JPH04501837A - 自動車エンジン室通風装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車エンジン室の通風装置に関する。

大部分の自動車は、車両の前方に位置しているエンジン室を有している。内部構 造用槽フレームが、典型的にエンジン室の前方を橋絡しており、かつエンジン冷 却装置の１部分であるラジェータを支持している。

車両に空調装置が設けられている場合は、コンデンサがラジェータの前方に取り 付けられる。ラジェータとコンデンサは、これらを通過する空気によって冷却さ れており、該空気は、車両が前進している場合空気のラム効果によってラジェー タ及びコンデンサを強制貫流しているか、及び（又は）ラジェータ及びコンデン サの直後に位置している１つ又は複数のファンによってラジェータ及びコンデン サを貫流している。その結果エンジン室は、ラジェータ及びコンデンサによって 暖められた空気により換気されるようになっている。

この空気がエンジン室を去る前に、該空気はエンジンから直接放出される熱によ って更に加熱される。従ってエンジン室内及びエンジン室から出て行く加熱空気 に曝される個所では、温度が上昇する。この上昇した温度は、自動車のある部分 又は部材が熱的な問題を惹き起こすに充分な高さになる可能性がある。

本発明は、エンジン室を換気して温度を低下させるための全く新しい装置に関す る。本発明は、ラジェータ及びコンデンサを貫流する冷却空気を引き出すための ダクトファン又はファンの使用、及びエンジン室からの引出し空気の搬送を包含 しており、その結果、ラジェータ及びコンデンサからの高温の排気がエンジン室 を通過しないようになっている。更に本発明は、内部構造用槽フレームに組み込 まれたラジェータ及びコンデンサを包含しており、該横フレームは、エンジン室 の前方を橋絡しているが、ラジェータ及びコンデンサは横フレームの全開放領域 の規定された部分だけを覆っている。内部構造横フレームの開放領域の残余の部 分は、ラム空気がこの残余の開放領域を貫通してエンジン室を換気することがで きるようになっている。

一方自動車両のラジェータに関連してダクトファンを使用することは、米国特許 第４０８２３４４号及び西ドイツ国特許出願公開公報第２６３２１６６号明細書 に開示されているように比較的新しく、従前の形式のものはエンジン室の加熱に 使用されている。更に従前の形式では、車両の内方構造用槽フレームを備えた通 風装置が、本発明で考えられているような形式に統合されていない。従って本発 明は、エンジン室内及びエンジン室を換気した空気に曝されている個所における 温度を低下せしめるための重要な発展を構成するものと考えられる。

本発明の前述の特徴及び利点は、付加的なものと共に、添付の図面に関連して考 慮されるべき説明書及び請求の範囲を保証していることは明らかである。図面は 、現時点で本発明を実施するための最良の形式に基づく、本発明の有利な実施例 を開示している。

図面の簡単な説明 図１は、本発明の原理に基づく典型的な装置の分解斜視図である。

図２は、１部分を切断して、組立てた状態の幾つかの部品を示している図１の拡 大側面図である。

図３は、図１の矢印３−３に沿ワた拡大正面図である。

図４は、図１の矢印４−４に沿った拡大正面図である。

有利な実施例の説明 図面は、本発明に基づ（自動車エンジン室通風装置のための代表的な輪郭を示し ている。図１には、エンジン室が符号１０で表わされてその概略が図示されてい る。エンジン室は、後方では仕切り板１２によって、また側方では内方フェンダ １４及び１６によって、夫々結合されており、これらも概略的に図示されている 。フード１８の部分は、車両の前方端部２０と一緒に図２に示されている。前方 端部２０の内方で横方向に組み込まれたエンジン２１の前方には、横方向の構運 用フレーム２２が位置しており、該フレーム２２は、エンジン室の前方を交差し て内方フェンダ１４及び１６に連結されている。横フレーム２２は、横フレーム を貫いて前方から後方へ貫通している多数の開口部２４．２６，２８，３０，３ ２，３４，３６．３８を包含する開放領域を有している。熱交換構造体は、構造 用横フレームの前方に配置され、かつ該フレームに取り付けられている。この熱 交換構造体には、エンジン２１のためのラジェータ４０が含まれており、かつ車 両に空調設備がある場合には、更にコンデンサ４２が含まれている。ラジェータ ４０は側部に端部タンク４４．４６を有し、かつコア４８が前記側部の間を延び ている。ラジェータ４０は取付具５０の点で横フレーム２２に取り付けられてい る。チューブ５２及び５４は、端部タンク４４．４６から後方に突き出ていて、 エンジンへの結合部、及びエンジンから案内されているホースへの結合部を提供 している。コンデンサ４２は、ラジェータ４０に取付具５６の点で取り付けられ ている。組み立てられた状態では、ラジェータの端部タンク４４．４６が垂直に 延びている開口部２８゜３０に嵌合しており、その結果チューブ５２．５４は、 夫々の開口部を貫通して後方に突き出ることができるようになっている。

