JPH0453565Y2 - - Google Patents
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- JPH0453565Y2 JPH0453565Y2 JP5534587U JP5534587U JPH0453565Y2 JP H0453565 Y2 JPH0453565 Y2 JP H0453565Y2 JP 5534587 U JP5534587 U JP 5534587U JP 5534587 U JP5534587 U JP 5534587U JP H0453565 Y2 JPH0453565 Y2 JP H0453565Y2
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- sleeve
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- 238000012360 testing method Methods 0.000 claims description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 6
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 2
- 238000011056 performance test Methods 0.000 description 2
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
A 産業上の利用分野
本考案は、自動車をシヤシダイナモメータ上で
運転して性能試験を行う際にトランスミツシヨン
のシフトレバー(チエンジレバー)を把持する装
置に関する。
運転して性能試験を行う際にトランスミツシヨン
のシフトレバー(チエンジレバー)を把持する装
置に関する。
B 考案の概要
本考案はシフトレバーを機械的に把持して変速
操作を行なうシフトレバー把持装置において、変
速操作動するアームに設けられた一対のワイヤを
シフトレバーにある程度自由状態で保持されたス
リーブに掛け回し、スリーブを介してシフトレバ
ーをワイヤで把持固定し、アームの変速操作動に
際してシフトレバーの傾きに自由度を与えるよう
にしたものである。
操作を行なうシフトレバー把持装置において、変
速操作動するアームに設けられた一対のワイヤを
シフトレバーにある程度自由状態で保持されたス
リーブに掛け回し、スリーブを介してシフトレバ
ーをワイヤで把持固定し、アームの変速操作動に
際してシフトレバーの傾きに自由度を与えるよう
にしたものである。
C 従来の技術
まず、シヤシダイナモメータ上に設置される被
試験体である自動車のトランスミツシヨンのシフ
トレバーを把持する装置の斜視外観を第5図に示
す。把持装置(チヤツキング装置ともいう)1は
取付アーム2を介してシフト操作用アクチユエー
タ3及びセレクト操作用アクチユエータ4に連結
される。そして、把持装置1でシフトレバー5を
把持した状態で、シフト操作用アクチユエータ3
とセレクト操作用アクチユエータ4とを作動させ
て第6図に示すようなパターンの変速操作を行
う。
試験体である自動車のトランスミツシヨンのシフ
トレバーを把持する装置の斜視外観を第5図に示
す。把持装置(チヤツキング装置ともいう)1は
取付アーム2を介してシフト操作用アクチユエー
タ3及びセレクト操作用アクチユエータ4に連結
される。そして、把持装置1でシフトレバー5を
把持した状態で、シフト操作用アクチユエータ3
とセレクト操作用アクチユエータ4とを作動させ
て第6図に示すようなパターンの変速操作を行
う。
ここで、本願出願人は上記把持装置1として実
開昭60−163342号公報に示されるものを提案し
た。この提案に係る把持装置1の一例を第7図及
び第8図に示す。これらの図に示すように、取付
アーム2に取付けられるケース本体12は受部1
5を有しており、受部15は略V字形のシフトレ
バー収容溝16を有する上下二枚の受板17をス
ペーサ18を介してボルト19、ナツト20で結
合して成つている。受板17の間には略V字形の
シフトレバー受溝21を有する受体22が挿入さ
れ、ねじ23により留められている。受部15の
一側部にはピン穴25が設けられており、ワイヤ
26の一端に取付けられたピン27をピン穴25
にワンタツチ式に装着することにより、ワイヤ2
