JPH0449296Y2 - - Google Patents

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JPH0449296Y2
JPH0449296Y2 JP1736086U JP1736086U JPH0449296Y2 JP H0449296 Y2 JPH0449296 Y2 JP H0449296Y2 JP 1736086 U JP1736086 U JP 1736086U JP 1736086 U JP1736086 U JP 1736086U JP H0449296 Y2 JPH0449296 Y2 JP H0449296Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、波形スレート板等の波板谷部の嵌合
部材に係り、より詳細には、工場や倉庫等の建物
のスレート板等波形壁面より風等が入り込まない
ようにした波板谷部の嵌合部材に関する。
〔従来の技術〕
工場あるいは倉庫等の建物の壁面は、主として
波形スレート板が使用されている。この波形スレ
ート板を張設するには、通常、第5図に示すよう
にコンクリート基礎またはコンクリート塀aの外
側上縁部に波形スレート板の下側部が位置するよ
うに配設され、建物の数本を横桟(L型鋼または
U型鋼)bにボルト、ナツトによつて固定取り付
けされている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、波形スレート板等の波板は、当然、
山部と谷部の連続であり、山部がコンクリート基
礎aやL型、U型横桟bに線接触的に当接するの
みであるので、谷部において間隙cができてしま
い、この間隙cより風等が入り込むという問題が
あつた。
そこで、このような問題を解決するために従来
は、必要に応じ(特に冬季)布切れや紙等を該谷
部に埋込んで応急措置を取つていたが、急場凌ぎ
で問題の解決にはならなかつた。
本考案は上述のような問題点に対処して考案さ
れたものであつて、その目的とするところは、谷
部間隙を埋めて外気を遮断し得るようにした波形
スレート板等の波板谷部の嵌合部材を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
そして、上記目的を達成するための本考案の波
形スレート板等の波板谷部の嵌合部材は、山形嵌
合部と、該山形嵌合部の基端側に形成されたフラ
ンジ部とを有し、上記山形嵌合部が波形スレート
板等の波板の少なくとも一条の谷部に嵌合し、該
谷部を封止するようにした構成よりなる。
ここで、上記構成において、山形嵌合部がフラ
ンジ部を介して複数個並列接続されていて、二条
以上の谷部を有する波板の該谷部に連続的に嵌合
するようにした構成、また、山形嵌合部が山形弧
片と該山形弧片の一端縁に設けられている山形側
板とよりなる構成、山形嵌合部が中実の山形部材
である構成、山形側板の底側から面一に延設され
た構成等としてもよい。
なお、前記構成において、基端側とは山形嵌合
部が嵌合する波板の谷部と隣接する左右の山部頂
点もしくはその近傍を結ぶ側をいう。
〔作用〕
そして、上記構成に基づく本考案の波板谷部の
嵌合部材は、工場や倉庫等、既に張設された波形
スレート板等の波板側面において、最下部の取り
付け横桟と波板との間に形成される波板の谷部間
隙に上記嵌合部材の山形嵌合部を嵌合し、またフ
ランジ部で横桟上に保持して該間隙を塞ぐように
作用する。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本考案を具体化した
実施例について説明する。
ここに、第1図は本考案の実施例の正面側からの
斜視図、第2図は第1図の平面図、第3図は第1
図の底面図、第4図は成型状態を示す平面図、第
5図は使用方法の説明図、第6図は使用状態を示
す断面図、第7,8図は本考案の他の実施例の背
面側からの斜視図、第9図はフランジ部の他の実
施例の平面図である。
本実施例の波板谷部の嵌合部材は、概略すると
波板10の少なくとも一条の谷部11に嵌合する
山形嵌合部12と、該山形嵌合部12の基端側両
裾部13,13間に設けられたフランジ部30と
を有する構成となつている。
波板10は、複数条の谷部11(通常、10条
の山部、谷部とよりなる)を備えた波形ストレー
ト板で形成されている。ここで、該波形10の波
形は、一般的な波(正弦波形)のほかに例えば、
矩形波、三角波等の波形も含まれる。なお、波板
は波形スレート板の他に波形合成樹脂製板、波形
金属製板のものを用いてもよい。
山形嵌合部12は、波板10の谷部11と桟板と
の間に形成する溝部に嵌合する形状で、山形弧片
14と、その一端縁に設けられた山形側板15と
より形成されている。ここでは山形嵌合部12が
フランジ部16を介して複数個(波板10の谷部
11に一致する数)並列接続されている。
フランジ部16は、山形側板15の基端側(先
端と反対側)から面一に延設され、保持材として
一体的に形成されている。そして、並列する山形
嵌合部12間のフランジ部16にはV字状切込み
17が形成されている。この構成により、伸縮性
を有するので、山形嵌合部12の谷部に嵌合し易
くなる。
本実施例における嵌合部材10は、合成樹脂あ
るいはゴム材等を材料とし金形成型によつて一体
的に形成されている。ここで、山形嵌合部10が
