JPH0454415Y2 - - Google Patents

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JPH0454415Y2
JPH0454415Y2 JP1989098963U JP9896389U JPH0454415Y2 JP H0454415 Y2 JPH0454415 Y2 JP H0454415Y2 JP 1989098963 U JP1989098963 U JP 1989098963U JP 9896389 U JP9896389 U JP 9896389U JP H0454415 Y2 JPH0454415 Y2 JP H0454415Y2
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cylinder
tube
switch
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small protrusions
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Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、油槽に一体に形成された取付筒に、
リードスイツチを収容したスイツチ筒を嵌装し、
このスイツチ筒の一端と他端に、取付筒の一端に
当接する短筒部と、取付筒の他端に係合する係止
爪とをそれぞれ設けた油槽の油面センサに関す
る。
(2) 従来の技術 かゝる油面センサは、例えば、実開昭56−
21723号公報に開示されているように、既に知ら
れている。
(3) 考案が解決しようとする課題 一般に、かゝる油面センサにおいて、取付筒及
びスイツチ筒間には、製作上の寸法誤差を吸収す
る一定の間隙が設けられるが、従来のものでは、
その間隙のためにスイツチ筒が振動して異音を発
することがある。
本考案は、かゝる事情に鑑みてなされたもの
で、取付筒及びスイツチ筒間に一定の間隙を設け
るも、スイツチ筒を遊びなく取付筒に保持するこ
とができる前記油面センサを提供することを目的
とする。
B 考案の構成 (1) 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案は、油槽に
一体に形成された取付筒に、リードスイツチを収
容した合成樹脂製スイツチ筒を嵌装し、このスイ
ツチ筒の一端と他端に、取付筒の一端に当接する
短筒部と、取付筒の他端に係合する係止爪とをそ
れぞれ設けた油槽の油面センサにおいて、前記ス
イツチ筒の外周面に、各々が弾性変形可能な多数
の第1小突起を相互に間隔をおいて一体に形成し
て、その各第1小突起を前記取付筒の内周面に圧
接させ、また前記短筒部の内方端面に、各々が弾
性変形可能な多数の第2小突起を相互に間隔をお
いて一体に形成して、その各第2小突起を取付筒
の一端に圧接させたことを特徴とする。
(2) 作用 上記構成によれば、スイツチ筒を取付筒に挿入
したとき、スイツチ筒外周面の多数の第1小突起
が取付筒の内周面に圧接することにより、スイツ
チ筒はこれら第1小突起を介して取付筒に保持さ
れることになつてスイツチ筒の取付筒内における
半径方向のがたつきが規制され、一方、スイツチ
筒の係止爪が取付筒の端部に係合すれば、取付筒
の他方の端部に短筒部の多数の第2小突起が圧接
して、スイツチ筒の取付筒内における軸方向のが
たつきが規制される。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説
明する。
先ず、第1図及び第2図において、Mは自動車
のブレーキ用タンデム型マスタシリンダを示し、
それのシリンダ本体1のシリンダ孔1aには、そ
れに摺動自在に嵌合する前後一対の第1及び第2
ピストン21,22により互いに独立した第1及び
第2油圧室31,32が画成され、後部の第2ピス
トン22に図示しないブースタの出力杆が連接さ
れる。そして、ブースタの作動時には第1及び第
2ピストン21,22が前方(第1図で左方)へ押
動され、第1及び第2油圧室31,32に油圧を発
生させることができ、その油圧は各油圧室31
2に連なる車輪ブレーキに伝達してそれを作動
する。
マスタシリンダMは、その作動油を貯留する合
成樹脂製の油槽4を備える。この油槽4は、シリ
ンダ本体1の上面に一体に突設された円筒状の連
結筒5外周に嵌合され、その抜止めのために油槽
4の嵌合部外周にバンド6が巻装される。
連結筒5の内部は、シリンダ本体1と一体の隔
壁7により、前記第1油圧室31のための作動油
を貯留する第1油溜室81及び前記第2油圧室32
のための作動油を貯留する第2油溜室82の二室
