JPH0986322A - エアバッグ用ケース - Google Patents
エアバッグ用ケースInfo
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- JPH0986322A JPH0986322A JP7250579A JP25057995A JPH0986322A JP H0986322 A JPH0986322 A JP H0986322A JP 7250579 A JP7250579 A JP 7250579A JP 25057995 A JP25057995 A JP 25057995A JP H0986322 A JPH0986322 A JP H0986322A
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- Japan
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- door
- inner panel
- case
- airbag
- bag body
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製作が容易で、かつ袋体展開時の反力を確実
に支持すると共にエネルギ吸収効果を備える。 【解決手段】 ドアインナパネル１６とドアトリム１８
との間に配置され、ドアトリム１８側に袋体２２を収納
する凹部を有するエアバッグ用ケース１０であって、発
泡ウレタン等の発泡性の樹脂で形成され、ドアインナパ
ネル１６側の面１０Ｆがドアインナパネル１６の凹凸に
沿って形成されている。
に支持すると共にエネルギ吸収効果を備える。 【解決手段】 ドアインナパネル１６とドアトリム１８
との間に配置され、ドアトリム１８側に袋体２２を収納
する凹部を有するエアバッグ用ケース１０であって、発
泡ウレタン等の発泡性の樹脂で形成され、ドアインナパ
ネル１６側の面１０Ｆがドアインナパネル１６の凹凸に
沿って形成されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアインナパネル
とドア車内側部材との間に配置され、ドア車内側部材側
に袋体を収納する収納部を有するエアバッグ用ケースに
関する。
とドア車内側部材との間に配置され、ドア車内側部材側
に袋体を収納する収納部を有するエアバッグ用ケースに
関する。
【０００２】
【従来の技術】図４に示されるように、ドアインナパネ
ル２とドアトリム３等のドア車内側部材との間に側面用
エアバッグ装置１を配置する構造が提案されている。こ
の側面用エアバッグ装置１は、インフレータ５や袋体６
等を収納するためのエアバッグ用ケース７を備えてお
り、ブラケット４を介してインナパネル２に取付けられ
る。図５に示されるように、このエアバッグ用ケース７
は鉄板で形成され、インナパネル２側に配置される底壁
には複数の貫通孔８が形成される。これにより、袋体６
の展開時の反力を支持すると共に、エネルギ吸収効果を
高めるようになっている。
ル２とドアトリム３等のドア車内側部材との間に側面用
エアバッグ装置１を配置する構造が提案されている。こ
の側面用エアバッグ装置１は、インフレータ５や袋体６
等を収納するためのエアバッグ用ケース７を備えてお
り、ブラケット４を介してインナパネル２に取付けられ
る。図５に示されるように、このエアバッグ用ケース７
は鉄板で形成され、インナパネル２側に配置される底壁
には複数の貫通孔８が形成される。これにより、袋体６
の展開時の反力を支持すると共に、エネルギ吸収効果を
高めるようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなエ
アバッグ用ケース７では、貫通孔８の周縁に丸みを付け
て鋭利突出部をなくす加工が必要である。また、袋体展
開時の反力を支持する剛性を保証できるような貫通孔８
の位置選定が難しく設計が煩雑であり、これらがコスト
アップの要因となる。
アバッグ用ケース７では、貫通孔８の周縁に丸みを付け
て鋭利突出部をなくす加工が必要である。また、袋体展
開時の反力を支持する剛性を保証できるような貫通孔８
の位置選定が難しく設計が煩雑であり、これらがコスト