複数個あるものについては、第4図に示すような
U字形の連鎖嵌合部材が得られる金型を使用して
いる。そして、該金型を用いた場合、嵌合部材1
0は、金型より取り出された段階ではU字状にな
つているが、合成樹脂製でしかもU字状曲成部の
接続部18,18が細く形成されているので容易
に横一列にすることができる。なお、該金型を用
いるのは、一直線横一列のものとすると金型の大
きいものが必要となることを考慮したことによ
る。しかし、他の方法で成型してもよいことは明
らかである。
そして、以上の構成に基づき本実施例の嵌合部
材を第5図に示すように工場や倉庫の壁面として
張設され、横桟bとの間にできる波形スレート板
10の間隙c内に上側から押込み納入すると、第
6図に示すように嵌合部材の山形嵌合部12は間
隙c内に圧着的に嵌合されて、該間隙cを塞ぎ、
フランジ部16が横桟bに当接することにより下
側への落ち込みを阻止する。
また、波形スレート板10の連続的な複数条の
谷部に対し、並列接続の嵌合部材に多少の寸法誤
差が生じてもフランジ部16のV字状切込み17
によつて接続部が細くなつているので、該接続部
が若干伸長し、その誤差を吸収するように作用す
る。
上述した実施例においては、山形嵌合部の構成
を山形弧片と、その一端縁に設けられた山形側板
とで形成したもので説明したが、この構成に限ら
れるものでなく、例えば、山形弧片14および山
形側板15の区別なく中実もしくは中空一体の略
三角柱体(第8図参照)とした構成等としてもよ
い。
また、上述した実施例において、フランジ部の
構成を前述した構成の他に、例えば、山形嵌合部
の基端側両裾部13,13間にジグザグ状に設け
られた構成(第9図参照)、更には基端側両裾部
13,13間に部分的に設けられた構成(図示せ
ず)等としてもよい。なお、ここで、山形嵌合部
の基端側両裾部というのは、第7図において山形
側板の基端側の両側部分であり、また第8図にお
いて山形側板を厚肉にした状態すなわち三角柱体
形状の基端側両側部分をいう。
更に、前記実施例において、フランジ部にビス
孔を穿設して、横桟に穿設したビス孔とをビス止
めするようにした構成、また、並列接続の嵌合部
材を単体または任意の数に仕切つて使用すること
も可能である。更に、山形嵌合部は複数個形成さ
れた構成に限らず、単体より形成されたものであ
つてもよい(第7,8図参照)。
なお、本考案は上述実施例に限定されるもので
なく、本考案の要旨を変更しない範囲内で変形実
施できるものであることは明らかである。
〔考案の効果〕
以上の記載よりも明らかなように、本考案の波
板谷部の嵌合部材によれば、山形嵌合部が波形ス
レート板等の波板の谷部に嵌合するようにしてあ
るので、該波板の谷部間隙から工場や倉庫内に風
や寒気その他小動物等が入るのを防止できるとい
う効果を有する。
また、本考案の波板谷部の嵌合部材によれば、
山形嵌合部が波形スレート板等の波板の谷部に嵌
合し、該波板の谷部と横桟等との間を一体的構造
とするので、風等により該波板が振動を生じたり
することが軽減でき、波板の補強ができるという
効果をも有する。
更に、本考案の波板谷部の嵌合部材において、
山形嵌合部の外面に固着材を塗布等したり、ま
た、ビス孔を穿設したりすることにより波板と横
桟等との固定をより確実にできるという効果をも
期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の正面側からの斜視
図、第2図は第1図の平面図、第3図は第1図の
底面図、第4図は成型状態を示す平面図、第5図
は使用方法の説明図、第6図は使用状態を示す断
面図、第7,8図は本考案の他の実施例の背面側
からの斜視図、第9図はフランジ部の他の実施例
の平面図である。 10……波板、11……波板の谷部、12……
山形嵌合部、16……フランジ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 山形嵌合部と、該山形嵌合部の基端側に形成
    されたフランジ部とを有し、上記山形嵌合部が
    波形スレート板等の波板の少なくとも一条の谷
    部に嵌合し、該谷部を封止するようにしたこと
    を特徴とする波形スレート板等の波板谷部の嵌
    合部材。 (2) 山形嵌合部が、フランジ部を介して複数個並
    列接続されていて、二条以上の谷部を有する波
    板の該谷部に連続的に嵌合するようにした実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載の波形スレー
    ト板等の波板谷部の嵌合部材。 (3) 山形嵌合部が、山形弧片と該山形弧片の一端
    縁に設けられている山形側板とよりなるのもで
    ある実用新案登録請求の範囲第1項に記載の波
    形スレート板等の波板谷部の嵌合部材。 (4) 山形嵌合部が、中実の山形部材である実用新
    案登録請求の範囲第1項または第2項に記載の
    波形スレート板等の波板谷部の嵌合部材。 (5) フランジ部が、山形側板の底側から面一に延
    設されている実用新案登録請求の範囲第3項に
    記載の波形スレート板等の波板谷部の嵌合部
    材。
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