述した液圧シリンダ、アキュム
レータ、作動流体圧送用ポンプ、ロード状態とアンロー
ド状態とを切り替える切替手段、および液圧シリンダに
対する作動流体の供給、排出を制御するコントローラが
設けられてなり、 そしてさらに、前述したトラクション制御の初期におい
てロード状態とアンロード状態との切替えが必要となっ
た際には、この切替えに規制を与える制御手段が設けら
れたことを特徴とするものである。
ように、駆動輪のスリップを検出したとき、エンジンの
出力を低下させるトラクション制御を行なうように構成
された車両において、前述した液圧シリンダ、アキュム
レータ、作動流体圧送用ポンプ、ロード状態とアンロー
ド状態とを切り替える切替手段、および液圧シリンダに
対する作動流体の供給、排出を制御するコントローラが
設けられてなり、 そしてさらに、前述したトラクション制御の初期におい
てロード状態とアンロード状態との切替えが必要となっ
た際には、この切替えに規制を与える制御手段が設けら
れたことを特徴とするものである。
上述のように切替えに「規制を与える」こととしては、
切替えの開始を遅らせること、切替えを緩やかな速度で
行なわせること、さらには、作動流体の挙動に係わる他
の条件を制御して、この切替えの作用が比較的緩やかに
生じるようにすること、等が挙げられる。上述の制御手
段としては、以上列記した規制の与え方のいずれを行な
うものが用いられてもよい。
切替えの開始を遅らせること、切替えを緩やかな速度で
行なわせること、さらには、作動流体の挙動に係わる他
の条件を制御して、この切替えの作用が比較的緩やかに
生じるようにすること、等が挙げられる。上述の制御手
段としては、以上列記した規制の与え方のいずれを行な
うものが用いられてもよい。
(作 用)
トラクション制御の初期に、上記のようにして例えばア
ンロード状態からロード状態への切替えに規制を与える
と、この切替えによるエンジン出力低下が始まる前にト
ラクション制御が終了し、あるいはこの切替えによるエ
ンジン出力低下が比較的小さくなる。よって、トラクシ
ョン制御時に、ロード状態への切替えの影響でエンジン
出力が著しく低下することがなくなる。
ンロード状態からロード状態への切替えに規制を与える
と、この切替えによるエンジン出力低下が始まる前にト
ラクション制御が終了し、あるいはこの切替えによるエ
ンジン出力低下が比較的小さくなる。よって、トラクシ
ョン制御時に、ロード状態への切替えの影響でエンジン
出力が著しく低下することがなくなる。
一方、トラクション制御の初期に、ロード状態からアン
ロード状態への切替えに規制を与えると、この切替えに
よるエンジン出力増大が始まる前にトラクション制御が
終了し、あるいはこの切替えによるエンジン出力増大が
比較的小さくなる。よって、トラクシジン制御に、上記
切替えによるエンジン出力増大の影響が及ぶことが全く
なくなり、あるいはこの影響が太き(及ぶことがなくな
る。
ロード状態への切替えに規制を与えると、この切替えに
よるエンジン出力増大が始まる前にトラクション制御が
終了し、あるいはこの切替えによるエンジン出力増大が
比較的小さくなる。よって、トラクシジン制御に、上記
切替えによるエンジン出力増大の影響が及ぶことが全く
なくなり、あるいはこの影響が太き(及ぶことがなくな
る。
(実 施 例)
以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。
する。
第1図は本発明の一実施例による車両のサスペンション
装置を示すものであり、また第2図はこのサスペンショ
ン装置に用いられた油圧回路を示している。なお図中、
右前輪、左前輪、右後輪および左後輪に対応した主な要
素についてはそれぞれ付番にrFRJ rFLJ
rRRJおよびrRLJの符号を付加して示すが、以下
の説明においては特に必要の有る場合だけそれらの符号
を付けることにする。
装置を示すものであり、また第2図はこのサスペンショ
ン装置に用いられた油圧回路を示している。なお図中、
右前輪、左前輪、右後輪および左後輪に対応した主な要
素についてはそれぞれ付番にrFRJ rFLJ
rRRJおよびrRLJの符号を付加して示すが、以下
の説明においては特に必要の有る場合だけそれらの符号
を付けることにする。
第1図に示されるように、車体11には各輪毎に液圧シ
リンダ12が固定され、該液圧シリンダ12内に摺動自
在に嵌挿されたピストン13により液圧室14が画成さ
れている。このピストン13と一体化されたピストンロ
ッド15には、車輪10が保持されている。上記液圧室
14には、液圧通路を介してガスばね21が連通されて
いる。このガスばね2Iは、可動隔壁としてのダイヤフ
ラム23により画成されたガス室25と液室27とを有
し、この液室27が上記液圧室14に通されている。
リンダ12が固定され、該液圧シリンダ12内に摺動自
在に嵌挿されたピストン13により液圧室14が画成さ
れている。このピストン13と一体化されたピストンロ
ッド15には、車輪10が保持されている。上記液圧室
14には、液圧通路を介してガスばね21が連通されて
いる。このガスばね2Iは、可動隔壁としてのダイヤフ
ラム23により画成されたガス室25と液室27とを有
し、この液室27が上記液圧室14に通されている。
なお第2図に詳しく示すように、本実施例でガスばね2
1は各輪周に2個ずつ設けられ、それらは互いに並列の
関係で液圧シリンダ12に連通されている。そしてこれ
らのガスばね21のそれぞれに連通する液圧通路18に
は、各々オリフィス29が設けられている。このような
液圧シリンダ12、ガスばね21およびオリフィス29
の組合わせからなるユニットは、ガスばね21の緩衝作
用と、オリフィス29の減衰作用とで、サスペンション
装置としての基本的な機能を備えることとなる。
1は各輪周に2個ずつ設けられ、それらは互いに並列の
関係で液圧シリンダ12に連通されている。そしてこれ
らのガスばね21のそれぞれに連通する液圧通路18に
は、各々オリフィス29が設けられている。このような
液圧シリンダ12、ガスばね21およびオリフィス29
の組合わせからなるユニットは、ガスばね21の緩衝作
用と、オリフィス29の減衰作用とで、サスペンション
装置としての基本的な機能を備えることとなる。
上述の液圧シリンダ12には高圧配管31Fあるいは3
1Rが接続され、これらの配管を通して液圧シリンダ1
2に対する作動油液の供給、排出がなされる。なお上記
高圧配管31F、3LHにはそれぞれ流量制御弁9F、
9Rが介設され、これらの流量制御弁9は各シリンダ1
2に対する作動油液の供給、排出を制御して、シリンダ
内圧を調整する。
1Rが接続され、これらの配管を通して液圧シリンダ1
2に対する作動油液の供給、排出がなされる。なお上記
