JPH0446349A - 感光体 - Google Patents

感光体

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JPH0446349A
JPH0446349A JP15585490A JP15585490A JPH0446349A JP H0446349 A JPH0446349 A JP H0446349A JP 15585490 A JP15585490 A JP 15585490A JP 15585490 A JP15585490 A JP 15585490A JP H0446349 A JPH0446349 A JP H0446349A
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秀昭 植田
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重明 徳竹
Masayuki Ito
公幸 伊藤
Yuuki Shimada
嶋田 有記
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はピラゾリン系蛍光増白剤を添加剤として含有す
る感光体に関する。
従来の技術および課題 一般に電子写真においては、感光体の感光層表面に帯電
、露光を行なって静電潜像を形成し、これを現像剤で現
像し、可視化させ、その可視像をそのまま直接感光体上
に定着させて複写像を得る直接方式、また感光体上の可
視像を紙などの転写材上に転写し、その転写像を定着さ
せて複写像を得る粉像転写方式あるいは感光体上の静電
潜像を転写紙上に転写し、転写紙上の静電潜像を現像、
定着する潜像転写方式等が知られている。
この種の電子写真法に使用される感光体の感光層を構成
する材料として、従来よりセレン、硫化ガドミウム、酸
化亜鉛等の無機光導電性材料が知られている。
これらの光導電性材料は数多くの利点、例えば暗所で電
荷の散逸が少ないこと、あるいは光照射によって速やか
に電荷を散逸できることなどの利点を持っている反面、
各種の欠点を持っている。
例えば、セレン系感光体では、製造する条件が難しく、
製造コストが高く、また熱や機械的な衝撃に弱いため取
り扱いに注意を要する。硫化カドミウム系感光体や酸化
亜鉛感光体では、多湿の環境下で安定した感度が得られ
ない点や、増感剤として添加した色素がコロナ帯電によ
る帯電劣化や露光による光退色を生じるため、長期に渡
って安定した特性を与えることができないという欠点を
有している。
一方、ポリビニルカルバゾールをはじめとする各種の有
機光導電性ポリマーが提案されてきたが、これらのポリ
マーは、前述の無機系光導電材料に比べ、皮膜性、軽量
性などの点で優れているが、未だ充分な感度、耐久性お
よび!l壇変化による安定性の点で無機系光導電材料に
比べ劣っている。
また低分子量の有機光導電性化合物は、併用する結着材
の種類、組成比等を選択することにより被膜の物性ある
いは電子写真特性を制御することができる点では好まし
いものであるが、結着材と併用されるため、結着材に対
する高い相溶性が要求される。
これらの高分子量および低分子量の有機光導電性化合物
を結着材樹脂中に分散させた感光体は、キャリアのトラ
ップが多いため残留電位が大きく、感度が低い等の欠点
を有する。そのため光導電性化合物に電荷輸送材料を配
合して前記欠点を解決することが提案されている。
また、光導電性機能の電荷発生機能と電荷輸送機能とを
それぞれ別個の物質に分担させるようにした機能分離を
感光体が提案されている。このような機能分離型感光体
において、電荷輸送層に使用される電荷輸送材料として
は多くの有機化金物が挙げられているが実際には種々の
問題点がある。
例えば、米国特許3,189.447号公報に記載され
ている2、5−ビス(P−ジエチルアミノフェニル)1
,3.4−オキサジアゾールは、結着材に対する相溶性
が低く、結晶が析出しやすい。米国特許第3,820,
989号公報に記載されているジアリールアルカン誘導
体は結着材に対する相溶性は良好であるが、繰り返し使
用した場合に感度変化が生じる。また特開昭54−59
143号公報に記載されているヒドラゾン化合物は、残
留電位特性は比較的良好であるが、帯電能、繰り返し特
性が劣るという欠点を有する。
このように感光体としての実用性を満足させるためには
、感度、帯電能のほかに繰り返し特性、光疲労特性ある
いはそれらの耐久性等に優れる必要がある。
しかし、有機感光体は、一般に繰り返し使用することに
より初期表面電位あるいは光減衰特性等が一定しない、
また光疲労が激しいという問題があり、耐久性に乏しい
感光体の光感度および耐久性を改善した技術としては例
えば特開昭60−191264.号公報、あるいは特開
昭59−123845号公報が知られている。
特開昭60−191264号公報は、感光層中にヒドラ
