JPH09104304A - 側面用エアバッグ装置 - Google Patents

側面用エアバッグ装置

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JPH09104304A
JPH09104304A JP26415195A JP26415195A JPH09104304A JP H09104304 A JPH09104304 A JP H09104304A JP 26415195 A JP26415195 A JP 26415195A JP 26415195 A JP26415195 A JP 26415195A JP H09104304 A JPH09104304 A JP H09104304A
Authority
JP
Japan
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bag
bag body
airbag device
occupant
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP26415195A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhiko Koide
輝彦 小出
Naoki Matsuura
直樹 松浦
Shoichi Ibe
正一 伊部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP26415195A priority Critical patent/JPH09104304A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で安価な側面用エアバッグ装置を提供す
る。 【解決手段】 サイドドア12に取付けられ、圧力ガス
で袋体20を展開させる側面用エアバッグ装置14であ
って、袋体20の内部に収容され、かつ袋体展開時に上
端部が乗員の頭部近傍に配置されるように上端部が袋体
20に固着されると共に、下端部38Aが袋体展開時に
ドアインナパネル16の上端部16Aと干渉可能な位置
に配置されるバックアッププレート38を備える。袋体
展開後の乗員頭部の当接により袋体20に車外方向への
力が加えられた場合、バックアッププレート38の下端
部38Aとドアインナパネル16との当接により、袋体
20の車外側への移動が制限される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体側部に取付け
られ、圧力ガスで袋体を展開させる側面用エアバッグ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】センタピラー、ルーフサイド、ドアトリ
ム上部等には、折り畳み状態の袋体を収納し、車両の側
面衝突時等に車内で袋体を展開させてセンタピラーや窓
と乗員の頭部との間に袋体を介在させ、乗員頭部の運動
エネルギを吸収する側面用エアバッグ装置が提案されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来提案の側
面用エアバッグ装置では、乗員頭部の運動エネルギを十
分に支持できるように大容量の袋体及びインフレータが
必要であり、エアバッグ装置が大型で、かつ高価なもの
となる。
【0004】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
であり、小型で安価な側面用エアバッグ装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る側面用エア
バッグ装置は、車体に固定された袋体内部に収容され、
かつ袋体展開時に一端が乗員の頭部近傍に配置されるよ
うにこの一端が袋体に固着されると共に、他端が、袋体
展開時に車体の一部と干渉可能な位置に配置される支持
手段を備えている。
【0006】この支持手段では、乗員の当接により展開
した袋体に車外方向への力が加えられた場合、袋体展開
時に車体の一部と干渉可能な位置、例えば、袋体が取付
けられた車体部分の乗員頭部側の端部より袋体取付側、
に配置された端部と車体との干渉により、この端部の車
外方向への移動が制限される。このため、袋体は、袋体
内部に収容され、展開状態のこの袋体の乗員の頭部近傍
の位置に一端が固着され、かつ他端が車体の干渉を受け
る支持手段によって支持されると共に、この支持手段に
より袋体の車外方向への移動が制限される。よって、こ
の側面用エアバッグ装置では、袋体が乗員頭部近傍に保
持され、乗員の運動エネルギ吸収のための支持が確実に
なる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図1から図3に基づいて本
発明の第1の実施の形態を説明する。
【0008】図1には、窓ガラス10が昇降可能に取付
けられたサイドドア12に装着された第1の実施の形態
に係る側面用エアバッグ装置14の車幅方向に沿った断
面図が示されている。この側面用エアバッグ装置14は
ドアインナパネル16と、車室内の内装板であるドアト
リム18との間に配設されている。ドアトリム18の上
部の裏面には、車両前後方向に沿って薄肉部18Aが形
成されていて、袋体20の膨張により破断するようにな
っている。
【0009】ドアインナパネル16にはアームレスト2
2の上方の位置に、車両前後方向から見た形状が矩形の
板状のベースプレート24が配設されている。このベー
スプレート24の乗員側には、ベースプレート24と略
同一形状の本体26Aと、本体26Aの車両前後方向に
沿った両端部から乗員方向に屈曲し、かつ図示しない貫
通孔が形成された屈曲部26Bとから構成されたリテー
ナプレート26が配設されている。また、これらのドア