高圧配管31F、3LHにはそれぞれ流量制御弁9F、
9Rが介設され、これらの流量制御弁9は各シリンダ1
2に対する作動油液の供給、排出を制御して、シリンダ
内圧を調整する。
以下、この作動油液を供給、排出する油圧回路について
第2図を参照して説明する。エンジン8゜により駆動さ
れるベーンポンプ32は、リザーバタンク33から作動
油液44を汲み上げ、共通高圧配管34を通して該作動
油液44を前輪用、後輪用の各高圧配管31F、31R
に圧送する。この共通高圧配管34には上流側から順に
チエツク弁35、フィルター36、蓄圧作用を果たすメ
インアキュムレータ37、および油圧計38が設けられ
ている。またポンプ32内には、吐出側圧力が異常上昇
したとき、吐出した作動油液44を吸込側に還流させる
ポンプ内リリーフ弁30が設けられている。
第2図を参照して説明する。エンジン8゜により駆動さ
れるベーンポンプ32は、リザーバタンク33から作動
油液44を汲み上げ、共通高圧配管34を通して該作動
油液44を前輪用、後輪用の各高圧配管31F、31R
に圧送する。この共通高圧配管34には上流側から順に
チエツク弁35、フィルター36、蓄圧作用を果たすメ
インアキュムレータ37、および油圧計38が設けられ
ている。またポンプ32内には、吐出側圧力が異常上昇
したとき、吐出した作動油液44を吸込側に還流させる
ポンプ内リリーフ弁30が設けられている。
前輪用の高圧配管31Fは右前輪用高圧配管31FR1
左前輪用高圧配管31FLに分岐され、これらの各配管
31FR,31FLはそれぞれ、流量制御弁9FR,9
RLを構成する流入弁52F R,52F Lを介して
、右前輪用液圧シリンダ12FR,左前輪用液圧シリン
ダ12FLの各液圧室14に連通されている。流量制御
弁9は上記の流入弁52と、作動油液44をリザーバタ
ンク33に戻す還流配管40Fに介設された排出弁53
とからなる。流入弁52および排出弁53は、ともに開
位置と閉位置とをとり得るものであり、そして開位置で
の液圧を所定値に保持する差圧弁を内蔵する。
左前輪用高圧配管31FLに分岐され、これらの各配管
31FR,31FLはそれぞれ、流量制御弁9FR,9
RLを構成する流入弁52F R,52F Lを介して
、右前輪用液圧シリンダ12FR,左前輪用液圧シリン
ダ12FLの各液圧室14に連通されている。流量制御
弁9は上記の流入弁52と、作動油液44をリザーバタ
ンク33に戻す還流配管40Fに介設された排出弁53
とからなる。流入弁52および排出弁53は、ともに開
位置と閉位置とをとり得るものであり、そして開位置で
の液圧を所定値に保持する差圧弁を内蔵する。
また上記高圧配管31Fからはパイロット通路39Fが
分岐され、このパイロット通路39Fはパイロット圧応
動型チエツク弁50F R,50F Lに接続されてい
る。各チエツク弁50は、パイロット通路39Fにより
、流入弁52の上流側の高圧配管31における作動油圧
(メインアキュムレータ37による蓄油圧:メイン圧)
を受け、このパイロット圧が例えば40kgf/c−未
満のときに閉じるようになっている。つまり、メイン圧
が40kgf/c−以上のときにのみ、液圧シリンダ1
2F R,12F Lに対する作動油液の供給、排出が
可能となる。
分岐され、このパイロット通路39Fはパイロット圧応
動型チエツク弁50F R,50F Lに接続されてい
る。各チエツク弁50は、パイロット通路39Fにより
、流入弁52の上流側の高圧配管31における作動油圧
(メインアキュムレータ37による蓄油圧:メイン圧)
を受け、このパイロット圧が例えば40kgf/c−未
満のときに閉じるようになっている。つまり、メイン圧
が40kgf/c−以上のときにのみ、液圧シリンダ1
2F R,12F Lに対する作動油液の供給、排出が
可能となる。
また右前輪用高圧配管31FRには、リリーフ弁54F
R,油圧計55FRが介設されている。一方、左前輪用
高圧配管31FLにも、リリーフ弁54FL、油圧計5
5FLが介設されている。リリーフ弁54FR,54F
Lは、液圧シリンダ12FRS12FLの内圧が異常上
昇したときに開いて、作動油液44を還流配管40Fに
戻す。この還流通路40Fには、液圧シリンダ12P
R,12F Lから作動油液44が排出されるときに蓄
圧作用を果たすリターンアキュムレータ59Fが取り付
けられている。
R,油圧計55FRが介設されている。一方、左前輪用
高圧配管31FLにも、リリーフ弁54FL、油圧計5
5FLが介設されている。リリーフ弁54FR,54F
Lは、液圧シリンダ12FRS12FLの内圧が異常上
昇したときに開いて、作動油液44を還流配管40Fに
戻す。この還流通路40Fには、液圧シリンダ12P
R,12F Lから作動油液44が排出されるときに蓄
圧作用を果たすリターンアキュムレータ59Fが取り付
けられている。
後輪用高圧配管31R側にも、以上述べた前輪用各要素
と全く同じ要素が設けられている。このように互いに同
等の前輪用要素と後輪用要素とは、第2図において、そ
れぞれの付番に続けて付加された記号rFJと「R」と
で区別されている。
と全く同じ要素が設けられている。このように互いに同
等の前輪用要素と後輪用要素とは、第2図において、そ
れぞれの付番に続けて付加された記号rFJと「R」と
で区別されている。
前輪側の還流配管40Fと、後輪側の還流配管40Rは
、冷却回路4Bを経て前記リザーバタンク33に至る共
通還流配管41に接続されている。そしてこの共通還流
配管41と共通高圧配管34とはリリーフ配管42によ
って連通され、該リリーフ配管42にはアンロード弁4
3が介設されている。このアンロード弁43は、油圧計
38の出力を受けるコントロールユニット45(第1図
参照)によって作動制御され、前記メイン圧が所定の上
限値(−例として160kgf/cj)を超えたときに
開いてベーンポンプ32をアンロード状態とし、この状
態をメイン圧が所定の下限値(−例として120 k
g f /cd)以下になるまで維持する。そしてメイ
ン圧が下限値以下になると、コントロールユニット45
がアンロード弁43を閉じてベーンポンプ32をロード
状態とする。
、冷却回路4Bを経て前記リザーバタンク33に至る共
通還流配管41に接続されている。そしてこの共通還流
配管41と共通高圧配管34とはリリーフ配管42によ
って連通され、該リリーフ配管42にはアンロード弁4
3が介設されている。このアンロード弁43は、油圧計
38の出力を受けるコントロールユニット45(第1図
参照)によって作動制御され、前記メイン圧が所定の上
限値(−例として160kgf/cj)を超えたときに
開いてベーンポンプ32をアンロード状態とし、この状
態をメイン圧が所定の下限値(−例として120 k
