JPH0453728Y2 - - Google Patents

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JPH0453728Y2
JPH0453728Y2 JP7165790U JP7165790U JPH0453728Y2 JP H0453728 Y2 JPH0453728 Y2 JP H0453728Y2 JP 7165790 U JP7165790 U JP 7165790U JP 7165790 U JP7165790 U JP 7165790U JP H0453728 Y2 JPH0453728 Y2 JP H0453728Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案寝具用衝立を以下の項目に従つて詳細に
説明する。
A 産業上の利用分野 B 考案の概要 C 従来技術 D 考案が解決しようとする課題 E 課題を解決するための手段 F 実施例[第1図乃至第11図] a 外観[第1図、第2図、第5図、第6図] b 座板[第1図乃至第4図、第6図] c 衝立板[第1図乃至第3図、第5図、第6
図] d 補助側板[第1図乃至第6図] e ヒンジ[第7図乃至第9図] e−1 第1の回動支点[第7図乃至第9
図] e−2 第2の回動支点[第7図乃至第9
図] f 衝立としての使用[第1図、第6図] g 座いすとしての使用[第2図、第6図] h その他[第10図、第11図] G 考案の効果 (A 産業上の利用分野) 本考案は新規な寝具用衝立に関する。詳しく
は、就寝時に敷布団の頭部側側縁に立設されて使
用される寝具用衝立であつて、座いすとしても使
用することができるようにした新規な寝具用衝立
を提供しようとするものである。
(B 考案の概要) 本考案寝具用衝立は衝立板の左右両側縁にヒン
ジを介して補助側板がそれぞれ支持されて、補助
側板が衝立板に重なる位置と衝立板に対して少な
くとも180度の角度で開いた位置との間を回動自
在になるようにされると共に、補助側板の幅寸法
を衝立板の幅寸法の略半分にしたので、補助側板
を衝立板に重なるように折り畳んだときに左右の
補助側板が重なり合うことがなく、段差が生ぜ
ず、座いすの背もたれ部として利用することがで
き、従つて、当該寝具用衝立をその左右補助側板
を衝立板に対して略180度の角度で開けば、寝具
用衝立として、また、左右補助側板を衝立板に重
なるように閉じれば、座いすとして使用すること
ができるものである。
(C 従来技術) 寝具用衝立は和室などで就寝するときに、敷い
た布団の頭側側縁に設置して使用されるものであ
り、就寝する者に安心感を与え、安眠を促すとい
う効果がある。
寝具用衝立として、例えば、実公昭59−40854
号公報に示されたものがある。
この寝具用衝立は衝立板を自立状態にするため
に、衝立板の左右両側の下端辺に衝立板に対して
略直角に延びる固定具を取着し、かつ、該固定具
を衝立板側に折り畳めるようにしたものである。
(D 考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記した寝具用衝立にあつて
は、固定具を衝立板側に折り畳むことができるの
で、コンパクトになり、これを仕舞うときに便利
であるが、就寝時にしか使用できず、これ以外の
ときは押入れや部屋の片隅に仕舞つておかなけれ
ばならないという問題があつた。
(E 課題を解決するための手段) 本考案寝具用衝立は、上記した問題点を解決す
るために、衝立板の左右両側縁にヒンジを介して
補助側板をそれぞれ支持させて該補助側板が衝立
板に重なる位置と衝立板に対して少なくとも180
度の角度で開いた位置との間を回動自在になるよ
うにすると共に、補助側板の幅寸法を衝立板の幅
寸法の略半分にしたものである。
従つて、本考案寝具用衝立によれば補助側板を
衝立板に重なるように折り畳んだときに、左右の
補助側板の回動端同士が重なることがなく、この
状態において、これら左右の補助側板の前面を略
同一面上に位置させることができるため、これら
