JPH0453566Y2 - - Google Patents

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JPH0453566Y2
JPH0453566Y2 JP5534687U JP5534687U JPH0453566Y2 JP H0453566 Y2 JPH0453566 Y2 JP H0453566Y2 JP 5534687 U JP5534687 U JP 5534687U JP 5534687 U JP5534687 U JP 5534687U JP H0453566 Y2 JPH0453566 Y2 JP H0453566Y2
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JP
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shift lever
arm
gripping device
gripping
wires
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【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案は、自動車をシヤシダイナモメータ上で
運転して性能試験を行なう際にトランスミツシヨ
ンのシフトレバーを操作する装置に関する。
B 考案の概要 本考案はシフトレバーを把持して変速操作を行
なうシフトレバー操作装置において、第一アーム
の一端と第二アームの一端とを回動自在に結合す
ると共に、アクチユエータの駆動部と第一アーム
の他端である基端部とを固定し、シフトレバーを
ある程度自由状態で保持する把持装置を第二アー
ムの他端である先端に設けることにより、シフト
レバーの軌跡に把持装置が追従して動けるように
したものである。
C 従来の技術 まず、シヤシダイナモメータ上に設置される被
試験体である自動車のトランスミツシヨンのシフ
トレバーを操作する装置の斜視外観を第5図に示
す。操作装置1の把持装置2は取付アーム3を介
してシフト操作用のアクチユエータ4及びセレク
ト操作用アクチユエータ5に連結固定される。そ
して、把持装置2でシフトレバー6を把持した状
態で、シフト操作用アクチユエータ4とセレクト
操作用アクチユエータ5とを作動させて第6図に
示すようなパターンの変速操作を行なう。
D 考案が解決しようとする問題点 上述した操作装置では、セレクト操作用アクチ
ユエータを作動させた場合、取付アーム3は平行
移動し、把持装置2は直線移動する。一方シフト
レバー6は、セレクト操作を行なつた場合その移
動軌跡は円弧状となる。従つて、セレクト動作時
のシフトレバー6と把持装置2の動きは一致せ
ず、セレクト操作時に無理な力が働くのでシフト
レバー6と把持装置2の把持部材の剛性を十分確
保する必要があり、コスト的に不利であつた。
本考案は上記状況に鑑みてなされたもので、把
持装置の軌跡がシフトレバーの軌跡に追従可能な
シフトレバー操作装置を提供し、もつて変速操作
時におけるシフトレバーと把持装置の間に無理な
力がかからないようし、シフトレバー及び把持装
置の摩滅損傷を防止することを目的とする。
E 問題点を解決するための手段 本考案のシフトレバー操作装置は、シフトレバ
ー操作用アクチユエータの駆動部に第一アームを
固定し、第一アームの先端部に第二アームの一端
を回動自在に支持し、自由度を有してシフトレバ
ーを把持する把持装置を第二アームの他端に設け
たものである。
F 作用 第一アームと第二アームは互いに回動自在で、
第一アームは駆動部に固定され、更に把持装置は
自由度を有してシフトレバーを把持するので、シ
フトレバーがリンクの一辺を形成する状態にな
り、把持装置の移動軌跡はシフトレバーの軌跡に
追従する。
G 実施例 第1図には本考案の一実施例に係る操作装置の
側面図を、第2図にはその把持装置の平面図を、
第3図にはその把持装置の側面図を、第4図には
その把持装置のスリーブ取付状態の断面図をそれ
ぞれ示してある。
操作装置1(第5図参照)の駆動部1aには第
一アーム11の基端部が固定され、第一アーム1
1は軸方向で二分割されて互いの結合位置を変更
することにより長さが任意に選択できる。第一ア
ーム11の先端部には第二アーム12の基端部が
回動自在に支持され、第二アーム12は軸方向で
二分割されて互いの結合位置を変更することによ
り長さが任意に選択できる。第二アーム12の先
端部には、自由度を有してシフトレバー6を把持
する把持装置13が設けられている。