アップの要因となる。
【０００４】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
であり、袋体展開時の反力を確実に支持すると共にエネ
ルギ吸収効果を備えた製作が容易なエアバッグ用ケース
を提供することを目的とする。
であり、袋体展開時の反力を確実に支持すると共にエネ
ルギ吸収効果を備えた製作が容易なエアバッグ用ケース
を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエアバッグ
用ケースは発泡性の樹脂で形成され、かつエアバッグ用
ケースのドアインナパネル側の形状がドアインナパネル
の凹凸に沿って形成される。このため、袋体展開時の力
はドアインナパネルに分散されて支持される。これによ
り、本発明に係るエアバッグ用ケースは樹脂で形成され
ていても、袋体展開時の反力を確実に支持することがで
きる。また、本発明に係るエアバッグ用ケースは発泡樹
脂で形成されているため、エネルギ吸収効果が高く製作
も容易になる。
用ケースは発泡性の樹脂で形成され、かつエアバッグ用
ケースのドアインナパネル側の形状がドアインナパネル
の凹凸に沿って形成される。このため、袋体展開時の力
はドアインナパネルに分散されて支持される。これによ
り、本発明に係るエアバッグ用ケースは樹脂で形成され
ていても、袋体展開時の反力を確実に支持することがで
きる。また、本発明に係るエアバッグ用ケースは発泡樹
脂で形成されているため、エネルギ吸収効果が高く製作
も容易になる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図１
から図３に基づいて説明する。なお、図中ＵＰは車両上
方向を、ＩＮは車室内方向をそれぞれ示す。
から図３に基づいて説明する。なお、図中ＵＰは車両上
方向を、ＩＮは車室内方向をそれぞれ示す。
【０００７】図１には、本発明の実施の形態に係るエア
バッグ用ケース１０が適用された側面用エアバッグ装置
１１のサイドドア１２の幅方向に沿った断面図が示され
ている。サイドドア１２は車外側に配置されるドアアウ
タパネル１５と、ドアアウタパネル１５の車室内側に配
置されるドアインナパネル１６と、ドアインナパネル１
６の車室内側を覆ってドア車内側部材を構成するドアト
リム１８と、を備えている。
バッグ用ケース１０が適用された側面用エアバッグ装置
１１のサイドドア１２の幅方向に沿った断面図が示され
ている。サイドドア１２は車外側に配置されるドアアウ
タパネル１５と、ドアアウタパネル１５の車室内側に配
置されるドアインナパネル１６と、ドアインナパネル１
６の車室内側を覆ってドア車内側部材を構成するドアト
リム１８と、を備えている。
【０００８】ドアトリム１８にはアームレスト１４上方
の位置に、略矩形状の開口部１７が形成されており、開
口部１７に対応するドアインナパネル１６に側面用エア
バッグ装置１１が配設されている。
の位置に、略矩形状の開口部１７が形成されており、開
口部１７に対応するドアインナパネル１６に側面用エア
バッグ装置１１が配設されている。
【０００９】側面用エアバッグ装置１１は、開口部１７
からはめ込まれたエアバッグカバー１９を備えている。
このエアバッグカバー１９のサイドドア１２の高さ方向
（車両上下方向）の両端部又は一端は図示しないヒンジ
構造によってドアトリム１８に取付けられている。ま
た、エアバッグカバー１９のサイドドア１２の高さ方向
の略中央部又は端部の裏面には、図示しない薄肉部がサ
イドドア１２の高さ方向に沿って形成されていて、この
薄肉部が後述する袋体２２の膨張によって破断して、エ
アバッグカバー１９が展開するようになっている。
からはめ込まれたエアバッグカバー１９を備えている。
このエアバッグカバー１９のサイドドア１２の高さ方向
（車両上下方向）の両端部又は一端は図示しないヒンジ
構造によってドアトリム１８に取付けられている。ま
た、エアバッグカバー１９のサイドドア１２の高さ方向
の略中央部又は端部の裏面には、図示しない薄肉部がサ
イドドア１２の高さ方向に沿って形成されていて、この
薄肉部が後述する袋体２２の膨張によって破断して、エ
アバッグカバー１９が展開するようになっている。
