JPH0326820Y2 - - Google Patents

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JPH0326820Y2
JPH0326820Y2 JP1984164406U JP16440684U JPH0326820Y2 JP H0326820 Y2 JPH0326820 Y2 JP H0326820Y2 JP 1984164406 U JP1984164406 U JP 1984164406U JP 16440684 U JP16440684 U JP 16440684U JP H0326820 Y2 JPH0326820 Y2 JP H0326820Y2
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JP
Japan
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corrugated
valley
depth
corrugated sheet
valleys
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は建築資材として利用される波板の取付
構造に関する。
(従来の技術) 農業用園芸ハウス、蓄産用ハウスその他の建築
物に用いられる波板は塩化ビニル樹脂やポリカー
ポネート等の合成樹脂材料を連続押出成形するこ
とによつて谷の深さ及び幅等が一定になるように
製造されている。この種の波板は従来第7図から
明らかなように一定ピツチおきに山部1を谷部2
を備え、谷の深さHは各谷部2において同一にな
つていた。また、上記波板Aを例えば建築物の屋
根材として施工する場合は、同図のように隣接し
て配置される二枚の波板A,Aの各端部をそれら
の山部1,1どうし及び谷部2,2どうしがそれ
ぞれ重なり合うように重ね接続する。この場合の
重ね代は山部の数にして1.5〜2.5山程度に設定さ
れる。このような継ぎ足し施工において二枚の波
板A,Aを重ね接続するのは、波板Aの谷部2の
内部を流れる雨水が重ね接続部イに生じる二枚の
波板A,Aの相互間の隙間を通つて室内へ漏水す
ることを防ぐためである。
しかしながら、波板はJIS規格に従つて供給さ
れていてその谷の深さHは、例えば32波に種別さ
れる波板では8〜9mm程度の浅いものであるか
ら、降雨量が多い場合はその雨量が谷部2の排水
能力を容易に超えてしまう。そのようになると、
重ね接続部イを流れる雨水の水位Wが第7図に示
したように上記隙間の最高位点Pよりも高くなる
から、上記雨水がその隙間に浸入して室内へ漏水
してしまう不都合を生じる。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は降雨量が比較的多い場合であつても重
ね接続部から室内への漏水を未然に防止すること
を目的としてなされたものであつて、波板を母屋
材に取り付けた場合に、母雨量が重ね接続部以外
の箇所の谷部でその排水能力を越えるようなとき
でも重ね接続部から室内への漏水を生じにくくす
ることを解決すべき問題点としている。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するための手段は、幅方向の
両端部における谷の深さがその中間部における谷
の深さよりも深く、かつ両端部および中間部のそ
れぞれの谷部の最低位点が共通の仮想平面上に位
置するように同一レベルに設定された波板におけ
る上記谷部の最低位点を母屋材に支持させたこと
である。
(作用) 上記手段によると、幅方向の中間部における谷
部の排水能力よりもその両端部における谷部の排
水能力が大きくなり、しかも重ね接続される幅方
向両端部の谷部から水がオーバーフローするとき
の水位は中間部の谷部から水がオーバーフローす
るときの水位よりも高位になるから、上記中間部
の谷部の排水能力を超える降雨があつてもそれに
よつて直ちに上記両端部の谷部にその排水能力を
超える雨水が流れるとは限らない。従つて、上記
中間部の谷部の谷の深さを従来の波板と同様に規
定の深さにしておき、上記両端部の谷部の谷の深
さをそれよりも深くしておくと、従来の波板によ
ると漏水をまぬがれない降雨があつても波板どう
しの重ね接続部からの漏水が防止される。
(実施例) 第1図に例示した波板Bは山部11と谷部12
とを交互に備え、その幅方向の一端部に二つの背
高の山部11a,11aを有する。そして、これ
ら背高の山部11a,11aに挾まれた谷部12
aにあつてはその谷の深さH2がその中間部にお
ける谷部12の谷の深さH1よりも深くなつてい
る。また、波板Bの幅方向の他端部にも同様に二
つの背高の山部11b,11bを備え、その間の
谷部12bの谷の深さが上記深さH2と同一とな
つている。一方、上記両端部における山部11
a,11bのピツチP2はその中間部における山
部11のピツチP1と同一になつている。さらに、
各谷部12,12a,12bの最低位点は共通の
仮想平面X−X上に位置するように同一レベルに
設定されている。
このような波板Bを例えば屋根材として施工す
る場合は、第2図のように、隣接して配置される
同一形状の二枚の波板B,Bのうちの一方の波板
Bの一端部にある一つの山部11aと他方の波板
Bの他端部にある一つの山部11bとが重なり合
うようにこれら二枚の波板B,Bを重ね接続し、
両端部および中間部のそれぞれの谷部12,12
a,12bの最低位点を母屋材(不図示)に支持
させて取り付ける。
このようにして波板Bを継ぎ足し施工した場
合、重ね接続部イにおける谷部12aの谷の深さ
は他の部分における谷部12の谷の深さよりも深
いからその排水能力は大であり、しかも谷部12
aをオーバーフローするときの水位は谷部12を
オーバーフローするときの水位よりも高位にな
る。そのため、重ね接続部イ以外の箇所では谷部
12がそこを流れる雨水でいつぱいになる程度の
降雨があつても、重ね接続部イでは谷部12aが
雨水でいつぱいになることはなく、しかも重ね接
続部イ以外の箇所の谷部12からの重ね接続部イ
の谷部12aへの雨水のオーバーフローは起こり
にくいので、その水位が重ね接続部イにおける二
枚の波板B,Bの隙間の最高位点P1より高くな
ることはなく、従つて上記降雨によつて上記隙間
から室内へ漏水することがない。また従来二山重
