JP3144462B2 - エアバッグ装置 - Google Patents
エアバッグ装置Info
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Description
トパネル内に装備されるエアバッグ装置に関する。
されたエアバッグ装置は、近年運転席のみならず助手席
への装備も増加する傾向にある。助手席用のエアバッグ
装置は、運転席用の装置が通常ステアリングホイールに
組み込んで設置されているのに対して、インストルメン
トパネル内部のデッキクロスメンバを利用して設置され
るのが一般的である。
置構造を示す断面図で、インストルメントパネル1の内
部にエアバッグモジュール2が設置されている。このエ
アバッグモジュール2は、インフレータ及び折りたたん
だバッグをリアクションカン3に収納したもので、リア
クションカン3の下面が、同リアクションカンの車両前
方且つ下方に配設されている高剛性のデッキクロスメン
バ5にブラケット4を介して固定支持されている。ま
た、エアバッグモジュール2の車室側(車両後方側)に
は展開開口部2aが設けられ、該展開開口部2aはイン
ストルメントパネル1に設けられたパネル開口部1aと
共にエアバッグドア6によって覆われている。なお、図
中の符号7はインサート板、8はエアバッグドア6のヒ
ンジ部を示している。
単に説明する。エアバッグモジュール2のインフレータ
が作動すると、バッグは展開開口部2aから車室側へ膨
張展開するが、この時、エアバッグドア6はバッグの膨
張展開圧力を受けて押し開けられ、ヒンジ部8を支点と
して車室側上方へ回転する。この結果、エアバッグモジ
ュール2の展開開口部2aはパネル開口部1aを通して
車室側へ連通するので、バッグはスムーズに車室内へ膨
張展開して乗員の挙動をコントロールすることができ
る。
手席用のエアバッグ装置は、エアバッグモジュール2が
インストルメントパネル1の内部に設置され、かつ、エ
アバッグドア6がインストルメントパネル1の一部とな
っていることから、まんがいち乗員がインストルメント
パネルに衝突した時の衝撃(以下インパネ衝撃と呼ぶ)
を緩和・吸収して乗員の受けるダメージを最小限にする
構造がインストルメントパネルと同様に求められる。
衝撃Fを受けた時、エアバッグモジュール2のリアクシ
ョンカン3が図3に想像線で示す如く、車両前方側(矢
印9の方向)へ回転すると、リアクションカン3はブラ
ケット4が変形して衝撃を吸収する前に高剛性のデッキ
クロスメンバ5と干渉してしまい、高Gが発生してイン
パネ衝撃の緩和・吸収要件を満足できなくなることも考
えられる。
受けたエアバッグ装置のリアクションカンが高剛性のデ
ッキクロスメンバと干渉することなく大きな変形ストロ
ークを確保できるようにし、これによって高Gの発生を
防止してインパネ衝撃の緩和・吸収要件を満足すること
にある。
を解決するためになされたもので、エアバッグ装置にお
いて、インフレータとバッグを収納し車両のインストル
メントパネル内に配設されたリアクションカンと、同リ
アクションカンの車両前方且つ下方に配設されたデッキ
クロスメンバと、 一端を上記リアクションカンの下部
に固定され他端を上記デッキクロスメンバに固定された
ブラケットと、車室内から上記リアクションカンに加わ
った衝撃により、同リアクションカンが車両前方に移動
することを防止するとともに強制的に下向きの回転をさ
せるべく、上記ブラケットの上記他端に一体に設けられ
たストッパとを有することを特徴とする。
一端をリアクションカンの下部に固定し、このブラケッ
トの、デッキクロスメンバに固定されている他端に一体
に設けたストッパがリアクションカンに所定値以上の衝
撃が加わったときに同リアクションカンの車両前方への
移動を防止するとともに同リアクションカンを強制的に
下方に付勢するようにしているので、リアクションカン
の下向きの回転を確実にして大きな変形ストロークを得
られ、これにより、たとえ高剛性のデッキクロスメンバ
がリアクションカンの車両前方且つ下方に配設されてい
るとしても、インパネ衝撃を受けたリアクションカンは
高剛性のデッキクロスメンバと干渉することなく大きな
変形ストロークを確保でき、したがって高Gの発生を防
止してインパネ衝撃の緩和・吸収要件を満すことができ
る。
一体化されているので、部品点数の増加を防ぐことがで
きる。
例を図面に基づいて説明する。なお、従来構造と同一の
部材には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
リアクションカン3は、デッキクロスメンバ5に固着さ
れたデッキ側ブラケット11とリアクションカン3の下
面に固着されたカン側ブラケット12とをボルト・ナッ
ト12で結合することにより、高剛性部材であるデッキ
クロスメンバ5にしっかりと固定支持されている。デッ
キ側ブラケット11の車両前方側には、端部を傾め上方
へ延長したストッパ14が一体に形成されている。この
ストッパ14は、リアクションカン3の後端と対向して
配設され、好適にはその先端がリアクションカン3の背
面に当接するようにすればよい。
ン3に車室内側から衝撃が加わった時、すなわち衝撃荷
重Fが作用した時にリアクションカン3の動きを規制す
るものであり、リアクションカン3が車両前方側へ回動
又は移動するような動きをすると、リアクションカン3
の車両前方側(背面)がすぐにストッパ14と干渉して
それ以上の動きを規制される。そして、この状態でさら
にインパネ衝撃Fが作用し続けると、ストッパ14に動
きを規制されたリアクションカン3は、矢印16で示す
下向き(時計回り方向)に強制的に回転させられる。こ