【００１０】このエアバッグカバー１９の反車室側（車
外側）には、発泡ウレタンや発泡スチレン等の発泡性の
樹脂で形成され、かつドアインナパネル１６に固定され
たエアバッグ用ケース１０が配設されている。図２に示
されるように、このエアバッグ用ケース１０の正面形状
は矩形状となっており、ドアトリム１８側の面１０Ａ及
び四周側面１０Ｂ〜１０Ｅはそれぞれ平面とされ、かつ
ドアインナパネル１６側の面１６Ｆはその全面がドアイ
ンナパネル１６と接するようにドアインナパネル１６の
凹凸と嵌合する形状となっている。
外側）には、発泡ウレタンや発泡スチレン等の発泡性の
樹脂で形成され、かつドアインナパネル１６に固定され
たエアバッグ用ケース１０が配設されている。図２に示
されるように、このエアバッグ用ケース１０の正面形状
は矩形状となっており、ドアトリム１８側の面１０Ａ及
び四周側面１０Ｂ〜１０Ｅはそれぞれ平面とされ、かつ
ドアインナパネル１６側の面１６Ｆはその全面がドアイ
ンナパネル１６と接するようにドアインナパネル１６の
凹凸と嵌合する形状となっている。
【００１１】エアバッグ用ケース１０のドアトリム１８
側の略中央部には、インフレータ２０や袋体２２（図
１）等を収納するための凹部２４が形成されている。こ
の凹部２４のサイドドア１２の長さ方向に沿った断面形
状及びサイドドア１２の幅方向に沿った断面形状は共に
略台形状となっており、凹部２４の底壁の略中央部に
は、サイドドア１２の幅方向に沿った断面形状が図１に
示される如く半楕円状で正面形状が図２に示される如く
矩形状の凹部２６が形成されている。これによって、凹
部２４の残された底面は方形枠状とされ、インフレータ
２０等を取付けるための取付面１０Ｇとなっている。
側の略中央部には、インフレータ２０や袋体２２（図
１）等を収納するための凹部２４が形成されている。こ
の凹部２４のサイドドア１２の長さ方向に沿った断面形
状及びサイドドア１２の幅方向に沿った断面形状は共に
略台形状となっており、凹部２４の底壁の略中央部に
は、サイドドア１２の幅方向に沿った断面形状が図１に
示される如く半楕円状で正面形状が図２に示される如く
矩形状の凹部２６が形成されている。これによって、凹
部２４の残された底面は方形枠状とされ、インフレータ
２０等を取付けるための取付面１０Ｇとなっている。
【００１２】インフレータ２０は有底円筒状であり、内
部には側方からの所定の加速度又は荷重を感知して雷管
を発火させる図示しないセンサ、及び雷管の発火により
大量のガスを発生させるガス発生剤等が封入され、車室
内側の外周部には発生したガスを噴出するための複数の
ガス孔５８が形成されている。また、インフレータ２０
の端面６０には、軸方向に沿って突出する円柱状の突出
部６２が形成されている。
部には側方からの所定の加速度又は荷重を感知して雷管
を発火させる図示しないセンサ、及び雷管の発火により
大量のガスを発生させるガス発生剤等が封入され、車室
内側の外周部には発生したガスを噴出するための複数の
ガス孔５８が形成されている。また、インフレータ２０
の端面６０には、軸方向に沿って突出する円柱状の突出
部６２が形成されている。
【００１３】このインフレータ２０はリングリテーナ３
８を介してエアバッグ用ケース１０に固定されており、
リングリテーナ３８は、サイドドア１２の長さ方向に沿
って配置され、かつエアバッグ用ケース１０の取付面１
０Ｇの形状と略同一形状の取付部４８と、取付部４８の
サイドドア１２の高さ方向に沿った端面と連続し、車室
内側に延出する半楕円柱状の一対の延出部５０、５２と
を備えている。この延出部５０、５２には貫通孔５０
Ａ、５２Ａがそれぞれ形成されていて、インフレータ２
０の突出部６２がこれらの貫通孔５０Ａ、５２Ａ内に収
容されることにより、インフレータ２０がリングリテー
ナ３８に固定されている。
８を介してエアバッグ用ケース１０に固定されており、
リングリテーナ３８は、サイドドア１２の長さ方向に沿
って配置され、かつエアバッグ用ケース１０の取付面１
０Ｇの形状と略同一形状の取付部４８と、取付部４８の
サイドドア１２の高さ方向に沿った端面と連続し、車室
内側に延出する半楕円柱状の一対の延出部５０、５２と
を備えている。この延出部５０、５２には貫通孔５０
