JPH067134Y2 - 笠木又は水切り笠木のジョイント構造 - Google Patents

笠木又は水切り笠木のジョイント構造

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JPH067134Y2
JPH067134Y2 JP1986085650U JP8565086U JPH067134Y2 JP H067134 Y2 JPH067134 Y2 JP H067134Y2 JP 1986085650 U JP1986085650 U JP 1986085650U JP 8565086 U JP8565086 U JP 8565086U JP H067134 Y2 JPH067134 Y2 JP H067134Y2
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JP1986085650U
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芳正 嶋
勝幸 山梨
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理研軽金属工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は笠木又はエキスパンションジョイント等におけ
る水切り笠木のジョイント構造に関する。
(従来技術) 一般に、笠木は複数の笠木部材をそれぞれ建物躯体のパ
ラペット上面に一定間隔をおいて取付けられたホルダに
固定させて連設するものであり、隣接する笠木部材間に
はジョイント部材が配設され、該ジョイント部材によっ
て上記笠木部材間の間隙内に雨水が内側に浸入するのを
防止している。しかしながら、建物躯体の外壁側に雨水
が流れ落ちると、建物躯体が汚れるので、笠木において
雨水が外壁側に流れるのを防止する必要がある。これに
対応して笠木部材の最上部は建物躯体の内側に傾斜する
ように形成されている。笠木は複数の笠木部材を連続的
に連設してなるものであるから、隣接する部材間の間隙
からは雨水が建物躯体の外壁側に流れ出てしまう。笠木
部材間の間隙は小さいので、これまでは無視されてきた
が、最初のうちはたとえ小さくとも長年のうちにはだん
だんと汚れが大きくなるので、この点の解決が求められ
ていた。
同様の問題は水切り笠木においてもみられる。この場合
も、雨水が隣接する水切り笠木部材間の間隙の最上部か
ら内側に浸入することがあり、この点が問題であった (考案の技術的課題) 本考案は上記事情に鑑みて成立したものであって、雨水
が笠木部材間間隙から建物躯体の外壁に流れ落ち、又は
水切り笠木部材の内側に浸入するのを防止することがで
きる笠木又は水切り笠木のジョイント構造を提案するこ
とをその技術的課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、本考案に係る笠木又は水切
り笠木のジョイント構造は、建物躯体上に連続して配設
された複数の笠木部材又は水切り笠木部材の最上部に雨
止め用の堤縁を形成し、上記笠木部材又は水切り笠木部
材間の裏側にはジョイント部材を配設するとともに、該
ジョイント部材には、上記堤縁の裏側に形成された空隙
部内に挿入配置される堤片を有する補助部材を重合した
ことを特徴とする。
(考案の作用、効果) 上述のように、本考案によれば、笠木部材又は水切り部
材上に降った雨水は笠木部材又は水切り部材の最上部の
堤縁によって塞き止められ、同様に、隣接笠木部材又は
水切り部材間の間隙に浸入した雨水は堤縁によって塞き
止められる。したがって、笠木においては建物躯体の外
側に流れて躯体外壁を汚損したり、水切り笠木において
その内側に雨水が浸入したりするのを良好に防止するこ
とができる。
また、堤片はジョイント部材とは異なり、隣接した笠木
部材又は水切り笠木部材間の間隙内に浸入した雨水を塞
き止めるだけの機能があればよいから、ジョイント部材
とは別の補助部材によりジョイント部材よりも小さく形
成することができる。したがって、ジョイント作業を簡
単にしてコストを低減することができる。
しかも、基本寸法が同じ笠木部材でも堤縁の寸法が異な
るものもあり、このような場合、補助部材の堤片の寸法
のみを変えることによって対応すればよい。堤片は補助
部材の一端を折り曲げ加工することによって簡単に形成
できるから、堤片の寸法を変えるのは現場で簡単に対応
することができる。
(実施例) 以下、図面によって本考案に係る笠木又は水切り笠木の
ジョイント構造の実施例につき順に説明する。
第1図及び第2図において符号1は建物躯体のパラペッ
トである。パラペット1には所定の間隔をおいて複数の
