JPH0446331Y2 - - Google Patents

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JPH0446331Y2
JPH0446331Y2 JP1986026733U JP2673386U JPH0446331Y2 JP H0446331 Y2 JPH0446331 Y2 JP H0446331Y2 JP 1986026733 U JP1986026733 U JP 1986026733U JP 2673386 U JP2673386 U JP 2673386U JP H0446331 Y2 JPH0446331 Y2 JP H0446331Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電流の開閉を行なう電力開閉器に
関し、特に電磁接触器や配線用しや断器などの固
定接触子の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
第5図は、例えば特開昭60−124321号公報に示
された従来の電磁接触器の一部を切り欠いて内部
を示す断面図である。図において、1はプラスチ
ツクで成形された取付け台、2はケイ素鋼板で積
層された固定鉄心である。3は固定鉄心2と同じ
くケイ素鋼板で積層された可動鉄心である。4は
可動鉄心3と固定鉄心2とを引外しばね(図示せ
ず)に逆つて吸着させる駆動力を与える操作コイ
ル、5はプラスチツクで形成され、角窓を有する
クロスバーで、下端において可動鉄心3を保持し
ている。6はクロスバー5の角窓に挿入されてい
る可動接触子、6Aは可動接触子6の一端に設け
た可動接点であり、7は可動接触子6を押圧する
押しばねである。8は可動接触子6に対向して設
けられた断面コの字状の固定接触子であり、一端
に可動接点6Aと接離可能な固定接点8Aが設け
られている。8Bは固定接触子8の他端に設けら
れた端子部であり、両接点6A,8Aが接触して
いる時には、固定接触子8より可動接触子6へと
電流が通電される。9は電磁接触器本体を外部回
路と接続するための端子ネジ、10は固定接触子
8を取り付けるべースである。11は電磁接触器
をおおうアークカバー、11Aはアークカバー1
1に設けられた穴、12は固定接点8Aと可動接
点6Aとの間に生じるアーク、13はこのアーク
12を吸引して消孤するための磁性体の金属消孤
板であり、固定接触子8の固定接点8Aとの接合
面に平行に並列に配置されている。15は転流電
極、16は多孔質金属板である。
なお、第5図は左右対称であるため、右側断面
のみを示す。
第6図に転流電極15を拡大して示す。図にお
いて、15Aは固定接点8Aの表面に平行で、固
定接触子8と所定間隔離れ、固定接触子8との間
に金属消孤板をはさんで配置した第1の平板部、
15bは固定接点の表面に平行で、可動接点6A
及び固定接点の開離時に、可動接触子6における
可動接点6Aが接合されていない側の面と固定接
触子との間に位置するように配置した第2の平板
部、15Cは第1及び第2の平板部15A,15
Bをつなぐ第3の平板部、15Dは第2の平板部
15Bから可動接点6Aの開離方向に伸びる第4
の平板部、15Eは少なくとも第4の平板部15
Dから第2の平板部15Bにわたつて、この例で
は第3の平板部15Cまで、可動接触子6との対
向部を切り欠いた切り欠き部、15Fは切り欠き
部15Eから第1の平板部15Aへと伸びるスリ
ツトである。転流電極15はこれら第1〜第4の
平板部15A〜15Dおよび切り欠き部15Eお
よびスリツト15Fを有する。
第7図に固定接触子8を拡大して示す。第7図
aは平面図であり、第7図bは側面図である。
次に動作について説明する。
第5図に示すコイル4を励磁すると可動鉄心3
が固定鉄心2に吸引され、可動接点6Aは固定接
点8Aと接触し、電流は固定接触子8、固定接点
8A、可動接点6A、および可動接触子6を順次
経由して流れる。次にコイル4を消磁すると、図
示されていない引外しばねによつて可動鉄心3が
固定鉄心2より開離し、したがつて可動接点6A
が固定接点8Aより開離し、両接点6A,8A間
にはアーク12が発生する。このアーク12は磁
性体の金属消弧板13に吸引されると共に、可動
接触子6と固定接触子8に流れる電流が作る磁界
により駆動されて転流電極15と固定接触子8の
間に転移し、第8図に示すアーク12Aのように
なる。さらに、アーク12Aは磁性体の金属消弧
板13に吸引されると共に転流電極15と固定接
触子8に流れる電流が作る磁界によつて駆動さ
れ、アーク12Bの状態を経由して、転流電極1
5の第1の平板部15Aと固定接触子8端部に駆
動されてアーク12Cの状態となり、金属消弧板
13により消弧される。アーク発生期間中に生じ
るアークドガスは多孔質金属板16の内部の気孔
