JP3660407B2 - エアバッグ収容容器と車室側部材の取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車のエアバッグ装置に関連し、特にはエアバッグ収容容器と車室側部材の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば添付の図13および図14に示すように、自動車の助手席側に設けられるエアバッグ装置90は、折り畳まれたエアバッグAがエアバッグ収容容器91内にエアバッグ作動装置Iとともに収納されて助手席前面の車室側部材(インストルメントパネル)80内側に格納されている。エアバッグ収容容器91の上部は、エアバッグAが車室内に展開するための展開開口部94として構成されており、この展開開口部94は車室側部材80に形成されたエアバッグドア部81により覆われている。
【0003】
このエアバッグ装置90は、一旦自動車が大きな衝撃を受けた時には前記作動装置Iが作動し、膨張したエアバッグAが前記エアバッグドア部81を内側から押し上げそのエアバッグドア開口予定部83を開いて車室内に展開するようになっている。
【0004】
車室側部材80は、例えば図のように合成樹脂発泡層85上面に塩化ビニールなどの軟質プラスチックよりなる表皮82を一体に有し、該表皮82裏面のエアバッグドア開口予定部83にはエアバッグドア部81を画定する薄肉の破断予定部84が形成されている。図中の符号86は車室側部材80の基材、87は基材の開口部、88はエアバッグドア用芯材である。
【0005】
このようなエアバッグ装置90を車体に組付けるに際しては、種々の構造があるが、図14に示されるものは、エアバッグAが収容されたエアバッグ収容容器91を車体側のリーンホース93に固定したものである。この例では、エアバッグ収容容器91は車室側部材80に接続されない。なお、同図の符号92は取付部材である。
【0006】
しかしながら、この構造にあっては、車室側部材80とエアバッグ収容容器91とがそれぞれ別々に車体に取り付け固定され、またエアバッグ収容容器91と車室側部材80とが接続されないので、車室側部材80裏面とエアバッグ収容容器との間に隙間89を生ずることがある。
そして、エアバッグAの作動膨張時には、膨張したエアバッグAが該隙間89からはみ出しながら展開することがあり、この時のエアバッグの膨張圧力により開口部87周辺の車室側部材80が押し上げられて変形、破損するなどの不具合があった。
【0007】
これに対して、図15に示すように、エアバッグ収容容器91を車体側のリーンホース93に固定するとともに、エアバッグ収容容器91の開口部94周縁にフランジ部95を形成して、車室側部材80の基材86の展開開口部87裏面周縁にこのフランジ部95を固着する構造がある。なお、図中の符号で図14と同一の符号は同一の部材を示す。
【0008】
このエアバッグ収容容器91と車室側部材80とを接続固着する構造にあっては、前述した構造のようなエアバッグ収容容器91と車室側部材80との間に隙間89の発生が回避されるので、膨張したエアバッグAが該隙間からはみ出すということがなくなる。
しかしながら、この構造では、通常、車室側部材80にエアバッグ収容容器91を固着した後に、当該エアバッグ収容容器91を車体側のリーンホース93に固定するのであるが、エアバッグ収容容器91側の重量が4〜5kg程度と重いため、その後の該エアバッグ収容容器91のリーンホース93への組付作業が極めてやりにくいという問題がある。また、この際に車室側部材80の基材86が破損したりするおそれもある。
【0009】
さらに、このエアバッグ収容容器91と車室側部材80とを接続固着する構造では、車室側部材80の強度メンバーである基材86がエアバッグ収容容器91を介してリーンホース93に固定されることになって、結果的に車室側部材80が剛体構造となる。このような剛体構造になると、万一のときに人体、特にその頭部が当該車室側部材80に衝突した場合に、その衝撃吸収作用が少なくなる。車室側部材80は衝撃を吸収することができる構造であることが望ましい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