ね合せていた重ね接続部が、図示の如く一山でよ
く材料の低減がはかれる。
また、上記した波板Bはその幅方向の両端部と
中間部とで谷の深さが異なるものではあつても、
第1図で説明したように各谷部12,12a,1
2bの最低位点が同一レベルに設定されているの
で、まつすぐな母屋材によつてすべての谷部1
2,12a,12bを支持させてがたつきなく施
工できる。
波板の形状としては上記したもの以外のもので
あつてもかまわない。例えば第3図のように、幅
方向の一端部に一つの背高の山部11aを有し、
他端部に二つの背高の山部11bを有するもので
あつてもよい。この場合も波板Bの両端部の谷の
深さH2は中間部の谷の深さH1よりも深くなつて
いる。なお、第3図の波板Bを継ぎ足し施工する
ときは、隣り合う二枚の波板において一方の波板
の他端部の背高の外側の山部11bに他方の波板
の一端部の背高の山部11aを重ね合わせる必要
がある。
波板の形状は上記したもののほか、例えば第4
図のように、波板Bの両端部にそれぞれ三つづつ
の背高の山部11a,11bを有するものであつ
てもよい。この場合も波板Bの両端部の谷の深さ
が中間部の谷の深さよりも深くなつている。
さらに第5図のように、波板Bの両端部の背高
の山部11a,11bのピツチP2を中間部の山
部11のピツチP1より広くしたものであつても
よい。この場合山部11a,11bは背高である
為に剛性は低下せずに、接合部イの排水能力を高
めることができ、より漏水の恐れをなくすことが
できる。
第1図、第3図、第4図及び第5図で説明した
波板Bは、継ぎ足し施工の際に背高の山部どうし
が重なり合わされるので、従来の場合に比べて重
ね接続部の接合が確実になされる上、各波板Bの
剛性が背高の山部11a,11bのリブ効果によ
つて高められるから所謂「腰」の強い波板とな
る。このことから、従来の場合よりも波板を支持
するための母屋材の設置間隔を広くすることので
きる利点がある。
さらに、第6図のように波板B′の両端部の谷
の深さを除々に深くしたものであつてもよい。波
板B′の一側の谷の深さを中間部、両端部共に従
来の波板Aの谷の深さHと同じ深さH1とし、従
来の波板Aと接続可能にしている。波板B′の他
側は両端部を谷の深さH2をもつ背高の山部11
a,11bとなし、中間部を谷の深さH1をもつ
山部11aとなし、第1図に示す波板Bと接続可
能にしている。しかして、広面積の屋根を覆う場
合、屋根上部には従来の波板Aを使用し、屋根下
部には第1図で示す波板Bを使用し、その中間に
は第6図で示す波板B′を使用し両者を接続する。
屋根上部では流下水量が少なく従来の波板Aを使
用しても幅方向接続部イからの漏水を生じない。
また屋根下部では流下水量が多くなつても接続部
イの排水能力が大きく、該接続部イから漏水する
ことはない。従つて、屋根全体を第1図で示した
波板Bで施工した場合に比べて安価にできるうえ
に、漏水の恐れもない。
(考案の効果) 上述し本考案による波板の取付構造によると、
波板における幅方向中間部の谷部を雨水がオーバ
ーフローするほどの多量の降雨があつても重ね接
続部の谷部は余裕をもつて雨水を流すことがで
き、かつ中間部の谷部から重ね接続部の谷部に雨
水がオーバーフローしにくいため、重ね接続部が
雨水で一杯になりにくく、その結果、重ね接続部
の〓間からの漏水が未然に防止されるという効果
がある。また、母屋材の設置間隔を従来より広く
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例による波板の一部破断側
面図、第2図は上記波板を継ぎ足し施工した場合
の重ね接続部を示す拡大側面図、第3図は波板の
変形例を示す一部破断側面図、第4図は波板の他
の変形例を示す一部破断側面図、第5図は波板の
他の変形例を示す一部破断側面図、第6図は波板
の更に他の変形例を示す斜視図、第7図は従来の
波板を継ぎ足し施工した場合の重ね接続部を示す
拡大側面図である。 B,B′……波板、H1,H2……谷の深さ、イ…
…重ね接続部、12,12a,12b……谷部、
X−X……仮想平面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 幅方向の両端部における谷の深さがその中間部
    における谷の深さよりも深く、かつ両端部および
    中間部のそれぞれの谷部の最低位点が共通の仮想
    平面上に位置するように同一レベルに設定された
    波板における上記谷部の最低位点を母屋材に支持
    させたことを特徴とする波板の取付構造。
JP1984164406U 1984-10-29 1984-10-29 Expired JPH0326820Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984164406U JPH0326820Y2 (ja) 1984-10-29 1984-10-29

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JP1984164406U JPH0326820Y2 (ja) 1984-10-29 1984-10-29

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Publication Number Publication Date
JPS6178920U JPS6178920U (ja) 1986-05-27
JPH0326820Y2 true JPH0326820Y2 (ja) 1991-06-11

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JP1984164406U Expired JPH0326820Y2 (ja) 1984-10-29 1984-10-29

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JPS6011211Y2 (ja) * 1980-12-11 1985-04-15 日東紡績株式会社 屋根板

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JPS6178920U (ja) 1986-05-27

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