JPS6222569Y2 - - Google Patents

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JPS6222569Y2
JPS6222569Y2 JP14305483U JP14305483U JPS6222569Y2 JP S6222569 Y2 JPS6222569 Y2 JP S6222569Y2 JP 14305483 U JP14305483 U JP 14305483U JP 14305483 U JP14305483 U JP 14305483U JP S6222569 Y2 JPS6222569 Y2 JP S6222569Y2
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floor
grooves
balcony
floor panels
rising
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JP14305483U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はバルコニー、テラス等の床構造に関す
る。
従来のバルコニーの床は、第1図に示すように
構成されている。すなわち、根太1の上に、高さ
の異なる複数のスペーサ2を介して、合板3が設
置されている。合板3は、スペーサ2により勾配
を有している。合板3の上に防水シートおよび金
網(図示せず)が敷かれ、その上にモルタル層4
が形成されている。モルタル層4は、バルコニー
の周壁8および家屋側の壁9に沿つて立ち上がり
壁4aを有している。モルタル層4は合板3と同
様に勾配を有しており、その最も低い位置に縦樋
6が連結されている。モルタル層4の上には防水
シート(図示しない)が敷かれ、その上に長尺な
押し出し型材5が多数並べて設置されている。
上記構成において、バルコニーの床に降つた雨
は、押し出し型材5から防水シートに被われたモ
ルタル層4の上面へと流れる。モルタル層4はス
ペーサ2により勾配をつけられているので、雨水
は最も低い位置へ流れ、この位置に連結された縦
樋6から排水される。また、モルタル層4および
その上下に配置される防水シートにより、雨漏れ
が防止されるとともに、モルタル層4の周縁に形
成された立ち上がり壁4aにより、周縁から雨漏
れも防止される。
しかしながら、上記構成では、バルコニーを防
水構造にするために、モルタル層4や防水シート
等多くの材料を必要とするのでコスト高になると
ともに、モルタル層4等を形成する作業が煩雑で
あつた。さらに、作業者が未熟であると防水機能
が不完全になるおそれもあつた。
本考案は、上記従来の欠点を解消することを目
的とするものであり、その要旨は、複数の床パネ
ルを並べ、各床パネルの少なくとも一縁部には立
ち上がり壁を一体に形成し、該床パネルの立ち上
がり壁が形成されていない縁部同士を水密に接合
してなり、該縁部の接合部の側部において立ち上
がり壁の端部同士を連結してなることを特徴とす
る床構造。
以下、本考案の一実施例を第2図から第9図を
参照して説明する。
第2図はバルコニーを示す。このバルコニーの
床構造は、平面形状が四角形をなす3枚の床パネ
ル10,20,30を互いに接合して並べること
により構成されている。床パネル10,20,3
0は根太の上に設置された合板50により支持さ
れている。なお、床パネル10,20,30は直
接根太により支持してもよい。床パネル10,2
0,30は、FRP等の合成樹脂を射出成型した
り、アルミ等の金属をダイキヤスト成型すること
によつて製造されている。
各床パネル10,20,30において、接合さ
れた辺を除く各辺の縁部には立ち上がり壁11,
21,31が形成されている。両側に位置する床
パネル10,30の立ち上がり壁11,31は平
面形状がコ字形をなしており、中間部の床パネル
20の立ち上がり壁21はニ字形をなしている。
各立ち上がり壁11,21,31は端部同士が連
結されており、これにより、全体として長方形を
なす枠が形成されている。
家屋側に位置する立ち上がり壁の内側には、溝
12,22,32が形成されている。中間部の床
パネル20の溝22は勾配をもたないが、両側の
床パネル10,30の溝12,32は隅部に向か
つて低くなるような勾配を有している。溝12,
32において、最も低い位置にある隅部には排水
口13,33が形成されている。バルコニーの両
側縁に位置する立ち上がり壁11,31の内側に
も溝14,34が形成されている。溝14,34
は排水口13,33に向かつて低くなるような勾
配を有している。また、家屋から離れた立ち上が
り壁11,21,31の内側にも溝15,25,
35が形成されている。溝15,25,35は、
溝12,22,32より高い位置に形成されてい
る。
各床パネル10,20,30には、広い面積を
有する突出部16,26,36が形成されてい
る。突出部16,26,36の上面には、格子状
の浅い溝17,27,37が形成されている。溝
17,27,37間には、平面形状が四角形をな
す凸部18,28,38が多数形成されている。
床パネル20の接合される縁部には、接合壁2
9が下方に向かつて形成されている。また、床パ
ネル10,30の接合される縁部にも、同様の接
合壁19,39が形成されている。接合壁19,
29,39の上縁19a,29a,39aは、特
に第6図に示すように、溝12,22,32に向
かつて低くなるような勾配を有している。第8図
に示すように、接合壁19,29,39は互いに
シール材40aを介して接合され、かつボルト4
1、ナツト42により連結されている。シール材
40aとしてはコーキング材や防水テープ等が用
いられる。さらに、第9図に示すように、他のシ
ール材として、ゴムやPVC等からなるビード4
0bを圧入してもよい。上記の接合部において、
シール材40aまたは40bを底部とする溝43
が形成されている。この溝43は、接合壁19,
29,39の上縁19a,29a,39aに沿つ
て勾配を有している。
