JPS61274002A

JPS61274002A - 橋面の連続舗装工法

Info

Publication number: JPS61274002A
Application number: JP11328585A
Authority: JP
Inventors: 武男稲葉
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1985-05-28
Filing date: 1985-05-28
Publication date: 1986-12-04
Also published as: JPH0326724B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は高速道路、一般道路等における橋梁の連続舗装
工法に係るものである。

（従来の技術）従来の橋梁においては、桁、床版、橋面舗装を橋梁支間
毎に一体構造物として構築し、各支間端部な伸縮装置に
よって接続し、伸縮装置本体も橋面、即ち車輪走行面の
一部とした構造となっている。

（発明が解決しようとする問題点）近年、Ｍ量及び交通量の急速な増加による橋梁の破損が
著しく、中でも橋梁端部に設けられる伸縮装置及びその
周辺忙おける破損が、車輌の走行時に衝撃を伴ない、騒
音、振動を発生させるとともに運転者にも不快感を与え
えいる。

これは従来の橋面がアスファルト混合物よりなる弾性舗
装体と、伸縮装置よりなる剛体とを組合わせた構造であ
るため、アスファルト混合物が車輌荷重によって変形を
生起し、伸縮装置との取合部に段差が発生し、車輌荷重
は衝撃を伴ない伸縮装置に直接荷重として作用し、同装
置の破壊を招来するとと尤よるものである。

（問題点を解決するための手段）本発明者はこのように従来の橋梁における伸縮装置周辺
の破壊を招来する最大の原因が弾性体と剛体との組合せ
によることに着目して、前記従来の橋梁における問題点
を解決するために提案されたものであって、橋梁におけ
る相隣る床版間の可伸縮遊隙上く、相隣る床版間に亘っ
てアスファルト含浸シートよりなる防水兼亀裂防止層を
層着し。

次いで同層上にスライディングシートを重層し、次いで
同スライディングシート上に高さを有する有孔多角筒体
をハニカム状に組合せてなる網状体が埋設されたアスフ
ァルト混合物の複合体を層着することを特徴とする橋面
の連続舗装工法に係るものである。

（作用）本発明においては前記したように、橋梁における相隣る
床版間の可伸縮遊隙において、間両床版間に亘って層着
されたアスファルト含浸シートよりなる防水兼亀裂防止
層上に、スライディングシートを重層するようにしたの
で、同スライディングシートによって橋桁の最大変位が
吸収される。

更に前記スライディングシート上には高さを有する有孔
多角筒体をハニカム状に組合わせてなる網状体が埋設さ
れたアスファルト混合物の複合体が層着されているので
、同複合体中の最大骨材のみ前記有孔多角筒体内に拘束
され、他の骨材が前記多角筒体の有孔部を介して移動し
うろことによって、橋梁の伸縮が吸収されることによっ
て、前記基層に固有の伸縮吸収量が賦与され、従って従
来の伸縮装置が不要となる。

（発明の効果）本発明によればこのように、橋梁における相隣る床版間
の可伸縮遊隙上に配設されたスライディングシートによ
って橋桁の最大変位を吸収するとともに、同層上に重層
されたアスファルト混合物の複合体に固有の伸縮吸収量
が賦与されることと相俟って、走行上障害物となってい
た従来の伸縮装置を不要ならしめ、車輌が円滑に走行で
き、橋面の破壊が防止されるものである。

（実施例）以下本発明を図示の実施例について説明する。

（１）は固定端Ｆと可動端Ｍとを有する橋長ｊなる橋梁
の床版で、相隣る床版（１）　（１）の遊隙上に、ゴム
入りアスファルト系接着剤（２）を介してゴム入りアス
ファルト層（３ａ）上に、アスファルト含浸不織布（３
ｂ）が層着された防水兼亀裂防止層（３）を層着し、同
層（３）上にスライディングシート（４）を敷設してス
ライディング層（５）を形成する。

第５図はスライディングシートの詳細を示し、不織布（
４ａ）の表面に滑面を構成するステンレススチール薄板
またはアルミニウム薄板（４ｂ）を重層したものをゴム
入りアスファル）　（４ｃ）内に埋設して構成されてい
る。

次いで同スライディングシート（４）上に後述のアスフ
ァルト混合物基層の下面張力部材を構成するゴム入りア
スファルト（６ａ）の含浸されたワイヤメツシュ（６）
を敷設し、その上に透孔（７ａ）が穿設された高さを有
する多角筒体（）ｂ）をハエカム状に組合わせた網状体
（７）を配設したのち、的記各床版（１）上にアスファ
ルト混合舗装体（８）を層着する。従って前記スライデ
ィングシート上には網状体（７）の埋設されたアスファ
ルト混合物の複合体（９）が構成される。

図示の実施例においては相隣る床版（１）の遊隙上に敷
設されたスライディングシート（４）上に配役された網
状体（７）の各多角筒体（７ｂ）によってその内部に充
填されたアスファルト混合物中の最大骨材のみが拘束さ
れ、前記多角筒体（７ｂ）の透孔（７ａ）を介してその
他の構造部材が移動することＫよって、前記網状体（７
）入りのアスファルト混合物の複合体（９）が橋梁の伸
縮を吸収しうるものである。

かくして同アスファルト混合物の複合体（９）によって
、床版（１）の固定端Ｆから前記複合体（９）の配役位
置Ａ点までの距離ｌで発生する伸縮量Δ１１が吸収され
る。

また前記相隣る床版（１）間において、前記網状体（７
）の埋設されたアスファルト混合物の複合体（９）と床
版（１）との間にスライディングシート（４）を主体と
するスライディング層（５）を設け、前記複合体（９）
の敷設部αｅで発生した変位Δ１２及び橋長ＡＫ対する
全体伸縮量Δｊを吸収させる。

このように前記実施例によれば前記スライディング層（
５）を利用して橋桁の最大変位を吸収するとともに、前
記網状体（７）の埋設されたアスファルト混合物の複合
体（９）に固有の伸縮吸収量を与えることによって、走
行上の障害物となっていた従来の伸縮装置を不要ならし
め、車輌の走行を円滑ならしめ、橋面の破損を防止しう
るものである。

以上本発明を実施例について説明したが、本発明は勿論
このような実施例にだけ局限されるものではなく、本発
明の精神を逸脱しない範囲内で種々の設計の改変を施し
うるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法によって構成された橋面舗装部の
縦断面図、第２図及び第３図はその施工々程を示す縦断
面図、第４図及び第５図並に第６図は夫々防水亀裂防止
層及びスライディングシート基にワイヤメツシュの縦断
面図、第７図は網状体の横断平面図、第８図はその部分
斜面図である。（１）・・・床版、（３）・・・防水兼亀裂防止層、（
４）・・・スライディングシート、（５）・・・スライ
ディング層、（７）・・・網状体、（８）・・・舗装体
、（９）・・・アスファルト混合物の複合体。代理人　弁理士　岡　本　重　文外２名

Claims

【特許請求の範囲】

橋梁における相隣る床版間の可伸縮遊隙上に、同相隣る
床版間に亘つてアスファルト含浸シートよりなる防水兼
亀裂防止層を層着し、次いで同層上にスライディングシ
ートを重層し、次いで同スライディングシート上に高さ
を有する有孔多角筒体をハニカム状に組合せてなる網状
体が埋設されたアスファルト混合物の複合体を層着する
ことを特徴とする橋面の連続舗装工法。