6の一端は留められている。ワイヤ26は受部1
5の前方を通り、受部15の他側部に設けられた
ガイドチユーブ28内を案内されてプツシユプル
ソレノイド29の可動部30に連結されている。
従つて、シフトレバー5は受体22のシフトレバ
ー受溝21とワイヤ26との間の空間にセツトさ
れ、プツシユプルソレノイド29を作動させてワ
イヤ26を引張ることによりワイヤ26とシフト
レバー受溝21とによつて把持される。
開昭60−163342号公報に示されるものを提案し
た。この提案に係る把持装置1の一例を第7図及
び第8図に示す。これらの図に示すように、取付
アーム2に取付けられるケース本体12は受部1
5を有しており、受部15は略V字形のシフトレ
バー収容溝16を有する上下二枚の受板17をス
ペーサ18を介してボルト19、ナツト20で結
合して成つている。受板17の間には略V字形の
シフトレバー受溝21を有する受体22が挿入さ
れ、ねじ23により留められている。受部15の
一側部にはピン穴25が設けられており、ワイヤ
26の一端に取付けられたピン27をピン穴25
にワンタツチ式に装着することにより、ワイヤ2
6の一端は留められている。ワイヤ26は受部1
5の前方を通り、受部15の他側部に設けられた
ガイドチユーブ28内を案内されてプツシユプル
ソレノイド29の可動部30に連結されている。
従つて、シフトレバー5は受体22のシフトレバ
ー受溝21とワイヤ26との間の空間にセツトさ
れ、プツシユプルソレノイド29を作動させてワ
イヤ26を引張ることによりワイヤ26とシフト
レバー受溝21とによつて把持される。
D 考案が解決しようとする問題点
上記した把持装置1にあつては、シフトレバー
受溝21のエツジ部に丸みをもたせてあるもの
の、シフトレバー5がシフトレバー受溝21の面
でかたく把持されるため、変速操作に伴うシフト
レバー5の円弧運動と取付アーム2のセレクト方
向の直線運動とによる移動やシフトレバー5の振
動を十分に許容することができなかつた。このた
め、変速操作時にシフトレバー5やトランスミツ
シヨンに無用な力が作用してトランスミツシヨン
の性能評価が正確に行えないという問題があつ
た。また、シフトレバー受溝21の形状、寸法に
よりシフトレバー5の形状、寸法が限定されるた
め、汎用性に乏しいという問題もあつた。
受溝21のエツジ部に丸みをもたせてあるもの
の、シフトレバー5がシフトレバー受溝21の面
でかたく把持されるため、変速操作に伴うシフト
レバー5の円弧運動と取付アーム2のセレクト方
向の直線運動とによる移動やシフトレバー5の振
動を十分に許容することができなかつた。このた
め、変速操作時にシフトレバー5やトランスミツ
シヨンに無用な力が作用してトランスミツシヨン
の性能評価が正確に行えないという問題があつ
た。また、シフトレバー受溝21の形状、寸法に
よりシフトレバー5の形状、寸法が限定されるた
め、汎用性に乏しいという問題もあつた。
本考案は上記従来の事情に鑑みなされたもの
で、上記問題点を合理的に解決したシフトレバー
把持装置を提供することを目的とする。
で、上記問題点を合理的に解決したシフトレバー
把持装置を提供することを目的とする。
E 問題点を解決するための手段
本考案のシフトレバー把持装置は、シフトレバ
ーにアダプタを固定し、アダプタにシフトレバー
の軸方向に摺動可能なスリーブを設け、変速作動
するアームにスリーブを遊嵌し、一対のワイヤを
交差させてスリーブに掛け回し、ワイヤを引張つ
てワイヤによりスリーブを介してシフトレバーを
変速操作動するアームに把持する。
ーにアダプタを固定し、アダプタにシフトレバー
の軸方向に摺動可能なスリーブを設け、変速作動
するアームにスリーブを遊嵌し、一対のワイヤを
交差させてスリーブに掛け回し、ワイヤを引張つ
てワイヤによりスリーブを介してシフトレバーを
変速操作動するアームに把持する。
F 作用
アームに遊嵌されると共にシフトレバーの軸方
向に相対移動可能なスリーブを介してワイヤによ
り把持されたシフトレバーは、アーム及びシフト
レバーに対するスリーブの相対移動により変速操
作に際して傾きが自由に許容される。シフトレバ
ーはワイヤのループ内で把持されるため、種々の
シフトレバーの形状、寸法に対しても対応するこ
とができる。
向に相対移動可能なスリーブを介してワイヤによ
り把持されたシフトレバーは、アーム及びシフト
レバーに対するスリーブの相対移動により変速操