把持操作13は第二アーム12に取付けられる
本体50を有しており、この本体50の先端には
先端コ字状に形成されたアーム部51a,51b
を有する受部51が枢軸52を介して旋回自在に
取付けられている。受部51は上下二枚のコ字状
の受板53(第3図参照)をスペーサ54を介し
て結合して成つており、このスペーサ54により
上下の受板53間にはスペーサが形成される。ま
た、それぞれのアーム部51a,51bの先端部
にはすり割55(第2図参照)を有したピン穴5
6が設けられている。一対のワイヤ57a,57
bの一端にはそれぞれピン58が取付けられてい
る。ワイヤ57a,57bをシフトレバー6側に
掛け回す場合、ピン58をピン穴56に嵌合しワ
イヤ57a,57bをすり割55を通して一対の
受板53間まで挿入する。一対の受板53間に挿
入されたワイヤ57a,57bは、アーム部51
a,51b間側に回わされてアーム部51a,5
1b間でシフトレバー6側に巻回される。つま
り、ワイヤ57a,57bの一端はピン58を介
してピン穴56にワンタツチ式に装着されてワイ
ヤ57a,57bはアーム部51a,51bの先
端と結合している。
一方、シフトレバー6にはアダプタ71が取付
けられ、このアダプタ71は上部アダプタ71a
と下部アダプタ71bとに二分割されている。上
部アダプタ71aの上端及び下部アダプタ71b
の下端にはストツパ部72,73が各々形成され
ている。上部アダプタ71a及び下部アダプタ7
1bの外周で且つストツパ部72,73の間には
すべり材74を介してスリーブ75が設けられ、
上部アダプタ71a及び下部アダプタ71bのス
トツパ部72,73とスリーブ75の間には上下
に隙間xを各々設け、スリーブ75は上部アダプ
タ71a及び下部アダプタ71bに対しシフトレ
バー6の軸方向に相対的に摺動可能となつてい
る。スリーブ75には軸部76,77が形成さ
れ、軸部76,77はスペーサ54(第3,4図
参照)によつて上下の受板53間に形成されたス
ペースに遊嵌されている。つまり、スリーブ75
はシフトレバー6(上部アダプタ71a、下部ア
ダプタ71b)に対し軸方向に相対的に移動可能
(距離2x)で、アーム部51a,51bに対しあ
る程度自由状態となつている。
一端がピン58を介してアーム部51a,51
bのピン穴56に装着されたワイヤ57a,57
bはアーム部51a,51b間においてスリーブ
75に交差して掛け回されており(第2図参照)、
ワイヤ57a,57bの他端はそれぞれガイド6
2に案内され更にアウタチユーブ59a,59b
を通して本体50側に導びかれており、これらワ
イヤ57a,57bの他端は本体50に取付けら
れた引張手段としてのシリンダ装置60の可動部
61に連結されている。シリンダ装置60により
ワイヤ57a,57bが同時に引張られることに
より、シフトレバー6はスリーブ75を介してワ
イヤ57a,57bによりアーム部51a,51
b間に把持されている。
上記構成の操作装置による作用を説明する。
把持装置13によるシフトレバー把持作業を説
明する。まず、ワイヤ57a,57bの一端をア
ーム部51a,51bから外した状態でシフトレ
バー6をアーム部51a,51b間にセツトし、
シフトレバー6に下部アダプタ71bを固定し、
すべり材74を介してスリーブ75を嵌入する。
更にシフトレバー6に上部のアダプタ71aを固
定し、スリーブ75の軸部76,77をスペーサ
54の所定位置に位置させる。次にスリーブ75
にワイヤ57a,57bを交差させて掛け回し
て、ワイヤ57a,57bの一端をそれぞれアー
ム部51a,51bに留める。次いで、シリンダ
装置60によりワイヤ57a,57bを引張つて
スリーブ75を介してワイヤ57a,57bによ
りシフトレバー6をアーム部51a,51b間に
把持する。
この時、ワイヤ57a,57bが交差している
と共にワイヤ57a,57bが一つの引張手段に
より同期して引張られるため、ワイヤ57a,5
7bの引張りに起因するアーム部51a,51b
の回転が相殺され、アーム部51a,51bはシ
フトレバー6に対して直角の状態に維持されると
共にシフトレバー6はアーム部51a,51bの
中央位置で把持される。そして、ワイヤ57a,
57bにより把持されたシフトレバー6は、変速
操作動に際してワイヤ57a,57bのねじれ更
には枢軸52回りの受部51の旋回によりその傾
きが自由に許容される。
また、実際の運転では、シフトレバー6は車両
本体に対し激しく振動するのでシフトレバー操作
装置は車両本体に固定状態となつているが、把持