この発明はこのような点に鑑み提案されたものであって、エアバッグ収容容器と車室側部材との間に隙間を発生させることなく、かつその取付も容易に行うことができ、しかも車室側部材に人体が衝突した場合にはその衝撃を吸収することができる新規なエアバッグ収容容器と車室側部材の取付構造を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
すなわち、この発明は、エアバッグ収容容器が車室側部材内側の車体部材に固定されているとともに、ブラケット部材を介して前記車室側部材のエアバッグドア開口予定部周縁の基材に取り付けられた構造であって、前記ブラケット部材は、前記車室側部材裏面側においてそのエアバッグドア開口予定部とエアバッグ収容容器のエアバッグ展開開口部との組み付け隙間を覆うシール面部と、前記車室側部材裏面側のエアバッグドア開口予定部周縁に固定される車室側部材側固定部と、エアバッグ収容容器に固定されるエアバッグ収容容器側固定部とを備えており、かつ、前記ブラケット部材のエアバッグ収容容器側固定部は、前記エアバッグ収容容器の取付部と、前記車室側部材の衝撃時においてその衝撃吸収方向にスライド移動可能な長穴部を介して固定されていることを特徴とするエアバッグ収容容器と車室側部材の取付構造に係る。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。
図1はこの発明構造の一例を示す要部の断面図、図2はこの発明構造の一例を示すエアバッグ収容容器とブラケット部材の分解斜視図、図3は車室側部材のエアバッグドア部における基材構成を示す分解斜視図、図4はこの発明構造の衝撃時の作用を示す車室側部材の断面図、図5はその拡大した要部断面図、図6は図4においてエアバッグドア部が展開した状態を示す断面図、図7はこの発明の他の例を示すエアバッグ収容容器とブラケット部材の分解斜視図、図8はその取り付け状態を示す上面図、図9はその下面図、図10は図8の側面図、図11はその要部拡大断面図、図12はその衝撃吸収状態を示す要部拡大断面図である。
【0013】
図1に示されるように、この発明構造は、エアバッグ収容容器30が車室側部材20内側の車体部材であるリーンホース37に固定されているとともに、ブラケット部材10を介して前記車室側部材20のエアバッグドア開口予定部21に取り付けられた構造であって、前記ブラケット部材10のシール面部11によって車室側部材20裏面側においてそのエアバッグドア開口予定部21とエアバッグ収容容器30のエアバッグ展開開口部32との組み付け隙間をなくすとともに、車室側部材20表面側からの衝撃に対しては前記ブラケット部材10に取り付けられた当該車室側部材20を衝撃吸収方向に移動可能なように取り付けたものである。
【0014】
この構造によって、エアバッグが膨張する際にはその膨張圧力を車室側部材20裏面側のエアバッグドア開口予定部21に確実に加えることができ、エアバッグドアの速やかかつ確実な開放を可能とする。加えて、エアバッグの膨張圧力がエアバッグドア開口予定部21以外の部分に及ぶことによる、周辺の車室側部材20の割れや変形を防止する。
また、車室側部材20表面側に人体頭部などが衝突した場合には、当該車室側部材20が衝撃吸収方向に移動してその衝撃エネルギーを吸収し、人体を保護することができる。
【0015】
まず、この発明構造に使用されるブラケット部材について説明すると、図2に示すように、このブラケット部材10は金属や硬質プラスチック等からなり、シール面部11と車室側部材側固定部12とエアバッグ収容容器側固定部13とを備えている。
この例において、ブラケット部材10は図のようなエアバッグ収容容器30の開口部32を囲むような略コの字状に形成されていて、車室側部材20とエアバッグ収容容器30とを接続固定する。
【0016】
シール面部11は、図1のように、車室側部材20の裏面側において、そのエアバッグドア部22の開口予定部21とエアバッグ収容容器30のエアバッグ展開開口部32との間に存在する組み付け隙間35を覆うためのもので、前記開口予定部21裏面とエアバッグ収容容器30の開口部32の形状に合わせて適当な幅に形成される。この組み付け隙間35を覆うことにより、膨張したエアバッグが組み付け隙間35から外へはみ出すのを防ぎ、エアバッグの膨張圧力をエアバッグドア部22裏面に集中させることができる。
