JPH0446897Y2 - - Google Patents

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JPH0446897Y2
JPH0446897Y2 JP1986199409U JP19940986U JPH0446897Y2 JP H0446897 Y2 JPH0446897 Y2 JP H0446897Y2 JP 1986199409 U JP1986199409 U JP 1986199409U JP 19940986 U JP19940986 U JP 19940986U JP H0446897 Y2 JPH0446897 Y2 JP H0446897Y2
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mold
ring
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flat
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はリング成形用型に関し、特に、断面
がD形状となつているDリングを成形するリング
成形用型するものである。
〔従来技術および問題点〕
一般に、従来のDリング成形用型にあつては、
第11図〜第15図に示されるようになつてい
て、この場合、第11図に外向きDリング成形用
型の縦断面図を、また第12図に内向きDリング
成形用型の断面図をそれぞれ示すが、互いに接
触・離間する第1の型21と第2の型22とを有
し、両型21,22の接触部分である外方分割面
24と内方分割面25との間に、成形用のキヤビ
デイ23が形成されている。
前記キヤビデイ23のうちの湾曲部26の中心
27位置は、前記内方分割面25と同一レベルと
なつている。
そして、前記外向きDリング成形用型の第1型
21と、第2の型22とが離間した状態が第13
図に示されていて、第1の型21と、第2の型2
2との離間時にあつては、キヤビデイ23の前記
湾曲部26が開放する前記第1の型21の部分は
尖鋭端縁28となつている。
第14図には上記の型での成形作業によつてD
リングが成形された状態が示されていて、成形完
了後に第1の型21と、第2の型22とを離間し
た際には、成形されたDリング29は第1の型2
1とともに第2の型22から離間し、したがつ
て、成形されたDリング29はその下端が開放し
た状態で前記第1の型21に保持されるようにな
つている。
そして、前記湾曲部26の先端部の径30と、
前記尖鋭端部28の径31との差でDリング29
の変形(圧縮)代32が形成され、したがつて、
成形後Dリング29を取出す際には、前記変形
(圧縮)代32の大きさDリング29が圧縮され
て第15図に示すような状態で取出されるもので
ある。
なお、前記の説明は外向きDリングの成形用型
であつても、内向きDリングの成形用型であつて
も同様である。
しかしながら、上記のように構成されている従
来のDリング成形用型にあつては、第1の型21
の開放側に尖鋭端縁28が設けられているので、
加硫操作時や型洗浄時に、傷が付き易く、型の寿
命が短いという問題点を有し、また、成形後にD
リングを第1の型21から取り出す際に、変形
(圧縮)代32の分だけ変形させなければ第1の
型21から剥離することができないために、大き
な剥離力を必要とし、また、この剥離時に前記尖
鋭端縁28でDリング29の湾曲した部分に傷を
付け易いという問題点を有し、さらに、内方分割
25が湾曲部26の中心と同一のレベルのために
前記変形(圧縮)代32を小さくすることができ
ず、大きく変形させなければ取り出すことができ
ないという問題点を有していた。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの考案は、互
いに接触離間する第1の型と第2の型とを有し、
両型の内方分割面と外方分割面との間にDリング
成形用のキヤビデイが形成され、かつ、キヤビデ
イの湾曲部が前記両型に渡つて形成されているリ
ング成形用型であつて、前記キヤビデイの中心が
位置する側の型の開放端部をフラツト端部とした
手段を採用したものである。
〔作用〕
この考案は上記の手段を採用したことにより、
湾曲部の最外部の径と、開放部の径との差が小さ
くなることにより、成形品を容易に取り出すこと
ができ、また、開放端縁がフラツトなので取り出
し時に成形品に傷が付く恐れがなく、また、型自
体も尖鋭な部分がないので寿命が長くなることと
なる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1図〜第5図にはこの考案によるDリング成
形用型の第1の実施例が示されていて、前記従来
のものと同様に、互いに接触・離間する第1の型
1と、第2の型2とを有し、両型1,2の接触部
分の外方分割面4と、内方分割面5との間に、成
形用キヤビデイ3が形成されている。
前記キヤビデイ3のうちの湾曲部6の中心7位
置は、前記内方分割面5よりも前記第2の型2寄
りに設けられている。
そして、前記外向きDリング成形用型の第1の
型1と、第2の型2とが離間した状態が第3図に
示されていて、第1の型1、第2の型2との離間
時にあつては、キヤビデイ3の前記湾曲部6が開
放する部分の前記従来のものの尖鋭端縁28に該
当する部分は切落されてフラツト幅10に相当す
るフラツト端部8が形成されている。
また、前記第2の型においては、従来のものと
同様にDリング9の下端部に相当するようになつ
ている。
第4図には上記の型での成形作業によつてDリ
ング9が成形された状態が示されていて、成形完
了後に第1の型1と、第2の型2とを離間した際
には、成形されたDリング9は第1の型1ととも
に第2の型2から離間し、したがつて、成形サレ
タDリング9の下端が開放した状態で保持され
る。
そして、前記湾曲部6の先端部の径11と、前
記フラツト端部8の径12との差でDリングの変
形(圧縮)代13が形成されるものであるが、こ
の考案によるものの場合には、第1の型1の開放
部には、フラツト幅10となつているフラツト端
部8が形成されていることにより、このフラツト
幅10の部分もDリング9の一部に成形されてい
るのでフラツト端部8から湾曲部6までの距離、
すなわち、湾曲部6の先端部の径11とフラツト
端部8の径12との差である変形(圧縮)代13
が従来のものとの比較して小さくなり、したがつ
て、Dリング9を内径側にずらすことが容易とな
り、これによつて、Dリング9を成形用型から容
易に取り出すことができるものである。
したがつて、成形後Dリング9を取出す際に
は、前記変形(圧縮)代13の大きさだけDリン
グ9が内径側に圧縮されて第5図に示すような状
態で取出されるものであり、しかも、取り出す際
には従来のものと異なり、尖鋭端縁28がないの
で成形品に傷が付く恐れがないものである。
なお、前記の説明は外向きDリングの成形用型
について行なつたが、第2図に示す内向きDリン
グの成形用型であつても同様である。
また、第6図〜第10図にはこの考案の第2の
実施例が示されていて、前記第1の実施例のもの
のDリング9の上端位置が、内方分割面5と一致
したレベルであつたのに対し、この実施例に示す
ものにあつては、Dリング9の上端位置よりも内
方分割面が下方のレベルとなつて段部14が形成
されている他は同一なので各部材には同一の番号
を付して詳細な説明は省略する。
この実施例の場合にあつても、前記実施例と同
様に第1の型1の開放部材には、フラツト幅10
となつているラツト端部8が形成されていること
により、このフラツト幅10の部分もDリング9
の一部材となつているのでフラツト端部8から湾
曲部6までの距離、すなわち、湾曲部6の先端部
の径11とフラツト端部8の径12との差である
変形(圧縮)代13が従来のものと比較して小さ
くなり、したがつて、成形品を内径側にずらすこ
とが容易となり、これによつて、Dリング9を成
形用型から容易に取り出すことができるものであ
り、しかも、取り出す際には従来のものと異な
り、尖鋭端部がないので成形品に傷が付く恐れが
ないものである。
なお、前記の説明は外向きDリングの成形用型
について行なつたが、第7図に示す内向きDリン
グの成形用型であつても同様である。
また、前記各実施例においては、第1の型の開
放端部をフラツトとした構成を示したが、これに
限定することなく、キヤビデイの中心が第2の型
に位置する場合は、第2の型の開放端部をフラツ
トとするものであり、要は、キヤビデイの中心が
位置する側の型の開放端部をフラツトとすること
で成形品の取り出し時の変形(圧縮)代を小さく
して取り出し作業を容易とするとともに、成形品
に傷が付くこと等を防止するものである。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように、第1の型と第2の型
との外方分割面との間に湾曲部が両型に渡つて形
成されているDリング成形用のキヤビデイを有
し、このキヤビデイの中心が位置する側の型の開
放端部をフラツト端部としたことにより、Dリン
グの成形完了時における取り出し時の変形量が小
さくなつて製品離型作業が容易になり、また、こ
の製品離型作業時に成形品に傷が付く恐れがなく
なつて、製品の品質を向上させることができ、ま
た、成形用型自体に尖鋭部分がないことから成形
型の寿命を長くすることができるなどのすぐれた
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図はこの考案によるリング成形用
型の実施例を示し、第1図は外向き成形用型を示
す概略縦断面図、第2図は内向き成形用型を示す
概略縦断面図、第3図は第1図に示すものの離間
状態を示す図、第4図は離間時の型とリングとの
関係を示す図、第5図は取出し状態を示す図、第
6図〜第10図はこの考案によるリング成形用型
の他の実施例を示し、第6図は外向き成形用型を
示す概略縦断面図、第7図は内向き成形用型を示
す概略縦断面図、第8図は第6図に示すものの離
間状態を示す図、第9図は離間時の型とリングと
の関係を示す図、第10図は取出し状態を示す
図、第11図〜第15図は従来のリング成形用型
を示し、第11図は外向き成形用型を示す概略縦
断面図、第12図は内向き成形用型を示す概略縦
断面図、第13図は第11図に示すものの離間状
態を示す図、第14図は離間時の型とリングとの
関係を示す図、第15図は取出し状態を示す図で
ある。 1,21……第1の型、2,22……第2の
型、3,23……キヤビデイ、4,24……外方
分割面、5,25……内方分割面、6,26……
湾曲部、7,27……中心、8……フラツト端
部、9,29……Dリング、10……フラツト
幅、11,30……湾曲部の径、12……フラツ
ト端部の径、13,32……変形(圧縮)代、2
8……尖鋭端縁、31……尖鋭端縁の径。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 互いに接触離間する第1の型1と第2の型2
    とを有し、両型1,2の内方分割面5と外方分
    割面4との間にリング成形用のキヤビデイ3が
    形成され、かつ、キヤビデイ3の湾曲部6が前
    記両型1,2に渡つて形成されているリング成
    形用型であつて、前記キヤビデイ3の中心が位
    置する側の型1の開放端部をフラツト端部8と
    したことを特徴とするリング成形用型。 (2) 前記フラツト端部8は、前記第1の型1の開
    放端部に形成されている実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のリング成形用型。
JP1986199409U 1986-12-29 1986-12-29 Expired JPH0446897Y2 (ja)

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JPS63106613U JPS63106613U (ja) 1988-07-09
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