インナパネル16、ベースプレート24及びリテーナプ
レート26には、ボルト28を貫通させるための図示し
ない貫通孔が形成されている。
【0010】車両緊急時にガスを発生させるインフレー
タ30は略円筒状とされ、図示しない車両側方からの所
定の加速度や荷重を検出して雷管を発火させるセンサ、
及び雷管の発火により大量のガスを発生させるガス発生
物質等を備えている。また、インフレータ30の外周に
は、発生したガスを噴出するための図示しない複数のガ
ス孔が形成されている。さらに、インフレータ30の車
両前後方向の両端面には軸方向に突出する図示しない突
出部が形成されていて、この突出部がリテーナプレート
26の屈曲部26Bの貫通孔に挿入されて、インフレー
タ30がリテーナプレート26に支持されている。
【0011】一方、ドアインナパネル16とドアトリム
18との間には、袋体20が緊密に折り畳まれた状態で
配置されている。図2に示されるように、この袋体20
は、室内側布片32と室外側布片34とを備えており、
これらの室内側布片32の周縁部と室外側布片34の周
縁部が互いに縫合されて縫合部36が形成されている。
また、室外側布片34には周縁部近傍の位置に、インフ
レータ取付孔34Aが形成されていて、袋体20はこの
インフレータ取付孔34Aを介して縫合部36が内側に
なるように裏返される。縫合部36が内側に配置された
袋体20は、インフレータ取付孔34Aがベースプレー
ト24とリテーナプレート26との間に挟持され、かつ
リテーナプレート26、ベースプレート24及びドアイ
ンナパネル16に形成された図示しない貫通孔を貫通す
るボルト28及びこのボルト28と螺合するナット29
によって、ドアインナパネル16に固定されている。
【0012】袋体20には、袋体展開時における上端部
内側や乗員の頭部近傍に配置される縫合部36に、支持
手段としてのバックアッププレート38の上端が縫着や
接着等により固着されている。このバックアッププレー
ト38は、鉄、アルミニウム等の金属又は硬質エラスト
マ等の樹脂で形成され、車室内方向から見た形状が略矩
形の板状になっている。また、このバックアッププレー
ト38は、袋体展開時に袋体20に固着された側と反対
側の端部、即ち、下端部38Aが袋体20が取付けられ
た車体部分の乗員頭部側の端部であるドアインナパネル
16の上端部16Aより袋体20の取付側、即ち、下方
に配置される大きさとされている。
【0013】次に第1の実施の形態の作用を説明する。
なお、各図において窓ガラス10は全閉状態とされてい
る。また、矢印Mは側突時等における乗員頭部の移動方
向を示す。
【0014】車両側方から所定の加速度や荷重を検出す
ると、インフレータ30がガスを発生させ、発生したガ
スによって袋体20が膨張する。次いで、膨張する袋体
20の圧力によって、ドアトリム18の薄肉部18Aが
破断して、下部を回転中心にしてドアトリム18が乗員
側に移動し、ドアトリム18上部とドアインナパネル1
6との間に隙間ができ、袋体20がこの隙間から車両上
方かつ乗員方向に膨出する。このとき、バックアッププ
レート38は、袋体20の上部と共にドアトリム18と
ドアインナパネル16との間から車室内へと至る(図
2)。図3に示されるように、袋体20の展開後に、乗
員の頭部が袋体20に当接し、袋体20に車外方向への
力が加えられた場合、バックアッププレート38はこの
車外方向への力により車外側へ移動する。ここで、バッ
クアッププレート38の下端部38Aがドアインナパネ
ル16の上端部16Aより下方に配置されているため、
下端部38Aがドアインナパネル16と当接するので、
袋体20の車外側への移動が制限される。よって、袋体
20が乗員の頭部近傍に保持され、乗員の運動エネルギ
がこの袋体20により確実に支持される。
【0015】上記第1の実施の形態に係るエアバッグ装
置20は、バックアッププレート38によって袋体20
を乗員の頭部近傍に保持することができるため、袋体2
0及びインフレータ30の容量を低下させることがで
き、ひいては低コスト化を図ることができる。
【0016】次に、図4及び図5に基づいて本発明の第
2の実施の形態に係る側面用エアバッグ装置40を説明
する。なお、第1の実施の形態に係る側面用エアバッグ
装置14と同一の構成には同一の符号を付して、その説
明を省略する。
【0017】この側面用エアバッグ装置40では、バッ
クアッププレート42は車室内方向から見た形状が略矩
形の板状とされる点では第1の実施の形態におけるバッ
クアッププレート38と同様であるが、袋体20の展開
時に下端部42Aが袋体展開時にドアインナパネル16
の上端部16Aと袋体20を介して接触する大きさ又は
この上端部16Aより若干上方に配置される大きさとさ
れている。
【0018】この側面用エアバッグ装置40では、図4
に示される袋体20の展開状態で、斜め上方から乗員の
頭部が袋体20に当接すると、図5に示されるように、
ドアインナパネル16の上端部16Aとバックアッププ
レート42の下端部42Aとの接触により、バックアッ
ププレート42が突っ張り棒のような支えとなって、袋
体20の車外側への移動が制限される。従って、袋体2
0が乗員の頭部近傍に保持され、乗員の運動エネルギが
この袋体20により確実に支持される。
【0019】上記第2の実施の形態に係るエアバッグ装
置40は、第1の実施の形態に係るエアバッグ装置20
のバックアッププレート38より小サイズのバックアッ
ププレート42によって第1の実施の形態に係るエアバ
ッグ装置20と同様の効果を奏することができ、さらな
る低コスト化及び軽量化を図ることができる。
【0020】上記実施の形態では、支持手段の形状は板
状とされているが、棒状であってもよく、支持力を考慮
