JPH0451899A - マルトース転移糖混合物の製造方法 - Google Patents

マルトース転移糖混合物の製造方法

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JPH0451899A JP15570490A JP15570490A JPH0451899A JP H0451899 A JPH0451899 A JP H0451899A JP 15570490 A JP15570490 A JP 15570490A JP 15570490 A JP15570490 A JP 15570490A JP H0451899 A JPH0451899 A JP H0451899A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、我々が日常食している澱粉糖を原料として、
新規で特長のある甘味料を経済的にかつ連続的にしかも
安定して製造する方法に関する。
〔従来の技術〕
最近、転移又は縮合作用を有する酵素を用いて、種々の
いわゆる“機能性糖質”が食品素材として注目を集めて
いる。マルトース転移糖を生成するα−グルコシダーゼ
(トランスグルコシダーゼとも言う)の基本的転移作用
については、辻坂ら(良化、第37巻、第12号、第7
47〜752頁、1963)の報告等のように古くから
研究されている。又、マルトース転移糖の製造方法に関
しては、特公昭40−27319号公報に記載されてい
る酸性白土に吸着させた(固定化)酵素を用いる方法や
、低温放射線重合法によりアクリルアミドにa−グルコ
シダーゼを固定化し、多量の少糖類を合成する試み等(
良化、第53巻、第12号、第385〜390頁、19
79、千葉ら)、多数の方法が報告されている。さらに
、糖転移反応を利用して糖転移物を主体とするイソマル
トース、分岐オリゴ糖シラツブ等を製造する方法は例え
ば特公昭62−51584号、特開昭60−30695
号、特開昭61−124389号、特開昭61−212
296号、特開昭61−219345号、特開昭62−
171693号、特開昭63−109790号などに記
載されている。しかしながら、これらの方法によって得
られた糖転移物は、各々特質を有してはCするが、概し
て2糖類が主体となっているものが多い。
また、Σ造法的にも、充分効率的であるとはいいけい。
このような実情から食品素材として、安価にかつ多量に
しかも安定的に3糖類以上の転移糖が主成分となるマル
トース転移糖混合物を製造する方法が求められているが
いまだに確立されていない。
尚、本発明で言うマルトース転移糖混合物とは、トラン
スグルコシダーゼが澱粉糖に作用して生成する1分子中
にα−1,4結合以外の結合ヲt、つイソマルトースや
パノース、イソマルトトリオース、コージビオーヌ、ニ
ゲロース、イソマルトテトラオース等の2種類以上のオ
リゴ糖を総称して言う。
又、この種の糖類の製造技術においては、製造コストを
下げる為に固定化された酵素を用いることが提案され、
その固定化も種々の方法が報告され、まとめられている
(「固定化酵素J1975、「固定化生体触媒J 19
86、いずれも子細、〈講談社〉)。
固定化の方法としての物理的吸着法やイオン結合法は、
簡単で、しかも酵素の変性が少ないが、吸着した酵素が
担体から離脱し易いため、長期間の安定した工業的製造
方法には適さない。
担体に酵素を化学的に共有結合させる方法は、酵素の離
脱は少ないが、固定化時の酵素の変性が著しく、その活
性比かもとの酵素の10〜30%程度となって、酵素の
利用面から見ると効率的でない。
グルタルアルデハイド等による架橋法を用いた酵素の固
定化もその活性部位が修飾を受ける等の酵素蛋白質の変
性を受けるため、活性の低下を起こし、活性比が元の酵
素の10〜30%程度となり、酵素の利用面から見ると
効率的でない。
また酵素固定化のためのアクリルアミド等による包括法
やマイクロカプセル法は、基質トの親和性が低下したり
、担体自身の強度が弱い等の問題が生じ、汎用性の点で
問題がある。
又、上記した固定化方法の種々の組み合わせによって固
定化を行う方法も公開されている。