２つのダクトファン６０を備えているダクトファン構造体５８は、通常構造用横 フレーム２２、ラジェータ４０及びコンデンサ４２と協働している。各ダクトフ ァンは、入口円錐部６２及び渦形室６４を有している。ダクトファンは、ラジェ ータ及びコンデンサのコア領域の直後に配置されている。各円錐部６２は、構造 用横フレーム２２の対応する開口部３２及び３４に適合している入口開口部６６ を有している。更に各円錐部は、入口開口部６６に関して通常中心部に位置して いる円形の出口開口部６８を有している。各渦形室６４は、対応する入口円錐部 の円形出口開口部６８に嵌合する円形入口開口部７０を有している。更に各渦形 室は、側方に配置されている出口開口部７２を有している。更に各入口円錐部は 、モータ取付部７６を各出口開口部６８の中心部で支持している３つの突張り７ ４のセットを包含している。電気モータ７８は、各取付部に取り付けられて後方 に突出しており、部材が組み立てられている場合１乎は対応する渦形室の内方に 嵌合している。モータ軸８０は後方に向いており、かつファン８２は対応する渦 形室内に配置されて軸８０に取り付けられている。この装置の場合ダクトファン 構造体は、熱交換構造体のエンジン室側部に配置されており、かつ熱交換構造体 のエンジン室側部を閉鎖している。

ファン８２がモータ７８の通電によって作動した場合、ファン８２は空気をコン デンサ４２及びラジェータ４０のコア領域を貫いて引き出すのに効果的に作用し 、その結果空気は、入口円錐部６２及び渦形室６４を貫流して渦形窒出ロア２に 放出されるようになる。

渦形窒出ロア２は、エンジン室からの高温排気を、内方フェンダ壁１４及び１６ を貫流して出口に直接搬送しているか、又はエンジン室から出発している（図示 なしの）ダクトに接続することによって搬送している。車両が前進している場合 、ラム空気はコンデンサ、ラジェータ及びダクトファンを貫流して、ファンが稼 働していなければ出ロア２を経て強制的に放出される。同時にラム空気は、垂直 に延びている開口部２４゜２６及び水平に延びている開口部３６．３８を強制的 に貫通してエンジン室の換気を行っている。これらの開口部２４，２６，３６． ３８を貫通する空気は、コンデンサ又はラジェータによって加熱されておらず、 そのためにエンジン室は、コンデンサ及びラジェータからの排気ではなく、外気 で換気されるようになる。

構造用横フレーム２２は、いくつかの従来技術のどれででも製作可能であると考 えられる。例えば該フレーム２２は、型打金属部材又はプラスチック成形構造部 材であっても宜い。また入口円錐部６２は、構造用横フレームと一体成形するこ とも可能である。突張り７４及びモータ取付部７６も、入口円錐部に一体成形さ れていて宜い。

渦形室６４は、下方部分８６から分解可能な上方部分８４を有するように製作さ れている。手入れが必要な場合にはこのことによって、ファン及びモータに近付 くことができるようになる。

電気モータ７８とファン８２とは汎用のものであり、かつ渦形室６４は、通常の 製造技術で製作可能である。ダクトファンは、有利には混流送風機として公知の 型式のものである。

本発明の有利な実施例を開示したけれども、その原理は他の実施例にも適用可能 であると認識さるべきである。

手続補正書、工。

平成　３年１１月２ジ日

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．車両の前部に位置しているエンジン室と、エンジン室の前方を橋絡している 内方構造用横フレームとを有している自動車両において、該横フレームが、開放 領域と、横フレームに取り付けられて該開放傾城の規定された位置に配置されて いる熱交換構造体と、該熱交換構造体の側部でエンジン室に配置されてエンジン 室を前記熱交換構造体の側部で閉鎖し、かつ前記熱交換構造体を貫通して空気を 引出してエンジン室の外方の位置に排気を搬送しているダクトファン構造体と、 ラム空気をエンジン室に貫流せしめるために開放されて残っていて、それによっ てエンジン室が、熱交換構造体からの排気によってではなく、ラム空気によって 換気されるようになっている前記横フレームの前記開放領域の残部と、を有して いること特徴とする自動車両の装置。
2. ２．前記横フレームが構造用プラスチックであり、またダクトファン構造体が入 口円錐構造体を包含し、該入口円錐構造体は前記横フレームの構成部材であるこ とを特徴とする、請求項１記載の装置。
3. ３．モータ取付構造体が、電気モータ手段を支持するための前記横フレームと一 緒に前記円錐構造体の中心部に統合されており、前記電気モータ手段は、前記ダ クトファン構造体を運転せしめていることを特徴とする、請求項２記載の装置。
4. ４．前記モータ手段がエンジン室の方に向いているシャフト手段を有しており、 その内方でダクトフアン構造体は、該シャフト手段に取り付けられたファン手段 を有していることを特徴とする、請求項３記載の装置。
5. ５．前記開放領域の前記規定された部分が前記横フレームの中心部に位置してお り、前記開放領域の前記規定個所が、垂直に延びた開口部を有し、その内方に前 記端部タンクが配置されていることを特徴とする、請求項１記載の装置。
6. ６．前記熱交換構造体はコア及び端部タンクを有しており、該コア及び端部タン クは前記開放領域の前記規定個所を占有し、前記開放領域の前記規定個所は、垂 直に延びた開口部を有し、その内方に前記端部タンクが配置されていることを特 徴とする、請求項５記載の装置。
7. ７．前記開放領域の前記残部が、前記開放領域の前記規定個所の外方側部で垂直 に延びている開口部と、前記開放領域の前記規定個所の垂直上方で水平に延びて いる開口部と、を有していることを特徴とする、請求項５記載の装置。
8. ８．前記ダクトファン構造体は、熱交換構造体からほぼ円形な出口に延びている 入口円錐構造体を有しており、前記シュラウド構造体は、前記入口円錐構造体の 円形出口に協働的に取り付けられた複数の部材を包含していることを特徴とする 、請求項１記載の装置。