g f /cd)以下になるまで維持する。そしてメイ
ン圧が下限値以下になると、コントロールユニット45
がアンロード弁43を閉じてベーンポンプ32をロード
状態とする。
それによりメイン圧が上記上限値まで上昇する。
こうしてメイン圧は、所定範囲(120〜180kgf
/cd)に保持される。
/cd)に保持される。
さらに、上記共通還流配管41と共通高圧配管34とは
リリーフ配管47によって連通され、該リリーフ配管4
7にはフェイルセーフ弁48が介設さレテいる。このフ
ェイルセーフ弁48は、他の弁等の故障時に開位置に切
り替えられて、メインアキュムレータ37の蓄油をリザ
ーバタンク33に戻し、高圧状態を解除する機能を有す
る。なお前記パイロット通路39Fには、上記フェイル
セーフ弁48の開作動時にチエツク弁50F R,50
F Lの閉作動を遅延させる絞り51Fが設けられてい
る。
リリーフ配管47によって連通され、該リリーフ配管4
7にはフェイルセーフ弁48が介設さレテいる。このフ
ェイルセーフ弁48は、他の弁等の故障時に開位置に切
り替えられて、メインアキュムレータ37の蓄油をリザ
ーバタンク33に戻し、高圧状態を解除する機能を有す
る。なお前記パイロット通路39Fには、上記フェイル
セーフ弁48の開作動時にチエツク弁50F R,50
F Lの閉作動を遅延させる絞り51Fが設けられてい
る。
次に上記構成のサスペンション装置の作動について説明
する。アンロード弁43、フェイルセーフ弁48、流入
弁52、流出弁53の作動は、例えばマイクロコンピュ
ータからなるコントロールユニット45によって制御さ
れる。このコントロールユニット45には、前記油圧計
38、各液圧シリンダ12毎に設けられた油圧計55、
各車輪10F R,LOF L、1゜RR,l0RL毎
にばね上加速度を検出する上下加速度センサ57、同じ
く各車輪10FR,l0FLS10RR,l0RL毎に
車高(つまりシリンダストローク)を検出する車高セン
サ58、および車体11に加わる横方向加速度を検出す
る横方向加速度センサ61の出力が人力される(なお第
1図では、油圧計55、上下加速度センサ57、および
車高センサ58については左後輪10RLに対応するも
ののみを示しである)。
する。アンロード弁43、フェイルセーフ弁48、流入
弁52、流出弁53の作動は、例えばマイクロコンピュ
ータからなるコントロールユニット45によって制御さ
れる。このコントロールユニット45には、前記油圧計
38、各液圧シリンダ12毎に設けられた油圧計55、
各車輪10F R,LOF L、1゜RR,l0RL毎
にばね上加速度を検出する上下加速度センサ57、同じ
く各車輪10FR,l0FLS10RR,l0RL毎に
車高(つまりシリンダストローク)を検出する車高セン
サ58、および車体11に加わる横方向加速度を検出す
る横方向加速度センサ61の出力が人力される(なお第
1図では、油圧計55、上下加速度センサ57、および
車高センサ58については左後輪10RLに対応するも
ののみを示しである)。
そしてコントロールユニット45は、各輪毎の油圧計5
5、各輪毎の上下加速度センサ57、車高センサ58、
および横方向加速度センサ61がそれぞれ示すシリンダ
内圧、ばね上加速度、車高、および横方向加速度に基づ
いて、作動油液44の給排を制御する。こうして液圧シ
リンダ12に対して作動油液を給排することにより、オ
リフィス29の絞り抵抗およびガスばね21の弾性率を
変化させたのと同じ作用が得られ、サスペンション装置
はいわゆるアクティブサスペンション装置として機能す
る。また以下で述べる通り、液圧シリンダ12内の作動
油液量を制御して、車高を各輪毎に制御することも可能
である。
5、各輪毎の上下加速度センサ57、車高センサ58、
および横方向加速度センサ61がそれぞれ示すシリンダ
内圧、ばね上加速度、車高、および横方向加速度に基づ
いて、作動油液44の給排を制御する。こうして液圧シ
リンダ12に対して作動油液を給排することにより、オ
リフィス29の絞り抵抗およびガスばね21の弾性率を
変化させたのと同じ作用が得られ、サスペンション装置
はいわゆるアクティブサスペンション装置として機能す
る。また以下で述べる通り、液圧シリンダ12内の作動
油液量を制御して、車高を各輪毎に制御することも可能
である。
次に、トラクション制御について説明する。第1図図示
のように、トラクション制御をも行なうコントロールユ
ニット45は、駆動輪である後輪1゜RL、l0RRへ
の付与トルクを低減してスリップ制御を行なうため、駆
動輪1(IRL、 IQRRへのブレーキ付与によるブ
レーキ制御を行なうと共に、エンジン80の発生トルク
の低減によるエンジン制御をも行なう。このため、エン
ジン80の吸気通路8■には、アクセルペダル82に連
結されたメインスロットル弁83と、スロットル開度調
整用アクチュエータ84に連結されたサブスロットル弁
85とが配設され、サブスロットル弁45は上記アクチ
ュエータ84を介してコントロールユニット45によっ
て制御される。
のように、トラクション制御をも行なうコントロールユ
ニット45は、駆動輪である後輪1゜RL、l0RRへ
の付与トルクを低減してスリップ制御を行なうため、駆
動輪1(IRL、 IQRRへのブレーキ付与によるブ
レーキ制御を行なうと共に、エンジン80の発生トルク
の低減によるエンジン制御をも行なう。このため、エン
ジン80の吸気通路8■には、アクセルペダル82に連
結されたメインスロットル弁83と、スロットル開度調
整用アクチュエータ84に連結されたサブスロットル弁
85とが配設され、サブスロットル弁45は上記アクチ
ュエータ84を介してコントロールユニット45によっ
て制御される。
コントロールユニット45には、各車輪速を検出する車
輪速センサ88〜89からの信号が入力される他、メイ
ンスロットル開度センサ90からのメインスロッル開度
信号、サブスロットル開度センサ91からのサブスロッ
トル開度信号、車速センサ92がらの車速信号、アクセ
ル開度センサ93からのアクセル開度信号、ヨーレイト
センサ94がらのヨーレイト信号、シフト位置センサ9
5がらのシフト位置信号、ハンドル舵角センサ96から
のハンドル舵角信号、およびマニュアル操作される走行
モード選択スイッチ97からの走行モード信号が入力さ
れる。
輪速センサ88〜89からの信号が入力される他、メイ
ンスロットル開度センサ90からのメインスロッル開度
信号、サブスロットル開度センサ91からのサブスロッ
トル開度信号、車速センサ92がらの車速信号、アクセ
ル開度センサ93からのアクセル開度信号、ヨーレイト
センサ94がらのヨーレイト信号、シフト位置センサ9
5がらのシフト位置信号、ハンドル舵角センサ96から
