JP3155740B2 - 継手構造およびその施工方法 - Google Patents

継手構造およびその施工方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は継手構造およびその
施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、橋梁用伸縮継手のひとつである、
埋設ジョイントは、道路橋継ぎ目部を舗装と一体化し
て、継ぎ目をなくすため、車両の走行性に優れ、騒音が
少ないという長所を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、走行性に優
れ、低騒音という長所を有する、埋設ジョイントは、一
ヶ所の伸縮量が最大でも±25mmと小さく、適用でき
る橋梁規模は、限られていた。
【0004】本発明はこのような問題を鑑みてなされた
ものでその目的とするところは、伸縮量が大きく、耐久
性の高い継手構造およびその施工方法を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために第一の発明は、第1の部材と、第2の部材との間
に設けられる継手構造であって、前記第1の部材の一部
と、前記第2の部材の一部に跨るように、コンクリート
ブロックを設け、前記第1の部材、前記第2の部材、お
よび、前記コンクリートブロックの上面端部の2ヶ所
に、埋設ジョイントを設け、前記第1の部材、前記第2
の部材、および、前記コンクリートブロックの上面の他
の部分に、アスファルトを設けることを特徴とする継手
構造 である。
【0006】第2の発明は、第1の部材と、第2の部材
との間に設けられる継手構造であって、前記第1の部材
の一部と、前記第2の部材の一部に跨るように、コンク
リートブロックを設け、前記第1の部材、前記第2の部
材、および、前記コンクリートブロックの上面端部の2
ヶ所に、埋設ジョイントを設け、前記第1の部材、前記
第2の部材、および、前記コンクリートブロックの上面
の他の部分に、アスファルトを設けることを特徴とする
継手構造の施工方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。 図1は、道路橋の断面図
であり、図2は、図1のA部拡大図である。
【0008】図1において、主桁7を支持するため、地
面1より、橋脚3および、橋台パラペット5が立脚して
いる。この、主桁7と橋台パラペット5との継ぎ目部A
の拡大図が図2である。
【0009】図2において、橋台パラペット5に支承9
を介して支持された主桁7と、橋台パラペット5との上
部継ぎ目部Bに、本発明である継手構造が施工される。
【0010】次に、図2におけるB部の継手構造の施工
方法を、図3から図10を用いて説明する。図3は、橋
台パラペット5と主桁7との継ぎ目部を表す。
【0011】図4に示すように、橋台パラペット5と主
桁7の上面に無収縮モルタル11を施工し、橋台パラペ
ット5と主桁7の上面を平坦にする。
【0012】次に、図5に示すように、無収縮モルタル
11の上面に上部に設けられるコンクリートブロック1
7にはたらく水平荷重を支持し、水平方向の伸縮量を分
散させるための、クロロプレンスポンジゴム13を接着
剤で無収縮モルタル11に固定する。クロロプレンスポ
ンジゴム13の間に、上部に設けられるコンクリートブ
ロック17にはたらく鉛直荷重を支持するための、ゴム
支承15を固定せずに、置く。
【0013】図6に示すように、クロロプレンスポンジ
ゴム13とゴム支承15の上にコンクリートブロック1
7を設ける。この時、クロロプレンスポンジゴム13と
コンクリートブロック17とのみを、接着剤で固定す
る。
【0014】図7に示すように、主桁7とコンクリート
ブロック17、橋台パラペット5とコンクリートブロッ
ク17との隙間部に、無収縮モルタル19を施工する。
【0015】次に、図8に示すように、主桁7、コンク
リートブロック17、無収縮モルタル19の上面に、ア
スファルト21を施工する。
【0016】そして、図9に示すように、アスファルト
21の一部を除去し、埋設ジョイント25a、25bを
設ける。埋設ジョイント25a、25bは、通常の埋設
ジョイントで、例えば、BJ200(ホットメルトラバ
ーバインダ)に硬質骨材を配合したものである。そし
て、図10に示すように、埋戻し部29を埋め戻す。
【0017】図11は、図10の詳細図である。埋設ジ
ョイント25a、25bを設置することにより、主桁7
の伸縮量を継手部で近接した2ヶ所に分散させ、桁伸縮
による各ヶ所の伸縮量を小さくし、走行性に優れ、低騒
音となる。
【0018】構造的には、伸縮継手部のコンクリートブ
ロック17を設置し、その上に埋設ジョイント25a、
25bを設置している。コンクリートブロック17は、
ゴム支承15、および、クロロプレンスポンジゴム13
で支持し、クロロプレンスポンジゴム13は、接着剤に
て上下のコンクリートに固定されている。
【0019】ゴム支承15は、コンクリートブロック1
7に作用する活荷重、死荷重等の鉛直荷重を支持し、ク
ロロプレンスポンジゴム13は、伸縮量を均等に分散さ
せるための、水平方向バネ材としての役目を果たしてい
る。
【0020】このように本実施の形態によれば、鉛直荷
