JPH0444824A - 射出成形装置への金型段取方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、エンドレスな金型搬送路に沿って金型を周回
移動させながら順次成形を行なうようにした射出成形装
置に係わり、特に、複数の金型を、射出成形順に、射出
成形装置内に段取りするための射出成形装置への金型段
取方法に関する。

［従来の技術〕 従来、エンドレスな金型搬送路に沿って金型を周回移動
させながら順次成形を行なうようにした射出成形装置と
しては、例えば、特開昭６２−１９１１１６号公報に開
示されるものが知られている。

また、この種の射出成形装置としては、１組みの射出装
置に対して、回転テーブル上に載置された複数の型締め
装置を組み合わせ、回転テーブルを回転させながら、順
次成形を行なうようにしたロータリー式の射出成形装置
が知られている。

このロータリー式の射出成形装置では、成形サイクルタ
イムを短縮化できる利点がある反面、複数の型締め装置
を備えなければならないために、装置全体が大型化する
とともに、１つの回転テーブル上に設置できる型締め装
置の数に制約がある。

また、金型は、個々の型締め装置に固定されたままであ
るので、例えば、成形すべき成形品の変更にあっては全
ての金型の取り外し、再取り付けといった面倒な段取り
替えが必要であり、多品種少量生産に柔軟に対応するこ
とが困難である。

そこで、複数の金型を、金型単独で搬送するエンドレス
な金型搬送路の途中に、金型を型締めして所定の樹脂材
料を射出する射出ステーションと、樹脂材料が射出され
た金型を型開きして成形品を取り出す型開きステーショ
ンとをそれぞれ独立に設けた射出成形装置が開発されて
いる。

この射出成形装置では、型締めと型開きとを相互に独立
して行なえるため、サイクルタイムの短縮化が図れるこ
とは勿論、各金型が型締め装置や型開き装置に固定され
ていないため、金型の交換が容易であり、段取り替えを
頻繁に必要とする多品種少量生産に柔軟に対応できると
いう利点がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、このような従来の射出成形装置では、複
数の金型を、エンドレスな金型搬送路に沿って循環させ
て、射出成形を行なっているため、射出成形装置への金
型の搬入を、射出成形順に行なう必要があり、このため
の段取り作業に多大な工数が必要になるという問題があ
った。

本発明は、上記のような問題を解決したもので、射出成
形装置内にランダムに搬入された金型を、射出成形装置
内において射出成形順に、容易に段取りすることのでき
る射出成形装置への金型段取方法を提供することを目的
とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の射出成形装置への金型段取方法は、第１ステー
ジから第４ステージまで金型を順次移動させて、射出お
よび型開きを行ない、型開き後の金型を第１ステージに
循環する射出成形装置に、第１ステージから３個の金型
をランダムに搬入し、これ等の金型を射出成形順に段取
りする射出成形装置への金型段取方法において、最初に
搬入される第１投目の金型を、第４ステージに搬入する
とともに、次に搬入される第２投目の金型を第３ステー
ジに搬入し、この第３ステージに搬入された第２投目の
金型と前記第４ステージに搬入された第１投目の金型の
射出成形順位を識別し、第３投目の金型を第１ステージ
に搬入した時に、射出成形順位になるように前記第１投
目の金型を所定のステージに位置させ、この後、各金型
を所定の原位置に位置させるものである。

〔作　用〕

本発明の射出成形装置への金型段取方法では、最初に搬
入される第１投目の金型が、第４ステージに搬入され、
次の第２投目の金型が第３ステージに搬入される。

そして、第３ステージに搬入された第２投目の金型と第
４ステージに搬入された第１投目の金型の射出成形順位
が識別され、第３投目の金型を第１ステージに搬入した
時に、射出成形順位になるように第１投目の金型が所定
のステージに位置され、この後、各金型が所定の原位置
に位置される。

［実施例］ 以下、本発明方法の詳細を図面を用いてその実施例につ
いて説明する。

第１図および第２図は、本発明の射出成形装置への金型
段取方法の一実施例が適用される射出成形装置を示すも
ので、この射出成形装置は、本出願人が先に出願した特
願平２−５４６０６号に記載される射出成形装置とほぼ
同様に構成されている。