補助側板を座いすの背もたれ部として利用するこ
とができ、従つて、当該寝具用衝立をその左右補
助側板を衝立板に対して略180度の角度で開けば、
寝具用衝立として、また、左右補助側板を衝立板
に重なるように閉じれば座いすとして使用するこ
とができるものである。
(F 実施例)[第1図乃至第11図] 以下、本考案寝具用衝立の詳細を図示した実施
例に従つて説明する。
(a 外観)[第1図、第2図、第5図、第6
図] 寝具用衝立1は床面に置かれる座板2と該座板
2の上面の後側寄りの位置(第1図における右斜
め下方へ向う方向を前側とし、左斜め上方へ向う
方向を後側とする。また、同図における右斜め上
方へ向う方向を左側とし、左斜め下方へ向う方向
を右側とする。以下の説明において向きを示すと
きはこの向きによるものとする。)から垂直より
稍後方に傾斜した状態に立設される衝立板3と該
衝立板3の左右両側縁にヒンジ4,4を介して回
動自在に取り付けられた補助側板5,5とから成
る。
(b 座板)[第1図乃至第4図、第6図] 座板2は、パイプ材を矩形に折り曲げて形成し
た座枠6と、該座枠6を補強する補強板7,7、
…と、衝立板3を支持する支持突片8,8と、座
枠6及び補強板7,7、…を覆う布、合成皮革等
から成るカバーシート9とから成る。
補強板7,7、…は座枠6の相対向する辺と辺
又は座枠6の一の辺と一の補強板7との間等に掛
け渡され、これらに固定されて座枠6を補強して
いる。
また、上記支持突片8,8は補強板7,7、…
のうち、後側縁側の左右両側縁寄りに位置したも
の7,7の内側縁に上方に突出するように固定さ
れており、支持突片8,8にはこれらを左右方向
に貫通したピン挿通孔8a,8aが形成されてい
る。
そして、カバーシート9は上記座枠6及び補強
板7,7、…を被覆し、上記支持突片8,8はそ
のピン挿通孔8a,8aがカバーシート9の表面
より上方へ露出するように突出されている。
(c 衝立板)[第1図乃至第3図、第5図、
第6図] 衝立板3はパイプ材を略状に折り曲げて形成
された衝立枠10と、該衝立枠10の2つの垂直
部10aと10aとの間に架け渡されてこれらに
固定された補強パイプ11,11と、これら衝立
枠10及び補強パイプ11,11を覆う布、合成
皮革等から成るカバーシート12と、該カバーシ
ート12内に充填されるウレタン等のクツシヨン
材13等とから成る。
衝立枠10の幅寸法は敷布団の幅寸法の略半分
とされている。
また、衝立枠10の垂直部10a,10aの下
端部には該垂直部10a,10aに対して90度の
角度より稍大きな角度で略前方に向けて突出した
突出腕10b,10bが形成され、更に、その突
出腕10b,10bの先端部には左右方向に貫通
したピン挿通孔14a,14aが形成された被支
持片14,14が取着されている。
そして、カバーシート12は上記衝立枠10の
うち突出腕10b,10bを含む下部を除く部分
を被覆している。また、クツシヨン材13はカバ
ーシート12で衝立枠10及び補強パイプ11等
を被覆する際にその上側略4分の1の部分が下側
略4分の3の部分よりも前方に突出し、かつ、上
側略4分の1の部分が下側略4分の3の部分の厚
さの略2倍の厚さになるように充填されている。
このような、衝立板3は、その突出腕10b,
10bの被支持片14,14が座板2の支持片8
と8にそれぞれ内側から重ね合わされると共に、
それぞれのピン挿通孔8a,8aと14a,14
aとが一致された状態でこれにピン15,15が
挿通されて、座板2に回動自在に支持される。
(d 補助側板)[第1図乃至第6図] 補助側板5,5は、その構成及び動作共に左側
のものと右側のものとで左右対称であるため、右
側のものについてのみ詳細に説明する。
補助側板5は、支持パイプ体16と、パイプ材
を略コ字状に折り曲げて形成され、その上腕17
aの先端部が上記支持パイプ体16の上端部に、
また、その下腕17bの先端部が上記支持パイプ
16の下端部に結合された枠パイプ体17と、支
持パイプ体16の上下方向における略中央と枠パ
イプ体17の垂直部17cの上下方向における略