このシール面部11は、エアバッグ収容容器30へ取り付けた際に、前記開口部32に約10〜20mm程度重なった状態で、前記組み付け隙間35を覆うことのできる幅とすることが望ましい。
【0017】
車室側部材側固定部12は、ブラケット部材10を車室側部材20裏面のエアバッグドア開口予定部21周縁の基材25に固定するためのもので、前記シール面部11の車室側部材側端面に、図2のように、車室側部材20裏面に沿うフランジ状に形成されている。この車室側部材側固定部12は、一のブラケット部材10において複数設けられ、それぞれに取付ボルト40などを挿通するためのボルト穴16が形成されている。前記車室側部材側固定部12の数および位置は、取り付けられる車室側部材20やエアバッグドア開口予定部21の開口形状などにより適宜に決定される。
【0018】
また、エアバッグ収容容器側固定部13は、このブラケット部材10をエアバッグ収容容器30に取り付け固定するためのもので、シール面部11のエアバッグ収容容器30側端面に複数フランジ状に設けられている。
このエアバッグ収容容器側固定部13には、ボルト穴14が形成されるとともに、その上面には前記ボルトが螺着されるナット部材15が接合されている。このエアバッグ収容容器側固定部13の数および位置も取り付けられる容器の大きさ、形状などにより適宜に決定される。
【0019】
そして、このエアバッグ収容容器側固定部13は、車室側部材20の表側から加わると予測される衝撃方向に対して平行でかつ、それぞれのエアバッグ収容容器側固定部13が互いに平行となるように設けられることが望ましい。
【0020】
このような構成よりなるブラケット部材10は、車室側部材20を車体部材へ組み付ける前に、取付ボルト40により前記車室側部材側固定部12をあらかじめ車室側部材20裏面側のエアバッグドア開口予定部21周縁の基材25に固定することにより、車室側部材20に取り付けられる。
【0021】
車室側部材20は、図1に示したように、強度メンバーである基材25上に合成樹脂発泡体23および表皮24が所定のインストルメントパネル形状に一体に成形されてなるもので、エアバッグ開口予定部21の表皮24の裏面には薄肉の破断予定部26が形成されておりエアバッグドア部22を画定している。
【0022】
また、車室側部材20の基材25はASG、ABS樹脂などからなり、図3に示されるように所定のインストルメントパネル裏面形状に形成されているとともに、前記エアバッグドア開口予定部21に対応する位置に、膨張したエアバッグを車室内へ展開させるための開口27が形成されている。この開口27には、エアバッグドア用基材28が取り付けられる。
このエアバッグドア用基材28は金属板等よりなり、前記開口27を覆うようにしてヒンジ部28a側の一端がボルトBにより固定される。なお、実施例では、図3からよりよく理解されるように、開口27周辺の割れを防ぐため、基材25に該開口27を囲む基材割れ防止用フレーム29が取り付けられており、前記エアバッグドア用基材28はこの基材割れ防止用フレーム29を介して基材25に固定される。
【0023】
この車室側部材20は、公知の発泡成形により好適に製造することができる。その成形法についての詳細な説明は省略するが、車室側部材の表面形状に形成された発泡成形型の一の型面に所定形状の表皮24を配し、他の型面に前記基材25を配する。そして、前記表皮24と基材25との間に合成樹脂発泡原料を注入して型閉めして一体に発泡成形することにより容易に得られる。
【0024】
エアバッグ収容容器30は、図2に示されるように、その内部に折り畳まれたエアバッグおよび前記エアバッグを膨張させるエアバッグ作動装置(ともに図示せず)が収納されているとともに、前記ブラケット部材10のエアバッグ収容容器側固定部13に対応する位置に取付部33が形成されている。
【0025】
この取付部33は、ブラケット部材10を車室側部材20表面側からの衝撃に対しその衝撃吸収方向に移動可能に連結するもので、前記ブラケット部材10のエアバッグ収容容器側固定部13と合着可能なように、エアバッグ収容容器30の側面からフランジ状に突設されている。この取付部33は、取付ボルト40により前記エアバッグ収容容器側固定部13とともに一体に締め付けることにより連結固定される。
【0026】
