JPH0454702Y2 - - Google Patents

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JPH0454702Y2
JPH0454702Y2 JP1986063760U JP6376086U JPH0454702Y2 JP H0454702 Y2 JPH0454702 Y2 JP H0454702Y2 JP 1986063760 U JP1986063760 U JP 1986063760U JP 6376086 U JP6376086 U JP 6376086U JP H0454702 Y2 JPH0454702 Y2 JP H0454702Y2
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shaped tongue
rail
piece
locking protrusion
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は電線の端末処理として各電線間の接続
を施す端子台を、上端部の両側方に係止突縁を突
成してなる取付けレールに連結するための端子台
の連結装置に関する。
<従来技術> 取付けが容易で、構造が簡単な端子台として
は、特開昭54−760号に開示されているように、
可撓性の爪部を端子台の下部両側に垂設したもの
がある。ところが、かかる構成にあつては、端子
台からの除去も該爪部の撓みにより可能とするも
のであるから、外的衝撃に対する保持力が弱く、
特に側方から力が加わると、レールから簡単に外
れてしまうという大きな欠点がある。このように
端子台の装着と離脱を容易とし、しかもその保持
を確実にすることは、二律背反的な課題であつて
困難性を有する。
一方、上述の両課題を達成しようとする端子台
の連結装置としては、第5図に示すように、端子
台aの下部両側に垂設した係止爪b,bの一方の
係止爪bの内部に発条cを嵌装し、該発条cの外
側を本体に固定した支持片dに当てて、端子台a
を取付けレールe上から押圧するとその係止突縁
fとの当接により該係止爪bが発条cに抗して後
退するようにして、該係止突縁f,fを係止爪
b,b内に嵌合させる等の構成により、一方の係
止爪を左右方向への移動を可能とするようにした
ものがある。しかし、かかる構成によると、装置
が複雑となり、成形に多工程を要して、製品が高
価なものとなる等の欠点がある。
さらに他の連結装置としては、特開昭59−
125071号に開示されているように、爪の内側部に
節度山を設けて、端子台の取付け及び開放にあつ
ては、この傾斜位置から節度山を越える強い力を
付与して直立位置とすることにより、可撓性爪片
を用いないでその取付け状態での安定性を維持し
ようとする構造のものもある。ところがこの構造
にあつては、節度山と、係止爪間で、レールの係
止突縁を直立状に保持するものであり、何度も端
子台の脱着を施すと、前記節度山が削り落ちて、
その保持力が低下し易いという欠点がある。また
この脱着を施すための傾斜作動を可能とするため
に、保持位置の上部に作動空隙を生じさせる必要
があり、その分、端子台が底上げされて、端子台
の小型化に逆行することとなるという欠点があ
る。しかも、該係止突縁の上部は、節度山の下縁
と、端子台下面に突成した傾斜板部とで線接触
し、これにより端子台はレールに支持されるので
あるから、前後方向の力に対して弱く、傾斜し易
く、保持力が必ずしも充分とはいえない。
本考案は前記各欠点がなく、しかも簡易構造か
らなる端子台の連結装置を提供することを目的と
するものである。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、該端子台の下面の隅部に設けられ、
レールの係止突縁の肉厚以上の間隙を置いて下面
と対向する先端縁に、前後方向傾斜の傾斜端が形
成された、内方に湾曲するU形舌片と、 U形舌片の内面に設けられ、U形舌片の傾斜端
よりも少し外方に配置されてレールの係止突縁に
当接する内側面と、U形舌片の傾斜端との間でレ
ールの係止突縁が挿入し得る間隙を置いて上下に
対向し、かつ同一勾配の傾斜下面とを備えた幅拘
束片 とからなるものである。
<作用> レールに端子台を連結する場合には、レールの
外方へ突出した係止突縁上にU形舌片の内面側を
上下に位置させて、端子台をレール側に押し込む
と、前記U形舌片の内側は、係止突縁との圧接に
より外方に撓み、該係止突縁は、U形舌片の先端
縁上に位置し、幅拘束片の内側面に接触する。こ
の位置で、端子台を押し上げると、先端縁が係止
突縁の下面に当接し脱出が不能となる。
端子台をレールから除去するには、まず前記端
子台を先端縁の傾斜縁に倣つて傾斜させる。この
傾斜位置では、該傾斜縁と幅拘束片の傾斜下面と
は夫々の傾斜勾配が一致するため、U形舌片の内
