JPH0445612Y2 - - Google Patents

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JPH0445612Y2
JPH0445612Y2 JP10051587U JP10051587U JPH0445612Y2 JP H0445612 Y2 JPH0445612 Y2 JP H0445612Y2 JP 10051587 U JP10051587 U JP 10051587U JP 10051587 U JP10051587 U JP 10051587U JP H0445612 Y2 JPH0445612 Y2 JP H0445612Y2
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inner plate
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engagement
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JP10051587U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は化粧料用容器に係り、特に引き出し式
の内皿を備えている形式のものに関する。
〔従来の技術〕 一般に、従来より、引き出し式の内皿を備えて
いる形式の化粧料用容器としては、例えば第5図
に示す実開昭58−46509号公報、及び第6図に示
す実開昭61−47916号公報に記載されているもの
がある。
まず、第5図に示すものは、受皿本体20に蓋
体21を蝶着し、前記受皿本体20中に内皿22
を引き出し自在に内装したものである。
また、第6図に示すものは第5図に示すものと
同様に、受皿本体20に蓋体21を蝶着したもの
であり、受皿本体20にガイド溝23を形成し、
内皿22をこのガイド溝23に沿つて横動させる
ようにしたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前記した従来のものにおいては、いず
れも内皿を手で引き出さなくてはならないため、
例えば容器を片手で持つた状態では開けることが
困難であるという問題がある。
本考案は前記事項に鑑みてなされたもので、簡
単な操作で内皿を露出させることができ、内皿の
引き出しが容易な化粧料用容器とすることを技術
的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記技術的課題を解決するために、以
下のような構成とした。
即ち、両側壁1a,1a及び後面壁1bを有す
る受皿1内に内皿2をスライド自在に配置する。
そして、この内皿2の後壁2aに前記後面壁1
b側に突出した係合突起3を形成する一方、前記
後面壁1bに、略「コ」字状に形成した板バネ4
の中央部を固定する。
そしてこの板バネ4の両端部に、前記後壁2a
に摺接しつつ前記係合突起3に接近しこの係合突
起3を両側から係脱自在に挟持するようにした係
合曲部5,5を形成する。
そして、前記内皿2を受皿1の最奥部位置にお
いて係脱自在に係止する係止手段6を具備せしめ
る。
この係止手段6は、前記側壁1aに設けられた
押しボタン部6aと、後壁2aから延出され前記
押しボタン部6aにより押圧されるとともに側壁
1aに形成した係止段部6dに係脱自在に係合す
る係合部6cを有する舌片6bとからなり、この
舌片6bは前記内皿2の最後退位置において前記
係合曲部5の先端により押しボタン部6a側に押
圧されるようにして化粧料用容器とした。
〔作用〕
内皿2を受皿1の最奥部にまで押し込んだ状態
では、略「コ」字状に形成した板バネ4は押し広
げられ、係合曲部5,5は内皿2の後壁2aに沿
つて拡開された状態となる。
ここで、押しボタン部6aを押すと係合部6c
を有する舌片6bが板バネ4の弾力に抗して押圧
され、これにより舌片6bが係止段部6dから外
れて、係止手段6の係合状態が外れる。
すると板バネ4は「コ」字形に復帰しようとす
るため、係合曲部5,5は前記後壁2aに摺接し
つつ接近し、受皿1の後面壁1b側に突出させた
係合突起3を両側から挟持する。
この状態では前記内皿2は全ストロークの4分
の1付近まで押し出されている。
ここで内皿2を引き出すと、前記係合曲部5,
5と係合突起3との係合が解除され、内皿2はさ
らに突出する。
内皿2を元位置に収容するには内皿2を押し込
むことにより前記係合曲部5,5と係合突起3と
が再度係合し、軽いロツク状態となる。
さらに押し込むと前記係合曲部5,5は前記後
壁2aに摺接しつつ係合突起3から離れるように
移動し、内皿2が最奥部位置に至ると同時に前記
係止手段6で係止される。
この状態では、係合部6cは側壁1a内側に係
合し前記内皿2はロツクされる。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図ないし第4図に基づい
て説明する。
受皿1は両側壁1a,1a、後面壁1b、天蓋
1c及び底板1dを有している。
この受皿1内には内皿2がスライド自在に配置
されており、この内皿2には金属製の皿部2bが
インサート成型されている。さらに、この内皿2
の後壁2aには前記後面壁1b側に突出した係合
突起3が形成されている。
この係合突起3はその両側に突部が形成されて
いるとともに、その突部に傾斜面3aが形成され
ている。
前記後面壁1bには、略「コ」字状に形成した
板バネ4の中央部が固定されている。
そしてこの板バネ4の両端部に、前記後壁2a
に摺接しつつ前記係合突起3に近接しこの係合突
起3を両側から係脱自在に挟持するようにした係
合曲部5,5を形成してある。
そして、前記側壁1aと内皿2には、内皿2を
受皿1の最奥部位置において係脱自在に係止する
係止手段6が設けられている。この係止手段6
は、前記側壁1aに設けられた押しボタン部6a
と、前記後壁2aから延出され前記押しボタン部
6aにより押圧されるとともに側壁1a内側に係
脱自在に係合する係合部6cを有する舌片6bと
からなつており、前記側壁1aには前記係合部6
cに係合する係止手段6dが形成されている。
前記舌片6bは前記内皿2の最後退位置におい
て前記係合曲部5の先端により押しボタン部6a
側に押圧されるようになつている。
即ち、内皿2が受皿1の最奥部位置にある場合
には、舌片6bが係合曲部5の先端で押しボタン