装置とシフトレバー6との相対的な移動はシフト
レバー6に固定されたアダプタ71a,71bに
対するスリーブ75の相対移動により吸収され
る。つまり、隙間xは車両試験時における車両の
振動を許容する寸法となつている。
また、シフトレバー6の実際のストロークとシ
リンダ装置の設定ストロークとに多少のずれがあ
る場合、スリーブ75はある程度自由度をもつて
アーム部51a,51bに遊嵌されているので、
このずれは吸収され、シフトレバー6は実際の定
位置に正確に位置する。
つまり、上述の把持装置13は自由度を持つて
シフトレバー6を把持できるのである。
次に操作装置の作用を説明する。第一アーム1
1と第二アーム12とシフトレバー6によりシフ
トレバー6を一辺とするリンクが形成され、把持
装置13によるシフトレバー把持部B点の軌跡は
シフトレバー6の回動中心C点を中心に決定され
る。第一アーム11の先端と第二アーム12の基
端との支持点A点は、シフトレバー把持部B点と
シフトレバー6の回動中心C点との関係で任意に
決定される。
以上により把持装置13のシフトレバー把持部
B点での把持装置13及びシフトレバー6の軌跡
は一致し、互いの間に無理な力が発生しない。ま
た、第一アーム11及び第二アーム12に加わる
曲げ力が小さくなるため、第一アーム11及び第
二アーム12の軽量化が図れ、これにより同一容
量のモータで操作速度を早くでき、且つオーバー
シユート量を小さくすることができる。
尚、第一アーム11及び第二アーム12は長さ
調節が可能であるので、シフト操作用アクチユエ
ータ4及びセレクト操作用アクチユエータ5の取
付位置に自由度を持たせることが可能になる。
H 考案の効果 本考案のシフトレバー操作装置は、第一アーム
と第二アームを回動自在とすると共に把持装置は
ワイヤによつて自由度を有してシフトレバーを把
持するので、把持装置の軌跡がシフトレバーの軌
跡に追従可能となり、変速操作時におけるシフト
レバーと把持装置の間の無理なすべりを防止して
シフトレバー及び把持装置の摩滅損傷を防止する
ことが可能となる。これにより、無理な力がかか
らず実走行に近い状態が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る操作装置の側
面図、第2図はその把持装置の平面図、第3図は
その把持装置の側面図、第4図はその把持装置の
スリーブ取付状態の断面図、第5図は従来の操作
装置の斜視図、第6図は変速パターンの説明図で
ある。 図中の符号で、1は操作装置、1aは駆動部、
4はシフト操作用アクチユエータ、5はセレクト
操作用アクチユエータ、6はシフトレバー、11
は第一アーム、12は第二アーム、13は把持装
置である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 試験車両のシフトレバーを操作するシフト操作
    用アクチユエータ及びセレクト操作用アクチユエ
    ータからなるシフトレバー操作用アクチユエータ
    と、該シフトレバー操作用アクチユエータの駆動
    部に基端部が固定される第一アームと、該第一ア
    ームの先端部に基端部が回動自在に支持される第
    二アームと、該第二アームの先端部に設けられワ
    イヤによつて自由度を有してシフトレバーを把持
    する把持装置とで構成したことを特徴とするシフ
    トレバー操作装置。
JP5534687U 1987-04-14 1987-04-14 Expired JPH0453566Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5534687U JPH0453566Y2 (ja) 1987-04-14 1987-04-14

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JP5534687U JPH0453566Y2 (ja) 1987-04-14 1987-04-14

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JPS63163440U JPS63163440U (ja) 1988-10-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5299329B2 (ja) * 2010-03-18 2013-09-25 トヨタ自動車株式会社 シフトフィーリング評価装置

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