面に至るまで左右に間隔が形成されている。そこ
で、その傾斜状態を保持したまま一方向に移動す
ると、他側の係止突縁は、U形舌片から離間する
こととなり、U形舌片の先端縁との係合が解除さ
れる。そこで前記端子台を今度は左右方向に傾斜
させて他側の舌片を係止突縁から完全に脱出させ
てから、端子台を一側へ移動させることにより、
該端子台はレールから脱離される。
このため、上述の構成にあつては、可撓性のU
形舌片を用いてその装着を容易としながらも、確
実に固定し得ることとなる。
<実施例> 第1図について本考案の一実施例を説明する。
1は端子台であつて、ポリカーボネイト等絶縁
性樹脂材によつて板状に形成されている。該端子
台1の背板2の一面側には、中底板部3と、該中
底板部3の両端から上方に延びる支持部4,4
と、背板2を左右に分離する隔壁5等の肉薄突部
が一体的に突成されている。また前記中底板部3
の下部には、端子台1の下面を構成する下底板部
6が中底板部3と平行に形成されている。
前記隔壁5には導電板8が水平方向に横断し、
その両端部を支持部4,4に係止されている。前
記導電板8の隔壁5によつて区分けされた左右部
は接続座9,9となり、その位置には夫々螺子孔
10,10が形成されている。
前記導電板8上にはL形昇降片13が発条12
により支持されている。前記昇降片13は、前記
螺子孔10と上下で一致した位置に形成された透
孔15に、固着用ボルト18が挿通して吊持さ
れ、その垂直部は、導電板8の透孔11に挿通し
ている。またそのL角縁には、コ字形の懐部17
が形成されている。前記垂直部には、発条12が
外嵌し、懐部17と導電板8上面との間に配置さ
れる。
前記懐部17の直上には、隔壁5の上部に左右
方向に突成した突起5aが配設され、前記発条1
2により昇降片13が上方付勢された状態にあつ
て、懐部17の上面は突起5aに当接し、その上
方移動を拘束されて浮上位置となる。この位置に
あつて挟圧部14に係止されているボルト18の
下端は螺子孔10の直上となる。またこの位置に
あつて、前記垂直部は、透孔11から脱出しない
ようにその長さが設定される。
前記下底板部6の下面6aの両隅端には内方に
湾曲するU形舌片20,20が形成されている。
前記中底板部3の下に該板部3と平行な下底板部
6を形成したのは、導電板8と接触する支持部4
から、金属製乗載レールxに接触するU形舌片2
0までの距離を確保するためである。かかる距離
(沿面距離)はJIS規格であらかじめ定められ、そ
の確保が義務付けられている。
前記U形舌片20は、下底板部6の下面6aと
対向する先端縁21を、該下面6aから係止突縁
yの肉厚以上の間隔を置いて配設される。また先
端縁21には、後方に下降する傾斜を有する傾斜
端22が形成されている。(第2,3図参照)前
記U形舌片20の内面隅部には幅拘束片23が一
体形成されている。前記幅拘束片23の内側面
は、U形舌片20の傾斜端22の外傍に位置し、
かつ左右の幅拘束片23,23の間隔を外側の係
止突縁y,yの幅と略等しくなるようにしてい
る。また前記幅拘束片23の下面にはU形舌片2
0の傾斜端22と同一勾配の傾斜下面24が、該
傾斜端22との間で係止突縁yが挿入し得る上下
の間隙sを生じるように形成されている。
前記端子台1の連結操作と、脱離操作について
説明する。
アルミ製等の乗載レールxの両端に立設した立
上片z,zの外側に突出する係止突縁y,yに端
子台1を連結する場合には、前記係止突縁y上に
U形舌片20の内面側を上下に位置させて、端子
台1を乗載レールx側に押し込む。これにより、
前記U形舌片20の内側は、係止突縁yとの圧接
で外方へ撓み、該係止突縁yは、U形舌片20の
先端縁21上に位置し、幅拘束片23の内側面に
接触する。この位置では、端子台1を押し上げる
と、先端縁21が係止突縁yの下面に当接し脱出
が不能となる。また幅拘束片23,23の内面が
係止突縁y,yの両外端と接触して拘束され、そ
の幅方向移動が不能となつている。しかも、端子
台の底面は係止突縁y,yの全上面と面接触す
る。このため端子台1は乗載レールxにガタ付な
く連結されることとなる。
かかる操作により乗載レールxに取付けられた
端子台1は該乗載レールxの長手方向に摺動可能
となり、各端子台1を前後に接続して多数の端子
台1がユニツト化される。
かかる連結後に、導線30の端部に取付けた接
続端子31が端子台1に固定される。すなわち、
第1図左位置のように昇降片13を浮上位置とし
て、ボルト18と螺子孔10間に接続端子31を
挿入し、その挿通孔32を螺子孔10と一致さ
せ、第1図右位置のように、前記発条12に抗し
て昇降片13を押し下げ、ボルト18を回転させ
て、その先端部を螺子孔10に螺合させ、而て、
前記挟圧部14の下面と螺子孔10間で接続端子
31を挟持する。かかる昇降片13の下降位置に