ホルダ2が固定されている。ホルダ2の両側には係止片
3、3が形成されている。
ホルダ2の係止片3、3には笠木部材4が係着されてい
る。笠木部材4はパラペット1の内側方向に向って低く
傾斜した天板部5と該天板部5の両側に垂下形成された
側板部6、6と各側板部6、6の下端から内側に屈曲し
た係止部7、7とから構成され、さらに、上記天板部
6、6の最上部には雨止め用の堤縁8が立上げられ、該
堤縁8の裏側には空隙部9が形成されている。笠木部材
4は上記ホルダ2上方から下向きに押し付け、その下端
係止部7、7をホルダ2の係止片3、3に係着させるこ
とによって固定されている。そして、これらの複数の笠
木部材4、4・・・パラペット1の長手方向に沿って突
合せ連結されている。なお、ホルダ2の笠木受け部10
上にはクッション材11が設けられている。
次に、隣接する笠木部材4、4間にはジョイント部材1
2が配設されている。ジョイント部材12は笠木部材4
の内面形状に沿うように形成され、傾斜した天板部13
の両側には上記ホルダ2の係止片3、3と同様の係止片
14、14を形成するとともに、外面には一方の係止片
14から他方の係止片14にかけて凹凸状の排水溝15
を連続形成してなるもので、上記係止片14、14に隣
接する各笠木部材4、4の両側板部6、6の裏側に形成
された下端係止部7、7が係着されている。なお、通常
の場合、ジョイント部材12は隣接する笠木部材4、4
の端部ホルダ2、2によって挟持されるように取付けら
れる。
次に、ジョイント部材12の天板部13の傾斜頂部には
上記堤縁8に対応する堤片16が立上げ形成され、該堤
片16は上記隣接笠木部材4、4の空隙部9、9内に配
置されている。このような堤片16はジョイント部材1
2と同じ排水溝を有する板部17の一端に堤片16を立
上げ形成した補助部材18を上記ジョイント部材12上
に重ねて載置し、適宜接着剤、リベット止め等によって
固定して空隙部9、9内に配置する構成とすれば十分で
あるが、これに限定されない。
上述の笠木のジョイント構造によれば、笠木部材4上に
降った雨水は笠木部材4の天板部5の堤縁8によって塞
き止められ、同様に、隣接笠木部材4間の間隙に浸入し
た雨水は堤片16によって塞き止められる。したがっ
て、雨水は建物躯体の外側に流れていくことがなく、躯
体外壁の汚損を良好に防止することができる。
次に、建物躯体の出隅部又は入隅部においても上述のも
のと同じジョイント構造を採用することができる。この
場合も同様に、第3図(a)に示すように、出隅部又は入
隅部における隅角に応じた角度を成して突合せ連結され
る笠木部材4、4間にジョイント部材12を配設すると
ともに、該ジョイント部材12上にさらに堤片16を有
する補助部材18を重ね、該補助部材18の堤片16を
上記隣接笠木部材4の堤縁8の裏側空隙部9内に配置す
ればよい。補助部材18は笠木部材4、4の裏面とジョ
イント部材2の表面との間に挟着されるので、取付けが
簡単である。
なお、笠木部材4が出隅部に設けられるときは、屋外側
に面する笠木部材4、4の突合せ部の外隅部Pの方が屋
内側に面する内隅部Qよりも高くなり、逆に、笠木部材
4が入隅部に設けられるときは、屋内側に面する笠木部
材4の突合せ部の内隅部の方が屋外側に面する外隅部よ
りも低くなるので、ジョイント部材12(及び補助部
材)もこれに応じて前者の場合は同図(b)のように補助
部材18の板部17の中心線17aをはさんで谷状に折
曲げ形成されるが、後者の場合は山状に折曲げ形成され
る。
また、上記ジョイント構造は、第4図に示すように、笠
木が建物躯体の腰壁部1aに設けられた水切り笠木であ
る場合においても採用することができる。すなわち、水
切り笠木部材20は建物躯体の内側方向に向って低く傾
斜した天板部21と、該天板部21の一側に垂下形成さ
れた側板部22と他側に立上げ形成された堤縁23と、
該堤縁23と側板部22の端部から内側にそれぞれ屈曲
した係止部24、24とから構成され、さらに上記堤縁
23の裏側には空隙部26が形成されている。水切り笠
木部材20は上記堤縁23側の係止部24にホルダ27
の上向き係止片28を係止させるとともに、その下端係
止部24にホルダ27の下向き係止片29を係着させる
ことによって固定されている。
そして、これらの複数の水切り笠木部材20、20・・
・は腰壁部1aの長手方向に沿って連設されている。
次に、隣接する水切り笠木部材20、20間にはジョイ
ント部材30が配設されている。ジョイント部材30も
上述の例と略同じように、水切り笠木部材20の内面形
状に沿うように形成され、傾斜した天板部31の一側に
は支持片32を、他側には係止片33を形成するととも
に、外面には凹凸状の排水溝を連続形成してなるもの
