JPS6122683B2 - - Google Patents
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- JPS6122683B2 JPS6122683B2 JP19488982A JP19488982A JPS6122683B2 JP S6122683 B2 JPS6122683 B2 JP S6122683B2 JP 19488982 A JP19488982 A JP 19488982A JP 19488982 A JP19488982 A JP 19488982A JP S6122683 B2 JPS6122683 B2 JP S6122683B2
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- joint
- filler
- road
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Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、道路のジヨイントに関する。
従来、道路継目部には鋼製のフインガージヨイ
ント部材やゴム製のジヨイント部材などが設置さ
れている。前者は一対のフインガープレートを遊
隙を存して対設するものであるが、施工に際して
は両フインガープレートの間隔調整や平坦性を得
るための高さ調整等の位置決めに手間がかかると
ともに、フインガープレートは大きな輪荷重が作
用すると破損し易いという問題がある。後者は中
央に伸縮部を設けたゴム板の両側取付部を水平に
した剛板とともにアンカーボルトで床版に固定
し、遊間を存して相対する道路端部を橋絡するも
のであるが、ゴム板の中央伸縮部が輪荷重で下方
へ撓み易く、車輌走行性に難点があつた。
ント部材やゴム製のジヨイント部材などが設置さ
れている。前者は一対のフインガープレートを遊
隙を存して対設するものであるが、施工に際して
は両フインガープレートの間隔調整や平坦性を得
るための高さ調整等の位置決めに手間がかかると
ともに、フインガープレートは大きな輪荷重が作
用すると破損し易いという問題がある。後者は中
央に伸縮部を設けたゴム板の両側取付部を水平に
した剛板とともにアンカーボルトで床版に固定
し、遊間を存して相対する道路端部を橋絡するも
のであるが、ゴム板の中央伸縮部が輪荷重で下方
へ撓み易く、車輌走行性に難点があつた。
また、道路継目部に舗装を連続して施す所謂盲
目地ジヨイントと呼ばれるものもあるが、舗装が
継目遊間に陥没し易く、また、道路の伸縮により
継目遊間上の舗装部に発生するひび割れが周囲に
拡がり易く、度重なる補修を必要としている。
目地ジヨイントと呼ばれるものもあるが、舗装が
継目遊間に陥没し易く、また、道路の伸縮により
継目遊間上の舗装部に発生するひび割れが周囲に
拡がり易く、度重なる補修を必要としている。
本発明は、かかる点に鑑み、道路継目部に舗装
を連続して施す盲目地ジヨイント形式であつて、
舗装の陥没や脱落の生じない耐荷強度の高い道路
のジヨイントを提供するものである。
を連続して施す盲目地ジヨイント形式であつて、
舗装の陥没や脱落の生じない耐荷強度の高い道路
のジヨイントを提供するものである。
以下、本発明の構成を実施例につき図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
第1図において、1は道路のジヨイントで、下
部継手2の上に舗装3を一連に施したものであ
る。下部継手2において、4,4は継目遊間5を
存して相対する床版6,6の端部に形成した切欠
段部で、両切欠段部4,4間の中央部にジヨイン
ト部材7が設置され、該ジヨイント部材7の両背
部、つまり、切欠段部4,4に後打コンクリート
8,8が打設されている。
部継手2の上に舗装3を一連に施したものであ
る。下部継手2において、4,4は継目遊間5を
存して相対する床版6,6の端部に形成した切欠
段部で、両切欠段部4,4間の中央部にジヨイン
ト部材7が設置され、該ジヨイント部材7の両背
部、つまり、切欠段部4,4に後打コンクリート
8,8が打設されている。
ジヨイント部材7は、底板10と、該底板10
の上で継目遊間5よりも広い遊隙11を存して対
向する一対の縦板12,12とで構成したボツク
ス9を備え、該ボツクス9の内部には、底板10
の上面に支持された充填材13が充填され、縦板
12の背面にはアンカー部材14が設けられてい
る。
