JPH08229593A - スラッジ処理方法、スラッジ処理装置および骨材製造装置 - Google Patents

スラッジ処理方法、スラッジ処理装置および骨材製造装置

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JPH08229593A
JPH08229593A JP6192795A JP6192795A JPH08229593A JP H08229593 A JPH08229593 A JP H08229593A JP 6192795 A JP6192795 A JP 6192795A JP 6192795 A JP6192795 A JP 6192795A JP H08229593 A JPH08229593 A JP H08229593A
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JP
Japan
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sludge
mixing
aggregate
slurry
sludge treatment
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Application number
JP6192795A
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English (en)
Inventor
Kazunari Yamamoto
和成 山本
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Chuo Saiseki Kk
Original Assignee
Chuo Saiseki Kk
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 産業廃棄物である各種のスラッジを各種建設
資材としての骨材に再利用することができるスラッジ処
理技術を提供する。 【構成】 混合部42により、砕石場等において回収さ
れるスラリ状のスラッジS1 に、スラリ状のセメントミ
ルクCMを混合してから、この得られた混合スラリS2
を、脱水部43により、高圧下にて脱水処理してケーキ
CKを生成する。この後、ブリケッティング部44によ
り、この生成ケーキCKを所定形状寸法にブリケッティ
ングしてから、その成形されたブリケットBa、Bb、
Bcを養生させて乾燥硬化し、各種建設資材としての骨
材に再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スラッジ処理方法、ス
ラッジ処理装置および骨材製造装置に関し、さらに詳細
には、砕石場をはじめとする骨材生産現場や浚渫現場の
汚泥、建設残土あるいは焼却灰等のスラッジを、各種建
設資材としての骨材に再利用するためのスラッジ処理技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】砕石場をはじめとする骨材生産現場にお
いて骨材製造時に生じる汚泥、ダム建設工事現場におい
て濁水処理時に生じる汚泥、浚渫工事現場において生じ
る汚泥、各種建設現場において生じる建設残土、あるい
は大規模焼却場において生じる焼却灰などのスラッジ
は、一般に産業廃棄物として、廃棄業者により埋め立て
るなどの廃棄処分がなされているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年発
生する産業廃棄物の量は膨大で、その処分地の確保を年
々困難なものとし、これに伴う処分地の遠隔地化等によ
り、廃棄処分に要する経費・労力も増大化の一途をたど
っている。
【0004】また一方で、環境保護の観点から骨材の原
材料となる山砂や川砂等の採取が抑制されるとともに、
地球資源の有効利用が近年特に叫ばれており、産業廃棄
物の再生利用の可能性についても種々の試験、研究が行
われている。
【0005】本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、これら産
業廃棄物である各種のスラッジを各種建設資材としての
骨材に再利用することができるスラッジ処理技術を提供
することにある。
【0006】また、本発明の他の目的とするところは、
このスラッジ処理技術を利用した骨材製造装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスラッジ処理方法は、砕石場等において回