作に際して傾きが自由に許容される。シフトレバ
ーはワイヤのループ内で把持されるため、種々の
シフトレバーの形状、寸法に対しても対応するこ
とができる。
G 実施例
第1図には把持装置の先端部を表す平面図を、
第2図にはその側面図を、第3図にはスリーブ取
付状態を表す断面図を、第4図には把持装置の平
面図を、第5図にはワイヤの掛け回し状態を表す
説明図をそれぞれ示してある。
第2図にはその側面図を、第3図にはスリーブ取
付状態を表す断面図を、第4図には把持装置の平
面図を、第5図にはワイヤの掛け回し状態を表す
説明図をそれぞれ示してある。
これらの図に基づいて以下実施例を説明する。
把持装置1は取付アーム2(第5図参照)に取付
けられる本体50を有しており、この本体50の
先端には先端コ字状に形成されたアーム部51
a,51bを有する受部51が枢軸52を介して
旋回自在に取付けられている。受部51は上下二
枚のコ字状の受板53(第2図参照)をスペーサ
54を介して結合して成つており、このスペーサ
54により上下の受板53間にはスペースが形成
される。また、それぞれのアーム部51a,51
bの先端部にはすり割55(第1図参照)を有し
たピン穴56が設けられている。一対のワイヤ5
7a,57bの一端にはそれぞれピン58が取付
けられている。ワイヤ57a,57bをシフトレ
バー5側に掛け回す場合、ピン58をピン穴56
に嵌合しワイヤ57a,57bをすり割55を通
して一対の受板53間まで挿入する。一対の受板
53間に挿入されたワイヤ57a,57bは、ア
ーム部51a,51b間側に回わされてアーム部
51a,51b間でシフトレバー5側に巻回され
る。つまり、ワイヤ57a,57bの一端はピン
58を介してピン穴56にワンタツチ式に装着さ
れてワイヤ57a,57bはアーム部51a,5
1bの先端と結合している。
把持装置1は取付アーム2(第5図参照)に取付
けられる本体50を有しており、この本体50の
先端には先端コ字状に形成されたアーム部51
a,51bを有する受部51が枢軸52を介して
旋回自在に取付けられている。受部51は上下二
枚のコ字状の受板53(第2図参照)をスペーサ
54を介して結合して成つており、このスペーサ
54により上下の受板53間にはスペースが形成
される。また、それぞれのアーム部51a,51
bの先端部にはすり割55(第1図参照)を有し
たピン穴56が設けられている。一対のワイヤ5
7a,57bの一端にはそれぞれピン58が取付
けられている。ワイヤ57a,57bをシフトレ
バー5側に掛け回す場合、ピン58をピン穴56
に嵌合しワイヤ57a,57bをすり割55を通
して一対の受板53間まで挿入する。一対の受板
53間に挿入されたワイヤ57a,57bは、ア
ーム部51a,51b間側に回わされてアーム部
51a,51b間でシフトレバー5側に巻回され
る。つまり、ワイヤ57a,57bの一端はピン
58を介してピン穴56にワンタツチ式に装着さ
れてワイヤ57a,57bはアーム部51a,5
1bの先端と結合している。
一方、シフトレバー5にはアダプタ71が取付
けられ、このアダプタ71は上部アダプタ71a
と下部アダプタ71bとに二分割されている。上
部アダプタ71aの上端及び下部アダプタ71b
の下端にはストツパ部72,73が各々形成され
ている。上部アダプタ71a及び下部アダプタ7
1bの外周で且つストツパ部72,73の間には
すべり材74を介してスリーブ75が設けられ、
上部アダプタ71a及び下部アダプタ71bのス
トツパ部72,73とスリーブ75の間には上下
に隙間xを各々設け、スリーブ75は上部アダプ
タ71a及び下部アダプタ71bに対しシフトレ
バー5の軸方向に相対的に摺動可能となつてい
る。スリーブ75には軸部76,77が形成さ
れ、軸部76,77はスペーサ54(第2,3図
参照)によつて上下の受板53間に形成されたス
ペースに遊嵌されている。つまり、スリーブ75
はシフトレバー5(上部アダプタ71a、下部ア
ダプタ71b)に対し軸方向に相対的に移動可能
(距離2x)で、アーム部51a,51bに対しあ
る程度自由状態となつている。
けられ、このアダプタ71は上部アダプタ71a
と下部アダプタ71bとに二分割されている。上
部アダプタ71aの上端及び下部アダプタ71b
の下端にはストツパ部72,73が各々形成され
ている。上部アダプタ71a及び下部アダプタ7
1bの外周で且つストツパ部72,73の間には