のハンドル舵角信号、およびマニュアル操作される走行
モード選択スイッチ97からの走行モード信号が入力さ
れる。
次に、コントロールユニット45によるスリップ制御の
内容を、第3図に基づいて説明する。
内容を、第3図に基づいて説明する。
第3図において、駆動輪のエンジン制御用目標スリップ
率をSETで示し、駆動輪のブレーキ制御用目標スリッ
プ率をSETで示している。なお、SETはSETより
も大きな値に設定しである。
率をSETで示し、駆動輪のブレーキ制御用目標スリッ
プ率をSETで示している。なお、SETはSETより
も大きな値に設定しである。
いま、t1時点前までは、駆動輪に大きなスリップが生
じていないので、エンジン制御は行なわれない。したが
ってサブスロットル弁85は全開となっており、スロッ
トル開度(両スロットル弁83゜85の合成開度であり
、開度の小さい方のスロットル弁の開度と一致する)T
nはメインスロットル開度TH−Mに対応し、かつそれ
はアクセル開度(アクセルペダル82の開度であって、
アクセルペダル82を一杯に踏み込んだとき全開)に対
応したものとなる。
じていないので、エンジン制御は行なわれない。したが
ってサブスロットル弁85は全開となっており、スロッ
トル開度(両スロットル弁83゜85の合成開度であり
、開度の小さい方のスロットル弁の開度と一致する)T
nはメインスロットル開度TH−Mに対応し、かつそれ
はアクセル開度(アクセルペダル82の開度であって、
アクセルペダル82を一杯に踏み込んだとき全開)に対
応したものとなる。
t1時点で、駆動輪のスリップ率が、エンジン制御用目
標スリップ率SETとなった時にエンジン制御によるス
リップ制御が開始され、アクチュエータ84を制御して
サブスロットル弁85を閉じることにより、スロットル
開度Tnが下限制御値SMにまで一挙に低下される。そ
して、スロットル開度Tnを一旦SMとした後、駆動輪
のスリップ率がエンジン制御用目標スリップ率SETと
なるように、サブスロットル弁85の開度TH−8がフ
ィードバック制御される。このようにエンジン制御が開
始されると、メインスロットル弁開度TH・Mよりもサ
ブスロットル弁開度TH−8の方が小さくなり、よって
スロットル開度Tnはサブスロットル弁開度TH−3に
なる。
標スリップ率SETとなった時にエンジン制御によるス
リップ制御が開始され、アクチュエータ84を制御して
サブスロットル弁85を閉じることにより、スロットル
開度Tnが下限制御値SMにまで一挙に低下される。そ
して、スロットル開度Tnを一旦SMとした後、駆動輪
のスリップ率がエンジン制御用目標スリップ率SETと
なるように、サブスロットル弁85の開度TH−8がフ
ィードバック制御される。このようにエンジン制御が開
始されると、メインスロットル弁開度TH・Mよりもサ
ブスロットル弁開度TH−8の方が小さくなり、よって
スロットル開度Tnはサブスロットル弁開度TH−3に
なる。
上記エンジン制御のみでは十分なスリップ率の低下効果
が得られない場合は、スリップ率は引き続き増大し、t
z時点でブレーキ制御用目標スリップ率SBT以上にな
る。
が得られない場合は、スリップ率は引き続き増大し、t
z時点でブレーキ制御用目標スリップ率SBT以上にな
る。
tz時点で駆動輪のスリップ率がブレーキ制御用目標ス
リップ率SET以上になると、駆動輪10RL、 l0
RRのブレーキ(図示せず)に対してブレーキ液圧が供
給され、エンジン制御とブレーキ制御の両方によるスリ
ップ制御が開始される。ブレーキ液圧は、駆動輪のスリ
ップ率がブレーキ制御用目標スリップ率SBTとなるよ
うにフィードバック制御される。なお上記ブレーキ制御
は従来より公知であり、そのための構成は本発明とは直
接関係がないので、図示は省略しである。
リップ率SET以上になると、駆動輪10RL、 l0
RRのブレーキ(図示せず)に対してブレーキ液圧が供
給され、エンジン制御とブレーキ制御の両方によるスリ
ップ制御が開始される。ブレーキ液圧は、駆動輪のスリ
ップ率がブレーキ制御用目標スリップ率SBTとなるよ
うにフィードバック制御される。なお上記ブレーキ制御
は従来より公知であり、そのための構成は本発明とは直
接関係がないので、図示は省略しである。
t3時点で、駆動輪のスリップ率がブレーキ制御用目標
スリツブ率SBT未満になると、ブレーキ液圧が減圧さ
れ、やがてブレーキ液圧が零となってブレーキ制御によ
るスリップ制御が終了する。
スリツブ率SBT未満になると、ブレーキ液圧が減圧さ
れ、やがてブレーキ液圧が零となってブレーキ制御によ
るスリップ制御が終了する。
ただし、エンジン制御によるスリップ制御は、なおも継
続される。
続される。
なお、上記目標スリップ率SET、SETは適宜に決定
すれば良いものであり、例えば路面μ。
すれば良いものであり、例えば路面μ。
車速、アクセル開度、ハンドル舵角、スポーツやハード
等の走行モード等に基づいてコントロールユニット45
により決定され、また、上記SMも例えば路面μに基づ
いてコントロールユニット45により適宜に決定される
。
等の走行モード等に基づいてコントロールユニット45
により決定され、また、上記SMも例えば路面μに基づ
いてコントロールユニット45により適宜に決定される
。
上記ブレーキ制御は、例えば左右の駆動輪のスリップ率
SL、SRに基づいて左右独立して行なわれる。また、
上記エンジン制御は、例えば左右の駆動輪のスリップ率
SL、SRのうちの大きい方のスリップ率SEに基づい
て行なわれる。なお、上記スリップ率SL、SRは、上
記制御ユニットUTRにおいて、各車輪速センサ86〜
89からの車輪速信号に基づき、下式に従って算出され
る。
SL、SRに基づいて左右独立して行なわれる。また、
上記エンジン制御は、例えば左右の駆動輪のスリップ率
SL、SRのうちの大きい方のスリップ率SEに基づい
て行なわれる。なお、上記スリップ率SL、SRは、上
記制御ユニットUTRにおいて、各車輪速センサ86〜
89からの車輪速信号に基づき、下式に従って算出され
る。
J
ただし、
VKL :左駆動輪の回転速度
vKR:右駆動輪の回転速度
J■ :左右の従動輪の回転速度の平均値なお、スリッ
プ率としては必ずしも上記式に基づいて算出されたもの
である必要はなく、実質的に車輪のスリップ状態を示す
値であればどの様なものを用いても良く、例えば単に駆
動輪速から従動輪速を引いた値を用いることもできる。
プ率としては必ずしも上記式に基づいて算出されたもの
である必要はなく、実質的に車輪のスリップ状態を示す
値であればどの様なものを用いても良く、例えば単に駆
動輪速から従動輪速を引いた値を用いることもできる。
以上述べたトラクション制御の初期、すなわち、いわゆ
