JPH0452925Y2 - - Google Patents

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JPH0452925Y2
JPH0452925Y2 JP14763385U JP14763385U JPH0452925Y2 JP H0452925 Y2 JPH0452925 Y2 JP H0452925Y2 JP 14763385 U JP14763385 U JP 14763385U JP 14763385 U JP14763385 U JP 14763385U JP H0452925 Y2 JPH0452925 Y2 JP H0452925Y2
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pair
controlled
coils
cores
coil
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は3電子銃インライン型カラー陰極線管
用のダイナミツクコンバーゼンス補正装置の改良
に関する。
〈従来の技術〉 周知のように3電子銃インライン型カラー陰極
線管にあつては製造時の各部品の許容誤差等によ
つて種々のミスコンバーゼンスが生じるため、偏
向ヨークの水平偏向磁界を糸巻型磁界とし、また
垂直偏向磁界をバレル型磁界としてミスコンバー
ゼンスを減少させている。しかしながら、偏向磁
界の制御、調整だけではミスコンバーゼンスを除
去することは非常にむずかしいため、従来は水平
偏向コイルおよび垂直偏向コイルにダイナミツク
コンバーゼンス補正用のコイルをそれぞれ接続
し、偏向ヨークのインピーダンスを制御すること
によつてミスコンバーゼンスの発生を極力抑えて
いる。
従来、この種のダイナミツクコンバーゼンス補
正装置は、例えば第3図に示すように、中央に制
御コイル11を配置し、その両側に一対の被制御
コイル(インピーダンスコイル)12および13
を配置した構成をとつている。各被制御コイル1
2および13はそれぞれ2分割12a,12bお
よび13a,13bされ、一方の被制御コイル1
2a,12bは図において制御コイル11の左側
に平行に配置された一対のドラム型コア14a,
14bに、また他方の被制御コイル13a,13
bは制御コイル11の右側に同じく平行に配置さ
れた他の一対のドラム型コア15a,15bに、
それぞれ巻回されている。各対のドラム型コア1
4a,14bおよび15a,15bの外側のつば
部外表面には厚み方向に着磁されたマグネツト1
6および17が取付けられており、被制御コイル
12および13に磁気バイアスを付与している。
上記構成のダイナミツクコンバーゼンス補正装
置は、例えば第4図に示すように、偏向ヨークの
各偏向コイルと電気的に接続されている。すなわ
ち、制御コイル11は一対の垂直偏向コイル18
と直列に接続され、垂直偏向回路19から垂直偏
向電流IVが供給される。一方、被制御コイル1
2,13はその一方12が偏向ヨークの上部に配
置される一方の水平偏向コイル20と直列に接続
され、他方13が偏向ヨークの下部に配置される
他方の水平偏向コイル21と直列に接続され、水
平偏向回路22から水平偏向電流IHが供給され
る。
上記構成のダイナミツクコンバーゼンス補正装
置によつてミスコンバーゼンスが補正できること
は公知であるのでその動作説明は省略するが、ミ
スコンバーゼンスの発生を最良に抑制するために
は偏向ヨークの上下2つの偏向コイル20,21
に流れる水平偏向電流がバランスのとれたもので
ある必要がある。
〈考案が解決しようとする問題点〉 2つの水平偏向コイルに流れる電流をバランス
のとれたものにするには各水平偏向コイルと直列
に接続された被制御コイル12,13のインダク
タンスをバラツキのないバランスのとれたものに
しなければならない。上記従来のダイナミツクコ
ンバーゼンス補正装置の場合には、各部品の製造
時の許容誤差、被制御コイル用のコア14a,1
4b,15a,15bとマグネツト16,17と
の接合状態、マグネツト16,17の磁力のバラ
ツキ等によりいずれか一方の被制御コイル12ま
たは13に対する磁界が強くなつてしまい、両被
制御コイル12,13のインダクタンスのバラン
スがとれない。このため、従来は図示するように
磁力の弱い方にマグネツト17を追加接合してイ
ンダクタンスのバランスをとるようにしていた。
しかしながら、マグネツトの厚みは厚いので例え
ばこの装置をケースに入れようとしたときに入ら
なくなつてしまう難点があり、またマグネツトは
高価であるので装置全体がコスト高になる欠点も
ある。さらに、マグネツトは低コスト化および生
産性向上のため、通常は同じ大きさのものが量産
されるので、片側に2個のマグネツトと取付けた
方が今度は磁力が強くなつてしまうこともあり、
どうしてもバランスがとれないという欠点もあつ
た。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は一対の被制御コイルがそれぞれ分割巻
回される一対のコアと該一対のコアの外側つば部
の外表面に取付けられるマグネツトとの間にスペ