すべり材74を介してスリーブ75が設けられ、
上部アダプタ71a及び下部アダプタ71bのス
トツパ部72,73とスリーブ75の間には上下
に隙間xを各々設け、スリーブ75は上部アダプ
タ71a及び下部アダプタ71bに対しシフトレ
バー5の軸方向に相対的に摺動可能となつてい
る。スリーブ75には軸部76,77が形成さ
れ、軸部76,77はスペーサ54(第2,3図
参照)によつて上下の受板53間に形成されたス
ペースに遊嵌されている。つまり、スリーブ75
はシフトレバー5(上部アダプタ71a、下部ア
ダプタ71b)に対し軸方向に相対的に移動可能
(距離2x)で、アーム部51a,51bに対しあ
る程度自由状態となつている。
一端がピン58を介してアーム部51a,51
bのピン穴56に装着されたワイヤ57a,57
bはアーム部51a,51b間においてスリーブ
75に交差して掛け回されており(第1図参照)、
ワイヤ57a,57bの他端はそれぞれガイド6
2に案内され更にアウタチユーブ59a,59b
を通して本体50側に導びかれており、これらワ
イヤ57a,57bの他端は本体50に取付けら
れた引張手段としてのシリンダ装置60の可動部
61に連結されている。シリンダ装置60により
ワイヤ57a,57bが同時に引張られることに
より、シフトレバー5はスリーブ75を介してワ
イヤ57a,57bによりアーム部51a,51
b間に把持されている。
bのピン穴56に装着されたワイヤ57a,57
bはアーム部51a,51b間においてスリーブ
75に交差して掛け回されており(第1図参照)、
ワイヤ57a,57bの他端はそれぞれガイド6
2に案内され更にアウタチユーブ59a,59b
を通して本体50側に導びかれており、これらワ
イヤ57a,57bの他端は本体50に取付けら
れた引張手段としてのシリンダ装置60の可動部
61に連結されている。シリンダ装置60により
ワイヤ57a,57bが同時に引張られることに
より、シフトレバー5はスリーブ75を介してワ
イヤ57a,57bによりアーム部51a,51
b間に把持されている。
上記構成の把持装置によるシフトレバー把持作
業を説明する。まず、ワイヤ57a,57bの一
端をアーム部51a,51bから外した状態でシ
フトレバー5をアーム部51a,51b間にセツ
トし、シフトレバー5に下部アダプタ71bを固
定し、すべり材74を介してスリーブ75を嵌入
する。更にシフトレバー5に上部のアダプタ71
aを固定し、スリーブ75の軸部76,77をス
ペーサ54の所定位置に位置させる。次にスリー
ブ75にワイヤ57a,57bを交差させて掛け
回して、ワイヤ57a,57bの一端をそれぞれ
アーム部51a,51bに留める。次いで、シリ
ンダ装置60によりワイヤ57a,57bを引張
つてスリーブ75を介してワイヤ57a,57b
によりシフトレバー5をアーム部51a,51b
間に把持する。
業を説明する。まず、ワイヤ57a,57bの一
端をアーム部51a,51bから外した状態でシ
フトレバー5をアーム部51a,51b間にセツ
トし、シフトレバー5に下部アダプタ71bを固
定し、すべり材74を介してスリーブ75を嵌入
する。更にシフトレバー5に上部のアダプタ71
aを固定し、スリーブ75の軸部76,77をス
ペーサ54の所定位置に位置させる。次にスリー
ブ75にワイヤ57a,57bを交差させて掛け
回して、ワイヤ57a,57bの一端をそれぞれ
アーム部51a,51bに留める。次いで、シリ
ンダ装置60によりワイヤ57a,57bを引張
つてスリーブ75を介してワイヤ57a,57b
によりシフトレバー5をアーム部51a,51b
間に把持する。
この時、ワイヤ57a,57bが交差している
と共にワイヤ57a,57bが一つの引張手段に
より同期して引張られるため、ワイヤ57a,5
7bの引張りに起因するアーム部51a,51b
の回転が相殺され、アーム部51a,51bはシ
フトレバー5に対して直角の状態に維持されると
共にシフトレバー5はアーム部51a,51bの
中央位置で把持される。そして、ワイヤ57a,
57bにより把持されたシフトレバー5は、変速
操作動に際してワイヤ57a,57bのねじれ更
には枢軸52回りの受部51の旋回によりその傾
きが自由に許容される。
と共にワイヤ57a,57bが一つの引張手段に
より同期して引張られるため、ワイヤ57a,5
7bの引張りに起因するアーム部51a,51b