の上で継目遊間5よりも広い遊隙11を存して対
向する一対の縦板12,12とで構成したボツク
ス9を備え、該ボツクス9の内部には、底板10
の上面に支持された充填材13が充填され、縦板
12の背面にはアンカー部材14が設けられてい
る。
底板10は、縦目遊間5よりも幅広に形成さ
れ、その両側部が切欠段部4,4の底面に継目遊
間5を跨いで架設されている。縦板12は、略垂
直な板面を第2図に示す如く道路幅員方向におい
て波形に屈曲せしめたもので、底板10の上面に
橋長方向へ移動自在に支持されている。充填材1
3は、コンクリート、アスフアルト、発泡コンク
リート、プラスチツク、ゴム、砕石などの土木材
料のうちの1つ若しくはそれらを組合わせたもの
で構成されている。この充填材13は予め組み立
てたボツクス9の中に土木材料を充填して構成す
る場合と、土木材料で予め充填材となるブロツク
体を形成し、該ブロツク体を底板10に載置して
から縦板12,12を底板10上に設けることに
より構成する場合とがある。
れ、その両側部が切欠段部4,4の底面に継目遊
間5を跨いで架設されている。縦板12は、略垂
直な板面を第2図に示す如く道路幅員方向におい
て波形に屈曲せしめたもので、底板10の上面に
橋長方向へ移動自在に支持されている。充填材1
3は、コンクリート、アスフアルト、発泡コンク
リート、プラスチツク、ゴム、砕石などの土木材
料のうちの1つ若しくはそれらを組合わせたもの
で構成されている。この充填材13は予め組み立
てたボツクス9の中に土木材料を充填して構成す
る場合と、土木材料で予め充填材となるブロツク
体を形成し、該ブロツク体を底板10に載置して
から縦板12,12を底板10上に設けることに
より構成する場合とがある。
なお、第1図および第2図において、15はジ
ベル筋、16は主筋、17は舗装3に設けた切溝
である。
ベル筋、16は主筋、17は舗装3に設けた切溝
である。
上記構造において、底板10は道路の伸縮によ
り切欠段部4の底面に対して相対的に摺動する。
縦板12はアンカー部材14にて後打コンクリー
ト8に固定されているため、道路の伸縮に伴つて
底板10の上を橋長方向へ摺動する。充填材13
は、道路の伸縮により縦板12,12の遊隙11
の幅が変化するため、該伸縮の影響を受ける。充
填材13としてコンクリートブロツク体を用いた
場合、該ブロツク体による伸縮吸収量は極めて少
ないため、その吸収量を越える道路の伸縮がある
と、ブロツク体にひび割れが生じるが、該ひび割
れは縦板12で遮られ、後打コンクリート8には
ひび割れは生じない。すなわち、道路の伸縮によ
るひび割れを充填材13だけに押えることができ
る。
り切欠段部4の底面に対して相対的に摺動する。
縦板12はアンカー部材14にて後打コンクリー
ト8に固定されているため、道路の伸縮に伴つて
底板10の上を橋長方向へ摺動する。充填材13
は、道路の伸縮により縦板12,12の遊隙11
の幅が変化するため、該伸縮の影響を受ける。充
填材13としてコンクリートブロツク体を用いた
場合、該ブロツク体による伸縮吸収量は極めて少
ないため、その吸収量を越える道路の伸縮がある
と、ブロツク体にひび割れが生じるが、該ひび割
れは縦板12で遮られ、後打コンクリート8には
ひび割れは生じない。すなわち、道路の伸縮によ
るひび割れを充填材13だけに押えることができ
る。
充填材13として、コンクリートよりも軟質の
アスフアルト、発泡コンクリート、ゴム等を用い
ると、道路の伸縮はこれら充填材13で吸収さ
れ、充填材13のひび割れは少ないか若しくは生
じない。また、充填材13として砕石等の粒体を
用いると、粒体が適宜動き得るため、粒体の動き
によつて道路の伸縮が吸収される。
アスフアルト、発泡コンクリート、ゴム等を用い
ると、道路の伸縮はこれら充填材13で吸収さ
れ、充填材13のひび割れは少ないか若しくは生
じない。また、充填材13として砕石等の粒体を
用いると、粒体が適宜動き得るため、粒体の動き
によつて道路の伸縮が吸収される。
一方、下部継手2には車輌通過時の輪荷重が舗
装3を介して作用するが、その輪荷重は充填材1
3,底板10を介して切欠段部4,4の底面から
床版6,6に分散される。つまり、底板10が切
欠段部4,4に橋架され、該底板10に充填材1
3が支持されているため、輪荷重によつて充填材
13の陥没、つまりは舗装3の陥没を招くことが
ない。
装3を介して作用するが、その輪荷重は充填材1
3,底板10を介して切欠段部4,4の底面から
床版6,6に分散される。つまり、底板10が切
