JP3050004B2 - エアバッグドア支持構造 - Google Patents

エアバッグドア支持構造

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JP3050004B2
JP3050004B2 JP5207826A JP20782693A JP3050004B2 JP 3050004 B2 JP3050004 B2 JP 3050004B2 JP 5207826 A JP5207826 A JP 5207826A JP 20782693 A JP20782693 A JP 20782693A JP 3050004 B2 JP3050004 B2 JP 3050004B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエアバッグドア支持構造
に係り、特にインストルメントパネル上面に設けられる
エアバッグドア支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の助手席に着座する乗員を保
護するためのエアバッグ装置のエアバッグドアは、助手
席の車体前方に位置するインストルメントパネル上面に
装備されている。
【0003】これらのエアバッグ装置においては、加速
度センサが作動し、エアバッグ袋体が膨出した場合に、
エアバッグ袋体の押圧力によってエアバッグドアが展開
するようになっており、これらのエアバッグドア支持構
造の一例が特開平1−204838号公報に示されてい
る。
【0004】図に示される如く、このエアバッグドア
支持構造では、エアバッグケース80の開口縁部に支持
されたエアバッグドア70が、展開するエアバッグ袋体
76に押圧されて、エアバッグドアアッパ72とエアバ
ッグドアロア74とに2分割されるようになっており、
これらのエアバッグドアアッパ72及びエアバッグドア
ロア74は、それぞれ屈曲部72A、74Aで屈曲し、
に想像線で示される如く展開するようになってい
る。
【0005】また、このエアバッグドア支持構造では、
ウインドシールドガラス78側へ展開するエアバッグド
アアッパ72の先端部72Bとエアバッグケース80と
がストラップ82で連結されている。このストラップ8
2は、エアバッグドアアッパ72が完全に展開した状態
で、その先端部72Bがウインドシールドガラス78に
当接しない長さに設定されており、これによって、ウイ
ンドシールドガラス78を保護している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このエ
アバッグドア支持構造においては、展開するエアバッグ
ドアアッパ72をストラップ82で停止させるため、ス
トラップ82が伸びきった状態でエアバッグドアアッパ
72の展開速度が急に零となり、この時、ストラップ8
2及びストラップ82の取付け部に極めて大きな荷重が
作用する。従って、この荷重に耐えるようにストラップ
82及びストラップ82の取付け部を補強する必要があ
り、装置全体の荷重が増加するという不具合がある。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、装置全体の荷
重を増加することなく、ウインドシールドガラスを保護
することができるエアバッグドア支持構造を得ることが
目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、インストルメントパネル上面に形成された開口部に
配設されたエアバッグドアと、このエアバッグドアと
アバッグケースとを連結するドアヒンジと、を有するエ
アバッグドア支持構造において、前記エアバッグドアの
車体前側縁部が前記インストルメントパネルにおけるイ
ンサートの開口縁部の上方に延設されており、前記エア
バッグドアの展開時には、前記エアバッグドアの車体前
側縁部が前記インストルメントパネルのインサートの開
口縁部を下方へ弾性変形させ、展開速度を除々に減速さ
せる減速機構となることを特徴としている。
【0009】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載のエアバッグドア支持構造において、前記エアバッ
グドアにおける車体前側縁部の下方に略車体前方へ向け
て形成されたストッパを有し、前記エアバッグドアの展
開時には、前記ストッパがエアバッグケース側に当接
し、展開速度を除々に減速させる減速機構となることを
特徴としている。
【0010】また、請求項3記載の本発明は、請求項1
記載のエアバッグドア支持構造において、前記ドアヒン
ジは前記エアバッグドアの裏面から一体的に延設された
ことを特徴としている。
【0011】また、請求項4記載の本発明は、インスト
ルメントパネル上面に形成された開口部に配設されたエ
アバッグドアと、このエアバッグドアとエアバッグケー
