JPH0452321B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0452321B2 JPH0452321B2 JP59108779A JP10877984A JPH0452321B2 JP H0452321 B2 JPH0452321 B2 JP H0452321B2 JP 59108779 A JP59108779 A JP 59108779A JP 10877984 A JP10877984 A JP 10877984A JP H0452321 B2 JPH0452321 B2 JP H0452321B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel plate
- hanging steel
- bridge
- expansion
- deformation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 29
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 29
- 230000008602 contraction Effects 0.000 claims description 9
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- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 claims 1
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Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は道路橋の伸縮装置に関するものであ
る。
る。
従来の橋りよう用伸縮装置としては、鋼材また
はゴム加工材により機械的に移動できる構造部品
(伸縮継手)をつくり、これを組合わせて橋げた
の端部間を閉塞し、その上面を道路の走行面とし
ていたものである。ところが、この従来の伸縮装
置であると、装置の上を自動車が走行し、タイヤ
の圧力が直接装置に作用するため、伸縮装置本体
のみならず橋げたとの取付部分がしばしば破損し
た。この装置本体および取付部品の破損は、補修
が面倒であり、かつ、完全な修復が困難であるば
かりか、補修に際しては交通遮断や交通規制を必
要とし、道路利用者の大きな犠牲を強いることに
なつていた。また、たとえ破損しない場合でも、
この伸縮装置および取付部品上の自動車走行は、
騒音振動を発生し、運転者に対してはもちろんの
こと、周囲に対しても非常な迷惑を及ぼすことと
なつていた。
はゴム加工材により機械的に移動できる構造部品
(伸縮継手)をつくり、これを組合わせて橋げた
の端部間を閉塞し、その上面を道路の走行面とし
ていたものである。ところが、この従来の伸縮装
置であると、装置の上を自動車が走行し、タイヤ
の圧力が直接装置に作用するため、伸縮装置本体
のみならず橋げたとの取付部分がしばしば破損し
た。この装置本体および取付部品の破損は、補修
が面倒であり、かつ、完全な修復が困難であるば
かりか、補修に際しては交通遮断や交通規制を必
要とし、道路利用者の大きな犠牲を強いることに
なつていた。また、たとえ破損しない場合でも、
この伸縮装置および取付部品上の自動車走行は、
騒音振動を発生し、運転者に対してはもちろんの
こと、周囲に対しても非常な迷惑を及ぼすことと
なつていた。
以上のような現状を考慮し、本発明は従来の機
械的伸縮装置によらない耐久性のある伸縮装置を
実現するためなしたものである。
械的伸縮装置によらない耐久性のある伸縮装置を
実現するためなしたものである。
以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説明
する。
する。
第1図は本発明の一実施例を示したもので、橋
りようの長手方向の断面図である。図の如く、隣
り合う橋げた1,1の端部に凹状の吊鋼板4aを
ボルト締めあるいは溶接等適宜な方法により取
付、この吊鋼板4aにより二つの橋げた1,1を
連結する。この吊鋼板4aの凹状部分に砂または
それに類似する材料を充填し、該充填材5の上に
舗装7を敷設する。また、該充填材5が吊鋼板4
aから外へ洩れ出るのを防ぐために、吊鋼板4a
の長手方向の両端は、第4図の如く、折板状の壁
8aを設け、あたかも、砂の器を橋げた1,1間
に吊り下げた如く構成する。尚、図中、2は支