そして、この発明構造では、ブラケット部材10のエアバッグ収容容器側固定部13とエアバッグ収容容器30の取付部33との連結固定において、前記車室側部材20の衝撃時に、前記ブラケット部材10のエアバッグ収容容器側固定部13がその衝撃吸収方向にスライド移動可能なように、エアバッグ収容容器30の取付部33と長穴部を介して固定されているものである。この長穴部はブラケット部材10のエアバッグ収容容器側固定部13とエアバッグ収容容器30の取付部33の少なくともいずれか一方に形成すればよい。以下の例ではエアバッグ収容容器30の取付部33に長穴部34を形成した場合について述べる。
【0027】
すなわち、図2のように、エアバッグ収容容器30の取付部33に形成された長穴部34は、取付ボルト40によってブラケット部材10のエアバッグ収容容器側固定部13と合着固定されるとともに、車室側部材20表面側からの衝撃時には、当該車室側部材20に固着されたブラケット部材10をその衝撃吸収方向にスライド移動可能とする。従って、この長穴部34の長径側は図2のように衝撃吸収方向となることは言うまでもない。一般的には車室側部材20の表面に対して直角方向となる。
【0028】
なお、この長穴部34は、ブラケット部材10のエアバッグ収容容器側固定部13に設けてもよいことは前述した通りである。その場合は、取付ボルト40と螺着されるナット部材15をエアバッグ収容容器30の取付部33に設けることになる。
【0029】
このエアバッグ収容容器30は、図1のように、該容器底部に設けられた取付部材36を介して車室側部材20裏面側に位置する車体部材であるリーンホース37に固定される。
そして、あらかじめブラケット部材10が固着された車室側部材20を車体部材に組み付ける際には、該ブラケット部材10のエアバッグ収容容器側固定部13をエアバッグ収容容器30の取付部33の長穴部34に合着して取付ボルト40により固定する。
【0030】
このとき、前記ブラケット部材10はエアバッグ収容容器30に対して、長穴部34の長径方向に摺動可能となる。従って、前記ブラケット部材10を長穴部34の車室側部材20側に寄せて取り付けることによって、エアバッグ収容容器30に長穴部34の空間が作出される。この長穴部34の空間によって、車室側部材20表面側からの衝撃によりブラケット部材10が車室側部材20とともにエアバッグ収容容器30側に向かって長穴部34の空間分だけ移動可能となり、衝突した際のエネルギーを吸収しその衝撃を弱めることができる。
【0031】
なお、図から理解されるように、前記長穴部34での取付ボルト40のボルト部41の摺動を確実とするため、実施例のボルト40aには、少なくとも取付部33とエアバッグ収容容器側固定部13の厚みを合わせた長さを有する無ネジ部42が形成されている。これに対して、車室側部材側固定部12と基材25とを固定する取付ボルト40については、一般的なボルトを用いることができる。
【0032】
次に、この発明構造の衝撃吸収作用について説明すると、図4において、矢印Pのように例えば人体の頭部などが車室側部材20の表面にぶつかると、該車室側部材20裏面に固着されているブラケット部材10がその衝撃により車両前方(図では斜め下方)に押される。つまり衝撃力Sが加わる。そして、もし、ブラケット部材10が車体部材(リーンホース)37に直接固定されるような剛体構造となっているときには、この衝撃力Sは吸収されることなく、そのまま人体にはねかえる。
【0033】
しかるに、この発明構造では、前記のようにブラケット部材10は、エアバッグ収容容器30の取付部33と長穴部34を介して連結されている。そのため、図5の鎖線からよりよく理解されるように、前記ブラケット部材10が車室側部材20とともに、前記長穴部34の長さ分だけ車両前方側(つまり、衝撃吸収方向)にスライドするので、衝突のエネルギーが吸収され人体が車室側部材20表面側から受ける衝撃を和らげることができるのである。
【0034】
図7はブラケット部材の他の例を示したものである。符号50はブラケット部材、51はシール面部、52は車室側部材側固定部、53はエアバッグ収容容器側固定部、60はエアバッグ収容容器、62は開口部、63は取付部、64は長穴部である。図示されるように、このブラケット部材50はシール面部51がロの字形状に形成されており、エアバッグ収容容器60の開口部62を四方から囲んで車室側部材との間の隙間を覆うようになっている。