部を通過中に冷却され、アークカバー11に設け
られた穴11Aから外部に放出される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の電力開閉器は以上のように構成されて動
作するのであるが、大電流通電用の電力開閉器の
場合、固定接触子の肉厚が厚くなるので、固定接
触子をU字状に曲げることが困難であり、またU
字状に曲げ得たとしても非常に大きなものになる
ので電力開閉器をコンパクトに構成することがで
きないとい問題点があつた。
この考案は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、固定接触子をU字状に折り曲
げることなくアークを駆動できるようにした大電
流用のコンパクトな電力開閉器を得ることを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る電力開閉器において、ブロツク
で形成された接点接合部とこの接点接合部と一体
に形成されアーク走行方向に延在する固定部とか
らなり、上記接点接合部の接離方向の長さを上記
固定部における接離方向の長さより大きく形成し
た固定接触子のブロツクに、固定接触子の電流路
をアーク走行方向に折り返えすように溝を設けた
ものである。
〔作用〕
この考案における固定接触子は、接点接合部が
ブロツクで形成されているので、通電容量が大き
くなり、さらのそのブロツクに固定接触子の電流
路をアーク走行方向に折り返す溝が形成されてい
るので、固定接触子と可動接触子とに流れる電流
が作る磁界により、アークが両接点間から転流電
極とアークランナとの間へ転移するように駆動さ
れる。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を図をもとに説明す
る。
第1図a,bはそれぞれこの考案の一実施例に
係わる固定接触子の平面図および側面図で、図に
おいて、8Cはブロツクで形成された接合接合
部、8Dは接合接合部8Cと一体に形成されアー
ク走行方向(矢印で示す)に延在する固定部であ
り、接合接合部8Cにおける両接点の接離方向の
長さl1は固定部8Dにおける上記接離方向の長さ
l2より大きく形成されている。この例では接合接
合部8Cは直方体状である。8Eはブロツク即ち
接合接合部に形成された溝で、固定接触子の電流
路がアーク走行方向に折り返えすように設けられ
ている。
第2図a,bはそれぞれこの考案の一実施例に
係わるアークランナを示し、aは平面図、bはa
の−線による断面図である。図において、1
4Aは可動接点が開離時に通過できる切り欠き
部、14Bは自由端、14Cは固定接点8Aと固
定接触子8との接合面よりも可動接点側(第2図
bでは上方)に位置するアーク走行部である。切
り欠き部、自由端、アーク走行部14A,14
B,14Cを有するアークランナ14は、固定接
点8A上のアークの足がアーク走行部14Cに転
移した後にこのアーク走行面14Cに流れる電流
の方向が、可動接触子に流れる電流の方向と一致
するように固定接触子8にねじやろう付けにより
接続されている。
この考案の一実施例による電磁接触器は第1図
および第2図に示した部分を除けば、先に示した
従来のものと同一である。
次に動作について説明する。
従来と同様に、第5図に示すコイル4を励磁す
ると可動鉄心3が固定鉄心2に吸引され、可動接
点6Aは固定接点8Aと接触し、固定接触子8か
ら両接点6A,8Aを経由して可動接触子6へと
電流が流れる。
コイル4を消磁すると、従来の場合と同様に、
図示されていない引外しばねによつて可動鉄心3
が固定鉄心2より開離し、したがつて可動接点6
Aが固定接点8Aより開離し、両接点6A,8A
間には第3図に示すようにアーク12が発生す
る。このアーク12は、固定接触子8と可動接触
子6に流れる電流が作る磁界によつて駆動されて
転流電極15とアークランナ14の間に転移し、
アーク12Aのようになる。更に、アーク12A
は金属消弧板13に吸引されると共に転流電極1
5とアークランナ14に流れる電流が作る磁界に
より駆動され、アーク12Bの状態を経由して、
転流電極15の第1の平板部15Aとアークラン
ナ14の自由端14Bに駆動されてアーク12C
の状態となり、金属消弧板13により消弧され
る。また、アーク発生期間中に生じるアークドガ
スは多孔質金属板16の内部の気孔部を通過中に
冷却され、アークカバー11に設けられた穴11
Aから外部に放出されるのは従来の場合と同様で
ある。
以上、説明したように、この一実施例によると
従来のようにU字状に固定接触子を曲げる必要が
無く、そのため加工は簡単であると同時にコンパ
クトにすることができる。
なお、上記実施例では接合接合部8Cを直方体
状とした場合について説明したが、立方体状であ
つても同様の効果が得られる。