Ａ、５２Ａがそれぞれ形成されていて、インフレータ２
０の突出部６２がこれらの貫通孔５０Ａ、５２Ａ内に収
容されることにより、インフレータ２０がリングリテー
ナ３８に固定されている。
【００１４】図１に示されるように、エアバッグ用ケー
ス１０の車室内側（矢印ＩＮ側）には袋体２２が折り畳
まれた状態で配置されている。この袋体２２には開口部
２２Ａが形成されていて、開口部２２Ａ近傍が、リング
リテーナ３８の反車室内側の面と、プレートバッグホル
ダ３６との間に挟持されている。
ス１０の車室内側（矢印ＩＮ側）には袋体２２が折り畳
まれた状態で配置されている。この袋体２２には開口部
２２Ａが形成されていて、開口部２２Ａ近傍が、リング
リテーナ３８の反車室内側の面と、プレートバッグホル
ダ３６との間に挟持されている。
【００１５】図２に示されるように、プレートバッグホ
ルダ３６は、エアバッグ用ケース１０の取付面１０Ｇ及
びリングリテーナ３８の取付部４８の形状と略同一形状
の枠部４０と、この枠部４０の内側端面と連続し、エア
バッグ用ケース１０の凹部２６に収容可能な略半楕円筒
状の湾曲部４２とを備えている。このプレートバッグホ
ルダ３６の湾曲部４２の略半楕円状の一対の内側端面
は、枠部４０をリングリテーナ３８の取付部４８と重ね
たときに、リングリテーナ３８の延出部５０、５２の内
側端面とそれぞれ同一平面上に配置され、リングリテー
ナ３８に固定されたインフレータ２０の反車室内側が湾
曲部４２内に収容されるようになっている。
ルダ３６は、エアバッグ用ケース１０の取付面１０Ｇ及
びリングリテーナ３８の取付部４８の形状と略同一形状
の枠部４０と、この枠部４０の内側端面と連続し、エア
バッグ用ケース１０の凹部２６に収容可能な略半楕円筒
状の湾曲部４２とを備えている。このプレートバッグホ
ルダ３６の湾曲部４２の略半楕円状の一対の内側端面
は、枠部４０をリングリテーナ３８の取付部４８と重ね
たときに、リングリテーナ３８の延出部５０、５２の内
側端面とそれぞれ同一平面上に配置され、リングリテー
ナ３８に固定されたインフレータ２０の反車室内側が湾
曲部４２内に収容されるようになっている。
【００１６】上記のインフレータ２０、袋体２２、プレ
ートバッグホルダ３６及びリングリテーナ３８は、水分
やゴミの侵入を防止するためのソフトカバー６６に覆わ
れている。このソフトカバー６６は折り畳まれた袋体２
２の形状に対応して袋体２２を包囲可能かつ袋体２２の
膨張によって破断可能な薄肉のポリ塩化ビニル等の樹脂
で形成されており、サイドドア１２の長さ方向に沿って
配置されかつエアバッグカバー１０の取付け面１０Ｇと
略同一形状の矩形枠状の取付け部６６Ａと、取付け部６
６Ａの周縁と連続し車室内方向（矢印ＩＮ方向）に向か
って末広がりとされた側壁６６Ｂと、車両上下方向の略
中央部が車室内方向に向けて湾曲した上壁６６Ｃとから
構成されている。図１に示されるように、ソフトカバー
６６は、エアバッグケース１０の凹部２４とエアバッグ
カバー１９との間に収容可能であり、インフレータ２
０、袋体２２、プレートバッグホルダ３６及びリングリ
テーナ３８は、プレートバッグホルダ３６の反車室内側
の面が取付け部６６Ａの車室内側に配置されてソフトカ
バー６６内に圧縮気味に収容されている。
ートバッグホルダ３６及びリングリテーナ３８は、水分
やゴミの侵入を防止するためのソフトカバー６６に覆わ
れている。このソフトカバー６６は折り畳まれた袋体２
２の形状に対応して袋体２２を包囲可能かつ袋体２２の
膨張によって破断可能な薄肉のポリ塩化ビニル等の樹脂
で形成されており、サイドドア１２の長さ方向に沿って
配置されかつエアバッグカバー１０の取付け面１０Ｇと
略同一形状の矩形枠状の取付け部６６Ａと、取付け部６
６Ａの周縁と連続し車室内方向（矢印ＩＮ方向）に向か
って末広がりとされた側壁６６Ｂと、車両上下方向の略
中央部が車室内方向に向けて湾曲した上壁６６Ｃとから
構成されている。図１に示されるように、ソフトカバー
６６は、エアバッグケース１０の凹部２４とエアバッグ
カバー１９との間に収容可能であり、インフレータ２
０、袋体２２、プレートバッグホルダ３６及びリングリ
テーナ３８は、プレートバッグホルダ３６の反車室内側