収されるスラリ状のスラッジに、スラリ状の改良硬化剤
を混合する混合工程と、この混合工程で得られた混合ス
ラリを高圧にて脱水処理する脱水工程と、この脱水工程
で得られた生成ケーキを所定形状寸法に加圧成形する成
形工程と、この成形工程で成形された成形物を硬化させ
る硬化工程とを備えてなることを特徴とする。
【0008】より具体的には、上記混合工程における改
良硬化剤としては、例えばセメントを主成分として含ん
でいることが好適であり、さらには目的に応じて、シリ
カや炭酸ナトリウムも混合ないし配合され得る。また、
上記成形工程は、上記脱水工程で得られた生成ケーキを
圧縮して、密度の大きい、形状のそろった成形物を成形
する造粒工程であることが好ましい。
【0009】また、本発明のスラッジ処理装置は、上記
処理方法を実施するためのもので、砕石場等において回
収されるスラリ状のスラッジに、スラリ状の改良硬化剤
を混合する混合手段と、この混合手段により得られた混
合スラリを高圧にて脱水処理する脱水手段と、この脱水
手段により得られた生成ケーキを所定形状寸法に加圧成
形する造粒手段とを備えてなることを特徴とする。
【0010】具体的には、上記造粒手段として、例え
ば、外周に多数の成形ポケットを備える一対の成形ロー
ルが回転可能に対向配置されてなるブリケッティング装
置が採用され、このブリケッティング装置に、上記脱水
工程で得られた生成ケーキが順次供給されて、上記両成
形ロール間で連続的に圧縮され、密度の大きい、形状の
そろったブリケットが連続的に成形されるように構成さ
れる。また、好適には、上記混合手段に供給されるスラ
ッジの濃度を調整する濃度調整手段をも備える。
【0011】さらに、本発明の骨材製造装置は、砕石を
製造する砕石製造装置と、この砕石製造装置により製造
された砕石を所定の形状寸法ごとに選別する骨材選別装
置と、この骨材選別装置により選別廃棄されるスラッジ
を再生処理する上記スラッジ処理装置とを備えてなるこ
とを特徴とする。
【0012】
【作用】例えば、本発明のスラッジ処理技術を適用した
骨材製造装置においては、砕石製造装置により所期の砕
石つまり本来の骨材を製造する。この骨材のうち土混じ
りの骨材、つまりスラッジ成分を含む骨材を、まず骨材
選別装置へ供給して、所定の形状寸法ごとに選別すると
ともに、ここで選別廃棄されるスラリ状のスラッジをス
ラッジ処理装置へ送って再生処理を施し、再生骨材を製
造する。
【0013】この再生骨材を製造するには、まず上記ス
ラッジに、スラリ状の改良硬化剤、例えばセメントミル
クを混合した後、ここで得られた混合スラリを高圧にて
脱水処理して、ケーキを生成する。続いて、この生成ケ
ーキにブリケッティング等の加圧成形処理を施して、所
定の形状寸法に加圧成形した後、そのまま養生等により
硬化させて再生骨材とする。
【0014】このように、高圧脱水後の生成ケーキに、
さらに加圧成形処理を施すことにより、産業廃棄物から
の再生骨材であるにもかかわらず、その強度を、岩石等
から製造される本来の骨材に匹敵する程度まで増大する
ことも可能となる。
【0015】また、スラリ状のスラッジに対して、スラ
リ状の改良硬化剤を混合することにより、均質な混合ス
ラリを短時間で得ることが可能で、続く脱水処理の効率
化が促進されるとともに、上記2段階の加圧処理との相
乗効果により、最終製品である再生骨材の均質化・強度
増大化が実現する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。
【0017】本発明に係る骨材製造装置の概略構成が図
1に示されている。この骨材製造装置は、具体的には砕
石場に建設される砕石プラントであって、砕石製造装置
1、骨材選別装置2およびスラッジ処理装置3を主要部
として構成されている。以下、各構成装置ごとに説明す
る。
【0018】砕石製造装置1は、所期の砕石つまり本来
の骨材を製造するもので、従来周知の構成を備えてな
り、砕石場から採取される岩石に所定の砕石処理および
水洗処理等を施した後、これら砕石を所定の形状寸法ご
とに選別して、各種等級の骨材(製品)を製造する。
【0019】また、この砕石製造装置1により製造され
た骨材のうち、土混じりの骨材、つまりスラッジ成分を
含む骨材については、一部が製品としてそのまま出荷さ
れるとともに、残りの部分(以下、再生用原料と称す
る)Mは、ベルトコンベア4により、次工程である骨材
