JPH04507429A - 粒状廃棄物、例えば塵、金属くず、繊維、紙くずまたはこれらの類似物を固めて固形物とする方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 粒状廃棄物、例えば塵、金属くず、繊維、紙くずまたはこれらのＨ身動を固めて 固形物とする方法 本発明は粒状廃棄物、例えば塵、金属ぐず、繊維、紙くずまたはこれらの類似物 を固めて固形物とする方法に関する。

例えば、今日、特に煙道ガスの浄化の際に多量に生じる濾過塵の如き粒状廃棄物 は例えばセメントと水で固められる。

しかしながらセメントを使うことは、セメントが新しい生成物として高価で販売 されているので、生しる製品を高価にしてしまう。その際に得られる製品は比較 的に低い機械的強度しか有しておらず、それ故に特定の用途にしか適していない 。

更に、煙道ガス浄化装置からの粒状廃棄物を石膏の製造および加工に使用するこ とも公知である。

金属粉末、例えば研磨粉末は非常に利用され難い。

特に金属粉末は粒度が小さい為にもはや溶焼することができない。同様なことが 他の金属くず、例えば小さな金属製削りくずについても言える。

廃棄物として生ずる例えばアスヘスト繊維の如き繊維は、大きい安全予防手段を 講してしか運搬することができないし、一部分しか再利用されていない。

紙くず、例えば機空文書、流通から回収される古い紙幣、未記入小切手、有価証 券またはこれらの類似物は一般に運搬することなくただちに使用できなくするべ きである。このような紙くずは一般に燃やされるが、しかし環境保護のために今 日ではこれもしばしば困難に成っている。燃やす際に、特別な印刷である為に危 険な排ガスが生じる。

ドイツ特許出願公開第２．４０２，９７６号明細書、ドイツ特許出願公開第２， ４４４，４２０号明細書およびトイ・ン特許出願公開第２．５３９．１９５号明 細書から、中でも新しい材料に加工すべき熱可塑性合成樹脂廃棄物を活用する方 法が公知である。

この合成樹脂廃棄物を混合機中で高温のもとで５０重量２より多いフィラーと混 合する。フィラーは木くず、アスベスト、泥炭、硫黄、珪藻土、砂、グラファイ ト、金属削りくず、ごみ焼却装置からの灰、熱硬化性合成樹脂のぐずまたはこれ らの類似物が適する。この場合、合成樹脂を細かい粒子に粉砕し、これをフィラ ーと混合機中で混合することができる。

合成樹脂と他の粒子とを混合する場合には、熱の供給によって合成樹脂を可塑状 態または液状にし、各成分を混合しそして加圧下に間める。

この目的の為に、場合によっは被覆を未だ持つフィラーを混合機中で合成樹脂廃 棄物と一緒にし、そこで合成樹脂次第で４００“Ｃまで加熱しそして擬似均質ペ ーストとして混合機から取りだす。このペーストは例えば冷却後でも別の方法段 階、例えば押出成形、押出加工、カレンダー成形、プレス成形、射出成形または 顆粒化に委ねることができる。しかしこの最後の方法段階での材料の賦形は、該 材料が高温のもとて未だペーストの粘稠性を有している時に実施してもよい。こ の場合、賦形は僅かな加圧のもとで行うことができる。例えばペースト状物質を 計量ノズルを通して押し出しそして紐状物または板状物に押出加工することがで きる。

この方法の場合には、例えば木材切屑が末だ湿分を含んでいるのを回避する為に 、木材切屑から湿分を減圧下に除く。即ち、木材切屑を、合成樹脂廃棄物と接触 させる前に、予め乾燥させる。他のフィラーの場合にもガス雰囲気で加工するこ とができる。

材料を２−３ｋｇ／ｃｍ”　〜３０ｋｇ／ｃｍ”の僅かに加圧のもとてプレス成 形によってまたは射出成形によって成形することができる。

用いる原料次第で、該材料は０．８ｋｇ／リンドル（ｌ　ｔ　ｒ）〜２．５ｋｇ ／リットルの密度を有している。

混合機として、これらの公知の方法の為の市販の混練機または加熱用シャケ７） を備えた攪拌式装置を使用できる。

合成樹脂廃棄物を活用する為のこれら公知の方法も機械的費用だけでなく、多大 なエネルギー費用がかかる。即ち、非常に経費がかがる。

本発明は、粒状廃棄物、例えば塵、金属くず、繊維、紙くずまたはこれらの類似 物を用いて安価に固めることができ且つ特に再利用性のある良好な製品を製造で きる方法を提供することを課題としている。

この課題は本発明の方法によって解決される。粒状廃棄物、例えば塵、金属くず 、繊維、紙くずまたはこれらの類似物を固形物に固める本発明の方法の場合には 、粒状廃棄物を合成樹脂とウオーム式押出機中で混合し、圧縮しそして押し出す 。この場合、合成樹脂廃棄物は一般に有機系の炭素含有液体または固体を意味す る。これは何れかの種類の固体合成樹脂廃棄物であっても、塗料＠濁物または他 の粘性のある特に有機系懸濁物であってもよい。

粒状廃棄物の塵、金属くず、繊維、紙くずまたはこれらの類似物と、有機系の炭 素含有液体または固体またはこれらの類似物の如き合成樹脂廃棄物とをウオーム 式押出機の充填用ホッパーに装入する。装入した各成分をウオーム式押出機中で 、回転するウオームによって良く混合しそしてその際に強く圧縮する。その際混 合物中の圧力は１００ｂａｒまでであり得る。