の面が取付け部６６Ａの車室内側に配置されてソフトカ
バー６６内に圧縮気味に収容されている。
【００１７】なお、ソフトカバー６６は、内部に袋体２
２が無い状態では自己の剛性が弱く、図１、２のような
立体形状を維持できずに撓んでしまう程の薄肉で低剛性
のものであってもよい。また、シュリンクパッケージの
如く、折り畳んだ状態の袋体２２等に樹脂シートを被せ
て所定の形状を形成した後これを収縮させることによっ
て、折り畳まれた袋体２２を略最少の表面積で囲む外周
の少なくとも一部に沿って配置され、かつ袋体２２を圧
縮する図１、２のソフトカバー６６を形成したり、折り
畳んだ状態の袋体２２の大きさより若干小さく形成され
たソフトカバー６６を必要に応じて変形させながらこの
袋体２２等に被せて袋体２２等をソフトカバー６６内に
圧縮気味に収容してもよい。
２が無い状態では自己の剛性が弱く、図１、２のような
立体形状を維持できずに撓んでしまう程の薄肉で低剛性
のものであってもよい。また、シュリンクパッケージの
如く、折り畳んだ状態の袋体２２等に樹脂シートを被せ
て所定の形状を形成した後これを収縮させることによっ
て、折り畳まれた袋体２２を略最少の表面積で囲む外周
の少なくとも一部に沿って配置され、かつ袋体２２を圧
縮する図１、２のソフトカバー６６を形成したり、折り
畳んだ状態の袋体２２の大きさより若干小さく形成され
たソフトカバー６６を必要に応じて変形させながらこの
袋体２２等に被せて袋体２２等をソフトカバー６６内に
圧縮気味に収容してもよい。
【００１８】図２に示されるように、これらのリングリ
テーナ３８、プレートバッグホルダ３６、ソフトカバー
６６の取付け部６６Ａ及びエアバッグ用ケース１０の取
付面１０Ｇには、それぞれ、リベット２８を取付けるた
めの貫通孔５４Ａ〜５４Ｆ、４４Ａ〜４４Ｆ、６８Ａ〜
６８Ｆ、３０Ａ〜３０Ｆ、ボルト３２を取付けるための
貫通孔５６Ａ〜５６Ｄ、４６Ａ〜４６Ｄ、７０Ａ〜７０
Ｄ、３４Ａ〜３４Ｄが形成されている。同様に、これら
の貫通孔に対向する袋体２２の開口部２２Ａ近傍の部位
にも図示しない貫通孔が形成されている。
テーナ３８、プレートバッグホルダ３６、ソフトカバー
６６の取付け部６６Ａ及びエアバッグ用ケース１０の取
付面１０Ｇには、それぞれ、リベット２８を取付けるた
めの貫通孔５４Ａ〜５４Ｆ、４４Ａ〜４４Ｆ、６８Ａ〜
６８Ｆ、３０Ａ〜３０Ｆ、ボルト３２を取付けるための
貫通孔５６Ａ〜５６Ｄ、４６Ａ〜４６Ｄ、７０Ａ〜７０
Ｄ、３４Ａ〜３４Ｄが形成されている。同様に、これら
の貫通孔に対向する袋体２２の開口部２２Ａ近傍の部位
にも図示しない貫通孔が形成されている。
【００１９】図３に示されるように、ボルト３２は、頭
部３２Ａと、貫通孔５６等に収容可能な胴部３２Ｂと、
段部を介してこの胴部３２Ｂと連続する胴部３２Ｂより
小径の雄ねじ部３２Ｃとを備えており、リングリテーナ
３８の車室内側から貫通孔５６Ａ〜５６Ｄ、４６Ａ〜４
６Ｄ、７０Ａ〜７０Ｄ、３４Ａ〜３４Ｄを貫通してい
る。このボルト３２は、胴部３２Ｂの長さがエアバッグ
用ケース１０、ソフトカバー６６、プレートバッグホル
ダ３６、袋体２２及びリングリテーナ３８のトータルの
厚みと略同じか若干短めとされ、ナット６４と嵌合し
て、ナット６４と頭部３２Ａとでエアバッグ用ケース１
０等を圧縮気味に挟持し、固定している。また、リベッ
ト２８もリングリテーナ３８の車室内側から貫通孔５４
Ａ〜５４Ｆ、４４Ａ〜４４Ｆ、６８Ａ〜６８Ｆ、３０Ａ
〜３０Ｆを挿通している。
部３２Ａと、貫通孔５６等に収容可能な胴部３２Ｂと、
段部を介してこの胴部３２Ｂと連続する胴部３２Ｂより
小径の雄ねじ部３２Ｃとを備えており、リングリテーナ
３８の車室内側から貫通孔５６Ａ〜５６Ｄ、４６Ａ〜４
６Ｄ、７０Ａ〜７０Ｄ、３４Ａ〜３４Ｄを貫通してい
る。このボルト３２は、胴部３２Ｂの長さがエアバッグ
用ケース１０、ソフトカバー６６、プレートバッグホル
ダ３６、袋体２２及びリングリテーナ３８のトータルの
厚みと略同じか若干短めとされ、ナット６４と嵌合し
て、ナット６４と頭部３２Ａとでエアバッグ用ケース１
０等を圧縮気味に挟持し、固定している。また、リベッ
ト２８もリングリテーナ３８の車室内側から貫通孔５４
Ａ〜５４Ｆ、４４Ａ〜４４Ｆ、６８Ａ〜６８Ｆ、３０Ａ