選別装置2へ送られる。図示の実施例においては、路盤
材として用いられる粒度40〜0(粒径40mm〜0)
の骨材が再生用原料Mとして採用されている。
【0020】骨材選別装置2は、上記砕石製造装置1か
ら供給される再生用原料Mを水洗しながらさらに所定の
形状寸法ごとに選別するもので、図2に示すように、整
粒部(整粒手段)5および選別部(選別手段)6を主要
部として備えてなる。
【0021】整粒部5は、上記砕石製造装置1から供給
される砕石の形状を整える部位で、混練ミキサ等からな
る整粒装置10を主要部として備えてなる。図4に示す
ように、上記再生用原料Mは、砕石製造装置1から上記
ベルトコンベア4により、ベルトフィーダ11に搬送供
給された後、ベルトコンベア12を介して、上記整粒装
置10へ供給される。そして、この整粒装置10によ
り、上記再生用原料Mは加水されながら混練されて、そ
の破砕形状を整えられた(整粒)後、次工程の選別部6
へ送られる。
【0022】選別部6は、整粒部5から供給される整粒
済みの再生用原料M1 を所定の形状寸法ごとに複数段階
に選別する部位で、複数台の選別装置15から構成され
ている。図示の実施例においては、図5に示すように、
スクリーン(篩)の形態とされた第1および第2の選別
装置15a,15bと、分級機の形態とされた第3の選
別装置15cとの合計3台の選別装置を備えてなる。
【0023】第1の選別装置15aは、整粒済み再生用
原料M1 のうち、粒度20以上(粒径20mm以上)の
ものと、さらに粒度13以上(粒径13mm以上)のも
のとを篩い分ける。また、第2の選別装置15bは、第
1の選別装置15aで排出されるもののうち、粒度5以
上(粒径5mm以上)のものと、さらに粒度2.5以上
(粒径2.5mm以上)のものとを篩い分ける。第3の
選別装置15cは、第2の選別装置15bで排出される
ものを、砂とそれ以外のものに選別する。
【0024】すなわち、上記整粒部5から選別部6へ供
給される再生用原料M1 は、まず第1の選別装置15a
において、加水されながら、粒度20以上のものと粒度
13以上ものとが篩い分けられて回収され、粒度20以
上のものM2 は再破砕部20へ送られる一方、残った粒
度13〜20のものが、ベルトコンベア16により、粒
度20〜13の骨材(製品)Wb として搬出回収され
る。
【0025】第1の選別装置15aから篩い分けられて
排出された粒度13以下の再生用原料M3 は、今度は第
2の選別装置15bにおいて、加水されながら、粒度5
以上のものと粒度2.5以上ものとが篩い分けられて回
収され、それぞれベルトコンベア17,18により、粒
度13〜5と粒度5〜2.5の骨材(製品)Wc ,Wd
として搬出回収される。
【0026】さらに、第2の選別装置15bから篩い分
けられて排出された粒度2.5以下の再生用原料M
4 は、最後に第3の選別装置15cにおいて、加水され
ながら、砂とそれ以外のものとが選別されて、砂はベル
トコンベア19により、骨材(製品)We として搬出回
収されるとともに、それ以外のものは、汚泥と水との混
合物であるスラリ状の再生用スラッジSとして、スラッ
ジ処理装置3へ送られる。この際、再生用スラッジS
は、異物除去装置25により再生不可能な異物Zを予め
排除された後、一旦廃水槽26に貯溜されてから、送給
ポンプ27によりスラッジ処理装置3のシックナ45へ
送られる。このときのスラッジSは水分比率が非常に大
きい低濃度スラリの状態にある。
【0027】また、上記再破砕部20へ送られる粒度2
0以上の再生用原料M1 は、図4に示すように、ベルト
コンベア28により選別機29へ供給され、ここで粒度
40以下のものとそれ以上のものに選別され、前者は粒
度40〜20の骨材(製品)Wa として搬出回収される
一方、後者はコーンクラッシャ等の再破砕機30ヘ送ら
れる。この再破砕機30へ供給された粒度40以上のも
のは、ここで再度細かく破砕された後、ベルトコンベア
31,12により上記整粒装置10を経て、再び選別部
6の第1の選別装置15aへ戻される。
【0028】スラッジ処理装置3は、骨材選別装置2の
選別部5により選別廃棄されるスラッジSを再生処理す
るもので、図3に示すように、濃度調整部(濃度調整手
段)40、硬化剤供給部(硬化剤供給手段)41、混合
部(混合手段)42、脱水部(脱水手段)43およびブ
リケッティング部(造粒手段)44を主要部として構成
されている。
【0029】濃度調整部40はスラッジSの濃度を調整
する部位で、図6に示すように、主要部としてシックナ