本発明の特に有利な実施形Ｈ！こよれば、混合物を粒状廃棄物と合成樹脂廃棄物 とより成る混合物に空気を混入する。この空気はウオーム式押出機中で混練する 際に固体混合物から押し出され、それによって合成樹脂廃棄物を溶融するのに必 要な熱が生じる。

添加する空気の量を調整することによって、用いる合成樹脂廃棄物に対応してウ オーム式押出機中の温度を簡単に制御できる。

ウオーム式押出機中の混合物を、全部の空気、即ち、粒状廃棄物中に存在する空 気並びに追加的に添加される空気およ・びウオーム式押出機中に充填する際に入 り込む空気が実質的に除かれるまでの間、混練するのが好ましい。

ウオーム式押出機中で混合物に液体、特に濃縮された廃棄物液も混入してもよい 。

例えば有害物質含有液体をウオーム式押出機中に導入してもよい。ウオーム式押 出機中の多量の熱によって液体、特に水は蒸発する。菓発する液体は、特にたと え有害であっても、ウオーム式押出機から漏れ出す際に捕捉しそして凝縮させる ことができる。

固体成分は混合物中に一緒に練込む。

例えば１００リツトルの液体を粒状廃棄物および合成樹脂廃棄物より成る固体混 合物１トンに混入することができる。

一つの実施形態によれば、煙道ガス浄化装置からの濾過塵を粒状廃棄物として用 いることができる。

これは合成樹脂中に埋め込まれて、もはや外界と接触しないようにされる。この 場合、合成樹脂が耐蝕性でることに注意するべきである。

ウオーム式押出機中の大きな圧力およびそれによって生じる混合物の均一性の為 に、固体混合物の合成樹脂廃棄物の重量側合は３０χまで、特に約１５χまでで あれば十分である。

ウオーム式押出機は予備混合機またはその類似装置を配備していないので、合成 樹脂廃棄物を顆粒状態で混合物に添加するのが有利である。この顆粒は１０ｍｍ 〜４０ｍｍの直径を有し得る。例えばシート状廃棄物は２ｍｍＸ２ｍｍの面積を 有し得る。これによってウオーム式押出機から生じる材料において均一な混合物 が得られる。

紐状物またはベレットの状態で存在する、ウオーム式押出機から生じる生成物は ４００ｋｇ／ｃｍ２まで圧力をかけることができ、用いる材料次第では１．８ｋ ｇ／リンドル以上の密度を有している。紐状物またはベレットは例えば６０Ｘ６ ０ｍｍ”の断面積を有していてもよい。

このベレットまたは紐状物はそのまま貯蔵することができる。しかしこれらは大 きなブロックに固めることができ、そして合成樹脂と一緒に押出成形される。そ のままで例えば建材としても使用できる。

特に、このベレットまたは紐状物が金属材料を含有している時には、これを工場 において溶焼してもよい。そこを支配する高温の為に、非金属物質は燃焼してし まう。その際に生じる熱は溶錬工程の為に利用することができる。

ウオーム式押出機は、国際特許出願８３１０３゜９９９号公報、ドイツ特許出願 公開第３，７１４゜５０８号明細書、ドイツ特許出願公開第３．７１４゜５０９ 号明細書およびドイツ特許出願公開第３，７１４．５１８号明細書に開示されて いる様な構造を有していることができる。この場合、二つの互いに平行に配置さ れたウオームを備えているウオーム式押出機が適する。

粒状廃棄物は例えば予備の貯蔵容器から、該廃棄物を秤量するヘルドコンベヤの 上に載せる。この廃棄物の重さおよび配量供給割合に依存して、合成樹脂廃棄物 をベルトコンベヤの上に供給する。両方の種類の廃棄物をウオーム式押出機の取 り入れ容器中に一緒に供給する。

追加的に液体を加える場合には、これを別にウオーム式押出機に配量供給する。

補正書の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の８） 平成３年８月１３日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）粒状廃棄物、例えば塵、金属くず、繊維、紙くずまたはこれらの類似物を固 めて固形物とする方法において、粒状廃棄物をウオーム式押出機において合成樹 脂廃棄物と混合、混線しそして押し出すことを特徴とする、上記方法。 ２）混合物中の圧力が１００ｂａｒまでである請求項１に記載の方法。 ３）粒状廃棄物と合成樹脂廃棄物との混合物に空気を混入する請求項１または２ に記載の方法。 ４）混合物に液体、特に濃縮された廃液を混入する請求項１〜３のいずれか一つ に記載の方法。 ５）粒状廃棄物として煙道ガス浄化装置からの濾過塵、金属くず、金属製削りく ず、アスベスト繊維、書類を使用する請求項１〜４のいずれか一つに記載の方法 。 ６）混合物固形分中の合成樹脂廃棄物の重量割合が３０％まで、特に約１５％で ある請求項１〜５のいずれか一つに記載の方法。 ７）合成樹脂廃棄物は顆粒状態で混合物に混入される請求項１〜６のいずれか一 つに記載の方法。 ８）混合物をウオーム式押出機において、実質的に全ての空気が除かれるまで混 練する請求項１〜７のいずれか一つに記載の方法。 ９）得られる再加工可能な生成物をペレットまたは紐状物の状態でウオーム式押 出機から出す請求項１〜８のいずれか一つに記載の方法。 １０）ウオーム式押出機中で圧縮することによって得られる生成物を製鋼所で溶 煉する請求項１〜９のいずれか一つに記載の方法。