JPH0446933A - 有機変性シリコーンオイルの製造方法 - Google Patents
有機変性シリコーンオイルの製造方法Info
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Landscapes
- Silicon Polymers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]、
本発明は有機変性シリコーンオイルの製造方法に係わり
、特には、改良されたヒドロシリル化反応による有機変
性シリコーンオイルの製造方法に関するものである。
、特には、改良されたヒドロシリル化反応による有機変
性シリコーンオイルの製造方法に関するものである。
[従来の技術]
けい素原子に結合した水素原子(”l:5iH)を有す
るシリコーンオイルと炭素−炭素二重結合を有する有機
化合物とをヒドロシリル化反応させて変性シリコーンオ
イルを製造する場合、通常、相溶性のある溶媒(エチル
アルコール、イソプロピルアルコール等のアルコール、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族溶媒ばか)及
び白金系触媒等の触媒が使用される。
るシリコーンオイルと炭素−炭素二重結合を有する有機
化合物とをヒドロシリル化反応させて変性シリコーンオ
イルを製造する場合、通常、相溶性のある溶媒(エチル
アルコール、イソプロピルアルコール等のアルコール、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族溶媒ばか)及
び白金系触媒等の触媒が使用される。
この反応に際しては、従来、原料の無駄を防ぐ等の理由
からE S i Hと炭素−炭素二重結合のモル比を1
.0程度とし、反応率が90%以上になるまで反応させ
ていたので、反応時間が長くなりすぎる傾向があった。
からE S i Hと炭素−炭素二重結合のモル比を1
.0程度とし、反応率が90%以上になるまで反応させ
ていたので、反応時間が長くなりすぎる傾向があった。
したがって、この問題点を解決し、短時間で反応率を上
げて目的物を得ることのできる製造方法の出現が望まれ
ていた。
げて目的物を得ることのできる製造方法の出現が望まれ
ていた。
[発明が解決しようとする課題]
本発明はヒドロシリル化反応における前記の課題を解決
し、短い反応時間でしかもけい素−水素結合の副反応に
よる切断がなく目的とする変性率の有機変性シリコーン
オイルが得られ、さらに、反応後の溶媒のストリップが
容易になるようにした製造方法を提供するためになされ
たものである。
し、短い反応時間でしかもけい素−水素結合の副反応に
よる切断がなく目的とする変性率の有機変性シリコーン
オイルが得られ、さらに、反応後の溶媒のストリップが
容易になるようにした製造方法を提供するためになされ
たものである。
[課題を解決するための手段]
本発明は前記の課題を解決したものであり、これは、け
い素原子に結合した水素原子を1分子中に少なくとも1
個有するシリコーンオイルと炭素−炭素二重結合を1分
子中に少なくとも1個有する有機化合物とを溶媒中で触
媒の存在下にヒドロシリル化反応させるに当り、反応系
をこの系の沸点以上の温度に保って反応させることを特
徴とする有機変性シリコーンオイルの製造方法、を要旨
とするものである。
い素原子に結合した水素原子を1分子中に少なくとも1
個有するシリコーンオイルと炭素−炭素二重結合を1分
子中に少なくとも1個有する有機化合物とを溶媒中で触
媒の存在下にヒドロシリル化反応させるに当り、反応系
をこの系の沸点以上の温度に保って反応させることを特
徴とする有機変性シリコーンオイルの製造方法、を要旨
とするものである。
本発明者らは前記の課題を解決するべく鋭意検討の結果
、反応系をこの系の沸点以上の温度に保って反応させる
ことにより、短い反応時間でしかもけい素−水素結合の
副反応による切断がなく目的とする変性率の有機変性シ
リコーンオイルが得られることを見出して本発明を完成
させた。
、反応系をこの系の沸点以上の温度に保って反応させる
ことにより、短い反応時間でしかもけい素−水素結合の
副反応による切断がなく目的とする変性率の有機変性シ
リコーンオイルが得られることを見出して本発明を完成
させた。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明ではけい素原子に結合した水素原子を1分子中に
少なくとも1個有するシリコーンオイルを使用するので
あるが、これには例えば一般式(式中、Rは水素原子、
又は非置換又は置換−測成化水素基を表わし、Rのうち
少なくとも1個は水素原子であり、Rは互いに異なって