45を備える。このシックナ45は、具体的にはサイク
ロン付振動篩の形態とされ、上記骨材選別装置2の廃水
槽26から供給される低濃度のスラッジSを貯溜して、
その汚泥成分の底部への沈降を待つ。このシックナ45
の底部に沈降したスラッジS1 は、濃縮された高濃度ス
ラリの状態にあり、図示の実施例においては、上記濃縮
スラッジS1 の濃度は(スラッジ成分含有率35〜40
%)程度に設定されている。
【0030】濃度調整された濃縮スラッジS1 は、送給
ポンプ46によりスラリ槽47へ送られて、ここに一旦
貯溜される。48は濃縮スラッジS1 の濃度を計測する
濃度計を示す。スラリ槽47に貯溜された濃縮スラッジ
1 は、必要に応じて、送給ポンプ49により混合部4
1へ送られる。後述するように、送給ポンプ49は、濃
度計80および図示しない制御装置と共に、混合部42
におけるスラッジと改良硬化剤との混合比を調整する混
合比調整手段を構成している。
【0031】硬化剤供給部41はスラリ状の改良硬化剤
を生成する部位である。改良硬化剤としては、そのもの
自体がスラッジSの結合剤となるものや、後述する脱水
作用や結合作用を助けるための助剤となるものが使用さ
れ、図示の実施例においては脱水助剤と硬化剤の両特性
を備えるセメントCが用いられている。硬化剤供給部4
1は、具体的には改良硬化剤としてのセメントCと清水
Wを混合する構成とされている。
【0032】すなわち、図7において、サイロ50に貯
溜される粉末状のセメントCは、スクリュフィーダ51
およびバケットコンベア52を介して、計量機53によ
り予め設定された量だけ、ミキサ54へ供給される。一
方、清水槽55に貯溜される清水Wは、計量機56によ
り予め設定された量だけ、ミキサ54へ供給される。そ
して、このミキサ54において、上記所定量のセメント
Cと清水Wが均一に混練されて、スラリ状のセメントミ
ルクCMが生成され、必要に応じて、混合部42へ流下
供給される。
【0033】混合部42は、内部に混練機構60aを備
えた混合槽60を主要部として備える。この混合槽60
は、上記濃度調整部40から供給される濃縮スラッジS
1 と上記硬化剤供給部41から供給されるセメントミル
クCMとを均一に混練させた後、この混合スラリS2
次工程である脱水部43へ送る。
【0034】この混合スラリS2 に含有されるセメント
量は、図示の実施例においては10%〜20%程度に設
定されている。本実施例においては、上記混合スラリS
2 におけるスラッジと改良硬化剤であるセメントとの混
合比の調整は、送給ポンプ49により、スラリ槽47か
ら混合部41へ送られる濃縮スラッジS1 の供給量を調
整することにより行われる。
【0035】つまり、硬化剤供給部41から混合槽60
へ供給されるセメントミルクCMの濃度は一定に保つこ
とが容易である反面、スラリ槽47に貯溜される濃縮ス
ラッジS1 の濃度は、その汚泥成分の経時的な沈降によ
り変動しやすい。このため、スラリ槽47から混合槽6
0へ供給される濃縮スラッジS1 の濃度が、濃度計80
により計測されると、その濃度に応じて制御装置(図示
省略)が送給ポンプ49の駆動時間を制御して、濃縮ス
ラッジS1 の供給量を調整する。これにより、混合槽6
0における混合スラリS2 に含有されるセメント量は、
上述のごとく10%〜20%程度に設定維持されること
となる。
【0036】脱水部42は、上記混合スラリS2 を高圧
にて脱水処理する部位で、具体的には、高圧打込みポン
プ65と高圧脱水機66から構成されており、図示の実
施例においては、この高圧脱水機66として高圧フィル
タプレスが使用されている。そして、図8において、上
記混合槽60から高圧打込みポンプ65へ供給される混
合スラリS2 は、上記高圧フィルタプレス66に高圧で
打ち込まれて脱水され、セメントを含有するスラッジの
ケーキCKが得られる。この生成ケーキCKは、ブリケ
ッティング部44へ送られるとともに、脱水された濾液
FWは、PH調整された後再びシックナ45へ戻され
る。この脱水部42で得られる生成ケーキCKの強度
は、図示の実施例の場合、乾燥強度で40kg/cm2
程度である。
【0037】ブリケッティング部44は、脱水部43で
得られた生成ケーキCKを所定形状寸法に加圧成形する
部位で、複数台のブリケッティング装置70から構成さ
れ、図示の実施例においては、図8に示すように、3台
のブリケッティング装置70a,70b、70cを備え
てなる。
【0038】これらブリケッティング装置70a,70