欠段部4,4に橋架され、該底板10に充填材1
3が支持されているため、輪荷重によつて充填材
13の陥没、つまりは舗装3の陥没を招くことが
ない。
また、上記充填材13にひび割れが生じても、
充填材13の上に舗装3が設けられているため、
車輌の走行には何ら支障がなく、舗装3にひび割
れが生じた場合にのみ、必要に応じて該舗装3の
補修を行なえばよい。
充填材13の上に舗装3が設けられているため、
車輌の走行には何ら支障がなく、舗装3にひび割
れが生じた場合にのみ、必要に応じて該舗装3の
補修を行なえばよい。
なお、底板10はその片側のみをそれぞれが載
置された床版6にアンカー等で固定することによ
り、底板10が継目遊間5に落下する危倶をなく
す場合もある。また、一方の縦板12を底板10
に固定し、他方の縦板12のみが底板10の上で
摺動するようにしてもよい。また、縦板12は道
路幅員方向へ直線状に延ばした平板を用いてもよ
い。さらに、上記実施例では、充填材13を縦板
12と同じ高さにしたが、縦板12よりも充填材
13の高さを低くし、舗装3の一部を両縦板1
2,12間の充填材13の上に打設してもよい。
置された床版6にアンカー等で固定することによ
り、底板10が継目遊間5に落下する危倶をなく
す場合もある。また、一方の縦板12を底板10
に固定し、他方の縦板12のみが底板10の上で
摺動するようにしてもよい。また、縦板12は道
路幅員方向へ直線状に延ばした平板を用いてもよ
い。さらに、上記実施例では、充填材13を縦板
12と同じ高さにしたが、縦板12よりも充填材
13の高さを低くし、舗装3の一部を両縦板1
2,12間の充填材13の上に打設してもよい。
さらに、上記実施例では縦板12の上端を床版
6の上面高さに一致せしめたが、縦板12の上端
を床版6の上面より高くして継目部舗装3bに埋
込んだり、あるいは逆に床版6の上面より低くす
る場合もある。
6の上面高さに一致せしめたが、縦板12の上端
を床版6の上面より高くして継目部舗装3bに埋
込んだり、あるいは逆に床版6の上面より低くす
る場合もある。
次に、上記道路のジヨイント1の構築方法を説
明する。
明する。
まず、工場あるいは施工現場付近において、ボ
ツクス9に充填材13を充填したジヨイント部材
7を形成する。このジヨイント部材7は、底板1
0の上で一対の縦板12,12を遊隙11を存し
て対向せしめ、両縦板12,12の間に土木材料
を充填して形成してもよく、また、底板10の上
に土木材料で成形したブロツク体を載置し、ブロ
ツク体を挾持するようにして縦板12,12を底
板10に支持せしめることにより形成してもよ
い。なお、アンカー部材14は予め縦板12に固
定しておく場合と、底板10、縦板12および充
填材13を組立てた後、縦板12に固定する場合
とがある。
ツクス9に充填材13を充填したジヨイント部材
7を形成する。このジヨイント部材7は、底板1
0の上で一対の縦板12,12を遊隙11を存し
て対向せしめ、両縦板12,12の間に土木材料
を充填して形成してもよく、また、底板10の上
に土木材料で成形したブロツク体を載置し、ブロ
ツク体を挾持するようにして縦板12,12を底
板10に支持せしめることにより形成してもよ
い。なお、アンカー部材14は予め縦板12に固
定しておく場合と、底板10、縦板12および充
填材13を組立てた後、縦板12に固定する場合
とがある。
このジヨイント部材7は工場など施工現場以外
の場所で形成した場合には、施工現場へ運搬す
る。運搬に際しては、底板10と縦板12とを仮
止めし、ジヨイント部材7の毀損を防止するのが
好ましい。
の場所で形成した場合には、施工現場へ運搬す
る。運搬に際しては、底板10と縦板12とを仮
止めし、ジヨイント部材7の毀損を防止するのが
好ましい。
続いて、施工現場において、継目遊間5を存し
て相対する床版6,6の端部に切欠段部4,4を
形成する。切欠段部4は、床版6を打設した後に
形成してもよく、また、予め、切欠段部4を形成
する位置に型枠を設けて床版6を打設することに
より、所謂箱抜き工法によつて形成してもよい。
て相対する床版6,6の端部に切欠段部4,4を
形成する。切欠段部4は、床版6を打設した後に
形成してもよく、また、予め、切欠段部4を形成
する位置に型枠を設けて床版6を打設することに
より、所謂箱抜き工法によつて形成してもよい。
続いて、上記ジヨイント部材7を相対する切欠
段部4,4の底面に継目遊間5を跨いで橋架す
る。そして、ジヨイント部材7のアンカー部材1