の回転が相殺され、アーム部51a,51bはシ
フトレバー5に対して直角の状態に維持されると
共にシフトレバー5はアーム部51a,51bの
中央位置で把持される。そして、ワイヤ57a,
57bにより把持されたシフトレバー5は、変速
操作動に際してワイヤ57a,57bのねじれ更
には枢軸52回りの受部51の旋回によりその傾
きが自由に許容される。
また、実際の運転では、シフトレバー5は車両
本体に対し激しく振動するのでシフトレバー操作
装置は車両本体に固定状態となつているが、把持
装置とシフトレバー5との相対的な移動はシフト
レバー5に固定されたアダプタ71a,71bに
対するスリーブ75の相対移動により吸収され
る。つまり、隙間xは車両試験時における車両の
振動を許容する寸法となつている。
本体に対し激しく振動するのでシフトレバー操作
装置は車両本体に固定状態となつているが、把持
装置とシフトレバー5との相対的な移動はシフト
レバー5に固定されたアダプタ71a,71bに
対するスリーブ75の相対移動により吸収され
る。つまり、隙間xは車両試験時における車両の
振動を許容する寸法となつている。
また、シフトレバー5の実際のストロークとシ
リンダ装置の設定ストロークとに多少のずれがあ
る場合、スリーブ75はある程度自由度をもつて
アーム部51a,51bに遊嵌されているので、
このずれは吸収され、シフトレバー5には余分な
外力がかからない。
リンダ装置の設定ストロークとに多少のずれがあ
る場合、スリーブ75はある程度自由度をもつて
アーム部51a,51bに遊嵌されているので、
このずれは吸収され、シフトレバー5には余分な
外力がかからない。
従つて上述した把持装置によると、シフトレバ
ー5の振動に対しアーム部51a,51b、ワイ
ヤ57a,57bに無理がかからず、アーム部5
1a,51bを細く軽くすることができ、ワイヤ
57a,57bに摩滅は生じない。また、シフト
レバー5側にも無理な力が生じないので、性能試
験を正確に行なえる。車両への取付は、アダプタ
71bをシフトレバー5にねじ込んだ状態でスリ
ーブ75を上からかぶせ、さらにその上から上部
アダプタ71aをねじ込むという容易な方法であ
り特殊工具を必要しない。またすべり材74は無
給油式であるため、保守、点検が極めて容易でワ
イヤ57a,57bの点検も容易となる。また、
上部アダプタ71a、下アダプタ71bのみ車種
に応じて用意することによりアーム部51a,5
1b、ワイヤ57a,57b、スリーブ75等は
全ての車種に共用することができる。
ー5の振動に対しアーム部51a,51b、ワイ
ヤ57a,57bに無理がかからず、アーム部5
1a,51bを細く軽くすることができ、ワイヤ
57a,57bに摩滅は生じない。また、シフト
レバー5側にも無理な力が生じないので、性能試
験を正確に行なえる。車両への取付は、アダプタ
71bをシフトレバー5にねじ込んだ状態でスリ
ーブ75を上からかぶせ、さらにその上から上部
アダプタ71aをねじ込むという容易な方法であ
り特殊工具を必要しない。またすべり材74は無
給油式であるため、保守、点検が極めて容易でワ
イヤ57a,57bの点検も容易となる。また、
上部アダプタ71a、下アダプタ71bのみ車種
に応じて用意することによりアーム部51a,5
1b、ワイヤ57a,57b、スリーブ75等は
全ての車種に共用することができる。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく、例えば引張手段として従来で示したような
プツシユソレノイド等を用いても良い。
なく、例えば引張手段として従来で示したような
プツシユソレノイド等を用いても良い。
H 考案の効果
本考案のシフトレバー把持装置によれば、変速
操作に伴うシフトレバーの傾き及びシフトレバー
の振動を十分に許容することができるため、シフ
トレバーにも無理な力がかからずトランスミツシ
ヨンの性能評価を正確に行うことができる。ま
た、シフトレバーをワイヤにより把持することか
ら、シフトレバーの形状、寸法の変化に対応する
ことができ汎用性が向上する。
操作に伴うシフトレバーの傾き及びシフトレバー
の振動を十分に許容することができるため、シフ
トレバーにも無理な力がかからずトランスミツシ
ヨンの性能評価を正確に行うことができる。ま
た、シフトレバーをワイヤにより把持することか
ら、シフトレバーの形状、寸法の変化に対応する
ことができ汎用性が向上する。