承、3は橋脚、6は走行面を示す。
りようの長手方向の断面図である。図の如く、隣
り合う橋げた1,1の端部に凹状の吊鋼板4aを
ボルト締めあるいは溶接等適宜な方法により取
付、この吊鋼板4aにより二つの橋げた1,1を
連結する。この吊鋼板4aの凹状部分に砂または
それに類似する材料を充填し、該充填材5の上に
舗装7を敷設する。また、該充填材5が吊鋼板4
aから外へ洩れ出るのを防ぐために、吊鋼板4a
の長手方向の両端は、第4図の如く、折板状の壁
8aを設け、あたかも、砂の器を橋げた1,1間
に吊り下げた如く構成する。尚、図中、2は支
承、3は橋脚、6は走行面を示す。
以上の構成により、橋げた1,1間の伸縮移動
が生じた場合、第8図A図に斜視図で示し、第8
図B図に横断面図で示す如く、吊鋼板4aは変形
を生じる。ところが、この変形によつても吊鋼板
4a内の体積(容積)に変化を生じさせないよう
な形状設計にしておくことにより、充填材5の上
面位置をほぼ不変にすることは可能である。たと
えば、断面凹状の吊鋼板4aを用いて、そのスパ
ンとサグの比を2:1とすれば、該吊鋼板4aの
容積、すなわち充填されている充填材5の体積は
吊鋼板4aの形状変形にかかわりなくほぼ一定と
なる。このように吊鋼板4aの形状変形にかかわ
りなく充填材5の体積をほぼ一定に保ち得ること
により、一方で吊鋼板4aの変形で橋げた1,1
間の伸縮移動が吸収できると同時に、他方で吊鋼
板4aの変形に際しても、充填材5の上面位置を
ほぼ一定に保つことができ、該充填材5による舗
装7への突き上げや逆の落ち込みを防止でき、常
に充填材5により舗装7を安定支持しつづけるこ
と可能となる。
が生じた場合、第8図A図に斜視図で示し、第8
図B図に横断面図で示す如く、吊鋼板4aは変形
を生じる。ところが、この変形によつても吊鋼板
4a内の体積(容積)に変化を生じさせないよう
な形状設計にしておくことにより、充填材5の上
面位置をほぼ不変にすることは可能である。たと
えば、断面凹状の吊鋼板4aを用いて、そのスパ
ンとサグの比を2:1とすれば、該吊鋼板4aの
容積、すなわち充填されている充填材5の体積は
吊鋼板4aの形状変形にかかわりなくほぼ一定と
なる。このように吊鋼板4aの形状変形にかかわ
りなく充填材5の体積をほぼ一定に保ち得ること
により、一方で吊鋼板4aの変形で橋げた1,1
間の伸縮移動が吸収できると同時に、他方で吊鋼
板4aの変形に際しても、充填材5の上面位置を
ほぼ一定に保つことができ、該充填材5による舗
装7への突き上げや逆の落ち込みを防止でき、常
に充填材5により舗装7を安定支持しつづけるこ
と可能となる。
尚、上記実施例における充填材5の素材として
砂を用いたが、土、砂利、砕石等の紛状体か、粘
塑性変形ができるアスフアルトコンクリートを用
いてもよく、要するに吊鋼板4の変形を拘束せ
ず、かつ、舗装7の支持に適する素材であればよ
い。また、一般のコンクリートを充填することも
考えられが、その場合にはコンクリート内に目地
を設けて、吊鋼板4が自在に変形することを妨げ
ないような工夫を必要とする。
砂を用いたが、土、砂利、砕石等の紛状体か、粘
塑性変形ができるアスフアルトコンクリートを用
いてもよく、要するに吊鋼板4の変形を拘束せ
ず、かつ、舗装7の支持に適する素材であればよ
い。また、一般のコンクリートを充填することも
考えられが、その場合にはコンクリート内に目地
を設けて、吊鋼板4が自在に変形することを妨げ
ないような工夫を必要とする。
尚また、第5,6図は他の実施例を示し、図の
如く吊鋼板4bの形状は断面円弧状をなしていて
もよく、その場合、前記長手方向両端部は板折状
の壁8aではなく球面状の壁8bとなる。さら
に、第7図はまた別の実施例を示し、第4図およ
び6図の例は吊鋼板4a,4bが各々1基の例を
示したが、図の如く吊鋼板4cを複数基並列して
設けることも可能である。
如く吊鋼板4bの形状は断面円弧状をなしていて
もよく、その場合、前記長手方向両端部は板折状
の壁8aではなく球面状の壁8bとなる。さら
に、第7図はまた別の実施例を示し、第4図およ
び6図の例は吊鋼板4a,4bが各々1基の例を
示したが、図の如く吊鋼板4cを複数基並列して
設けることも可能である。
その他、本発明は以上の実施例にのみ限定され
るべきものではなく種々応用を加え得ることはい
うまでもない。
るべきものではなく種々応用を加え得ることはい
うまでもない。
本発明は以上の如く構成されるので、次のよう
な優れた効果を発揮する。
