JP2537728Y2 - 橋 梁 - Google Patents

橋 梁

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JP2537728Y2
JP2537728Y2 JP2748692U JP2748692U JP2537728Y2 JP 2537728 Y2 JP2537728 Y2 JP 2537728Y2 JP 2748692 U JP2748692 U JP 2748692U JP 2748692 U JP2748692 U JP 2748692U JP 2537728 Y2 JP2537728 Y2 JP 2537728Y2
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JP
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expansion
floor slab
small
contraction
bridge
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JP2748692U
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正勝 金吉
洋 田中
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Hitachi Zosen Corp
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Hitachi Zosen Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、道路などに設置される
橋梁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の橋梁としては図4,図5
に示すものがある。すなわち、20は一対の支持構造物
で、アスファルト舗装された道路21が設けられている。
両支持構造物20間には主桁22が架設され、この主桁22に
床版23が支持されている。各支持構造物20の各端と床版
23の両端との間には、熱膨張などによる床版23の伸縮を
吸収するための伸縮装置24が設けられている。
【0003】図5に示すように、これら伸縮装置24は、
各支持構造物20の端部に取付けられた第1くし歯26と、
床版23の両端全幅に取付けられかつ上記第1くし歯26に
歯合する第2くし歯27とから構成される。そして、上記
第1くし歯26と第2くし歯27との間には、床版23の膨張
を吸収するための膨張吸収スペース28が形成されてい
る。尚、上記床版23上はアスファルト舗装されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
造によると、第1,第2くし歯26,27から成る伸縮装置
24はコストがかかるため、橋梁のコストダウンを図るこ
とは困難であるといった問題があった。
【0005】また、床版23の長さ方向の伸縮量(S)
は、 S=(床版の長さL)×(伸縮係数) となる。
したがって、床版の長さ(L)が長くなる程、床版23の
両端における伸縮量は大きくなるため、第1くし歯26と
第2くし歯27とに大きな隙間が生じ、この隙間の上を自
動車などが通過する際騒音が発生するといった問題があ
った。
【0006】本考案は上記問題を解決するもので、コス
トダウンを図ることができ、騒音を低減できる橋梁を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案における橋梁は、
支持構造物間に主桁が架設され、この主桁に床版が支持
された橋梁であって、この床版を長さ方向に配設された
複数の小床版で形成し、隣接する小床版の継ぎ目および
各支持構造物と小床版との継ぎ目に、伸縮自在なシール
材を設けたものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、床版の長さ方向の伸縮量
(以下Sとする)は、各小床版の長さ方向の伸縮量(以
下SN とする)を加算した値となる。このように、床版
を複数の小床版で形成したことにより、伸縮量(S)が
複数に分散されて、小床版一枚当たりの伸縮量(SN
が小さくなるため、これら各伸縮量(SN )はシール材
で充分に吸収される。
【0009】したがって、小床版と各支持構造物との間
および隣接する小床版間に隙間が生じることを防止で
き、さらに、床版の伸縮量(S)を吸収するための特別
な伸縮装置(例えば、くし歯など)が不要になる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1〜図3に基づ
いて説明する。1は相対向する一対の支持構造物で、各
上面にはアスファルトで舗装された道路2が設けられて
いる。各支持構造物1には対向方向に突出する桁支持部
4が形成され、両桁支持部4間には主桁5が架設されて
いる。この主桁5は左右一対の桁材6と、両桁材6間に
取付けられた補強材7とで形成されている。上記主桁5
には、樹脂系の弾性体(ゴムなど)で作られた第1シー
ル材8を介して、床版9が載置されている。
【0011】上記床版9は、長さ方向に配設された複数
枚(実施例では6枚)の小床版10A〜10Fで形成され、