とを連結するドアヒンジと、を有するエアバッグドア
支持構造において、前記エアバッグドアの車体前側縁部
が前記インストルメントパネルにおけるインサートの開
口縁部の上方に延設されており、前記エアバッグドアの
展開時には、前記エアバッグドアの車体前側縁部が前記
インストルメントパネルのインサートの開口縁部を下方
へ弾性変形させ、展開速度を除々に減速させる減速機構
となると共に、 前記エアバッグドアにおける車体前側縁
部の下方に略車体前方へ向けて形成されたストッパと、
前記インストルメントパネルに形成され前記ストッパが
挿入される開口部とを有し、前記エアバッグドアの展開
時には、前記ストッパによって作用する荷重が所定値以
上になった場合に前記開口部の下方が破断し、展開速度
を除々に減速させる減速機構となることを特徴としてい
る。
【0012】また、請求項5記載の本発明は、インスト
ルメントパネル上面に形成された開口部に配設されたエ
アバッグドアと、このエアバッグドアとエアバッグケー
スとを連結するドアヒンジと、を有するエアバッグドア
支持構造において、 前記エアバッグドアの車体前側縁部
には複数の減速機構が形成されており、前 記エアバッグ
ドアの展開時には、前記複数の減速機構により、前記エ
アバッグドアの展開速度を除々に減速させることを特徴
としている。
【0013】
【作用】本発明の請求項1記載のエアバッグドア支持構
造では、エアバッグドアが展開する場合に、インストル
メントパネルにおけるインサートの開口縁部の上方に延
設されたエアバッグドアの車体前側縁部が、インストル
メントパネルのインサートの開口縁部を下方へ弾性変形
させることで、エアバッグドアの展開速度が除々に減速
され、その後停止する。従って、ウインドシールドガラ
スを保護することができる。また、従来構造のようにエ
アバッグドア支持部に瞬間的に極めて大きな荷重が作用
することがないため、エアバッグドア支持部を補強する
必要がないので、装置全体の重量が増加することもな
い。
【0014】また、請求項2記載のエアバッグドア支持
構造では、請求項1記載の内容に加えて、エアバッグド
アが展開する場合に、エアバッグドアにおける車体前側
縁部の下方に略車体前方へ向けて形成されたストッパ
が、エアバッグケース側に当接し、エアバッグドアの展
開速度が除々に減速され、その後停止する。
【0015】また、請求項3記載のエアバッグドア支持
構造では、請求項1記載の内容に加えて、ドアヒンジを
エアバッグドアと一体としたので、ドアヒンジとエアバ
ッグドアとの位置関係は常に安定している。
【0016】また、請求項4記載のエアバッグドア支持
構造では、エアバッグドアが展開する場合に、インスト
ルメントパネルにおけるインサートの開口縁部の上方に
延設されたエアバッグドアの車体前側縁部が、インスト
ルメントパネルのインサートの開口縁部を下方へ弾性変
形させ、展開速度を除々に減速させると共に、エアバッ
グドアにおける車体前側縁部の下方に略車体前方へ向け
て形成されたストッパによって作用する荷重が所定値以
上になった場合には、インストルメントパネルに形成さ
れた開口部の下方が破断し、展開速度を除々に減速させ
る。従って、ウ インドシールドガラスを保護することが
できる。また、従来構造のようにエアバッグドア支持部
に瞬間的に極めて大きな荷重が作用することがないた
め、エアバッグドア支持部を補強する必要がないので、
装置全体の重量が増加することもない。
【0017】また、請求項5記載のエアバッグドア支持
構造では、エアバッグドアが展開する場合に、エアバッ
グドアの車体前側縁部に形成された複数の減速機構が、
エアバッグドアの展開速度を除々に減速させる。従っ
て、ウインドシールドガラスを保護することができる。
また、従来構造のようにエアバッグドア支持部に瞬間的
に極めて大きな荷重が作用することがないため、エアバ
ッグドア支持部を補強する必要がないので、装置全体の
重量が増加することもない。
【0018】
【実施例】本発明のエアバッグドア支持構造の第1実施
例について図1〜図4に従って説明する。なお、図中矢
印FRは車体前方方向を、矢印UPは車体上方方向を、
矢印INは車幅内側方向を示す。
【0019】図2に示される如く、インストルメントパ
ネル10の助手席前方部分の上部10Aには、矩形状の
エアバッグ袋体膨出用開口部14が形成されている。こ
の開口部14の車幅方向両側の部位には、一段凹んだフ
ランジ部14Aが形成されており、このフランジ部14
Aには周知のエアバッグ装置12を取り付けるためのね
じ孔15がそれぞれ穿設されている。
【0020】図1に示される如く、この開口部14には
エアバッグ装置12の構成部材の一つであって、開口部
14を覆うエアバッグドア18が配置されており、この
エアバッグドア18は、インストルメントパネル10と
面一化して外観を整えると共にインストルメントパネル
