JPH0450204Y2 - - Google Patents

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JPH0450204Y2
JPH0450204Y2 JP1985059800U JP5980085U JPH0450204Y2 JP H0450204 Y2 JPH0450204 Y2 JP H0450204Y2 JP 1985059800 U JP1985059800 U JP 1985059800U JP 5980085 U JP5980085 U JP 5980085U JP H0450204 Y2 JPH0450204 Y2 JP H0450204Y2
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transparent
thin film
conductive thin
transparent substrate
resistivity
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車用導電性透明部材に関し、特に
自動車の窓ガラスやミラーに好適な自動車用導電
性透明部材に関する。
〔従来の技術〕
自動車の窓ガラスやミラーに付着した水滴や氷
結により曇りを除去するために、従来はフアンに
よつて温風を窓ガラス表面に吹き当てるデフロス
タ装置や熱線デフオツガ等が用いられていた。
しかし、デフロスタ装置には以下の如き問題が
ある。
第1に、大容量のデフロスタ装置が必要にな
る。
第2に、デフロスタ装置は空調装置と一体にな
つているため、デフロスタ装置作動時には、デフ
ロスタ装置から吹き出す温風によつて必要以上に
車室温が高まり、車内温度を快適温度に保つこと
が困難である。
第3に、デフロスタ装置はその作動時の騒音が
大きい。
第4に、エンジン冷却水低温時においては、解
曇または解凍までに時間が掛かる。
また、熱線デフオツガには以下の如き問題があ
る。
第1に、熱線デフオツガを取り付けたことによ
り見える横縞が見苦しい。
第2に、解曇または解凍パータンも横縞模様と
なり、視認性が十分とは言えない。
そこで、かかる問題を解消するために、従来の
デフロスタ装置または熱線デフオツガに代わり、
ガラス全体に透明導電性薄膜を形成し、透明ヒー
タ膜とした透明導電ガラスが考えられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、従来はガラス全体に透明導電性薄膜
を形成しようとしていた。しかしながら、ガラス
全体に単に透明導電性薄膜を形成するだけでは、
ガラス全体が均一に加熱されることになり、温度
集中がなく、曇除去に長時間を要することにな
る。
このため、早急に視界を確保したい部分を優先
的に解曇または解凍する工夫が望まれていた。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記要望に基づきなされたもので、本
考案の技術的課題は、自動車の窓ガラス等に用い
られる導電性透明部材において、透明導電性薄膜
の比抵抗を場所により変えることにより、最も早
急に視界の確保を必要とする部位の視界を迅速に
確保することにある。
かかる技術的課題は、本考案によれば、次に述
べる自動車用導電性透明部材によつて解決され
る。
即ち、本考案の自動車用導電性透明部材は、自
動車の窓ガラス等に用いられる略矩形の透明基板
と、この透明基板の自動車への装着時における右
側と左側の各辺に沿つて設けられた一対の電極
と、この電極と接続された透明基板のほぼ全表面
にわたつて略均一な厚さに設けられ、比抵抗の高
い部分と低い部分とに比抵抗を変化させた透明導
電性薄膜とからなる自動車用導電性透明部材であ
つて、前記透明導電性薄膜は、前記透明基板の上
方から下方に向けて左右方向に略平行な3つの領
域からなり、この領域のうち上側部と下側部の比
抵抗は高く、中間部の比抵抗は低く形成され、更
にこの中間部は迅速に解曇もしくは解凍したい部
分に設けられていることを特徴としている。
本考案は自動車の窓ガラス等において、最も解
曇効果が必要とされる部分が窓ガラスの種類によ
り異なることに着目し、迅速な視界を確保する必
要がある部分に電流密度を集中し、局部的に迅速
な視界を得ようとするものである。
本考案の自動車用導電性透明部材は、ウインド
シールドガラス、リヤウインドガラス、サイドウ
インドガラス、クオータウインドガラス等の窓ガ
ラスあるいはドアミラー、サイドミラー等に適用
することができる。
本考案において、透明基板としては、ポリアク
リロニトリル、ポリカーボネート等の透明樹脂、
ガラス等を用いることができる。
透明導電性薄膜としては、酸化インジウム
(In203)、この酸化インジウムにドーパントとし
て錫(Sn)または弗素(F)が用いられた酸化
インジウム−錫固溶体(ITO)、酸化インジウム
−弗素固溶体、二酸化錫(SnO2)、この二酸化錫
にドーパントとして弗素(F)、リン(P)また
はアンチモン(Sb)を用いた二酸化錫−弗素固
溶体、二酸化錫−リン固溶体、二酸化錫、アンチ
モン固溶体を用いることができ、更には金
(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、クロム(Cr)、パラ
ジウム(Pd)、ロジウム(Rh)またはこれらの
合金からなる金属(合金)薄膜を用いることがで
きる。
透明導電性薄膜の面抵抗の値は、解曇効果に最
適な発熱量、およびバツテリ電源の起電力を考慮
すると5Ω/□以下がよい。従つて、透明導電性
薄膜の膜厚は0.5〜1μ程度が適当である。もし、
これより膜厚が厚くなると密着性および膜自体の
耐久性に悪影響を及ぼす。また、これより薄い場
合は抵抗値が大きくなり過ぎ、電流がほとんど流
れないため、バツテリ電源では有効な解曇効果を
発揮しえなくなる。
金属薄膜を用いる場合には、厚くすると着色す
るので数百Å程度が望ましい。
本考案においては、透明導電性薄膜の比抵抗が
部位により異なる。即ち、自動車への装着時にお
ける透明基板の上方から下方に向けて、左右方向
に略平行な3つの領域に分かれ、このうち上側部
と下側部は透明導電性薄膜の比抵抗が高く、中間
部は上側部および下側部より比抵抗が低くされて
いる。この比抵抗の低い中間部は、特に迅速に解
曇もしくは解凍する必要がある部位に設けられて
いる。比抵抗は、例えば中間部の比抵抗の低い部
分を約2×10-4Ωcm、上側部および下側部の比抵
抗の高い部分を3×10

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 自動車の窓ガラス等に用いられる略矩形の透明
    基板と、この透明基板の自動車への装着時におけ
    る右側と左側の各辺に沿つて設けられた一対の電
    極と、この電極と接続され透明基板のほぼ全表面
    にわたつて略均一な厚さに設けられ、比抵抗の高
    い部分と低い部分とに比抵抗を変化させた透明導
    電性薄膜とからなる自動車用導電性透明部材であ
    つて、 前記透明導電性薄膜は、前記透明基板の上方か
    ら下方に向けて左右方向に略平行な3つの領域か
    らなり、この領域のうち上側部と下側部の比抵抗
    は高く、中間部の比抵抗は低く形成され、更にこ
    の中間部は迅速に解曇もしくは解凍したい部分に
    設けられていることを特徴としている自動車用導
    電性透明部材。
JP1985059800U 1985-04-22 1985-04-22 Expired JPH0450204Y2 (ja)

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JPS61175068U JPS61175068U (ja) 1986-10-31
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JPS61175068U (ja) 1986-10-31

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