4をジベル筋15に主筋16とともに連結し、ジ
ヨイント部材7の背部、つまり、切欠段部4,4
に後打コンクリート8,8を打設して下部継手2
を形成する。
段部4,4の底面に継目遊間5を跨いで橋架す
る。そして、ジヨイント部材7のアンカー部材1
4をジベル筋15に主筋16とともに連結し、ジ
ヨイント部材7の背部、つまり、切欠段部4,4
に後打コンクリート8,8を打設して下部継手2
を形成する。
しかる後、下部継手2の上に舗装3を施し、該
舗装3には必要に応じて切溝17を形成する。な
お、舗送に際しては次の2つの方法をとることが
できる。その1つは、切欠段部4を形成した後、
ジヨイント部材7を配置する前に、床版上面舗装
3aと切欠段部4,4の上の仮舗送を連続して行
ない、しかる後、仮舗装を除去してジヨイント部
材7を設置してから、下部継手2の上に継目部舗
装3bを施す方法である。他の1つは、切欠段部
4を形成した後、先にジヨイント部材7を設置
し、床版上面舗装3aと継目部舗装3bとを連続
して施す方法である。
舗装3には必要に応じて切溝17を形成する。な
お、舗送に際しては次の2つの方法をとることが
できる。その1つは、切欠段部4を形成した後、
ジヨイント部材7を配置する前に、床版上面舗装
3aと切欠段部4,4の上の仮舗送を連続して行
ない、しかる後、仮舗装を除去してジヨイント部
材7を設置してから、下部継手2の上に継目部舗
装3bを施す方法である。他の1つは、切欠段部
4を形成した後、先にジヨイント部材7を設置
し、床版上面舗装3aと継目部舗装3bとを連続
して施す方法である。
上記溝築方法においては、予めジヨイント部材
7を形成してこれを道路継目部に組付けるから、
施工現場での作業が簡略化され、特にジヨイント
部材7の高さ調整や縦板12,12の間隔調整が
不要であるため、迅速な施工を行なうことができ
る。
7を形成してこれを道路継目部に組付けるから、
施工現場での作業が簡略化され、特にジヨイント
部材7の高さ調整や縦板12,12の間隔調整が
不要であるため、迅速な施工を行なうことができ
る。
ジヨイント部材7は、上記実施例のものに限定
されず、第3図乃至第9図に示す他のジヨイント
部材を用いる場合もある。
されず、第3図乃至第9図に示す他のジヨイント
部材を用いる場合もある。
すなわち、第3図に示すジヨイント部材21に
おいては、底板22の両端部に上方へ突出した仕
切部22a,22aが設けられ、また、縦板2
3,23の上端には内側へ突出した突出部23
a,23aが設けられ、底板22の仕切部22a
の両側には弾性体24,25が固着されており、
底板22と縦板23,23とで構成されたボツク
ス26に充填材27が充填されている。
おいては、底板22の両端部に上方へ突出した仕
切部22a,22aが設けられ、また、縦板2
3,23の上端には内側へ突出した突出部23
a,23aが設けられ、底板22の仕切部22a
の両側には弾性体24,25が固着されており、
底板22と縦板23,23とで構成されたボツク
ス26に充填材27が充填されている。
底板22の仕切部22aは縦板23が道路の伸
縮により移動する際に底板22から脱落するのを
防止する作用を呈する。縦板23の上端部の突出
部23aは充填材27にひび割れが生じた際、ひ
び割れた破片が上方へ飛び出すのを防止する作用
を呈するとともに、充填材27から舗装にひび割
れが破及する場合、該ひび割れの破及する範囲が
突出部23a,23a間に限定される。仕切部2
2aの内側の弾性体24は縦板23を立設状態に
保持する作用と、仕切部22aと縦板23との間
に後打コンクリートが侵入するのを防止し、縦板
23の摺動を円滑にする作用を呈する。仕切部2
2aの外側の弾性体25は底板22が切欠段部の
底面を摺動する際に仕切部22aと後打コンクリ
ートとの干渉を防止する。なお、弾性体24,2
5は、施工現場において底板22および縦板2
3,23を組み立てて設置した後、あるいは充填
材27を充填した後、底板22の仕切部22aの
両側に液状ゴムシール材等を流し込んで形成して
もよい。
縮により移動する際に底板22から脱落するのを
防止する作用を呈する。縦板23の上端部の突出
部23aは充填材27にひび割れが生じた際、ひ
び割れた破片が上方へ飛び出すのを防止する作用
を呈するとともに、充填材27から舗装にひび割
れが破及する場合、該ひび割れの破及する範囲が
突出部23a,23a間に限定される。仕切部2
2aの内側の弾性体24は縦板23を立設状態に