ーサを挿入して一対の被制御コイルのインダクタ
ンスをバランスのとれたものにし、上記従来技術
の欠点を除去したダイナミツクコンバーゼンス補
正装置を提供するものである。
〈実施例〉 以下本考案の実施例につき添付図面を参照して
詳細に説明する。
第1図は本考案によるダイナミツクコンバーゼ
ンス補正装置の一実施例の構成を示す一部分断面
の概略平面図である。本考案においては、一対の
被制御コイル12および13に対するコアを4つ
のドラム型コア14a,14b,15a,15b
ではなくて2つの「王」字型コア23,24とし
(勿論、2つのドラム型コアのつば部同志を接合
して「王」字型コアとしてもよい)、この「王」
字型コア23,24を所定の間隔をおいて平行に
配置し、一方の被制御コイル12を2つの「王」
字型コア23,24の図において左側の巻回部に
分割巻線し、他方の被制御コイル13を2つの
「王」字型コア23,24の図において右側の巻
回部に分割巻線する。一方、制御コイル11は一
対の被制御コイル12,13の外側を取囲むよう
にほぼ楕円筒状のボビン25を介して巻線されて
いる。さらに、厚み方向に着磁した実質的に円板
形状のマグネツト26,27を平行配列の「王」
字型コア23,24の外側つば部外表面に取付け
る。この際に、磁力の強い方のマグネツト、本実
施例ではマグネツト26とコア外側つば部外表面
との間にスペーサ28を挿入して磁気空隙を形成
し、一対の被制御コイル12,13のインダクタ
ンスのバランスをとるようにしたものである。
〈作用〉 マグネツト26,27による磁力が変化すると
第2図に示すように被制御コイル12,13のイ
ンダクタンスLHが変化することは公知であり、
従つて従来より励磁電流によるコアの飽和点を所
望の点にするようにマグネツトを取付けている
が、上記したようにマグネツトの強さのバラツ
キ、接合状態等により一対の被制御コイルのイン
ダクタンスにバラツキが生じる欠点があつた。
本考案のよれば、マグネツトの磁力の強い方、
すなわちインダクタンスの大きい方の被制御コイ
ルのコア外側つば部の外表面とマグネツトとの間
にスペーサ28を挿入して磁気空隙を形成し、こ
のマグネツト26の被制御コイル12に作用する
磁力を弱めて両被制御コイル12,13のインダ
クタンスのバランスをとるものである。スペーサ
28の厚さは両被制御コイル12,13のインダ
クタンスがバランスする値に選定することはいう
までもない。
〈考案の効果〉 上述のように、本考案においては、磁力の強い
方のマグネツトと被制御コイルのコアとの間にス
ペーサを挿入するだけであるから、全体の形状、
寸法に大きな変化はなく、従つてケースに入らな
くなるというような欠点はない。また、単にスペ
ーサを挿入するだけでマグネツトは2個だけであ
るので高価になることもない。さらに、装置の前
加工の段階であらかじめ両被制御コイルのインダ
クタンスのバランスをとることができるから、イ
ンダクタンスのバランスがとれた状態のものを使
用できる。従つて、調整は容易であり、作業性が
向上する等の多くの利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるダイナミツクコンバーゼ
ンス補正装置の一実施例を示す一部分断面の概略
平面図、第2図はマグネツトの強さにより被制御
コイルのインダクタンスが変化する態様を示す特
性図、第3図は従来のダイナミツクコンバーゼン
ス補正装置の一例を示す概略平面図、第4図は偏
向ヨーク装置の回路接続図である。 11……制御コイル、12,13……被制御コ
イル、23,24……コア、26,27……マグ
ネツト、28……スペーサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ほぼ「王」字型の一対のコアを平行に配置し、
    一対の被制御コイルをそれぞれ前記一対のコアに
    わたつて分割巻回し、前記一対の被制御コイルの
    外側を取囲むように制御コイルを巻回し、前記一
    対のコアの外側つば部の外表面に厚み方向に着磁
    したマグネツトを取付けたダイナミツクコンバー
    ゼンス補正装置において、前記マグネツトのうち
    磁力の強い方のマグネツトと前記一対のコアの外
    側つば部外表面との間に磁気空隙を形成し、前記
    一対の被制御コイルのインダクタンスをバランス
    させてなるダイナミツクコンバーゼンス補正装
    置。
JP14763385U 1985-09-27 1985-09-27 Expired JPH0452925Y2 (ja)

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JP14763385U JPH0452925Y2 (ja) 1985-09-27 1985-09-27

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JPS6255853U JPS6255853U (ja) 1987-04-07
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