いてもよく、mは0又は正の整数を表わす)で示される
ものを挙げることができる。
少なくとも1個有するシリコーンオイルを使用するので
あるが、これには例えば一般式(式中、Rは水素原子、
又は非置換又は置換−測成化水素基を表わし、Rのうち
少なくとも1個は水素原子であり、Rは互いに異なって
いてもよく、mは0又は正の整数を表わす)で示される
ものを挙げることができる。
次に、本発明で使用する炭素−炭素二重結合を1分子中
に少なくとも1個有する有機化合物にはヒドロシリル化
反応し得るものはすべて含まれるが、例えば1−オクテ
ン、l−デセン、α−メチルスチレンなどのαアルケン
を挙げることができる。この有機化合物の使用量は前記
シリコーンオイルに対し=C= C=基対ミ5i−1(
基のモル比が1.0〜1.2となるようにすればよい。
に少なくとも1個有する有機化合物にはヒドロシリル化
反応し得るものはすべて含まれるが、例えば1−オクテ
ン、l−デセン、α−メチルスチレンなどのαアルケン
を挙げることができる。この有機化合物の使用量は前記
シリコーンオイルに対し=C= C=基対ミ5i−1(
基のモル比が1.0〜1.2となるようにすればよい。
次に、本発明で使用する触媒としては白金系のものが挙
げられるが、具体的には塩化白金酸のアルコール溶液な
どが例示される。この触媒の使用量は、反応液に対し1
〜10ppmが好ましい。
げられるが、具体的には塩化白金酸のアルコール溶液な
どが例示される。この触媒の使用量は、反応液に対し1
〜10ppmが好ましい。
次に、本発明で使用する溶媒としては、ヒドロシリル化
反応を阻害しないものであればよ(、例えば、イソプロ
パツール、エタノール、トルエン等が挙げられるが、常
圧での沸点が80〜120℃のものが好ましい、溶媒の
沸点が低いと十分な反応速度を得るためには圧力が高く
なり、沸点が高いと反応後のストリップに高温を要し、
いずれも不利となる。この溶媒の使用量は有機変性シリ
コーンオイル100重量部に対し10〜50重量部とな
るようにすればよい。
反応を阻害しないものであればよ(、例えば、イソプロ
パツール、エタノール、トルエン等が挙げられるが、常
圧での沸点が80〜120℃のものが好ましい、溶媒の
沸点が低いと十分な反応速度を得るためには圧力が高く
なり、沸点が高いと反応後のストリップに高温を要し、
いずれも不利となる。この溶媒の使用量は有機変性シリ
コーンオイル100重量部に対し10〜50重量部とな
るようにすればよい。
本発明の製造方法では、以上に説明した原料、触媒、溶
媒を用い、反応系をこの系の沸点以上の温度に保って反
応させる。反応温度は、通常、85〜150℃の範囲と
すればよいが、好ましくは100〜130℃の範囲であ
る。反応温度が反応系の沸声以上であるから1反応系は
加圧状態となるが、この反応系の圧力は操作の容易さ等
から好ましくは0.5〜1.5 kg/cm” (ゲー
ジ圧)の範囲である。
媒を用い、反応系をこの系の沸点以上の温度に保って反
応させる。反応温度は、通常、85〜150℃の範囲と
すればよいが、好ましくは100〜130℃の範囲であ
る。反応温度が反応系の沸声以上であるから1反応系は
加圧状態となるが、この反応系の圧力は操作の容易さ等
から好ましくは0.5〜1.5 kg/cm” (ゲー
ジ圧)の範囲である。
反応容器については、加圧反応に対応できるように、耐
圧性で密閉でき、内圧の調節ができ、完料なとの圧入が
できるものであれば、その他の機能としては一般の反応
器と同様のものを有していればよい。
圧性で密閉でき、内圧の調節ができ、完料なとの圧入が
できるものであれば、その他の機能としては一般の反応
器と同様のものを有していればよい。
前記の反応条件下に反応を行なうに際し、原料などの添
加順序について各種の実施態様が可能であり、下記の三
通りの実施態様はいずれも採用することができる。
加順序について各種の実施態様が可能であり、下記の三
通りの実施態様はいずれも採用することができる。
1番目は、炭素−炭素二重結合を1分子中に少なくとも
1個有する有機化合物、溶媒、触媒を反応容器に仕込み
、内容物を昇温・加圧状態とし、昇温・加圧状態を保っ
たまま、ここへけい素原子に結合した水素原子を1分子
中に少なくとも1個有するシリコーンオイルを圧入して
反応させる方法。
1個有する有機化合物、溶媒、触媒を反応容器に仕込み
、内容物を昇温・加圧状態とし、昇温・加圧状態を保っ
たまま、ここへけい素原子に結合した水素原子を1分子
中に少なくとも1個有するシリコーンオイルを圧入して
反応させる方法。
2番目は、前記シリコーンオイル、溶媒、触媒を反応容
器に仕込み、内容物を昇温・加圧状態とし、昇温・加圧