あつて、発条12は懐部17内に弾縮状態で収納
される。
端子台1を乗載レールxから除去するには、第
3図のように、まず前記端子台1をU形舌片20
の傾斜縁22に倣つて傾斜させる。この傾斜位置
では、幅拘束片23の傾斜下面24と傾斜縁22
との間の間隔sは夫々の傾斜勾配が一致するた
め、舌片の内面に至るまで左右に形成されてい
る。そこで、その傾斜状態を維持しながら第4図
矢線イのように一方向に移動する。これにより、
他側の係止突縁yは、U形舌片20から離間する
こととなり、前記係止突縁yと、U形舌片20の
先端縁との係合が解除される。そこで第4図矢線
ロのように端子台1を上下左右方向に傾斜して他
側のU形舌片20を係止突縁yから完全に脱出さ
せてから、端子台1を矢線ハの方向へ移動させる
ことにより、該端子台1は乗載レールxから脱離
することとなる。
上述の実施例にあつて、U形舌片20は内側に
向いているが、立上片z,zの内側に突出する係
止突縁y,yに端子台1を連結する場合には、U
形舌片20が外側に向いたものを用いる。この場
合の構成及び作用効果は、内側向きのU形舌片2
0と同じである。
また上述の実施例にあつて、U形舌片20の内
側隅部に幅拘束片23が形成されているから、U
形舌片20の基部が補強され、折損し難い利点が
ある。
前記実施例において、端子台1の両側に設けた
U形舌片20のうち、一側の幅拘束片23の下面
には必ずしも傾斜下面24を形成する必要はな
い。
<考案の効果> 本考案は上述の構成によつて次の効果がある。
したように、 イ 端子台1を連結する場合には乗載レールxに
端子台1を押つける操作により、U形舌片20
の内側が係止突縁yとの圧接で外方へ撓んでU
形舌片20の先端縁21上に位置して、簡易に
施すことができる。
ロ 取付け位置にあつて、該端子台一の幅拘束片
23,23の内側面は係止突縁y,yの外端縁
に接触し、その底面は係止突縁yの上面に面接
触し、さらには端子台1を押し上げると、U形
舌片20の先端縁21が係止突縁yの下面に当
接し、このため左右上下等のガタ無く安定的に
保持される。
ハ また端子台1を除去する場合には、端子台1
を一端前後方向に傾斜させてから、幅方向に移
動させる基本操作により可能となる。しかも、
かかる各機構は、発条等を要するものではな
い。このため取付け固定が極めて容易となり、
かつ構成が簡単で、型成形のみによつて連結機
構が製作できる。
ニ U形舌片20の先端縁21上に端子台1を傾
斜させるための作動空隙を要しないため、該端
子台の底上げを生ずることはなく、このため、
端子台の小型化を阻害しない。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案の一実施例を示し、第1図
は端子台1の正面図、第2図は要部の側面図、第
3図は脱離過程を示す要部の側面図、第4図は同
正面図である。また第5図は従来装置の一例を示
す要部の正面図である。 1……端子台、20……U形舌片、21……先
端縁、22……傾斜端、23……幅拘束片、24
……傾斜下面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 両側部に設けた立上片の上端に、外方へ突出す
    る係止突縁を形成してなる取付けレールに連結す
    る端子台において、 該端子台の下面の隅部に設けられ、レールの係
    止突縁の肉厚以上の間〓を置いて下面と対向する
    先端縁に、前後方向傾斜の傾斜端が形成された、
    内方に湾曲するU形舌片と、 U形舌片の内面に設けられ、U形舌片の傾斜端
    よりも少し外方に配置されてレールの係止突縁に
    当接する内側面と、U形舌片の傾斜端との間でレ
    ールの係止突縁が挿入し得る間〓を置いて上下に
    対向し、かつ同一勾配の傾斜下面とを備えた幅拘
    束片 とからなる端子台の連結機構。
JP1986063760U 1986-04-25 1986-04-25 Expired JPH0454702Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986063760U JPH0454702Y2 (ja) 1986-04-25 1986-04-25

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JPS62175668U JPS62175668U (ja) 1987-11-07
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JPS59125071U (ja) * 1983-02-12 1984-08-23 花岡 孝 端子台の連結装置

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