ゾン化合物を含有させることにより、優れた光感度およ
び初期表面電位の繰り返し特性を達成することのできる
技術を開示する。この技術は、さらに光感度を増感させ
るために、アクリジン染料、チアジン染料あるいはオキ
サジン染料の添加が有効であることを開示する。しかし
、上記感光体は、繰り返し使用した場合、表面電位、残
留電位等の電子写真特性が安定しないという欠点がなお
存在する。
特開昭59−123845号公報は、電荷発生層と電荷
輸送層とを順次積層してなる電子写真感光体において、
電荷発生層に、例えばフェナジン、トリアゾールなどの
電子供与性物質を添加することにより、電荷発生層で発
生したキャリアの電荷輸送層への注入効率を高め、光感
度特性を改良する技術を開示するが、本願が開示しよう
とする感光体の上記繰り返し特性、耐久性等の解決ある
vlは向上を目的とするものではない。
また、特開昭62−249167号公報は、感光層中に
チオキサントン系化合物を添加することで繰り返し特性
を安定化させることを、特開昭62−262053号公
報は、感光層にチウラムモノスルフィド系化合物を添加
することで繰り返し特性を安定化させることを、そして
特開昭62−30256号公報はトリフェニルメタン系
色素を添加することで繰り返し特性を安定化させること
を開示する。
さらlこ、その他にも感光層に酸化防止剤を含有する感
光体(特開昭57−122444号公報)、感光層の最
上層に紫外線吸収剤を含有する感光体(特開昭57−1
32154号公報)、電荷輸送層にベンゾフェノン系化
合物を含有する感光体(特開昭58−163945号公
報)あるいは、電荷輸送層にシアノビニル系の電子受容
性物質を添加した感光体(特開昭58−7643号公報
)等積々の添加剤を添加した感光体が開示されている。
しかし、上記いずれの感光体も、繰り返し特性、耐久性
等の感光体特性のなお一層の改良が望まれるものであり
、また本願が開示しようとする添加剤とその種類が異な
る。
発明が解決しようとする課題 本発明は上記したような事情に鑑みなされたものであり
、繰り返し使用しても初期特性(感度、表面電位等)を
維持でき、劣化が少なく、安定した複写画像を形成でき
る感光体を提供することを目的とする。
かかる目的は、感光層にピラゾリン系蛍光増白剤を添加
することにより達成される。
課題を解決するための手段 すなわち、本発明は導電性支持体上に電荷輸送物質を含
有する感光層を有する感光体において、該感光層にピラ
ゾリン系蛍光増白剤を含有することを特徴とする感光体
に関する。
このように、ピラゾリン系蛍光増白剤を電荷輸送物質を
含有する感光層に添加することにより、繰り返し使用し
ても初期特性の変化の少ない、性能の良い感光体を得る
ことができる。
本発明においてピラゾリン系蛍光増白剤とは、ピラゾリ
ンを基本骨格とする各種の誘導体であり、蛍光増白剤と
して使用されているものを意味し、蛍光増白剤であると
いえるためには、その物質が日光のもとで蛍光を発し、
目で見たときの白さが増加する効果をもつような物質、
より詳しくは、紫外線域波長の光を420ym付近の青
色光の蛍光を発するようなものであればよい。
例えば、下記一般式[I]: [式中、R1は水素、メチル基等の低級アルキル基また
は塩素原子等のハロゲン原子を表す;R2は水素原子、
メチル基等の低級アルキル基、−3o、Na基、−SO
,NH!基または−C00CH,を表す;R3は水素原
子またはフェニル基等のアリール基を表す] で表される化合物を挙げることができるが、特にそれら
のものに限定されるものでなく、その他、一般に市販さ
れているもの等の各種のピラゾリン系化合物であって蛍
光増白剤として使用されているものも使用することがで
きる。
具体的には下記構造式で表される化合物を例示すること
ができる。
Q CH。
So、Na 5o 2NH。
α)OCR。
α)OCR。
α)OCR。
本発明の感光体はピラゾリン系蛍光増白剤を1種または
2種以上含有する感光層を有する。
各種の形態の感光体は知られているが、ピラゾリン系蛍
光増白剤はそのいずれの感光体の感光層に含有されてい
てもよい。
例えば、支持体上に電荷発生材料と、電荷発生物質を樹
脂バインダーに分散させて成る感光層を設けた単層感光
体や、支持体上に電荷発生材料を主成分とする電荷発生
層を設け、その上に電荷輸送層を設けた所謂積層感光体
等がある。
単層型感光体を作製するためには、ピラゾリン系蛍光増
白剤とともに、電荷発生材料の微粒子を樹脂溶液および
電荷輸送材料と樹脂を溶解した溶液中Jこ分散せしめ、
これを導電性支持体上に塗布乾燥すればよい。
このとき電荷輸送材料は一般的にバインダー樹脂1重量
部に対して、0.01〜2重量部使用されるが、ピラゾ
リン系蛍光増白剤の添加量は、この電荷輸送材料に対し
て0.1〜40重量%、好ましくは0.5〜30重量%
 より好ましくは1〜20重量%である。40重量%よ
り多いと、感度が悪くなり、残留電位が上昇する。0.