に区画され、両油溜室81,82は共に油槽4と連
通する。
油槽4には、その内部の貯留油面が規定レベル
以下に低下したとき、それを検知する油面センサ
9が設けられる。
油面センサ9は、前記油面に浮ぶ磁石11付フ
ロート10と、油槽4の下部に配置されるリード
スイツチ12を備えており、そのリードスイツチ
12にはリード線13を介して自動車の計器盤に
設置される警報器14と電源15に接続される。
油槽4の下部には、油槽4の相対向する側壁間
を連結する水平の取付筒16が一体に成形され
る。この取付筒16の内部は油槽4の内部と隔離
されていて、両端が開放されており、この取付筒
16に前記リードスイツチ12を収容した合成樹
脂製のスイツチ筒17が取付けられる。
その取付構造について第2図ないし第6図によ
り説明する。
第2図ないし第4図に示すように、取付筒16
の一方の開放端には、それより大径で比較的浅い
円形凹部18が連なり、更にこの凹部18には、
その上方へ延びる扁平凹部19が連なり、この扁
平凹部19の上端壁には、凹部19内方へ突出す
る弾性係止爪20が形成される。また取付筒16
の他方の開放端には角形凹部21(第5図参照)
が連なり、上記開放端部の上下両壁間を接続する
リブ22が取付筒16と一体に成形される。
一方、スイツチ筒17は、第2図及び第6図に
示すように、前記リードスイツチ12を収容して
取付筒16にその内周面との間に一定の間隙を存
して嵌合される、一端のみ開放したハウジング筒
部23と、このハウジング筒部23の開放端に連
設されて前記円形凹部18に嵌合される短筒部2
4とからなつており、取付筒16の内周面とハウ
ジング筒部23の外周面との間に一定の間隙が設
けられ、取付筒16及びスイツチ筒17の成形時
の寸法誤差を吸収するようになつている。
短筒部24の外端には上方へ突出する舌片25
が形成される。またハウジング筒部23の閉塞端
には左右一対の係止爪26,26が突設される。
これら係止爪26,26は、ハウジング筒部23
の閉塞端から突出し且つ前記リブ22を挾んで対
向する左右一対の腕部27,27と、これら腕部
27,27の先端に連設された爪部28,28と
から構成され、両腕部27,27は、互いに拡張
方向の弾性を保有する。而して、短筒部24を円
形凹部18に嵌合したとき、爪部28は腕部27
の弾性により角形凹部21の底面に係合するよう
になつている。このとき前記リブ22の両側面に
接する突起27a,27aが両腕部27,27の
対向面にそれぞれ形成される。
外周面には、各々が弾性変形可能な多数の第1
小突起30が相互に間隔をおいて一体に形成され
ており、また前記短筒部24の内方端面にも、
各々が弾性変形可能な多数の第2小突起31が相
互に間隔をおいて一体に形成される。
第2図に示すように、スイツチ筒17のハウジ
ング筒部23にはリードスイツチ12を収容後、
リード線13を囲繞するグロメツト32が嵌装さ
れ、そして短筒部24にシール材33が充填され
る。
次にこの実施例の作用について説明する。
スイツチ筒17を取付筒16に装着するには、
係止爪26を先頭にしてスイツチ筒17を円形凹
部18からスイツチ筒17内に挿入し、次に指先
で舌片25を押して短筒部24を円形凹部18
に、また舌片25を扁平凹部19にそれぞれ嵌入
する。このとき、扁平凹部19上端壁の弾性係止
爪20が弾性変形しながら舌片25の上端と係合
して舌片25の扁平凹部19からの離脱を防止す
る。またスイツチ筒17の係止爪26の爪部28
が腕部27を弾性変形させながら取付筒16の内
壁とリブ22との間を通過して、角形凹部21の
底面に係合し、これによりスイツチ筒16の取付
筒16からの離脱が防止される。同時に各腕部2
7の突起27aがリブ22の側面に接して腕部2
7の内方への倒れを抑える。こうして係合爪26
の妄動が阻止され、爪部28の角形凹部21底面
への係止状態が確保される。
またスイツチ筒17を取付筒16に挿入したと
き、ハウジング筒部23外周の第1小突起30群
は適度に弾性変形しながら取付筒16の内周面に
圧接するので、この第1小突起30群を介してス
イツチ筒17は取付筒16に支持されることにな
り、スイツチ筒17の半径方向のがたつきを防止
することができる。一方、短筒部24の第2小突
起31群は、短筒部24の円形凹部18への嵌入
により該凹部18の底面に当接して変形し、その
後、スイツチ筒17の係止爪26,26が角形凹
部21の底面に係合するので、第2小突起31群
の円形凹部18底面への圧接によりスイツチ筒1
7の軸方向のがたつきをも防止することができ
る。
スイツチ筒17を取付筒16から取外す場合に
は、ラジオペンチ等で両係止爪26,26の爪部
28,28を撮んで角形凹部21底面との係合を
外した後、これら爪部28,28を取付筒16内