る初期スピンを制御している期間で、第3図の時間tl
から例えばt4程度までの範囲においては、サブスロッ
トル弁85が絞られて、エンジン出力が低下する。ちょ
うどこのトラクション制御初期において、アンロード弁
43によりベーンポンプ32がアンロード状態からロー
ド状態、あるいはその反対に切り替えられると、先に述
べたような問題が発生しうる。以下、この問題を防止す
る点について説明する。
る初期スピンを制御している期間で、第3図の時間tl
から例えばt4程度までの範囲においては、サブスロッ
トル弁85が絞られて、エンジン出力が低下する。ちょ
うどこのトラクション制御初期において、アンロード弁
43によりベーンポンプ32がアンロード状態からロー
ド状態、あるいはその反対に切り替えられると、先に述
べたような問題が発生しうる。以下、この問題を防止す
る点について説明する。
まず、コントロールユニット45による処理の流れを示
す第4図を参照して、アンロード状態からロード状態へ
の切替え時について説明する。コントロールユニット4
5はステップP1において、トラクション制御に関する
情報を取り込み、次にステップP2において、油圧計3
8からの入力信号に基づいて、ロード状態への切替えが
必要であるか否か判別する。もしこの切替えが必要でな
ければ、つまりメイン圧が120 k g f /cd
以上になっていれば、処理は終了し、次回の処理に入る
。
す第4図を参照して、アンロード状態からロード状態へ
の切替え時について説明する。コントロールユニット4
5はステップP1において、トラクション制御に関する
情報を取り込み、次にステップP2において、油圧計3
8からの入力信号に基づいて、ロード状態への切替えが
必要であるか否か判別する。もしこの切替えが必要でな
ければ、つまりメイン圧が120 k g f /cd
以上になっていれば、処理は終了し、次回の処理に入る
。
ロード状態への切替えが必要なとき、コントロールユニ
ット45は次にステップP3において、上記トラクショ
ン制御に関する情報に基づいて、初期スピン制御中であ
るか否かを判別する。もしそうでなければ、コントロー
ルユニット45はステップP10において、ロード指令
つまりアンロード弁43を閉じる指令を発する。
ット45は次にステップP3において、上記トラクショ
ン制御に関する情報に基づいて、初期スピン制御中であ
るか否かを判別する。もしそうでなければ、コントロー
ルユニット45はステップP10において、ロード指令
つまりアンロード弁43を閉じる指令を発する。
なお本実施例においてアンロード弁43は、第8図に示
すように、比較的高速度で開閉する特性Aと、比較的低
速度で開閉する特性Bのいずれか一方で作動可能となっ
ている。ステップPIOにおけるロード指令は、上記特
性Aでアンロード弁43を閉じるものとされる。こうし
てアンロード弁43が閉じられると、ベーンポンプ32
が圧送する作動油液44がアキュムレータ37において
蓄圧され、メイン圧が160 k g f /c4まで
昇圧する。
すように、比較的高速度で開閉する特性Aと、比較的低
速度で開閉する特性Bのいずれか一方で作動可能となっ
ている。ステップPIOにおけるロード指令は、上記特
性Aでアンロード弁43を閉じるものとされる。こうし
てアンロード弁43が閉じられると、ベーンポンプ32
が圧送する作動油液44がアキュムレータ37において
蓄圧され、メイン圧が160 k g f /c4まで
昇圧する。
一方、ステップP3において、初期スピン制御中と判別
されると、コントロールユニット45は次にステップP
4において、各流量制御弁9の最大流量QMAXを定常
の15f!/分から13J! 7分に設定し直す。こう
して最大流量Q MAXを落とすことにより、サスペン
ションのアクティブ制御のゲインが低下する。このよう
にしておけば、作動油液44を液圧シリンダ12に供給
することによるメイン圧の下降はより緩やかになるから
、以下で説明するロード指令が発せられるまでの時間が
引き延ばされる。
されると、コントロールユニット45は次にステップP
4において、各流量制御弁9の最大流量QMAXを定常
の15f!/分から13J! 7分に設定し直す。こう
して最大流量Q MAXを落とすことにより、サスペン
ションのアクティブ制御のゲインが低下する。このよう
にしておけば、作動油液44を液圧シリンダ12に供給
することによるメイン圧の下降はより緩やかになるから
、以下で説明するロード指令が発せられるまでの時間が
引き延ばされる。
また、上記最大流量QMAXを落とすことにより、いわ
ば作動油液44の供給を節約しなからサスペンションの
アクティブ制御が行なわれるから、ロード指令を遅らせ
ても、この制御が全く不可能になってしまうことは回避
できる。
ば作動油液44の供給を節約しなからサスペンションの
アクティブ制御が行なわれるから、ロード指令を遅らせ
ても、この制御が全く不可能になってしまうことは回避
できる。
コントロールユニット45は次にステップP5において
、メイン圧が115 k g f /c−以下まで低下
しているか否かを判別し、もしそうでなければ、処理の
流れは前記ステップP3に戻る。初期スピン制御に要す
る時間は一般に1秒程度であるので、上述のように最大
流量QMAXを抑えてアクティブ制御を行なっていれば
、その間に初期スピン制御が終了していることもある。
、メイン圧が115 k g f /c−以下まで低下
しているか否かを判別し、もしそうでなければ、処理の
流れは前記ステップP3に戻る。初期スピン制御に要す
る時間は一般に1秒程度であるので、上述のように最大
流量QMAXを抑えてアクティブ制御を行なっていれば
、その間に初期スピン制御が終了していることもある。
その場合処理の流れはステップPLOに移り、初期スピ
ン制御には全く影響を与えないでロード状態への切替え
がなされることになる。したがって、初期スピン制御の
ために出力が低下しているエンジン80が、ロード状態
への切替えのためにさらに出力を落としてしまうことが
避けられ、よって車両が急激に減速することを防止でき
る。
ン制御には全く影響を与えないでロード状態への切替え
がなされることになる。したがって、初期スピン制御の
ために出力が低下しているエンジン80が、ロード状態
への切替えのためにさらに出力を落としてしまうことが
避けられ、よって車両が急激に減速することを防止でき
る。
一方、ステップP5において、メイン圧が115kgf
/cd以下まで低下していると判別されると、コントロ
ールユニット45は次にステップP6において、流量制
御弁9の最大流量QMAXをさらに10」7分まで低下
させる。こうすることにより、ロード指令が発せられる
までの時間を引き延ばす効果がより高められる。