b,70cはそれぞれ、回転する2個の成形ロール7
1,71を主要部として備えてなり、これら成形ロール
71,71の外周には、所期のブリケットBを成形する
成形ポケットが全周にわたり相互に対応してそれぞれ設
けられている。
【0039】第1のブリケッティング装置70aは、粒
度20〜13の範囲の、例えば粒度16程度のブリケッ
トBaを成形する構造とされ、第2のブリケッティング
装置70bは、粒度13〜5の範囲の、例えば粒度9程
度のブリケットBbを成形する構造とされ、また、第3
のブリケッティング装置70cは、粒度5〜2.5の範
囲の、例えば粒度3.5程度のブリケットBcを成形す
る構造とされている。
【0040】すなわち、上記高圧フィルタプレス66で
得られた生成ケーキCKは、上記3台のブリケッティン
グ装置70a,80b,70cへ適宜の配分で供給され
て、同速度で回転する各一対の成形ロール71,71間
を下方へ通過しながら圧縮され、この結果、粒度16程
度のブリケットBa、粒度9程度のブリケットBbおよ
び粒度3.5程度のブリケットBcが、それぞれ連続的
に加圧成形されることとなる。この場合の各ブリケット
Ba,Bb,Bcの強度は、一対のロール71,71に
よる成形圧を設定することにより、各構成粒子間の空隙
率や密度等により決められ、図示の実施例の場合、乾燥
強度で500kg/cm2 程度になるように設定されて
いる。
【0041】75はこのようにして得られるブリケット
Ba、Bb、Bcを硬化させる原料ヤードを示し、各ブ
リケットBa、Bb、Bcは、ここで所定の期間(例え
ば1週間)だけ養生されて硬化し、製品である再生骨材
(製品)となる。
【0042】次に、以上のように構成された骨材製造装
置による骨材の製造方法について説明する。この骨材製
造方法は、以下に述べるように、まず所期の砕石つまり
本来の骨材を製造した後、さらにここで生ずるスラッジ
を再生して再生骨材を製造する。
【0043】A.骨材の製造:砕石場から採取される岩
石は、まず砕石製造装置1により、所定の砕石処理およ
び水洗処理等が施されるとともに、所定の形状寸法ごと
に選別されて、各種等級の本来の骨材(製品)が製造さ
れる。
【0044】B.再生骨材の製造:これら骨材のうち、
スラッジ成分を含む骨材の一部Mは、再生原料として骨
材選別装置2へ送られて、前述したように、所定の形状
寸法(粒度)ごとに選別される。また、ここで選別廃棄
されるスラリ状のスラッジSは、さらに再生用スラッジ
としてスラッジ処理装置3へ送られて、以下の順序で再
生処理が施される。
【0045】すなわち、まず上記再生用スラッジSが、
濃度調整部40で濃度調整された後混合部42の混合槽
60へ送られて、硬化剤供給部41から落下供給される
スラリ状のセメントミルクCMと混合される。続いて、
この混合スラリS2 は脱水部43へ送られ、ここで高圧
下で脱水処理されて、ケーキCKが生成される。この生
成ケーキCKは、ブリケッティング部44でブリケッテ
ィング加工された後、ここで得られたブリケットBa、
Bb、Bcが、上記原料ヤード75へ運ばれて硬化さ
れ、製品としての再生骨材となる。
【0046】しかして、以上の製造工程において、スラ
リ状の再生用スラッジSに対して、スラリ状のセメント
ミルクCMを混合することにより、均質な混合スラリS
2 を短時間で確実に得ることができ、この結果、続く脱
水処理工程の効率化が促進されるとともに、最終製品で
ある再生骨材の均質化・強度増大化が実現する。
【0047】なお、上述した実施例はあくまでも本発明
の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれに
限定されることなく、その範囲内で種々設計変更可能で
ある。例えば、以下のような改変が可能である。
【0048】(1) 図示の実施例においては、スラリ槽4
7内の濃縮スラッジS1 の濃度を一定に保つことが比較
的困難であることから、硬化剤供給部41から混合槽6
0へ供給されるセメントミルクCMの濃度を一定に保つ
とともに、スラリ槽47から混合槽60へ供給される濃
縮スラッジS1 の供給量を調整して、その混合比を調整
する構成とされているが、目的や用途等に応じて、これ
と逆の構成としたり、あるいは濃縮スラッジS1 とセメ
ントミルクCM双方の供給量を調整できる構成も採用可
能である。
【0049】(2) また、図示の実施例においては、改良
硬化剤としてセメントが単独で採用されているが、用途