各立ち上がり壁11,21,31の互いに接合
される端部には、横方向に延びる鍔部11a,2
1a,31aが形成されており、この鍔部11
a,21a,31aは、上述した接合壁19,2
9,39と面一になつており、これら接合壁1
9,29,39と同様に、シール材40a,40
bを介して互いに連結されている。
立ち上がり壁11,21,31の上縁にも鍔部
11b,21b,31bが形成されており、これ
ら鍔部11b,21b,31bはバルコニーの周
壁60にそれぞれ接するようになつている。
床パネル10,20,30の下面側には脚部4
5が突設されており、この脚部45間に空間46
が形成されている。この空間46は無くてもよ
く、床パネル10,20,30を中実にしてもよ
い。
上記構成のバルコニーにおいて、床パネル1
0,20,30の凸部18,28,38に降つた
雨は、格子状の溝17,27,37を経て溝1
4,34,43へ流れ落ちる。溝14,34,4
3には前述したように勾配が有るため、雨水は第
2図中矢印で示すように流れて溝12,22,3
2に達する。これら溝12,22,32は連続し
た横樋の役割をなすもので、ここに集められた雨
水は溝12,32の勾配により、排水口13,3
3へと流れ、この排水口13,33に連結された
縦樋70を経て排水される。このように、排水が
円滑に行なわれるので、雨上がりに凸部18,2
8,38の上に歩行しても濡れずに済む。
バルコニーの床は、3枚の床パネル10,2
0,30をシール材40aまたは40bを介して
接合することによつて構成されており、しかも床
パネル10,20,30の周縁には互いに連続す
る立ち上がり壁11,21,31が形成されてい
るため、特殊な防水構造を設けなくても、確実に
雨漏を防止できる。
また、溝12,14,32,34,43の勾配
により水はけを良好に行なうようになつており、
従来例のようなスペーサ2を使用せずに済むた
め、人が乗る凸部18,28,38の上面を水平
に維持することができる。したがつて、従来例の
ように勾配による不安定感を人に与えることはな
い。
なお、本考案は上記実施例に制約されず種々の
態様が可能である。たとえば、上記実施例におけ
る中間部の床パネル20を省き、コ字形の立ち上
がり壁11,31を有する2枚の床パネル10,
30により、床構造を構成してもよく、また、床
パネル20を2枚以上床パネル10,30間に介
在させてもよい。
また、本考案は、バルコニーのみならずテラス
や屋上等雨にさらされる場所での床構造にも適用
することができる。
以上、説明したように、本考案の床構造は、複
数の床パネルを並べ、各床パネルの少なくとも一
縁部には立ち上がり壁を一体に形成し、該床パネ
ルの立ち上がり壁が形成されていない縁部同士を
シール材を使用するなどして簡単に水密に接合
し、該縁部の接合部の側部において立ち上がり壁
の端部同士を連結してなるので、従来のように、
防水シート及びモルタル施工という、多くの材料
と煩雑な作業を必要とする特別な防水構造なし
に、バルコニー等において雨漏りを確実に防止で
きる床を得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のバルコニーを示す断面図、第2
図は本考案の一実施例をなすバルコニーの斜視
図、第3図は第2図のバルコニーに用いられる床
パネルの分解斜視図、第4図は第2図中X−X線
に沿う断面図、第5図は第2図中Y−Y線に沿う
断面図、第6図は床パネルの側面図、第7図は第
2図中Z−Z線に沿う断面図、第8図は第4図中
床パネルの接合部Aの拡大断面図、第9図は接合
部の他の態様を示す第8図相当図である。 10,20,30……床パネル、11,21,
31……立ち上がり壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の床パネルを並べ、各床パネルの少なくと
    も一縁部には立ち上がり壁を一体に形成し、該床
    パネルの立ち上がり壁が形成されていない縁部同
    士を水密に接合してなり、該縁部の接合部の側部
    において立ち上がり壁の端部同士を連結してなる
    ことを特徴とする床構造。
JP14305483U 1983-09-13 1983-09-13 床構造 Granted JPS6048515U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14305483U JPS6048515U (ja) 1983-09-13 1983-09-13 床構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14305483U JPS6048515U (ja) 1983-09-13 1983-09-13 床構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6048515U JPS6048515U (ja) 1985-04-05
JPS6222569Y2 true JPS6222569Y2 (ja) 1987-06-09

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ID=30319438

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JP14305483U Granted JPS6048515U (ja) 1983-09-13 1983-09-13 床構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2546577Y2 (ja) * 1990-08-31 1997-09-03 タキロン株式会社 防水床パネル

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Publication number Publication date
JPS6048515U (ja) 1985-04-05

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