隣接する小床版10A〜10Fの継ぎ目および各支持構造物
1と両小床版10A,10Fとの継ぎ目には、伸縮自在な第
2シール材12が設けられている。尚、上記小床版10A〜
10Fはコンクリート製であり、上記第2シール材12は樹
脂系の弾性体(ゴムなど)で作られている。また、上記
床版9の上面は、アスファルト13により、上記道路2の
表面と同レベルに舗装されている。
【0012】以下、上記構成における作用を説明する。
熱膨張などにより床版9が伸縮した場合、床版9の長さ
方向の伸縮量(S)は、下記の式に示すように、各小床
版10A〜10Fの長さ方向の伸縮量(S1 〜S6)を加算
した値となる。
【0013】 上記のように、床版9を複数の小床版10A〜10Fで形成
したことにより、伸縮量(S)が複数に分散されて、小
床版10A〜10Fの一枚当たりの伸縮量(S1 〜S6 )が
小さくなるため、これら各伸縮量(S1 〜S6 )は各第
2シール材12で充分に吸収される。したがって、両小床
版10A,10Fと各支持構造物1との間および隣接する小
床版10A〜10F間に隙間が生じることを防止できるとと
もに、床版9の長さ方向の伸縮量(S)を吸収するため
の特別な伸縮装置(例えば、くし歯など)を不要にし得
る。また、上述したように伸縮量(S)が小さく分散さ
れることにより、各小床版10A〜10Fの伸縮に対するア
スファルト13の追従性が良くなるため、アスファルト13
にひび割れが発生するのを減少でき、アスファルト13上
を自動車などで走行した際の走行性が向上する。尚、上
記伸縮係数は小床版10A〜10Fの材質等により定められ
る係数である。
【0014】また、小床版10A〜10F上に垂直荷重が加
えられた場合、小床版10A〜10Fはせん断変形するが、
これらのせん断変形は第1シール材8の伸縮により吸収
される。
【0015】上記実施例では、床版9を6枚の小床版10
A〜10Fで形成しているが、橋梁の長さなどに応じて、
6枚以外の複数枚の小床版で形成したものであっても良
い。また、上記実施例の小床版10A〜10Fとして、プレ
ハブ床版を使用することも可能である。
【0016】尚、一例として、図2に示すように、床版
9の全長(L)を42メートルとした場合、各小床版10
A〜10Fの長さ(L1 〜L6 )は7メートルとなる(第
2シール材12の長さは無視する)。したがって、小床版
10A〜10Fの一枚当たりの伸縮量(S1 〜S6 )は、伸
縮係数を7×10-4とすると、それぞれ、 となる。このため、これら伸縮量(S1 〜S6 )は各第
2シール材12で充分に吸収される。
【0017】一方、前述した従来例については、図4に
示すように、 となり、この伸縮量(S)を床版23の両端で吸収しなけ
ればならない。したがって、従来例では大きな伸縮量
(S)を吸収するために特別な伸縮装置24が必要であっ
た。
【0018】
【考案の効果】以上述べたように、床版を長さ方向に配
設された複数の小床版で形成し、隣接する小床版の継ぎ
目および各支持構造物と小床版との継ぎ目に、伸縮自在
なシール材を設けたことにより、床版の伸縮量が複数に
分散されて、小床版一枚当たりの長さ方向の伸縮量が小
さくなるため、これら各伸縮量はシール材で充分に吸収
される。
【0019】したがって、小床版と各支持構造物との間
および隣接する小床版間に隙間が生じることを防止でき
るため、騒音を低減できる。さらに、伸縮装置の代わり
にシール材を用いることができるため、従来のような特
別な伸縮装置を不要にし得、橋梁のコストダウンが図れ
るとともに、メンテナンスを不要にし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における橋梁の斜視図であ
る。
【図2】同橋梁の側面図である。
【図3】図2におけるa−a矢視図である。
【図4】従来例を示す橋梁の斜視図である。
【図5】従来例における橋梁の伸縮装置の一部拡大平面
図である。
【符号の説明】
1 支持構造物 5 主桁 9 床版 10A〜10F 小床版 12 シール材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持構造物間に主桁が架設され、この主
    桁に床版が支持された橋梁であって、この床版を長さ方
    向に配設された複数の小床版で形成し、隣接する小床版
    の継ぎ目および各支持構造物と小床版との継ぎ目に、伸
    縮自在なシール材を設けたことを特徴とする橋梁。
JP2748692U 1992-04-27 1992-04-27 橋 梁 Expired - Lifetime JP2537728Y2 (ja)

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JP2748692U JP2537728Y2 (ja) 1992-04-27 1992-04-27 橋 梁

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Publication Number Publication Date
JPH0587009U JPH0587009U (ja) 1993-11-22
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