〜３０Ｆを挿通している。
【００２０】以上の本実施の形態に係るエアバッグ用ケ
ース１０は発泡性の樹脂で形成されているため、乗員が
袋体２２に衝突した後で底づきするような比較的激しい
衝突においても、衝突によるエネルギを有効に吸収する
ことができると共に軽量化を図ることができる。また、
このエアバッグ用ケース１０は、図１に示されるよう
に、厚肉でありかつドアインナパネル１６側の面１０Ｆ
全体がドアインナパネル１６と接触して、袋体展開時の
反力がドアインナパネル１６に支持されたドアインナパ
ネル１６側の面１０Ｆ全体に分散されるので、鉄板に比
べ剛性の弱い樹脂で形成されていても、袋体展開時の反
力を確実に支持することができる。さらに、本実施の形
態に係るエアバッグ用ケース１０では、貫通孔の位置選
択の必要がないので設計が容易であり、また貫通孔は不
要であるが貫通孔を形成した場合にも煩雑な丸み付け加
工の必要がなく、設計及び製造作業の簡素化によるコス
トの低下を図ることができる。また、本実施の形態に係
るエアバッグ用ケース１０は、ドアインナパネル１６の
貫通孔を塞いでこの貫通孔から袋体２２がはみ出すのを
防止し、かつ展開時に凹部２４の側面に沿って袋体２２
を案内してドアインナパネル１６とドアトリム１８又は
アームレスト１４との間の方向（図１の矢印Ａ及びＢ方
向）への袋体２２の膨張を防止するというエアバッグ用
ケース本来の機能を果たすこともできる。このために
は、車室内側の面１０Ａをドアトリム１８やアームレス
ト１４と接近させて又は接触させて矢印Ａ、Ｂ部の隙間
をできるだけ小さくするのが好ましい。
ース１０は発泡性の樹脂で形成されているため、乗員が
袋体２２に衝突した後で底づきするような比較的激しい
衝突においても、衝突によるエネルギを有効に吸収する
ことができると共に軽量化を図ることができる。また、
このエアバッグ用ケース１０は、図１に示されるよう
に、厚肉でありかつドアインナパネル１６側の面１０Ｆ
全体がドアインナパネル１６と接触して、袋体展開時の
反力がドアインナパネル１６に支持されたドアインナパ
ネル１６側の面１０Ｆ全体に分散されるので、鉄板に比
べ剛性の弱い樹脂で形成されていても、袋体展開時の反
力を確実に支持することができる。さらに、本実施の形
態に係るエアバッグ用ケース１０では、貫通孔の位置選
択の必要がないので設計が容易であり、また貫通孔は不
要であるが貫通孔を形成した場合にも煩雑な丸み付け加
工の必要がなく、設計及び製造作業の簡素化によるコス
トの低下を図ることができる。また、本実施の形態に係
るエアバッグ用ケース１０は、ドアインナパネル１６の
貫通孔を塞いでこの貫通孔から袋体２２がはみ出すのを
防止し、かつ展開時に凹部２４の側面に沿って袋体２２
を案内してドアインナパネル１６とドアトリム１８又は
アームレスト１４との間の方向（図１の矢印Ａ及びＢ方
向）への袋体２２の膨張を防止するというエアバッグ用
ケース本来の機能を果たすこともできる。このために
は、車室内側の面１０Ａをドアトリム１８やアームレス
ト１４と接近させて又は接触させて矢印Ａ、Ｂ部の隙間
をできるだけ小さくするのが好ましい。
【００２１】上記実施の形態では、ドアインナパネル１
６側の面１０Ｆはその全体がドアインナパネル１６と接
するように形成されているが、面１０Ｆは、同一平面上
にない複数箇所でドアインナパネル１６と接することに
より、ドアインナパネル１６の凹凸に沿ってに形成され
ていればよく、ドアインナパネル１６との接触箇所が多
く、かつトータルの接触面積が大きい程好ましい。
６側の面１０Ｆはその全体がドアインナパネル１６と接
するように形成されているが、面１０Ｆは、同一平面上
にない複数箇所でドアインナパネル１６と接することに
より、ドアインナパネル１６の凹凸に沿ってに形成され
ていればよく、ドアインナパネル１６との接触箇所が多
く、かつトータルの接触面積が大きい程好ましい。
【００２２】なお、エアバッグケース１０は図示以外の
部分においてもボルト３２等の取付け手段を用いてドア
インナパネル１６へ固着するようにしてもよい。
部分においてもボルト３２等の取付け手段を用いてドア
インナパネル１６へ固着するようにしてもよい。
【００２３】また、上記実施の形態では、エアバッグカ