状態を保ったまま、ここへ前記有機化合物を圧入して反
応させる方法。
器に仕込み、内容物を昇温・加圧状態とし、昇温・加圧
状態を保ったまま、ここへ前記有機化合物を圧入して反
応させる方法。
3番目は、前記シリコーンオイル、有機化合物、溶媒、
触媒のすべてを反応容器に仕込み、昇温加圧して反応さ
せる方法である。
触媒のすべてを反応容器に仕込み、昇温加圧して反応さ
せる方法である。
前記の反応が終了すれば、反応液をストリッピングして
溶媒を留去することにより、容易に目的とする有機変性
シリコーンオイルが得られる。
溶媒を留去することにより、容易に目的とする有機変性
シリコーンオイルが得られる。
[実施例]
次に本発明を実施例によって具体的に説明する。なお、
例中の部は全て重量部を表す。
例中の部は全て重量部を表す。
実施例1
CH,=CH−C,。L+ 13.4部、トルエン20
部、H,PtCβ。
部、H,PtCβ。
0.01部を反応容器に仕込み、密閉下で加熱し、圧抜
きをしながら内圧1kg/Cm”(ゲージ圧)、内温1
34℃まで加熱した。次いでこの反応容器中へ30分か
けて同一温度で撹拌下に圧入した。さらに同一温度に2
時間保った。その後冷却してサンプリングし、反応率を
水素ガス発生量から求めたところ95.0%であった1
反応液をストリッピングして粘度が213cPの透明の
オイルを得た。ストリッピングは容易であった。
きをしながら内圧1kg/Cm”(ゲージ圧)、内温1
34℃まで加熱した。次いでこの反応容器中へ30分か
けて同一温度で撹拌下に圧入した。さらに同一温度に2
時間保った。その後冷却してサンプリングし、反応率を
水素ガス発生量から求めたところ95.0%であった1
反応液をストリッピングして粘度が213cPの透明の
オイルを得た。ストリッピングは容易であった。
比較のために、1配の反応を常圧で行なうほかは全(同
様にして実施したところ、同じ反応率を得るためには8
時間を要した。なお、常圧では反応温度は113℃まで
しか上昇しなかった。
様にして実施したところ、同じ反応率を得るためには8
時間を要した。なお、常圧では反応温度は113℃まで
しか上昇しなかった。
実施例1で得たオイルと常圧下で反応して得たオイルの
両者について、5i−)1結合の切断に起因するT単位
の量を赤外吸収により測定したところ、実施例1で得た
オイルは検出限界以下であり、常圧下で反応して得たオ
イルは0.01%であった。
両者について、5i−)1結合の切断に起因するT単位
の量を赤外吸収により測定したところ、実施例1で得た
オイルは検出限界以下であり、常圧下で反応して得たオ
イルは0.01%であった。
[発明の効果]
本発明の製造方法によれば、ヒドロシリル化による有機
変性シリコーンオイルの製造において反応時間が著しく
短くなり、よって5i−H結合の切断もほとんどな(、
溶媒のストリッピングが容易であり、工業的に極めて有
利である。
変性シリコーンオイルの製造において反応時間が著しく
短くなり、よって5i−H結合の切断もほとんどな(、
溶媒のストリッピングが容易であり、工業的に極めて有
利である。
Claims (1)
- 1、けい素原子に結合した水素原子を1分子中に少なく
とも1個有するシリコーンオイルと炭素−炭素二重結合
を1分子中に少なくとも1個有する有機化合物とを溶媒
中で触媒の存在下にヒドロシリル化反応させるに当り、
反応系をこの系の沸点以上の温度に保って反応させるこ
とを特徴とする有機変性シリコーンオイルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2157150A JPH0832788B2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 有機変性シリコーンオイルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2157150A JPH0832788B2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 有機変性シリコーンオイルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0446933A true JPH0446933A (ja) | 1992-02-17 |
