JP3268080B2 - コンクリート製プレキャスト床版 - Google Patents
コンクリート製プレキャスト床版Info
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Description
ることにより、床を形成するコンクリート製プレキャス
ト床版に関する。
来、この種の床版としては、図4に示すように、多数の
ジベル1…が上方に突設された矩形板状の薄鋼板2の上
に、鉄筋3を配設してコンクリート4を打設し、薄鋼板
2とコンクリート4とを一体化させた構成のものがあ
る。
上面から鉄筋3までの間のいわゆるカブリ(d)が必ず
必要となるので薄型に形成することが困難であった。こ
の問題は例えば橋梁の場合であると厚みが大きくなるほ
か、重量も大きくなるので橋脚等の部材も大型化する必
要があり、コストが上昇するといった問題を招くことに
なる。
で、薄型化が可能ながらも強度を損なうことがなく橋梁
等に好適なコンクリート製プレキャスト床版を提供する
ことを目的としている。
成するためになされたものであって、請求項1は、平板
状の鋼製の底板と、該底板に互いに間隔をあけて立設さ
れた複数のスタッドジベルと、該スタッドジベルの先端
部に固定されて前記底板からやや離間した平面上におい
て、複数本を所定間隔離間して互いに平行に配設された
鋼製の帯板と、底板と帯板との間にこれら底板および帯
板と平行に架設されたメッシュと、底板と帯板との間に
打設充填されたコンクリートとを備えてなることを特徴
としている。
に平行として複数本並設された鋼製の帯板と、該帯板に
互いに間隔をあけて立設された複数のスタッドジベル
と、該スタッドジベルの先端部に固定されて前記帯板か
らやや離間して設けられ床版の上面を覆う鋼製の上底板
と、該上底板と帯板との間にこれら上底板および帯板と
平行に架設されたメッシュと、上底板と帯板との間に打
設充填されたコンクリートとを備えてなることを特徴と
している。
版によれば、底板とメッシュとコンクリートと帯板とが
応力を発揮して曲げ荷重を支持する。構造上、帯板はコ
ンクリートの表面に位置し、かつ帯板上のカブリを不要
とするので、軽量化および強度の向上が図られる。
ト床版によれば、強度的には請求項1記載のコンクリー
ト製プレキャスト床版と同様の作用を有するとともに、
上底板が床版上面を覆っているので、内部への雨水等の
浸入が防止される。
1実施例を説明する。図中符号10は第1実施例のコン
クリート製プレキャスト床版(以下、単に床版と称す
る)、11は底板、12は帯板、13はスタッドジベ
ル、14はメッシュ、15はコンクリート、16はパイ
プジベルである。
の鋼製の底板11と、該底板11からやや離間した平面
上において、複数本を所定間隔離間して互いに平行に配
設された鋼製の帯板12と、これら底板11と帯板12
との間に平行に架設されたメッシュ14と、底板11と
帯板12との間に打設充填されたコンクリート15とを
備えてなっている。
状の長方形平板であって、均等間隔をおいて配されたス
タッドジベル13が帯板12側の面に多数垂設されてい
る。帯板12は、長尺な帯状であって、複数が床版10
の幅方向に均等配置されかつそれぞれが底板11の長さ
方向に平行に配設されている。前記スタッドジベル13
は、鋼製の筒体又はロッド状の部材であって、各帯板1
2の長さ方向に沿って多数均等配置され、かつ帯板12
および底板11の互いに対向する側の面に接して帯板1
2と床板11とを一定間隔に保持している。
って配設された主筋17と、床版10の幅方向に沿って
配設された配力筋18とを互いに固定して構成されてい
る。主筋17は、床版10の幅方向に多数均等配置さ
れ、それぞれ配力筋18の上面に架設状態で固定されて
いる。配力筋18は、床版10の幅方向に多数均等配置
され、それぞれ、スタッドジベル13の帯板12の側端
部に溶接することにより底板11および帯板12の設置
面と平行に配設されている。
との間に打設充填され、スタッドジベル13とメッシュ
14とパイプジベル16とを埋設状態として互いに一体
化している。コンクリート15は、帯板12の外面と面
一の表面を形成している。パイプジベル16は、中空円
筒鋼管であって、底板11における帯板12側表面に垂
直に溶接されている。パイプジベル16の溶接位置は、
互いに隣接する4本のスタッドジベル13で形成される
四角形の中心である。
明する。床版10は、底板11に加えて帯板12が配さ
れているので、外形が同等であっても、図4に示した従
来の床版に比して、軽量で、しかも、荷重に対する耐力
が高い。すなわち、底板11の反対側に複数の帯板12
がコンクリート15の表面に配されているので両面にコ
ンクリート15のカブリが不要となり、したがって薄型
化が可能ながらも、特に断面2次モーメントに耐力の向
上が図られる。さらに、帯板12は帯状であるので、厚
さを増大させれば曲げに対する抵抗力を一層効果的に向
上させることができ、しかも、鋼材の使用に伴うコスト
の上昇も低く抑さえることができる。
の作用により軽量化や強度の向上が可能なので、例えば