バー１９とソフトカバー６６とが使用されているが、部
品点数を少なくすべく、エアバッグカバー１９を省略し
て、ソフトカバー６６をドアトリム１８と面一化するよ
うに配置させてもよい。この場合、ソフトカバー６６内
に袋体２２が圧縮気味に収容されているため、エアバッ
グ装置１１の非作動時に車室内方向からの力を受けたと
きでもその力を袋体２２及びエアバッグケース１０によ
って支持することができる。また、ソフトカバー６６を
省略してもよい。
バー１９とソフトカバー６６とが使用されているが、部
品点数を少なくすべく、エアバッグカバー１９を省略し
て、ソフトカバー６６をドアトリム１８と面一化するよ
うに配置させてもよい。この場合、ソフトカバー６６内
に袋体２２が圧縮気味に収容されているため、エアバッ
グ装置１１の非作動時に車室内方向からの力を受けたと
きでもその力を袋体２２及びエアバッグケース１０によ
って支持することができる。また、ソフトカバー６６を
省略してもよい。
【００２４】
【発明の効果】本発明に係るエアバッグ用ケースは、発
泡性の樹脂で形成され、かつドアインナパネル側の形状
がドアインナパネルの凹凸に沿って形成されており、袋
体展開時の反力を分散して受けて、袋体展開時の反力を
確実に支持すると共に、乗員の運動エネルギを有効に吸
収でき、かつ容易に製造ができるという優れた効果を奏
する。
泡性の樹脂で形成され、かつドアインナパネル側の形状
がドアインナパネルの凹凸に沿って形成されており、袋
体展開時の反力を分散して受けて、袋体展開時の反力を
確実に支持すると共に、乗員の運動エネルギを有効に吸
収でき、かつ容易に製造ができるという優れた効果を奏
する。
【図１】本発明の実施の形態に係るエアバッグ用ケース
をサイドドアに取付けた状態を示す断面図である。
をサイドドアに取付けた状態を示す断面図である。
【図２】図１のエアバッグ用ケースとこのエアバッグ用
ケースに取付けられるソフトカバー、プレートバッグホ
ルダ、リングリテーナ及びインフレータを示す概略分解
斜視図である。
ケースに取付けられるソフトカバー、プレートバッグホ
ルダ、リングリテーナ及びインフレータを示す概略分解
斜視図である。
【図３】図１のエアバッグ用ケースのドアインナパネル
への取付け部を示す拡大断面図である。
への取付け部を示す拡大断面図である。
【図４】従来のエアバッグ用ケースをサイドドアに取付
けた状態を示す概略断面図である。
けた状態を示す概略断面図である。
【図５】図４のエアバッグケースの斜視図である。
１０ エアバッグ用ケース １６ ドアインナパネル １８ ドアトリム ２２ 袋体 ２４ 凹部
Claims (1)
- 【請求項１】 ドアインナパネルとドア車内側部材との
間に配置され、前記ドア車内側部材側に袋体を収納する
収納部を有するエアバッグ用ケースであって、発泡性の
樹脂で形成され、前記ドアインナパネル側の形状が前記
ドアインナパネルの凹凸に沿って形成されていることを
特徴とするエアバッグ用ケース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7250579A JPH0986322A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | エアバッグ用ケース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7250579A JPH0986322A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | エアバッグ用ケース |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0986322A true JPH0986322A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17209996