1重量%より少ないと本発明の効果を十分に得ることが
できない。
感光層の厚さは3〜30μm1好ましくは5〜2(lp
md(よい。使用する電荷発生材料の量が少な過ぎると
感度が悪く、多過ぎると帯電性が悪くなったり、感光層
の機械的強度が弱くなったりし、感光層中に占める割合
は樹脂1重量部に対して0゜01〜3M量部、好ましく
は0.2〜2重量部の範囲がよい。
積層型感光体を作製するには、導電性支持体上に電荷発
生材料を真空蒸着するか、あるいは、アミン等の溶媒に
溶解せしめて塗布するか、顔料を適当な溶剤もしくは必
要があればバインダー樹脂を溶解させた溶液中に分散さ
せて作製した塗布液を塗布乾燥した後、その上にピラゾ
リン系蛍光増白剤、電荷輸送材料およびバインダーを含
む溶液を塗布乾燥して得られる。
電荷発生層をバインダー樹脂分散型で形成する場合は、
単層を感光層を形成する場合と同じ理由で、電荷発生材
料はバインダー樹脂1重量部に対して、0.1〜5重量
部を使用する。
電向輸送層においては、該層中の電荷輸送材料の割合は
バインダー樹脂1重量部に対して0.2〜2重量部、好
ましくは、0.3〜1.3重量部であり、ピラゾリン系
蛍光増白剤の添加量は、単層型感光層のところで述べた
と同様の理由により、この電荷輸送材料に対して0.1
〜40重量%、好ましくは0,5〜30重量% より好
ましくは1〜20重量%である。
電荷発生層の厚みは4μm以下、好ましくは2μm以下
がよく、電荷輸送層の厚みは3〜30μm、好ましくは
5〜20μ■がよい。
本発明において、感光層形成に使用される電気絶縁性の
バインダー樹脂としては、電気絶縁性であるそれ自体公
知の熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂や光硬化性樹脂
や光導電性樹脂等の結着剤を使用できる。
適当なバインダー樹脂の例は、これに限定されるもので
はないが、飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ア
クリル樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂、イオン架橋オ
レフィン共重合体(アイオノマー)、スチレン−ブタジ
ェンブロック共重合体、ポリカーボネート、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体、セルロースエステノ呟ポリイミ
ド、スチロール樹脂等の熱可塑性樹脂;エポキシ樹脂、
ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、メラ
ミン樹脂、キシレン樹脂、アルキッド樹脂、熱硬化アク
リル樹脂等の熱硬化性樹脂;光硬化性樹脂;ポリビニル
カルバゾール、ポリビニルピレン、ポリビニルアントラ
セン、ポリビニルピロール等の光導電性樹脂である。
これらは単独で、または組合せて使用することもてきる
これらの電気絶縁性樹脂は単独で測定して】Xl01!