すなわち、これ等の図において符号１１．１２は、金型
１３を型締めし、所定の樹脂材料を射出する射出ステー
ションを示している。

また、符号１５は、樹脂材料が射出された金型１３を型
開きして成形品を取り出す型開きステーションを示して
いる。

さらに、符号１７は、金型１３の搬送のみを行ない、金
型１３内に射出された樹脂材料の冷却時間の確保に使用
されるアイドルステーションを示している。

そして、これ等の各ステーション１１，１２゜１７．１
５間には、第１図に示すように、金型１３を、金型単独
で搬送するエンドレスな金型搬送路１９が形成されてい
る。

この金型搬送路１９は、図示しないフリーフローコンベ
アとロッドレスシリンダとブツシャとを組み合わせて構
成されており、金型１３は図の矢符方向に周回移動され
る。

射出ステーション１１．１２には、金型１３を型締めし
、所定の樹脂材料を射出する射出装置２１が配置されて
いる。

そして、射出ステーション１１および型開きステーショ
ン１５の側方となる位置には、使用する金型１３の段取
りを行なうための段取りステーション２３が配置されて
いる。

そして、この段取りステーション２３には、射出ステー
ション１１に搬入される金型１３を、予め予熱するため
の予熱装置２５が配置されている。

以上のように構成された射出成形装置に対して本発明の
射出成形装置への金型段取方法の一実施例が、以下述べ
るようにして適用される。

すなわち、本発明方法では、第１図に示すように、射出
ステーション１１．１２が、第１ステージ、第２ステー
ジとされ、また、アイドルステーション１７が第３ステ
ージ、型開きステーション１５が第４ステージとされる
。

そして、第１ステージから第４ステージまで金型１３が
順次移動され、射出および型開きが行なわれ、型開き後
の金型１３が第１ステージに循環される。

図において、符号Ａ、Ｂ、Ｃは、段取りステーション２
３にランダムに配置される金型１３を示しており、これ
等の金型Ａ、Ｂ、Ｃは、この実施例では、金型Ａが金型
Ａの原位置である第４ステージに、金型Ｂが金型Ｂの原
位置である第３ステージに、金型Ｃが金型Ｃの原位置で
ある第２ステージに、射出成形順に段取りされる。

すなわち、この実施例では、第３図に示すように、金型
が段取りステーションに、Ａ、Ｂ、Ｃの順で配置されて
いる時には、金型Ａが第４ステージに、金型Ｂが第３ス
テージに、金型Ｃが第２ステージに、順次搬入され段取
りが終了する。

また、第４図に示すように、金型がＡ、Ｃ，Ｂの順で配
置されている時には、金型Ａが第４ステージに、金型Ｃ
が第３ステージに搬入され、この時には、第３ステージ
に搬入された金型Ｃが、第４ステージに搬入された金型
Ａの次の次に射出成形すべき金型であるため、第４ステ
ージの金型Ａが第２ステージに移動され、この後、最後
の金型Ｂが第１ステージに搬入され、この後、第５図に
示すように、各金型Ａ、Ｂ、Ｃが所定の原位置に位置さ
れる。

さらに、第６図に示すように、金型がＢ、Ａ。

Ｃの順で配置されている時には、金型Ｂが箪４ステージ
に、金型Ａが第３ステージに搬入され、この時には、第
３ステージに搬入された金型Ａが、第４ステージに搬入
された金型Ｂの次の次に射出成形すべき金型であるため
、第４ステージの金型Ｂが第２ステージに移動され、こ
の後、最後の金型Ｃが第１ステージに搬入され、この後
、第５図に示したように、各金型Ａ、Ｂ、Ｃが所定の原
位置に位置される。

また、第７図に示すように、金型が段取りステーション
に、Ｂ、Ｃ，Ａの順で配置されている時には、金型Ｂが
第４ステージに、金型Ｃが第３ステージに、順次搬入さ
れ、この時には、第３ステージに搬入された金型Ｃが、
第４ステージに搬入された金型Ｂの次に射出成形すべき
金型であるため、第４ステージの金型Ｂは移動されず、
この後、最後の金型Ａが第１ステージに搬入され、この
後、第５図に示したように、各金型Ａ、Ｂ、Ｃが所定の
原位置に位置される。

さらに、第８図に示すように、金型が段取りスチージョ
ンに、Ｃ，Ａ、Ｂの順で配置されている時には、金型Ｃ
が第４ステージに、金型Ａが第３ステージに、順次搬入
され、この時には、第３ステージに搬入された金型Ａが
、第４ステージに搬入された金型Ｃの次に射出成形すべ
き金型であるため、第４ステージの金型Ｃは移動されず
、この後、最後の金型Ｂが第１ステージに搬入され、こ
の後、第５図に示したように、各金型Ａ、Ｂ、Ｃが所定
の原位置に位置される。