例えば、網状構造を有する粘度鉱物を焼成した多孔性で
表面積の十分に大きいセラミックに酵素を吸着固定化す
る方法においては、予めセラミックをシラン化し、さら
にこのシラン化セラミックをグルタルアルデハイドで処
理したアルデヒド基導入セラミックのごとき官能基を有
する多孔性セラミックを固定化担体とし、インベルター
ゼを固定化した例(特開昭63−91083号、特開昭
63−190637号)や、同方法でプルラナーゼを固
定化する方法(特開平1−179697号)などが知ら
れている。
このように、酵素の固定化の方法としては、−数的に種
々の方法が知られているが、汎用性のある確立された方
法がない為、それぞれ目的とする酵素により、又使用す
る条件に応じ、その酵素に最も適した固定化の方法を慎
重に、かつ厳密に規定しなくてはならないのが常識であ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は、利用面において種々の有利な特質を有す
るマルトース転移糖混合物を効率的かつ工業的に安価に
製造する方法について鋭意研究し、検討を重ねて来た結
果、本発明を完成するに至った。
即ち、概言すると、本発明は5iCbとMgOを主成分
とし、多孔性で、その平均細孔径が200A以上で、か
つ比表面積が70vl/11以上であるセラミック粒子
と、適当量のグルタルアルデハイドと、固定化りようと
するα−グルコシダーゼ酵素溶液とを同時に混合するこ
とにより、セラミック粒子へ酵素を固定化し、この固定
化酵素を充填したり7クターに、重合度2及び重合度3
の糖質の含量の合計が80%以上である澱粉糖を、連続
的に通液させることにより転移糖を60%以上含有する
マルトース転移糖混合物を、経済的かつ効率的に製造す
ることを特徴とする、固定化酵素を用いたマルトース転
移糖混合物の効率的製造方法に関するものである。
特に、本発明者らは種々の特質を有するマルトース転移
糖混合物を製造するためには、基質として何を出発物質
にするかという点と、どの種の酵素をどのような条件で
用いるかという点を検討した結果、本発明の特定の条件
が必要であることを見出したのである。
まず、基質としては入手可能な澱粉糖の中から種々選定
して比較検討した。一般にこの種の技術では、澱粉をα
−アミラーゼ、β−アミラーゼ、さらに枝切り酵素(プ
ルラナーゼ、イソアミラーゼ)等を組み合わせて用いる
ことにより処理して得られたマルトースを多く含む基質
を高濃度にして用いるのが当業界での常識となっている
(特公昭36−23698号、特公昭46−24060
号)。
本発明者らは、マルトースを生成する目的で糖化した糖
化物を基質として用いるという従来の概念の外に、さら
にマルトースの生成目的の為に糖化した糖化物から、マ
ルトースを分離した残部のマルトトリオースを好ましく
は少なくとも30%以上含んだ糖化物を用いることで、
3糖類以上の4.5.6糖の比較的高分子主体の転移糖
生成物を多く含むマルトース転移オリゴ糖を製造出来る
ことを見いだし、このマルトース転移オリゴ糖が従来か
ら知られているこの種の糖質と、味質やその他の物理的
性質において異なる特長を有するものであることを見い
だした。本発明は一面ではこの知見を基礎におくもので
ある。
次に、酵素としてはアスペルギルス・ニガー(Asp、
 niger )起源のα−グルコシダーゼ、例えば市
販の酵素製剤ではトランスグルコシダーゼL「アマノ」
 (天野製薬製冷利用すべきことを見いだした。
さらに、経済的、工業生産的立場からこの酵素剤を固定
化して用いる点に関し、種々の固定化法について検討を
加えた。
まず、固定化法としては、食品衛生上安全なものである
こと、固定化及び工業的生産面での操作が簡単で、固定
化操作中の酵素の失活ができるだけ少ないこと、さらに
固定化酵素が安定で長時間の通液便用に耐え得る強度、
圧損失などの物理的特性に優れたものである事を目標に
した。
この点について種々検討の結果、上述したように、基質
を高濃度にして酵素反応を行う必要性から、固定化担体
としてセラミックを用いることが物理的特性のうえで有
利であることが明らかになった。しかし、従来から知ら