Ω・cm以上の体積抵抗を有することが望ましい。
感光層形成に使用される電荷発生材料としては、ビスア
ゾ系顔料、トリアリールメタン系染料、チアジン系染料
、オキサジン系染料、キサンチン系染料、シアニン系色
素、スチリル系色素、ピリリウム系染料、アゾ系顔料、
キナクリドン系顔料、インジゴ系顔料、ペリレン系顔料
、多環キノン系顔料、ビスベンズイミダゾール系顔料、
インダスロン系顔料、スクアリウム環系顔料、アズレン
系色素、フタロシアニン系顔料等の有機物質や、セレン
、セレン・テルル、セレン−砒素などのセレン合金、硫
化カドミウム、セレン化カドミウム、酸化亜鉛、アモル
ファスシリコン等の無機物質が挙げられる。これ以外で
も、光を吸収し極めて高い確率で電荷担体を発生する材
料であれば、いずれの材料であっても使用することがで
きる。
真空蒸蒼に適用可能なものとしては、例えば無金属フタ
ロシアニン、チタニル7タロシアニン、アルミクロロフ
タロシアニンなどのフタロシアニン類が挙げられる 感光層形成に使用される電荷輸送材料としてはヒドラゾ
ン化合物、スチリル化合物、トリフェニルメタン化合物
、オキサゾール、オキサジアゾール化合物、カルバゾー
ル化合物、スチルベン化合物、エナミン化合物、オキサ
ゾール化合物、トリフェニルアミン化合物、テトラフェ
ニルベンジジン化合物、アジン化合物等色々なものを使
用することができるが、例えばカルバゾール、N−エチ
ルカルバゾール、N−ビニルカルバシーツに、N−7エ
ニルカルバゾール、テトラセン、クリセン、ピレン、ペ
リレン、2−フェニルナフタレン、アサピレン、2.3
−ベンゾクリセン、3.4−ベンゾピレン、フルオレン
、l、2−ベンゾフルオレン、4−(2−フルオレニル
アゾ)レゾルシノール、2−p−アニソールアミノフル
オレン、p−ジエチルアミノアゾベンゼン、カシオン、
N、N−ジメチル−p−フェニルアゾアニリン、p−(
ジメチルアミノ)スチルベン、9−(4−ジエチルアミ
ノスチリル)アントラセン、2,5−ビス(4−ジエチ
ルアミノフェニル)”−1,3,5−オキサジアゾール
、l−7エニルー3−(p−ジエチルアミノスチリル)
−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1
−フェニル−3−フェニル−5−ピラゾロン、2−(p
−ジエチルアミノスチリル)−6−ジニチルアミノベン
ズオキサゾール、2−(p−ジエチルアミノスチリル)
−6−ジニチルアミノベンゾチアゾール、ビス(4−ジ
エチルアミノ−2メチルフエニル)フェニルメタン、1
.1−ビス(4−N、N−ジエチルアミノ−2−エチル
フェニル)へブタン、N、N−ジフェニルヒドラジノ−
3−メチリデン−10−エチルフェノキサジン、N。
N−ジフェニルヒドラジノ−3−メチリデン−1O−エ
チルフェノチアジン、1,1,2.2.テトラキス−(
4−N、N−ジエチルアミノ−2−エチルフェニル)エ
タン、p−ジエチルアミノベンズアルデヒド−N、N−
ジフェニルヒドラゾン、p−ジフェニルアミノベンズア
ルデヒド−N、N−ジフェニルヒドラゾン、N−エチル
カルバゾール−N−メチル−N−フェニルヒドラゾン、
p−ジエチルアミノベンズアルデヒド−N−α−ナフチ
ル−N=フェニルヒドラゾン、p〜ジエチルアミノベン
ズアルデヒド−3−メチルベンズチアゾリノン−2−ヒ
ドラゾン、2−メチル−4−N、N−ジフェニルアミノ
−β−フェニルスチルベン、a−フェニル−4−N、N
−ジフェニルアミノスチルベン、x、x−ビス=(p−
’;エチルアミノフェニル)4.4−ジフェニル−1,
3−7’タジエン等カ挙げられる。
これらの輸送物質は単独または2種以上混合して用いら
れる。
本発明の感光体はさらにバインダー樹脂とともに、ハロ
ゲン化パラフィン、ポリ塩化ビフェニル、ジメチルナフ
タレン、ジブチル7タレート、〇−ターフェニルなどの
可塑剤やクロラニル、テトラシアノエチレン、2,4.