橋梁に適用することにより、その橋梁の床版厚が縮小さ
れるとともに荷重を支持する橋脚等の構造材を簡易化で
き、その結果、施工能率の向上や施工コストの低減が可
能となる。
しており、この床版20は、先の第1実施例における床
版10を上下逆にした構成であり、床版10における底
板11が、上底板21として構成される。
10と同様の作用効果を奏するとともに、上面が上底板
21で覆われることになるので、内部への雨水等の浸入
が防止されて侵入水によるクラック幅の増大が抑えら
れ、これによって寿命が延びるとともに、メンテナンス
等のコストが低減するといった優れた効果を発揮する。
および請求項2のコンクリート製プレキャスト床版によ
れば、コンクリートを確実に一体化させるとともに、メ
ッシュや帯板を設けることにより、軽量化が促進されな
がらも強度の向上が図られ、特に薄型化が可能で橋梁等
に好適であるといった優れた効果を奏する。また、特に
請求項2の床版においては、上面が上底板で覆われるこ
とにより内部への雨水等の浸入が防止されて侵入水によ
るクラック幅の増大が抑えられ、これによって寿命が延
びるとともにメンテナンス等のコストが低減する。
Claims (2)
- 【請求項1】 多数接合されて橋梁等の路面版を構成す
るコンクリート製プレキャスト床版であって、 平板状の鋼製の底板と、該底板に互いに間隔をあけて立
設された複数のスタッドジベルと、該スタッドジベルの
先端部に固定されて前記底板からやや離間した平面上に
おいて、複数本を所定間隔離間して互いに平行に配設さ
れた鋼製の帯板と、底板と帯板との間にこれら底板およ
び帯板と平行に架設されたメッシュと、底板と帯板との
間に打設充填されたコンクリートとを備えてなることを
特徴とするコンクリート製プレキャスト床版。 - 【請求項2】 多数接合されて橋梁等の路面版を構成す
るコンクリート製プレキャスト床版であって、 床版の底面の位置に互いに平行として複数本並設された
鋼製の帯板と、該帯板に互いに間隔をあけて立設された
複数のスタッドジベルと、該スタッドジベルの先端部に
固定されて前記帯板からやや離間して設けられ床版の上
面を覆う鋼製の上底板と、該上底板と帯板との間にこれ
ら上底板および帯板と平行に架設されたメッシュと、上
底板と帯板との間に打設充填されたコンクリートとを備
えてなることを特徴とするコンクリート製プレキャスト
床版。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22760293A JP3268080B2 (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | コンクリート製プレキャスト床版 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22760293A JP3268080B2 (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | コンクリート製プレキャスト床版 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0782991A JPH0782991A (ja) | 1995-03-28 |
JP3268080B2 true JP3268080B2 (ja) | 2002-03-25 |
Family
ID=16863514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22760293A Expired - Fee Related JP3268080B2 (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | コンクリート製プレキャスト床版 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3268080B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2660182B2 (ja) * | 1993-02-03 | 1997-10-08 | 科学技術振興事業団 | GaAs半導体装置の製造方法 |
JP2008063803A (ja) * | 2006-09-07 | 2008-03-21 | Jfe Engineering Kk | 内リブ付形鋼を用いた合成床版、合成床版橋又は合成桁橋 |
CN105401958B (zh) * | 2015-11-18 | 2018-04-03 | 成都华川公路建设集团有限公司 | 隧道电缆沟盖板采用移动式预制台车预制施工方法 |
-
1993
- 1993-09-13 JP JP22760293A patent/JP3268080B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0782991A (ja) | 1995-03-28 |
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