【0035】
そして、その取り付け状態である図8ないし図10に示されるように、ブラケット部材50の車室側部材固定部52と車室側部材70裏面の基材とが、およびエアバッグ収容容器側固定部53とエアバッグ収容容器60の取付部63とが、取付ボルトにより連結固定される。なお、図示は省略するが、エアバッグ収容容器60の底部は車室側部材70裏面側に配されるリーンホースなどに固定されている。
ブラケット部材50のエアバッグ収容容器側固定部53は、長穴部64の車室側部材側の端部で取付部63と連結されているので、車室側部材が表面側からの衝撃によって押された時には、図11および図12に示されるように、車室側部材70がブラケット部材50とともに、前記取付ボルト前方に残っている長穴部64の長さ分だけ衝撃方向にスライドする。
【0036】
【発明の効果】
以上図示し説明したように、この発明の取付構造によれば、エアバッグ収容容器の開口部と車室側部材の裏面との隙間が、車室側部材に固定されたブラケット部材により覆われ、かつ、エアバッグ収容容器とブラケット部材とがスライド移動可能な長穴部を介して連結されている。したがって、乗員が車室側部材に衝突した場合に、ブラケット部材が車室側部材とともに衝撃吸収方向にスライドするので、その衝撃を吸収して和らげることができる。
【0037】
また、エアバッグ膨張時には、車室側部材裏面とエアバッグ収容容器との間の組み付け隙間がブラケット部材のシール面部によって覆われているので、エアバッグの膨張圧力をエアバッグドア部裏面に効果的に集中させることができ、速やかかつ確実なエアバッグドア部の開放を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明構造の一例を示す要部の断面図である。
【図2】この発明構造の一例を示すエアバッグ収容容器とブラケット部材の分解斜視図である。
【図3】車室側部材のエアバッグドア部における基材構成を示す分解斜視図である。
【図4】この発明構造の衝撃時の作用を示す車室側部材の断面図である。
【図5】その拡大した要部断面図である。
【図6】図4においてエアバッグドア部が展開した状態を示す断面図である。
【図7】この発明の他の例を示すエアバッグ収容容器とブラケット部材の分解斜視図である。
【図8】その取り付け状態を示す上面図である。
【図9】その下面図である。
【図10】図8の側面図である。
【図11】その要部拡大断面図である。
【図12】その衝撃吸収状態を示す要部拡大断面図である。
【図13】一般的な車室側部材の一例を示す斜視図である。
【図14】そのエアバッグ収容容器と車室側部材との取付構造を示す断面図である。
【図15】その他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ブラケット部材
11 シール面部
12 車室側部材側固定部
13 エアバッグ収容容器側固定部
20 車室側部材
21 エアバッグドア開口予定部
22 エアバッグドア部
23 合成樹脂発泡体
24 表皮
25 車室側部材の基材
26 破断予定部
28 エアバッグドア用基材
29 割れ防止用フレーム
30 エアバッグ収容容器
32 開口部
33 取付部
34 長穴部
35 組み付け隙間
37 リーンホース
Claims (1)
- エアバッグ収容容器が車室側部材内側の車体部材に固定されているとともに、ブラケット部材を介して前記車室側部材のエアバッグドア開口予定部周縁の基材に取り付けられた構造であって、
前記ブラケット部材は、前記車室側部材裏面側においてそのエアバッグドア開口予定部とエアバッグ収容容器のエアバッグ展開開口部との組み付け隙間を覆うシール面部と、前記車室側部材裏面側のエアバッグドア開口予定部周縁に固定される車室側部材側固定部と、エアバッグ収容容器に固定されるエアバッグ収容容器側固定部とを備えており、
かつ、前記ブラケット部材のエアバッグ収容容器側固定部は、前記エアバッグ収容容器の取付部と、前記車室側部材の衝撃時においてその衝撃吸収方向にスライド移動可能な長穴部を介して固定されていることを特徴とするエアバッグ収容容器と車室側部材の取付構造。
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