7−)リニトロフルオレノン、5,6−ジシアツベンゾ
キノン、テトラシアノキノジメタン、テトラクロル無水
7タル酸、3.5−ジニトロ安息香酸等の電子吸引性増
感剤、メチルバイオレット、ローダミンB1シアニン染
料、ビリリウム塩、チアピリリウム塩等の増感剤を使用
してもよい。
また、酸化防止剤や紫外線吸収剤、分散助剤、沈降防止
剤等も適宜使用してもよい。
本発明の感光体に用いられる導電性支持体としては、銅
、アルミニウム、銀、鉄、亜鉛、ニッケル等の金属や合
金の箔ないしは板をシート状又はドラム状にしたものが
使用され、あるいはこれらの金属を、プラスチックフィ
ルム等lこ真空蒸着、無電解メツキしたもの、あるいは
導電性ポリマー酸化インジウム、酸化錫等の導電性化合
物の層を同じく紙あるいはプラスチックフィルムなどの
支持体上に塗布もしくは蒸着によって設けられたものが
用いられる。
なお、以上のようにして得られる感光体にはいずれも必
要に応じて接着層またはバリア層および表面保護層を設
けることができる。
中間層に用いられる材料としては、ポリイミド、ポリア
ミド、ニトロセルロース、ポリビニルブチラール、ポリ
ビニルアルコールなどのポリマーをそのまま、または酸
化スズや酸化インジウムなどの低抵抗化合物を分散させ
たもの、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化ケイ素など
の蒸着膜等が適当である。
また中間層の膜厚は、lμI以下が望ましい。
表面保護層に用いられる材料としては、アクリル樹脂、
ボリアリール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹
脂などのポリマーをそのまま、または酸化スズや酸化イ
ジウム等の低抵抗化合物を分散させたものが適当である
また有機プラズマ重合膜も使用できる。該有機プラズマ
重合膜は、必要に応じて適宜酸素、窒素、ハロゲン、周
期律表の第三属、第5属原子を含んでいてもよい。
また表面保護層の膜厚は、5μ票以下が望ましい。
なお、本発明の感光体はレーザープリンター用感光体に
も使用できる。
莢施fll 下記化学式(A)で表されるビスアゾ化合物:[A] 1重量部(以下、重量部を「部」と表す)、ポリエステ
ル樹脂(V−200:東洋紡績社製1部をシクロへキサ
ノン90部とともにサンドグライダ−jこより分散させ
た。得られたビスアゾ化合物の分散物を、アルミドラム
上に、乾燥膜厚が0.2g/■Xとなる様に塗布した後
乾燥させて、電荷発生層を形成した。
このようにして得られた電荷発生層の上に下記化学式[
B]で現されるブタジェン化合物:[B] 10部およびポリカーボネイト樹脂(パンライトに−1
300,奇人化成社製)10部をテトラヒドロ7ラン8
0部に溶解し、ピラゾリン系化合物[3]を0.5部添
加した塗布液を、ディッピング法により塗布し、乾燥し
て、膜厚が約20μmの電荷輸送層を形成した。この様
にして、2層からなる感光層を有する電子写真感光体を
得た。
実施例2〜4 実施例1において、ピラゾリン系化合物[3]の添加量
を0.25部、0.75部、1部とする以外は、実施例
1と同様に感光体を作製した。
比較例1 実施例1において、化合物[3]を添加しないこと以外
は実施例1と同様に感光体を作製した。
比較例2 実施例1において、化合物〔31の代わりに、2.5−
ジーter−ブチルーp−クレゾールをO−5部添加す
ること以外は実施例1と同様に感光体を作製した。
比較例3 実施例1において、化合物[3]の代わりに、トリーノ
リルフェニルフェニル−ホスファイトを0.5部添加す
ること以外は実施例1と同様に感光体を作製した。
比較例4 実施例1において、化合物[3]の代わりに、フェナジ
ンを0.5部添加すること以外は実施例1と同様に感光
体を作製した。
比較例5 実施例1において、化合物[3]の代わりに、2− (
2’ −ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾト
リアゾールを0.5部添加゛すること以外は実施例Iと
同様に感光体を作製した。
実施例5 下記化学式(C)で表されるビスアゾ化合物:[C] 1部、ブチラール樹脂(BH−3:覆水化学社製)1部
をシクロへキサノン90部とともにサンドミルにより分
散させた。得られたビスアゾ化合物の分散液をアルミド
ラム上に塗布後の膜厚が0.2g/、xとなる様に塗布