6a側に押圧され、これによつて係合部6cが前
記係止段部6dに係合し、両者はロツクされる。
一方、押しボタン6aを押すと、押しボタン6
aの底部が舌片6bを押し下げ、係合部6cと係
止段部6dとの係合が解除されるようになつてい
る。
また、受皿1の天蓋1cの裏面には、係合突起
3が係合曲部5,5から離脱した際に舌片6bに
係止されている係合部6cに係止して内皿2の落
下を防止する落下防止用係合溝6eが形成されて
いる。また、内皿2には、その後退時に後壁面1
bに当接して、前記内皿2を受皿1の最奥部所定
位置において停止させる係止腕2cが突設されて
いる。
さらに、受皿1の側壁1aには係合突起3が係
合曲部5,5から離脱した際に係合部6cを係止
して内皿2の落下を防止する落下防止用係合孔6
eが形成されている。
以下、動作例を説明する。
まず、内皿2を受皿1の最奥部にまで押し込ん
だ状態(第3図)では、係止部6cと係止段部6
dとが係合して両者はロツク状態になるととも
に、前記板バネ4は押し広げられ、係合曲部5,
5は内皿2の後壁2aに沿つて拡開された状態と
なる。また、舌片6bは係合曲部5の先端で押し
ボタン6a側に押圧され、これによつて係合部6
cが前記係止段部6dに係合して内皿2はロツク
される。
ここで、押しボタン6aを押すと係合部6cと
係止段部6dの係合が外れ、前記内皿2は板バネ
4は「コ」字形に復帰しようとする。
すると、係合曲部5,5は前記後壁2aに摺接
しつつ接近し、内皿2を押し出しながら受皿1の
後面壁1b側に突出させた係合突起3を両側から
挟持する(第4図)。
この状態では前記内皿2は全ストロークの4分
の1付近まで押し出されている。
ここで内皿2を引き出すと、前記係合曲部5,
5と係合突起3との係合が解除され内皿2はさら
に突出する。
内皿2を元位置に収容するに際して内皿2を押
し込むと、板バネ4の係合曲部5,5は傾斜面3
a,3aに案内されて広がり、前記係合曲部5,
5と係合突起3とが再度係合し、軽いロツク状態
となる。
さらに押し込むと前記係合曲部5,5は前記後
壁2aに摺接しつつ係合突起3から離れるように
移動し、内皿2が最奥部位置に至ると同時に係合
部6cと係止段部6dとが係合してロツクされ
る。
このように係止手段6を操作するだけで内皿2
を自動的に引き出すことができるとともに、最初
の操作では内皿2を前記した1/4付近の位置にま
で引き出せ、続いて必要に応じて内皿2を引き出
すことによつて全開状態とすることができる。
また、全開状態においても内皿2は適度に係止
され、これが落下する虞れはない。さらに内皿2
を引くとこれを取り外すことができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、引き出し式の内皿を備えてい
る化粧料用容器において、簡単な操作で内皿の一
部を露出させることができる。そして内皿はもう
1段引き出すことにより内皿の全面を露出させる
ことができる。このため、内皿が不用意に全部開
いてしまうことはなく操作性が良好である。
さらに係止手段の舌片は、内皿の最後退位置に
おいて係合曲部の先端により押しボタン部側に押
圧されるようにしたので内皿のロツクが確実であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の実施例を示し、
第1図は内部構造を示す平面図、第2図は動作過
程を示す内部構造の平面図、第3図及び第4図は
要部の内部構造を示す平面図、第5図及び第6図
は従来の化粧料用容器を示す斜視図である。 1……受皿、2……内皿、3……係合突起、4
……板バネ、5……係合曲部、6……係止手段、
1a,1a……両側壁、1b……後面壁、2a…
…後壁、6a……押しボタン部、6b……舌片、
6c……係合部、6d……係止段部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両側壁1a,1a及び後面壁1bを有する受皿
    1内に内皿2をスライド自在に配置し、この内皿
    2の後壁2aに前記後面壁1b側に突出した係合
    突起3を形成する一方、前記後面壁1bに、略
    「コ」字状に形成した板バネ4の中央部を固定し、
    そしてこの板バネ4の両端部に、前記後壁2aに
    摺接しつつ前記係合突起3に接近しこの係合突起
    3を両側から係脱自在に挟持するようにした係合
    曲部5,5を形成し、そして、前記内皿2を受皿
    1の最奥部位置において係脱自在に係止する係止
    手段6を備え、この係止手段6は、前記側壁1a
    に設けられた押しボタン部6aと、後壁2aから
    延出され前記押しボタン部6aにより押圧される
    とともに、前記側壁1aに形成した係止段部6d
    に係脱自在に係合する係合部6cを有する舌片6
    bとからなり、この舌片6bは前記内皿2の最後
    退位置において前記係合曲部5の先端により押し
    ボタン部6a側に押圧されるようにしたことを特
    徴とする化粧料用容器。
JP10051587U 1987-06-30 1987-06-30 Expired JPH0445612Y2 (ja)

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JP10051587U JPH0445612Y2 (ja) 1987-06-30 1987-06-30

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JP2659434B2 (ja) * 1989-06-07 1997-09-30 株式会社日立製作所 ステッピングモータの駆動制御方法及び駆動制御装置並びに画像読取/記録装置
JPH0726965Y2 (ja) * 1989-06-26 1995-06-21 吉田工業株式会社 スライド式化粧容器
JPH0729928Y2 (ja) * 1989-07-06 1995-07-12 吉田工業株式会社 化粧料容器
JP2005261684A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Yoshida Industry Co Ltd アイメイク用化粧料容器

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