すれば、支持手段と車体との接触面積が大きい程好まし
い。
【0021】なお、バックアッププレート38、42の
下端部38A、42Aに上昇量制限手段を取り付けて袋
体展開時に下端部38A、42Aが所定の上昇量以上上
昇しないようにしてもよい。
【0022】また、上記実施の形態に係る側面用エアバ
ッグ装置14、40は、ドアトリム16とドアインナパ
ネル18との間に配置されているが、ルーフ側部やセン
タピラー上部に配置された側面用エアバッグ装置等に本
発明を適用することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る側面用エアバッグ装置は、
支持手段によって袋体を乗員の頭部近傍に保持すること
ができるため、袋体やインフレータ等の容量を低下させ
ることができ、ひいては低コスト化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る側面用エアバ
ッグ装置をサイドドアに取付けた状態を示す断面図であ
る。
【図2】図1の側面用エアバッグ装置の袋体が展開した
状態を示す作動図である。
【図3】図1の側面用エアバッグ装置の展開した袋体に
乗員の頭部が当接した状態を示す作動図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る側面用エアバ
ッグ装置の袋体が展開した状態を示す断面図である。
【図5】図4の側面用エアバッグ装置の作動状態を説明
する作動図である。
【符号の説明】
12 サイドドア 14 側面用エアバッグ装置 16 ドアインナパネル 20 袋体 38 バックアッププレート 40 側面用エアバッグ装置 42 バックアッププレート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側部に取付けられ、圧力ガスで袋体
    を展開させる側面用エアバッグ装置であって、 前記袋体内部に収容され、かつ前記袋体展開時に一端が
    乗員の頭部近傍に配置されるように前記一端が前記袋体
    に固着されると共に、他端が、前記袋体展開時に車体の
    一部と干渉可能な位置に配置される支持手段を備えたこ
    とを特徴とする側面用エアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 車体側部に取付けられ、圧力ガスで車体
    に取付けられた袋体を展開させる側面用エアバッグ装置
    であって、 前記袋体内部に収容され、かつ前記袋体展開時に一端が
    乗員の頭部近傍に配置されるように前記一端が前記袋体
    に固着されると共に、他端が、前記袋体展開時に前記袋
    体が取付けられた車体部分の乗員頭部側の端部より袋体
    取付側に配置される支持手段を備えたことを特徴とする
    側面用エアバッグ装置。
JP26415195A 1995-10-12 1995-10-12 側面用エアバッグ装置 Pending JPH09104304A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26415195A JPH09104304A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 側面用エアバッグ装置

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JP26415195A JPH09104304A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 側面用エアバッグ装置

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JPH09104304A true JPH09104304A (ja) 1997-04-22

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JP (1) JPH09104304A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005225487A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Ford Global Technologies Llc 乗員放出防止組立体
JP2011000993A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Honda Motor Co Ltd エアバッグ装置
JP2012071673A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Nippon Plast Co Ltd ドアマウント式のエアバッグ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005225487A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Ford Global Technologies Llc 乗員放出防止組立体
JP2011000993A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Honda Motor Co Ltd エアバッグ装置
JP2012071673A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Nippon Plast Co Ltd ドアマウント式のエアバッグ装置

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