した後乾燥させた。
このようにして得られた電荷発生層の上に下記化学式[
D]で表されるジスチリル化合物:[D] 10部、ポリカーボネート樹脂(PC−2=三菱ガス化
学社製)10部をテトラヒドロフラン80部に溶解し、
ピラゾリン系化合物[8] を0.3部添加した塗布液
をディッピング法により塗布して、膜厚約20μ諺の電
荷輸送層を形成した。
以上のようにして2層からなる感光層を有する感光体を
得た。
比較例6 実施例5において化合物[8〕を添加しないこと以外は
実施例5と同様にして感光体を作製した。
比較例7 実施例5において化合物[8]の代わりに、界面活性剤
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルを0.3部
添加すること以外は実施例5と同様にして感光体を作製
した。
実施例6 C型チタニル7タロシアニン4.5部、ブチラール樹脂
(BX−1:覆水化学社製)4.5部およびピラゾリン
系化合物El 010.45部をジクロルエタン500
部とともにサンドミルで分散させた。得られた分散液を
アルミニウムドラム上に塗布液の膜厚が(L2g/m”
となるように塗布した後、乾燥させた。
このようにして得られた電荷発生層の上に前記化学式[
B]で表されるブタジェン化合物iosおよび化学式[
E]で表されるヒドラゾン化合物:[E] 40部およびボリアリレート(U−100:ユニチカ社
製)50部をテトラヒドロフラン500部に溶解させた
溶液を塗布し、乾燥して、膜厚約15趨の電荷輸送層を
形成した。
このようにして、2層からなる感光層を有する感光体を
得た。
哀鳳匹り二り則 実施例6において化合物[10]の添加量を0゜23部
、0.68部、0.9部、1.3’5部にした以外は実
施例6と同様にして感光体を作製した。
比較例8 実施例6において化合物[JO]を添加しないこと以外
は実施例6と同様にして感光体を作製しIこ。
比較例9 実施例6において、化合物[10〕の代わりに、トリニ
トロフルオレノンを0.45部添加する以外は実施例6
と同様にして感光体を作製した。
比較例10 実施例6において化合物[10〕の代わりにIH−1,
2,4−)リアゾールを0.45部添加する以外は実施
例6同様にして感光体を作製した。
評価 こうして得られた感光体を市販の電子写真複写機(EP
−50(50φ):ミノルタカメラ社製)を用い、−6
KVでコロナ帯電させ、初期表面電位v、(v)、初期
電位を1/2にするために要した露光量E +/1(1
ux−sec)、1秒間暗中に放置したときの初期電位
の減衰率DDRI(%)を測定した。
結果を表1に示す。
さらに、感光体を複写機と同様の構成を有する感光体テ
スター(第1図)に取り付け、電子写真特性を測定した
すなわち、実施例および比較例で得られた感光体を感光
体ドラム(1)に取り付け、帯電器(2)で−500V
に帯電後、0.3秒後の感光体の初期表面電位(Vl)
、帯電後、ハロゲンランプよりの白色光(3)露光した
後の表面電位(Vl)および露光後、光イレーサー(5
)で除電した後の残留電位(V2)をグローブ(4)に
より、それぞれ測定し、さらに上記工程を5000回繰
り返した後のVo、■、および■、を測定し、繰り返し
特性を調べた。
結果を表2に示した。
表 1(続き) 表2 発明の効果 本発明の感光体は、電荷保持能を低下させることなく、
感度、繰り返し安定性を向上させることができ、高い画
像安定性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は感光体テスターの概略構成を示す図である。 特許出願人 ミノルタカメラ株式会社 代理人弁理士青 山葆 はか1名

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、導電性支持体上に電荷輸送物質を含有する感光層を
    有する感光体において前記感光層にピラゾリン系蛍光増
    白剤を含有することを特徴とする感光体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114276296A (zh) * 2021-12-27 2022-04-05 同济大学 一种含吡唑啉基团的光致产酸剂及制备方法和应用

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