に強く押込めば、舌片25と弾性係合爪20との
係合も外れるので、今度は舌片25を撮むことに
よりスイツチ筒17を取付筒16から引き出すこ
とができる。
マスタシリンダMの出力側での漏油により、油
槽4の油面が規定レベル以下に低下すると、それ
と共に下降したフロート10の磁石11がリード
スイツチ12に近接し、磁力の作用で該スイツチ
12を閉じるので、警報器14を作動して自動車
の操縦者に上記油面低下を知らせることができ
る。
このときフロート10の下降限は取付筒16で
規制されるので、油面が更に低下しても、リード
スイツチ12は閉じたまゝとなり、警報器14を
作動し続けることができる。
C 考案の効果 以上のように本考案によれば、スイツチ筒の外
周面に、各々が弾性変形可能な多数の第1小突起
を相互に間隔をおいて一体に形成して、その各第
1小突起を前記取付筒の内周面に圧接させ、また
前記短筒部の内方端面には、各々が弾性変形可能
な多数の第2小突起を相互に間隔をおいて一体に
形成して、その各第2小突起を取付筒の一端に圧
接させたので、スイツチ筒の取付筒への挿入によ
り、スイツチ筒外周面の多数の第1小突起を取付
筒の内周面に圧接させてスイツチ筒の半径方向の
がたつきを規制することができ、またスイツチ筒
の上記挿入により上記係止爪が取付筒端部に係合
すると、取付筒の他方の端部に短筒部の内方端面
の多数の第2小突起を圧接させてスイツチ筒の軸
方向のがたつきを規制することができ、以上の結
果、スイツチ筒の取付筒内における径方向および
軸方向の何れの振動、がたつきをも抑制してスイ
ツチ筒の保持を確実にすると共に取付筒内からの
異音発生を防止することができ、しかも取付筒及
びスイツチ筒間の間隙を充分に取つてそれらの製
作上の寸法誤差の吸収幅を広げ、生産性を高める
ことができる。
また上記多数の小突起は、これらを合成樹脂製
スイツチ筒の成形時に一体成形することができる
から、その成形が頗る容易であり、その上、弾性
変形が比較的容易であり且つ分散配置されている
ためスイツチ筒の取付筒内への圧入をスムーズに
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は本考案油面センサを備えたマスタシリンダの縦
断側面図、第2図は第1図の要部の拡大縦断面
図、第3図及び第4図は第2図の−線及び
−線断面図、第5図は第3図のV矢視図、第6
図はスイツチ筒の斜視図である。 4……油槽、12……リードスイツチ、16…
…取付筒、17……スイツチ筒、24……短筒
部、26……係止爪、30……第1小突起、31
……第2小突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油槽4に一体に形成された取付筒16に、リー
    ドスイツチ12を収容した合成樹脂製スイツチ筒
    17を嵌装し、このスイツチ筒17の一端と他端
    に、取付筒16の一端に当接する短筒部24と、
    取付筒16の他端に係合する係止爪26とをそれ
    ぞれ設けた油槽の油面センサにおいて、前記スイ
    ツチ筒17の外周面に、各々が弾性変形可能な多
    数の第1小突起30を相互に間隔をおいて一体に
    形成して、その各第1小突起30を前記取付筒1
    6の内周面に圧接させ、また前記短筒部24の内
    方端面に、各々が弾性変形可能な多数の第2小突
    起31を相互に間隔をおいて一体に形成して、そ
    の各第2小突起31を取付筒16の一端に圧接さ
    せたことを特徴とする、油槽の油面センサ。
JP1989098963U 1989-08-24 1989-08-24 Expired JPH0454415Y2 (ja)

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JPH0336928U JPH0336928U (ja) 1991-04-10
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5215247U (ja) * 1975-07-21 1977-02-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5818189Y2 (ja) * 1978-03-24 1983-04-13 自動車機器株式会社 リ−ドスイツチの取付装置

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JPS5215247U (ja) * 1975-07-21 1977-02-03

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