10の内側に配設されたエアバッグ装置12を隠蔽保護
するようになっている。
【0021】インストルメントパネル10はFRAS
(繊維強化アクリロニトリルースチレン)等から成形さ
れた芯材としてのインパネインサート20と、半硬質塩
ビ等から成形された表皮22との間でウレタン24を発
泡させて三者を一体に接着して形成されている。このウ
レタン24はインストルメントパネル10のセーフテイ
パッドを構成している。
【0022】図3に示される如く、エアバッグドア18
は、製品成形時、ナイロン等を用いた繊維からなる芯材
をネット状とし軟質性を有する構造とされたインサート
26を、半硬質塩ビ樹脂等から成形された表皮27にイ
ンサート形成されている。
【0023】また、エアバッグドア18の裏面18Aの
車体前後方向前側縁部18B近傍には、縁部に沿って凸
部29が一体成形されており、車体前後方向後側縁部1
8Cには、インストルメントパネル10の内側へ向けて
縁部に沿った凸部が形成されている。
【0024】図1に示される如く、エアバッグドア18
はインストルメントパネル10のエアバッグ袋体膨出用
開口部14の縁部に見切り部の隙間が一定となった状態
で脱着可能に係止されている。
【0025】図3に示される如く、エアバッグドアイン
サート26は、一部がエアバッグドア18の凸部29内
を通り抜け延設され、ヒンジ部28を形成しており、こ
のヒンジ部28の先端部には、リテーナー部30が形成
されている。なお、ヒンジ部28はひも、ベルト等でも
良い。また、この場合には、ひも、ベルト等を貫通孔に
通しても良く、タッピング、ボルトナット、熱かしめ、
リベット等で固定しても良い。
【0026】リテーナー部30は、インサート26に半
硬質塩ビ樹脂等から成形された表皮31を貼着した構成
とされており、リテーナー部30には、所定間隔で取付
け孔32が穿設されている。
【0027】図2に示される如く、エアバッグ装置12
の外殻部を構成するエアバッグケース16の側壁部16
A、16Bには、それぞれブラケット38が固定されて
おり、これらのブラケット38には貫通孔40が穿設さ
れている。これらの貫通孔40に挿入されたボルト42
を、エアバッグ袋体膨出用開口部14のフランジ部14
Aのねじ孔15に螺合するとによって、エアバッグケー
ス16がインパアネインサート20に固定されている。
なお、エアバッグケース16は図示を省略した他の部位
においてインパネリインフォースにも固定されている。
【0028】また、エアバッグケース16の車体前後方
向前側壁部16Cには、車幅方向に沿った長手状のブラ
ケット44が固定されており、このブラケット44に
は、貫通孔46が複数穿設されている。
【0029】図1に示される如く、ブラケット44の貫
通孔46には、ウエルドボルト48が挿入されている。
これらのウエルドボルト48は、エアバッグドア18に
連結されたリテーナー部30の取り付け孔32を貫通し
ており、ウエルドボルト48とナット50によってリテ
ーナー部30はブラケット44に固定されている。
【0030】従って、エアバッグドア18は、ヒンジ部
28の変形によって、図1の反時計回転方向(図1の矢
印A方向)へ揺動可能とされている。また、エアバッグ
ドア18の車体前後方向前側縁部18Bは、インパネイ
ンサート20の開口縁部20Aの上方に達しており、エ
アバッグドア18が矢印A方向へ揺動した場合に、エア
バッグドア18の車体前後方向前側縁部18Bが、イン
パネインサート20の開口縁部20Aを下方(図1の矢
印B方向)へ押圧し、インパネインサート20の開口縁
部20Aが図1に想像線で示されるように弾性変形する
ようになっている。
【0031】なお、図1の符号56はウインドシールド
ガラスを示す。また、エアバッグケース16内には、円
筒状のインフレータ58が配設されており、インフレー
タ58のエアバッグドア18側には折り畳まれたエアバ
ッグ袋体(図示を省略)が収容されている。
【0032】次に、本実施例の作用を説明する。
【0033】図1に示すようにエアバッグドア18は通
常状態では組み付けられた時に状態のままエアバッグ袋
体膨出用開口部14の縁部に係止状態となっているので
エアバッグドア18は閉状態(図1の実線の状態)を保
持している。
【0034】そして車両緊急時において、車両が著しく
急減速するとエアバッグ袋体が膨張し、エアバッグドア
18がエアバッグ袋体により乗員側(図1の矢印C方
向)に押圧される。これによりエアバッグドア18は、
エアバッグ袋体膨出用開口部14の縁部から外れヒンジ
部28の変形によって、図1の矢印A方向へ揺動して開
放状態となり、エアバッグ袋体は車室内に突出して円滑
に乗員を保護する。
【0035】また、本実施例のエアバッグドア支持構造
では、エアバッグドア18が展開する場合に、エアバッ
グドア18が図1の矢印A方向へ揺動すると、エアバッ