中央とに固定された補強パイプ体18と、これら
パイプ体16,17,18を覆うカバーシート1
9と、該カバーシート19内に充填されるクツシ
ヨン材20とから成る。
支持パイプ体16は、前記衝立板3のカバーシ
ート12に被覆された部分のうちの下側4分の3
の部分(肉厚が薄い部分)の長さより稍短かい長
さを有している。
枠パイプ体17はその上腕17aと下腕17b
とが略水平で、かつ、その長さは前記衝立板3の
幅寸法の半分より稍短かく形成され、また、その
垂直部17cは上記支持パイプ体16と略平行に
なるように形成されている。
21は衝立板3に対する補助側板5の開き角度
を規制するためのビスである。
該ビス21は、支持パイプ体16の下端より稍
上方で前記枠パイプ体17が支持パイプ体16か
ら突出している側の周壁に、その外側から内側に
挿通された状態で固定されており、該ビス21の
先端部は支持パイプ体16の中心近傍に達するよ
うに位置されている。
(e ヒンジ)[第7図乃至第9図] ヒンジ4,4はその構成及び動作が左側のもの
と右側のものとで左右対称であるため、右側のも
のについてのみ説明する。
ヒンジ4は衝立板3の衝立枠10の垂直部10
aと該垂直部10aの下部に回動自在に支持され
た被支持体22と該被支持体22に固着され一方
の腕23a(以下、「水平腕」という。)が被支持
体22から水平に突設し、他方の腕23b(以下、
「垂直腕」という。)が水平腕23aの先端から上
方へ突設されたL字部材23と該L字部材23の
垂直腕23bに回動自在に外嵌される前記補助側
板5の支持パイプ体16とから構成されている。
即ち、当該ヒンジ4は衝立枠10の垂直部10
aと被支持体22との回動自在な結合による第1
の回動支点と、L字部材23の垂直腕23bと補
助側板5の支持パイプ体16との嵌合による第2
の回動支点とを有している。
そして、このようなヒンジ4は左右2つの垂直
部10a,10aの下部にそれぞれ設けられてい
る。
(e−1 第1の回動支点)[第7図乃至第9
図] 被支持体22は衝立枠10の垂直部10aより
も二回り程太い外径を有し、その一端寄りの位置
に管心に直交し垂直部10aの外径より稍大きい
貫通孔22aが形成され、該貫通孔22aに垂直
部10aが貫挿されて当該被支持体22が垂直部
10aに対して回動自在に支持されている。
しかして、被支持体22が垂直部10aに回動
自在に結合されることによりヒンジ4の第1の回
動支点が構成される。
24は垂直部10aの下部であつて、カバーシ
ート9に被覆されていない部位に外方へ突出する
ように一体的に形成されたフランジ部であり、該
フランジ部24の上面に前記被支持体22が載置
され、その下方への移動が阻止されている。
尚、被支持体22の垂直部10aへの組み付け
は次のようにして行なわれる。即ち、先ず、垂直
部10aの下端に突出腕10bが折り曲げ形成さ
れる前に垂直部10aを被支持体22の貫通孔2
2aに貫挿するとともに、フランジ部24になる
リング状の部材を被支持体22の下側に位置する
ように垂直部10aに外嵌する。そして、垂直部
10aに対して被支持体22の位置を決定した
後、その下側にフランジ部22を溶接等により固
着する。次に、垂直部10aの下部を折り曲げて
突出腕10bを形成して、被支持体22の垂直部
10aへの組み付けが完了する。
25は被支持体22の垂直部10aに対する回
動範囲を規制するための被支持体22側のストツ
パーピンであり、被支持体22の上側の貫通孔2
2aの周縁と被支持体22のL字部材23が取着
された側と反対側の端部との間の位置に上方に向
つて突設されている。
26は、被支持体22の垂直部10aに対する
回動範囲を規制するための垂直部10a側のスト
ツパーピンであり、垂直部10aの被支持体22
が支持された部分の稍上方の位置であつて、左側
の垂直部10aに対向する側の周面から突設され
ている。
そして、被支持体22が垂直部10aに対して
回動すると、被支持体22側のストツパーピン2
5が垂直部10aのストツパーピン26に当接
し、それ以上の被支持体22の回動が阻止され