保持する作用と、仕切部22aと縦板23との間
に後打コンクリートが侵入するのを防止し、縦板
23の摺動を円滑にする作用を呈する。仕切部2
2aの外側の弾性体25は底板22が切欠段部の
底面を摺動する際に仕切部22aと後打コンクリ
ートとの干渉を防止する。なお、弾性体24,2
5は、施工現場において底板22および縦板2
3,23を組み立てて設置した後、あるいは充填
材27を充填した後、底板22の仕切部22aの
両側に液状ゴムシール材等を流し込んで形成して
もよい。
第4図に示すジヨイント部材31は、底板32
が一対のL型板33,33を間隙34を存して対
向せしめたもので構成され、両L型板33,33
の水平部の上には間隙34を跨いで橋架板35が
載置されている。縦板36,36は対向する内側
面に結合筋37,37が設けられており、前記L
型板33,33の垂直部に固定されている。そし
て、底板32と縦板36,36とで構成されたボ
ツクス38に充填材39が充填されている。ジヨ
イント部材31を設置する場合、各L型板33,
33はそれぞれ切欠段部に載置される。本例のジ
ヨイント部材31は、底板32,縦板36、充填
材39の三者が結合されているため、運搬時にジ
ヨイント部材31の仮止めの必要がなく、毀損が
少ない。
が一対のL型板33,33を間隙34を存して対
向せしめたもので構成され、両L型板33,33
の水平部の上には間隙34を跨いで橋架板35が
載置されている。縦板36,36は対向する内側
面に結合筋37,37が設けられており、前記L
型板33,33の垂直部に固定されている。そし
て、底板32と縦板36,36とで構成されたボ
ツクス38に充填材39が充填されている。ジヨ
イント部材31を設置する場合、各L型板33,
33はそれぞれ切欠段部に載置される。本例のジ
ヨイント部材31は、底板32,縦板36、充填
材39の三者が結合されているため、運搬時にジ
ヨイント部材31の仮止めの必要がなく、毀損が
少ない。
第5図に示すジヨイント部材41は、底板42
の上に設けた縦板43,43が互いの上端間隔を
下端間隔よりも狭くしてハの字状に傾斜してお
り、底板42と縦板43,43とで構成されたボ
ツクス44に充填材45が充填されている。ま
た、縦板43,43の対向面には充填材45との
結合を図る結合筋46,46が設けられている。
本例のジヨイント部材41では、充填材45が上
方へ飛び出すのが抑制されるとともに、第3図に
示すジヨイント部材21と同様にひび割れが舗装
に波及する範囲が狭くなる。
の上に設けた縦板43,43が互いの上端間隔を
下端間隔よりも狭くしてハの字状に傾斜してお
り、底板42と縦板43,43とで構成されたボ
ツクス44に充填材45が充填されている。ま
た、縦板43,43の対向面には充填材45との
結合を図る結合筋46,46が設けられている。
本例のジヨイント部材41では、充填材45が上
方へ飛び出すのが抑制されるとともに、第3図に
示すジヨイント部材21と同様にひび割れが舗装
に波及する範囲が狭くなる。
第6図に示すジヨイント部材51は、底板52
と縦板53,53とからなるボツクス54に充填
された充填材55がゴム等からなる弾性層55a
と、コンクリート等の弾性の低い充填層55bと
を橋長方向に重ねて構成されている。本例のジヨ
イント部材51は、弾性層55aによつて充填材
55における伸縮吸収性が高くなり、ひび割れの
発生が抑制される。図例では、弾性層55aを3
箇所に設けたが、両縦板53,53の間の1箇所
に設けるだけでもよい。
と縦板53,53とからなるボツクス54に充填
された充填材55がゴム等からなる弾性層55a
と、コンクリート等の弾性の低い充填層55bと
を橋長方向に重ねて構成されている。本例のジヨ
イント部材51は、弾性層55aによつて充填材
55における伸縮吸収性が高くなり、ひび割れの
発生が抑制される。図例では、弾性層55aを3
箇所に設けたが、両縦板53,53の間の1箇所
に設けるだけでもよい。
第7図に示すジヨイント部材61においては、
底板62がL字状をなし、一方の縦板63は底板
62の垂直部62aに固定され、他方の縦板64
は底板62の水平部62b上を移動自在に支持さ
れ、この底板62と縦板63,64とで構成され
たボツクス65に充填材66が充填されている。
縦板64の外側と底板62の水平部62bの端部
には弾性体67が設けられている。
底板62がL字状をなし、一方の縦板63は底板
62の垂直部62aに固定され、他方の縦板64
は底板62の水平部62b上を移動自在に支持さ