JPH0832788B2 JPH0832788B2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=15643271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2157150A Expired - Fee Related JPH0832788B2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 有機変性シリコーンオイルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0832788B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2777287A1 (fr) * | 1998-04-09 | 1999-10-15 | Rhodia Chimie Sa | Procede de preparation de silicones a fonction(s) arylalkyles(s) par hydrosilylation |
WO2005085325A1 (ja) * | 2004-02-17 | 2005-09-15 | Dow Corning Toray Co., Ltd. | 液状中鎖アルキル変性ポリジメチルシロキサン精製品の製造方法および化粧料 |
JP2016186013A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | ニッタ株式会社 | 感温性樹脂、感温性粘着剤および感温性粘着剤組成物 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5846094A (ja) * | 1981-08-27 | 1983-03-17 | テ−ハ−・ゴ−ルドシユミツト・アクチエンゲゼルシヤフト | オレフイン二重結合を有する化合物に、SiH基を有する有機硅素化合物を付加させる方法 |
JPS63113022A (ja) * | 1986-08-21 | 1988-05-18 | バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト | 有機ポリシロキサン油 |
JPH01271431A (ja) * | 1988-04-22 | 1989-10-30 | Toray Dow Corning Silicone Co Ltd | 液晶性オルガノポリシロキサン及びその製造方法 |
JPH02107639A (ja) * | 1988-09-09 | 1990-04-19 | Rhone Poulenc Chim | ベンザルマロン酸エステル官能基を含有するジオルガノポリシロキサン |
-
1990
- 1990-06-15 JP JP2157150A patent/JPH0832788B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5846094A (ja) * | 1981-08-27 | 1983-03-17 | テ−ハ−・ゴ−ルドシユミツト・アクチエンゲゼルシヤフト | オレフイン二重結合を有する化合物に、SiH基を有する有機硅素化合物を付加させる方法 |
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WO1999052965A1 (fr) * | 1998-04-09 | 1999-10-21 | Rhodia Chimie | Procede de preparation de silicones a fonction(s) arylalkyle(s) par hydrosilylation |
WO2005085325A1 (ja) * | 2004-02-17 | 2005-09-15 | Dow Corning Toray Co., Ltd. | 液状中鎖アルキル変性ポリジメチルシロキサン精製品の製造方法および化粧料 |
US7943720B2 (en) | 2004-02-17 | 2011-05-17 | Dow Corning Toray Company, Ltd. | Method of manufacturing purified products of liquid medium-chain alkyl-modified polydimethysiloxane and cosmetics prepared therefrom |
JP2016186013A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | ニッタ株式会社 | 感温性樹脂、感温性粘着剤および感温性粘着剤組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0832788B2 (ja) | 1996-03-29 |
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