で、上記支持片32の下端は腰壁部1a上に当接され、
係止片33は隣接する各水切り笠木部材20、20の係
止部24、24に係止されている。
次に、ジョイント部材30天板部31の傾斜上部には、
ジョイント部材30と同じ排水溝を有する板部の一端に
堤片35を立上げ形成した略L字形の補助部材36が重
ねて載置され、且つ水切り笠木部材20、20の堤縁2
3の裏側の空隙部26、26内には堤片35の上端の雨
返し部35aが配置され、これによってジョイント部材
30の壁側には上記堤縁23に対応する堤片35が立上
げ形成される。なお、水切り笠木20、20の上部には
コーキング材37が配設され、さらにその上には外装仕
上材38が設けられている。
上述の水切り笠木のジョイント構造によれば、水切り笠
木部材20、20・・・上に降った雨水は水切り笠木部
材20の起立部の堤縁23によって塞き止められ、同様
に、隣接水切り笠木部材20、20間の間隙に浸入した
雨水は堤片35によって塞き止められる。したがって、
水切り笠木の内側に浸入することを良好に防止すること
ができる。
上記ジョイント構造は、上述と同様にして第5図に示す
ように、エキスパンションジョイントにも適用すること
ができる。すなわち、同図においてエキスパンションジ
ョイントは、相対する建物躯体の各パラペット1、1に
沿って一定間隔をおいて設けられたホルダ40の両側の
上向き係止片41と下向き係止片42にそれぞれ水切り
笠木部材43の堤縁53及び側板部55の係止部44、
45を係止させ、さらに相対する水切り笠木部材43、
43の堤縁53の躯体間隙側に形成された係止部44、
44にカバーホルダ47のバネ47aを係止させ、上記
カバーホルダ47にカバー材48を係着することによっ
て構成されたものである。この場合においても、隣接す
る水切り笠木部材43、43間には第4図の例と略同じ
構成のジョイント部材49が配設され、またジョイント
部材49の支持片50の上端部には、ジョイント部材4
9と同じ排水溝を有する板部の一端に堤片52を立上げ
形成した補助部材51が重ねて載置され、且つ水切り笠
木部材43の堤縁53の裏側の空隙部54内には堤片5
2の先端が配置形成されている。なお、55は止水板で
ある。
上述の水切り笠木のジョイント構造によっても、水切り
笠木部材43、43上に降った雨水は堤縁53によって
塞き止められ、同様に、隣接する水切り笠木部材43、
43間の間隙Sに浸入した雨水は堤片52によって塞き
止められる。したがって、雨水が躯体間隙内に浸入する
ことを良好に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る笠木のジョイント構造の要部斜視
図、第2図は第1図のX−X線上の断面図、第3図(a)
は笠木の他のジョイント構造の斜視図、同図(b)は補助
部材の斜視図であり、第4図及び第5図は水切り笠木の
ジョイント構造を示す断面図である。 符号1…パラペット、2、27、40…ホルダ、4…笠
木部材、8、23、53…堤縁、9、26、54…空隙
部、12、30、49…ジョイント部材、16、35、
52…堤片、18、36、51…補助部材、20、43
…水切り笠木

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物躯体上に連続して配設された複数の笠
    木部材又は水切り笠木部材の最上部に雨止め用の堤縁を
    形成し、上記笠木部材又は水切り笠木部材間の裏側には
    ジョイント部材を配設するとともに、該ジョイント部材
    には、上記堤縁の裏側に形成された空隙部内に挿入配置
    される堤片を有する補助部材を重合したことを特徴とす
    る笠木又は水切り笠木のジョイント構造。
JP1986085650U 1986-06-05 1986-06-05 笠木又は水切り笠木のジョイント構造 Expired - Lifetime JPH067134Y2 (ja)

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JPS62196827U JPS62196827U (ja) 1987-12-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5883537U (ja) * 1981-11-30 1983-06-06 山出興産株式会社 陸屋根パラペツトのコ−ナ−用笠木取付ベ−ス

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JPS62196827U (ja) 1987-12-15

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