れ、この底板62と縦板63,64とで構成され
たボツクス65に充填材66が充填されている。
縦板64の外側と底板62の水平部62bの端部
には弾性体67が設けられている。
第8図に示すジヨイント部材71において、7
2は底板、73,73は縦板であり、底板72は
左板72aと右板72bを摺動自在に重ね合わせ
て構成され、かつ、左板72aおよび右板72b
はそれぞれ縦板73,73と一体になされてお
り、この底板72と縦板73,73とで構成され
たボツクス74に充填材75が充填されている。
そして、本例の場合、ボツクス74の幅wは継目
遊間5の間隔と同等か若しくはそれよりも若干狭
い。もちろん、前記幅wは継目遊間5よりも広く
しても差し支えはない。
2は底板、73,73は縦板であり、底板72は
左板72aと右板72bを摺動自在に重ね合わせ
て構成され、かつ、左板72aおよび右板72b
はそれぞれ縦板73,73と一体になされてお
り、この底板72と縦板73,73とで構成され
たボツクス74に充填材75が充填されている。
そして、本例の場合、ボツクス74の幅wは継目
遊間5の間隔と同等か若しくはそれよりも若干狭
い。もちろん、前記幅wは継目遊間5よりも広く
しても差し支えはない。
第9図に示すジヨイント部材81においては、
底板82は水平部82aの両端部に脚部82b,
82bを設けたもので構成され、脚部82b,8
2bは切欠段部4,4の底面に接地されている。
そして、この水平部82aの上面に縦板83,8
3が移動自在に支持され、底板82と縦板83,
83とで構成したボツクス84に充填材85が充
填されている。本例のジヨイント部材81におい
ては、底板82と切欠段部4,4の底面との接触
面積が小さいため、底板82と床版6とは相対的
移動を起こし易い。また、道路橋は通行する車輌
の荷重により両端の橋脚を支点としてスパンの中
央部が下方へ撓み、その結果、道路継目部で対向
する一方の道路橋の端部が他方の端部よりも高く
なる、つまり、段違いになることがある。この場
合、上記ジヨイント部材81は底板82の両端の
脚部82a,82aで切欠段部4,4に支持され
ているため、上記段違いが生じても両脚部82
a,82aを切欠段部4,4の底面に接地させた
状態を保つことができ、ジヨイント部材81の片
側が持ち上がつても、他側は持ち上がらず、上下
変動が小さくなる。
底板82は水平部82aの両端部に脚部82b,
82bを設けたもので構成され、脚部82b,8
2bは切欠段部4,4の底面に接地されている。
そして、この水平部82aの上面に縦板83,8
3が移動自在に支持され、底板82と縦板83,
83とで構成したボツクス84に充填材85が充
填されている。本例のジヨイント部材81におい
ては、底板82と切欠段部4,4の底面との接触
面積が小さいため、底板82と床版6とは相対的
移動を起こし易い。また、道路橋は通行する車輌
の荷重により両端の橋脚を支点としてスパンの中
央部が下方へ撓み、その結果、道路継目部で対向
する一方の道路橋の端部が他方の端部よりも高く
なる、つまり、段違いになることがある。この場
合、上記ジヨイント部材81は底板82の両端の
脚部82a,82aで切欠段部4,4に支持され
ているため、上記段違いが生じても両脚部82
a,82aを切欠段部4,4の底面に接地させた
状態を保つことができ、ジヨイント部材81の片
側が持ち上がつても、他側は持ち上がらず、上下
変動が小さくなる。
なお、ジヨイント部材は上記第1図乃至第9図
に示したものを適宜組み合わせて構成してもよ
い。
に示したものを適宜組み合わせて構成してもよ
い。
また、本発明が適用される道路橋としては、床
版コンクリート橋(鋼橋)、PC桁橋、RC桁橋な
どがある。
版コンクリート橋(鋼橋)、PC桁橋、RC桁橋な
どがある。
以上のように、本発明のジヨイントは、下部継
手の充填材と後打コンクリートとを縦板で仕切つ
たから、後打コンクリートに充填材のひび割れ等
の影響が及ぶことがなく、また、舗装は継目遊間
上において充填材に支持されているため、車輌通
過に伴う輪荷重で舗装が陥没したり、あるいは脱
落することがなくなり、良好な車輌走行性を長期
間維持することができる。
手の充填材と後打コンクリートとを縦板で仕切つ
たから、後打コンクリートに充填材のひび割れ等
の影響が及ぶことがなく、また、舗装は継目遊間
上において充填材に支持されているため、車輌通
過に伴う輪荷重で舗装が陥没したり、あるいは脱
落することがなくなり、良好な車輌走行性を長期