重を支持しながら平坦性を保ち、主桁の伸縮に追随で
き、耐久性のある継手構造となる。尚、本発明は、主桁
と橋台パラペットとの接合部以外でも、道路橋等の他の
接合部分に用いることができる。
【0021】図12は他の実施の形態に係る継手構造を
示し、31は主桁、33は橋台パラペットまたは主桁、
35は支承、37はコンクリートブロック、39はクロ
ロプレンスポンジゴムまたはゴムなどからなる支承、4
1は支承、43は埋設ジョイント、45はアスファルト
である。
【0022】本実施の形態においてはコンクリートブロ
ック37を上方になるほど数が多くなるように、積み重
ね、その上に埋設ジョイント43を設置する。コンクリ
ートブロック37を積み重ねることにより、主桁31の
大きな伸縮量を複数か所に分散し、1か所当たりの伸縮
量を小さく抑え、その上に埋設ジョイント43を設けた
ものである。
【0023】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、伸縮量が大きく、耐久性の高い継手構造およびそ
の施工方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】道路橋断面図
【図2】A部拡大図
【図3】継手構造の施工手順説明図
【図4】継手構造の施工手順説明図
【図5】継手構造の施工手順説明図
【図6】継手構造の施工手順説明図
【図7】継手構造の施工手順説明図
【図8】継手構造の施工手順説明図
【図9】継手構造の施工手順説明図
【図10】継手構造の施工手順説明図
【図11】継手構造詳細図
【図12】他の実施の形態にかかる継手構造を示す図
【符号の説明】
5…橋台パラペット 7…主桁 13…クロロプレンスポンジゴム 15…ゴム支承 17…コンクリートブロック 21…アスファルト 25a、25b…埋設ジョイント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 康輔 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−43505(JP,A) 実公 昭47−18765(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01C 11/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の部材と、第2の部材との間に設け
    られる継手構造であって、 前記第1の部材の一部と、前記第2の部材の一部に跨る
    ように、コンクリートブロックを設け、 前記第1の部材、前記第2の部材、および、前記コンク
    リートブロックの上面端部の2ヶ所に、埋設ジョイント
    を設け、 前記第1の部材、前記第2の部材、および、前記コンク
    リートブロックの上面の他の部分に、アスファルトを設
    けることを特徴とする継手構造。
  2. 【請求項2】 前記第1の部材と、前記コンクリートブ
    ロックの接合部、又は、前記第2の部材と、前記コンク
    リートブロックの接合部に、支承を設けることを特徴と
    する請求項1記載の継手構造。
  3. 【請求項3】 前記支承は、スポンジゴムおよび/また
    は、ゴム支承であることを特徴とする請求項2記載の継
    手構造。
  4. 【請求項4】 前記第1の部材と、前記第2の部材は、
    主桁であることを特徴とする請求項1記載の継手構造。
  5. 【請求項5】 前記第1の部材と、前記第2の部材は、
    主桁と橋台であることを特徴とする請求項1記載の継手
    構造。
  6. 【請求項6】 第1の部材と、第2の部材との間に設け
    られる継手構造であって、 前記第1の部材と、前記第2の部材の間に複数のコンク
    リートブロックを上方になるほど数が多くなるように積
    み重ね、 前記第1の部材、前記第2の部材、および、前記コンク
    リートブロックの最上面に、埋設ジョイントを設け、 前記第1の部材、前記第2の部材の他の部分に、アスフ
    ァルトを設けることを特徴とする継手構造。
  7. 【請求項7】 第1の部材と、第2の部材との間に設け
    られる継手構造の施工方法であって、 前記第1の部材の一部と、前記第2の部材の一部に跨る
    ように、コンクリートブロックを設け、 前記第1の部材、前記第2の部材、および、前記コンク
    リートブロックの上面端部の2ヶ所に、埋設ジョイント
    を設け、 前記第1の部材、前記第2の部材、および、前記コンク
    リートブロックの上面の他の部分に、アスファルトを設
    けることを特徴とする継手構造の施工方法。
  8. 【請求項8】 第1の部材と、第2の部材との間に設け
    られる継手構造の施工方法であって、 前記第1の部材と、前記第2の部材の間に複数のコンク
    リートブロックを上方になるほど数が多くなるように積
    み重ね、 前記第1の部材、前記第2の部材、および、前記コンク
    リートブロックの最上面に、埋設ジョイントを設け、 前記第1の部材、前記第2の部材の他の部分に、アスフ
    ァルトを設けることを特徴とする継手構造の施工方法。
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