および目的に応じて他の改良硬化剤も採用可能である。
例えば、セメントを主成分として、これにシリカ(Si
2 )の微小粉末(10μm以下)を加えてなる混合剤
を用いることにより、製品硬度のより増大化を図った
り、あるいは、スラッジの種類によっては炭酸ナトリウ
ムをさらに加えた混合剤を用いることも可能である。さ
らに、改良硬化剤として、セメント以外の同種の改良硬
化剤を単独であるいは主成分として用いることも可能で
ある。
【0050】(3) 図示の実施例においては、生成ケーキ
CKの加圧成形技術として、直接最終製品形状であるブ
リケットBa,Bb,Bcを成形するブリケッティング
が行われているが、まず半製品である比較的大きな再生
粗骨材を作った後、所望により、さらにこの再生粗骨材
をより細かく破砕して、再生細骨材とすることも可能で
ある。
【0051】(4) また、上記ブリケッティング部44に
よるブリケッティングは、生成ケーキCKから最終製品
形状であるブリケットBa,Bb,Bcを連続的に多量
生産するもので、押出成形やペレッティング等を含む他
の造粒技術も採用可能である。
【0052】(5) 図示の実施例は、砕石場において骨材
製造時に生じるスラッジの再生処理に本発明が適用され
たものであるが、本発明は、ダム建設工事現場において
濁水処理時に生じる汚泥、浚渫工事現場において生じる
汚泥、各種建設現場において生じる建設残土、あるいは
大規模焼却場において生じる焼却灰など、他の技術分野
におけるスラッジの再生処理にも適用可能である。
【0053】(6) 図示の実施例において、上記以外の各
装置を構成する具体的な機器についても図示のものに制
限されず、他の同様な機能を有する機器も代替使用可能
であり、具体的な装置構成や工程数も、設置する構成機
器の増減等により種々設計変更可能であることはもちろ
んである。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明において
は、砕石場等において回収されるスラリ状のスラッジ
に、スラリ状の改良硬化剤を混合して、この得られた混
合スラリを高圧にて脱水処理してケーキを生成した後、
この生成ケーキを所定形状寸法に加圧成形してから、こ
の成形された成形物を硬化させるようにしたから、産業
廃棄物である各種のスラッジを各種建設資材としての骨
材に再利用することができる。
【0055】したがって、地球資源の有効活用が実現す
るとともに、同時に、近年顕著に問題化してきている産
業廃棄物の処分地確保の問題や、これに伴う廃棄処分に
要する経費・労力の問題等がいっきに解消され得る。
【0056】しかも、混合スラリを高圧にて脱水処理し
てケーキを生成した後に、さらにこの生成ケーキを所定
形状寸法に加圧成形するようにしたから、産業廃棄物か
らの再生骨材であるにも係わらず、その強度を、岩石等
から製造される本来の骨材に匹敵する程度まで増大する
ことも可能で、高強度が要求されるコンクリート用の骨
材にも適用可能となり得る。
【0057】また、上記スラッジに改良硬化剤を混合す
るに際し、スラリ状のスラッジに対して、スラリ状の改
良硬化剤を混合するようにしたから、均質な混合スラリ
を短時間で得ることが可能で、続く脱水処理の効率化が
促進されるとともに、上記の2段階の加圧工程による効
果とも相まって、最終製品である再生骨材の均質化・強
度増大化が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である骨材製造装置を示す概
略構成図である。
【図2】同骨材製造装置の骨材選別装置を示す概略構成
図である。
【図3】同骨材製造装置のスラッジ処理装置を示す概略
構成図である。
【図4】同骨材選別装置の整粒部を示す概略構成図であ
る。
【図5】同骨材選別装置の選別部を示す概略構成図であ
る。
【図6】同スラッジ処理装置の濃度調整部を示す概略構
成図である。
【図7】同スラッジ処理装置の硬化剤供給部を示す概略
構成図である。
【図8】同スラッジ処理装置の混合部、脱水部およびブ
リケッティング部を示す概略構成図である。
【符号の説明】
S 再生用スラッジ S1 濃縮スラッジ S2 混合スラリ CM セメントミルク(スラリ状の改良硬
化剤) CK 生成ケーキ Ba〜c ブリケット 1 砕石製造装置 2 骨材選別装置 3 スラッジ処理装置 5 整粒部(整粒手段) 6 選別部 40 濃度調整部(濃度調整手段) 41 硬化剤供給部(硬化剤供給手段) 42 混合部(混合手段) 43 脱水部(脱水手段) 44 ブリケッティング部(造粒手段) 70a〜c ブリケッティング装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 11/12 B09B 3/00 ZAB C04B 18/12 301E