グドア18の車体前後方向前側縁部18Bが、インパネ
インサート20の開口縁部20Aに接触し、インパネイ
ンサート20の開口縁部20Aを下方(図1の矢印B方
向)へ押圧する。この押圧力により、インストルメント
パネル20の開口縁部20Aが図1に想像線で示される
ように弾性変形することによって、エアバッグドア18
の展開速度が除々に減速され、その後、図4に示される
ように、エアバッグドア18はウインドシールドガラス
56の近傍、又はウインドシールドガラス56に当接し
て停止する。従って、ウインドシールドガラスを保護す
ることができる。
【0036】また、図13に示される従来構造のように
エアバッグドア支持部に瞬間的に極めて大きな荷重が作
用することがないため、エアバッグドア支持部を補強す
る必要がないので、装置全体の重量が増加することもな
い。
【0037】なお、本実施例では、エアバッグドア18
が上開きとなった構造について説明したが、本発明のエ
アバッグドア支持構造は、エアバッグドアが上下方向へ
観音開きとなった構造等の他の構造にも適用できる。ま
た、インストルメントパネル10は樹脂のみの単層で構
成された樹脂インストルメントパネルであっても良い。
【0038】次に、本発明のエアバッグドア支持構造の
実施例について図〜図に従って説明する。
【0039】なお、第1実施例と同一部材については同
一符号を付してその説明を省略する。
【0040】図に示される如く、本実施例では、エア
バッグドア18の凸部29の先端部に、車体前側斜め下
方へ向けて減速機構の一部を構成するストッパ29Aが
一体的に形成されている。
【0041】図に示される如く、ストッパ29Aは矩
形板状とされており、凸部29に沿って所定の間隔を開
けて複数個形成されている。これらのストッパ29Aと
対向するインパネインサート20の開口縁部20Aの部
位には、減速機構の他の一部を構成する開口部21が形
成されており、図に示される如く、開口部21にはス
トッパ29Aが挿入されている。
【0042】図に示される如く、開口部21は矩形状
とされており、両側端部には下方へ向けて、逆三角形の
切り込み21Aが形成されている。従って、エアバッグ
ドア展開時に、ストッパ29Aによって、開口部21に
作用する荷重が所定値以上になった場合には、開口部2
1が切り込み21Aから破断しするようになっている。
【0043】また、開口部21が破断した後、ストッパ
29Aは、ブラケット44に固定されたリテーナー部3
0と干渉するようになっている。
【0044】次に、本実施例の作用を説明する。
【0045】車両緊急時において、車両が著しく急減速
するとエアバッグ袋体が膨張し、エアバッグドア18が
エアバッグ袋体により乗員側(図の矢印C方向)に押
圧される。これによりエアバッグドア18は、エアバッ
グ袋体膨出用開口部14の縁部から外れる。また、エア
バッグの膨張初期には、エアバッグドア18の展開方向
の揺動に伴うストッパ29Aの揺動によって、インスト
ルメントパネル10に形成された開口部21に荷重が略
下方へ向かって作用する。この荷重が所定値以上になる
と、開口部21が切り込み21Aから破断し、エアバッ
グドア18の展開が可能となるとともに、この開口部2
1の破断によって、エアバッグドア18の持っているエ
ネルギーの一部が使用されるため、エアバッグドア18
の減速が効果的に行われる。
【0046】また、本実施例のエアバッグドア支持構造
では、エアバッグドア18が展開する場合に、エアバッ
グドア18が図の矢印A方向へ揺動すると、エアバッ
グドア18の車体前後方向前側縁部18Bが、インパネ
インサート20の開口縁部20Aに接触し、インパネイ
ンサート20の開口縁部20Aを下方(図の矢印B方
向)へ押圧する。この押圧力により、インストルメント
パネル20の開口縁部20Aが図に想像線で示される
ように弾性変形することによって、エアバッグドア18
の展開速度が除々に減速される。また、ストッパ29A
が、ブラケット44に固定されたリテーナー部30と干
渉することによってもエアバッグドア18の展開速度が
除々に減速される。その後、エアバッグドア18はウイ
ンドシールドガラス56の近傍、又はウインドシールド
ガラス56に当接して停止する。従って、ウインドシー
ルドガラスを保護することができる。
【0047】また、図に示される従来構造のようにエ
アバッグドア支持部に瞬間的に極めて大きな荷重が作用
することがないため、エアバッグドア支持部を補強する
必要がないので、装置全体の重量が増加することもな
い。
【0048】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、装置全体
の荷重を増加することなく、ウインドシールドガラスを
保護することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のエアバッグドア支持構造
