JPH0446021Y2 - - Google Patents

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JPH0446021Y2
JPH0446021Y2 JP1987133620U JP13362087U JPH0446021Y2 JP H0446021 Y2 JPH0446021 Y2 JP H0446021Y2 JP 1987133620 U JP1987133620 U JP 1987133620U JP 13362087 U JP13362087 U JP 13362087U JP H0446021 Y2 JPH0446021 Y2 JP H0446021Y2
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water
mat
mat member
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rubber sag
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JP1987133620U
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、床スラブなどにコンクリートを打設
した後、そのコンクリートの養生固化を促進する
とともに、強度を増大できるように、打設コンク
リートから滲み出してくる水分を吸収除去するた
めに、吸水性材料で構成したマツト部材を支持枠
体に取り付け、吸水装置と連通接続するカバーを
前記マツト部材の上面との間で密閉空間を形成す
る状態で設けた吸水マツトに関する。
<従来の技術> 従来の吸水マツトとしては、次のようなものが
あつた。
A 第1従来例 実開昭61−166048号公報に示すように、真空吸
引ポンプに連通接続した吸水管の先端に、下部が
吸水管の断面積よりも大きい面積の開口部を有す
る集水具を備え、下面が平坦なスポンジゴムなど
の通水性弾性体を、その下面が集水具の下端側外
周縁よりも下方に位置する状態で、かつ、集水具
の下部開口部の周縁を越えて外部に張り出した状
態で、集水具の下部開口部に設け、集水具の下端
縁と床面との間に通水性弾性体を位置させること
により、集水具の下端縁が床面に直接当たるなど
によつて床面が損傷されることを回避できるよう
に構成している。
B 第2従来例 実公昭31−2844号公報に示すように、変形しに
くい不透気性の覆板に孔を設けてその孔に吸引管
端を接続し、覆板の下面に、その周縁部を残して
網を設けるとともにその下方にフイルタークロス
を設け、覆板の周縁部に凹部を形成し、この凹部
内に、上面において気密な状態で、スポンジゴム
などの柔らかい弾性パツキングを貼りつけ、その
下面と内外側面の少なくとも一方の側面とを不透
気性にし、かつ、弾性パツキングを、非圧縮状態
で、弾性パツキングの下面がフイルタークロスの
下面よりも突出するような厚さに構成し、フイル
タークロスをコンクリート面に圧しつけ、覆板の
周縁部からの漏気を防止しながら、減圧による余
剰水分の吸引除去を良好に行うことができるよう
に構成している。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら、上述のような従来例では、いず
れも次のような欠点があつた。
a 第1従来例の欠点 スポンジゴムなどの通水性弾性体を、その下面
が集水具の下端側外周縁よりも下方に位置する状
態で、かつ、集水具の下部開口部の周縁を越えて
外部に張り出した状態で、集水具の下部開口部に
設けているため、集水具内に付与される真空吸引
力により、通水性弾性体の集水具の下端側外周縁
部分から外気が吸引され、吸水のためにコンクリ
ート面に作用する吸引力が減少し、吸水効率が低
下する欠点があつた。
b 第2従来例の欠点 弾性パツキングの下面の水平方向の幅が厚いた
め、壁際のコンクリート面において、弾性パツキ
ングの下面が圧しつけられた箇所の分だけ真空ポ
ンプによる吸引力を作用させることができず、壁
際箇所の水分に対しては、モツプで拭き取るな
ど、手作業によつて吸水せざるを得ず、吸水作業
に手間を要する欠点があつた。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
のであつて、コンクリート面に対する吸水のため
の真空吸引力を良好に作用させるとともに、壁際
に近い箇所の水分をも良好に吸引できる吸水マツ
トを提供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、このような目的を達成するために、
吸水性材料で構成したマツト部材を支持枠体に取
り付け、吸水装置と連通接続するカバーを前記マ
ツト部材の上面との間で密閉空間を形成する状態
で設けた吸水マツトにおいて、マツト部材の外周
端面に、その周方向全周にわたり、下端縁がコン
クリート面に密接して外部から前記マツト部材側
への吸気を阻止する吸気阻止用ゴム垂れを付設
し、かつ、吸気阻止用ゴム垂れで囲まれた空間部
分を仕切る仕切り用ゴム垂れを、密閉空間とコン
クリート面とにわたつて設けて構成する。
<作用> 上記構成によれば、次の吸水作業域に移行する
ためにマツト部材を移動してコンクリート面に載
置するに伴い、吸気阻止用ゴム垂れの下端部がコ
ンクリート面に密接してマツト部材の横外方から
の吸気が阻止され、かつ吸気防止用ゴム垂れと仕
切り用ゴム垂れで囲まれて区画された各部分のコ
ンクリート面に真空ポンプなどの吸水装置による