る。
即ち、被支持体22が前方を向いた向きにある
状態(第9図Bに示す状態)から、上方から見て
時計回り方向に回動して、被支持体22が略90度
の角度で回動したところ(第9図Aに示す状態)
でストツパーピン25と26とが当接され、被支
持体22がこれ以上の回動をしないようになつて
いる。
(e−2 第2の回動支点)[第7図乃至第9
図] L字部材23はその外径が前記支持パイプ体1
6の内径より稍細く、また、その水平腕23aの
長さは前記補助側板5の厚さと略同じか稍長く形
成されている。
そして、L字部材23はその水平腕23aの基
端部が被支持体22のストツパーピン26が突設
された側と反対側の端部に内嵌され、また、垂直
腕23bが上方を向く状態で、溶接等適宜な手段
により被支持体22に固着されている。
27はL字部材23の垂直腕23bの下端部よ
り稍上側の位置に外方へ突出するように形成され
たフランジ部であり、後述するように該垂直腕2
3bに前記補助側板5の支持パイプ体16を外嵌
したとき、該支持パイプ体16の下端が上記フラ
ンジ部27の上面に衝合することによつて、支持
パイプ体16が垂直腕23bの下部の折れ曲がつ
た部分まで落ち込むことがなく、その回動がスム
ーズに為される状態となるようになつている。
28はL字部材23の垂直腕23bに形成され
たL字状の案内溝であり、一方の部分28a(以
下、「垂直導入部」という。)が腕23bの上端に
達するまで管心方向と平行な方向に延び、他方の
部分28b(以下、「水平案内部」という。)が垂
直導入部28aの下端から垂直腕23bの周方向
に上方から見て反時計回り方向に略90度の中心角
分離間した位置まで形成されている。
即ち、L字部材23の水平腕23aが前方に延
びた状態(第9図Bに示す状態)で上記案内溝2
8の垂直導入部28aは垂直腕23bの周壁のう
ち最も前側に位置する部分に形成され、また、水
平案内部28bは垂直腕23bの垂直導入部28
aの下部から上方から見て反時計回り方向に略90
度の中心角分離間した位置まで形成されている。
そして、補助側板5はその支持パイプ体16を
L字部材23の垂直腕23bに上方から外嵌させ
ることによりL字部材23に支持され、L字部材
23に対して略90度の角度の範囲で回動自在とさ
れる。
即ち、補助側板5のL字部材23への取り付け
は、次のように行なわれる。即ち、先ず、補助側
板5の支持パイプ体16をL字部材23の垂直腕
23bにその上方から外嵌させる。このとき、支
持パイプ体16のビス21の支持パイプ体16の
内側に突出した部分を垂直腕23bに形成した案
内溝28の垂直導入部28a内に導入する。そし
て、補助側板5をL字部材23に対して下降させ
て嵌合させ、支持パイプ体16の下端がL字部材
23の垂直腕23bに固着したフランジ27に当
接するまでその嵌合が行なわれる。そして、その
当接により補助側板5のL字部材23への取り付
けが完了する。また、このとき、支持パイプ体1
6のビス21は垂直導入部28aの下端部に位置
することとなる。そして、水平案内部28bの一
端部にビス21が位置するため、この状態からビ
ス21を水平案内部28b内に移動させることが
でき、従つて、補助側板5をL字部材23に対し
て回動させることができる。この回動範囲は案内
溝28の水平案内部28b内をビス21が移動で
きる範囲であり、水平案内部28bが垂直腕23
bの周方向で略90度の角度で形成されているた
め、補助側板5はL字部材23に対して略90度の
角度で回動自在とされる。即ち、L字部材23の
水平腕23aが前方に延びた状態でL字部材23
に支持された補助側板5は衝立板3に対して略直
角な位置(第9図B参照)と該位置から上方から
見て反時計回り方向に略90度の角度で回動して衝
立板3に重なる位置(第6図の2点鎖線、第9図
C参照)との間で回動自在とされる。
しかして、L字部材23の垂直腕23bに補助
側板5の支持パイプ体16が嵌合されることによ
りヒンジ4の第2の回動支点が構成されることと
なる。
また、補助側板5の衝立板3への支持は上述の