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砕石場等において回収されるスラリ状の
    スラッジに、スラリ状の改良硬化剤を混合する混合工程
    と、 この混合工程で得られた混合スラリを高圧にて脱水処理
    する脱水工程と、 この脱水工程で得られた生成ケーキを所定形状寸法に加
    圧成形する成形工程と、 この成形工程で成形された成形物を硬化させる硬化工程
    とを備えてなることを特徴とするスラッジ処理方法。
  2. 【請求項2】 上記混合工程における改良硬化剤がセメ
    ントを含むことを特徴とする請求項1に記載のスラッジ
    処理方法。
  3. 【請求項3】 上記混合工程における改良硬化剤がセメ
    ントとシリカの混合剤であることを特徴とする請求項1
    に記載のスラッジ処理方法。
  4. 【請求項4】 上記混合工程における改良硬化剤がセメ
    ント、シリカおよび炭酸ナトリウムの混合剤であること
    を特徴とする請求項1に記載のスラッジ処理方法。
  5. 【請求項5】 上記脱水工程において脱水排出される排
    水を上記混合工程へ還流させることを特徴とする請求項
    1に記載のスラッジ処理方法。
  6. 【請求項6】 上記成形工程が、上記脱水工程で得られ
    た生成ケーキを圧縮して、密度の大きい、形状のそろっ
    た成形物を成形する造粒工程であることを特徴とする請
    求項1に記載のスラッジ処理方法。
  7. 【請求項7】 上記造粒工程が、上記脱水工程で得られ
    た生成ケーキを回転する2個のロール間で連続的に圧縮
    して、密度の大きい、形状のそろった成形物を成形する
    ブリケッティング工程であることを特徴とする請求項6
    に記載のスラッジ処理方法。
  8. 【請求項8】 砕石場等において回収されるスラリ状の
    スラッジに、スラリ状の改良硬化剤を混合する混合手段
    と、 この混合手段により得られた混合スラリを高圧にて脱水
    処理する脱水手段と、 この脱水手段により得られた生成ケーキを所定形状寸法
    に加圧成形する造粒手段とを備えてなることを特徴とす
    るスラッジ処理装置。
  9. 【請求項9】 上記造粒手段が、外周に多数の成形ポケ
    ットを備える一対の成形ロールが回転可能に対向配置さ
    れてなるブリケッティング装置からなり、 このブリケッティング装置に、上記脱水工程で得られた
    生成ケーキが順次供給されて、上記両成形ロール間で連
    続的に圧縮され、密度の大きい、形状のそろったブリケ
    ットが連続的に成形されるように構成されていることを
    特徴とする請求項8に記載のスラッジ処理装置。
  10. 【請求項10】 上記混合手段に供給されるスラリ状の
    スラッジの濃度を調整する濃度調整手段と、上記混合手
    段に供給されるスラリ状の改良硬化剤を生成する硬化剤
    供給手段とを備えることを特徴とする請求項8に記載の
    スラッジ処理装置。
  11. 【請求項11】 上記混合手段におけるスラッジと改良
    硬化剤との混合比を調整する混合比調整手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項8または10に記載のスラッジ処
    理装置。
  12. 【請求項12】 砕石を製造する砕石製造装置と、この
    砕石製造装置により製造された砕石を所定の形状寸法ご
    とに選別する骨材選別装置と、 この骨材選別装置により選別廃棄されるスラッジを再生
    処理する請求項8ないし11のいずれか一つに記載のス
    ラッジ処理装置とを備えてなることを特徴とする骨材製
    造装置。
  13. 【請求項13】 上記骨材選別装置は、上記砕石製造装
    置から供給される砕石の形状を整える整粒手段と、この
    整粒手段から供給される砕石を所定の形状寸法ごとに複
    数段階に選別する選別手段とを備えてなることを特徴と
    する請求項12に記載の骨材製造装置。
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