吸引力を良好に作用させることができる。
<実施例> 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は、本考案の吸水マツトの実施例の一部
破断正面図、第2図は、要部の拡大正面図、第3
図は、要部の一部省略平面図である。
これらの図において、1は、縦横に補強枠2…
…を連接した支持枠体であり、この支持枠体1の
下面に、熱溶着などによつてスポンジゴム3が連
接されるとともに、支持枠体1の横側面に、スポ
ンジゴム3の周方向全周の外周端面に密接させ
て、ビス止めにより吸気阻止用ゴム垂れ4が取り
付けられている。
また、補強枠2に仕切り用ゴム垂れ4が取り付
けられて、スポンジゴム3による吸水域が区画さ
れており、後述する真空ポンプによる吸引力を、
吸気阻止用ゴム垂れ4と仕切り用ゴム垂れ4とで
囲まれたコンクリート面全体にわたつて良好に作
用できるように構成されている。
支持枠体1の上面に、周方向に所定間隔を隔て
てブラケツト5……がビス止めにより取り付けら
れており、それらのブラケツト5……に、ボルト
止めによつてカバー6が取り付けられている。
支持枠体1とカバー6との間には、気密性を保
持するためのパツキング7が介装されている。
カバー6の上部には、ネジ部8を形成した接続
部9が備えられ、この接続部9に、ターンバツク
ル形式の継手10を介して第1のパイプ11が連
通接続され、この第1のパイプ11に集水用タン
ク12が連通接続され、そして、この集水用タン
ク12に、第2のパイプ13を介して真空ポンプ
14が連通接続されている。この集水用タンク1
2と真空ポンプ14とから構成されるものをして
吸水装置と称する。
これらの構成により、スポンジゴム3を所定箇
所に載置して真空ポンプ14を駆動するに伴い、
その吸引力により、吸気阻止用ゴム垂れ4と仕切
り用ゴム垂れ4とで囲まれたコンクリート面の水
分を良好に吸引するように構成されている。
コンクリート面の水分を吸引するものとして
は、上述のようなスポンジゴム3に限らず、例え
ば、海綿とか繊維材料のものなど、吸水性材料で
形成したマツト状の部材であれば、各種のものが
適用でき、それらをしてマツト部材と総称する。
<考案の効果> 以上説明したように、本考案によれば、マツト
部材を順次移動させるに伴つて、吸気阻止用ゴム
垂れと仕切り用ゴム垂れそれぞれの下端縁を自ず
とコンクリート面に密接できるとともに、そのゴ
ム垂れ自体の弾性変形によつて密接状態を維持で
きるから、吸水作業域に対して区画した状態で密
閉空間を容易に形成でき、外気を吸引すること無
く、吸水装置による吸引力を、吸気阻止用ゴム垂
れで囲まれたコンクリート面全体にわたつて良好
に作用させ、吸水作業を効率良く行うことができ
るようになつた。
また、外気の吸気を吸気阻止用ゴム垂れで阻止
するから、水平方向に薄く構成でき、壁際などに
対しても、マツト部材の外周端面を壁などに密接
することにより良好に吸水でき、手作業による吸
水をせずに済み、吸水作業を能率良く行うことが
できるようになつた。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る吸水マツトの実施例を示
し、第1図は、本考案の吸水マツトの実施例の一
部破断正面図、第2図は、要部の拡大正面図、第
3図は、要部の一部省略平面図である。 1……支持枠体、3……マツト部材としてのス
ポンジゴム、4……吸気阻止用ゴム垂れ、仕切り
用ゴム垂れ、6……カバー、12……吸水装置を
構成する集水用タンク、13……吸水装置を構成
する真空ポンプ、S……密閉空間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 吸水性材料で構成したマツト部材を支持枠体に
    取り付け、吸水装置と連通接続するカバーを前記
    マツト部材の上面との間で密閉空間を形成する状
    態で設けた吸水マツトにおいて、 前記マツト部材の外周端面に、その周方向全周
    にわたり、下端縁がコンクリート面に密接して外
    部から前記マツト部材側への吸気を阻止する吸気
    阻止用ゴム垂れを付設し、かつ、前記吸気阻止用
    ゴム垂れで囲まれた空間部分を仕切る仕切り用ゴ
    ム垂れを、前記密閉空間と前記コンクリート面と
    にわたつて設けたことを特徴とする吸水マツト。
JP1987133620U 1987-08-31 1987-08-31 Expired JPH0446021Y2 (ja)

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JP1987133620U JPH0446021Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31

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JPS6437842U JPS6437842U (ja) 1989-03-07
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JPS61166048U (ja) * 1985-04-04 1986-10-15

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JPS6437842U (ja) 1989-03-07

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