また、上記実施例ではこの考案を電磁接触器に
適用した場合について説明したが、この考案は配
線用しや断器など他の電力開閉器にも適用するこ
とができる。第4図はこの考案を配線用しや断器
に適用した場合のアークの消孤プロセスを説明す
る説明図である。図において、17は可動接触子
6の回転軸、18は転流電極15と可動接触子6
を接続する可とうより線である。可動接触子6は
回転軸17を中心として回転可能で、この回転動
作により両接点6A,8Aの開閉を行なう。
なお、図示していない過電流検出装置と操作機
構が備えられている。
次に動作について説明する。過電流が流れると
過電流検出装置がこれを検出し、操作機構により
可動接点6Aが固定接点8Aより開離し、アーク
12が発生するが、このアーク12が金属消弧板
13に吸引されると共に可動接触子6とアークラ
ンナ14に流れる電流が作る磁界により駆動され
て、アーク12Aからアーク12Bを経てアーク
12Cの状態となり、金属消弧板13により消弧
されるまでのプロセスは上記この考案の一実施例
の場合と同様である。
また、上記実施例ではアークランナを設けた場
合について説明したが、必ずしも必要ではない。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によればブロツクで形
成された接点接合部とこの接点接合部と一体に形
成されアーク走行方向に延在する固定部とからな
り、上記接点接合部の接離方向の長さを上記固定
部における接離方向の長さより大きく形成した固
定接触子のブロツクに、固定接触子の電流路をア
ーク走行方向に折り返すように溝を設けたので、
加工が簡単で、コンパクトな大電流通電用の電力
開閉器が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bはこの考案の一実施例に係わる固
定接触子を拡大して示し、それぞれaは平面図、
bは側面図、第2図a,bはこの発明の一実施例
に係わるアークランナを拡大して示し、それぞれ
aは平面図、bはaの−線による断面図、第
3図は第1図および第2図にその一部を示すこの
考案の一実施例による電磁接触器におけるアーク
の消弧プロセスを説明する説明図、第4図はこの
考案の他の実施例におけるアークの消弧プロセス
を説明する説明図である。第5図は従来の電磁接
触器の一部を切り欠いて内部を示す断面図、第6
図は第5図に示す転流電極を拡大して示す斜視
図、第7図a,bは第5図に示す固定接触子を拡
大して示し、それぞれaは平面図、bは側面図、
第8図は第1図に示す従来の電磁接触器における
アークの消弧プロセスを説明する説明図である。 図において、6は可動接触子、6Aは可動接
点、8は固定接触子、8Aは固定接点、8Cは接
合接合部、8Dは固定部、8Eは溝、13は金属
消孤板、14はアークランナ、14Aは切り欠き
部、14Bは自由端、14Cはアーク走行部、1
5は転流電極である。なお、各図中同一符号は同
一または相当部分を示すものとする。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ブロツクで形成された接点接合部とこの接点
    接合部と一体に形成されアーク走行方向に延在
    する固定部とからなり、上記接点接合部の接離
    方向の長さを上記固定部における接離方向の長
    さより大きく形成した固定接触子と、上記接点
    接合部に接合された固定接点と、上記固定接点
    に対向して設けられ、上記固定接点と接離可能
    な可動接点と、この可動接点が接合される可動
    接触子と、上記両接点の開離時に上記両接点間
    に生じたアークを消弧するための金属消弧板と
    を備える電力開閉器において、上記固定接触子
    の電流路をアーク走行方向に折り返えすように
    上記ブロツクに溝を設けたことを特徴とする電
    力開閉器。 (2) 固定接点と可動接点の開離時に上記可動接点
    が通過できる切り欠け部と自由端とを有すると
    共に、上記固定接点と上記固定接触子との接合
    面よりも上記可動接点側に位置するアーク走行
    部を有するアークランナを固定接触子に備えた
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の電力開閉器。
JP1986026733U 1986-02-26 1986-02-26 Expired JPH0446331Y2 (ja)

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JPS60198014A (ja) * 1984-03-19 1985-10-07 三菱電機株式会社 電力開閉器
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