ように支持パイプ16をL字部材23にその上方
から下降させて外嵌し、かつ、回動自在にしたも
のなので、補助側板5は衝立板3に対して着脱可
能であり、後述のように補助側板5の交換が可能
である。
(f 衝立としての使用)[第1図、第6図] しかして、上述したような寝具用衝立1を衝立
として使用する場合には、先ず、座板2に対して
衝立板3を回動させて垂直な状態より稍後方へ傾
斜した状態に立てる。この状態は、衝立板3がそ
の突出腕10b,10bの先端部に取着された被
支持片14,14が座板2の支持片8,8にピン
結合されて座板2に支持されているため、衝立板
3はこれを前方に倒そうとしない限りその立つた
状態に維持される。
次に、衝立板3に対して左右の補助側板5,5
をそれぞれ回動して開放状態(第6図に実線で及
び第1図に示す状態)とする。このとき、各補助
側板5,5はその支持パイプ体16,16のビス
21,21が垂直腕23b,23bの水平案内部
28b,28b内を移動できる範囲においてL字
部材23,23に対して回動するため、略90度の
角度で回動する。また、L字部材23,23は被
支持体22側のストツパーピン25,25が垂直
部10a側のストツパーピン26,26に当接す
るまでの範囲で垂直部10aに対して回動するた
め、略90度の角度で回動する。そのため、補助側
板5,5は衝立板3に対して略180度の角度で回
動して、衝立板3に重なつた状態から衝立板3に
対して略180度の角度で開いた状態、即ち、開放
状態にすることができる。
そして、寝具用衝立1はこのような状態で、敷
布団29をその頭部側側縁が寝具用衝立1の衝立
板3と座板2との角部に位置するように敷くこと
により使用に供される。
尚、このとき、衝立板3の幅寸法は敷布団29
の幅寸法の略半分とされているため、補助側板
5,5を開放状態にしたときは、その全体の幅寸
法が敷布団29の幅寸法と略一致し、従つて、敷
布団29の頭部側側縁の略全域に寝具用衝立が立
設されることとなる。
(g 座いすとしての使用)[第2図、第6図] また、上述したような寝具用衝立1を座いすと
して使用する場合には、上記衝立としての使用状
態から、補助側板5,5を衝立板3に重なるよう
に回動させる(第6図の2点鎖線及び第2図に示
す状態)。このとき、補助側板5,5の支持パイ
プ体16,16のビス21,21が案内溝28,
28の水平案内部28b,28bが形成されてい
る範囲内で移動するため、補助側板5,5はL字
部材23,23に対して90度の角度で回動し(第
6図に1点鎖線で示す状態)、また、L字部材2
3,23はその水平腕23a,23aが略前方に
延びる向きになる状態にまで回動することとな
る。尚、L字部材23,23の回動は補助側板
5,5が衝立板3に重なることにより阻止され
る。
尚、上述のように補助側板5,5を衝立板3に
対して閉じた状態においては、この状態における
補助側板5,5の前面と衝立板3の上部の厚肉部
の前面とが略同一面上に位置されることになる。
そして、このような状態で補助側板5,5と衝
立板3とを座いすのの背もたれ部として利用する
ことができ、当該寝具用衝立1を座いすとして使
用することができる。
また、当該寝具用衝立1を座いすとして使用す
る場合、座板2の上に座布団、クツシヨン等を敷
くと良い。
また、当該寝具用衝立1を仕舞うときは、上記
座いすとしての使用状態から、衝立板3を座板2
に対して回動させて、衝立板3を座板2に重なる
ように折り畳めば良い。
(h その他)[第10図、第11図] また、上記実施例において補助側板5,5をヒ
ンジ4,4のL字部材23,23に対して着脱自
在に取着したので、補助側板5,5を適宜交換す
ることができる。
即ち、例えば、上記補助側板5のカバーシート
19及びクツシヨン材20の代わりに藤材30,
30、…を編んで支持パイプ材16、枠パイプ体
17及び補強パイプ体18を被覆した補助側板3
1,31を用いてもよい。このような補助側板3
1,31を用いれば、当該寝具用衝立1を衝立と
して使用したときは、補助側板31,31から適