/cd以下まで低下していると判別されると、コントロ
ールユニット45は次にステップP6において、流量制
御弁9の最大流量QMAXをさらに10」7分まで低下
させる。こうすることにより、ロード指令が発せられる
までの時間を引き延ばす効果がより高められる。
コントロールユニット45は次に、ステップP7におい
て、メイン圧が112 k g f /cd以下まで低
下しているか否かを判別し、もしそうでなければ、処理
の流れは前記ステップP3に戻る。この場合も、初期ス
ピン制御が終了している可能性があり、その際は前述と
同様に、初期スピン制御には全(影響を与えないでロー
ド状態への切替え(ステップP 10)がなされる。
て、メイン圧が112 k g f /cd以下まで低
下しているか否かを判別し、もしそうでなければ、処理
の流れは前記ステップP3に戻る。この場合も、初期ス
ピン制御が終了している可能性があり、その際は前述と
同様に、初期スピン制御には全(影響を与えないでロー
ド状態への切替え(ステップP 10)がなされる。
本実施例の装置においては、メイン圧が110kgf/
cdまで低下すると、油圧回路の故障とみなして、前述
のフェイルセーフ弁48を開くようにしている。そこで
コントロールユニット45は、上記ステップP7におい
て、メイン圧が110kgf/cdよりも若干高い11
2 k g f /c−以下まで低下していると判別さ
れたときは、次にステップP8においてロード指令を発
する。
cdまで低下すると、油圧回路の故障とみなして、前述
のフェイルセーフ弁48を開くようにしている。そこで
コントロールユニット45は、上記ステップP7におい
て、メイン圧が110kgf/cdよりも若干高い11
2 k g f /c−以下まで低下していると判別さ
れたときは、次にステップP8においてロード指令を発
する。
このロード指令は、アンロード弁43を前述した特性B
で、つまり閉速度を比較的低くして閉じるようになされ
る。こうしてロード状態への切替えを緩慢にしておけば
、ベーンポンプ32の負荷が低く抑えられ、この切替え
によるエンジン80の出力低下が小さくて済むことにな
る。よってこの際も、車両が急激に減速することを防止
できる。
で、つまり閉速度を比較的低くして閉じるようになされ
る。こうしてロード状態への切替えを緩慢にしておけば
、ベーンポンプ32の負荷が低く抑えられ、この切替え
によるエンジン80の出力低下が小さくて済むことにな
る。よってこの際も、車両が急激に減速することを防止
できる。
コントロールユニット45は次にステップP9において
、この第4図に示す処理を開始してからの経過時間が、
所定時間に達したか否かを判別する。
、この第4図に示す処理を開始してからの経過時間が、
所定時間に達したか否かを判別する。
この所定時間は、前記初期スピン制御に要する時間(1
秒程度)とされる。したがって、上記経過時間がこの所
定時間に達していれば、初期スピン制御は終了している
とみなせる。そうなっている場合、初期スピン制御との
関りを考慮する必要は勿論無いから、コントロールユニ
ット45はステップPLOにおいて、ロード指令を前記
特性Bによるものから特性Aによるものに変更させる。
秒程度)とされる。したがって、上記経過時間がこの所
定時間に達していれば、初期スピン制御は終了している
とみなせる。そうなっている場合、初期スピン制御との
関りを考慮する必要は勿論無いから、コントロールユニ
ット45はステップPLOにおいて、ロード指令を前記
特性Bによるものから特性Aによるものに変更させる。
こうすれば、メイン圧はより速やかに上昇するようにな
る。
る。
なお上記経過時間が所定時間に達していなければ、処理
の流れはステップP8に戻り、特性Bによるロード指令
がそのまま維持される。
の流れはステップP8に戻り、特性Bによるロード指令
がそのまま維持される。
以上説明したコントロールユニット45による処理の代
わりに、その他例えば第5図に示すような処理を行なう
ようにしてもよい。なおこの第5図において、第4図中
のステップと同じものには同じ付番を与え、それらにつ
いて説明は、特に必要の無い限り省略する(以下、同様
)。
わりに、その他例えば第5図に示すような処理を行なう
ようにしてもよい。なおこの第5図において、第4図中
のステップと同じものには同じ付番を与え、それらにつ
いて説明は、特に必要の無い限り省略する(以下、同様
)。
この処理においては、ステップP3において初期スピン
制御中と判別されたとき、コントロールユニット45は
次にステップpH,PL2において、第4図図示の処理
のステップP9.PLOと同様の処理を行なう。すなわ
ち、時間的に、初期スピン制御が終了しているとみなせ
ない限り、ステップpHの処理が繰り返されてロード指
令発生が遅延され、初期スピン制御が終了しているとみ
なせるだけの時間が経過すれば、ステップP12におい
てロード指令が発せられる。
制御中と判別されたとき、コントロールユニット45は
次にステップpH,PL2において、第4図図示の処理
のステップP9.PLOと同様の処理を行なう。すなわ
ち、時間的に、初期スピン制御が終了しているとみなせ
ない限り、ステップpHの処理が繰り返されてロード指
令発生が遅延され、初期スピン制御が終了しているとみ
なせるだけの時間が経過すれば、ステップP12におい
てロード指令が発せられる。
なお、このステップP12におけるロード指令は、勿論
上記初期スピン制御について何ら考慮する必要が無いか
ら、アンロード弁43を通常の閉速度で(第8図の特性
Aで)閉じさせるものとすればよい。
上記初期スピン制御について何ら考慮する必要が無いか
ら、アンロード弁43を通常の閉速度で(第8図の特性
Aで)閉じさせるものとすればよい。
次に第6図を参照して、ロード状態からアンロード状態
への切替え処理について説明する。コントロールユニッ
ト45はステップP1において、トラクション制御に関
する情報を取り込み、次にステップP2において、油圧
計38からの入力信号に基づいて、アンロード状態への
切替えが必要であるか否か判別する。もしこの切替えが
必要でなければ、つまりメイン圧が160 k g f
/c−以下になっていれば、処理は終了し、次回の処
理に入る。
への切替え処理について説明する。コントロールユニッ
ト45はステップP1において、トラクション制御に関
する情報を取り込み、次にステップP2において、油圧
計38からの入力信号に基づいて、アンロード状態への
切替えが必要であるか否か判別する。もしこの切替えが
必要でなければ、つまりメイン圧が160 k g f
/c−以下になっていれば、処理は終了し、次回の処
理に入る。
アンロード状態への切替えが必要なとき、コントロール
ユニット45は次にステップP2Lにおいて、上記トラ