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7250579A Pending JPH0986322A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | エアバッグ用ケース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0986322A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007038959A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Honda Motor Co Ltd | エアバッグ装置 |
| US7413215B2 (en) * | 2003-09-17 | 2008-08-19 | Delphi Technologies, Inc. | Method and apparatus for providing an inflatable cushion for use with a vehicle door |
| EP2082909A1 (en) | 2008-01-23 | 2009-07-29 | Mazda Motor Corporation | Side impact absorbing structure for vehicle |
| DE102009030753A1 (de) * | 2009-06-27 | 2010-12-30 | GM Global Technology Operations, Inc., Detroit | Airbagmodul mit einem Airbaggehäuse, Kraftfahrzeuginneneinrichtung mit einem solchen Airbagmodul und Verfahren zur Herstellung eines solchen Airbagmoduls |
-
1995
- 1995-09-28 JP JP7250579A patent/JPH0986322A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7413215B2 (en) * | 2003-09-17 | 2008-08-19 | Delphi Technologies, Inc. | Method and apparatus for providing an inflatable cushion for use with a vehicle door |
| JP2007038959A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Honda Motor Co Ltd | エアバッグ装置 |
| JP4494308B2 (ja) * | 2005-08-05 | 2010-06-30 | 本田技研工業株式会社 | エアバッグ装置 |
| EP2082909A1 (en) | 2008-01-23 | 2009-07-29 | Mazda Motor Corporation | Side impact absorbing structure for vehicle |
| DE102009030753A1 (de) * | 2009-06-27 | 2010-12-30 | GM Global Technology Operations, Inc., Detroit | Airbagmodul mit einem Airbaggehäuse, Kraftfahrzeuginneneinrichtung mit einem solchen Airbagmodul und Verfahren zur Herstellung eines solchen Airbagmoduls |
| DE102009030753B4 (de) * | 2009-06-27 | 2017-08-03 | GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) | Airbagmodul mit einem Airbaggehäuse und Kraftfahrzeuginneneinrichtung mit einem solchen Airbagmodul |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040601 |