宜な通風を期待することができ、夏季の寝具用衝
立として適し、また、座いすとして使用したとき
は、背もたれ部に藤材30,30、…が位置する
ため背中と密着する部分が少なく、汗などかきに
くく、夏季の座いすとして適している。
(G 考案の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本
考案寝具用衝立は、座板と該座板に立設された衝
立板と該衝立板の左右両側縁にヒンジを介して各
別に支持された補助側板とからなる寝具用衝立で
あつて、補助側板は上記衝立板に重なる位置と衝
立板に対して少なくとも180度の角度で開いた位
置との間を回動自在にされていると共に、補助側
板の幅寸法が衝立板の幅寸法の略半分に形成され
たことを特徴とする。
従つて、本考案寝具用衝立によれば補助側板を
衝立板に重なるように折り畳んだときに、左右の
補助側板の回動端同士が重なることがなく、この
状態において、これら左右の補助側板の前面を略
同一面上に位置させることができるため、これら
補助側板を座いすの背もたれ部として利用するこ
とができ、従つて、当該寝具用衝立をその左右補
助側板を衝立板に対して略180度の角度で開けば、
寝具用衝立として、また、左右補助側板を衝立板
に重なるように閉じれば座いすとして使用するこ
とができるものである。
尚、前記実施例においてヒンジとして2つの回
動支点を有するものを示したがこれに限らず、1
つの回動支点を有するものでも良い。例えば、補
助側板を開いた状態において、補助側板の回動支
点側の側面の前側縁と衝立板の側面の前側縁との
間にヒンジの回動支点が位置するようにヒンジを
配設することが考えられる。また、補助側板は衝
立板に対して少なくとも180度の角度で開けば良
いが、それ以上に開いても良いことは勿論であ
る。
また、衝立板及び補助側板の形状は前記実施例
で示したもののように平板状のものに限らず、例
えば、当該寝具用衝立を座いすとして利用する際
に、その背もたれ部に相当する部分が稍凹こんだ
形状になるようにそれぞれ湾曲した形状にしても
良い。
更に、前記実施例において示した具体的な構成
は、本考案寝具用衝立の実施に当つてのほんの一
例を示したものにすぎず、これらによつて本考案
の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第11図は本考案寝具用衝立の実施
の一例を示すもので、第1図は衝立としての使用
状態を示す斜視図、第2図は座いすとしての使用
状態を示す斜視図、第3図は右側の補助側板を省
略し、カバーシート及びクツシヨン材を取り除い
て分解した状態を示す斜視図、第4図は座いすに
した状態を前後方向に沿つて左右方向における中
央を切断した中央縦断面面図、第5図は衝立にし
た状態を示す正面図、第6図は補助側板の動作を
示す平面図、第7図はヒンジを示す要部の拡大斜
視図、第8図はヒンジを示す要部の拡大側面図、
第9図はヒンジの動作を示す水平断面図であり、
A図は衝立にした状態、B図は衝立から座いす
に、又は座いすから衝立にする中間過程の状態、
C図は座いすにした状態をそれぞれ示し、第10
図は補助側板の変形例を示す正面図、第11図は
補助側板の変形例を当該寝具用衝立に用いて衝立
にした状態の斜視図である。 符号の説明、1……寝具用衝立、2……座板、
3……衝立板、4……ヒンジ、5……補助側板、
1A……寝具用衝立、31……補助側板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 座板と該座板に立設された衝立板と該衝立板の
    左右両側縁にヒンジを介して各別に支持された補
    助側板とからなる寝具用衝立であつて、 補助側板は上記衝立板に重なる位置と衝立板に
    対して少なくとも180度の角度で開いた位置との
    間を回動自在にされていると共に、 補助側板の幅寸法が衝立板の幅寸法の略半分に
    形成された ことを特徴とする寝具用衝立。
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