れているセラミックを用いた固定化方法では、固定化は
可能であるが、安定性において問題があり、短時間のう
ちに酵素が離脱し活性が低下することが認められた。ま
た、アルデヒド基を導入したセラミックでは、固定化し
得る酵素量に限界があり、固定化酵素の単位重量当たり
の酵素活性が低くなり、す7クターとしての効率が維持
できないという欠点が生じた。
本発明者らは如上の点に鑑み更に研究を重ねた結果特定
の酵素固定化法を用いる必要があることを見出した。以
下かかる本発明の固定化方法について詳述する。
すなわち、本発明が解決しようとする固定化技術に用い
る固定化担体のセラミックは、510vとMgOを主成
分とし、多孔性で、がっその平均m孔aがyスペノνギ
ルス・ニカ−(Asp、 niger )起源のα−グ
ルコシダ〜ゼ(分子量60000)の分子を吸着するに
充分な2ooX以上で、かつ比表面積が70m’/g以
上であるセラミック粒子である事が必要条件である。次
に、アスペルギルス・ニガー起源のα−グルコシダーゼ
を上記セラミック粒子に固定化する際に、α−グルコシ
ダーゼ酵素溶液と上記セラミック粒子との混合物中に、
グルタルアルデハイドの適当量を添加することで、長期
間安定でかつ高活性を有する固定化酵素を製造し得るこ
とを見いだした。
例えば、第1図は固定化酵素をリアクター形式で用いこ
れに糖液を連続的に通液した時間と得られた生成物中の
マルトース転移糖含量の関係を示すグラフであるが、同
図より明らかなように、固定化反応時に、グルタルアル
デハイドを添加しなくても酵素の吸着固定化は認められ
たが、この固定化酵素はリアクター形式にして反応を行
うと、酵素の離脱が容易に起き、マルトーヌ転移糖の生
成が急速に減少し、酵素活性が失われたことが明らかで
あった。これに対しグルタルアルデハイドを添加して固
定化を行った固定化終了後は長時間にわたり安定比した
マルトース転移糖の生成が認められた。
更に詳しく述べると、セラミック粒子にα−グルコシダ
ーゼを吸着固定化する際に、グルタルアルデハイドを同
時に添加することで、酵素分子同志の架橋反応と重合反
応と担体への吸着固定化反応を同時進行させることによ
り、担体への酵素の吸着量も高く、しかも酵素の離脱が
殆ど無い為に、固定化酵素の比活性の高い、長期間安定
な固定化酵素を得る事ができ、これにより連続的に、か
つ効率的に、工業的に安価なマルトース転移糖混合物を
製造する方法を確立することができたつ 本発明方法の実施にあたり酵素の固定化のための担体と
して用いるセラミック粒子としては、公知の網状構造を
有する粘土鉱物原石を粉砕、篩分けして一定粒度とした
うえで、高温で焼成した5IOIとMgOを主成分とし
た多孔性セラミックを用いる(特開昭63−91083
号、特開昭63−190637号)。また、固定化させ
るα−グルコシダーゼは、粗酵素品でも差し支えないが
、固定化の前に精製を行い、酵素蛋白質の単位当たりの
比活性を高くしたものを用いることが好ましく、かくす
ることにより固定化酵素の単位重五当たりの活性を上げ
て、酵素反応が効率的なり7クターにすることができる
。このセラミック粒子乾燥重量1y当たりに固定化させ
るα−グルコシダーゼの量は、通常酵素蛋白質として5
〜60ダ(酵素力価として1000〜12000υ/g
)、好ましくは15〜40■(酵素力価として3ooo
〜8oooU/g)の範囲である。5■以下の場合は、
固定化担体1g当たりの比活性が低く、逆に60■以上
の場合は固定化した酵素の活性が十分発現せず、酵素の
利用率から見て不経済である。
グルタルアルデハイドの酵素固定化反応時の溶液濃度は
、通常0.1〜1.0%、好ましくは0.2〜0.5%
の範囲である。0.1%以下の場合は反応に長時間を費
やし、1.0%以上になると酵素の不可逆的失活、酵素
分子同志の非効率的架橋及び重合反応をまねく。又、こ
の固定化反応の温度は通常室温でよく、回転又は攪拌を
して担体と酵素を接触させることにより固定化反応を行
い、特に冷却する必要はない。尚、固定化反応の際に、
反応液中に、マルトース、水飴等のような酵素の基質と
なる糖質を添加することは、酵素の失活防止、及び安定