クション制御に関する情報に基づいて、初期スピン制御
中であるか否かを判別する。もしそうでなければ、コン
トロールユニット45はステップP22において、アン
ロード指令つまりアンロード弁43を開く指令を発する
。なおこのアンロード指令は、勿論上記初期スピン制御
について何ら考慮する必要が無いから、アンロード弁4
3を通常の開速度で(第8図の特性Aで)開かさせるも
のとすればよい。
ユニット45は次にステップP2Lにおいて、上記トラ
クション制御に関する情報に基づいて、初期スピン制御
中であるか否かを判別する。もしそうでなければ、コン
トロールユニット45はステップP22において、アン
ロード指令つまりアンロード弁43を開く指令を発する
。なおこのアンロード指令は、勿論上記初期スピン制御
について何ら考慮する必要が無いから、アンロード弁4
3を通常の開速度で(第8図の特性Aで)開かさせるも
のとすればよい。
一方ステップP21において、初期スピン制御中と判別
されると、処理の流れはステップP23に移り、ステッ
プP22によるアンロード指令を発生させない。ステッ
プP23においては、フェイルセーフ弁48を所定時間
(to秒)だけ開かせる。こうすることにより、作動油
液44が高圧配管3Iから還流配管41側に引き抜かれ
て、メイン圧の過上昇が防止される。このようにしても
、メイン圧が160kgf/c−を超えてしまうことも
あり得るが、アキュムレータ37や高圧配管31はある
程度まで(例えば180 k g f /c−程度まで
)のメイン圧の過上昇に耐え得るように形成されている
。
されると、処理の流れはステップP23に移り、ステッ
プP22によるアンロード指令を発生させない。ステッ
プP23においては、フェイルセーフ弁48を所定時間
(to秒)だけ開かせる。こうすることにより、作動油
液44が高圧配管3Iから還流配管41側に引き抜かれ
て、メイン圧の過上昇が防止される。このようにしても
、メイン圧が160kgf/c−を超えてしまうことも
あり得るが、アキュムレータ37や高圧配管31はある
程度まで(例えば180 k g f /c−程度まで
)のメイン圧の過上昇に耐え得るように形成されている
。
上述のようにして、本来アンロード状態への切替えが必
要となった際にも、その切替えを行なわず、フェイルセ
ーフ弁48をの開いてメイン圧過上昇を防止できる程度
に高圧ラインの状態を保っておけば、アンロード状態へ
の切替えによりエンジン80の負荷が急激に低下するこ
とがなくなる。したがって、初期スピン制御のためにエ
ンジン出力を低下させなければならないのに、上記切替
えのためにエンジン出力が十分に低下しなくて、初期ス
ピン制御の効果が損なわれてしまうという問題を防止で
きる。
要となった際にも、その切替えを行なわず、フェイルセ
ーフ弁48をの開いてメイン圧過上昇を防止できる程度
に高圧ラインの状態を保っておけば、アンロード状態へ
の切替えによりエンジン80の負荷が急激に低下するこ
とがなくなる。したがって、初期スピン制御のためにエ
ンジン出力を低下させなければならないのに、上記切替
えのためにエンジン出力が十分に低下しなくて、初期ス
ピン制御の効果が損なわれてしまうという問題を防止で
きる。
以上説明した第6図の処理は、第7図図示のような処理
に代えられてもよい。この第7図図示の処理においては
、ステップP21において初期スピン制御中と判別され
た場合、コントロールユニット45は次にステップP2
4において、第4図図示のステップP9と同様の処理を
行なう。すなわち、時間的に、初期スピン制御が終了し
ているとみなせない限り、ステップ24の処理が繰り返
されてアンロード指令発生が遅延され、初期スピン制御
が終了しているとみなせるだけの時間が経過すれば、ス
テップP25においてアンロード指令が発せられる。
に代えられてもよい。この第7図図示の処理においては
、ステップP21において初期スピン制御中と判別され
た場合、コントロールユニット45は次にステップP2
4において、第4図図示のステップP9と同様の処理を
行なう。すなわち、時間的に、初期スピン制御が終了し
ているとみなせない限り、ステップ24の処理が繰り返
されてアンロード指令発生が遅延され、初期スピン制御
が終了しているとみなせるだけの時間が経過すれば、ス
テップP25においてアンロード指令が発せられる。
以上のようにしてアンロード指令を遅延させることによ
り、この場合も、初期スピン制御中にアンロード状態へ
の切替えによりエンジン出力が上昇して、初期スピン制
御の効果が損なわれてしまうという問題を防止できる。
り、この場合も、初期スピン制御中にアンロード状態へ
の切替えによりエンジン出力が上昇して、初期スピン制
御の効果が損なわれてしまうという問題を防止できる。
(発明の効果)
以上詳細に説明した通り本発明の車両のサスペンション
装置においては、トラクション制御初期に作動流体圧送
ポンプをアンロード状態からロード状態に、あるいはそ
の反対に切り替える必要が生した際、この切替えに規制
を与えるように構成したので、トラクション制御と相ま
ってロード状態への切替えのためにエンジン出力が大き
く低下して、車両が急激に減速してしまうことや、アン
ロード状態への切替えのためにエンジン出力が増大して
、トラクション制御の効果が損なわれてしまうことを、
確実に防止できるようになる。
装置においては、トラクション制御初期に作動流体圧送
ポンプをアンロード状態からロード状態に、あるいはそ
の反対に切り替える必要が生した際、この切替えに規制
を与えるように構成したので、トラクション制御と相ま
ってロード状態への切替えのためにエンジン出力が大き
く低下して、車両が急激に減速してしまうことや、アン
ロード状態への切替えのためにエンジン出力が増大して
、トラクション制御の効果が損なわれてしまうことを、
確実に防止できるようになる。
第1図は、本発明の一実施例によるサスペンション装置
を示す概略図、 第2図は、上記サスペンション装置に用いられた油圧回
路を示す回路図、 第3図は、本発明に関連するトラクション制御のタイム
チャート、 第4図は、上記実施例装置におけるアンロード状態から
ロード状態への切替処理を示すフローチャート、 第5図は、第4図図示の切替処理に置換されうる他の切
替処理のフローチャート、 第6図は、上記実施例装置におけるロード状態からアン
ロード状態への切替処理を示すフローチャート、 第7図は、第6図図示の切替処理に置換されうる他の切
替処理のフローチャート、 第8図は、上記実施例装置におけるアンロード弁の開閉
特性を示すグラフである。 10・・・車輪 11・・・車体12・・
・液圧シリンダ 13・・・ピストンI4・・・液
圧シリンダの液圧室 15・・・ピストンロッド 18・・・液圧通路21