間維持することができる。
図面は本発明の実施態様を例示し、第1図は道
路継目部を橋長方向に切断して示す断面図、第2
図は道路継目部を後打コンクリートおよび舗装の
打設前の状態で示す平面図、第3図乃至第9図は
それぞれジヨイント部材を示す断面図である。 1……道路のジヨイント、2……下部継手、3
……舗装、4……切欠段部、5……継目遊間、6
……床版、7,21,31,41,51,61,
71,81……ジヨイント部材、8……後打コン
クリート、9,26,38,44,54,65,
74,84……ボツクス、10,22,32,4
2,52,62,72,82……底板、11……
遊隙、12,23,36,43,53,63,6
4,73,83……縦板、13,27,39,4
5,55,66,75,85……充填材。
路継目部を橋長方向に切断して示す断面図、第2
図は道路継目部を後打コンクリートおよび舗装の
打設前の状態で示す平面図、第3図乃至第9図は
それぞれジヨイント部材を示す断面図である。 1……道路のジヨイント、2……下部継手、3
……舗装、4……切欠段部、5……継目遊間、6
……床版、7,21,31,41,51,61,
71,81……ジヨイント部材、8……後打コン
クリート、9,26,38,44,54,65,
74,84……ボツクス、10,22,32,4
2,52,62,72,82……底板、11……
遊隙、12,23,36,43,53,63,6
4,73,83……縦板、13,27,39,4
5,55,66,75,85……充填材。
Claims (1)
- 1 道路継目部の遊間を存して相対する道路端部
に切欠段部が形成され、両切欠段部間に底板と該
底板上で遊隙を存して相対する一対の縦板とで構
成されたボツクスが設けられ、該ボツクス内には
充填材が充填されているとともに、両縦板背部の
前記切欠段部には後打コンクリートが打設されて
下部継手が構成され、該下部継手の上に舗装が施
されていることを特徴とする道路のジヨイント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19488982A JPS5985002A (ja) | 1982-11-05 | 1982-11-05 | 道路のジョイント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19488982A JPS5985002A (ja) | 1982-11-05 | 1982-11-05 | 道路のジョイント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5985002A JPS5985002A (ja) | 1984-05-16 |
JPS6122683B2 true JPS6122683B2 (ja) | 1986-06-02 |
Family
ID=16332006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19488982A Granted JPS5985002A (ja) | 1982-11-05 | 1982-11-05 | 道路のジョイント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5985002A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0253168U (ja) * | 1988-10-08 | 1990-04-17 | ||
JPH04113989U (ja) * | 1991-03-22 | 1992-10-06 | 株式会社壽 | 棒状物繰り出し用具のバー送出構造 |
-
1982
- 1982-11-05 JP JP19488982A patent/JPS5985002A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0253168U (ja) * | 1988-10-08 | 1990-04-17 | ||
JPH04113989U (ja) * | 1991-03-22 | 1992-10-06 | 株式会社壽 | 棒状物繰り出し用具のバー送出構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5985002A (ja) | 1984-05-16 |
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