JPH074432Y2 - 空気熱源ヒートポンプ式空気調和機の設置装置 - Google Patents

空気熱源ヒートポンプ式空気調和機の設置装置

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JPH074432Y2
JPH074432Y2 JP1988049941U JP4994188U JPH074432Y2 JP H074432 Y2 JPH074432 Y2 JP H074432Y2 JP 1988049941 U JP1988049941 U JP 1988049941U JP 4994188 U JP4994188 U JP 4994188U JP H074432 Y2 JPH074432 Y2 JP H074432Y2
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JP
Japan
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wall
case
air conditioner
water
pump type
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Application number
JP1988049941U
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Inventor
伊之 高野
俊夫 五十嵐
正史 五十嵐
昌実 板垣
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Nippon Pmac Co Ltd
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Nippon Pmac Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は外気取入型の空気調和機を耐震的に設置する装
置に係る。
(従来の技術) 近時建造物の高層化と共に耐震性を考慮して特に振動に
順応させて地震時において震動を吸収し得る柔構造建築
が増え、従ってこれら建造物においては固定外壁と室内
床面とに若干のずれの生ずることを許容し得る構造とな
っている。
このため室内床面に空気熱源ヒートポンプ式空気調和機
を設備する際は、上記のずれを考慮して外壁面に開口し
た通気用開口と空気調和機のケース背面に設けた外気取
入口との連結部における層間変位に対処させる必要があ
る。
従来、層間変位を吸収するためには第4図で示すように
固定外壁aの通気開口bと床面上に設置する空気調和機
ケースcの外気取入口dとを蛇腹状の可撓ダクトeで連
結していた。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来のものにおいては、可撓ダクトeの伸縮と可撓
性によって振動を吸収し得られるが、外壁a内面とケー
スcとの間に相当のスペースを必要とし、従ってケース
cの設置面積に無駄が多く床面積の使用が不経済であ
り、且つダクトeの気密な連結工事に多くの工数と労力
を必要とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記に鑑み、外壁に対し空気調和機を僅小の間
隔で設置し、且つ層間変位に対処させて外気取入部を形
成し、更に該外気取入部で生ずる漏水事故に対処させる
ようにしたもので、空気調和機ケースの背面に開口した
外気取入口を比較的厚層のパッキング材を介して建物外
壁に設けた通気開口と接続させると共にケースを両側に
おいて可撓性の連結材により外壁内面と連結したことを
特徴とし、更に上記ケースの外気取入口と外壁の通気開
口との接続部下方において外壁内面に水受樋を設け、更
に床面上に水受樋の水を流下させる水受皿を設けたこと
を特徴とする。
(作用) 本考案においてケース(1)の外気取入口(2)と建物
外壁(4)に設けた通気開口(5)を厚層のパッキング
材(3)を介して接続し、且つケース(1)は両側を可
撓性の連結材(6)によって外壁(4)と連結してパッ
キング材(3)をケース(1)と外壁(4)との間に挟
圧させたので、外気取入口(2)と通気開口(5)とで
気密な通気部が形成されると共に、パッキング材(3)
は若干の歪形が可能なため地震で生ずる層間変位にも充
分対処し得られ、又ケース(1)は外壁(3)に対し僅
かの間隔で設置し得る。
更に該外気取入部を経て進入する雨水がパッキング材
(3)層内にしみ込むことがあり、その水が外壁(3)
面又はケース(1)面を伝わって流下するも外壁(3)
面に沿って流下する水は水受樋(7)に流下した後、床
(8)面に設置した水受皿(9)内に流入し、又ケース
(1)の外面に沿って流下する水は直接水受皿(9)内
に流下させて処理し得る。
(実施例) 本考案の実施例を第1図乃至第3図によって説明する。
(1)は空気熱源ヒートポンプ式空気調和機のケースを
示し、その背面に設けた外気取入口(2)は発泡ウレタ
ンその他一般公知の弾性材から成る厚層のパッキング材
(3)を介して建物外壁(3)に設けた通気開口(4)
に接続し、且つケース(1)は両側において可撓性の連
結材(6)により外壁(3)と連結し、その締合せによ
り上記パッキング材(3)を充分に圧縮して接続部の気
密化した外気取入部が形成され、且つパッキング材
(3)はその固有の弾性により外力に順応して自由に歪
形し得るから接合面の層間変位に対処して振動を吸収
し、接合部に破損を生じない。
尚、図示例では連結材(6)としてターンバックルを利
用したものを示し、ターンバックル(6a)における一方
の螺杆(6b)の中間に自由継手(6c)と圧縮ばね(6d)
を設けて締付けと共に振動に適応させるようにした。
上記外気取入口(2)と通気開口(5)との接合部のパ
ッキング材(3)には通気開口(5)を経て雨水が侵入
して該パッキング材(3)に浸潤し、これが室内におい
て滴下し、或いは長期の使用によるパッキング材(3)
の老化によって該パッキング(3)に付着する雨水が室
内床面に滴下することを防止するためパッキング(3)
と外壁(4)との間に板材(11)を介在させて下方に延
長し、その下端部に水受樋(7)を形成し、更にその下
方における床(8)面に水受皿(9)を設けて水受樋
(7)内に溜る水を排水管(10)で水受皿(9)に流下
させ、又、ケース(1)面に沿って流下する水は該水受
皿(9)内に滴下させて床面への漏水を防止した。
図中(12)は水受樋(7)の上部において板材(11)か
ら斜め下向きに突出させた水の流下案内片を示す。
(考案の効果) 本考案によるときは空気調和機のケース背面に設けた外
気取入口と建物外壁に設けた通気開口とを厚層のパッキ
ング材を介して接続し、且つケースを両側において可撓
性の連結材で外壁に向いて付勢して連結したので、該連
結材による締付け結合によってパッキング材はケースと
外壁間で挟圧され、従って気密な接触による外気取入部
が形成されると共にパッキング材はその弾性により外力
を吸収して変形が自由なため地震時に生ずる上記外気取
入部の層間変位に充分に対処し得て振動による破損を防
止し、更に該外気取入部で侵入する雨水は水受樋と水受
皿で処理することにより床面において漏水事故の生ずる
ことを阻止し得た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部を截断した斜面図、
第2図はその平面図、第3図は一部の拡大断面図、第4
図は従来例を示す側面図である。 (1)…空気調和機ケース、(2)…外気取入口 (3)…パッキング材、(4)…建物外壁 (5)…通気開口、(6)…可撓性連結材 (7)…水受樋、(8)…床面 (9)…水受皿

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース(1)の背面に開口した外気取入口
    (2)を比較的厚層のパッキング材(3)を介して建物
    外壁(4)に設けた通気開口(5)と接続させると共に
    ケース(1)を両側において可撓性の連結材(6)によ
    り外壁(4)内面と連結して成る空気熱源ヒートポンプ
    式空気調和機の設置装置。
  2. 【請求項2】ケース(1)の外気取入口(2)と外壁
    (4)の開口(5)との接続部の下方において外壁内面
    に水受樋(7)を設け、更に床(8)上に水受樋(7)
    の水を流下させる水受皿(9)を設けた請求項1の空気
    熱源ヒートポンプ式空気調和機の設置装置。
JP1988049941U 1988-04-15 1988-04-15 空気熱源ヒートポンプ式空気調和機の設置装置 Expired - Lifetime JPH074432Y2 (ja)

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JP4628692B2 (ja) * 2004-03-30 2011-02-09 大和ハウス工業株式会社 体重計の床埋込み構造
JP6802221B2 (ja) * 2018-07-24 2020-12-16 株式会社日立プラントコンストラクション エアコンシステム

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