を示す側断面図である。
【図2】本発明の第1実施例のエアバッグドア支持構造
を示す車体後方外側から見た分解斜視図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】本発明の第1実施例のエアバッグドア支持構造
のエアバッグドア開放状態を示す側断面図である。
【図5】本発明の第実施例のエアバッグドア支持構造
を示す側断面図である。
【図6】本発明の第実施例のエアバッグドア支持構造
を示す車体後方外側から見た分解斜視図である。
【図7】図の一部拡大図である。
【図8】従来例のエアバッグドア支持構造を示す側断面
図である。
【符号の説明】
10 インストルメントパネル 12 エアバッグド装置 14 開口部 18 エアバッグドア 18B 車体前後方向前側縁部 18C 車体前後方向後側縁部 20 インパネインサート 20A 開口縁部 21 開口部(減速機構) 26 インサート 28 ヒンジ部(ドアヒンジ) 29A ストッパ(減速機構) 56 ウインドシールドガラス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榊原 貴美雄 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 佐野 修二 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 柳原 雅彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 実開 平4−136974(JP,U) 実開 平5−5616(JP,U) 実開 平5−94030(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネル上面に形成され
    た開口部に配設されたエアバッグドアと、このエアバッ
    グドアとエアバッグケースとを連結するドアヒンジと、
    を有するエアバッグドア支持構造において、前記エアバッグドアの車体前側縁部が前記インストルメ
    ントパネルにおけるインサートの開口縁部の上方に延設
    されており、前記エアバッグドアの展開時には、前記エ
    アバッグドアの車体前側縁部が前記インストルメントパ
    ネルのインサートの開口縁部を下方へ弾性変形させ 、展
    開速度を除々に減速させる減速機構となることを特徴と
    するエアバッグドア支持構造。
  2. 【請求項2】 前記エアバッグドアにおける車体前側縁
    部の下方に略車体前方へ向けて形成されたストッパを有
    し、前記エアバッグドアの展開時には、前記ストッパが
    エアバッグケース側に当接し、展開速度を除々に減速さ
    せる減速機構となることを特徴とする請求項1記載のエ
    アバッグドア支持構造。
  3. 【請求項3】 前記ドアヒンジは前記エアバッグドアの
    裏面から一体的に延設されたことを特徴とする請求項1
    記載のエアバッグドア支持構造。
  4. 【請求項4】 インストルメントパネル上面に形成され
    た開口部に配設されたエアバッグドアと、このエアバッ
    グドアとエアバッグケースとを連結するドアヒンジと、
    を有するエアバッグドア支持構造において、前記エアバッグドアの車体前側縁部が前記インストルメ
    ントパネルにおけるインサートの開口縁部の上方に延設
    されており、前記エアバッグドアの展開時には、前記エ
    アバッグドアの車体前側縁部が前記インストルメントパ
    ネルのインサートの開口縁部を下方へ弾性変形させ 、展
    開速度を除々に減速させる減速機構となると共に、 前記エアバッグドアにおける車体前側縁部の下方に略車
    体前方へ向けて形成されたストッパと、前記インストル
    メントパネルに形成され前記ストッパが挿入される開口
    部とを有し、前記エアバッグドアの展開時には、 前記ス
    トッパによって作用する荷重が所定値以上になった場合
    に前記開口部の下方が破断し、展開速度 を除々に減速さ
    せる減速機構となることを特徴とするエアバッグドア支
    持構造。
  5. 【請求項5】 インストルメントパネル上面に形成され
    た開口部に配設されたエアバッグドアと、このエアバッ
    グドアとエアバッグケースとを連結するドアヒンジと、
    を有するエアバッグドア支持構造において、 前記エアバッグドアの車体前側縁部には複数の減速機構
    が形成されており、前記エアバッグドアの展開時には、
    前記複数の減速機構により、前記エアバッグドアの展開
    速度を除々に減速させることを特徴とするエアバッグド
    ア支持構造。
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