化に寄与するので好ましい。又、固定化終了後には、過
剰のグルタルアルデハイドを除去するために、充分な水
洗を行うことが必要である。
尚、α−グルコシダーゼの活性は、1%メチル−α−D
−グルコシドを基質として、pH5,0,40℃、60
分間反応を行い、反応液2.5d中に1μgのグルコー
スを生成する酵素力価を1単位(IU)として表示する
上記のように固定した酵素を充填したリアクターに澱粉
糖液を通液して連続的にマルトース転移糖混合物を製造
するのであるがこの糖液基質としては、前記したごとく
、重合度2及び重合度3の含量の合計が80%以上であ
ることを要し、目的によっては重合度2及び重合度3の
含量の合計が80%以上でかつ重合度3の糖質の含量が
30%以上の澱粉糖を用いることが好ましい。更に、基
質濃度は、その基質濃度が高ければ高いほど転移又は縮
合反応が起こり易いので10〜65%にすることが好ま
しく。30〜60%の範囲であることが特に好ましい。
しかし、この基質となる糖質や、固定化反応の際に安定
剤として用いる糖質の製造方法は、従来から用いられて
いる方法や、分画によって得た糖質で良く、特に限定す
るものではない。転移反応を行う際の温度及びpHは、
本固定化酵素の反応の最適値を用いれば良い。具体的に
は、反応温度は50〜70℃、p)lはpH5,0〜6
.0の範囲にすることが好ましい。
なお、上記の特定条件下に製造した固定化酵素は、担体
の単位重量当たりの比活性が非常に高く、しかも担体の
物理的強度も極めて強い。
よって、このようにして製造した固定化酵素を用いるこ
とによって、初めて、高濃度の基質を高流量で、換言す
れば、短時間で多量に、しかも連続的、効率的、かつ工
業的に安価なマルトース転移糖混合物を製造する方法が
可能になるのである。
以下、本発明を実施例により説明する。
〔実施例〕
実施例 l 5ideとMg0t主成分とし、多孔性で、その平均細
孔径が200A以上、比表面積が70弱以上のセラミッ
ク粒子40pと、pH6,0に調整した1 00mMリ
ン酸緩衝液副液mと、10%マルトース液(商品名サン
マルト−5を溶解した糖液 三和澱粉工業株式会社製)
182.51L(と、1%グμタルアルデハイド溶液1
00111と、酵素液(商品名ニドランスグルコシダー
ゼL″アマノ“大野製薬製)7.5iuを同時に混合し
、室温で120回/win14cIL幅で2時間、往復
振盪を行い、酵素の固一定住を行った。固定化後、過剰
のグルタルアルデハイドを除去するために、101の純
水を数回に分けて十分に洗浄した。
この固定化酵素では、担体C乾燥重量換算)1g当たり
に酵素蛋白質として約16.3〜(辷33000υ但し
100%活性を保持したとして計算)トランスグルコシ
ダーゼが固定化されていた。
このようにして得た固定化酵素を、φ20X200mm
lの温水ジャケット付きのガラス製カラムに53−(乾
燥担体309に相当)充填して+77クターとして用い
た。
酵素反応の基質としては、pH5,5に調整した40%
マルトース溶液(商品名サンマルト−5を溶解した糖液
 三和澱粉工業株式会社製 糖組成ニゲルコース0.4
%、マルトース94.6%、マルトトリオース3.0%
)を用い、温水ジャケットで50℃に加温した上記カラ
ムに通液して反応を行った。なお、遊離酵素を用いた実
験がら逆算したところ、本リアクターにおいては、通液
速度をSV=、aにすればよかった(100%活性を保
持したとして計算)が、ここでは60%活性を保持した
と仮定して、5V=Z、4で通液した。
このようにして製造されたマルトース転移糖混合物の糖
組成の1例を第1表に示した。
第 表 遊離酵素を用いた実験の糖組成と比較すると、SV舛2
.4で通液する条件では単位基質当たりの酵素活性が高
すぎる為に、反応が進み過ぎる事が判明した。そこでこ
の値から更に最適Sv値を逆算した結果、本リアクター
においては、固定化されたトランスグルコシダーゼの酵
素活性は、はぼ80%以上保持されていた。
この様にして製造されたマルトース転移糖混合物は、非
常に穏やかで上品な味質を持つ糖質甘味料であった。
上記条件下でのマルトース転移糖生産の長期安定性を第