・・・ガスばね 31・・・高圧配管32・・
・ポンプ 37.59・・・アキュムレータ
38.55・・・油圧計 39・・・パイロット
通路40・・・還流通路 43・・・アンロー
ド弁44・・・作動油液 45・・・コントロー
ルユニット48・・・フェイルセーフ弁 52・・・流
入弁53・・・流出弁 57・・・上下加速
度センサ58・・・車高センサ 61・・・横方
向加速度センサ80・・・エンジン 83・・
・メインスロットル弁84・・・アクチュエータ 85・・・サブスロットル弁 86〜89・・・車輪速センサ 第 図 第 図 第 図
を示す概略図、 第2図は、上記サスペンション装置に用いられた油圧回
路を示す回路図、 第3図は、本発明に関連するトラクション制御のタイム
チャート、 第4図は、上記実施例装置におけるアンロード状態から
ロード状態への切替処理を示すフローチャート、 第5図は、第4図図示の切替処理に置換されうる他の切
替処理のフローチャート、 第6図は、上記実施例装置におけるロード状態からアン
ロード状態への切替処理を示すフローチャート、 第7図は、第6図図示の切替処理に置換されうる他の切
替処理のフローチャート、 第8図は、上記実施例装置におけるアンロード弁の開閉
特性を示すグラフである。 10・・・車輪 11・・・車体12・・
・液圧シリンダ 13・・・ピストンI4・・・液
圧シリンダの液圧室 15・・・ピストンロッド 18・・・液圧通路21
・・・ガスばね 31・・・高圧配管32・・
・ポンプ 37.59・・・アキュムレータ
38.55・・・油圧計 39・・・パイロット
通路40・・・還流通路 43・・・アンロー
ド弁44・・・作動油液 45・・・コントロー
ルユニット48・・・フェイルセーフ弁 52・・・流
入弁53・・・流出弁 57・・・上下加速
度センサ58・・・車高センサ 61・・・横方
向加速度センサ80・・・エンジン 83・・
・メインスロットル弁84・・・アクチュエータ 85・・・サブスロットル弁 86〜89・・・車輪速センサ 第 図 第 図 第 図
Claims (5)
- (1)駆動輪のスリップを検出したとき、エンジンの出
力を低下させるトラクション制御を行なうように構成さ
れた車両において、 車体と車輪との間に架設された液圧シリンダと、これら
の液圧シリンダの液圧室に各々連通される高圧ラインに
おいて、作動流体を蓄圧するアキュムレータと、 前記エンジンによって駆動され、アキュムレータに作動
流体を圧送するポンプと、 このポンプの作動状態を、アキュムレータ内圧を上昇さ
せるロード状態と、アキュムレータ内圧を上昇させない
アンロード状態との一方に選択的に切り替える切替手段
と、 前記シリンダに対する作動流体の供給、排出を制御する
コントローラとが設けられてなる車両のサスペンション
装置であって、 前記トラクション制御の初期において前記ロード状態と
アンロード状態との切替えが必要となった際には、この
切替えに規制を与える制御手段が設けられたことを特徴
とする車両のサスペンション装置。 - (2)前記制御手段が、前記ロード状態とアンロード状
態との切替えを遅延させるものであることを特徴とする
請求項1記載の車両のサスペンション装置。 - (3)前記切替手段が、前記高圧ラインの作動流体をポ
ンプ上流側に戻す通路に介設されたアンロード弁であり
、前記制御手段が、このアンロード弁の開閉速度を低下
させるものであることを特徴とする請求項1記載の車両
のサスペンション装置。 - (4)前記制御手段が、前記アンロード状態からロード
状態への切替え時に、前記作動流体の供給、排出制御の
ゲインを低下させるものであることを特徴とする請求項
1記載の車両のサスペンション装置。 - (5)前記制御手段が、前記ロード状態からアンロード
状態への切替えが必要となった時に、この切替えを行な
わないで、前記高圧ラインの作動流体を排出するフェイ
ルセーフ弁を開かせるものであることを特徴とする請求
項1記載の車両のサスペンション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2171885A JPH0459416A (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 車両のサスペンション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2171885A JPH0459416A (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 車両のサスペンション装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0459416A true JPH0459416A (ja) | 1992-02-26 |
Family
ID=15931604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2171885A Pending JPH0459416A (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 車両のサスペンション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0459416A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008094124A (ja) * | 2006-10-05 | 2008-04-24 | Toyota Motor Corp | サスペンションシステム |
CN108909396A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-11-30 | 四川理工学院 | 汽车主动悬架与电动助力转向系集成控制装置及工作方法 |
-
1990
- 1990-06-29 JP JP2171885A patent/JPH0459416A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008094124A (ja) * | 2006-10-05 | 2008-04-24 | Toyota Motor Corp | サスペンションシステム |
CN108909396A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-11-30 | 四川理工学院 | 汽车主动悬架与电动助力转向系集成控制装置及工作方法 |
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