また、実際の運転では、シフトレバーは車両本
体に対し激しく振動しており、アームは車両本体
に固定状態となつているが、振動によるワイヤと
シフトレバーの相対的な移動はシフトレバーに固
定されたアダプタに対するスリーブの相対移動に
より吸収される。
体に対し激しく振動しており、アームは車両本体
に固定状態となつているが、振動によるワイヤと
シフトレバーの相対的な移動はシフトレバーに固
定されたアダプタに対するスリーブの相対移動に
より吸収される。
またシフトレバーの上下方向振動に対し、把持
装置、ワイヤに無理がかからず、ワイヤの摩滅が
発生しない。これにより本体側のアームにも無理
がかからないためアームを細く軽くすることがで
きミツシヨンアクチユエータの速度を同じ容量の
モータで、高めることができる。
装置、ワイヤに無理がかからず、ワイヤの摩滅が
発生しない。これにより本体側のアームにも無理
がかからないためアームを細く軽くすることがで
きミツシヨンアクチユエータの速度を同じ容量の
モータで、高めることができる。
第1図は本考案の一実施例に係る把持装置の先
端部を表す平面図、第2図はその側面図、第3図
はそのスリーブ取付状態を表す断面図、第4図は
その把持装置の平面図、第5図はシフトレバー把
持機構の斜視図、第6図は変速パターンの説明
図、第7図は従来の把持装置の平面図、第8図は
その側面図である。 図面中、5はシフトレバー、51a,51bは
アーム部、57a,57bはワイヤ、60はシリ
ンダ装置、71a,71bはアダプタ、75はス
リーブ、76,77は軸部である。
端部を表す平面図、第2図はその側面図、第3図
はそのスリーブ取付状態を表す断面図、第4図は
その把持装置の平面図、第5図はシフトレバー把
持機構の斜視図、第6図は変速パターンの説明
図、第7図は従来の把持装置の平面図、第8図は
その側面図である。 図面中、5はシフトレバー、51a,51bは
アーム部、57a,57bはワイヤ、60はシリ
ンダ装置、71a,71bはアダプタ、75はス
リーブ、76,77は軸部である。
Claims (1)
- 試験車両のシフトレバーに固定したアダプタ
と、該アダプタ外周で且つ前記シフトレバーの軸
方向において前記アダプタに対し相対的に摺動自
在に設けたスリーブと、前記スリーブを遊嵌する
コ字状に形成され且つアクチユエータの作動によ
り前記シフトレバーを変速作動するアームの先端
に取付けられる把持部と、該把持部のコ字状をな
す両先端部に各々一端を着脱自在に固定したワイ
ヤと、該ワイヤを交差させ前記スリーブに掛け回
した後前記ワイヤの他端側を各々同時に引張る引
張手段とで構成したことを特徴とするシフトレバ
ー把持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5534587U JPH0453565Y2 (ja) | 1987-04-14 | 1987-04-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5534587U JPH0453565Y2 (ja) | 1987-04-14 | 1987-04-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63163439U JPS63163439U (ja) | 1988-10-25 |
JPH0453565Y2 true JPH0453565Y2 (ja) | 1992-12-16 |
Family
ID=30883161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5534587U Expired JPH0453565Y2 (ja) | 1987-04-14 | 1987-04-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0453565Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-04-14 JP JP5534587U patent/JPH0453565Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63163439U (ja) | 1988-10-25 |
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