な優れた効果を発揮する。
橋げたの伸縮移動は吊鋼板の変形により吸収
できるとともに、吊鋼板の変形によつても充填
材の表面位置の上下変化がなく、充填材上の舗
装を常に安定的に支持しつづけ得るので、橋げ
たの接続部分に関係なく連続舗装走行路面を確
保でき、従来の伸縮装置のように路面の不連続
部分がなく、もつて、振動、騒音、破損等の諸
問題が全面的に解決できる。
できるとともに、吊鋼板の変形によつても充填
材の表面位置の上下変化がなく、充填材上の舗
装を常に安定的に支持しつづけ得るので、橋げ
たの接続部分に関係なく連続舗装走行路面を確
保でき、従来の伸縮装置のように路面の不連続
部分がなく、もつて、振動、騒音、破損等の諸
問題が全面的に解決できる。
地震等により橋げたがずれた時でも、本発明
の装置によれば、橋げたの落下を防止できる。
の装置によれば、橋げたの落下を防止できる。
第1〜4図は本発明の一実施例を示し、第1図
は橋りよう長手方向の縦断面図、第2図は第1図
の線矢視略図、第3図は第1図の線矢視略
図、第4図は第3図の線矢視図である。第5,
6図は本発明の他の実施例を示し、第5図は縦断
面図、第6図は第5図の吊鋼板部分の平面形状を
示すための略図、第7図は本発明のさらに他の実
施例を示した平面略図である。第8図は本発明の
作用説明図である。 1……橋げた、4a,4b,4c……吊鋼板、
5……充填材、7……舗装。
は橋りよう長手方向の縦断面図、第2図は第1図
の線矢視略図、第3図は第1図の線矢視略
図、第4図は第3図の線矢視図である。第5,
6図は本発明の他の実施例を示し、第5図は縦断
面図、第6図は第5図の吊鋼板部分の平面形状を
示すための略図、第7図は本発明のさらに他の実
施例を示した平面略図である。第8図は本発明の
作用説明図である。 1……橋げた、4a,4b,4c……吊鋼板、
5……充填材、7……舗装。
Claims (1)
- 1 鋼板より成り、両側端9,9に対し中央部1
0が凹状の樋形であつてその両端が壁8により囲
まれた細長形容器状をなす吊鋼板4が、当該吊鋼
板4の上下方向の弾性変形を許す空間を吊鋼板下
方に設けた状態で上記両側端9,9が橋げた1,
1の両端部間に固着され、その吊鋼板4の中に、
上記吊鋼板4の変形を拘束しない砂等の充填材5
が充填されており、橋げたの1,1の伸縮動によ
り上記吊鋼板4が弾性変形したときその形状変形
にかかわらず上記充填材5の総体積がほぼ一定に
保たれるよう構成されたことを特徴とする橋げた
の伸縮装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10877984A JPS60253605A (ja) | 1984-05-29 | 1984-05-29 | 橋げたの伸縮装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10877984A JPS60253605A (ja) | 1984-05-29 | 1984-05-29 | 橋げたの伸縮装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60253605A JPS60253605A (ja) | 1985-12-14 |
JPH0452321B2 true JPH0452321B2 (ja) | 1992-08-21 |
Family
ID=14493260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10877984A Granted JPS60253605A (ja) | 1984-05-29 | 1984-05-29 | 橋げたの伸縮装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60253605A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03110206A (ja) * | 1989-06-05 | 1991-05-10 | Konishi Kk | 橋梁の伸縮ジョイント |
-
1984
- 1984-05-29 JP JP10877984A patent/JPS60253605A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60253605A (ja) | 1985-12-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |