JPH0446841A - エアバッグのリッド構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は自動車に最適なエアバッグのリッド構造に関
するものである。

（従来の技術） 従来、衝突等の緊急時において乗員の保護を図る手段と
して、例えば、エアバッグ装置が知られている。このエ
アバッグ装置は、ステアリングホイールに設けることが
一般的であるが、その外に、例えば特開昭６２−１９８
５４７号公報記載の如くインストルメントパネルに取付
けられたリッドの内側に、エアバッグ本体が配置され、
エアバッグは衝突等の緊急時において、リッドを押上げ
て大きく膨らむ構造となっている。

（発明が解決しようとする課題） 前記した如く内側にエアバッグ本体が配置されたリッド
は、エアバッグが膨らむ際の膨張力で円滑に開くことが
要求されるが、その外に、インパクト試験時の減速度Ｇ
が許容限度内に収まるよう義務ずけられている。

そこで、この発明にあっては前記した点に鑑み創案され
たもので、リッドの板厚をアップすることなく減速度を
許容限度内に収めることができるエアバッグのリッド構
造を提供することを目的としている。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 前記目的を達成するために、この発明にあっては、イン
ストルメントパネルに取付けられたすラドの内側に強度
メンバーに固定支持されたエアパック本体を配置し、こ
のエアバッグ本体と接触し合う緩衝部材を前記リッドの
内側に設けである。

（作用） かかるリッド構造によれば、インパクト試験時において
、リッドに働く、運動エネルギーは、リッドから緩衝部
材、エアバッグ本体の順に伝わる。この時に運動エネル
ギーの一部分は、リッドは勿論緩衝部材及びエアバッグ
本体によって吸収され、リッドに加わる減速度を許容限
度内に収められるようになる。

（実施例） 以下、第１図乃至第６図の図面を参照しながらこの発明
の一実施例を詳細に説明する。

図中１は左側にハンドル３を有するインストルメントパ
ネルを示しており、助手席側のインストルメントパネル
１の内側にはエアパック装置５が配置されている。

エアパック装置５のエアパック本体７はベースプレート
９に支持された薄肉部１１ａによって上下（第１図矢印
イ）方向に裂けるモジュールカッく−１１と、モジュー
ルカバー１１内に折畳まれたバッグ１３と、衝撃検知セ
ンサ１５からの信号によって前記バッグ１３内へガスを
送り込むガス発生器１７とを有し、エアバック本体７の
ベースプレート９はインストルメントパネル１内に渡架
された強度メンバー１９のブラケット部２１に固定ねじ
２３によって両端支持されている。

なお、ガス発生器１７はガス発生器本体内にガス発生用
の錠剤が充填され、この錠剤は前記衝撃検知センサ１５
からの信号が入力されることで作動する発火部（図示し
ていない）によって爆発的にガスを発生する。これによ
り、バッグ１３は急速に膨らむようになる。

また、エアバッグ本体７と対向し合う部位のインストル
メントパネル１は大きく開口しており、この開口部１ａ
はリッド２５によって閉塞されている。

リッド２５は、アルミ製又は鉄製の板状に形成された芯
材２７と、発泡材により前記芯材２７が埋込まれた弾性
層２つと、弾性層２９を被覆する表皮３１とから成り、
上端部は、前記開口部１ａに組付ける取付枠３３と一緒
にインストルメントパネル１の取付面１ｂに取付ボルト
３５によって一体に重ね合せ結合されている。また、リ
ッド２５の中間部は、リット２５側に設けられた左右の
係合突起部３７・３７と、前記取付枠３３側に設けられ
前記係合突起部３７を挾みつける左右の挟持部３９・３
９とによって支持されると共に下端部は自由端となって
いる。

さらに、リッド２５の内側には緩衝部材４１が設けられ
ている。この緩衝部材４１は、ウレタン等の合成樹脂製
で前記エアパック本体７のモジュールカバー１１と接触
し合う形状となっている。

なお、第３図において、４３はリッド２５の下部に設け
られたグローブボックスを示している。

このように構成されたエアバッグのリッド構造によれば
、インパクト試験時において、リッド２５に入力される
運動エネルギーは、リッド２５゜緩衝部材４１．エアバ
ッグ本体７の順に伝わる。

この時に、運動エネルギーの一部分は緩衝部材４１及び
エアバッグ本体７によって吸収される。その実験結果を
第４図から第６図に示している。

第４図はリッド２５の上段に入力された場合、第５図は
リッド２５の中間に入力された場合、第６図はリッド２
５の下部に入力された場合をそれぞれ示しており、いず
れも従来例ａに対し本発明すにあっては、はぼ２／３以
下の減速度Ｇに抑えられるようになる。

なお、衝突等の緊急時においては、衝撃検知センサ１５
からの信号でガス発生器１７が作動するとバッグ１３内
にガスか送り込まれ急速に膨らむ。

これにより、リッド２５は、バッグ１３代こより押開か
れるようになる。

［発明の効果］ 以上、説明したようにこの発明のリッド構造によれば、
リッドに人力される運動エネルギーをリッドの内側に設
けられた緩衝部材及びエアバッグ本体によって吸収する
ことができるため減速度を許容範囲内に収められる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のエアバッグのリッド構造を示した全
体の分解斜視図、第２図は第３図の■−■線断面図、第
３図はこの発明を実施したインストルメントパネルの正
面図、第４図、第５図、第６図はインパクト試験時の実
験結果を示した説明図である。 １・・・インストルメントパネル ７・・・エアバッグ本体 １９・・・強度メンバー ２５・・・リッド ４１・・・緩衝部材 代理人　弁理士　三　好　　秀　和 ＠２図 時間（ｍｓｅｃ） 第５図 時間（ｓｓｅｃ） 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. インストルメントパネルに取付けられたリッドの内側に
   強度メンバーに固定支持されたエアバッグ本体を配置し
   、このエアバッグ本体と接触し合う緩衝部材を前記リッ
   ドの内側に設けたことを特徴とするエアバッグのリッド
   構造。