2図に示した。本固定化酵素の転移酵素活性の半減期は
、800時間以上であった。
実施例 2 実施例1に示したり7クターに、酵素反応の基質として
、マルトース製造目的で製造された糖化液(マルトース
76%、マルトトリオース17%が主体)をカチオン型
イオン交換樹脂クロマトグラフィにより、マルトース分
画操作を行った残部の糖液で製造された市販オリゴ)−
スのpH5,2,40%溶液(三和澱粉工業株式会社製
 糖組成ニゲルコース1,1%、マルトース37.1%
、マルトトリオース44.2%)を用い、温水ジャケッ
トで50℃に加温して、通液、反応を行った。通液速度
は5v=a、sで行った。
このようにして製造されたマルトース転移糖混合物の糖
組成の1例を第2表に示した。
第   2   表 この様にして製造された転移糖混合物は、転移4糖類、
転移5糖類及び転移6糖類以上を多く含む、非常に穏や
かで上品な味質を持つ糖質甘味料であった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、以上の説明から明らかなように、特定
の条件下に固定化された特定の酵素を用い、特定組成の
澱粉糖を特定の条件下に処理することにより新規な特徴
を有する甘味料を経済的、連続的にしかも安定して製造
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は酵素固定化反応時にグルタルフルデハイド添加
および無添加で調製した固定化酵素の使用時間対生成マ
ルトース転移糖含量の関係を示すグラフ、第2図は本発
明で使用する固定化酵素のマルトース転移糖生産の長期
安定性を示すグラフである。 特許出願人  三和澱粉工業株式会社 同   日本碍子株式会社 手続補装置   巨 平成3年2月15日

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)SiO_2とMgOを主成分とし、多孔性で、そ
    の平均細孔径が200Å以上で、かつ比表面積が70m
    ^2/g以上であるセラミック粒子と、適当量のグルタ
    ルアルデハイドと、固定化しようとするα−グルコシダ
    ーゼ酵素溶液とを同時に混合することにより、セラミッ
    ク粒子へ酵素を固定化し、この固定化酵素を充填したリ
    アクターに、重合度2及び重合度3の糖質の含量の合計
    が80%以上である澱粉糖を、連続的に通液させること
    により転移糖を60%以上含有するマルトース転移糖混
    合物を製造することを特徴とする固定化酵素を用いたマ
    ルトース転移糖混合物の製造方法。
  2. (2)酵素の固定化の際に使用するグルタルアルデハイ
    ドの濃度が、酵素の固定化反応時の溶液濃度で、0.1
    〜1.0%であることを特徴とする請求項1記載の方法
  3. (3)固定化される酵素が、アスペルギルス・ニガー起
    源のα−グルコシダーゼである請求項1記載の方法。
  4. (4)重合度2及び重合度3の糖質の含量の合計が80
    %以上でかつ重合度3の糖質含量が30%以上である澱
    粉糖を基質として用いる請求項1記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0867828A (ja) * 1994-08-29 1996-03-12 Sanei Gen F F I Inc 青色着色組成物の製造方法
EP0875585A1 (en) * 1997-05-02 1998-11-04 Cerestar Holding B.V. Method for the production of isomalto-oligosaccharide rich syrups

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CN1109755C (zh) * 1997-05-02 2003-05-28 塞里斯塔控股有限公司 一种富含异麦芽低聚糖糖浆的制备方法

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