の結果、インパネ衝撃Fはデッキ側ブラケット11及び
カン側ブラケット12を下方に変形させる力として作用
する。
図2に示す如く、リアクションカン3の底面との固定面
12a、12bが共にバッグの膨張反力の作用方向と略
一致し、さらに、デッキクロスメンバ5がリアクション
カン3を片持ち状態で支持するようにした傾斜部12
c、12dを備えている。すなわち、固定面12a、1
2bは共に白抜矢印で示したエアバッグ展開方向と略平
行な面であり、固定面12aはデッキ側ブラケット11
との結合面12eとの間を傾斜部12cで連結され、固
定面12bはインストルメントパネル1から車両前方側
への突出面1bとの結合面12fとの間を傾斜部12d
で連結されている。なお、結合面12e、12f間は部
分的に板幅を狭くした縦壁12gにより接続されてい
る。
2を採用することにより、エアバッグ展開時の反力に対
しては、固定面12aがせん断力で耐え、かつ固定面1
2bが引張力で耐えるので、リアクションカン3を高い
支持剛性で確実に保持することができる。しかし、イン
パネ衝撃Fを受けたリアクションカン3がストッパ14
との干渉により下向きに回転させられた時、この方向の
入力に対してはカン側ブラケット12の傾斜部12c、
12dが片持ち支持のため支持剛性が弱くなる。従っ
て、傾斜部12c、12dが容易に変形して大きな変形
ストロークを得ることができ、これによってインパネ衝
撃の緩和・吸収が十分になされると共にリアクションカ
ン3の車両前方側への回動を抑制して高Gの発生を防止
できるようになる。
1bとカン側ブラケット12の結合面12fとは、主と
して位置決め等の保持を目的として結合されたものであ
り、強度部材として機能するものではない。従って、カ
ン側ブラケット12を介して下向きのインパネ衝撃を受
けるデッキ側ブラケット11も片持ち状態となって下方
へ変形しやすくなり、さらに縦壁12の板幅を狭くした
部分も変形を容易にするので、いずれも変形ストローク
の増大に有効である。
一端をリアクションカンの下部に固定し、このブラケッ
トの、デッキクロスメンバに固定されている他端に一体
に設けたストッパがリアクションカンに所定値以上の衝
撃が加わったときに同リアクションカンの車両前方への
移動を防止するとともに同リアクションカンを強制的に
下方に付勢するようにしているので、リアクションカン
の下向きの回転を確実にして大きな変形ストロークを得
られ、これにより、たとえ高剛性のデッキクロスメンバ
がリアクションカンの車両前方且つ下方に配設されてい
るとしても、インパネ衝撃を受けたリアクションカンは
高剛性のデッキクロスメンバと干渉することなく大きな
変形ストロークを確保でき、したがって高Gの発生を防
止してインパネ衝撃の緩和・吸収要件を満すことができ
る。
ので部品点数の増加を防いでコストを低減する効果があ
る。
断面図である。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】インフレータとバッグを収納し車両のイン
ストルメントパネル内に配設されたリアクションカン
と、 同リアクションカンの車両前方且つ下方に配設されたデ
ッキクロスメンバと、 一端を上記リアクションカンの下部に固定され他端を上
記デッキクロスメンバに固定されたブラケットと、車室内から上記リアクションカンに加わった衝撃によ
り、同リアクションカンが車両前方に移動することを防
止するとともに強制的に下向きの回転をさせるべく、上
記ブラケットの上記他端に一体に設けられた ストッパ
と、 を有することを特徴とするエアバッグ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20401195A JP3144462B2 (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | エアバッグ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20401195A JP3144462B2 (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | エアバッグ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0930351A JPH0930351A (ja) | 1997-02-04 |
JP3144462B2 true JP3144462B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=16483300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20401195A Expired - Fee Related JP3144462B2 (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | エアバッグ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3144462B2 (ja) |
-
1995
- 1995-07-19 JP JP20401195A patent/JP3144462B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0930351A (ja) | 1997-02-04 |
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Legal Events
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