さらに、第９図に示すように、金型がＣ，Ｂ。

Ａの順で配置されている時には、金型Ｃが第４ステージ
に、金型Ｂが第３ステージに搬入され、この時には、第
３ステージに搬入された金型Ｂが、第４ステージに搬入
された金型Ｃの次の次に射出成形すべき金型であるため
、第４ステージの金型Ｃが第２ステージに移動され、こ
の後、最後の金型Ａが第１ステージに搬入され、この後
、第５図に示したように、各金型Ａ、Ｂ、Ｃが所定の原
位置に位置される。

しかして、本発明の射出成形装置への金型段取方法では
、上述したように、最初に搬入される第１投目の金型１
３を、第４ステージに搬入するとともに、次に搬入され
る第２投目の金型１３を第３ステージに搬入し、この第
３ステージに搬入された第２投目の金型１３と第４ステ
ージに搬入された第１投目の金型１３の射出成形順位を
識別し、第３投目の金型１３を第１ステージに搬入した
時に、射出成形順位になるように第１投目の金型１３を
所定のステージに位置させ、この後、各金型１３を所定
の原位置に位置させるようにしたので、射出成形装置内
にランダムに搬入された金型１３を、射出成形装置内に
おいて射出成形順に、容易に段取りすることが可能とな
る。

そして、本発明の射出成形装置への金型段取方法では、
ランダムに配置された金型１３を、機械的に射出成形順
に、容易に配置することが可能となり、マイクロコンピ
ュータ−等からなる制御装置へのプログラムも非常に容
易となるため、段取り作業の自動化を容易に図ることが
可能となる。

すなわち、予め、第１ないし第４ステージに金型１３の
識別手段を設け、この識別手段と制御装置とを接続して
おき、例えば、第１０図に示すように、制御装置への金
型１３の投入の要求があった時に、射出成形装置に金型
１３を投入し、識別手段により金型１３を識別し、制御
装置に予め記憶された、上述した本発明方法の搬送パタ
ンに従って金型１３を搬送することにより、射出成形装
置内にランダムに搬入された金型１３を、射出成形装置
内において射出成形順に、容易に段取りすることが可能
となり、この場合には、段取り作業を迅速に行なうこと
が可能となり、また、段取りミスを無くすことが可能と
なる。

なお、以上述べた実施例では、射出ステーション１１を
第１ステージとした例について説明したが、本発明は、
かかる実施例に限定されるものではなく、他の適当なス
テーションを第１ステージとし、この第１ステージに金
型を供給するようにしても良いことは勿論である。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明の射出成形装置への金型段取
方法では、最初に搬入される第１投目の金型を、第４ス
テージに搬入するとともに、次に搬入される第２投目の
金型を第３ステージに搬入し、この第３ステージに搬入
された第２投目の金型と前記第４ステージに搬入された
第１投目の金型の射出成形順位を識別し、第３投目の金
型を第１ステージに搬入した時に、射出成形順位になる
ように前記第１投目の金型を所定のステージに位置させ
、この後、各金型を所定の原位置に位置させるようにし
たので、射出成形装置内にランダムに搬入された金型を
、射出成形装置内において射出成形順に、容易に段取り
することができるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の射出成形装置への金型段取方法の一実
施例が適用される射出成形装置を示す概略説明図である
。 第２図は第１図の射出成形装置を示す斜視図である。 第３図ないし第９図は金型の段取り方法を示す説明図で
ある。 第１０図は本発明の射出成形装置への金型段取方法によ
り段取りを自動化した時の制御装置のフローチャートで
ある。 〔主要な部分の符号の説明］ １１．１２・・・射出ステーション １３・・・金型 １５・・・型開きステーション １７・・・アイドルステーション １９・・・金型搬送路。 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第４ 図 第 図 第 図 第 図 第１０図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）第１ステージから第４ステージまで金型を順次移
   動させて、射出および型開きを行ない、型開き後の金型
   を第１ステージに循環する射出成形装置に、第１ステー
   ジから３個の金型をランダムに搬入し、これ等の金型を
   射出成形順に段取りする射出成形装置への金型段取方法
   において、最初に搬入される第１投目の金型を、第４ス
   テージに搬入するとともに、次に搬入される第２投目の
   金型を第３ステージに搬入し、この第３ステージに搬入
   された第２投目の金型と前記第４ステージに搬入された
   第１投目の金型の射出成形順位を識別し、第３投目の金
   型を第１ステージに搬入した時に、射出成形順位になる
   ように前記第１投目の金型を所定のステージに位置させ
   、この後、各金型を所定の原位置に位置させることを特
   徴とする射出成形装置への金型段取方法。